JPH112308A - 差動装置 - Google Patents

差動装置

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Publication number
JPH112308A
JPH112308A JP15175597A JP15175597A JPH112308A JP H112308 A JPH112308 A JP H112308A JP 15175597 A JP15175597 A JP 15175597A JP 15175597 A JP15175597 A JP 15175597A JP H112308 A JPH112308 A JP H112308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
case
ball
disk
disk plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP15175597A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Yamada
修司 山田
Yoshitaka Ito
嘉高 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP15175597A priority Critical patent/JPH112308A/ja
Publication of JPH112308A publication Critical patent/JPH112308A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/12Differential gearings without gears having orbital motion
    • F16H48/14Differential gearings without gears having orbital motion with cams
    • F16H48/147Differential gearings without gears having orbital motion with cams with driven cam followers or balls engaging two opposite cams

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特開平8−170705号公報で開示する差
動装置において、イニシャルトルクを容易に設定でき、
差動制限性能が低下したときでも容易にその性能を復帰
できる差動装置を得る。 【解決手段】 デフケースとケースカバー間の軸方向調
整手段として、例えば、デフケースとケースカバー同士
を嵌合および螺合させると共に廻り止めを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の左右または
前後駆動輪の回転差を許容する差動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の差動装置としては、出力
軸に連結された一対のベベル歯車の間にピニオン歯車を
介在させ、ピニオン歯車のシャフトに外側から回転力が
加わると、差動時にピニオン歯車を自転させて各出力軸
の回転差を許容するようにしたものが一般的であるが、
このような構造の差動装置よりも小型で、しかも特別な
機構を追加することなく差動制限機能を有するものが、
特開平8−170705号公報として提案されている。
【0003】図4は特開平8−170705号公報に開
示する差動装置の横断面図、図5は図4でのディスクプ
レートの正面図、図6は図5での溝の拡大図、図7は図
5での溝を平面状に展開した説明図である。図4の差動
装置は、デフケース1と、デフケース1の一端を閉塞す
るケースカバー2と、互いに同軸状に対向して配置され
た一対のディスクプレート3と、各ディスクプレート3
の間に配置されたボールホルダ4と、ボールホルダ4に
転動自在に保持された多数のボール5とを備えている。
デフケース1は一端を開口した筒形をなし、その中央に
は一方のディスクプレート3を支持する軸受け1aが設
けられている。デフケース1の周囲にはフランジ1bが
設けられ、フランジ1bにはボルト挿通用の多数の孔1
cが設けられている。また、デフケース1の内面にはボ
ールホルダ4を回転方向に固定するための溝(図示せ
ず)が設けられている。
【0004】ケースカバー2は円盤状に形成され、その
中央には他方のディスクプレート3を支持する軸受け2
aが設けられている。ケースカバー2の周囲にはフラン
ジ2bが形成され、フランジ2bにはボルト挿通用の多
数の孔2cが設けられている。即ち、ケースカバー2は
各フランジ1b、2bを締結するボルト(図示せず)に
よってデフケース1に組付けられている。
【0005】各ディスクプレート3の対向面には各ボー
ル5が転動自在に係合する溝3bが設けられ、各溝3b
は周方向に連続して形成され、各ディスクプレート3の
両端には、ドライブシャフト(図示せず)と連結するた
めの連結部3aが設けられている。
【0006】図5および図6において、溝3bは、ボー
ル5をディスクプレート3の径方向内側から外側に向か
って移動させる第1の案内区間3b−1と、ボール5を
ディスクプレート3の径方向外側から内側に向かって移
動させる第2の案内区間3b−2と、ボール5をディス
クプレート3の径方向所定範囲内の位置(この場合は径
方向一定位置)に保つ第3の案内区間3b−3とを周方
向に連続して有している。また、一方のディスクプレー
ト3では第1の案内区間3b−1内に第3の案内区間3
b−3が設けられ、他方のディスクプレートでは第2の
案内区間内に第3の案内区間が設けている。これによ
り、一対のディスクプレート3を向かい合わせると、一
方(内側または外側)の反転位置が互いに重なり合った
ときは、他方の反転位置が互いにずれるようになってい
る。また、溝3bはディスクプレート3の回転角が90
゜でボール5を径方向に一往復させるように形成されて
おり、これを直線状に展開すると図7のようになる。溝
3bは径方向の反転位置と、第3の案内区間3b−3で
はボール5と溝3bとの間で力を伝達しないが、力を伝
達している区間ではボール5に対する接触角の大きさを
等しくして、発生するスラスト力を一定にしようとして
いる。即ち、図7において、a≦a′、b≧b′、c≦
c、,d=d′の条件を満たし、任意のボール5が力の
伝達されない位置にあるときは他の何れかのボール5が
力の伝達される位置にあるように溝3bの全体を形成し
て、ディスクプレート3が如何なる回転角であっても常
に一定のスラスト力を発生させようとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この特開平8−170
705号公報で開示する差動装置は、ボールと溝との係
合により各ディスクプレートの差動を達成するととも
に、その構成における機械的な特性を利用して差動制限
効果を得ることができるため、部品点数が少なく容易に
組立てることができるという利点がある。
【0008】差動制限装置がない自動車は、ブレーキを
かけて急旋回した場合に前後輪が半径の異なる円を描
き、動く距離が違うため、そこで生じる回転差を許容で
きなくなる。しかし、特開平8−170705号公報で
開示する差動装置を前後軸間に配置すれば、左右駆動軸
への配置と同じように差動制限を得ることができる。
【0009】差動制限装置は、駆動トルクや差動回転数
と無関係な差動制限トルク、即ちイニシャルトルクを設
定する必要がある。また差動制限装置は、長期間の使用
に伴なうディスクプレート、ボール、またはスラストワ
ッシャなどの摩耗やへたりにより、差動制限性能が低下
するおそれがあり、差動制限効果を復帰できるようにす
る必要がある。
【0010】本発明の課題は、特開平8−170705
号公報で開示する差動装置において、イニシャルトルク
を容易に設定でき、差動制限性能が低下したときでも容
易にその性能を復帰できる差動装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、イニシャ
ルトルクを容易に設定でき、更に差動制限性能が低下し
たときでも容易に復帰できる差動装置について鋭意研究
した。そして、特開平8−170705号公報で開示す
る差動装置において、各ディスクプレート、複数のボー
ル、ボールホルダ、またはスラストワッシャなどを、デ
フケースとケースカバー内に組み立てるのに、デフケー
スとケースカバー間に軸方向調整手段を設けることで達
成できるとの知見を得、本発明に想到した。
【0012】即ち、本発明の差動装置は、軸方向一端側
を開口したデフケースと、デフケースの一端側開口部を
閉塞するケースカバーとを備え、前記デフケース内に、
互いに軸方向に対向して同軸状に配置された一対のディ
スクプレートと、各ディスクプレートの軸方向の対向面
間に配置された複数のボールと、各ボールを各ディスク
プレートの間に保持するボールホルダとを備え、前記ボ
ールホルダにはディスクプレートの径方向に延びる複数
の長孔をディスクプレートの軸方向に貫通して設けて各
長孔に各ボールを移動自在に収容し、各ディスクプレー
トの軸方向の対向面には各ボールに係合する溝をディス
クプレートの周方向に連続して設け、各溝を各ディスク
プレートに回転差が生ずると各ボールが前記長孔に沿っ
て往復移動するように形成すると共に、前記デフケース
とケースカバー間の軸方向調整手段を設けたことを特徴
とする。
【0014】そして、前記調整手段は、デフケースとケ
ースカバー同士を嵌合および/または螺合させると共に
廻り止めを設けていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は、この発明の実施の形態の差動
装置の断面図である。図1の差動装置で、前述した図4
乃至図7の差動装置と同じ機能を有する部品は同符号で
示す。図1の差動装置は、特にデフケース1とケースカ
バー2間の軸方向の調整を可能とした手段を有してお
り、デフケース内径1dとケースカバー外径2dを嵌
合、デフケース1のネジ1eとケースカバー2のネジ2
eを螺合させている。更に、デフケース1とケースカバ
ー2の軸方向を調整した後、デフケース1に12等配し
た長孔1fからケースカバー2に設けたネジ孔2fにネ
ジ7を植設して廻り止めをしている。 (実施の形態2)図2は、この発明の別の実施の形態の
差動装置の断面図である。図2の差動装置で、前述した
図3乃至図6の差動装置と同じ機能を有する部品は同符
号で示す。図2の差動装置は、特にデフケース1とケー
スカバー2間の軸方向の調整を可能とした手段を有して
おり、デフケース内径1dとケースカバー外径2dを嵌
合させると共にナット6を締め付けてデフケース1とケ
ースカバー2の軸方向を調整した後、デフケース1に1
2等配に植設したネジ7をナット6の溝6bに突出させ
廻り止めをしている。
【0017】図3は、図2の差動装置をセンターデフと
して配置した状態を示す要部断面図である。図3で、エ
ンジン(図示せず)からの駆動力(線図で示す)が変速
装置を経てデフケース1に伝達され、デフケース1全体
が軸心回りに回転するようになっている。そして、デフ
ケース1が回転すると、デフケース1と一体にボールホ
ルダ4が回転し、この回転力は各ボール5を介して各デ
ィスクプレート3の溝3bに伝達されるとともに、ディ
スクプレート3に連結された前車軸へ伝達するドライブ
シャフト11、および後車軸へ伝達するドライブシャフ
ト12に伝達される。
【0018】ここで、前後輪に回転差が発生した場合で
も、回転の速い側から遅い側にトルクが伝達される。ま
た、発進時などに重心が後方に移動して、前輪が空転ぎ
みになっても、接地している後輪にトルクが伝達され
る。このような前後輪どちらかが空転しそうな状況で
は、差動装置が直結状態となり、前後軸に設定したトル
クが配分されるので走行不能とはならず安定して走行す
ることができる。
【0019】イニシャルトルクを変更するには、止めネ
ジ7を緩めてナット6を微少量と緩めたり締め付けたり
して、デフケース1とケースカバー2間の軸方向を調整
した後、再度止めネジ7を締め付けることで達成でき
る。更に、デフケース1とケースカバー2の外部から調
整する構造にすることもできるので、車軸に組み立て後
に差動制限効果の設定や変更が可能である。また、長期
間の使用に伴なってディスクプレート、ボール、または
スラストワッシャなどの摩耗やへたりによって、差動制
限性能が低下しても、容易にその性能を復帰させること
ができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の差動装置
は、特開平8−170705号公報で開示する差動装置
において、デフケースとケースカバー間の軸方向調整手
段として、デフケースとケースカバー同士を嵌合させる
と共にナットで締め付け、更に廻り止め用の止めネジを
設けているので、以下の優れた効果を奏する。 (1)駆動トルクや差動回転数と無関係な差動制限トル
ク、即ちイニシャルトルクを容易に設定できる。 (2)長期間の使用に伴う部品の摩耗やへたりによる差
動制限性能の低下を容易に復帰できる。 (3)搭載した後に差動制限効果の設定や変更が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の差動装置の断面図である。
【図2】別の実施の形態の差動装置の断面図である。
【図3】図2の差動装置をセンターデフとして配置した
状態を示す要部断面図である。
【図4】特開平8−170705号公報に開示する差動
装置の横断面図である。
【図5】図4でのディスクプレートの正面図である。
【図6】図5での溝の拡大図である。
【図7】図5での溝を平面状に展開した説明図である。
【符号の説明】
1:デフケース、2:ケースカバー、3:ディスクプレ
ート、3b:溝、3b−1:第1の案内区間、3b−
2:第2の案内区間、3b−3:第3の案内区間、4:
ボールホルダ、4c:長孔、5:ボール、6:ナット、
7:止めネジ、11:ドライブシャフト、12:ドライ
ブシャフト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向一端側を開口したデフケースと、
    デフケースの一端側開口部を閉塞するケースカバーとを
    備え、前記デフケース内に、互いに軸方向に対向して同
    軸状に配置された一対のディスクプレートと、各ディス
    クプレートの軸方向の対向面間に配置された複数のボー
    ルと、各ボールを各ディスクプレートの間に保持するボ
    ールホルダとを備え、前記ボールホルダにはディスクプ
    レートの径方向に延びる複数の長孔をディスクプレート
    の軸方向に貫通して設けて各長孔に各ボールを移動自在
    に収容し、各ディスクプレートの軸方向の対向面には各
    ボールに係合する溝をディスクプレートの周方向に連続
    して設け、各溝を各ディスクプレートに回転差が生ずる
    と各ボールが前記長孔に沿って往復移動するように形成
    すると共に、前記デフケースとケースカバー間の軸方向
    調整手段を設けたことを特徴とする差動装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、デフケースとケースカ
    バー同士を嵌合および/または螺合させると共に廻り止
    めを設けていることを特徴とする請求項1に記載の差動
    装置。
JP15175597A 1997-06-10 1997-06-10 差動装置 Pending JPH112308A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15175597A JPH112308A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 差動装置

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JP15175597A JPH112308A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 差動装置

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JPH112308A true JPH112308A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15525594

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JP15175597A Pending JPH112308A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 差動装置

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JP (1) JPH112308A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4676523A (en) * 1985-09-26 1987-06-30 Rogers Ralph R Suspension system for a trailer or the like
CN103016664A (zh) * 2011-09-20 2013-04-03 谢夫勒科技两合公司 轴向调整单元

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4676523A (en) * 1985-09-26 1987-06-30 Rogers Ralph R Suspension system for a trailer or the like
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