JPH11230569A - 天井埋込形空気調和装置 - Google Patents

天井埋込形空気調和装置

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JPH11230569A
JPH11230569A JP10029769A JP2976998A JPH11230569A JP H11230569 A JPH11230569 A JP H11230569A JP 10029769 A JP10029769 A JP 10029769A JP 2976998 A JP2976998 A JP 2976998A JP H11230569 A JPH11230569 A JP H11230569A
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casing
blower
side plate
ceiling
opening
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JP10029769A
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English (en)
Inventor
Noriaki Hayashida
徳明 林田
Munehiro Yamanaka
宗弘 山中
Hidetoyo Ueda
英豊 植田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気吸込口をケーシングの背面又は底面のい
ずれに形成した場合にもサービス性を良好にできる天井
埋込形空気調和装置を提供すること。 【解決手段】 天井内に埋設される箱状のケーシング
と、このケーシング内に収容された送風機及び利用側熱
交換器と、ケーシングに付設された電気品箱7とを備え
た天井埋込形空気調和装置において、ケーシング側板1
1に送風機の軸方向の端部に臨む開口部31を形成する
とともに、電気品箱7を、電気品8、9を装着する基台
部71及びこの基台部71の電気品装着面を覆う蓋部7
2から構成し、ケーシング側板11の開口部31を基台
部71により開閉可能に閉塞した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井内に埋設され
る天井埋込形空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の天井埋込形空気調和装置
の斜視図であり、図中、90は箱状のケ−シング、91
は天井パネル(不図示)に形成された空気吸込用の開口
部とケーシング90底面の空気吸込口とを接続するため
の蛇腹状の吸込ダクト、92はケーシング90前面の空
気吹出口に取り付けられた吹出ダクト(不図示)接続用
のフランジ板である。
【0003】図10は、図9の天井埋込形空気調和装置
の分解斜視図であり、前記吸込ダクト91は図示を省略
している。図中、51、52はケーシング90を構成す
る一対のケーシング側板、53は前記ケーシング側板5
1、52間に架け渡して設けられた板状の送風機台、9
3はケーシング背板、94は空気吸込口、95は空気吹
出口、96は送風機台53のケーシング背板93側の面
に取り付けられた送風機、97は空気吹出口95近傍に
設けられた利用側熱交換器、98は利用側熱交換器97
の下方に設けられたドレンパン、99は送風機台53よ
りも前方のケーシング90底面を閉塞するケーシング底
板、100は空気吸込口94に設けられるフィルタ板、
54は一方のケーシング側板51の送風機96近傍の内
面に設けられ、制御基板や電源端子台等の電気品を収容
する電気品箱である。
【0004】なお、図9及び図10では空気吸込口94
をケーシング90底面に形成したが、空気吸込口94を
ケーシング底板99とは別のケーシング底板(不図示)
で閉塞するとともに、ケーシング背板93を取り外すこ
とによりケーシング90背面に空気吸込口を形成するこ
ともでき、このように空気吸込口の位置を設置状況等に
応じてケーシング90の底面又は背面のいずれかに変更
可能となっている。
【0005】図11はケーシング側板51のケーシング
背板93寄りの端部を示しており、101、102、1
03、104はそれぞれ、ケーシング側板51を内向き
に切り起こして形成された送風機台支持部であって、図
示を省略するが他方のケーシング側板52にも同様の送
風機台支持部が形成されており、これらの送風機台支持
部を用いて送風機台53の両端部がケーシング側板5
1、52に支持固定されている。また、ケーシング側板
51の上部には、内向きに切り起こされ、その切り起こ
された部分の先端が斜め下向きになった切り起こし部1
05が形成され、ケーシング側板51の下部には横長の
角孔106が形成されている。
【0006】また、図12〜図16に示すように、電気
品箱54は箱本体57及び蓋体58から構成され、箱本
体57の内部に制御基板55や電源端子台56等の電気
品が装着されている。59は箱本体57の下端に設けら
れた係止部、60は係止部59の一部を下向きに折り曲
げて形成された垂下片、61は蓋体58の下端に設けら
れた垂下片、62は箱本体57の上面の前端から斜め下
向きに延設された舌片、63は箱本体57の背面の上端
近傍部を外向きに切り起こして形成された上向きの係止
片である。
【0007】この電気品箱54は、前記切り起こし部1
05及び角孔106を用いて、ケーシング側板51の内
面又は外面に選択的に取り付け可能に構成されている。
すなわち、前記のように空気吸込口94をケーシング9
0底面に形成した場合には、電気品箱54がケーシング
側板51の内面に取り付けられる。この場合は、図13
及び図14に示すように係止片63が切り起こし部10
5ヘ内側から上向きに差し込まれ、係止部59が角孔1
06に係止された状態で、垂下片60がネジ止めされ
る。これにより、電気品箱54がケーシング側板51に
固定される。
【0008】他方、前記のように空気吸込口をケーシン
グ90背面に形成した場合には、電気品箱54がケーシ
ング側板51の外面に取り付けられる。この場合は、図
15及び図16のように、係止部62が切り起こし部1
05に外側から下向きに差し込まれ、垂下片61がネジ
止めされる。
【0009】なお、送風機96を構成する電動機、羽根
車、ファンケーシング等を装着した送風機台53は、前
記のようにケーシング側板51、52に設けられた送風
機支持部101、102、103、104に沿う形で固
定され、空気吸込口94がケーシング90底面に設けら
れている場合には下方向にスライドさせることもでき、
その状態で空気吸込口94からケーシング90内部の送
風機96及び電気品箱54を点検できるようになってい
る。他方、空気吸込口がケーシング90背面に設けられ
ている場合には、ケーシング90設置箇所近傍の天井パ
ネル(不図示)に形成された点検用開口等から、ケーシ
ング90外側の電気品箱54を点検するようになってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
天井埋込形空気調和装置では、空気吸込口をケーシング
90背面に設けた場合、電気品箱54がケーシング側板
51外面に、蓋体58をケーシング側板51にネジ固定
して装着されるため、電気品箱54に収容された制御基
板55、電源端子台56等の電気品を点検する際には一
旦電気品箱54の全体をケーシング側板51から取り外
す必要があり、必ずしもサービス性が良いとは言えなか
った。また、この場合、ケーシング90底面の空気吸込
口94はケーシング底板で閉塞されているため、送風機
96の点検ができないという不具合を生じていた。
【0011】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであって、空気吸込口をケーシングの背
面又は底面のいずれに形成した場合にもサービス性を良
好にできる天井埋込形空気調和装置の提供を目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、空気吸込口及び空気吹出口を有し天井内
に埋設される箱状のケーシングと、このケーシング内に
収容された送風機及び利用側熱交換器と、ケーシングに
付設され制御基板や電源端子台等の電気品を収容する電
気品箱とを備え、送風機は、ケーシングの互いに対向す
る一対のケーシング側板間に架け渡して設けられた送風
機台に、軸方向をケーシング側板と直交させて取り付け
られており、この送風機により空気吸込口から吸い込ん
だ室内空気を利用側熱交換器により冷却又は加熱したの
ち空気吹出口から吹き出すように構成された天井埋込形
空気調和装置において、ケーシング側板の少なくとも一
方に送風機の軸方向の端部に臨む開口部を形成するとと
もに、電気品箱を、電気品を装着する基台部及びこの基
台部の電気品装着面を覆う蓋部から構成し、ケーシング
側板の開口部を電気品箱の基台部により開閉可能に閉塞
したものである。
【0013】また、前記構成において、ケーシング側板
の開口部を、送風機をその軸方向に抜き出し可能な大き
さ及び形状に形成したものである。
【0014】また、前記構成において、電気品箱基台部
の電気品装着面と反対側の面にケーシング側板の開口部
と嵌合する突出部を形成したものである。
【0015】また、前記構成において、送風機台に、ケ
ーシング側板と直交方向に摺動可能な電動機台を設け、
送風機の電動機を電動機台を介して送風機台に取り付け
たものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】発明の実施の形態1.図1は本発明の実施
の形態1に係る天井埋込形空気調和装置の全体構成を示
す分解斜視図、図2は送風機台、電動機台及び送風機を
示す分解斜視図、図3は送風機台及び電動機台の縦断面
図、図4は電気品箱をケーシング側板外面に装着した状
態の透視斜視図、図5は電気品箱をケーシング側板内面
に装着した状態の透視斜視図である。
【0018】図1において、10は箱状に形成された天
井埋込形空気調和装置のケーシング、11、12は互い
に対向する一対のケーシング側板、13はケーシング天
板、14、15はケーシング底板、1はケーシング10
の背面に形成された空気吸込口、6はケーシング10の
前面に形成された空気吹出口である。また、2は送風
機、4は送風機2を装着・支持する板状の送風機台、5
は空気吹出口6の近傍に設けられた利用側熱交換器、7
はケーシング側板11の空気吸込口1寄りの外面に付設
され制御基板や電源端子台等の電気品を収容する電気品
箱、16は利用側熱交換器5の下方に設けられたドレン
パンである。送風機台4は前記従来技術に示したものと
同様に一対のケーシング側板11、12間に架け渡して
設けられており、この送風機台4を境として、空気吸込
口1側のケーシング10底面がケーシング底板14で閉
塞され、空気吹出口6側のケーシング10底面がケーシ
ング底板15で閉塞されている。
【0019】なお、空気吸込口1は周囲をケーシング側
板11、12、ケーシング天板13、及びケーシング底
板14で囲まれて構成され、他方、空気吹出口6は周囲
をケーシング側板11、12、ケーシング天板13、及
びケーシング底板15で囲まれて構成されている。ま
た、送風機台4により、ケーシング10の内部空間が空
気吸込口1側の空間と空気吹出口6側の空間とに仕切ら
れている。
【0020】図2に示すように、送風機2は両軸形の電
動機21と、この電動機21の軸の両端側にそれぞれ固
着される羽根車22と、この羽根車22をそれぞれ収容
するファンケーシング23とを備えて構成されている。
ファンケーシング23には空気吸引口24と空気吐出口
25とが形成され、空気吸引口24にはベルマウス26
が取り付けられている。
【0021】電動機21は、平面視略コ字状の電動機台
41に取り付けられ、電動機台41は送風機台4に取り
付けられている。より詳しく説明すると、図2及び図3
に示すように、電動機台41の基板部の上下にそれぞれ
つば部42が形成されるとともに、送風機台4の空気吸
込口1側の面に、送風機台4の長手方向に延びる断面略
Z字形状の上下一対のレール43が設けられている。そ
して、電動機台41は、レール43と送風機台4との隙
間につば部42を挿入することにより、レール43に沿
う方向(すなわちケーシング側板11、12と直交方
向)に摺動可能に支持されている。また、送風機台4に
は一対の通孔44が形成されており、前記各ファンケー
シング23はその空気吐出口25を通孔44に臨ませた
状態で、ネジ等(不図示)により送風機台4に固定され
ている。また、図4に示すように、一方のケーシング側
板11の空気吸込口1側の端部近傍には、送風機2の軸
方向の一端部に臨む略矩形状の開口部31が形成される
とともに、電気品箱7は、電動機21の運転等を制御す
る制御基板8や電源端子台9等の電気品を装着した、前
記開口部31よりも若干大きい寸法の略矩形板状の基台
部71と、片面が開口した浅い箱状の蓋部72とから構
成されている。そして、ネジ等(不図示)により、基台
部71がケーシング側板11の外面に開口部31を閉塞
するように取り付けられたのち、この基台部71の電気
品装着面を覆うように蓋部72が取り付けられている。
【0022】なお、この天井埋込形空気調和装置には、
前記利用側熱交換器5とともに冷媒回路を構成する圧縮
機、減圧装置、熱源側熱交換機等も設けられているが、
これらについては図示及び説明を省略する。
【0023】この天井埋込形空気調和装置は、前記ケー
シング10を天井内に埋設するとともに、空気吸込口1
及び空気吹出口6と室内空間とをそれぞれダクト(不図
示)を介して接続した状態に設置される。そして、使用
時には、送風機2により空気吸込口1からケーシング1
0内に吸い込んだ室内空気を利用側熱交換器5により冷
却又は加熱したのち、空気吹出口6を通じて室内に吹き
出すことにより、室内を冷房又は暖房する。
【0024】以上のように構成された天井埋込形空気調
和装置では、電気品箱7に収容された制御基板8、電源
端子台9等の電気品を点検する際には、作業者はケーシ
ング10設置箇所近傍の天井パネル(不図示)に形成さ
れた点検用開口等から手や頭を入れ、電気品箱7の蓋部
72を取り外すだけで点検を行えるので、電気品箱54
の全体をケーシング側板51から取り外していた従来よ
りもサービス性が良好となる。
【0025】また、送風機2の点検は、電気品箱7の蓋
部72と基台部71とを取り外したのちに、ケーシング
側板11の開口部31から行うことができるので、従来
の天井埋込形空気調和装置が室内空気を背面から吸い込
む形態で使用される場合に困難であった送風機2の点検
が容易に行える。さらに、ファンケーシング23を送風
機台4に固定しているネジ等を外せば、電動機21及び
羽根車22をファンケーシング23ごと開口部31の近
くまで引き寄せることができて、送風機2の点検がより
一層容易となる。
【0026】また、図1では空気吸込口1をケーシング
10の背面に設けたが、この天井埋込形空気調和装置
は、空気吸込口1寄りのケーシング底板14を取り外す
とともに、空気吸込口1をケーシング背板(不図示)で
閉塞すれば、ケーシング10底面に空気吸込口が形成さ
れた形態で使用することもできる。そして、この場合、
図5に示したように前記電気品箱7をケーシング側板1
1の内面に取り付けるようにすれば、空気吸込口から手
を入れて電気品箱7の蓋部72を取り外すだけで電気品
の点検を行え、送風機2の点検も空気吸込口から容易に
行える。したがって、この天井埋込形空気調和装置は、
空気吸込口をケーシング10の背面又は底面のいずれに
形成した場合にもサービス性が良好であると言える。
【0027】なお、以上では空気吸込口をケーシングの
底面又は背面に選択的に形成可能となった天井埋込形空
気調和装置を示したが、空気吸込口がケーシング背面に
固定的に形成された天井埋込形空気調和装置、及び空気
吸込口がケーシング底面に固定的に形成された天井埋込
形空気調和装置にも本発明は適用可能である。
【0028】発明の実施の形態2.図6は本発明の実施
の形態2に係るケーシング側板の概略斜視図である。こ
の実施形態では、ケーシング側板11の開口部31aが
ファンケーシング23を送風機2の軸方向に挿通して抜
き出し可能な大きさ及び形状に形成されており、当然な
がら開口部31aの開口面積は、ファンケーシング23
の空気吸引口24が形成されている端面の総面積よりも
大きくなっている。この開口部31a以外の構成は前記
実施の形態1と同様であり、開口部31aがケーシング
側板11の外面又は内面に取り付けられた電気品箱7の
基台部72で開閉可能に閉塞されていることも同様であ
る。なお、この送風機2の構成部材で軸と直交方向の断
面が最も大きいのはファンケーシング23であり、開口
部31aがこのファンケーシング23を抜き出せるとい
うことは、それ以外の電動機21や羽根車22等の全て
の構成部材すなわち送風機2の全体を軸方向に抜き出せ
ることを意味する。
【0029】以上のように構成されているので、送風機
2の点検の際には、電気品箱7の蓋部72と基台部71
とを取り外したのちに、開口部31aから、先ず一方の
ベルマウス26と羽根車22とを取り出し、一方のファ
ンケーシング23を取り出し、次いで電動機21を電動
機台41ごと開口部31a側にスライドさせて取り出
し、さらに他方のベルマウス26と羽根車22とを取り
出し、最後に他方のファンケーシング23を取り出すこ
とができ、このように送風機2の全ての構成部材を開口
部31aに近いものから順次取り出すことにより、送風
機2の点検をより一層容易に行える。また、送風機2の
部品交換も開口部31aから行える。
【0030】なお、図6では開口部31aをファンケー
シング23に対してかなり大きく記載したが、ケーシン
グ側板11の強度を確保するためには開口部31aをで
きるだけ小さく、すなわちファンケーシング23を辛う
じて抜き出し可能な程度の大きさとするのが好ましい。
ただし、その場合は、電動機21への電気配線(不図
示)が通過可能な隙間がファンケーシング23外周面と
開口部31a内周面との間に生じるような形状とするの
が望ましい。
【0031】また、この実施形態では電動機21が摺動
可能な電動機台41を介して電動機台41に取り付けら
れた場合を示したが、電動機21が電動機台41に摺動
不能に取り付けられている場合であっても、送風機2の
構成部材を開口部31aから取り出すことにより送風機
2の点検が容易に行えるという効果は奏される。
【0032】発明の実施の形態3.図7は本発明の実施
の形態3に係るケーシング側板の概略斜視図、図8は電
気品箱基台部の突出部とケーシング側板の開口部との嵌
合状態を示す縦断面図である。この実施形態では、電気
品箱7の基台部71を電気品装着面からその反対側の面
に向かって打ち出し加工(エンボス加工)することによ
り、ケーシング側板11の開口部31bと嵌合する形状
の突出部73が基台部71に形成されている。また、ケ
−シング側板11は、外面側から内面側に向かってバー
リング加工することにより開口部31bの周囲に筒状部
32が形成されている。なお、その他の構成は電気品箱
7の蓋部72も含めて前記実施の形態1と同様である。
【0033】以上のように構成されているので、基台部
71がケーシング側板11の外面側から開口部31bを
閉塞している状態では、突出部73の外周面が筒状部3
2の内周面と係合するために、開口部31bの形成によ
り剛性を弱められたケーシング側板11の強度を高める
ことができ、特に送風機2を抜き出すために開口部31
bの開口面積を大きくした場合には有用である。また、
気密性が向上するため風洩れ等の障害がなくなるという
効果も奏される。
【0034】また、基台部71の突出部73と反対側に
形成された凹入部74(図8参照)内に電気品を装着す
ることにより、電気品箱7のケーシング側板11外面か
らの突出量を小さくして、省スペース化が図れるという
効果も奏される。
【0035】なお、ケーシング側板11のバーリング加
工は省略しても構わない。また、前記では突出部73を
有する基台部71をケーシング側板11の外面に取り付
けたが、ケーシング側板11の内面に取り付ける構成と
してもよい。さらに、開口部及び突出部を1本の線対称
軸を境として左右対称となる形状として、基台部すなわ
ち電気品箱をケーシング側板11の外面にも内面にも取
り付け可能な構成としてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケーシング側板の少なくとも一方に送風機の軸方向の端
部に臨む開口部を形成するとともに、電気品箱を、電気
品を装着する基台部及びこの基台部の電気品装着面を覆
う蓋部から構成し、ケーシング側板の開口部を電気品箱
の基台部により開閉可能に閉塞したので、電気品箱をケ
ーシング側板外面に装着した場合にもケーシング側板内
面に装着した場合にも、蓋部を外すだけで電気品箱に収
容された制御基板、電源端子台等の電気品の点検を容易
に行うことができ、かつ、送風機の点検は、空気吸込口
をケーシング底面に形成した場合には空気吸込口から行
えるのはもちろんのこと、空気吸込口をケーシング背面
に形成した場合にもケーシング側板の開口部から行える
ことになって、このように空気吸込口をケーシングの背
面又は底面のいずれに形成した場合にもサービス性が良
好な天井埋込形空気調和装置が得られる。
【0037】また、ケーシング側板の開口部を、送風機
をその軸方向に抜き出し可能な大きさ及び形状に形成し
たので、開口部から送風機を抜き出して点検することも
できて、サービス性がより良好となる。
【0038】また、電気品箱基台部の電気品装着面と反
対側の面にケーシング側板の開口部と嵌合する突出部を
形成したので、基台部がケーシング側板の開口部を閉塞
している状態では、突出部の外周面が開口部の内周面と
係合するために、開口部の形成により剛性を弱められた
ケーシング側板の強度を高めることができ、また、気密
性が向上するため開口部からの風洩れ等の障害がなくな
るという効果も奏される。
【0039】また、送風機台に、ケーシング側板と直交
方向に摺動可能な電動機台を設け、送風機の電動機を電
動機台を介して送風機台に取り付けたので、電動機をケ
ーシング側板の開口部に引き寄せて点検することがで
き、さらに、開口部から送風機を抜き出す構成とした場
合には、電動機を電動機台ごとスライドさせて抜き出す
ことができて、サービス性がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る天井埋込形空気
調和装置の全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】 送風機台、電動機台及び送風機を示す分解斜
視図である。
【図3】 送風機台及び電動機台の縦断面図である。
【図4】 電気品箱をケーシング側板外面に装着した状
態の透視斜視図である。
【図5】 電気品箱をケーシング側板内面に装着した状
態の透視斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係るケーシング側板
の概略斜視図である。
【図7】 本発明の実施の形態3に係るケーシング側板
の概略斜視図である。
【図8】 電気品箱基台部の突出部とケーシング側板の
開口部との嵌合状態を示す縦断面図である。
【図9】 従来の天井埋込形空気調和装置の斜視図であ
る。
【図10】 従来の天井埋込形空気調和装置の分解斜視
図である。
【図11】 従来のケーシング側板の一部分を示す図で
あって、(a)はその正面図、(b)はその背面図であ
る。
【図12】 従来の電気品箱の分解斜視図である。
【図13】 従来の電気品箱をケーシング側板の内面に
装着した状態説明図である。
【図14】 図13の装着状態を斜め下方から見上げて
示した斜視図である。
【図15】 従来の電気品箱をケーシング側板の外面に
装着した状態説明図である。
【図16】 図15の装着状態を斜め下方から見上げて
示した斜視図である。
【符号の説明】
1 空気吸込口、2 送風機、4 送風機台、5 利用
側熱交換器、6 空気吹出口、7 電気品箱、10 ケ
ーシング、11、12 ケーシング側板、21電動機、
31、31a、31b 開口部、41 電動機台、42
つば部、43 レール、71 基台部、72 蓋部、
73 突出部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吸込口及び空気吹出口を有し天井内
    に埋設される箱状のケーシングと、このケーシング内に
    収容された送風機及び利用側熱交換器と、前記ケーシン
    グに付設され制御基板や電源端子台等の電気品を収容す
    る電気品箱とを備え、前記送風機は、前記ケーシングの
    互いに対向する一対のケーシング側板間に架け渡して設
    けられた送風機台に、軸方向を前記ケーシング側板と直
    交させて取り付けられており、この送風機により前記空
    気吸込口から吸い込んだ室内空気を前記利用側熱交換器
    により冷却又は加熱したのち前記空気吹出口から吹き出
    すように構成された天井埋込形空気調和装置において、 前記ケーシング側板の少なくとも一方に前記送風機の軸
    方向の端部に臨む開口部を形成するとともに、前記電気
    品箱を、電気品を装着する基台部及びこの基台部の電気
    品装着面を覆う蓋部から構成し、前記ケーシング側板の
    開口部を前記電気品箱の基台部により開閉可能に閉塞し
    たことを特徴とする天井埋込形空気調和装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング側板の開口部を、送風機をそ
    の軸方向に抜き出し可能な大きさ及び形状に形成した請
    求項第1項に記載の天井埋込形空気調和装置。
  3. 【請求項3】 電気品箱基台部の電気品装着面と反対側
    の面にケーシング側板の開口部と嵌合する突出部を形成
    した請求項第1項又は第2項に記載の天井埋込形空気調
    和装置。
  4. 【請求項4】 送風機台に、ケーシング側板と直交方向
    に摺動可能な電動機台を設け、前記送風機の電動機を前
    記電動機台を介して前記送風機台に取り付けた請求項第
    1項乃至第3項のいずれかに記載の天井埋込形空気調和
    装置。
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