JPH11230401A - 比例電磁式方向流量制御弁及びその制御装置 - Google Patents

比例電磁式方向流量制御弁及びその制御装置

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JPH11230401A
JPH11230401A JP3738298A JP3738298A JPH11230401A JP H11230401 A JPH11230401 A JP H11230401A JP 3738298 A JP3738298 A JP 3738298A JP 3738298 A JP3738298 A JP 3738298A JP H11230401 A JPH11230401 A JP H11230401A
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JP
Japan
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main valve
flow control
valve spool
directional flow
electromagnetic directional
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JP3738298A
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Kazuyuki Kihara
和幸 木原
Takayoshi Kawakami
敬芳 川上
Hiroyuki Ishikawa
裕之 石川
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Original Assignee
Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動液中の異物の除去と大流量制御とを可能
にする。 【解決手段】 比例ソレノイド15のプッシュロッド1
5aに同動するフラッパ16と、主弁スプール13と一
体のノズル14とからなるノズル・フラッパ機構を介し
て主弁スプール13を駆動する制御弁のボディ11に、
フラッパ16の動きに追従して復帰方向(右方)へ復帰
する主弁スプール13を復帰途中で係止することにより
ノズル14とフラッパ16との間に大きなギャップΔZ
を形成するストッパ27と、主弁スプール13の移動位
置を検出する位置センサ28とを設けるとともに、主弁
スプール13を弁開放方向(左方)へ駆動する第1の受
圧面13aと復帰方向へ駆動する第2の受圧面13bと
の面積比を5:2以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、比例電磁アクチ
ュエータの出力部材と同動するフラッパと、主弁スプー
ルと一体のノズルとからなるノズル・フラッパ機構を有
する比例電磁式方向流量制御弁及びその制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の比例電磁式方向流量制御
弁としては、例えば図8に示すようなノズル・フラッパ
位置追従形方向流量制御弁が知られている。これは、主
弁1のボディ11の摺動孔12内を軸線方向に摺動する
主弁スプール13と一体のノズル14が、比例電磁アク
チュエータである比例ソレノイド15の出力部材として
のプッシュロッド15aに同動し、上記ノズル14とと
もにパイロット部を構成するフラッパ16に常時所定の
ギャップを保って変位するものであり、比例ソレノイド
15のプッシュロッド15aのストロークは主弁スプー
ル13のストロークと同一である。
【0003】主弁スプール13はスプリング17によ
り、フラッパ16はスプリング18によりそれぞれ図で
右方に付勢され、フラッパ16の位置決めはスプリング
18の付勢力と比例ソレノイド15の推力により決定さ
れる。主弁スプール13の第1,第2の受圧面13a,
13bの受圧面積はほぼ2:1であり、第2の受圧面1
3bにはパイロット減圧弁19を介してパイロット圧力
が直接加わり、第1の受圧面13aにはパイロット減圧
弁19及び絞り13cを経由してパイロット圧力が加わ
る。絞り13cを通過した流体はノズル14から噴出
し、ノズル・フラッパ室20,ドレンラインYを経由し
てタンクに戻る。
【0004】このとき、ノズル背圧はパイロット圧力の
ほぼ1/2となって主弁スプール13の位置決めが行わ
れ、その制御に用いられるコントローラ(図示しない)
は、スイッチの切換えによりオープンループ制御または
クローズドループ制御を行うことができる。図8中21
は比例ソレノイド15のアーマチュア15bの移動を手
動にて行う手動プッシュロッド、22は手動プッシュロ
ッド21の零調整ねじであり、位置センサ付き弁の場合
は、これらに代えて位置センサが比例ソレノイド15に
付属している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の比例電磁式方向流量制御弁にあっては、低域
までの制御性を良好にするため、入力が低い状態でノズ
ルとフラッパとの間を大きく開くことができなかった。
その結果、作動液中に比較的大きな異物が混入していて
もノズルとフラッパとの隙間から逃げ出すことができ
ず、繰り返し性能不良につながるおそれがあった。ま
た、スプール受圧面積比が2:1であるため、弁を開く
ときの駆動力に限界があり、大流量制御は流体力により
限界値が定められていた。
【0006】さらに、弁の制御装置にあっては、コント
ローラのオープンループ制御とクローズドループ制御と
を手動により切り換えるようになっていたので、操作性
に問題があった。この発明は上記の点に鑑みてなされた
ものであり、作動液中の異物による繰り返し性能劣化を
防止するとともに、大流量制御を可能とする比例電磁式
方向流量制御弁及びその制御装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、比例電磁アクチュエータの出力部材に同
動するフラッパと、主弁スプールと一体のノズルとから
構成されるノズル・フラッパ機構を介して上記出力部材
の動きを上記主弁スプールに伝える比例電磁式方向流量
制御弁において、上記フラッパの動きに追従して復帰方
向へ移動する上記主弁スプールを、その復帰途中で係止
するストッパと、上記主弁スプールの移動位置を検出す
る位置センサとを設けた比例電磁式方向流量制御弁を提
供するものである。
【0008】そして、上記の比例電磁式方向流量制御弁
において、上記主弁スプールを弁開放方向へ駆動する第
1の受圧面と弁閉止方向へ駆動する第2の受圧面との面
積比を5:2以上に設定するのが好ましい。
【0009】また、上記の比例電磁式方向流量制御弁の
制御装置であって、上記比例電磁式方向流量制御弁を制
御するアナログ入力のコントローラへの入力電圧が所定
値より小さいときはオープンループ制御に、上記所定値
より大きいときはクローズドループ制御に、自動的に切
り換えられるようにした比例電磁式方向流量制御弁の制
御装置も提供する。
【0010】さらに、上記の比例電磁式方向流量制御弁
の制御装置であって、上記比例電磁式方向流量制御弁を
制御する設定器付きのコントローラへの複数の切換信号
がすべて入力されていないときはオープンループ制御
に、切換信号が入力されているときはクローズドループ
制御に、自動的に切り換えられるようにすることも可能
である。
【0011】上記のような構成からなる比例電磁式方向
流量制御弁にあっては、その初期状態においてノズルと
フラッパとの間が大きく開くことにより、作動液中に万
一大きな異物が混入していても、流量制御時にノズル・
フラッパ間のギャップから流出させることができる。
【0012】そして、上記の比例電磁式方向流量制御弁
において、主弁スプールの第1,第2の受圧面の面積比
を従来の2:1より大きく5:2以上に設定すると、主
弁スプールの弁開放方向への駆動力を増加させて流体力
へ対抗することができ、小形の弁で大流量の制御が可能
になる。
【0013】また、上記の比例電磁式方向流量制御弁の
制御装置をアナログ入力のコントローラにより制御する
制御装置であって、上記コントローラへの入力電圧が所
定値より小さいときはオープンループ制御に、上記所定
値より大きいときはクローズドループ制御に、自動的に
切り換えられるようにすると、すべての制御領域で入力
と出力とをほぼ1:1にすることができ、入力に対する
制御流量特性上の不感帯をほぼなくすることができる。
【0014】さらに、上記の比例電磁式方向流量制御弁
の制御装置を設定器付きのコントローラにより制御する
制御装置であって、切換信号がすべて入力されていない
ときはオープンループ制御に、上記切換信号が入力され
ているときはクローズドループ制御に、自動的に切り換
えられるようにすると、切り換えを一層簡単で高精度に
行うことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態を示す側断面図であり、図8に対応する部分には
同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
【0016】この比例電磁式方向流量制御弁(以下「制
御弁」と略称する)100は、主弁1のボディ11の摺
動孔12の図1で左端部に設けたドレン連通油室23
を、ノズル・フラッパ室20とともにドレンラインYを
介してタンクに連通させ、上記ノズル・フラッパ室20
とドレン連通油室23の内側にそれぞれ第1,第2の油
室24,25を設けている。そして、第1の油室24に
パイロット減圧弁19及び絞り26を介してパイロット
圧力を導入するとともに、第2の油室25にパイロット
減圧弁19のみを介してパイロット圧力を導入し、主弁
スプール13の第1の受圧面13aの面積と第2の受圧
面13bの面積比を5:2以上と従来より大きく設定す
る。
【0017】また、摺動孔12の右端側にストッパ27
を設け、フラッパ16の右行に追従してノズル14と一
体の主弁スプール13が復帰するとき、主弁スプール1
3の第1の受圧面13aがストッパ27に当接してその
復帰が係止され、比例ソレノイド15の入力がない状態
では、図示のようにノズル14とフラッパ16との間に
初期ギャップΔZが形成されるようにストッパ27の位
置を設定する。なお、ボディ11に形成した環状溝12
p,12tは入口ポートP,Tを介して一次側入力が入
力され、環状溝12a,12bは出口ポートA,Bを介
して二次側出力が出力され、ボディ11の最左端側には
主弁スプール13の移動位置を検出する位置センサ28
が設けてある。
【0018】この制御弁100は上記のような構成から
なり、比例ソレノイド15への入力電流が零である図1
の状態では、フラッパ16はスプリング18の付勢力に
より右行端にある。また、第1の油室24内へ流入した
パイロット圧油は、ノズル14の透孔14aを通ってノ
ズル・フラッパ室20内へ流出し、ドレンラインYへ排
出されるので、第1の油室24内の油圧は、減圧弁19
を介してパイロット圧油が供給される第2の油室25内
の油圧よりはるかに低くなっている。
【0019】そのため、主弁スプール13は第2の油室
25へ供給されるパイロット油圧により右行し、第1の
受圧面13aがストッパ27に当接した位置で係止さ
れ、ノズル14とフラッパ16との間には従来より大き
な初期ギャップΔZが形成され、作動液中に混入した大
きな異物を流れ出させることが可能になる。
【0020】この状態から比例ソレノイド15に通電す
ると、プッシュロッド15aを介してフラッパ16が左
方に変位し、それに伴ってノズル14とのギャップが挾
まってノズル背圧が上昇し、主弁スプール13を左方へ
移行させる推力が発生する。このとき、主弁スプール1
3の受圧面積比を5:2とすれば、ノズル背圧がパイロ
ット圧力の40%になる位置まで主弁スプール13が左
行し、受圧面積比を3:1とすれば、ノズル背圧がパイ
ロット圧力の33%となる位置まで主弁スプール13が
左行する。
【0021】すなわち、例えば主弁スプール13の受圧
面積比を5:2とすることにより、受圧面積比が2:1
であった従来の制御弁に比して、ノズル背圧がパイロッ
ト圧力の50%とすれば、駆動力が25%増加して主弁
スプール13を左方へ駆動する力はより強力になり、流
体力に対抗した大流量制御が可能になるとともに、スト
ッパ27によるスプール13の係止と相俟ってコンタミ
ネーション効果も向上する。
【0022】次に図2は、上記の制御弁100の制御シ
ンボル図、図3は、その基本構成図である。図2におい
て、コントローラ3は、入力信号と位置センサ28から
の位置信号とを受けて比例ソレノイド15に出力電流I
を供給する。その出力電流Iの大きさに比例して図1に
示したスプール13が左行し、出口ポートA,Bから二
次側出力が出力されてアクチュエータとしてのシリンダ
4が駆動される。
【0023】また、図3において、コントローラ3(図
2)から制御電流Iが比例ソレノイド15に入力される
と、その電流Iに比例した推力が発生し、パイロット圧
力がノズル・フラッパ位置追従方式油圧増幅機構を構成
するパイロット部2に入力されると、流量制御部を構成
する主弁1の主弁スプール13が移動して入口ポート
P,Tから流入する圧油を出口ポートA,Bからアクチ
ュエータであるシリンダ4(図2)へ供給する。このと
き、主弁スプール13の移動位置は位置センサ28から
センサ回路を通ってコントローラ3にフィードバックさ
れる。
【0024】ところで、図1に示した制御弁100にお
いては、比例ソレノイド15への入力が大きいときは、
主弁スプール13はフラッパ16に追従して移動する
が、比例ソレノイド15への入力が小さいときは主弁ス
プール13はストッパ27に係止されてフラッパ16に
追従できなくなる。したがって、この制御弁100を制
御するコントローラ3は、その入力電圧に対して通常は
主弁スプール13の位置制御をクローズドループ制御と
するが、コントローラ3への入力電圧がきわめて小さい
ときは、コントローラ3が自動的にオープンループ制御
となり、ノズル14とフラッパ16の間が大きく開き得
るようにするのが好ましい。
【0025】図4及び図5は、クローズドループ制御と
オープンループ制御とを自動的に切り換える制御装置の
構成を示すブロック図であり、図4は、アナログ入力の
コントローラを用いた場合、図5は、設定器付きのコン
トローラを用いた場合をそれぞれ示している。
【0026】図4に示すアナログ入力の場合は、入力電
圧Viと微小電位からなる比較値Vcがコンパレータ3
1に入力されると、切換出力A又は/Aが出力される
が、入力電圧Viが比較値Vcより小さいときは、切換
出力Aがハイで切換出力/Aがロー、入力電圧Viが比
較値Vcより大きいときは、切換出力Aがローで切換出
力/Aがハイになる。そして切換出力Aがハイのときは
第1のアナログスイッチ32がオン、第2のアナログス
イッチ33がオフの状態にあり、切換出力/Aがハイの
ときは第1のアナログスイッチ32がオフ、第2のアナ
ログスイッチ33がオンの状態にある。なお、切換出力
Aの前の「/」は反転を意味し、図中ではオーバライン
を付して示してある。
【0027】このようなアナログ入力のコントローラで
は、入力電圧Viが比較値Vcより小さいときは、第1
のアナログスイッチ32がオン、第2のアナログスイッ
チ33がオフとなるので、主弁スプール13の位置セン
サ28からのフィードバック電圧Vfには関係なく、入
力電圧Viは第1のアナログスイッチ32,加算器3
4,電圧/電流変換器35を介して、入力電圧Viのみ
に応じた出力電流Iが比例ソレノイド15に入力され、
オープンループ制御となる。
【0028】また、入力電圧Viが比較値Vcより大き
いときは、第1のアナログスイッチ32がオフ、第2の
アナログスイッチ33がオンとなるので、入力電圧Vi
と、位置センサ28からのフィードバック電圧Vfとが
減算器36に入力されてその差がとられ、その偏差が補
償回路37で精度を高められ、第2のアナログスイッチ
33,加算器34,電圧/電流変換器35を介して出力
電流Iが比例ソレノイド15に入力され、クローズドル
ープ制御となる。
【0029】次に、図5に示す設定器付きのコントロー
ラの場合は、設定器38は複数例えば5チャンネルの設
定信号S1〜S5を設定することができ、入力側には5
チャンネルの切換信号C1〜C5が入力可能である。そ
して、5チャンネルの切換信号C1〜C5がすべて入力
されていないとき、アナログの切換出力Aがハイ、/A
がローとなり、切換信号C1〜C5信号が入っていると
き、切換出力Aがロー、/Aがハイとなる。なお、その
後の構成は図4と同様であり、前者の場合はオープンル
ープ制御、後者の場合はクローズドループ制御となる。
【0030】図6の(a),(b)は、この発明による
制御弁100をオープンループ制御した場合の電流−流
量特性及び電流−主弁スプール位置制御特性を示す線
図、図7の(a),(b)はクローズドループ制御した
場合の入力電圧−流量特性及び入力電圧−主弁スプール
位置制御特性を示す線図である。なお、図6の(a),
(b)では、横軸に電流Iを、縦軸に流量Q及び主弁ス
プール位置Sとフラッパ位置(一点鎖線)をとって示
し、図7の(a),(b)では、横軸に入力電圧Vを、
縦軸に流量Q及び主弁スプール位置Sとフラッパ位置
(一点鎖線)をとって示している。
【0031】図6から分かるように、オープンループ制
御の場合には、流量Qは、電流Iが所定の値に達するま
で零で、その後はほぼ電流Iに比例して増加し、電流I
の減少時はややヒステリシス現象を生じて増加時とは別
の経路を描いて下降する。一方、主弁スプール位置Sは
電流Iにほぼ比例して主弁スプール13の位置が変化す
る。
【0032】また、図7に示すクローズドループ制御の
場合には、入力電圧Vが微小電位ΔV(例えばΔV/V
max=0.005)まではオープンループ制御であるの
で、流量Qは零であるがその後は入力電圧Vに比例して
増加し、電圧減少時にはヒステリシス現象を伴うことな
く流量Qが低下する。一方、主弁スプール位置Sは、入
力電圧Vが微小電位ΔVまではオープンループ制御によ
り入力電圧Vにほぼ比例して増加するが、入力電圧Vが
微小電位ΔVに達すると、オープンループ制御からクロ
ーズドループ制御に切り換えられるので、フラッパ位置
は瞬時にS1だけ移動し、その後は入力電圧Vに比例し
て変化する。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の請求項1
記載の比例電磁式方向流量制御弁によれば、初期状態に
おいて大きく開いたノズルとフラッパの間から通常の作
動状態では通過できない作動液中に混入した大きな異物
を容易に流出させることができ、コンタミネーションを
向上させて繰り返し性能を良好に保つことが可能にな
る。
【0034】請求項2記載の比例電磁式方向流量制御弁
によれば、上記の効果に加えて主弁スプールを弁開放方
向へ駆動する駆動力を増加させて流体力へ対抗させるこ
とができ、小形の弁で大流量の制御が可能になる。
【0035】請求項3記載の比例電磁式方向流量制御弁
の制御装置によれば、クローズドループ制御とオープン
ループ制御とが入力電圧の大小により自動的に切り換え
られるので、入力と出力とが常にほぼ1:1になるよう
に制御することができ、入力に対する制御流量特性の不
感帯をなくすることが可能になる。請求項4記載の比例
電磁式方向流量制御弁の制御装置によれば、一層高精度
な制御の自動化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による比例電磁式方向流量制御弁の一
実施形態を示す側断面図である。
【図2】同じくその制御装置の制御シンボル図である。
【図3】同じくその基本構成図である。
【図4】同じくその制御にアナログ入力のコントローラ
を用いた場合のオープンループ制御とクローズドループ
制御とを切り換える具体的回路の一例を示す回路図であ
る。
【図5】同じくその制御に設定器付きのコントローラを
用いた場合のオープンループ制御とクローズドループ制
御とを切り換える具体的回路の一例を示す回路図であ
る。
【図6】同じくそのオープンループ制御時の電流−流量
特性及び電流−主弁スプール位置特性,フラッパ位置特
性を示す線図である。
【図7】同じくそのクローズドループ制御時の入力電圧
−流量特性及び入力電圧−主弁スプール位置特性,フラ
ッパ位置特性を示す線図である。
【図8】従来の比例電磁式方向流量制御弁の一例を示す
側断面図である。
【符号の説明】
1:主弁 2:パイロット部 3:コントローラ 11:ボディ 12:摺動孔 13:主弁スプール 13a:第1の受圧面 13b:第2の受圧面 14:ノズル 15:比例ソレノイド 16:フラッパ 19:パイロット減圧弁 20:ノズル・フラッパ室 27:ストッパ 28:位置センサ 31:コンパレータ 37:補償回路 100:比例電磁式方向流量制御弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比例電磁アクチュエータの出力部材に同
    動するフラッパと、主弁スプールと一体のノズルとから
    構成されるノズル・フラッパ機構を介して前記出力部材
    の動きを前記主弁スプールに伝える比例電磁式方向流量
    制御弁において、 前記フラッパの動きに追従して復帰方向へ移動する前記
    主弁スプールを、その復帰途中で係止するストッパと、
    前記主弁スプールの移動位置を検出する位置センサとを
    設けたことを特徴とする比例電磁式方向流量制御弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の比例電磁式方向流量制御
    弁において、前記主弁スプールを弁開放方向へ駆動する
    第1の受圧面と弁閉止方向へ駆動する第2の受圧面との
    面積比を5:2以上に設定したことを特徴とする比例電
    磁式方向流量制御弁。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の比例電磁式方向流
    量制御弁の制御装置であって、 前記比例電磁式方向流量制御弁を制御するアナログ入力
    のコントローラへの入力電圧が所定値より小さいときは
    オープンループ制御に、前記所定値より大きいときはク
    ローズドループ制御に、自動的に切り換えられるように
    したことを特徴とする比例電磁式方向流量制御弁の制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の比例電磁式方向流
    量制御弁の制御装置であって、 前記比例電磁式方向流量制御弁を制御する設定器付きの
    コントローラへの複数の切換信号がすべて入力されてい
    ないときはオープンループ制御に、前記切換信号が入力
    されているときはクローズドループ制御に、自動的に切
    り換えられるようにしたことを特徴とする比例電磁式方
    向流量制御弁の制御装置。
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