JPH11228260A - 耐火物等への白金被覆方法 - Google Patents
耐火物等への白金被覆方法Info
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- JPH11228260A JPH11228260A JP2542298A JP2542298A JPH11228260A JP H11228260 A JPH11228260 A JP H11228260A JP 2542298 A JP2542298 A JP 2542298A JP 2542298 A JP2542298 A JP 2542298A JP H11228260 A JPH11228260 A JP H11228260A
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- refractory
- sprayed
- crucible
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/50—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
- C04B41/51—Metallising, e.g. infiltration of sintered ceramic preforms with molten metal
- C04B41/5122—Pd or Pt
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ショットピーニングでは埋まらなかった溶射
膜表面の穴を完全に埋めることができて、溶融ガラスが
滲み込むことがないようにした耐火物等への白金被覆方
法を提供する。 【解決手段】 耐火物等の表面に、白金を溶射により被
着し、次にこの白金溶射膜にショットピーニング処理を
行い、然る後その白金溶射膜に白金ペーストを塗布、乾
燥、焼成する事を特徴とする耐火物等への白金被覆方
法。
膜表面の穴を完全に埋めることができて、溶融ガラスが
滲み込むことがないようにした耐火物等への白金被覆方
法を提供する。 【解決手段】 耐火物等の表面に、白金を溶射により被
着し、次にこの白金溶射膜にショットピーニング処理を
行い、然る後その白金溶射膜に白金ペーストを塗布、乾
燥、焼成する事を特徴とする耐火物等への白金被覆方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐火物等、特に溶
融ガラスに侵される耐火物等の表面に対する白金の被覆
方法の改良に関する。
融ガラスに侵される耐火物等の表面に対する白金の被覆
方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐火物等の表面へ白金を被覆する
方法の1つとして、特開平5−339082号公報に見
られるように、耐火性セラミック基材の上に、貴金属又
は貴金属合金を、50〜350μm溶射し、この溶射膜
をショットピーニングや火炎焼付け、機械的磨き上げ等
により非多孔質となして、耐火物等に貴金属又は貴金属
合金を被覆する方法がある。
方法の1つとして、特開平5−339082号公報に見
られるように、耐火性セラミック基材の上に、貴金属又
は貴金属合金を、50〜350μm溶射し、この溶射膜
をショットピーニングや火炎焼付け、機械的磨き上げ等
により非多孔質となして、耐火物等に貴金属又は貴金属
合金を被覆する方法がある。
【0003】ところで、上記被覆方法において、溶射膜
全面にショットピーニングを行い、表面の細かい溶射膜
の穴を完全に埋めて非多孔質とするには、長い時間ショ
ットピーニングを行う必要があり、それでも不完全なも
のである。しかも長時間のショットピーニングにより、
溶射膜が耐火性セラミック基材から剥がれてしまう現象
が起きる。また、ショットピーニングを行わず、火炎焼
付けを行ったり、機械的磨き上げを行ったりしても、表
面に存在する溶射膜の穴をつぶすことはできない。従っ
て、溶融ガラスが溶射膜の穴から滲み込み、耐火性セラ
ミック基材が侵されると言う問題があった。
全面にショットピーニングを行い、表面の細かい溶射膜
の穴を完全に埋めて非多孔質とするには、長い時間ショ
ットピーニングを行う必要があり、それでも不完全なも
のである。しかも長時間のショットピーニングにより、
溶射膜が耐火性セラミック基材から剥がれてしまう現象
が起きる。また、ショットピーニングを行わず、火炎焼
付けを行ったり、機械的磨き上げを行ったりしても、表
面に存在する溶射膜の穴をつぶすことはできない。従っ
て、溶融ガラスが溶射膜の穴から滲み込み、耐火性セラ
ミック基材が侵されると言う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、シ
ョットピーニングでは埋まらなかった溶射膜表面の穴を
完全に埋めることができて、溶融ガラスが滲み込むこと
がないようにした耐火物等への白金被覆方法を提供しよ
うとするものである。
ョットピーニングでは埋まらなかった溶射膜表面の穴を
完全に埋めることができて、溶融ガラスが滲み込むこと
がないようにした耐火物等への白金被覆方法を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の耐火物等への白金被覆方法は、耐火物等の表
面に、白金を溶射により被着し、次にこの白金溶射膜に
ショットピーニング処理を行い、然る後その白金溶射膜
に白金ペーストを塗布、乾燥、焼成することを特徴とす
るものである。
の本発明の耐火物等への白金被覆方法は、耐火物等の表
面に、白金を溶射により被着し、次にこの白金溶射膜に
ショットピーニング処理を行い、然る後その白金溶射膜
に白金ペーストを塗布、乾燥、焼成することを特徴とす
るものである。
【0006】上記のように本発明の耐火物等への白金被
覆方法では、ショットピーニング処理を行った白金溶射
膜上に白金ペーストを塗布、乾燥、焼成するので、ショ
ットピーニング処理だけでは埋まらなかった白金溶射膜
表面の穴が塞がれる。従って、長時間ショットピーニン
グを行う必要がなく、白金溶射膜がショットピーニング
処理中に剥がれることがない。また、白金ペーストは、
約1400℃で焼成されるため、ペースト膜と溶射膜の
密着がよく、最表面のペーストによる白金膜は緻密で、
溶融ガラスが滲み込むことがない。
覆方法では、ショットピーニング処理を行った白金溶射
膜上に白金ペーストを塗布、乾燥、焼成するので、ショ
ットピーニング処理だけでは埋まらなかった白金溶射膜
表面の穴が塞がれる。従って、長時間ショットピーニン
グを行う必要がなく、白金溶射膜がショットピーニング
処理中に剥がれることがない。また、白金ペーストは、
約1400℃で焼成されるため、ペースト膜と溶射膜の
密着がよく、最表面のペーストによる白金膜は緻密で、
溶融ガラスが滲み込むことがない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の耐火物等への白金被覆方
法の実施例と従来例を、アルミナるつぼの外壁に白金被
覆する場合について説明する。 〈実施例〉アルミナるつぼの外壁表面に、白金をアーク
溶射により300μm被着し、次にこの白金溶射膜に直
径1mmのジルコニアボールでショットピーニング処理
を行い、然る後その白金溶射膜の表面に白金ペーストを
塗布し、125℃で30分乾燥し、1400℃で4時間
焼成した。その結果、アルミナるつぼの外壁表面には、
図1のSEM写真に示すように緻密な膜表面の白金膜が
形成された。この白金膜を外壁表面に有するアルミナる
つぼをアルカリ溶融ガラスに漬け、1300℃で100
時間経過後取り出して検査したところ、異常は全く認め
られなかった。 〈従来例〉アルミナるつぼの外壁表面に、白金をアーク
溶射により300μm被着し、次にこの白金溶射膜に直
径1mmのジルコニアボールでショットピーニング処理
を行った。その結果、白金溶射膜の表面の穴を全て潰そ
うとすると、図2のSEM写真に示すように膜がふくれ
てきてしまうため、ある程度のところでショットピーニ
ング処理をやめ、1400℃で4時間熱処理を行ったと
ころ、アルミナるつぼの表面状態は、表面の穴が潰れき
っておらず、アルミナるつぼの上端部外壁の白金膜はふ
くれて、るつぼ表面より剥がれていた。さらにこのアル
ミナるつぼをアルカリ溶融ガラスに漬け、1300℃で
100時間経過後後取り出して検査したところ、アルミ
ナるつぼに穴があいて、図3の断面実体顕微鏡写真に見
られるようにガラスが滲み込んでいた。
法の実施例と従来例を、アルミナるつぼの外壁に白金被
覆する場合について説明する。 〈実施例〉アルミナるつぼの外壁表面に、白金をアーク
溶射により300μm被着し、次にこの白金溶射膜に直
径1mmのジルコニアボールでショットピーニング処理
を行い、然る後その白金溶射膜の表面に白金ペーストを
塗布し、125℃で30分乾燥し、1400℃で4時間
焼成した。その結果、アルミナるつぼの外壁表面には、
図1のSEM写真に示すように緻密な膜表面の白金膜が
形成された。この白金膜を外壁表面に有するアルミナる
つぼをアルカリ溶融ガラスに漬け、1300℃で100
時間経過後取り出して検査したところ、異常は全く認め
られなかった。 〈従来例〉アルミナるつぼの外壁表面に、白金をアーク
溶射により300μm被着し、次にこの白金溶射膜に直
径1mmのジルコニアボールでショットピーニング処理
を行った。その結果、白金溶射膜の表面の穴を全て潰そ
うとすると、図2のSEM写真に示すように膜がふくれ
てきてしまうため、ある程度のところでショットピーニ
ング処理をやめ、1400℃で4時間熱処理を行ったと
ころ、アルミナるつぼの表面状態は、表面の穴が潰れき
っておらず、アルミナるつぼの上端部外壁の白金膜はふ
くれて、るつぼ表面より剥がれていた。さらにこのアル
ミナるつぼをアルカリ溶融ガラスに漬け、1300℃で
100時間経過後後取り出して検査したところ、アルミ
ナるつぼに穴があいて、図3の断面実体顕微鏡写真に見
られるようにガラスが滲み込んでいた。
【0008】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の耐火物
等への白金被覆方法によれば、従来ショットピーニング
では埋まらなかった白金溶射膜表面の穴を完全に埋めて
緻密なしかも密着性のよい白金皮膜を得ることができ
て、溶融ガラスが滲み込むことがなく、耐火物等を高温
腐食雰囲気から保護できて、信頼性が向上する。
等への白金被覆方法によれば、従来ショットピーニング
では埋まらなかった白金溶射膜表面の穴を完全に埋めて
緻密なしかも密着性のよい白金皮膜を得ることができ
て、溶融ガラスが滲み込むことがなく、耐火物等を高温
腐食雰囲気から保護できて、信頼性が向上する。
【図1】本発明の耐火物等への白金被覆方法によりアル
ミナるつぼの外壁表面に形成した白金膜のSEM写真で
る。
ミナるつぼの外壁表面に形成した白金膜のSEM写真で
る。
【図2】従来の耐火物等への白金被覆方法によりアルミ
ナるつぼの外壁表面に形成した白金溶射膜にショットピ
ーニング処理を行った後のSEM写真である。
ナるつぼの外壁表面に形成した白金溶射膜にショットピ
ーニング処理を行った後のSEM写真である。
【図3】従来の耐火物等への白金被覆方法によりアルミ
ナるつぼの外壁表面に形成した白金溶射膜にある程度の
ショットピーニング処理後、熱処理したアルミナるつぼ
をアルカリ溶融ガラスに漬け、1300℃、100時間
経過後後取り出して検査したアルミナるつぼの部分断面
実体顕微鏡写真である。
ナるつぼの外壁表面に形成した白金溶射膜にある程度の
ショットピーニング処理後、熱処理したアルミナるつぼ
をアルカリ溶融ガラスに漬け、1300℃、100時間
経過後後取り出して検査したアルミナるつぼの部分断面
実体顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 【請求項1】 耐火物等の表面に、白金を溶射により被
着し、次にこの白金溶射膜にショットピーニング処理を
行い、然る後その白金溶射膜に白金ペーストを塗布、乾
燥、焼成することを特徴とする耐火物等への白金被覆方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2542298A JPH11228260A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 耐火物等への白金被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2542298A JPH11228260A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 耐火物等への白金被覆方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11228260A true JPH11228260A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12165529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2542298A Pending JPH11228260A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 耐火物等への白金被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11228260A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002167674A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Furuya Kinzoku:Kk | ガラス溶融処理用金属材料及びその製造方法 |
JP2003013195A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-15 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 白金被覆耐火物 |
GB2382641A (en) * | 2001-11-28 | 2003-06-04 | Johnson Matthey Plc | A refractory furnace block with a surface coated in a platinum alloy |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP2542298A patent/JPH11228260A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002167674A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Furuya Kinzoku:Kk | ガラス溶融処理用金属材料及びその製造方法 |
JP2003013195A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-15 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 白金被覆耐火物 |
JP4556352B2 (ja) * | 2001-06-27 | 2010-10-06 | 日本電気硝子株式会社 | 白金被覆耐火物 |
GB2382641A (en) * | 2001-11-28 | 2003-06-04 | Johnson Matthey Plc | A refractory furnace block with a surface coated in a platinum alloy |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040712 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20061222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070511 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071016 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |