JPH11222118A - リザーバタンク - Google Patents

リザーバタンク

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JPH11222118A
JPH11222118A JP2680198A JP2680198A JPH11222118A JP H11222118 A JPH11222118 A JP H11222118A JP 2680198 A JP2680198 A JP 2680198A JP 2680198 A JP2680198 A JP 2680198A JP H11222118 A JPH11222118 A JP H11222118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage chamber
liquid storage
flow passage
internal flow
reservoir tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP2680198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaaki Sato
寿晃 佐藤
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 体積を大きくすることなく、かつ液面が傾い
てもエア吸い込みのおそれがなく、コスト低減を図る。 【解決手段】 一の機器に連通する蓄液室12,13
と、他の機器に連通させる特定蓄液室14とを備え、特
定蓄液室14内には底面部15に沿い側面部16を通じ
て内部から他の機器に連通する内部流通路19を設け、
該内部流通路19の内端開口部19aが特定蓄液室14
内の底面部15に位置し、且つ該底面部15の中心を通
る垂直線CLの近傍に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のマスタシリ
ンダ等の複数の機器へ作動液を供給するために使用され
るリザーバタンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマスタシリンダ用リザーバタンク
は、図5に示すように、タンク本体1の内部が図示しな
い仕切壁によって仕切られて、マスタシリンダ2用の二
つ蓄液室と他の機器に連通させる特定蓄液室とが画成さ
れており、タンク本体1の底面部3に互いに平行な二つ
の筒状部4a,4bが設けられ、二つ蓄液室の一方が一
方の筒状部4aを介してマスタシリンダ2内のプライマ
リ室に、他方の蓄液室が他方の筒状部4bを介してマス
タシリンダ2内のセカンダリ室に、それぞれ連通してい
る。
【0003】また、このリザーバタンクは、タンク本体
1の側面部5に図示しない流通口があって、該流通口に
接続した横向きの外部流通管6を介して特定蓄液室を、
他の機器、例えば、クラッチ荷重を伝えるための図示し
ないクラッチピストンが収容されているシリンダに連通
させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記マスタシ
リンダ用リザーバタンクの場合は、タンク本体1内の液
面の傾きに対して側面部5の流通口の開口が液面より露
出し、空気を吸い込むおそれがあるため、傾きの分を見
込んで、タンク本体1の体積を大きくしておく必要があ
り、コストが高くなるという欠点があった。
【0005】本発明は上記従来の欠点に鑑みなされたも
のであって、その目的とするところは、体積を大きくす
ることなく、かつ液面が傾いてもエア吸い込みのおそれ
がなく、コスト低減を図ることができるリザーバタンク
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一の機器に連通する蓄液室と、他の機器
に連通させる特定蓄液室とを備えたリザーバタンクにお
いて、前記特定蓄液室内には側面部を通じて内部から前
記他の機器に連通させるための内部流通路を設け、該内
部流通路の内端開口部が前記特定蓄液室内の底面部に位
置し、且つ該底面部の中心を通る垂直線の近傍に位置す
ることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、ブ
レーキマスタシリンダ用リザーバタンクの一部をクラッ
チリザーバタンクとして使用する場合を例として、図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態に係るブレーキマスタシリンダ用リザーバタ
ンクを水平面に沿って切断した断面図、図2はその右側
面図である。このブレーキマスタシリンダ用リザーバタ
ンク10は、タンク本体11内に、ブレーキマスタシリ
ンダに連通する両側の蓄液室12,13と、図示しない
他の機器に連通する特定蓄液室14とを備えている。こ
こで他の機器は、例えばクラッチ荷重を伝達するための
クラッチピストンを収容するシリンダである。
【0008】そして、リザーバタンク10は、両端の蓄
液室12,13を一の機器である図示しないブレーキマ
スタシリンダの対応するタンデム圧力室に連通させ、底
面部15に沿い且つ側面部16を通じて内部から他の機
器に連通させるための内部流通路19と、これに連通す
る外部流通管20とを経て特定蓄液室14を他の機器で
ある図示しないクラッチ荷重伝達用シリンダに連通させ
て使用され、車両の発進、制動、旋回等の時に、特定蓄
液室14内の作動液の液面が傾いても、内部流通路19
の内端開口部19aが液面より露出し難く、該内端開口
部19aから空気を吸い込むのを防ぐようになってい
る。
【0009】タンク本体11は、水平面に沿って切断し
た断面の形状が正方形に近い第1の部分21と断面の形
状が細長い長方形の第2の部分22とを一体に備え、底
面部15から上方の途中の位置まで連続する二つの平行
な仕切壁23,24で内部を仕切って両側の蓄液室1
2,13及び特定蓄液室14が画成されており、両側の
蓄液室12,13の底面部25,26にそれぞれ流通口
25a,26aが開けられ、各流通口25a,26aに
下向きの短管31,32が固着されている。
【0010】また、タンク本体11は、両側の蓄液室1
2,13の一方の室の側面部17に内向きにガイドリブ
17aが突設され、蓄液室12には該ガイドリブ17a
によって上下に案内される図示しないフロートが収容さ
れ、蓄液室12の側の仕切壁23に近接し特定蓄液室1
4寄りの位置に計器収容筒34が設けられている。この
計器収容筒34は、蓄液室12,13,14の液面水準
を検出するためのレベルインジケータ(図示せず)が入
れられる。
【0011】内部流通路19は、特定蓄液室14内にあ
って底板部15と仕切壁23との交差位置にあって真直
管状をなしており、側面部16に開けられている流通口
16aに連通し、外部流通管20の軸線延長上における
側面部16の内面に対し垂直に延設され、一方の仕切壁
23に隣接し底面部15及び仕切壁23と一体的に形成
されている。内部流通路19の内端開口部19aは、特
定蓄液室14内の底面部15にあり、一方の仕切壁23
寄りにあり、該底面部15の中心を通る垂直線CLから
若干偏らせてある。このように、内端開口部19aを底
面部15の中心を通る垂直線CLから若干偏らせてある
のは、リザーバタンク10の形状が左右非対称であるた
め、左右方向に傾斜したときの液面変化の一番少ない位
置に開口させ、極力エア吸い込みがない構成とするため
である。
【0012】本発明の上記第1の実施の形態に係るリザ
ーバタンク10は、内部流通路19の内端開口部19a
が特定蓄液室14内の底面部15にあって且つ該底面部
15の中心を通る垂直線CLの近傍に位置させてあるこ
とにより、どの方向に傾斜したとしても、内端開口部1
9aが液面変動の少ない位置にあるので、エア吸い込み
のおそれがなく、かつ、タンク本体11の体積を必要最
小限に抑えることができ、ブレーキ液量も削減すること
ができるという利点がある。また、内部流通路19が底
面部15及び仕切壁23と一体的に形成されているた
め、成形し易いという利点もある。なお、上記実施の形
態では、内部流通路19は側面部16の内面に対し垂直
に延設された場合について説明したが、内部流通路19
及び外部流通管20は側面部16に対して斜めに配設す
ることもできる。
【0013】図3は本発明の第2の実施の形態に係るブ
レーキマスタシリンダ用リザーバタンクを水平面に沿っ
て切断した断面図、図4はその右側面図であって、図1
及び図2における各部分に対応する部分に同一符号を付
けてある。このブレーキマスタシリンダ用リザーバタン
ク10は、タンク本体11を水平面に沿って切断した断
面の形状が全体として単純な長方形をなしており、この
タンク本体11内を仕切壁23,24で仕切って、ブレ
ーキマスタシリンダのタンデム圧力室に連通する両蓄液
室12,13を隣接させて設け、一方の蓄液室13に隣
接して特定蓄液室14が形成されている。
【0014】特定蓄液室14の側面部16に開けられた
流通口16aに連通する内部流通路19は、仕切壁24
から離れた位置にあり、内端開口部19aが特定蓄液室
14の底面部15にあって、且つ該底面部15の中心を
通る垂直線CLの位置に丁度合致させて配置されている
点が第1の実施の形態の場合と異なっている。
【0015】本発明の上記第2の実施の形態に係るマス
タシリンダによれば、内部流通路19の内端開口部19
aが特定蓄液室14の底面部15にあって、且つ該底面
部15の中心を通る垂直線CLの位置に丁度合致させて
配置されているので、特定蓄液室14の作動液の液面変
動の影響が一層小さくなり、タンク本体11の断面形状
が単純な長方形になっているので、製作が容易でコスト
ダウンを図り易いという利点がある。
【0016】なお、本発明は、上記実施の形態によって
減縮されるものではなく、種々の変形変更が可能であ
る。例えば、液圧倍力用シリンダの作動液を保有するタ
ンクやその他のタンクにも広く適用することができ、タ
ンク本体11の形状や両蓄液室12,13に対する特定
蓄液室14の位置関係も、これらが使用される機器との
取り合いや機器に隣接するか離れた位置に取付けられる
かによって、任意に変更することもできる。また、使用
される機器のいずれに対しても離れた箇所にリサーバタ
ンクを配置し、各機器との間を配管で連通させて使用す
る場合にも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、側面部を通じて内部から他の
機器に連通する内部流通路を特定蓄液室内に設け、該内
部流通路の内端開口部が特定蓄液室内の底面部に位置
し、且つ該底面部の中心を通る垂直線の近傍に位置する
ことにより、内部流通路の内端開口部が液面の変動の最
も小さい位置にあることになるので、リザーバタンクの
体積を大きくすることなく、液面が傾いてもエア吸い込
みのおそれがなく、作動液量の削減とコスト低減を図る
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るブレーキマス
タシリンダ用リザーバタンクを水平面に沿って切断した
断面図である
【図2】図1の右側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るブレーキマス
タシリンダ用リザーバタンクを水平面に沿って切断した
断面図である
【図4】図3の右側面図である。
【図5】従来のブレーキマスタシリンダ用リザーバタン
クを示した側面図である。
【符号の説明】
10 リザーバタンク 11 タンク本体 12,13 蓄液室 14 特定蓄液室 15 底面部 16 側面部 16a 流通口 19 内部流通路 19a 内端開口部 23,24 仕切壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の機器に連通する蓄液室と、他の機器
    に連通させる特定蓄液室とを備えたリザーバタンクにお
    いて、前記特定蓄液室内には側面部を通じて内部から前
    記他の機器に連通させるための内部流通路を設け、該内
    部流通路の内端開口部が前記特定蓄液室内の底面部に位
    置し、且つ該底面部の中心を通る垂直線の近傍に位置す
    ることを特徴とするリザーバタンク。
JP2680198A 1998-02-09 1998-02-09 リザーバタンク Pending JPH11222118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2680198A JPH11222118A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 リザーバタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2680198A JPH11222118A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 リザーバタンク

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Publication Number Publication Date
JPH11222118A true JPH11222118A (ja) 1999-08-17

Family

ID=12203424

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2680198A Pending JPH11222118A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 リザーバタンク

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JP (1) JPH11222118A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090945A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Toyota Motor Corp 電力制御ユニットの冷却装置の構造
JP2008265561A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Hitachi Ltd リザーバ

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