JPH11221129A - 棚 板 - Google Patents

棚 板

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Publication number
JPH11221129A
JPH11221129A JP6027298A JP6027298A JPH11221129A JP H11221129 A JPH11221129 A JP H11221129A JP 6027298 A JP6027298 A JP 6027298A JP 6027298 A JP6027298 A JP 6027298A JP H11221129 A JPH11221129 A JP H11221129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood fiber
hard wood
shelf
lattice
shelf board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6027298A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sato
政秋 佐藤
Shoichi Ishihama
祥一 石浜
Masaru Kamimoto
勝 紙本
Shinsaku Matsui
新作 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUI WOOD SYST Inc
Original Assignee
MITSUI WOOD SYST Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUI WOOD SYST Inc filed Critical MITSUI WOOD SYST Inc
Priority to JP6027298A priority Critical patent/JPH11221129A/ja
Publication of JPH11221129A publication Critical patent/JPH11221129A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納部の棚板は専ら現場加工により作られて
いたため、現場での作業時間が長い、仕上げにバラツキ
が生じ易く、安っぽくルックスも良くない、収納効率が
悪い、強度上の不安がある等の問題があり、これ等を改
善するものである。 【解決の手段】 硬質木質繊維板を格子組みした面格子
と表裏面材に利用したフラッシュ構造とし、面格子の周
囲には無垢の製材を配置して、これらを一体的に接着し
たレディメイドタイプとしたので、品質の安定が計れ、
外観もスッキリし、且つ安価に出来る。また、従来品よ
りも見付け厚みを薄くしたにもかかわらず、強度的に優
れ収納効率も高めることが出来る。更に、表裏面材には
あらかじめ適宜の化粧を施し、また、見付け部に仕上化
粧部材を取付けることで、一層高品質で使い勝手のよい
ものとなった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用の板状材で
あって、主に押入をはじめとする収納部に用いられる、
寸法調整も可能なレディーメイドの棚板に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の棚板の一実施形態を示す斜
視図である。
【0003】従来、この種の棚板としては、図6に示す
ように前框部材3’と棚板部材2’と棚板受け桟木1’
など別個の部材を工事現場で適宜加工して組付け施工さ
れることが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
次のような問題があった。
【0005】まず第1に必要なすべての部材が原材料の
まま工事現場に搬入され、現場の寸法に合わせて裁断さ
れて、ひとつひとつの棚をしつらえていた。このため、
棚板毎に材料の違いや職人の個人差に起因する品質上や
仕上り感にバラツキが生じたりし勝であった。
【0006】第2に強度上巾広の前面框部材を用いなけ
ればならないため、収納面前面に占める框部材の割合が
大きくなって、収納効率を低下させていた。更に、梱包
費用、輸送コスト等が割高になっていた。
【0007】第3に部材の加工から組付け作業に至るま
でのすべての作業が現場で行なわれるため、割高な職人
手間が掛っていたし、各種原材料の端材が発生してい
た。
【0008】本発明は、上記の問題点を鑑み、品質や仕
上り感において均質で美麗な棚板を合理的なコストで提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明による
棚板1は細断した硬質木質繊維板を縦桟材2及び横桟材
3を用いて組んだ面格子4の周囲を面格子の厚さと同じ
厚みの無垢の製材を用いた周枠材5で囲って得られた芯
材6の表裏面に芯材6と同じ大きさの硬質木質繊維板か
らなる表面材7及び裏面材8を接着剤によって貼り付け
て構成される。
【0010】本発明による棚板1は上記面格子4、表面
材7及び裏面材8をいずれもその比重が0.85〜1.
10で、厚さが2.5mm〜4.0mmの硬質木質繊維
板として構成される。
【0011】また、本発明による棚板1は上記周枠材5
を杉、桧、松などの無垢の製材として構成される。
【0012】また、本発明による棚板1は上記表面材7
及び裏面材8を各々硬質木質繊維板の素板あるいは少な
くともその片面を塗装か塗膜転写か化粧シート貼りのい
ずれかを施したものとして構成される。
【0013】また、本発明による棚板1は上記周枠材5
長辺の一方の長辺材外側面にはその全長に亘って仕上化
粧材9を着脱可能な如く取付けて構成される。
【0014】また、本発明による棚板1は上記面格子4
の格子サイズ及び形状はその一辺が40mm〜60mm
の矩形として構成される。
【0015】なお、括弧内の番号等は図面における対応
する要素を表わす便宜的なものであり、従って、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明による棚板の一実施形
態を示す分解斜視図、図2は本発明による棚板の一実施
形態における面格子の格子組みの様子を示す部分図であ
る。
【0017】本発明による棚板1は、図1に示すよう
に、比重0.85〜1.10、厚さ2.5mm〜4.0
mmの硬質木質繊維板を面格子4の縦桟材2及び横桟材
3と表面材7及び裏面材8に用い、面格子4の周枠材5
には杉、桧、松などの無垢の製材を使用している。更
に、面格子4の格子の大きさ及び形状がその一辺が40
mm〜60mmの矩形であって、図2に示す如くに縦桟
材2と横桟材3で格子組みにしてある。
【0018】上記の条件下において、構成される棚板
は、その全体の嵩比重が概ね0.3〜0.5の範囲とな
り、丁度杉、桧、松などの一般的な木材の見掛け比重に
相当し、また、比較的細かい目の面格子を芯材として用
いているため、高い剛性を有しあたかも中実(ソリッ
ド)材料からなる棚板の如き感触が得られる。しかも芯
材に組込まれている面格子4は棚板全体の反りの発生を
防止する効果もある。また、面格子4の周囲には、無垢
の製材を用いた周枠材5を設けてあることにより、現場
においてある程度の平面寸法の調整およびビスによる端
部の固定が可能となる。
【0019】更に、表面材7及び裏面材8には、各々要
求に応じて少なくともその片面を塗装、塗膜転写、化粧
シート貼り等のいずれかの化粧をあらかじめ施しておい
てもよい。また、無垢の製材を用いた周枠材5の長辺材
の一方の外側面には、その全長に亘って仕上化粧部材9
を着脱可能な如く取付けてもよい。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0021】実施例1 板厚3.0mmの硬質木質繊維板を巾25mmに切り揃
え、図3に示す様に複数本まとめて、その上面に電動鋸
等の工具を用いて、切込みを入れて嵌合溝23を形成す
る。そして、図2に示すようにこれらを縦桟材2及び横
桟材3として組子状に嵌合組立てて、面格子4を得た。
【0022】次いで、この面格子4の周囲を囲む周枠材
5として、その断面寸法が厚さ25mm、巾40mmの
杉製材を面格子4の外周サイズに合わせて切断し、縦横
用部材を各2本用意した。
【0023】更に、これら面格子4と周枠材5により作
られた芯材6の平面寸法と略同寸法に切断された硬質木
質繊維板を裏面板8として用意し、その片面に接着剤を
塗布したのち、前記の面格子4と周枠材5を載置し、更
にその片面に接着剤を塗布した前記裏面材8と同一寸法
の硬質木質繊維板からなる表面材7を接着剤塗布面を下
にして載置した。
【0024】その後、接着剤の硬化に必要な時間、圧締
状態で放置し、棚板を得た。
【0025】実施例2 上記実施例1に記載した周枠板5のうち、棚板の前面側
に配置される部材をあらかじめ仕上化粧部材9を取付け
るための深さ10mm、巾3mmの溝10を部材厚さ2
5mmの中央位置に部材全長に亘って加工したものを使
用した以外は、実施例1と同様の方法で棚板を作成す
る。次いで、該溝10に専用の仕上化粧部材9を取付け
た棚板を得た。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定の厚みの硬質木質繊維板を使用して、所定の大きさの
格子をもつ面格子を用意し、更にその周囲を無垢の製材
からなる周枠材で囲った芯材の表裏両面を同じく硬質木
質繊維板で覆うことで得られるレディメードの棚板は、
全体の嵩比重が天然の杉、桧、松等の一般的な木材の見
掛け比重に相当し、そのソリッド感とあいまって、上質
な感触が得られる。一方、単一材を用いた棚板に有り勝
ちな反り等の変形が起き難いといった利点がある。ま
た、使用する部材は全てノンホルマリン品で作成出来る
ので無公害である。
【0030】また、本発明によれば、工事現場ごとに都
度原材料から職人がしつらえていた従来の棚板に比べ、
品質や仕上りにバラツキがなく、収納効率にも優れ比較
的安価で且つ美麗な棚板を提供出来る。
【0030】また、本発明によれば、棚板の上面をあら
かじめ塗装や塗膜転写または、化粧シート貼り等により
仕上げ化粧を施し、更に、棚板前面部の全長に亘って仕
上化粧部材を取付けることで高級感に富んだ棚板も提供
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による棚板の一実施形態を示す分解斜視
図。
【図2】本発明による棚板の一実施形態における面格子
の格子組みの様子を示す部分図。
【図3】本発明による棚板内部面格子の縦桟材及び横桟
材の嵌合溝形成方法の一実施形態を示す説明図。
【図4】本発明による棚板の別の実施形態を示す構成
図。
【図5】本発明による棚板の別の実施形態における部分
拡大図。
【図6】従来の現場作成方式の棚板を示す斜視図。
【符号の説明】
1…棚板 2…縦桟材 3…横桟材
4…面格子 5…周枠材 6…芯材 7…表面材
8…裏面材 9…仕上化粧部材 10…溝
フロントページの続き (72)発明者 松井 新作 東京都中央区日本橋本町3丁目8番3号 三井木材工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定寸法に細断した硬質木質繊維板を縦
    桟材(2)及び横桟材(3)として格子を組み面格子
    (4)を作成し、周囲を面格子の厚さと同じ厚みの無垢
    の製材からなる周枠材(5)で囲って得られた芯材
    (6)の表裏面を硬質木質繊維板からなる表面材(7)
    及び裏面材(8)で覆ったことを特徴とする棚板。
  2. 【請求項2】 前記硬質木質繊維板はその比重が0.8
    5〜1.10で、その厚さが2.5〜4.0mmであっ
    て、棚板全体の見掛け嵩比重が0.3〜0.5であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の棚板。
  3. 【請求項3】 前記硬質木質繊維板からなる表面材
    (7)及び裏面材(8)は各々その片面をあらかじめ塗
    料塗布あるいは塗膜転写あるいは各種化粧シート貼付処
    理を施したものであることを特徴とする請求項1および
    2に記載の棚板。
  4. 【請求項4】 棚板長辺の片方の側面には着脱可能な如
    く、その全長に亘って仕上化粧部材(9)を取付けたこ
    とを特徴とする請求項1及至3記載の棚板。
JP6027298A 1998-02-05 1998-02-05 棚 板 Pending JPH11221129A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6027298A JPH11221129A (ja) 1998-02-05 1998-02-05 棚 板

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JP6027298A JPH11221129A (ja) 1998-02-05 1998-02-05 棚 板

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JPH11221129A true JPH11221129A (ja) 1999-08-17

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ID=13137348

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JP6027298A Pending JPH11221129A (ja) 1998-02-05 1998-02-05 棚 板

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JP (1) JPH11221129A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015211802A (ja) * 2014-05-07 2015-11-26 河淳株式会社 商品陳列用棚板部材及び商品陳列什器
JP2017038697A (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 天昇電気工業株式会社 棚板構造体
JP2019005570A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 株式会社大西 陳列棚用の棚板

Cited By (3)

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