JPH11218208A - ステータの製造方法 - Google Patents

ステータの製造方法

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JPH11218208A
JPH11218208A JP3232198A JP3232198A JPH11218208A JP H11218208 A JPH11218208 A JP H11218208A JP 3232198 A JP3232198 A JP 3232198A JP 3232198 A JP3232198 A JP 3232198A JP H11218208 A JPH11218208 A JP H11218208A
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JP
Japan
Prior art keywords
stator
pocket
resin
way clutch
pocket portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP3232198A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Sekine
勝美 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Publication of JPH11218208A publication Critical patent/JPH11218208A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/246Details relating to one way clutch of the stator

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノッチタイプの一方向クラッチのポケットプ
レートを樹脂化する際に、樹脂のウェルド部12が、ス
トラットを収容するポケット部5の近傍に形成されるこ
とがなく、もって樹脂製のステータ本体1の強度を高め
ることが可能なステータの製造方法を提供する。 【解決手段】 樹脂材料によってステータ本体1を成形
するときに、ノッチタイプの一方向クラッチのストラッ
トを収容するポケット部5をステータ本体1に直接形成
するとともに、ポケット部5の周方向位置と成形型にお
けるピンゲート11の周方向位置とを略合致させること
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用オートマ
ティックトランスミッションのトルクコンバータ等に用
いられるステータの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から図5および図6に示すように、
環状のステータ本体51、羽根52および外環53を樹
脂材料によって同心的に一体成形し、ステータ本体51
の内周側にノッチタイプの一方向クラッチ54を設けた
ステータが知られている。
【0003】この従来のステータにおいて、ノッチタイ
プの一方向クラッチ54は、以下のように構成されてい
る。
【0004】すなわち先ず、ステータ本体51の内周側
に、環状を呈する金属製のポケットプレート55がイン
サート成形によって固定されており、このポケットプレ
ート55に同じく環状を呈する金属製のノッチプレート
56が相対回転可能に組み合わされている。図7に拡大
して示すように、ポケットプレート55の端面部にポケ
ット部57が所要数等配状に設けられており、このポケ
ット部57にそれぞれストラット58がバネ59に支持
されて収容されている。ポケット部57を設けたポケッ
トプレート55の端面部に対向するノッチプレート56
の端面部に係合凹部60が設けられており、この係合凹
部60の周方向一方の側壁61が、これにストラット5
8が係合するように立ち上がり角度を比較的急にして成
形されている。これに対して係合凹部60の周方向他方
の側壁62は、これをストラット58が乗り越えるよう
に立ち上がり角度を比較的緩やかに成形されている。し
たがってこのストラット58および係合凹部60の係合
構造により、ノッチプレート56が図上A方向に回転し
ようとすると、ストラット58が係合して回転が阻止さ
れ、反対のB方向の回転のみが許容される。
【0005】近年、部品の軽量化および製造の容易化等
の観点から部品を金属から樹脂化することが進められて
おり、その一つとして、上記ポケットプレート55を樹
脂化することが考えられる。
【0006】ポケットプレート55を樹脂化すると、こ
のポケットプレート55が同じく樹脂製のステータ本体
51に対して一体化されることになり、またこれにより
樹脂製のステータ本体51にポケット部57が直接形成
されることになる。したがってこのステータ本体51を
ピンゲート方式の成形型によって射出成形しようとする
と、以下のような不都合が生じることになる。
【0007】すなわち、環状のステータ本体51をピン
ゲート方式の成形型によって射出成形する場合には、こ
の成形型において、ピンゲートがステータ本体51の周
方向に沿って複数等配状に設定されるのが通常である。
これに対してポケット部57も、上記したように所要数
が等配されるものである。
【0008】したがって、ポケット部57の周方向位置
とピンゲートの周方向位置とを互い違いに設定すると、
各ピンゲートからの樹脂が出会って生じるウェルド部が
ポケット部57の近傍に形成される可能性がある。そう
した場合、ポケット部57の近傍には一方向クラッチ5
4がロックするときに過大な応力が生じるために、強度
の低いウェルド部がポケット部57の近傍に形成される
と、ステータ本体51がウェルド部から破損する可能性
が高く、強度的に問題となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、ノッチタイプの一方向クラッチのポケットプレート
を樹脂化する際に、樹脂のウェルド部が、ストラットを
収容するポケット部の近傍に形成されることがなく、も
って樹脂製のステータ本体の強度を高めることが可能な
ステータの製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるステータの製造方法は、樹
脂材料によってステータ本体を成形するときに、ノッチ
タイプの一方向クラッチのストラットを収容するポケッ
ト部を前記ステータ本体に直接形成するとともに、前記
ポケット部の周方向位置と成形型におけるピンゲートの
周方向位置とを略合致させることにした。
【0011】また本発明の請求項2によるステータの製
造方法は、樹脂材料によってステータ本体を成形すると
きに、ノッチタイプの一方向クラッチのストラットを収
容するポケット部を前記ステータ本体に直接形成すると
ともに、前記ポケット部の周方向位置と成形型における
ピンゲートの周方向位置とを調整して、樹脂のウェルド
部が前記ポケット部から離れた位置に形成されるように
した。
【0012】上記構成を備えた本発明の請求項1による
ステータの製造方法のように、樹脂材料によってステー
タ本体を成形するときに、ノッチタイプの一方向クラッ
チのストラットを収容するポケット部をステータ本体に
直接形成するとともに、ポケット部の周方向位置と成形
型におけるピンゲートの周方向位置とを略合致させる
と、各ピンゲートからの樹脂が出会って生じるウェルド
部が丁度、周方向に並んだ二つのポケット部の中間部に
形成されることになり、これによりウェルド部がポケッ
ト部の近傍に形成されるのを防止することが可能とな
る。
【0013】また上記構成を備えた本発明の請求項2に
よる製造方法のように、樹脂材料によってステータ本体
を成形するときに、ノッチタイプの一方向クラッチのス
トラットを収容するポケット部をステータ本体に直接形
成するとともに、ポケット部の周方向位置と成形型にお
けるピンゲートの周方向位置とを調整して、樹脂のウェ
ルド部がポケット部から離れた位置に形成されるように
した場合にも、ウェルド部がポケット部の近傍に形成さ
れるのを防止することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明すると、当該実施形態に係る製造方法
は、以下のようなノッチタイプ樹脂ステータを製造する
ものである。
【0015】すなわち、図1ないし図3に示すように、
先ず、環状を呈する樹脂製のステータ本体(シェルまた
はステータシェルとも称する)1が備えられており、こ
のステータ本体1の外周側に多数の羽根2と外環(コア
またはステータコアとも称する)3とが同心的に一体成
形されている。ステータ本体1は、上記従来技術におけ
るステータ本体とポケットプレートとを合わせたボリュ
ームないし形状を備えており、このステータ本体1の内
周側の端面部4に、凹部状のポケット部5が所要数等配
状に直接形成されている(図では三等配)。ステータ本
体1は、ステータ本体部とポケットプレート部とを樹脂
材料により一体成形したものと表現することもでき、こ
の場合には、ポケットプレート部の内周側の端面部に凹
部状のポケット部5が所要数等配状に形成されていると
いうことになる。
【0016】尚、この図1ないし図3は、ステータ本体
1、羽根2および外環3よりなる樹脂の一体成形品のみ
を描いており、この樹脂の一体成形品に対して図4に示
すように、ノッチプレート6、ストラット7およびバネ
8が組み付けられて、ノッチタイプの一方向クラッチ9
が構成される。ノッチプレート6は金属によって環状に
成形されており、ステータ本体1に対して相対回転可能
に組み合わされる。またこのノッチプレート6には、ス
トラット7が一回転方向に係合する係合凹部10が設け
られている。ストラット7はバネ8に支持されて揺動自
在にポケット部5に収容される。
【0017】上記構成のステータを製造する当該製造方
法は、以下の手順ないし工程を備えている点に特徴を有
している。
【0018】すなわち先ず、フェノール樹脂等の樹脂材
料によってステータ本体1を射出成形するときに、ノッ
チタイプの一方向クラッチ9のストラット7を収容する
所要数のポケット部5をステータ本体1に直接形成し、
併せて図1に示すように、各ポケット部5の周方向位置
と成形型における各ピンゲート11の周方向位置とを略
合致するように設定する。またポケット部5の数(図で
は三箇所)とピンゲート11の数(図では三箇所)とを
同じに設定する。
【0019】すると、成形型のキャビティの内部で、図
1に矢印で示すように各ピンゲート11からの樹脂が出
会って生じるウェルド部12が丁度、周方向に並んだ二
つのポケット部5の中間部に形成されることになる。し
たがって、これにより強度の低いウェルド部12が、ク
ラッチ9の作動時に大きな応力が発生するポケット部5
の近傍に形成されるのを防止することができ、ステータ
本体1の強度を高めることができる。
【0020】またウェルド部12が、周方向に並んだ二
つのポケット部5の丁度、中間部に形成されなくても、
ポケット部5に対して周方向に所定の角度をもつ位置に
形成されれば、同じ作用効果を奏することが可能であ
る。したがって各ポケット部5の周方向位置と成形型に
おける各ピンゲート11の周方向位置とを調整して、ウ
ェルド部12がポケット部5から周方向に離れた位置に
形成されるようにするのも有効である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0022】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1によるステータの製造方法においては、樹脂材
料によってステータ本体を成形するときに、ノッチタイ
プの一方向クラッチのストラットを収容するポケット部
をステータ本体に直接形成するとともに、ポケット部の
周方向位置と成形型におけるピンゲートの周方向位置と
を略合致するように設定するために、各ピンゲートから
の樹脂が出会って生じるウェルド部が丁度、周方向に並
んだ二つのポケット部の中間部に形成される。したがっ
て、これにより強度の低いウェルド部が、クラッチの作
動時に大きな応力が発生するポケット部の近傍に形成さ
れるのを防止することができ、樹脂製のステータ本体の
強度を高めることができる。
【0023】また請求項2に係るステータの製造方法の
ように、樹脂材料によってステータ本体を成形するとき
に、ノッチタイプの一方向クラッチのストラットを収容
するポケット部をステータ本体に直接形成するととも
に、ポケット部の周方向位置と成形型におけるピンゲー
トの周方向位置とを調整して、樹脂のウェルド部がポケ
ット部から離れた位置に形成されるようにした場合に
も、強度の低いウェルド部が、クラッチの作動時に大き
な応力が発生するポケット部の近傍に形成されるのを防
止することができ、樹脂製のステータ本体の強度を高め
ることができる。
【0024】また両請求項に共通して、従来のポケット
プレートが樹脂化されてステータ本体に一体化されるた
めに、部品の軽量化および製造の容易化を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る製造方法によって製造
されたステータの正面図
【図2】図1におけるA−O−A線断面図
【図3】同ステータの背面図
【図4】一方向クラッチの説明図
【図5】従来例の係るステータの一部切欠した正面図
【図6】図5におけるB−O−B線断面図
【図7】図5におけるC−C線拡大断面図
【符号の説明】
1 ステータ本体 2 羽根 3 外環 4 端面部 5 ポケット部 6 ノッチプレート 7 ストラット 8 バネ 9 一方向クラッチ 10 係合凹部 11 ピンゲート 12 ウェルド部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材料によってステータ本体(1)を
    成形するときに、ノッチタイプの一方向クラッチ(9)
    のストラット(7)を収容するポケット部(5)を前記
    ステータ本体(1)に直接形成するとともに、 前記ポケット部(5)の周方向位置と成形型におけるピ
    ンゲート(11)の周方向位置とを略合致させることを
    特徴とするステータの製造方法。
  2. 【請求項2】 樹脂材料によってステータ本体(1)を
    成形するときに、ノッチタイプの一方向クラッチ(9)
    のストラット(7)を収容するポケット部(5)を前記
    ステータ本体(1)に直接形成するとともに、 前記ポケット部(5)の周方向位置と成形型におけるピ
    ンゲート(11)の周方向位置とを調整して、樹脂のウ
    ェルド部(12)が前記ポケット部(5)から離れた位
    置に形成されるようにしたことを特徴とするステータの
    製造方法。
JP3232198A 1998-01-30 1998-01-30 ステータの製造方法 Pending JPH11218208A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010047001A1 (ja) * 2008-10-22 2010-04-29 シャープ株式会社 プロペラファン、流体送り装置および成型金型
JP2010101223A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Sharp Corp プロペラファン、流体送り装置および成型金型

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