JPH1113833A - フライホィール及びその製造方法 - Google Patents
フライホィール及びその製造方法Info
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- JPH1113833A JPH1113833A JP16586097A JP16586097A JPH1113833A JP H1113833 A JPH1113833 A JP H1113833A JP 16586097 A JP16586097 A JP 16586097A JP 16586097 A JP16586097 A JP 16586097A JP H1113833 A JPH1113833 A JP H1113833A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/131—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
- F16F15/13142—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses characterised by the method of assembly, production or treatment
- F16F15/1315—Multi-part primary or secondary masses, e.g. assembled from pieces of sheet steel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量化、コストダウン、精度向上を図る。
【解決手段】 軸心側の円板部１ａの周囲にこの円板部
１ａより厚くした環状部１ｂを有し、この環状部の外周
に歯車５を設けた本体部材１は、この本体部材１の環状
部１ｂより内側に固着される環状のウエイトディスク部
材２とからなり、上記本体部材１を鋼材にて構成し、ウ
エイトディスク部材２を鋳鉄で構成すると共に、このウ
エイトディスク部材２を鋳込みにて本体部材１に溶着し
た構成にした。
１ａより厚くした環状部１ｂを有し、この環状部の外周
に歯車５を設けた本体部材１は、この本体部材１の環状
部１ｂより内側に固着される環状のウエイトディスク部
材２とからなり、上記本体部材１を鋼材にて構成し、ウ
エイトディスク部材２を鋳鉄で構成すると共に、このウ
エイトディスク部材２を鋳込みにて本体部材１に溶着し
た構成にした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの回転軸
に取り付けるフライホィールで、特に外周部にスタータ
用の歯車を有するフライホィール及びその製造方法に関
するものである。
に取り付けるフライホィールで、特に外周部にスタータ
用の歯車を有するフライホィール及びその製造方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種のフライホィールは、断面形状が
角状になっている棒状の鋼材（Ｓ４８Ｃ相当）を、リン
グ状に成形して、その両端をフラッシュパット溶接等に
て結合してからこれの外周に歯車を切削加工して図１
（ａ），（ｂ）に示すような環状素材ａを作り、この環
状素材ａを、図２に示すように、鋳物（ＦＣ２５相当）
にて構成すると共に、これの必要部分に機械加工して形
成してなるプレート素材ｂに焼ばめにて嵌合結合し、あ
るいは嵌合後溶接結合して製造される構成となってい
る。また、歯車部分は局部的に強度を必要とするので高
周波焼き入れを行っている。
角状になっている棒状の鋼材（Ｓ４８Ｃ相当）を、リン
グ状に成形して、その両端をフラッシュパット溶接等に
て結合してからこれの外周に歯車を切削加工して図１
（ａ），（ｂ）に示すような環状素材ａを作り、この環
状素材ａを、図２に示すように、鋳物（ＦＣ２５相当）
にて構成すると共に、これの必要部分に機械加工して形
成してなるプレート素材ｂに焼ばめにて嵌合結合し、あ
るいは嵌合後溶接結合して製造される構成となってい
る。また、歯車部分は局部的に強度を必要とするので高
周波焼き入れを行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記フライホィール
は、イナーシャをあるレベル、例えば、０．９ｋｇ・ｃ
ｍ・ｓｅｃ2 以上確保する必要がある。従って中心部に
対して外周部の肉厚（質量）を大きくしている。そして
このとき、重量軽減の必要性から中心部付近はバースト
強度に耐えられる最小肉厚であることが望ましい。
は、イナーシャをあるレベル、例えば、０．９ｋｇ・ｃ
ｍ・ｓｅｃ2 以上確保する必要がある。従って中心部に
対して外周部の肉厚（質量）を大きくしている。そして
このとき、重量軽減の必要性から中心部付近はバースト
強度に耐えられる最小肉厚であることが望ましい。
【０００４】しかし、上記従来のフライホィールでは、
これの中心部が通常の片状黒鉛鋳鉄で構成されていて、
これの引張り強度が２５ｋｇ／ｍｍ2 しかなく、従って
バースト破壊をクリヤするためにはこの部分の肉厚を薄
くすることができず、相対的に外周部の肉厚を大きくし
なければならず、重量が大きくなって軽量化に問題があ
った。
これの中心部が通常の片状黒鉛鋳鉄で構成されていて、
これの引張り強度が２５ｋｇ／ｍｍ2 しかなく、従って
バースト破壊をクリヤするためにはこの部分の肉厚を薄
くすることができず、相対的に外周部の肉厚を大きくし
なければならず、重量が大きくなって軽量化に問題があ
った。
【０００５】また、上記従来のフライホィールにあって
は、中心部を構成する鋳鉄からなるプレート素材ｂに外
周部を構成する鋼材からなる環状部材ａを焼ばめ、ある
いは溶接にて結合する構成となっていたため、これの製
造工程が多くて生産性が悪く、製造コストが高くついて
いた。その上、上記の構成が歪みが出やすく、回転中心
に対する外周部の歯車の精度に問題があった。
は、中心部を構成する鋳鉄からなるプレート素材ｂに外
周部を構成する鋼材からなる環状部材ａを焼ばめ、ある
いは溶接にて結合する構成となっていたため、これの製
造工程が多くて生産性が悪く、製造コストが高くついて
いた。その上、上記の構成が歪みが出やすく、回転中心
に対する外周部の歯車の精度に問題があった。
【０００６】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、軽量化、コストダウン、さらに精度向上に図るこ
とができるフライホィール及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
ので、軽量化、コストダウン、さらに精度向上に図るこ
とができるフライホィール及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るフライホィールは、軸心側の円板部の
周囲にこの円板部より厚くした環状部を有し、この環状
部の外周に歯車を設けた本体部材と、この本体部材の環
状部より内側に固着される環状のウエイトディスク部材
とからなり、上記本体部材を鋼材にて構成し、ウエイト
ディスク部材を鋳鉄で構成した構成となっている。
に、本発明に係るフライホィールは、軸心側の円板部の
周囲にこの円板部より厚くした環状部を有し、この環状
部の外周に歯車を設けた本体部材と、この本体部材の環
状部より内側に固着される環状のウエイトディスク部材
とからなり、上記本体部材を鋼材にて構成し、ウエイト
ディスク部材を鋳鉄で構成した構成となっている。
【０００８】又、上記フライホィールは、上記ウエイト
ディスク部材を鋳込みにて本体部材に溶着して製造す
る。そしてこのとき、本体部材の環状部の内周面とウエ
イトディスク部材の外周面との間に隙間を設ける。また
上記本体部材のウエイトディスク部材を鋳込みにて溶着
する部分に突起を設ける。
ディスク部材を鋳込みにて本体部材に溶着して製造す
る。そしてこのとき、本体部材の環状部の内周面とウエ
イトディスク部材の外周面との間に隙間を設ける。また
上記本体部材のウエイトディスク部材を鋳込みにて溶着
する部分に突起を設ける。
【０００９】また、上記フライホィールは、上記のウエ
イトディスク部材を摩擦圧接にて、あるいは放電圧接に
て本体部材に溶着して製造する。
イトディスク部材を摩擦圧接にて、あるいは放電圧接に
て本体部材に溶着して製造する。
【００１０】
【作 用】軸心側の円板部の板厚を十分薄くすること
ができ、相対的にウエイトディスク部分を構成する外周
部の質量が小さくなり、軽量化が図られる。本体部材と
ウエイトディスク部材との結合が機械加工によることな
く強固に行うことができて加工工程が少ない。
ができ、相対的にウエイトディスク部分を構成する外周
部の質量が小さくなり、軽量化が図られる。本体部材と
ウエイトディスク部材との結合が機械加工によることな
く強固に行うことができて加工工程が少ない。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図３以下に
基づいて説明する。図中１はフライホィールの本体部
材、２はウエイトディスク部材である。本体部材１は通
常の鋼材にて、またウエイトディスク部材２は鋳鉄（片
状黒鉛鋳鉄または球状化黒鉛鋳鉄）にてそれぞれ構成さ
れている。
基づいて説明する。図中１はフライホィールの本体部
材、２はウエイトディスク部材である。本体部材１は通
常の鋼材にて、またウエイトディスク部材２は鋳鉄（片
状黒鉛鋳鉄または球状化黒鉛鋳鉄）にてそれぞれ構成さ
れている。
【００１０】本体部材１は円板部１ａと、この円板部１
ａの直径方向外側に一体状に形成された環状部１ｂとか
らなっていて、円板部１ａは環状部１ｂに対して厚さ方
向（軸方向）に偏っており、この円板部１ａが凹陥状に
なっている。また本体部材１の中心部には図示しない回
転軸が嵌合する穴３を有するボス部４が設けてある。ま
たこの本体部材１の環状部１ｂの外周には歯車５が機械
加工で、あるいは転造等による塑性加工により加工して
ある。
ａの直径方向外側に一体状に形成された環状部１ｂとか
らなっていて、円板部１ａは環状部１ｂに対して厚さ方
向（軸方向）に偏っており、この円板部１ａが凹陥状に
なっている。また本体部材１の中心部には図示しない回
転軸が嵌合する穴３を有するボス部４が設けてある。ま
たこの本体部材１の環状部１ｂの外周には歯車５が機械
加工で、あるいは転造等による塑性加工により加工して
ある。
【００１３】この本体部材１は所定の径の断面柱状の鋼
材から削り出しにて成形してもよく、あるいは、所定の
板厚の円板から、これの環状部１ｂ及びボス部４をスウ
エジング（あるいはスピニング）による塑性加工にて増
肉変形して成形してもよい。
材から削り出しにて成形してもよく、あるいは、所定の
板厚の円板から、これの環状部１ｂ及びボス部４をスウ
エジング（あるいはスピニング）による塑性加工にて増
肉変形して成形してもよい。
【００１４】上記ウエイトディスク部材２は環状になっ
ていて、本体部材１の凹陥部の内側に配置されて円板部
１ａ及び環状部１ｂの内側に溶着されている。このウエ
イトディスク部材２は上記したように鋳鉄にて構成され
ていて、鋳込みにより本体部材１に溶着されている。
ていて、本体部材１の凹陥部の内側に配置されて円板部
１ａ及び環状部１ｂの内側に溶着されている。このウエ
イトディスク部材２は上記したように鋳鉄にて構成され
ていて、鋳込みにより本体部材１に溶着されている。
【００１５】図４はこの鋳込み状態を示すもので、下型
６に本体部材１を埋め込み、上型７と中子８にて本体部
材１の円板部１ａに対向するウエイトディスク部材用の
キャビティ２ａを形成し、これに溶湯を流し込み成形す
る。これにより、ウエイトディスク部材２は本体部材１
の円板部１ａ及び環状部１ｂの内面に溶着される。
６に本体部材１を埋め込み、上型７と中子８にて本体部
材１の円板部１ａに対向するウエイトディスク部材用の
キャビティ２ａを形成し、これに溶湯を流し込み成形す
る。これにより、ウエイトディスク部材２は本体部材１
の円板部１ａ及び環状部１ｂの内面に溶着される。
【００１６】このとき、図３に示すように、ウエイトデ
ィスク部材２の外周部が本体部材１の環状部１ｂの内周
面に接触して、これに溶着させてもよいが、この場合、
溶湯状態のウエイトディスク部材２の熱が環状部材１ｂ
に直接的に伝播して、この部分が熱膨張して変形し、こ
の環状部１ｂの質量があまり大きくない場合にこれの外
周部に設けた歯車５に悪影響を与えることが考えられ
る。
ィスク部材２の外周部が本体部材１の環状部１ｂの内周
面に接触して、これに溶着させてもよいが、この場合、
溶湯状態のウエイトディスク部材２の熱が環状部材１ｂ
に直接的に伝播して、この部分が熱膨張して変形し、こ
の環状部１ｂの質量があまり大きくない場合にこれの外
周部に設けた歯車５に悪影響を与えることが考えられ
る。
【００１７】このことから、図５に示すように、ウエイ
トディスク部材２の外周部と環状部１ｂの内周部との間
に隙間９を設けてもよい。この場合、ウエイトディスク
部材２の成形時には、このウエイトディスク部材２の外
周部と環状部１ｂの内周部との間に成形型が介在される
ことにより、環状部１ｂの内周部にウエイトディスク部
材２側から直接熱が伝わるのが防止される。
トディスク部材２の外周部と環状部１ｂの内周部との間
に隙間９を設けてもよい。この場合、ウエイトディスク
部材２の成形時には、このウエイトディスク部材２の外
周部と環状部１ｂの内周部との間に成形型が介在される
ことにより、環状部１ｂの内周部にウエイトディスク部
材２側から直接熱が伝わるのが防止される。
【００１８】上記ウエイトディスク部材２の表面は機械
加工されてクラッチ板が摺接するクラッチ板摺接面１０
が形成される。
加工されてクラッチ板が摺接するクラッチ板摺接面１０
が形成される。
【００１９】上記構成において、フライホィールの強度
は鋼材にて構成される本体部材１にて確保され、イナー
シャは鋳鉄にて構成されるウエイトディスク部材２にて
確保される。このとき、本体部材１の円板部１ａの肉厚
を、これを鋳鉄で構成した場合に比較して著しく薄くす
ることができ、２．６ｍｍから３．６ｍｍ程度が最適で
ある。なおこれより薄いと、強度的に無理であると共
に、ウエイトディスク部材２の鋳込み時に溶けてしまう
恐れがある。また、これにより厚いと、重量が大きくな
るばかりではなく、この部分の冷却熱が大きくなって、
ウエイトディスク部材２の溶着が困難になる。
は鋼材にて構成される本体部材１にて確保され、イナー
シャは鋳鉄にて構成されるウエイトディスク部材２にて
確保される。このとき、本体部材１の円板部１ａの肉厚
を、これを鋳鉄で構成した場合に比較して著しく薄くす
ることができ、２．６ｍｍから３．６ｍｍ程度が最適で
ある。なおこれより薄いと、強度的に無理であると共
に、ウエイトディスク部材２の鋳込み時に溶けてしまう
恐れがある。また、これにより厚いと、重量が大きくな
るばかりではなく、この部分の冷却熱が大きくなって、
ウエイトディスク部材２の溶着が困難になる。
【００２０】なお上記した実施例では、本体部材１の歯
車５等の加工はウエイトディスク部材２の鋳込みの前に
するようにしたが、この本体部材１とウエイトディスク
部材２を結合してからフライホィールとしての必要な機
械加工あるいは、及び塑性加工を行うようにしてもよ
い。
車５等の加工はウエイトディスク部材２の鋳込みの前に
するようにしたが、この本体部材１とウエイトディスク
部材２を結合してからフライホィールとしての必要な機
械加工あるいは、及び塑性加工を行うようにしてもよ
い。
【００２１】なお、本体部材１に対してウエイトディス
ク部材２を鋳込みにより溶着する際に、この両者の結合
をより強固にするために、本体部材１の円板部１ａ表面
に図６から図１１に示すようにあらかじめ凹凸を設けて
も良い。
ク部材２を鋳込みにより溶着する際に、この両者の結合
をより強固にするために、本体部材１の円板部１ａ表面
に図６から図１１に示すようにあらかじめ凹凸を設けて
も良い。
【００２２】図６，図７に示すものは、本体部材１の円
板部１ａにバーリングによるパンチにて複数個の円筒状
の突起１１を設けた例であり、図８，図９に示すもの
は、円板部１ａに複数個の突起部材１２を突設した例で
あり、さらに図１０，図１１は円板部１ａに環状の突条
１３を突設した例である。
板部１ａにバーリングによるパンチにて複数個の円筒状
の突起１１を設けた例であり、図８，図９に示すもの
は、円板部１ａに複数個の突起部材１２を突設した例で
あり、さらに図１０，図１１は円板部１ａに環状の突条
１３を突設した例である。
【００２３】また、上記実施の形態では、ウエイトディ
スク部材２を鋳込みにて本体部材１に結合する形態を示
したが、これの他に、図１２に示すように、あらかじめ
鋳造にて成形したウエイトディスク部材２′を摩擦圧接
法にて本体部材１の円板部１ａに溶着してもよく、また
は、図１３に示すように、上記したあらかじめ鋳造にて
成形したウエイトディスク部材２′と本体部材１の円板
部１ａとを２個の放電ローラ１４ａ，１４ｂにて挟圧し
て放電する放電圧接法により溶着するようにしてもよ
い。
スク部材２を鋳込みにて本体部材１に結合する形態を示
したが、これの他に、図１２に示すように、あらかじめ
鋳造にて成形したウエイトディスク部材２′を摩擦圧接
法にて本体部材１の円板部１ａに溶着してもよく、また
は、図１３に示すように、上記したあらかじめ鋳造にて
成形したウエイトディスク部材２′と本体部材１の円板
部１ａとを２個の放電ローラ１４ａ，１４ｂにて挟圧し
て放電する放電圧接法により溶着するようにしてもよ
い。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、軸心側の円板部の板厚
を十分薄くすることができることにより、相対的にウエ
イトディスク部分を構成する外周部の質量を小さくで
き、必要なイナーシャを有するフライホィールの重量を
小さくして軽量化を図ることができる。また、円板部及
び環状部を構成した本体部材に対してウエイトディスク
部材を鋳込みにより溶着したことにより、本体部材とウ
エイトディスク部材の結合が容易に行うことができ、し
かもこの両者を結合するための機械加工を必要としない
ことにより、加工コストを低減できる。
を十分薄くすることができることにより、相対的にウエ
イトディスク部分を構成する外周部の質量を小さくで
き、必要なイナーシャを有するフライホィールの重量を
小さくして軽量化を図ることができる。また、円板部及
び環状部を構成した本体部材に対してウエイトディスク
部材を鋳込みにより溶着したことにより、本体部材とウ
エイトディスク部材の結合が容易に行うことができ、し
かもこの両者を結合するための機械加工を必要としない
ことにより、加工コストを低減できる。
【００２５】さらに、ウエイトディスク部材の外周と本
体部材の環状部の内周との間に隙間を有することによ
り、ウエイトディスク部材の鋳込み時におけるこのウエ
イトディスク部材の熱が上記環状部に伝達されず、この
環状部の熱歪みを防止できる。
体部材の環状部の内周との間に隙間を有することによ
り、ウエイトディスク部材の鋳込み時におけるこのウエ
イトディスク部材の熱が上記環状部に伝達されず、この
環状部の熱歪みを防止できる。
【図１】（ａ）従来のフライホィールの製造方法におけ
る構成部材の１つである環状素材を一部部破して断面形
状を示した平面図、（ｂ）はその断面図である。
る構成部材の１つである環状素材を一部部破して断面形
状を示した平面図、（ｂ）はその断面図である。
【図２】従来のフライホィールの製造方法により製造さ
れたフライホィールを示す断面図である。
れたフライホィールを示す断面図である。
【図３】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図４】ウエイトディスク部材の鋳込み状態を示す断面
図である。
図である。
【図５】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図６】ウエイトディスク部材の鋳込み結合の他の実施
の状態を示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
【図７】図６のＡ方向から見た一部破断平面図である。
【図８】ウエイトディスク部材の鋳込み結合の他の実施
の状態を示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
【図９】図８のＢ方向から見た一部破断平面図である。
【図１０】ウエイトディスク部材の鋳込み結合の他の実
施の状態を示す断面図である。
施の状態を示す断面図である。
【図１１】図１０のＣ方向から見た一部破断平面図であ
る。
る。
【図１２】ウエイトディスク部材の結合手段の他の実施
の形態を示す作用説明図である。
の形態を示す作用説明図である。
【図１３】ウエイトディスク部材の結合手段の他の実施
の形態を示す作用説明図である。
の形態を示す作用説明図である。
１…本体部材、１ａ…円板部、１ｂ…環状部、２…ウエ
イトディスク部材、３…穴、４…ボス部、５…歯車、６
…下型、７…上型、８…中子、９…隙間、１０…クラッ
チ板摺接面。
イトディスク部材、３…穴、４…ボス部、５…歯車、６
…下型、７…上型、８…中子、９…隙間、１０…クラッ
チ板摺接面。
Claims (6)
- 【請求項１】 軸心側の円板部の周囲にこの円板部より
厚くした環状部を有し、この環状部の外周に歯車を設け
た本体部材と、この本体部材の環状部より内側に固着さ
れる環状のウエイトディスク部材とからなり、上記本体
部材を鋼材にて構成し、ウエイトディスク部材を鋳鉄で
構成したことを特徴とするフライホィール。 - 【請求項２】 軸心側の円板部の周囲にこの円板部より
厚くした環状部を有し、この環状部の外周に歯車を設け
た本体部材と、この本体部材の環状部より内側に固着さ
れる環状のウエイトディスク部材とからなり、上記本体
部材を鋼材にて構成し、ウエイトディスク部材を鋳鉄で
構成すると共に、このウエイトディスク部材を鋳込みに
て本体部材に溶着したことを特徴とするフライホィール
の製造方法。 - 【請求項３】 本体部材の環状部の内周面とウエイトデ
ィスク部材の外周面との間に隙間を設けたことを特徴と
する請求項２記載のフライホィール製造方法。 - 【請求項４】 本体部材のウエイトディスク部材を鋳込
みにて溶着する部分に突起を設けたことを特徴とする請
求項２または３記載のフライホィール製造方法。 - 【請求項５】 軸心側の円板部の周囲にこの円板部より
厚くした環状部を有し、この環状部の外周に歯車を設け
た本体部材と、この本体部材の環状部より内側に固着さ
れる環状のウエイトディスク部材とからなり、上記本体
部材を鋼材にて構成し、ウエイトディスク部材を鋳鉄で
構成すると共に、このウエイトディスク部材を摩擦圧接
にて本体部材に溶着したことを特徴とするフライホィー
ルの製造方法。 - 【請求項６】 軸心側の円板部の周囲にこの円板部より
厚くした環状部を有し、この環状部の外周に歯車を設け
た本体部材と、この本体部材の環状部より内側に固着さ
れる環状のウエイトディスク部材とからなり、上記本体
部材を鋼材にて構成し、ウエイトディスク部材を鋳鉄で
構成すると共に、このウエイトディスク部材を放電圧接
にて本体部材に溶着したことを特徴とするフライホィー
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16586097A JPH1113833A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | フライホィール及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16586097A JPH1113833A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | フライホィール及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1113833A true JPH1113833A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15820373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16586097A Pending JPH1113833A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | フライホィール及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1113833A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100503154B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2005-07-26 | 주식회사 동아오토모티브 | 다중재질을 갖는 플라이 휠 |
| KR100507142B1 (ko) * | 2002-05-13 | 2005-08-09 | 현대자동차주식회사 | 방열과 강성 강화용 플라이 휠 |
| JP2010071435A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Toyota Motor Corp | フライホイールの製造方法及びフライホイール |
| CN115488321A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-12-20 | 广西达业科技有限公司 | 一种双金属组合飞轮总成的铸造方法 |
| FR3127793A1 (fr) * | 2021-10-05 | 2023-04-07 | Valeo Embrayages | Volant d’inertie assemble avec double materiaux |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP16586097A patent/JPH1113833A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100503154B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2005-07-26 | 주식회사 동아오토모티브 | 다중재질을 갖는 플라이 휠 |
| KR100507142B1 (ko) * | 2002-05-13 | 2005-08-09 | 현대자동차주식회사 | 방열과 강성 강화용 플라이 휠 |
| JP2010071435A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Toyota Motor Corp | フライホイールの製造方法及びフライホイール |
| FR3127793A1 (fr) * | 2021-10-05 | 2023-04-07 | Valeo Embrayages | Volant d’inertie assemble avec double materiaux |
| CN115488321A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-12-20 | 广西达业科技有限公司 | 一种双金属组合飞轮总成的铸造方法 |
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