JPH11218170A - ブッシュ構造体およびその製造方法 - Google Patents

ブッシュ構造体およびその製造方法

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JPH11218170A
JPH11218170A JP1872798A JP1872798A JPH11218170A JP H11218170 A JPH11218170 A JP H11218170A JP 1872798 A JP1872798 A JP 1872798A JP 1872798 A JP1872798 A JP 1872798A JP H11218170 A JPH11218170 A JP H11218170A
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JP
Japan
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bush structure
sleeve body
sleeve
structure according
elastic member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1872798A
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English (en)
Inventor
Koichi Tanaka
康一 田中
Sumitake Ichisaka
純壮 市坡
Takumi Mizuguchi
琢美 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 剛性低下を伴うことなしに軽量を図る。 【解決手段】 一端にフランジ部6aを備える中空円筒
状のスリーブ本体6と、このスリーブ本体6のフランジ
部6aとの相互間で弾性部材7を挟持するディスク部材
8との組合せからなるブッシュ構造体において、スリー
ブ本体6を、その周りに外側または内側に向かって張り
出した凸部6bを設ける。凸部6bはスリーブの軸方向
に沿いフランジ部から他端部にかけて***させたもので
ある。また、凸部6bの頂部域には弾性部材を設けてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のサスペンショ
ン装置等において、例えば、サスペンションメンバーを
車体に弾性支持したり、あるいはサスペンションリンク
等の部材をサスペンションメンバーに揺動可能に連結す
るブッシュ構造体に関し、とくに、該ブッシュ構造体の
剛性低下を招くことなしにその軽量化を図ろうとするも
のである。
【0002】
【従来の技術】車両のサスペンション等において使用さ
れるブッシュ構造体は、例えば図5に示すように、一端
にフランジ部fを備える中空円筒状のスリーブ本体S
と、このスリーブ本体Sのフランジ部fとの相互間でゴ
ムからなる弾性部材gをディスク材dによって挟持する
構造になっていて、これは、例えば図6に示すようにブ
ッシュ部サスペンションメンバー1と図示しない車体と
を弾性支持したり、アクスル3とラジアスロッド4、あ
るいはロアリンク5とサスペンションメンバー2および
アクスル3の相互間等を揺動可能に連結する機能を有す
る。
【0003】また、実開昭61−202730号公報に
は、両端部にフランジ体を有する外筒とこの外筒内に配
置される内筒とを設け、それらの間に第1の弾性体を配
置するとともに、フランジ体と車体のアーム支持ブラケ
ットとの間に環状の第2の弾性体を介装し、該第2の弾
性体を車体支持ブラケットに樹脂ベアリングを介して当
接せしめた構造のものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成にな
るブッシュ構造体は、その軸方向Lにおける特性として
軸方向バネ定数を軸直方向バネ定数よりも高くするため
に、とくに、弾性部材gの面積を拡大することによって
対処していたが、この場合、スリーブ本体Sと連結する
フランジ部fの面積もそれに従って拡げる必要があり、
これがブッシュ構造体の重量増、使用材料の増加に伴う
コストアップにつながるのが避けられず、重量軽減を行
うべく薄肉化を図った場合にはその強度低下を招く不都
合があった。
【0005】この発明の目的は、強度低下を伴うことな
しに軽量化を図ることができる新規なブッシュ構造体を
提案するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るブッシュ構造体は、一端にフランジ部を備える中空円
筒状のスリーブ本体と、このスリーブ本体のフランジ部
との相互間で弾性部材を挟持するディスク部材との組合
せからなるブッシュ構造体であって、スリーブ本体は、
その周りに外側または内側に向かって張り出した凸部を
有する点に特徴を有する。
【0007】また、この発明の請求項2に係るブッシュ
構造体は、請求項1の構成において凸部をスリーブの軸
方向に沿いフランジ部から他端部にかけて***させたと
ころに特徴を有する。
【0008】また、この発明の請求項3に係るブッシュ
構造体は、請求項2において凸部の頂部域に弾性部材を
有する点に特徴を有する。
【0009】また、この発明の請求項4に係るブッシュ
構造体は、請求項1、2または3の何れかの構成におい
て、凸部をプレスによりスリーブ本体とともに成形した
ものとする点に特徴を有する。
【0010】また、この発明の請求項5に係るブッシュ
構造体は、スリーブの先端域を除いた領域に切欠を有す
る点に特徴を有する。
【0011】また、この発明の請求項6に係るブッシュ
構造体は、一端にフランジ部を備える中空円筒状のスリ
ーブ本体と、このスリーブ本体のフランジ部との相互間
で弾性部材を挟持するディスク部材との組合せからなる
ブッシュ構造体を製造するに当たり、円盤状プレートの
中央域に、その周りに沿い等間隔で切り欠いた開口を形
成する打ち抜き加工を行い、次いで、フランジ部に相当
する領域を残してプレス加工を行うことによってその周
りに外側または内側に張り出した凸部を有するスリーブ
本体となす点に特徴を有する。
【0012】
【発明の効果】請求項1に係るブッシュ構造体において
は、スリーブ本体の周りに外側に向かって張り出した凸
部、あるいは内側に向かって張り出した凸部を設けるよ
うにしたので、剛性を高めることが可能でありスリーブ
本体の薄肉化によって軽量化を図るとができる。
【0013】請求項2に係るブッシュ構造体において
は、凸部をスリーブの軸方向に沿ってフランジ部から他
端部にかけて***させたので、スリーブ本体の外周部あ
るいは内周部を他の部材に挿入、適合させる場合にスム
ーズに行い得る。
【0014】請求項3に係るブッシュ構造体において
は、凸部の頂部域にゴムの如き弾性部材を設けるように
したので、ブッシュ構造体と他の部材の組合せにおいて
寸法上、厳密さが要求されるような場合であっても、該
弾性部材において多少の寸法変動を吸収できる。
【0015】請求項4に係るブッシュ構造体において
は、凸部をスリーブ本体とともにプレス形成するように
したので、かかる部位を成形するために別途工程を付加
する必要はない。
【0016】請求項5に係るブッシュ構造体において
は、スリーブ本体に設けた凸部を除くその先端域に切欠
を設けたので、その分、ブッシュ構造体の重量の軽減を
図ることができる。
【0017】請求項6に係るブッシュ構造体の製造方法
においては、その製造に際してブッシュ構造体を作製す
る素材となる円盤状のプレートを用意し、この中央域に
軽量化のための切欠を有する開口を形成する打ち抜き加
工をおこない、フランジ部位に相当する領域を残してプ
レス加工を行うことにより凸部を有するスリーブ本体を
形成するようにしたので、ブッシュ構造体の製造に際し
て複雑な工程を経ることはない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明をよ
り具体的に説明する。図1は、この発明に従うブッシュ
構造体を一部断面にして示した例であって、図中番号6
は中空状のスリーブ本体であって、このスリーブ本体6
は一端にフランジ部6aを有し、その周りには外側に向
かって張り出した凸部6bを有する。また、7はゴム等
からなる弾性部材、8はフランジ部6aに合わさるディ
スク部材であり、弾性部材7はこのディスク部材8とフ
ランジ部6aとの間で強固(接着剤、ゴムの加硫による
接着等)に挟持される。
【0019】上掲図1に示したような構成になるブッシ
ュ構造体においては、スリーブ本体6の厚さをある程度
薄くしても凸部6bを設けた分で剛性を高めることがで
き、軽量化の点で有利であり、しかも、このスリーブ本
体6を組付け相手部品の開口部に挿入する場合に、フリ
ーブ本体6の外周が相手部品の内周面にすべて接触する
ことがないので凸部を設ける個数により圧入代を比較的
自由に調整できる。
【0020】凸部6bはこの例ではスリーブ本体6の先
端からフランジ部6aにかけて***させたが、***させ
る領域については剛性の低下を招いたり圧入に際してス
リーブ本体6の位置ずれが発生するようなおそれがなけ
ればよく、とくに、形成位置や形成個数は限定はされな
い。
【0021】図2は、凸部6bの頂部域にゴムからなる
弾性部材9を設けるとともに、その凸部6bを除いたス
リーブ本体6の先端域に切欠10を設けた例を示したも
のである。この例では、スリーブ本体6の薄肉化ととも
に切欠10の分だけ重量を減らすことができるので軽量
化に有利であり、また、凸部6bの先端域に弾性部材9
を設けることによりスリーブ本体6を比較的容易に圧入
することができるだけでなく、スリーブ本体6および圧
入側の部材が何れも金属製の場合には金属タッチになら
ないので、その相互間における偏摩耗等は回避されるこ
とになる。
【0022】図5は、この発明に従うブッシュ構造体に
つき、そのスリーブ本体6の製作要領を示したものであ
る。スリーブ本体6の製作に際しては、まず、所定の厚
さを有する円盤状のプレート11を用意し、これに等間
隔で切り欠いた開口12を打ち抜き加工によって形成す
る。そして、フランジ部6aに相当する領域を残してプ
レス加工を行う。図4にこの発明に従うブッシュ構造体
の平面図と断面図(A−A断面)を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従うブッシュ構造体の構成を示した
図である。
【図2】この発明に従うブッシュ構造体の他の構成を示
した図である。
【図3】この発明に従うブッシュ構造体の製造要領の説
明図である。
【図4】この発明に従うブッシュ構造体の平面図及び断
面図である。
【図5】従来形式のブッシュ構造体の構成を示した図で
ある。
【図6】車両のサスペンションの全体構成を簡略化して
示した図である。
【符号の説明】
1 サスペンションメンバー 2 ブッシュ部 3 アクスル 4 ラジアスロッド 5 ロアリンク 6 スリーブ本体 6a フランジ部 6b 凸部 7 弾性部材 8 ディスク部材 9 弾性部材 10 切欠 11 円盤状プレート 12 開口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にフランジ部を備える中空円筒状の
    スリーブ本体と、このスリーブ本体のフランジ部との相
    互間で弾性部材を挟持するディスク部材との組合せから
    なるブッシュ構造体であって、 スリーブ本体は、その周りに外側または内側に向かって
    張り出した凸部を有することを特徴とするブッシュ構造
    体。
  2. 【請求項2】 凸部はスリーブの軸方向に沿いフランジ
    部から他端部にかけて***したもので有る、請求項1記
    載のブッシュ構造体。
  3. 【請求項3】 凸部の頂部域に弾性部材を有する請求項
    2記載のブッシュ構造体。
  4. 【請求項4】 凸部はプレスによりスリーブ本体ととも
    に成形したものである、請求項1、2または3記載の何
    れかに記載のブッシュ構造体。
  5. 【請求項5】 スリーブは、その先端域の凸部を除いた
    領域に切欠を有する請求項2、3または4の何れかに記
    載のブッシュ構造体。
  6. 【請求項6】 一端にフランジ部を備える中空円筒状の
    スリーブ本体と、このスリーブ本体のフランジ部との相
    互間で弾性部材を挟持するディスク部材との組合せから
    なるブッシュ構造体を製造するに当たり、 円盤状プレートの中央域に、その周りに沿い等間隔で切
    り欠いた開口を形成する打ち抜き加工を行い、次いで、
    フランジ部に相当する領域を残してプレス加工を行うこ
    とによってその周りに外側または内側に張り出した凸部
    を有するスリーブ本体となす、ことを特徴とするブッシ
    ュ構造体の製造方法。
JP1872798A 1998-01-30 1998-01-30 ブッシュ構造体およびその製造方法 Withdrawn JPH11218170A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157305A (ja) 2005-12-08 2007-06-21 Fuji Xerox Co Ltd データ再生方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007157305A (ja) 2005-12-08 2007-06-21 Fuji Xerox Co Ltd データ再生方法及び装置

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