JPH11218074A - ピストンポンプ - Google Patents

ピストンポンプ

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JPH11218074A
JPH11218074A JP10328037A JP32803798A JPH11218074A JP H11218074 A JPH11218074 A JP H11218074A JP 10328037 A JP10328037 A JP 10328037A JP 32803798 A JP32803798 A JP 32803798A JP H11218074 A JPH11218074 A JP H11218074A
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JP
Japan
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piston
piston pump
valve
pump
hole
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Application number
JP10328037A
Other languages
English (en)
Inventor
Heinz Siegel
ジーゲル ハインツ
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B53/00Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
    • F04B53/10Valves; Arrangement of valves
    • F04B53/1002Ball valves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/40Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
    • B60T8/4031Pump units characterised by their construction or mounting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B5/00Machines or pumps with differential-surface pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B53/00Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
    • F04B53/10Valves; Arrangement of valves
    • F04B53/109Valves; Arrangement of valves inlet and outlet valve forming one unit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Transportation (AREA)
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 シリンダ孔を有するポンプケーシング
と、前記シリンダ孔内で軸方向摺動可能に案内されてい
て軸方向で往復行程運動するように駆動可能なピストン
と、逆止弁とを備えたピストンポンプにおいて、逆止弁
34,36が、ポンプケーシング14内のシリンダ孔に
対してわずかな間隔をおいてシリンダ孔に対して接線方
向に延びる弁孔38 内に配置されている。 【効果】 コンパクトかつスペースの節約できる構造が
得られる利点の他に、ピストンポンプのデッドスペース
がわずかとなり、かつ効率が改善される利点が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ孔を有す
るポンプケーシングと、前記シリンダ孔内で軸方向摺動
可能に案内されていて軸方向で往復行程運動するように
駆動可能なピストンと、逆止弁とを備えたピストンポン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のピストンポンプはアメリカ合衆
国特許第4875741号明細書から公知である。この
公知ピストンポンプは、ポンプケーシング内に軸方向摺
動可能に案内されていて偏心駆動装置により駆動されて
シリンダ孔内で往復行程運動するピストンを備えてい
る。この公知のピストンポンプの入口弁及び出口弁は逆
止弁として形成されており、かつ外部に配置されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、コン
パクトで取付けスペースが節約できる構造を有すると共
に、デッドスペースが小さく、かつ効率のよいピストン
ポンプを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、逆止弁が、ポンプケー
シング内のシリンダ孔に対してわずかな間隔をおいてシ
リンダ孔に対して接線方向に延びる弁孔内に配置されて
いることにより解決される。
【0005】
【発明の効果】本発明にもとづく逆止弁の構成の有する
まず最初の利点は、この逆止弁がポンプケーシングのシ
リンダ孔の軸方向で短く構成されたポンプケーシングを
可能にすることにある。ポンプケーシングはコンパクト
であり、ピストンポンプはわずかな構成スペースしか必
要としない。さらに、接線方向の弁孔はシリンダ孔に極
めて密に設けられる。このことにより、シリンダ孔と逆
止弁との間の、ピストンポンプにより吐出されるべき流
体によって充填される容積が小さく、ピストンと逆止弁
との間のデッドスペースがわずかとなる。デッドスペー
スの減少により、ピストンポンプの効率が改善されると
いう利点が得られる。さらに本発明にもとづくピストン
ポンプはシリンダ孔に対して接線方向でポンプケーシン
グ内に設けられた弁孔により良好に掃気される。
【0006】本発明にもとづくピストンポンプは特に車
両のブレーキ装置内のポンプとして設けられて、ホイー
ルブレーキシリンダ内圧力の制御時に使用される。ブレ
ーキ装置の種類に応じて、この種のブレーキ装置のため
に略号ABSもしくはASRもしくはFDRもしくはE
HBが使用される。ブレーキ装置内では例えば単数又は
複数のホイールブレーキシリンダからマスタブレーキシ
リンダ内へブレーキ液を戻し搬送するために(ABS)
及び/又は貯蔵タンクから単数又は複数のホイールブレ
ーキシリンダ内へブレーキ液を搬送するために(ASR
もしくはFDRもしくはEHB)このポンプが使用され
る。このポンプは例えばホイールスリップ制御装置を備
えたブレーキ装置(ABSもしくはASR)で、及び/
又はステアリング補助装置として役立つブレーキ装置
(FDR)で、及び/又は電気液圧的なブレーキ装置
(EHB)で必要とされる。ホイールスリップ制御装置
(ABSもしくはASR)によれば、例えば制動時にブ
レーキペダルに著しい圧力が加えられた際の車両ホイー
ルのロック(ABS)及び/又はアクセルペダルへ著し
い圧力が加えられた際の車両駆動ホイールの空転(AS
R)が阻止される。ステアリング補助装置(FDR)と
して役立つブレーキ装置では、例えば運転者により望ま
れる軌跡からの車両の逸脱を阻止するために、ブレーキ
ペダルもしくは加速ペダルの操作とは無関係に単数又は
複数のホイールブレーキシリンダ内に制動圧が形成され
る。このポンプは、電気的なブレーキペダルセンサがブ
レーキペダルの操作を検出した際にポンプがブレーキ液
を単数もしくは複数のホイールブレーキシリンダ内へ搬
送する、又はポンプがブレーキ装置のアキュムレータの
充填のために役立てられる、電気液圧的なブレーキ装置
(EHB)においても使用されることができる。
【0007】請求項2以下には本発明の有利な構成が記
載されている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面に示した実施例につき
本発明を詳細に説明する。
【0009】第1実施例の説明図1及び図2に示された
本発明にもとづくピストンポンプ10は、詳細には図示
されていない液圧的なスリップ制御式車両ブレーキ装置
の、ポンプケーシング14を形成している液圧ブロック
内に挿入されたブシュ12を備えている。液圧ブロック
内にはマグネット弁、液圧ダンパ、アキュムレータのよ
うな、互いに接続されているのみならずピストンポンプ
10にも液圧的に接続された別の液圧的な構成部材が挿
入されている。
【0010】ブシュ12はプラスチック射出成形品であ
る。このブシュ内にはステッキ状のピストン16が軸方
向摺動可能に案内されている。ピストン16のこの案内
は一方ではブシュ12の端面のところでポンプケーシン
グ14内へ挿入された案内リング18によって行われて
いる。Oリング20がピストン16をシールしている。
【0011】ブシュ12はピストン16のための第2の
案内として、軸方向で短くかつ低い環状の減径により形
成された案内部分22を備えている。この案内部分22
の軸方向の外側にはブシュ12とピストン16との間に
狭い隙間が形成されている。
【0012】ブシュ12の案内リング18及びOリング
20の側には電動モータによって回転駆動される偏心体
24が配置されており、この偏心体は公知形式でピスト
ン16を駆動し、往復運動せしめるのに役立つ。この偏
心体24とは逆の側のピストン16の端面のところでブ
シュ12内に配置された圧縮コイルばねが、ピストン戻
しばね26としてピストン16を偏心体24の周面に接
触せしめている。ピストンポンプ10のデッドスペース
を減少させるために、ピストン戻しばね26は方形の巻
線横断面を有している。デッドスペースとは、ピストン
16が吐出行程の終了時に最も深くブシュ12内へ没入
した位置を占めた際にブシュ12内に残される容積であ
る。一般的にいえば、このピストン戻しばね26による
デッドスペースの減少は、ピストン戻しばね26の互い
に向かい合った巻線面が少なくともほぼ互いに相補して
おり、このことにより、ピストン16によってピストン
戻しばね26が圧縮された際のばね巻線相互間のスペー
スができるだけ小さいことにより得られる。
【0013】ブシュ12の、偏心体24とは逆の側の端
部は板状の閉鎖部材28により圧力密に閉じられてお
り、この閉鎖部材28はかしめ部30によりポンプケー
シング14に取付けられている。ピストン戻しばね26
はこの閉鎖部材28に支持されている。閉鎖部材28か
らはピン状の押しのけ体32がピストン戻しばね26の
内室内に突入している。この押しのけ体32もピストン
ポンプ10のデッドスペースを減少せしめる。押しのけ
体32はピストン16に配置されてもよい(図示せ
ず)。押しのけ体32は方形の巻線横断面を有するピス
トン戻しばね26とあいまって、ブシュ12内へピスト
ン16が押し込まれた際にブシュ12の内部におけるピ
ストンポンプ10のデッドスペースをほぼゼロに減少せ
しめる。デッドスペースのこの減少はピストンポンプ1
0の効率を改善する。別の利点はピストンポンプ10が
良好に掃気されることにある。
【0014】本発明にもとづくピストンポンプ10は入
口弁34及び出口弁36として、ばね負荷された2つの
逆止弁を備えており、これらの逆止弁はポンプケーシン
グ14内にシリンダ孔に対して接線方向で配置された弁
孔38内に挿入されている(図2参照)。シリンダ孔と
は、ポンプケーシング14内に設けらていてピストン1
6を収容する孔もしくは開口を意味する。弁孔38はシ
リンダ孔からわずかな間隔で位置している。この弁孔3
8はブシュ12と交差している(図1)。ブシュ12は
弁孔38との交差箇所では弁孔38と合致した円筒状の
接線方向の切取部を有している。このことにより、入口
弁34及び出口弁36はピストンポンプ10の押しのけ
室42の極めて近くに位置しており、かつブシュ12に
設けた短い半径方向の接続孔44を介してこの押しのけ
室42に連通している。入口弁34及び出口弁36が短
い接続孔44を介して押しのけ室42の極めて近くに空
間的に密接して配置されていること、並びにポンプ入口
のためのみならずポンプ出口のために接続孔44が1つ
だけしか設けられていないことは、ピストンポンプ10
のデッドスペースを小さくすると共に、これによりピス
トンポンプの効率を改善し、ピストンポンプ10の掃気
性を確実に良くする。
【0015】入口弁34及び出口弁36は球状の弁閉鎖
部材46を備えており、これらの弁閉鎖部材は、圧縮コ
イルばねの形状のそれぞれ1つの弁閉鎖ばね48によっ
て、弁閉鎖部材46及び弁閉鎖ばね48を内部に収容し
たそれぞれ1つのスリーブ50内に設けられた弁座52
に圧着されている。入口弁34のスリーブ50は、接続
孔44内への及び接続孔44からの流体の通流を可能な
らしめる縦スリット54を備えている。
【0016】両方のスリーブ50は互いに結合されて弁
カートリッジ51を形成している。出口弁36のスリー
ブ50は、入口弁34のスリーブ50内へはめ合い形式
で係合するカラー56を備えており、このカラーに入口
弁34のスリーブ50がプレスばめされている。入口弁
34及び出口弁36はこの形式でプレスばめにより摩擦
接続的に互いに結合されていて、入口弁34及び出口弁
36から成る弁カートリッジ51を形成している。
【0017】入口弁34の弁閉鎖ばね48は出口弁36
のカラー56に支持されている。出口弁36の弁閉鎖ば
ね48の支持のために、軸方向貫通部を備えた星形のデ
ィスク58が出口弁36のスリーブ50内にプレスばめ
されている。両方のスリーブ50を備えた弁カートリッ
ジ51はブシュ12のための回動阻止部材を形成してい
て、ブシュ12内に設けた接続孔44が弁孔38に確実
に開口するのを保証している。1つの共通の弁カートリ
ッジ51内に入口弁34及び出口弁36を配置したこと
の利点は、入口弁34及び出口弁36の取り扱いが良好
となり、これら両方の弁34,36をそれらの組込みに
先立ってポンプケーシング14の外部で検査することが
でき、外部でそれらの弁が組付けられることにより、ポ
ンプケーシング14内へのそれらの弁の組込みが簡単化
されることにある。スリーブ50はプラスチック射出成
形品である。弁カートリッジ51は出口弁36の側では
環状段部60によって、かつ入口弁34の側ではかしめ
部62によって弁孔38内で軸方向に固定される。
【0018】流れ方向でみて入口弁34の手前では、中
空円筒状のフィルタ網64が、弁孔38内に挿入されて
いて閉鎖板66によって弁孔38内に保持されている。
この閉鎖板66はかしめ部68により弁孔38内に保持
されていてこの弁孔を圧力密に閉じている。フィルタ網
64は閉鎖板66と一体の短いピン70に差しはめられ
ている。ポンプ内への流入及びポンプからの流出は、ポ
ンプケーシング14内に設けられていて半径方向の両端
のところで弁孔38内へ開口した流入孔72と流出孔7
4とを通じて行われる。
【0019】第2実施例の説明本発明にもとづくピスト
ンポンプはマルチチャネルポンプとしても形成され、そ
の実施例を図3に示した2チャネルポンプ76につき説
明する。
【0020】説明の反復を避けるために、以下には主と
して図1及び図2に示したピストンポンプ10との相違
点についてのみ説明する。その他の点については図1及
び図2に示した実施例の構成が参照される。図3に示し
たピストンポンプ76は段ピストン78を備えており、
この段ピストンはピン状のピストン部分80を備えてお
り、このピストン部分80には、ピストン部分80の長
さの半分より若干短い長さを有していて片側で閉じたピ
ストンスリーブ82がプレスばめされている。段ピスト
ン78はブシュ84内で摺動可能に支承されている。ピ
ストンポンプ76のブシュ84は内向きに突出した環状
の案内部分86を備えており、この案内部分はピストン
スリーブ82の肉厚に相応する半径方向の厚さを有して
いる。段ピストン78はそのピストン部分80で案内部
分86に接しており、かつこの案内部分により案内され
ている。ピストン部分80、ブシュ84、ピストンスリ
ーブ82及び案内部分86はあいまって、2チャネルポ
ンプ76の第2の押しのけ室88を形成している環状の
ジャケット室を閉じている。
【0021】この押しのけ室88内には、ピストン戻し
ばね90としての圧縮コイルばねが挿入されており、こ
のピストン戻しばねはブシュ84の案内部分86に支持
されており、かつ段ピストン78のピストンスリーブ8
2を、電動的に回転駆動される偏心体92の周面に圧着
せしめている。この偏心体92は段ピストン78を駆動
して往復行程運動せしめるのに働く。段ピストン78
の、偏心体92とは逆の側の端面のところに位置する、
2チャネルポンプ76の第1の押しのけ室94は、ポン
プ行程に比してわずかにしか長くない行程室を有してお
り、従って、押しのけ室94のデッドスペースはほぼゼ
ロである。
【0022】この2チャネルポンプ76は第1の弁カー
トリッジ96と第2の弁カートリッジ96′とを備えて
いる。第1の弁カートリッジ96は第1実施例の図2に
示した弁カートリッジ51と同様に形成されている。要
するに、弁カートリッジ96は入口弁と出口弁とから成
る。第2の弁カートリッジ96′も弁カートリッジ51
と同様に形成されている。要するに第2の弁カートリッ
ジ96′は同様に入口弁と出口弁とから成る。両方の弁
カートリッジ96,96′は縦断面でみて第1実施例の
弁カートリッジ51(図2)と同じ形状を有しているた
め、これら弁カートリッジ96,96′の縦断面の図示
は省略する。両方の弁カートリッジ96,96′はそれ
ぞれ1つの弁孔98及び98′内に挿入されており、こ
れらの弁孔はピストンポンプ76のシリンダ孔に対して
接線方向で、ポンプケーシング100を形成する液圧ブ
ロック内に配置されている。両方の弁孔98,98′は
ブシュ84と交差している。第1の弁孔98はブシュ8
4の外周の仮想の第1の切取部を生ぜしめている。接続
孔44が第1の切取部を第1の押しのけ室94に連通せ
しめている。第2の弁孔98′はブシュ84の外周の仮
想の第2の切取部を生ぜしめている。接続孔44′が第
2の切取部を第2の押しのけ室88に連通せしめてい
る。これら両方の切取部は、ブシュ84がポンプケーシ
ング100内に挿入されるのに先立って予めこのブシュ
84に形成されている。
【0023】弁孔98,98′は段ピストン78を収容
したシリンダ孔に対して直角方向に延びている。一方で
は、弁孔98の縦軸線とシリンダ孔の縦軸線との間の間
隔は可能な限り小さく、その結果、弁孔98は、弁カー
トリッジ96の入口弁及び出口弁がブシュ84内の接続
孔44を介して第1の押しのけ室94に連通することが
できるように十分にブシュ84の外周と交差している。
この構成は押しのけ室94と弁カートリッジ96の入口
弁及び出口弁との間のデッドスペースを特に小さくして
いる。他方では、この間隔は少なくとも弁カートリッジ
96がピストン78の運動を妨げないような大きさに選
択される。ブシュ84の外周に弁カートリッジ96のた
めに設けた切取部を通って弁カートリッジ96が延在し
ているため、接続孔44は確実に弁孔98の方向に向け
られる。弁カートリッジ96はブシュ84のための回動
阻止部材を形成している。同様なことが弁孔98′の縦
軸線とシリンダ孔の縦軸線との間隔のためにも当てはめ
られる。かつ、同じことが第1実施例においても弁孔3
8の縦軸線とピストン16を収容したシリンダ孔の縦軸
線との間隔のためにも当てはめられる。
【0024】弁孔38,98,98′は、ピストンポン
プ10もしくは76がその所定の運転位置に組込み完了
された際には、ピストン16もしくは段ピストン78を
収容したシリンダ孔の上方に弁孔が位置するように設け
られる。運転位置ではシリンダ孔は有利には水平に、か
つ弁孔38,98,98′は有利にはシリンダ孔の上方
で水平に延在する。このことにより、押しのけ室42
(図1)もしくは88及び94(図3)内に場合により
存在する空気を確実に逃がすことができる。平面図でみ
て、弁孔38,98,98′はシリンダ孔に対して垂直
に延びている。
【0025】第2実施例のブシュ84は2部分から構成
されており、かつ互いに差し込まれた2つの管状の部分
から成る。ブシュ84は、案内部分86の、偏心体92
とは逆の側で半径方向に分断されている。ブシュ84の
両方の部分の間の溝内にはシールリング101が挿入さ
れている。このシールリング101は両方の押しのけ室
88,94を互いに分割している。
【0026】段ピストン78の走出時に第1の押しのけ
室94が増大し、圧力媒体が第1の流入通路(図示せ
ず)から、弁カートリッジ96内に設けた入口弁を通っ
て押しのけ室94内に吸い込まれる。それと同時に、第
2の押しのけ室88も増大し、圧力媒体が第2の流入通
路(やはり図示せず)から、第2の弁カートリッジ9
6′内に設けた入口弁を介して第2の押しのけ室88内
へ吸い込まれる。
【0027】ピストン78の走入行程時には第1の押し
のけ室94が減少し、圧力媒体が押しのけ室94から、
弁カートリッジ96内に設けた出口弁を介して第1の流
出通路(図示せず)内へ押しのけられる。それと同時
に、第2の押しのけ室88も減少し、圧力媒体が第2の
押しのけ室88から、第2の弁カートリッジ96′内に
設けた出口弁を介して第2の流出通路(やはり図示せ
ず)内へ押しのけられる。
【0028】必要に応じて、両方の流入通路が液圧的に
互いに分離されるか又は液圧的に互いに連通するように
ピストンポンプが構成される。同じことが両方の流出通
路についても当てはめられる。液圧的に互いに分離され
た両方の押しのけ室88及び94内には互いに異なる高
さの圧力が形成され得ることができる。
【0029】ブシュ84の両方の部分の正しい角度位置
でのはめ合いを保証するために、ブシュ84の一方の部
分は突起102を備えており、この突起はブシュ84の
他方の部分の相補する切欠内に係合する。同様に、ブシ
ュ84の相補する切欠内に係合する三角形状のノーズ1
06を備えた閉鎖部材104に関連してブシュ84の角
度位置が保証される。閉鎖部材104は円筒状であり、
かつブシュ84を偏心体92とは逆の側で閉じている。
閉鎖部材104はかしめ部108によってポンプケーシ
ング100内で圧力密に保持されている。ブシュ84の
両方の部分及び閉鎖部材104はポンプケーシング10
0内への組込みに先立って予め互いに差し合わされる。
閉鎖部材104の外向きの端面には大きな袋孔と小さな
袋孔とが設けられている。両方の袋孔はマーク109を
形成しており、このマークを目安に、ブシュ84は正し
い角度位置で外部からポンプケーシング100内に挿入
されることができる。閉鎖部材28(図1)にも相応す
るマーク(図示されていない)を設けると有利である。
【0030】閉鎖部材104は環状のカッティングエツ
ジ110を有しており、このカッティングエツジによっ
て、閉鎖部材104はポンプケーシング100内へのプ
レスばめ時に切込みを行う。カッティングエツジ110
は、閉鎖部材104並びにブシュ84がポンプケーシン
グ100内で円錐状の環状肩112に固定的に当接する
ことを保証する。これにより、ブシュ84の軸方向遊び
が回避される。
【0031】本発明のこれまで説明した図示の両実施例
に共通している点は、それらの個々の部品がほとんど切
削加工なしに、ひいては迅速かつコスト的に有利に製作
可能であることにある。本発明にもとづいて提案された
ピストンポンプでは、最小の構成費用、最小の構造容積
及び最大の機能確実性で、1つの押しのけ室を備えた1
チャネル形ピストンポンプ(図1及び図2)、又は複数
例えば2つの液圧的に分離された押しのけ室を備えたマ
ルチチャネル形ピストンポンプ(図3)が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のピストンポンプの軸線を
含む縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿ってピストンポンプを
横断面した図である。
【図3】本発明の第2実施例のピストンポンプの軸線を
含む縦断面図である。
【符号の説明】
10 ピストンポンプ、 12 ブシュ、 14 ポン
プケーシング、 26ピストン戻しばね、 32 押し
のけ体、 34 入口弁、 36 出口弁、38 弁
孔、 40 切取部、 42 押しのけ体、 51 弁
カートリッジ、 64 フィルタ網

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ孔を有するポンプケーシング
    と、前記シリンダ孔内で軸方向摺動可能に案内されてい
    て軸方向で往復行程運動するように駆動可能なピストン
    と、逆止弁とを備えたピストンポンプにおいて、 逆止弁(34,36;96,96′)が、ポンプケーシ
    ング(14:100)内のシリンダ孔に対してわずかな
    間隔をおいてシリンダ孔に対して接線方向に延びる弁孔
    (38;98,98′)内に配置されていることを特徴
    とするピストンポンプ。
  2. 【請求項2】 ピストンポンプ(10;76)が、弁孔
    (38;98,98′)内に一緒に配置された2つの逆
    止弁(34,36;96,96′)を備えている、請求
    項1記載のピストンポンプ。
  3. 【請求項3】 両方の逆止弁(34,36;96)が1
    つの弁カートリッジ(51;96,96′)内に設けら
    れていて、該弁カートリッジが弁孔(38;98,9
    8′)内に挿入されている、請求項2記載のピストンポ
    ンプ。
  4. 【請求項4】 ピストンポンプ(10;76)が、弁孔
    (38;98,98′)内に配置された円筒状のフィル
    タ網(64)を備えている、請求項1記載のピストンポ
    ンプ。
  5. 【請求項5】 ピストンポンプ(10;76)が、ポン
    プケーシング(14;100)内に挿入されたブシュ
    (14;84)を備えており、かつ、このブシュ(1
    4;84)が周面のところで弁孔(38;98)によっ
    て切り取られていて、弁孔(34;98)と合致した接
    線方向の円筒状の切取部(40)を有している、請求項
    1記載のピストンポンプ。
  6. 【請求項6】 ピストンポンプが、ピストンポンプ(1
    0;76)の押しのけ室(42;94)内に配置された
    押しのけ体(32)を備えている、請求項1記載のピス
    トンポンプ。
  7. 【請求項7】 ピストンポンプ(10)が、押しのけ室
    (42)内に配置されたピストン戻しばね(26)を有
    しており、かつ、ピストン戻しばね(26)の互いに向
    かい合った巻線面が少なくともほぼ互いに相補してい
    る、請求項1記載のピストンポンプ。
  8. 【請求項8】 ピストン戻しばね(26)が方形の巻線
    横断面を有している、請求項7記載のピストンポンプ。
  9. 【請求項9】 ピストンポンプ(76)がマルチチャネ
    ルポンプである、請求項1から8までのいずれか1項記
    載のピストンポンプ。
  10. 【請求項10】 シリンダ孔に対して接線方向に延びる
    複数の弁孔(98,98′)がシリンダ孔に対してわず
    かな間隔で設けられており、これらの弁孔内に、それぞ
    れ1つの押しのけ室(88,94)に連通した逆止弁
    (96)が配置されている、請求項9記載のピストンポ
    ンプ。
  11. 【請求項11】 ピストンポンプ(76)の少なくとも
    一方の押しのけ室(88)が、ピストン(78,80)
    に設けられたピストンスリーブ(82)によって制限さ
    れている、請求項9記載のピストンポンプ。
  12. 【請求項12】 ピストンポンプ(76)が閉鎖部材
    (104)を備えており、この閉鎖部材が、シリンダ孔
    を片側で圧力密に閉じるようにポンプケーシング(10
    0)内にプレスばめされており、かつ、この閉鎖部材
    (104)が環状のカッティングエッジ(110)を有
    しており、このカッティングエッジによって閉鎖部材が
    プレスばめ時にポンプケーシング(100)内に切込み
    を行う、請求項1から11までのいずれか1項記載のピ
    ストンポンプ。
JP10328037A 1997-11-20 1998-11-18 ピストンポンプ Pending JPH11218074A (ja)

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