JPH11216105A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH11216105A
JPH11216105A JP10023594A JP2359498A JPH11216105A JP H11216105 A JPH11216105 A JP H11216105A JP 10023594 A JP10023594 A JP 10023594A JP 2359498 A JP2359498 A JP 2359498A JP H11216105 A JPH11216105 A JP H11216105A
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light source
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JP10023594A
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Yasuta Ishibiki
康太 石引
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の照明光による内視鏡の照明光入射端部
の破損を確実に防止する。 【解決手段】 光源装置5は、絞り24の開度を検出す
る絞り開度検知部25と、絞り24が予め設定された所
定の開度以上開いた場合にその状態の連続時間を計時す
る計時部26と、絞り24の開度を調節する光量調節部
29と、計時部26の計時結果に基づき光量調節部29
を制御する光量制御部30とを備え、復帰スイッチ31
と光量調整スイッチ32とが設けられている。また、ビ
デオプロセッサ6には画像処理部33が設けられ、光源
装置5の光量制御部30とビデオプロセッサ6の画像処
理部33とは調光ケーブル34によって接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡装置、更に詳
しくは照明光の光量制御部分に特徴のある内視鏡装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡は、体腔内に挿入部を挿
入し、内視鏡像を得るために先端部内に対物光学系を備
え、挿入部内に照明光を伝送するライトガイド及び内視
鏡像を接眼部に伝送するイメージガイドとを備えて構成
される。近年においては、CCD等の固体撮像素子を挿
入部先端部内に配設して体腔内部を撮像し、この撮像素
子からの出力によりモニタ等により内視鏡像を表示させ
る内視鏡、いわゆる電子内視鏡も広く用いられるように
なってきている。
【0003】そして、このような内視鏡を用いた内視鏡
装置においては、内視鏡に照明光を供給する光源装置が
用いられるが、内視鏡観察においては光源装置からの照
明光の光量調整を行う必要がある。
【0004】そこで、例えば特公平3−73294号公
報では、固体撮像素子の出力信号から明るさを求める測
光手段を設けることで、測光手段の出力信号に応じて内
視鏡へ供給する光源装置の照明光量を調整するいわゆる
自動調光が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内視鏡
検査は一日に複数回実施され各内視鏡検査の間には数分
から数十分の時間を有するのが普通である。この間も通
常光源装置のランプは点灯したままである。また、内視
鏡は光源装置と接続されてハンガー等に保持されてい
る。この際、内視鏡の先端部は検査室の床等に向けられ
ており、被写体との距離が長い。
【0006】このため、従来の自動調光が行われる内視
鏡装置では、被写体との距離が長く、光量不足になるた
め、光源装置から供給される光量は増大し、検査の待機
中の間に連続して長時間供給されることとなり、内視鏡
の照明光入射端部が高温になりライトガイド等が破損す
る不具合が生じるといった問題がある。
【0007】また、検査中に内視鏡の照明レンズに汚物
等が付着したり、照明レンズが体腔壁等により塞がれた
場合、被検部位への照明光が遮断されて光量不足となる
ため、光源からの供給光量は増大し、連続して長時間供
給されることになり上記と同様の不具合が発生する。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、光源の照明光による内視鏡の照明光入射端部の
破損を確実に防止することのできる内視鏡装置を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
照明光により照明される被写体を撮像する撮像手段が設
けられた内視鏡と、前記撮像手段から出力される信号を
処理する画像制御装置と、前記内視鏡に前記照明光を供
給する光源装置とを具備する内視鏡装置において、前記
光源装置から前記内視鏡への前記照明光の供給状態、ま
たは前記撮像手段から出力される信号から撮像した画像
の明るさの状態の少なくとも一方の状態を検知する状態
検知手段と、前記供給状態または前記明るさの状態が所
定の状態の時に前記状態検知手段が検知した状態の連続
時間を計時する状態計時手段と、前記状態計時手段で計
時した時間に基づいて前記光源装置の供給光量を減少さ
せる光量制御手段とを備えて構成される。
【0010】本発明の内視鏡装置では、前記状態検知手
段が前記供給状態または前記明るさの状態の少なくとも
一方の状態を検知し、前記光源装置の供給光量が所定の
量より大きい場合には前記状態計時手段が前記連続時間
を計時し、計時された時間が所定の時間より長い場合
に、前記光量制御手段が前記光源装置の前記供給光量を
減少させ、前記内視鏡の照明光入射端部に大光量の照明
光を連続して照射させず、内視鏡の照明光入射端部が高
温とならないように制御することで、光源の照明光によ
る内視鏡の照明光入射端部の破損を確実に防止すること
を可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0012】第1の実施の形態:図1ないし図4は本発
明の第1の実施の形態に係わり、図1は内視鏡装置の構
成を示す構成図、図2は図1のライトガイドコネクタの
構成を示す断面図、図3は図2の要部の拡大図、図4は
図1の内視鏡装置の作用を説明するフローチャートであ
る。
【0013】(構成)図1に示すように、本実施の形態
の内視鏡装置1は、体腔内に挿入する細長の挿入部2の
先端部内に被写体を撮像する撮像手段を備えた電子内視
鏡3と、電子内視鏡3に内設されたライトガイド4に照
明光を供給する光源装置5と、電子内視鏡3の撮像手段
に対する信号処理を行い映像信号を出力するビデオプロ
セッサ6と、ビデオプロセッサ6から出力される被写体
像に対応する映像信号を表示するモニタ7から構成され
ている。
【0014】電子内視鏡3の挿入部2は、照明光学系や
観察光学系などが配設される先端部8と、例えば上下左
右方向に湾曲可能な湾曲部9と、可撓性を有し柔軟な可
撓管部10とから構成され、挿入部2の基端側に位置す
る操作部11よりライトガイド4等が内挿された接続コ
ード部12が延出している。
【0015】また、電子内視鏡3は、接続コード部12
の端部に設けられたライトガイドコネクタ13を介して
光源装置5に着脱自在に接続される。さらに、ライトガ
イドコネクタ13の側部には信号ケーブル14が延出し
ており、信号ケーブル14の端部に設けられたビデオコ
ネクタ15を介してビデオプロセッサ6に着脱自在に接
続される。
【0016】挿入部2の先端部8には、撮像手段を構成
する対物レンズ群16、CCD17及び信号線18が直
列に接続配置され、信号線18が挿入部2及び接続コー
ド部12等を通りビデオプロセッサ6に接続される。
【0017】光源装置5では、内部のランプ21の照明
光は、集光レンズ22を介してライトガイドコネクタ1
3より突出した照明光入射端23に照射され、接続コー
ド部12及び挿入部2に配設されたライトガイド4を介
して挿入部2の先端部8まで導光されて、図示はしない
が、照明光学系より出射され、被検部位に向けて照射さ
れる。集光レンズ22と照明光入射端23の光路の途中
にはロータリソレノイド等により選択的に光路中に介挿
される絞り24が配置されており、絞り24の開度によ
り照明光入射端23へ供給する光量を調整できるように
なっている。
【0018】光源装置5は、絞り24の開度を検出する
絞り開度検知部25と、絞り24が予め設定された所定
の開度以上開いた場合にその状態の連続時間を計時する
計時部26と、絞り24の開度を調節する光量調節部2
9と、計時部26の計時結果に基づき光量調節部29を
制御する光量制御部30とを備え、復帰スイッチ31と
光量調整スイッチ32とが設けられている。
【0019】また、ビデオプロセッサ6には画像処理部
33が設けられ、光源装置5の光量制御部30とビデオ
プロセッサ6の画像処理部33とは調光ケーブル34に
よって接続されている。
【0020】図2に示すように、ライトガイドコネクタ
13において、電子内視鏡3の照明光入射端23には、
ステンレス等の金属で形成された筒状のライトガイド保
持枠41が設けられている。つまり、ライトガイド保持
枠41には光学繊維束からなるライトガイド4の照明光
入射端23部分が内挿されている。
【0021】図3に示すように、ライトガイド保持枠4
1の端部にはライトガイド4の入射端面に対向してカバ
ーガラス42が設けられている。カバーガラス42とラ
イトガイド保持枠41との間にはOリング43が配設さ
れている。Oリング43はOリング押圧部材44によっ
てカバーガラス42の方向に押圧されて、カバーガラス
42とライトガイド保持枠41との境界部分に押し当て
られており、カバーガラス42とライトガイド保持枠4
1との間を気密的、液密的にシールしている。
【0022】なお、前記Oリング43の代わりに、カバ
ーガラス42とライトガイド保持枠41との境界部に接
着剤や充填剤等を充填してカバーガラス42とライトガ
イド保持枠41との間をシールする構成としても良い。
【0023】光源装置5には、図2に戻り、電子内視鏡
3のライトガイドコネクタ13と接続されるソケット部
45が設けられ、このソケット部45は、ライトガイド
コネクタ13に設けられた係止リング46を係止する係
止部46aを備えた係止部材47と、ライトガイド保持
枠41が挿通される挿通孔48とが設けられた保持枠受
け部材49とから形成されている。この保持枠受け部材
49は、PPS等の樹脂により形成されている。
【0024】保持枠受け部材49と絞り24の間には、
照明光入射端23に出射される光束のうち、カバーガラ
ス42に入射せずライトガイド保持枠41へ照射される
不要な光束を遮断する遮光部材50が配設されている
(図3参照)。遮光部材50は、熱伝導率の良い例えば
アルミ合金等の金属により円筒状に形成され、その外周
面には円板状の冷却フィン51が形成されており、光束
の遮断による遮光部材50の発熱を外気により冷却する
ようになっている。
【0025】図3に示すように、遮光部材50の一端に
は、円板状のつば部52が設けられ、つば部52には貫
通孔53が3箇所に設けられている。そして、貫通孔5
3にはそれぞれ固定部材54が挿通されている。固定部
材54の先端部にはネジ部55が形成されており、保持
枠受け部材49の雌ネジ部56に螺合して保持枠受け部
材49に固定されている。
【0026】ネジ部55の基端側には、ネジ部55より
も太径で貫通孔53に挿通された挿通部57が設けられ
ており、挿通部57の先端部が保持枠受け部材49に当
接することにより固定部材54の基端に設けられた円板
状のバネ受け部58と保持枠受け部材49との間に一定
のクリアランスが設けられている。
【0027】挿通部57の外径は貫通孔53の内径に対
して、例えば0.5〜1mm程度小さく形成されて、挿
通部57と貫通孔53の間にはクリアランスが設けられ
ており、このクリアランスの範囲で遮光部材50は保持
枠受け部材49に対して挿通孔48の長手方向に対して
直交する全ての方向へスライド可能に形成されている。
固定部材54のバネ受け部58と遮光部材50のつば部
52との間にはコイルバネ等からなるバネ部材59が設
けられており、遮光部材50を保持枠受け部材49の方
向に付勢している。
【0028】冷却フィン51には遮光部材50を固定部
材54によって保持枠受け部材49に組み立てる際に固
定部材54を通過させる透孔60が貫通孔53と対向す
る位置に3ヶ所設けられている。
【0029】遮光部材50の内孔61はライトガイド保
持枠41が比較的密に嵌合し得る大きさに形成されてい
る。
【0030】内孔61のライトガイド保持枠41が挿入
される基端側開口部61aの内周面にはテーパ状に面取
りがなされたテーパ部62が設けられており、テーパ部
62により挿通孔48から遮光部材50の内孔61への
ライトガイド保持枠41の挿入案内が容易に行われる。
内孔61の集光レンズ22側には先端開口部63が設け
られている。先端開口部63の外周にはライトガイド保
持枠41の先端部外周部分が突き当たる突き当て部64
が設けられている。突き当て部64には、カバーガラス
へ入射する光束を遮断しないように斜面部65が設けら
れている。
【0031】ソケット部45と電子内視鏡3のライトガ
イドコネクタ13を装着の際、ライトガイド保持枠41
は挿通孔48に挿通された後、ライトガイド保持枠41
の先端部は遮光部材50のテーパ部62によって遮光部
材50の内孔61に導入される。この際、内孔61の長
手方向中心が挿通孔48の中心からずれていても、遮光
部材50は挿通孔48の長手方向に対して直交する方向
へスライド移動し、内孔61と挿通孔48の中心の位置
合せがなされながら遮光部材50が挿通される。
【0032】ライトガイドコネクタ13は、ライトガイ
ドコネクタ13の係止リング46とソケット部45の係
止部46aとの係合により軸方向の位置決めがなされて
ソケット部45に固定される。
【0033】遮光部材50は、バネ部材59によってつ
ば部52が付勢されることにより保持枠受け部材49側
に付勢され、遮光部材50の突き当て部64がライトガ
イド保持枠41の先端部外周部分に当接して軸方向の位
置決めがなされて固定される。
【0034】したがって、遮光部材50の内孔61もし
くは先端開口部63とライトガイド保持枠41との軸中
心のずれが少いため、遮光部材50の先端開口部63を
小径に形成してもライトガイド4へ入射する有効な光束
を遮断することがない。
【0035】また、突き当て部64をライトガイド保持
枠41に当接させるため、先端開口部63とライトガイ
ド保持枠41の端面部との軸方向のずれがなく、先端開
口部63とライトガイド保持枠41の端面部との軸方向
の距離を小さくできるため、ライトガイド4へ入射する
有効な光束を遮断することなく先端開口部63を小径に
形成できる。このため、ライトガイド保持枠41の大部
分を遮光部材50によって覆うことができ、ライトガイ
ド保持枠41には照明光が直接当たらないため、ライト
ガイド保持枠41が発熱することがなく、ライトガイド
4やライトガイド保持枠41に接したOリング43が熱
により損傷することがない。また、Oリング43のかわ
りに接着剤や充填剤を用いた場合にはこれらが破損する
ことがない。
【0036】(作用)次に、本実施の形態の作用につい
て説明する。
【0037】照明光に照射された被写体の被写体像は、
対物レンズ群16によってCCD17に結像し、光電変
換された電気信号が信号線18を介してビデオプロセッ
サ6の画像処理部33に出力される。
【0038】画像処理部33では前記電気信号が処理さ
れて映像信号に変換され、モニタ7に出力される。ま
た、画像処理部33ではこの映像信号からCCD17で
撮像された映像の明るさを測光し、明るさ信号として調
光ケーブル34を介して光源装置5の光量制御部30に
出力される。
【0039】通常の状態においては光量制御部30は画
像処理部33から入力された明るさ信号を基にして、適
切な被写体像がモニタ7に表示される様な照明光量及び
絞り24の開度を算出する。
【0040】そして、以下に示すフローチャートに従っ
て、算出した照明光量になるように光量調節部29は絞
り24の開度を調整して光源から内視鏡へ供給する光量
を調整するいわゆる自動調光が行われる。
【0041】すなわち、図4に示すように、ステップS
1で通常の自動調光が行われている間、ステップS2で
絞り開度検知部25は、絞り24の開度を常時検出して
いる。ステップS3で光量制御部30が絞り24の開度
が予め設定された所定の基準開度(例えば最大開度)以
上か否かを判断し、基準開度以下の場合はステップS1
に進み、基準開度以上の場合は、ステップS4に進む。
【0042】ステップS4では、計時部26がこの状態
の連続時間を計時する。そして、ステップS5では、光
量制御部30が計時している時間が予め設定された基準
時間例えば(1分)以上か否かを判断し、基準時間以下
の場合はステップS1に進み、基準時間以上の場合はス
テップS6に進む。
【0043】ステップS6では、光量調節部49が絞り
24の開度が予め設定された所定の開度(例えば最大開
度の25%の開度)となるように絞り24を強制的に閉
じ、この状態を保持する。これにより光源装置5から電
子内視鏡3へ供給する光量を減少させる減光モードに移
行し、ステップS7に進む。
【0044】ステップS7では、光量制御部30が復帰
スイッチ31に入力があるか否かを判断し、入力があっ
た場合にはステップS1に進み、通常の自動調光モード
に復帰する。入力がない場合はステップS8に進む。
【0045】ステップS8では、光量制御部30が光量
調整スイッチ32に入力があるか否かを判断し、入力が
あった場合にはステップS1に進み、通常の自動調光モ
ードに復帰する。入力がない場合はステップS9に進
む。
【0046】ステップS9では、光量制御部30がこの
状態(減光モード)においてビデオプロセッサ6の画像
処理部33からの明るさ信号の明るさが予め設定された
基準明るさ以上か否かを判断し、基準明るさ以下の場合
はステップS7に進み、ステップS7からステップS9
までを繰り返す。そして、基準明るさ以上の場合はステ
ップS1に進み、通常の自動調光モードに復帰する。
【0047】ここで、ステップS9における基準明るさ
は、減光モードにおける光量において、検査開始の際に
電子内視鏡3の先端部8が被検者の口腔や肛門等の体壁
に近接した時に画像処理部33から出力される明るさ信
号の明るさの最低値と略同一に設定してある。
【0048】検査待機時に、電子内視鏡3がスコープハ
ンガ等にかけられた状態においては、自動調光制御によ
り光源装置5から電子内視鏡3への供給光量が最大にな
るが短時間(本実施形態では1分)で供給光量が自動的
に減少される。
【0049】検査を開始する際には被検者の体腔内へ挿
入部2を挿入する際に、先端部8が口腔や肛門等の体壁
に近接したり、マウスピースや肛門などの狭い管腔を通
ることにより、明るさ信号は基準明るさ以上となるた
め、前記ステップS9における制御により自動的に通常
の自動調光モードに復帰し、通常の検査が行える。
【0050】また、術者が復帰スイッチ31を押すこと
によっても自動調光モードに復帰する。また、術者がモ
ニタ像を暗いと感じ、明るくするために光量調整スイッ
チ32を操作した場合にも自動調光モードに復帰する。
【0051】検査中に電子内視鏡3の先端部8に設けら
れた照明レンズに汚物等が付着したり、照明レンズが体
腔壁等により塞がれた場合に自動調光制御により光源装
置5から電子内視鏡3への供給光量が大きくなっても短
時間で供給光量が自動的に減少される。この際にも術者
がモニタ像を暗いと感じて復帰スイッチ31または光量
調整スイッチ32を操作すれば自動調光モードに復帰す
る。
【0052】(効果)このように本実施の形態では、検
査待機時及び検査中において電子内視鏡3の照明光入射
端23に光源装置5からの照明光が大光量で連続して照
射されることがないため、照明光入射端23のライトガ
イド4やライトガイド保持枠41に接したOリング43
が熱により損傷することがない。また、Oリング43の
変わりに接着剤や充填剤を用いた場合にはこれらが破損
することがない。
【0053】このように本実施の形態の内視鏡装置1
は、光源装置5の照明光による電子内視鏡3の破損を防
止することができる。
【0054】また、検査中に電子内視鏡3の照明レンズ
に汚物等が付着したり、照明レンズが体腔壁等により塞
がれた場合でも、照明光が長時間供給され無いため、被
検査部位に対して熱的な損傷を与えることがなく、安全
な内視鏡装置を提供できる。
【0055】なお、ステップS3における所定の基準開
度は、本実施の形態の値に限定されず、電子内視鏡3に
ダメージを与えないような開度にすれば良く、組み合わ
される電子内視鏡3や光源装置5の照明能力に合わせて
任意に設定すれば良い。
【0056】また、本実施形態においては絞り24の開
度を検知する手段として絞り24の実際の開度を検知す
る絞り開度検知部25を設けているが、これのかわりに
自動調光時に光量制御部30により画像処理部33から
入力された明るさ信号の値を基に算出され、光量調節部
29に指示される絞り24の開度を示す出力を検知する
絞り開度指示出力検知手段を設け、この出力の絞り24
の開度を基にして同様の制御を行っても良い。
【0057】さらに、ステップS4における所定の基準
時間は、本実施の形態の値に限定されず、例えば10秒
から20分程度の範囲に任意に設定できる。なお、通常
の検査状態と供給光量を減少させるべき状態との判断を
行なうためには30秒から5分程度の範囲に設定するこ
とが望ましい。
【0058】また、ステップS6における所定の開度
は、本実施の形態の値に限定されず、電子内視鏡3にダ
メージを与えないような供給光量になれば良く任意に設
定でき、例えば最大開度の10%〜50%程度の範囲に
設定すれば良い。なお、減光モードの際には供給光量を
完全に無くしても良く、この際にはステップS3におけ
る絞り24の基準開度やステップS5における基準時間
を通常の検査中においては存在しないような値に設定す
れば、検査中に完全に照明光が途切れることはなく、検
査待機時のみに大光量の連続供給を防止できる。
【0059】さらに、本実施の形態においては、光源装
置5から電子内視鏡3への供給光量を調整する手段とし
て絞り24を用いているが、光源装置のランプへの供給
電流の制御によりランプ自体の明るさを調整して内視鏡
への供給光量を調整する方式の光源装置では、ランプへ
の供給電流値を検知する電流検知手段を設けて、検知し
た電流値が所定の電流値以上の場合にこの状態の連続時
間を計時し、計時した時間が所定の時間以上の場合には
ランプへの供給電流を減少させて内視鏡への供給光量を
減少させても良い。また、ランプを消灯しても良く、こ
の場合には検査と検査の間の待機時間のランプへの負荷
が減少するため、ランプの寿命を伸ばすことができる。
【0060】第2の実施の形態:図5ないし図8は本発
明の第2の実施の形態に係わり、図5は遮光部材の構成
を示す断面図、図6は図5の遮光部材の第1の変形例の
構成を示す断面図、図6は図5の遮光部材の第2の変形
例の構成を示す断面図、図7は図5の遮光部材を有する
内視鏡を備えた内視鏡装置の作用を説明するフローチャ
ートである。
【0061】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0062】(構成)第2の実施の形態は、第1の実施
の形態とは遮光部材の構成が異なり、図5に示すよう
に、本実施の形態の遮光部材71は、遮光部72、断熱
部73、放熱部74から構成されている。
【0063】遮光部72は熱伝導性の良い例えばアルミ
合金等の金属により円筒状に形成され、円板状の冷却フ
ィン75が設けられている。遮光部72には、円筒状の
断熱部73が内嵌されている。断熱部73は、例えばP
PSやPTFE等の樹脂等の熱伝導性の比較的悪い素材
により形成されている。
【0064】また、耐熱性の良い素材を用いることが望
ましい。断熱部73には、熱伝導性の良い例えばアルミ
合金等の金属により円筒状に形成された放熱部74が内
嵌されている。放熱部74の端部には円板状の冷却フィ
ン76が設けられている。冷却フィン76には第1の実
施形態の遮光部材50のつば部52と同様の貫通孔53
が設けられている。
【0065】また、放熱部74には電子内視鏡3のライ
トガイド保持枠41が挿通される内孔77が設けられて
おり、内孔77はライトガイド保持枠41が比較的密に
嵌合し得る大きさに形成されている。内孔77には第1
の実施の形態の遮光部材50と同様の基端側開口部61
a、テーパ部62が設けられている。
【0066】遮光部72には遮光部材50と同様の先端
開口部63、突き当て部64、斜面部65が設けられて
いる。
【0067】遮光部72と断熱部73と放熱部74は図
示しないビス等による結合や、接着等の手段によって一
体に組み立てられている。
【0068】固定部材54のバネ受け部58と放熱部7
4の冷却フィン76との間にはシリコンゴムやフッ素ゴ
ム等の耐熱性が良く弾性変形可能な加硫ゴム等から形成
された円筒状の付勢ゴム部材78が設けられている。付
勢ゴム部材78はソケット部45に電子内視鏡3の照明
光入射端23を接続した状態では付勢ゴム部材78が軸
方向に圧縮されるように形成されており、遮光部材71
は付勢ゴム部材78により保持枠受け部材49の方向に
付勢されている。遮光部材71は遮光部材50と同様に
保持枠受け部材49に対してスライド移動可能である。
【0069】照明光を遮断することにより遮光部72で
発生した熱は熱伝導性の悪い断熱部73には伝わらず、
大部分が冷却フィン75から外気に放出される。このた
め、断熱部73、放熱部74を介してライトガイド保持
枠41に熱が伝わらない。
【0070】また、照明光の照射によりライトガイド保
持枠41の内部のライトガイド4やライトガイド保持枠
41の内面で発生した熱はライトガイド保持枠41から
熱伝導性の良い放熱部74に伝わり、熱伝導性の悪い断
熱部73には伝わることなく冷却フィン76から外気に
放出される。
【0071】遮光部72で発生する熱をライトガイド保
持枠41に伝えないため、ライトガイド保持枠41及び
その内部のライトガイド4等の発熱を防止できる。
【0072】また、ライトガイド4やライトガイド保持
枠41で発生した熱を放熱部74を介して外気に放出す
るため、ライトガイド保持枠41及びその内部のライト
ガイド4等の発熱を防止できる。
【0073】なお、図6に示すように、第1の実施の形
態における遮光部材50と同様の遮光部80の内側に、
本実施形態の断熱部73と同様の断熱部81を一体に設
けた構成としても良い。また、前記断熱部73や断熱部
81は、遮光部72や遮光部80と一体ではなく保持枠
受け部材49と一体に構成しても良い。
【0074】また、図7に示すように、第1の実施の形
態における遮光部材50と同様の遮光部材91の内側に
一部にライトガイド保持枠41と嵌合する内孔部92を
設けて、他の大部分に円筒状の空間部93を設けて、空
間部93内の大気によって遮光部材91とライトガイド
保持枠41とを断熱する構成としても良い。要は照明光
を遮光する遮光部材91とライトガイド保持枠41との
間に熱伝導性の悪い断熱部を設けて、遮光部材91で発
生した熱をライトガイド保持枠41に伝えない構成なら
ば良い。
【0075】また、遮光部材91をライトガイド保持枠
41に付勢する付勢手段は、上記の実施の形態に限定さ
れず、どのような手段でも良く、また、ライトガイド保
持枠41の長手方向と直交する方向へ遮光部材をスライ
ド可能に形成しなくても良い。
【0076】その他の構成は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0077】(作用)第1の実施形態とは光源装置5の
光量の制御方法が一部異なる。すなわち、図8に示すよ
うに、ステップS1からステップS5においては、第1
の実施の形態のステップS1からステップS5と同様で
ある。そして、本実施の形態では、ステップS5で計時
した時間が基準時間以下の場合はステップS1に進み、
基準時間以上の場合はステップS11に進む。
【0078】ステップS11では、光量制御部30がビ
デオプロセッサ6の画像処理部33からの明るさ信号の
明るさが予め設定された基準明るさ以下か否かを判断
し、基準明るさ以上の場合はステップS1に進み、基準
明るさ以下の場合はステップS12に進む。
【0079】ステップS12では光量調節部29により
絞り24の開度が予め設定された所定の開度(例えば最
大開度の25%の開度)となるように、絞り24を強制
的に閉じ、この状態を保持する。これにより光源装置5
から電子内視鏡3へ供給する光量を減少させる減光モー
ドに移行し、ステップS7に進む。
【0080】以降のステップS7、ステップS8、ステ
ップS9については、それぞれ第1の実施の形態におけ
るステップS7、ステップS8、ステップS9と同様で
ある。
【0081】ステップS9では明るさ信号の明るさが基
準明るさ以下の場合はステップS7に進み、ステップS
7からステップS9までを繰り返す。基準明るさ以上の
場合はステップS1に進み、通常の自動調光モードに復
帰する。
【0082】一般的に検査時における被検物と先端部と
の距離は長くとも100mm程度であるのに対し、検査
待機時においてハンガに設置された電子内視鏡3の先端
部と床等の被写体との距離はこれよりも大きく設定され
ている。
【0083】このため、光源装置5からの供給光量が同
じ場合には検査中のビデオプロセッサ6からの明るさ信
号の最小値は検査待機時の明るさ信号の最大値よりも大
きい。
【0084】ここで、ステップS11における基準明る
さは検査待機時に考えうる電子内視鏡3の状態における
画像処理部33からの明るさ信号の最大値よりも大き
く、通常の検査中におけるビデオプロセッサ6からの明
るさ信号の最小値よりも小さく設定してある。
【0085】すなわち、ステップS11で明るさ信号が
基準明るさ以上の場合は検査中であることを示してい
る。
【0086】よって、遠点観察を行う場合等に光源装置
5からの供給光量が基準光量を超え、かつ連続時間も基
準時間を越えた場合でもステップS11により検査中で
あることを判断し、供給光量を減じる制御を行わない。
【0087】(効果)このように本実施の形態では、第
1の実施の形態の効果に加え、通常の検査中における遠
点観察時等には供給光量が確保されるため、観察に不具
合を生じることがない。
【0088】第3の実施の形態:図9は本発明の第3の
実施の形態に係る内視鏡装置の作用を説明するフローチ
ャートである。
【0089】(構成)本実施の形態は、構成は第1の実
施の形態と同じであるので説明は省略するが、第1の実
施の形態とは光源装置5の光量の制御方法が一部異な
る。
【0090】(作用)すなわち、本実施の形態では、図
9に示すように、ステップS1からステップS5におい
ては第1の実施の形態のステップS1からステップS5
と同様であり、ステップS5で計時した時間が基準時間
以下の場合はステップS1に進み、基準時間以上の場合
はステップS21に進む。
【0091】ステップS21では、光量制御部30が前
記の計時している基準時間中における画像処理部33か
らの明るさ信号の変化量が予め設定された基準値以下か
否かを判断し、基準値以上の場合はステップS1に進
み、基準値以下の場合はステップS22に進む。
【0092】ステップS22では、光量調節部29によ
り絞り24の開度が予め設定された所定の開度(例えば
最大開度の25%の開度)となるように、絞り24を強
制的に閉じ、この状態を保持する。これにより光源装置
5から電子内視鏡3へ供給する光量を減少させる減光モ
ードに移行し、ステップS7に進む。
【0093】以降のステップS7、ステップS8、ステ
ップS9については、それぞれ第1の実施の形態におけ
るステップS7、ステップS8、ステップS9と同様で
ある。
【0094】ステップS9では明るさ信号の明るさが基
準明るさ以下の場合はステップS7に進み、ステップS
7からステップS9までを繰り返す。基準明るさ以上の
場合はステップS1に進み、通常の自動調光モードに復
帰する。
【0095】一般的に検査時における被検物と先端部と
の距離は随時変化する。検査待機時においてはハンガー
に設置された電子内視鏡3の先端部と床等の被写体との
距離はほとんど変化しない。
【0096】このため、光源装置5からの供給光量が同
じ場合には検査中のビデオプロセッサ6からの明るさ信
号の変化量は大きく、検査待機時にはほとんどない。
【0097】ここで、ステップS21における基準値は
検査待機時の明るさ信号の変化量よりも大きく設定して
いる。
【0098】すなわち、ステップS21で明るさ信号の
変化量が基準値以上の場合は検査中であることを示して
いる。
【0099】よって、遠点観察を行う場合等に光源装置
5からの供給光量が基準値を超え、かつ連続時間が基準
時間を越えた場合でもステップS21により検査中であ
ることを判断し、供給光量を減じる制御を行わない。
【0100】(効果)このように本実施の形態では、第
2の実施の形態同様に、第1の実施の形態の効果に加
え、通常の検査中における遠点観察時等には供給光量が
確保されるため、観察に不具合を生じることがない。
【0101】第4の実施の形態:図10は本発明の第4
の実施の形態に係る内視鏡装置の作用を説明するフロー
チャートである。
【0102】(構成)本実施の形態は、構成は第1の実
施の形態と同じであるので説明は省略するが、第1の実
施の形態とは光源装置5の光量の制御方法が一部異な
る。
【0103】(作用)すなわち、本実施の形態では、図
10に示すように、ステップS1からステップS5にお
いては第1の実施の形態のステップS1からステップS
5と同様であり、ステップS5で計時した時間が基準時
間以下の場合はステップS1に進み、基準時間以上の場
合はステップS31に進む。
【0104】ステップS31では、光量調節部29が絞
り24の開度が予め設定された所定の開度(例えば最大
開度の90%の開度)となるように、微少量だけ絞り2
4を強制的に閉じる。
【0105】次に、ステップS32において、光量制御
部30がステップS31において絞り24が強制的に微
少量閉じられる前後での画像処理部33からの明るさ信
号の変化量が予め設定された基準値以下か否かを判断
し、基準値以上の場合はステップS1に進み、通常の自
動調光が行なわれる。そして、基準値以下の場合はステ
ップS33に進む。
【0106】ステップS33では、光量調節部29によ
り絞り24の開度が予め設定された所定の開度(例えば
最大開度の25%)となるように、絞り24を強制的に
閉じ、この状態を保持する。これにより光源装置5から
電子内視鏡3へ供給する光量を減少させる減光モードに
移行し、ステップS7に進む。
【0107】以降のステップS7、ステップS8、ステ
ップS9についてはそれぞれ第1の実施の形態における
ステップS7、ステップS8、ステップS9と同様であ
る。
【0108】ステップS9では明るさ信号の明るさが基
準明るさ以下の場合はステップS7に進み、ステップS
7からステップS9までを繰り返す。基準明るさ以上の
場合はステップS1に進み、通常の自動調光モードに復
帰する。
【0109】一般的に検査時における被検物と先端部と
の距離は長くとも100mm程度であるのに対し、検査
待機時においてハンガに設置された2の先端部と床等の
被写体との距離はこれよりも大幅に大きく設定されてい
る。
【0110】このため、光源装置5からの供給光量が一
定量減少した場合の明るさ信号の変化量は検査時の方が
検査待機時よりも大きく、供給光量の減少量が微少な場
合には検査待機時における明るさ信号はほとんど変化が
ない。
【0111】ここでステップS32における明るさの変
化量の基準値は検査時に発生しうる変化量の最小値とし
ている。すなわちステップS32で明るさ信号の明るさ
の変化量が基準値以上の場合は検査中であることを示し
ている。
【0112】よって遠点観察を行う場合等に光源装置5
からの供給光量が基準値を超え、かつ連続時間が基準時
間を越えた場合でもステップS32により検査中である
ことを判断し、供給光量を減じる制御を行わない。
【0113】(効果)このように本実施の形態では、第
2の実施の形態同様に、第1の実施の形態の効果に加
え、通常の検査中における遠点観察時等には供給光量が
確保されるため、観察に不具合を生じることがない。
【0114】第5の実施の形態:図11は本発明の第5
の実施の形態に係る内視鏡装置の作用を説明するフロー
チャートである。
【0115】(構成)本実施の形態は、構成は第1の実
施の形態と同じであるので説明は省略するが、第1の実
施の形態とは光源装置5の光量の制御方法が一部異な
る。
【0116】(作用)すなわち、本実施の形態では、図
11に示すように、ステップS1からステップS5にお
いては第1の実施の形態のステップS1からステップS
5と同様であり、ステップS5で計時した時間が基準時
間以下の場合はステップS1に進み、基準時間以上の場
合はステップS41に進む。
【0117】ステップS41では、光量制御部30がビ
デオプロセッサ6の画像処理部33からの画像情報よ
り、得られた画像の中に予め設定した色の成分(例えば
赤色成分)の割合が予め設定された基準値(例えば30
%)よりも多いか否かを判断する。そして、基準値より
も多い場合はステップS1に進み、基準値以下の場合は
ステップS42に進む。
【0118】ステップS42では、光量調節部29によ
り絞り24の開度が予め設定された所定の開度(例えば
最大開度の25%の開度)となるように、絞り24を強
制的に閉じ、この状態を保持する。これにより光源装置
5から電子内視鏡3へ供給する光量を減少させる減光モ
ードに移行し、ステップS7に進む。
【0119】以降のステップS7、ステップS8、ステ
ップS9についてはそれぞれ第1の実施の形態における
ステップS7、ステップS8、ステップS9と同様であ
る。
【0120】ステップS9では明るさ信号の明るさが基
準明るさ以下の場合はステップS7に進み、ステップS
7からステップS9までを繰り返す。基準明るさ以上の
場合はステップS1に進み、通常の自動調光モードに復
帰する。
【0121】胃や大腸等の体腔粘膜の色は赤色成分が多
いため、その撮像画像の色は赤色成分が大部分を占め
る。このため、検査中に遠点観察を行う場合等に光源装
置5からの供給光量が基準光量を超え、かつ連続時間が
基準時間を越えた場合、ステップS41で赤色成分が基
準値よりも多いと判断し、供給光量を減じる制御を行な
わない。また、一般的に検査待機時に撮像される検査室
の床等が赤色であることは非常にまれであるため、その
撮像画像の色は赤色成分が大部分を占めることはまれで
あるため、赤色成分が基準値よりも少ないと判断し、供
給光量を減じる。
【0122】(効果)このように本実施の形態では、第
2の実施の形態同様に、第1の実施の形態の効果に加
え、通常の検査中における遠点観察時等には供給光量が
確保されるため、観察に不具合を生じることがない。
【0123】第6の実施の形態:図12は本発明の第6
の実施の形態に係る内視鏡装置の作用を説明するフロー
チャートである。
【0124】(構成)本実施の形態は、構成は第1の実
施の形態と同じであるので説明は省略する。
【0125】(作用)本実施の形態は、第5の実施の形
態におけるステップS41に代わり、以下に示すステッ
プS51の処理が行われる。
【0126】すなわち、本実施の形態では、図12に示
すように、ステップS1からステップS5においては第
1の実施の形態のステップS1からステップS5と同様
であり、ステップS5で計時した時間が基準時間以下の
場合はステップS1に進み、基準時間以上の場合はステ
ップS51に進む。
【0127】ステップS51では光量制御部30がビデ
オプロセッサ6の画像処理部33からの画像情報より、
得られた画像の中に曲線成分を有しているか否かを判断
する。曲線成分を有する場合にはステップS1に進み、
曲線部分を有しない場合はステップS52に進む。
【0128】これ以降の処理は、第5の実施の形態と同
じなので説明は省略する。
【0129】検査中には胃や大腸等の撮像画像には粘膜
のひだや、ポリープや潰瘍等の病変部位や、管腔臓器の
体腔壁等の様に曲線成分が含まれる。このため、検査中
に遠点観察を行う場合等に光源装置5からの供給光量が
基準光量を超え、かつ連続時間が基準時間を越えた場
合、ステップS51で曲線成分を有すると判断し、供給
光量を減じる制御を行なわない。また、一般的に検査待
機時に撮像される検査室の床等の撮像画像の中に曲線成
分が含まれていることはまれであるため、曲線成分を含
まないと判断し、供給光量を減じる。
【0130】(効果)このように本実施の形態において
も、第5の実施の形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0131】第7の実施の形態:図13は本発明の第7
の実施の形態に係る内視鏡装置の作用を説明するフロー
チャートである。
【0132】(構成)第7の実施の形態は、第1の実施
の形態とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明
し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0133】本実施の形態では、光源装置5において、
図示はしないが、第1の実施の形態の計時部26に代え
て、ビデオプロセッサ6の画像処理部33から光量制御
部30へ出力される明るさ信号の微少時間内の変化量が
所定の変化量以下の場合に、この状態の連続時間を計時
する計時部が設けられており、光量制御部30と接続さ
れている。
【0134】(作用)図13に示すように、ステップS
1で通常の自動調光が行われ、そして、ステップS71
では、光量制御部30が画像処理部33からの明るさ信
号を常時検知している。
【0135】次に、ステップS72では、光量制御部3
0が所定の微少時間内(例えば1μs〜1s程度)の明
るさ信号の変化量が予め設定された所定の基準値以下か
否かを判断し、基準値以上の場合はステップS1に進
み、以下の場合はステップS73に進む。
【0136】ステップS73では、本実施の形態の計時
部が明るさ信号の変化量が所定の基準値以下の状態の連
続時間を計時する。
【0137】そして、ステップS74では、計時してい
る時間が予め設定された基準時間例えば(1分)以上か
否かを判断し、基準時間未満の場合はステップS1に進
み、基準時間以上の場合はステップS75に進む。
【0138】ステップS75では、光量調節部29が絞
り24の開度が予め設定された所定の開度(例えば最大
開度の25%の開度)となるように、絞り24を強制的
に閉じ、この状態を保持する。これにより光源装置5か
ら電子内視鏡3へ供給する光量を減少させる減光モード
に移行し、ステップS7に進む。
【0139】ステップS7からステップS9は、第1の
実施の形態と同様であるので、説明は省略する。
【0140】一般的に検査時における被検物と先端部と
の距離は随時変化する。検査待機時においてはハンガー
に設置された電子内視鏡3の先端部と床等の被写体との
距離はほとんど変化しない。
【0141】このため、光源装置5からの供給光量が同
じ場合には検査中のビデオプロセッサ6からの明るさ信
号の変化量は大きく、検査待機時にはほとんどない。こ
こでステップS72における基準値は検査待機時に発生
しうる変化量の最大値と略同一にしている。すなわちス
テップS72で明るさ信号の変化量が基準値以下の場合
は検査中でなく、検査待機中であることを示している。
検査待機時に電子内視鏡3がスコープハンガ等にかけら
れた状態においてはステップS73により検査待機時で
あることを判断し、ステップS74により供給光量が自
動的に減少される。
【0142】(効果)このように本実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0143】[付記] (付記項1) 照明光により照明される被写体を撮像す
る撮像手段が設けられた内視鏡と、前記撮像手段から出
力される信号を処理する画像制御装置と、前記内視鏡に
前記照明光を供給する光源装置とを具備する内視鏡装置
において、前記光源装置から前記内視鏡への前記照明光
の供給状態、または前記撮像手段から出力される信号か
ら撮像した画像の明るさの状態の少なくとも一方の状態
を検知する状態検知手段と、前記供給状態または前記明
るさの状態が所定の状態の時に、前記状態検知手段が検
知した状態の連続時間を計時する状態計時手段と、前記
状態計時手段で計時した時間に基づいて、前記光源装置
の供給光量を減少させる光量制御手段とを具備したこと
を特徴とする内視鏡装置。
【0144】(付記項2) 前記状態計時手段は、前記
状態検知手段が検知した前記供給状態における前記内視
鏡への供給光量が所定の光量以上の場合に、前記供給状
態の連続時間を計時し、前記光量制御手段は、前記状態
計時手段が計時した時間が所定の時間以上の場合に、前
記光源装置の供給光量を減少させることを特徴とする付
記項1に記載の内視鏡装置。
【0145】(付記項3) 前記状態計時手段は、前記
明るさの状態を検知した際の前記状態検知手段の出力の
変化量が所定の量以下の場合に、前記明るさの状態の連
続時間を計時し、前記光量制御手段は、前記状態計時手
段が計時した時間が所定の時間以上の場合に、前記光源
装置の供給光量を減少させることを特徴とする付記項1
に記載の内視鏡装置。
【0146】(付記項4) 前記状態計時手段は、前記
状態検知手段の出力の微少時間内の変化量が所定の量以
下の場合に、前記明るさの状態の連続時間を計時し、前
記光量制御手段は、前記状態計時手段が計時した時間が
所定の時間以上の場合に、前記光源装置の供給光量を減
少させることを特徴とする付記項3に記載の内視鏡装
置。
【0147】(付記項5) 前記光量制御手段は、前記
状態計時手段にて計時された時間が所定の時間よりも長
い場合に、前記撮像手段から出力される信号に基づいて
前記光源装置の供給光量を減少させることを特徴とする
付記項1または2に記載の内視鏡装置。
【0148】(付記項6) 前記撮像手段から出力され
る信号から撮像した画像の明るさを測光する測光手段を
備え、前記光量制御手段は、前記状態計時手段にて計時
された時間が所定の時間よりも長い場合に、前記測光手
段の出力に基づいて前記光源装置の供給光量を減少させ
ることを特徴とする付記項5に記載の内視鏡装置。
【0149】(付記項7) 前記光量制御手段は、前記
状態計時手段にて計時された時間が所定の時間よりも長
い場合に、前記測光手段の出力が所定の明るさに対応す
る値よりも暗い場合には前記光源装置の供給光量を減少
させることを特徴とする付記項6に記載の内視鏡装置。
【0150】(付記項8) 前記光量制御手段は、前記
状態計時手段にて計時された時間が所定の時間よりも長
い場合に、前記測光手段の出力の一定時間内の変化量が
所定の変化量よりも小さい場合には前記光源装置の供給
光量を減少させることを特徴とする付記項6に記載の内
視鏡装置。
【0151】(付記項9) 前記光量制御手段は、前記
状態計時手段にて計時された時間が所定の時間よりも長
い場合に、前記光源装置の供給光量を微少量減少させ、
この状態において前記測光手段の出力の一定時間内の変
化量が所定の変化量よりも小さい場合には前記光源装置
の光量を更に減少させ、所定の変化量より大きい場合に
は前記光源装置の供給光量を復帰させることを特徴とす
る付記項6に記載の内視鏡装置。
【0152】(付記項10) 前記撮像手段から出力さ
れる信号から前記撮像手段にて撮像した画像情報を検知
する画像検知手段を備え、前記光量制御手段は、前記画
像情報に基づいて前記光源装置の供給光量を減少させる
ことを特徴とする付記項5に記載の内視鏡装置。
【0153】(付記項11) 前記画像情報は色情報で
あることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡装置。
【0154】(付記項12) 前記光量制御手段は、前
記色情報に含まれる赤色成分の量が所定の量より少ない
場合に、前記光源装置の供給光量を減少させることを特
徴とする付記項11に記載の内視鏡装置。
【0155】(付記項13) 前記画像情報は形状情報
であることを特徴とする付記項10に記載の内視鏡装
置。
【0156】(付記項14) 前記光量制御手段は、前
記形状情報に含まれる曲線成分の量が所定の量より少な
い場合に、前記光源装置の供給光量を減少させることを
特徴とする付記項13に記載の内視鏡装置。
【0157】(付記項15) 前記光源装置の供給光量
を減少させた状態を解除する減光状態解除手段を備えた
ことを特徴とする付記項1ないし14のいずれか1つに
記載の内視鏡装置。
【0158】(付記項16) 前記撮像手段から出力さ
れる信号から撮像した画像の明るさを測光する測光手段
を具備し、前記減光状態解除手段は、前記光源装置の供
給光量を減少させた状態における前記測光手段の出力に
基づいて供給光量の減少状態を解除することを特徴とす
る付記項15に記載の内視鏡装置。
【0159】(付記項17) 前記減光状態解除手段
は、前記光源装置の供給光量を減少させた状態における
前記測光手段の出力が所定の明るさに対応する値よりも
明るい場合に供給光量の減少状態を解除することを特徴
とする付記項16に記載の内視鏡装置。
【0160】(付記項18) 前記測光手段の出力に基
づいて絞りの開度の指示を行なう絞り開度指示手段とを
具備し、前記減光状態解除手段は、前記光源装置の供給
光量を減少させた状態における前記絞り開度指示手段の
出力が所定の開度以下の場合に光量の減少状態を解除す
ることを特徴とする付記項17に記載の内視鏡装置。
【0161】(付記項19) 前記光源装置は、任意に
光量を調整可能な入力手段を伴なう光量調整機構を具備
し、前記減光状態解除手段は、前記光源装置の供給光量
を減少させた状態において前記入力手段が操作された際
には光量の減少状態を解除することを特徴とする付記項
15に記載の内視鏡装置。
【0162】(付記項20) 前記光源装置に供給光量
を減少させた状態を解除するための減光状態解除スイッ
チを設けたことを特徴とする付記項15に記載の内視鏡
装置。
【0163】(付記項21) 前記状態検知手段は、前
記光源装置に設けられた絞りの開度を検知する絞り開度
検知手段であり、前記状態計時手段は、前記絞りの開度
が所定の開度以上の場合にこの状態の連続時間を計時
し、前記光量制御手段は、前記状態計時手段が計時した
時間が所定の時間以上の場合には絞りの開度を減少させ
ることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡装置。
【0164】(付記項22) 前記撮像手段から出力さ
れる信号から撮像した画像の明るさを測光する測光手段
と、前記測光手段の出力に基付いて絞りの開度の指示を
行なう絞り開度指示手段とを具備し、前記状態検知手段
は、前記絞り開度指示手段の出力を検知する絞り開度指
示出力検知手段であり、前記状態計時手段は、前記絞り
開度指示出力検知手段が検知した前記絞り開度指示手段
の出力が所定の開度以上の場合にこの状態の連続時間を
計時し、前記光量制御手段は、前記状態計時手段が計時
した時間が所定の時間以上の場合には絞りの開度を減少
させることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡装置。
【0165】(付記項23) 前記状態検知手段は、前
記光源装置に設けられたランプへの供給電流値を検知す
る電流値検知手段であり、前記状態計時手段は、前記ラ
ンプへの供給電流値が所定の量以上の場合にこの状態の
連続時間を計時し、前記光量制御手段は、前記状態計時
手段が計時した時間が所定の時間以上の場合には前記ラ
ンプへの供給電流を減少させることを特徴とする付記項
2に記載の内視鏡装置。
【0166】(付記項24) 内視鏡の照明光入射端部
に照明光を供給し、前記照明光入射端部の端面部の少な
くとも一部を覆う遮光部材を具備する光源装置におい
て、前記遮光部材を前記照明光入射端部の端面部に向け
て付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする光源装
置。
【0167】例えば実公平3−55942号公報の構成
では、コネクタ及びライトガイド保持管と冷却部材との
固定ガタや各部品の寸法誤差によりライトガイド保持管
の先端と冷却部材の突状との間に隙間が生じてしまう。
この場合、光源ランプから出射される光は角度を有して
ライトガイドに入射するため、ライトガイドに入射する
べき有効な光束が突状によって遮断されてしまう。
【0168】また、突状に内視鏡のライトガイド保持管
を突き当てて軸方向の位置決めをする場合には、突状の
破損を防止する為に突状の軸方向の厚みを厚くする必要
があり、上記と同様に有効な光束が遮断されてしまい、
必要な照明光が得られないという不具合がある。
【0169】これを防止するために突状の開口を大きく
すると、ライトガイド保持管の露出部分が増えてライト
ガイド保持管に照射される光が増えて発熱し、高温とな
る。このため、内視鏡の入射端部のライトガイド等が破
損する。
【0170】そこで、付記項24の光源装置では上記の
ように構成することでこれら問題を解決し、照明光によ
る内視鏡の照明光入射端部の破損を防止することを可能
としている。
【0171】(付記項25) 前記照明光入射端部の軸
方向の移動を規制する係止部を備えたことを特徴とする
付記項24に記載の光源装置。
【0172】(付記項26) 前記遮光部材は、前記照
明光入射端部に外嵌する孔部を有し、前記遮光部材を前
記照明光入射端部の長手方向に対して直交する方向へ移
動自在に設けたことを特徴とする付記項24に記載の光
源装置。
【0173】(付記項27) 前記付勢手段は、弾性部
材であることを特徴とする付記項24に記載の光源装
置。
【0174】(付記項28) 弾性部材は、コイルばね
であることを特徴とする付記項27に記載の光源装置。
【0175】(付記項29) 弾性部材は、軟質のゴム
部材であることを特徴とする付記項27に記載の光源装
置。
【0176】(付記項30) 前記遮光部材に冷却フィ
ンを設けたことを特徴とする付記項24に記載の光源装
置。
【0177】(付記項31) 内視鏡の照明光入射端部
に照明光を供給し、前記照明光入射端部へ照射される前
記照明光の一部を遮断する遮光部材を具備する光源装置
において、前記遮光部材と前記照明光入射端部との間に
断熱部を設けたことを特徴とする光源装置。
【0178】例えば実公平3−55942号公報の構成
では、光源ランプからの余計な光を遮断する冷却部材と
内視鏡のライトガイド保持管とが接する構成のため、光
によって冷却部材自体も発熱する為、ライトガイド保持
管の冷却効率が悪く、高温となる。このため、内視鏡の
入射端部のライトガイド等が破損するといった問題があ
る。
【0179】そこで、付記項31の光源装置では上記の
ように構成することでこれら問題を解決し、照明光によ
る内視鏡の照明光入射端部の破損を防止することを可能
としている。
【0180】(付記項32) 前記断熱部と前記照明光
入射端部との間に放熱部材を設けたことを特徴とする付
記項31に記載の光源装置。
【0181】(付記項33) 前記断熱部は、前記遮光
部材よりも熱伝導率が悪く形成されていることを特徴と
する付記項31に記載の光源装置。
【0182】(付記項34) 前記放熱部材は前記照明
光入射端部よりも熱伝導率が良く形成されていることを
特徴とする付記項32に記載の光源装置。
【0183】(付記項35) 前記放熱部材は、前記断
熱部よりも熱伝導率が良く形成されていることを特徴と
する付記項32ないし34のいずれか1つに記載の光源
装置。
【0184】(付記項36) 前記断熱部として断熱部
材を設けたことを特徴とする付記項31ないし35のい
ずれか1つに記載の光源装置。
【0185】(付記項37) 前記断熱部材は、合成樹
脂にて形成されていることを特徴とする付記項36に記
載の光源装置。
【0186】(付記項38) 前記断熱部として空気層
を設けたことを特徴とする付記項31ないし35のいず
れか1つに記載の光源装置。
【0187】(付記項39) 前記放熱部材を前記照明
光入射端部に密着して設けたことを特徴とする付記項3
2ないし35のいずれか1つに記載の光源装置。
【0188】(付記項40) 前記遮光部材に冷却フィ
ンを設けたことを特徴とする付記項31ないし39のい
ずれか1つに記載の光源装置。
【0189】(付記項41) 前記放熱部材に冷却フィ
ンを設けたことを特徴とする付記項32、34または3
5のいずれか1つに記載の光源装置。
【0190】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡装置
によれば、状態検知手段が供給状態または明るさの状態
の少なくとも一方の状態を検知し、光源装置の供給光量
が所定の量より大きい場合には状態計時手段が連続時間
を計時し、計時された時間が所定の時間より長い場合
に、光量制御手段が光源装置の供給光量を減少させ、内
視鏡の照明光入射端部に大光量の照明光を連続して照射
させず、内視鏡の照明光入射端部が高温とならないよう
に制御するので、光源の照明光による内視鏡の照明光入
射端部の破損を確実に防止することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡装置の
構成を示す構成図
【図2】図1のライトガイドコネクタの構成を示す断面
【図3】図2の要部の拡大図
【図4】図1の内視鏡装置の作用を説明するフローチャ
ート
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る遮光部材の構
成を示す断面図
【図6】図5の遮光部材の第1の変形例の構成を示す断
面図
【図7】図5の遮光部材の第2の変形例の構成を示す断
面図
【図8】図5の遮光部材を有する内視鏡を備えた内視鏡
装置の作用を説明するフローチャート
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡装置の
作用を説明するフローチャート
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る内視鏡装置
の作用を説明するフローチャート
【図11】本発明の第5の実施の形態に係る内視鏡装置
の作用を説明するフローチャート
【図12】本発明の第6の実施の形態に係る内視鏡装置
の作用を説明するフローチャート
【図13】本発明の第7の実施の形態に係る内視鏡装置
の作用を説明するフローチャート
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…挿入部 3…電子内視鏡 4…ライトガイド 5…光源装置 6…ビデオプロセッサ 7…モニタ 8…先端部 9…湾曲部 10…可撓管部 11…操作部 12…接続コード部 13…ライトガイドコネクタ 14…信号ケーブル 15…ビデオコネクタ 16…対物レンズ群 17…CCD 18…信号線 21…ランプ 22…集光レンズ 23…照明光入射端 24…絞り 25…絞り開度検知部 26…計時部 29…光量調節部 30…光量制御部 31…復帰スイッチ 32…光量調整スイッチ 33…画像処理部 34…調光ケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】図2に示すように、ライトガイドコネクタ
13において、電子内視鏡3の照明光入射端23には、
ステンレス等の金属で形成された筒状のライトガイド保
持枠41が設けられている。つまり、ライトガイド保持
枠41には光学繊維束からなるライトガイド4の照明光
入射端部分が内挿されている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光により照明される被写体を撮像す
    る撮像手段が設けられた内視鏡と、前記撮像手段から出
    力される信号を処理する画像制御装置と、前記内視鏡に
    前記照明光を供給する光源装置とを具備する内視鏡装置
    において、 前記光源装置から前記内視鏡への前記照明光の供給状
    態、または前記撮像手段から出力される信号から撮像し
    た画像の明るさの状態の少なくとも一方の状態を検知す
    る状態検知手段と、 前記供給状態または前記明るさの状態が所定の状態の時
    に、前記状態検知手段が検知した状態の連続時間を計時
    する状態計時手段と、 前記状態計時手段で計時した時間に基づいて、前記光源
    装置の供給光量を減少させる光量制御手段とを具備した
    ことを特徴とする内視鏡装置。
JP10023594A 1998-02-04 1998-02-04 内視鏡装置 Withdrawn JPH11216105A (ja)

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