JPH11215849A - パルス幅変調電力変換装置 - Google Patents

パルス幅変調電力変換装置

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JPH11215849A
JPH11215849A JP10015868A JP1586898A JPH11215849A JP H11215849 A JPH11215849 A JP H11215849A JP 10015868 A JP10015868 A JP 10015868A JP 1586898 A JP1586898 A JP 1586898A JP H11215849 A JPH11215849 A JP H11215849A
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load
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voltage
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JP10015868A
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Akira Bando
阪東  明
Kiichi Tokunaga
紀一 徳永
Katsuhiro Okuzawa
勝広 奥沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流電流と直流電圧の制御を行うことなく、
電源変動や負荷変動に際しての継続した運転が保て、し
かもスイッチング素子による損失の低減による高効率化
が充分に得られるようにしたPWM電力変換装置を提供
すること。 【解決手段】 負荷状態検出回路28から出力される制
御指令信号CTRを論理回路24に供給し、コンバータ
部2とインバータ部4の間の直流電流の大きさが所定値
未満のときは、スイッチング素子2a〜2fに対する点
弧指令12a〜12fの供給を阻止し、所定値以上のと
きだけ、スイッチング素子2a〜2fをPWM制御させ
るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング素子
のパルス幅変調により、交流電力を直流電力に変換する
電力変換装置に係り、特にインバータ装置における順変
換部として好適な電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交流電力を直流電力に変換するコンバー
タ装置の代表例には、周知のダイオードブリッジ回路が
ある。しかし、このダイオードブリッジ回路は、電源電
流に多くの高調波を含むという問題があり、さらには、
逆変換機能を持たないので電源回生が行えないなどの問
題がある。
【0003】一方、このダイオードブリッジ回路の問題
点に対応可能なコンバータ回路としては、例えばPWM
(パルス幅変調)電力変換装置がある。しかし、このPW
M電力変換装置は、ダイオードブリッジ回路では不要で
あった制御装置が必要になり、同じくダイオードブリッ
ジ回路では原理的に存在しないスイッチング素子による
スイッチング損失が発生してしまうという問題があっ
た。
【0004】そこで、このようなPWM電力変換装置の
問題点を軽減する一方式として、電流の瞬時値制御を省
略した簡易な制御方式が、例えば、下記の文献に開示さ
れている。平成2年、電気学会論文誌D、110巻7
号、「力率制御方式三相電圧型パルス幅変調制御電力変
換装置」
【0005】以下、この文献に開示されている従来技術
について説明すると、この従来技術は、コンバータ装置
で変換した直流電力を可変周波数の交流電力に変換する
インバータ装置に関するもので、図9は、その回路構成
を示したものであり、1は3相交流電源、2は3相交流
を直流に変換するコンバータ部(主として順変換に用い
る電力変換部)、3は直流電圧を平滑するためのコンデ
ンサ、4はインバータ部(主として順変換に用いる電力
変換部)である。
【0006】まず、コンバータ部2は、交流電源と直流
部の間での電力変換用で、グレンツ結線された自己消弧
型スイッチング素子2a〜2fと、これら各スイッチン
グ素子に逆並列接続されたダイオード2g〜2l(エル)
で構成されている。次に、インバータ部4は、直流部と
交流負荷の間での電力変換用で、同じく自己消弧型スイ
ッチング素子4a〜4fと、各スイッチング素子に逆並
列接続されたダイオード4g〜4l(エル)で構成されて
いる。そして、このインバータ部4の交流側の出力に
は、誘導電動機5が接続されている。
【0007】次に、6はリアクトルで、交流電流に含ま
れる高調波の中のPWM周波数成分を抑制する働きをす
るもの、7は交流電圧・電流検出器で、変流器7aと計
器用変成器7bにより、それぞれ交流電圧と交流電流を
検出する働きをするもの、8は直流電圧検出器、9は力
率検出器で、交流電圧・電流検出器7で検出した交流電
圧と交流電流から、力率を検出する働きをするものであ
る。
【0008】さらに、10はPLL制御回路で、力率を
一定に保つための位相指令αを出力するもの、11は直
流電圧制御回路で、直流電圧検出器8で検出した直流電
圧を設定値に調整するための変調度指令Mを出力するも
の、12は正弦波PWM制御信号発生器で、スイッチン
グ素子2a〜2fの点弧(ON)・消弧(OFF)指令12
a〜12fを出力するもの、13はインバータ側の正弦
波PWM制御信号発生器で、スイッチング素子4a〜4
fの点弧(ON)・消弧(OFF)指令13a〜13fを出
力するものである。
【0009】図10は、正弦波PWM制御信号発生器1
2の動作を説明するための図で、交流電圧信号ERより
もαだけ進んだ位相で振幅変調率Mの変調波を合成し、
三角波形の搬送波との大小に応じてスイッチング素子2
a、2dへの点弧・消弧指令12a、12dを出力す
る。
【0010】図11は、交流電源電圧ER、電流IR、
交流リアクトル電圧降下EXとコンバータ電圧ECの関
係を示す1相分のベクトル図で、変調度Mが負荷状態で
決まる臨界変調度MC以上であれば、位相指令αを調整
することにより、常に力率1にする制御が可能であると
されている。
【0011】また、インバータ側の負荷変動が小さい場
合は、変調度Mを1に近い値に固定しておけば良く、こ
の場合には、必ずしも変調度Mを調整するための直流電
圧制御回路11は必要ないとされている。
【0012】従って、図9に示したインバータ装置のコ
ンバータ部2によれば、ダイオードブリッジ回路よりも
高調波電流が抑制でき、且つ、通常のPWM電力変換装
置で必要とされる交流電流制御を省略することができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、動作
の安定性保持と効率向上についての配慮が充分にされて
いるとは言えず、以下に説明するように、動作状態が変
動したときの運転の継続性と、スイッチング素子での損
失の低減に問題があった。上記従来技術によれば、確か
にダイオードブリッジ回路よりも高調波電流が抑制で
き、通常のPWM電力変換装置で必要とされる交流電流
制御も省略できる。
【0014】しかし、交流電源電圧低下時や不平衡時に
も運転を継続する必要のある場合には、交流リアクトル
6のインダクタンス値を大きくして過電流を抑制する
か、コンバータ部2を構成している素子や部品の容量を
大きくして、過電流にも充分に耐えられるようにする必
要があるという問題がある。
【0015】また、上記従来技術では、直流電圧制御回
路を省略することができるが、この場合、通常時はイン
バータ側の負荷変動が小さいとしても、過渡的に、例え
ばインバータ負荷の交流電動機に直結された機械の負荷
トルクが急増したときなどには直流電圧低下が大きくな
って、運転が継続できなくなってしまうという問題があ
る。
【0016】本発明の目的は、交流電流と直流電圧の制
御を行うことなく、電源変動や負荷変動に際しての継続
した運転が保て、しかもスイッチング素子による損失の
低減による高効率化が充分に得られるようにしたPWM
電力変換装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、互いに逆並
列接続された自己消弧型スイッチング素子とダイオード
素子からなるアームのグレンツ結線による電力変換部を
備え、該電力変換部により、交流電源と直流負荷の間で
の電力変換を行なうようにしたPWM電力変換装置にお
いて、前記電力変換部の動作モードを、ダイオードブリ
ッジ整流モードと、PWM電力変換モードの何れかに切
換える手段を設け、負荷の状態に応じて前記電力変換部
の動作モードが選択されるようにして達成される。この
とき、負荷の状態を、直流電流の値で判定しても良く、
直流電圧の値により判定しても良い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるPWM電力変
換装置について、図示の実施形態により詳細に説明す
る。まず、図1は、本発明の一実施形態を示したもの
で、図9で説明した従来技術と同一の要素については同
じ符号を付してあり、従って、それらについての詳しい
説明は省略する。
【0019】この図1において、まず16は電圧電流変
成器で、交流波形信号を検出する働きをし、次に17は
無効電力検出器で、電圧電流変成器16から入力された
交流波形信号から無効電力を検出し、その検出値Qmを
発生する働きをする。そして18は無効電力制御回路
で、位相補正指令αを出力する働きをする。
【0020】図2は、この無効電力制御回路18の一実
施形態例で、指令値Qrefと無効電力検出値Qmの差を、
増幅器181と上下限出力リミッタ付き積分器182か
らなる比例積分回路に入力し、リミッタ回路183を介
して位相補正指令αを出力するように構成されている。
そして、この位相補正指令αは、加算器19a〜19c
に供給され、各相の位相θが補正されるようになってい
る。
【0021】従って、この実施形態では、常にインバー
タ部2の運転力率を指令値Qrefに収斂させる制御が働
くことになり、力率を1にするためには、指令値Qref
を0に設定してやれば良い。なお、このため、Qref=
0に設定して動作させるのが通例である。次に20はデ
ィジタル演算装置を用いた電圧位相検出器で、交流電源
各相の電圧位相θR、θS、θTを出力する働きをする。
このときの具体的な演算方式としては、移動式フーリエ
変換を用いた方式が知られており、例えば特開平1−2
31682号公報、特開平1−283015号公報によ
れば、更に演算装置内部の誤動作まで考慮した電圧位相
演算方式が開示されているので、それらを用いればよ
い。各相の電圧位相θR、θS、θTを表す位相検出信号
は、加算器19a〜19cにより、無効電力制御回路1
8から出力される補正値αによって補正される。
【0022】次に21a〜21cは通流率演算用の関数
発生器で、例えばR相の関数発生器21aを例にして、
それらの特性の一例を示したのが図3である。この図3
の例では、関数特性をA点とB点を通る折れ線で近似し
てあり、この結果、θ=30゜では通流率0.5のC点
を通過する。また、C点では0.866と小さくし、前
後では直線的に1に変化するようになっており、D点で
は0.134と大きくし、同じく前後で直線的に0に変
化するようになっている。
【0023】そして、S相とT相については、関数発生
器21b、21cに入力される位相信号がR相と同様
に、正のピーク値でθ=0の信号なので、これら関数発
生器の特性はR相と同じ設定で良い。次に22a〜22
cは比較器で、搬送波発生器23からの搬送波信号と通
流率指令との大小を比較し、各々RST各相に接続され
たスイッチング素子への点弧指令を発生する働きをす
る。
【0024】また24は論理和回路で、制御指令信号C
TRがレベル0のとき、比較器22a〜22cの出力が
増幅器25に供給されるのを阻止する働きをする。そし
て、この増幅器25の出力が点弧指令26a〜26fと
なり、これらが各々スイッチング素子2a〜2fに供給
され、PWM制御される。
【0025】なお、この図1において、論理和回路24
と直流電流検出器27、負荷状態検出回路28、それに
電磁開閉器29を除いたPWM電力変換装置は、本願出
願人の出願にかかる特願平9−162967号の明細書
に記載のPWM電力変換装置と同じであり、従って、こ
の図1の実施形態によれば、交流電流と直流電圧の制御
を行うことなく、電源変動や負荷変動に際しての継続し
た運転を保つことができ、且つ、スイッチング素子(回
路)のスイッチング頻度を少なくすることができるの
で、スイッチング損失が低減され、高効率を保つことが
できる。
【0026】直流電流検出器28は、電源側のコンバー
タ部2と負荷側のインバータ部4との間の電流を検出し
て直流電流信号IDCを発生する働きをする。また負荷
状態検出回路28は、直流電流信号IDCに応じて負荷
の大きさを判断し、制御指令信号CTRと、電磁開閉器
29に対する開閉指令Mgを出力する働きをする。な
お、この電磁開閉器29には補助接点が設けてあり、開
閉動作確認用の信号が得られるようになっている。
【0027】図4は、負荷状態検出回路28による電流
比較特性を示したもので、直流電流IDCが設定値ID
C1以上になったとき、負荷検出信号IDOVがレベル
1となる。ここで、この実施形態では、電流比較特性に
履歴特性が持たせてあり、図示のように、直流電流ID
Cが設定値IDC2よりも小さくならなければ、負荷検
出信号IDOVがレベル0に復帰しないようになってい
る。
【0028】図5は、継電器保護連動回路により構成し
た場合の負荷状態検出回路28の一例を示したもので、
上記した負荷検出信号IDOVは接点として表され、こ
のとき、負荷検出信号IDOVのレベル1は、接点ID
OVが閉じている状態で示され、このとき継電器C30
が励磁され、接点C30(常開接点)が閉じられるように
なっている。
【0029】そして、まず継電器R1は、手動スイッチ
による始動指令STRと停止指令STPにより制御さ
れ、その接点R1(2個)により、電磁開閉器29(図1)
の開閉指令MgとタイマT1を制御する。
【0030】この結果、始動時、継電器R1により電磁
開閉器29が投入されてから、平滑用のコンデンサ3が
コンバータ部2のダイオード回路の出力により充電され
るまでの時間がタイマT1の遅れ時間により確保され、
その後、タイマ接点T1の閉成動作により、接点C30
が閉じていることを条件として、制御準備完了信号RD
Yがレベル1になり、コンバータ部2のスイッチング動
作が可能な状態にされることになる。
【0031】そして、この制御準備完了信号RDYがレ
ベル1になると、接点Z86が閉じていることを条件と
して、制御指令信号CTRがレベル1になり、この結
果、論理和回路24が開いて点弧指令の阻止が解除さ
れ、コンバータ部2のスイッチング素子2a〜2fに点
弧指令26a〜26fが供給されるようになり、スイッ
チングが動作が開始して、通常のPWMコンバータとし
ての運転状態に入る。
【0032】ここで、接点Z86は、図示されていない
他の非常停止保護装置、例えば過電流保護継電器により
開閉制御される常閉接点であり、従って、過電流などの
異常時には、この接点Z86の開放によりスイッチング
動作が停止され、保護機能が得られることになる。
【0033】次に、この実施形態の特徴とする動作につ
いて説明する。いま、ある負荷のもとでコンバータ部2
が動作中、負荷が減少したとすると、これに伴う負荷電
流の減少により、直流電流検出器27から出力されてい
る直流電流信号IDCのレベルも低下する。そして、こ
の直流電流信号IDCのレベルが、図4の設定値IDC
2以下になったとすると、それまでレベル1であった負
荷検出信号IDOVがレベル0に変わる。
【0034】この結果、継電器C30の励磁が断たれ、
接点C30が開放されるので、制御指令信号CTRがレ
ベル0になり、論理和回路24が閉じて点弧指令が阻止
されてしまう。従って、このときのコンバータ部2の動
作状態は、ダイオードブリッジ整流モード、すなわちダ
イオード2g〜2lからなるダイオードブリッジ回路の
整流作用による動作だけとなり、これにより負荷に電流
が供給されている状態に移行する。
【0035】次に、この状態で、今度は負荷が増加した
とすると、これに伴う負荷電流の減少により、今度は直
流電流検出器27から出力されている直流電流信号ID
Cのレベルが上昇する。そして、この直流電流信号ID
Cのレベルが、図4の設定値IDC1以上になったとす
ると、それまでレベル0であった負荷検出信号IDOV
がレベル1に変わる。
【0036】この結果、継電器C30は再び励磁され、
接点C30が閉じられるので、制御指令信号CTRがレ
ベル1になり、論理和回路24は開いて点弧指令の阻止
が解かれ、再びコンバータ部2のスイッチング素子2a
〜2fに点弧指令26a〜26fが供給され、スイッチ
ング動作が開始される。
【0037】そこで、このときのコンバータ部2の動作
は、PWM電力変換動作モード、すなわち、スイッチン
グ素子2a〜2fのPWMスイッチング動作による通常
のPWMコンバータとしての動作になり、これにより負
荷電流が供給されている状態に移行する。
【0038】従って、この図1の実施形態によれば、負
荷の大きさに応じてコンバータ部2の動作モードが切換
えられ、低負荷時にはダイオード2g〜2lによるダイ
オードブリッジ整流モードで動作し、高負荷時にはスイ
ッチング素子2a〜2fのスイッチング動作によるPW
M電力変換モードになって動作することになる。
【0039】ここで、ダイオードブリッジ整流モードで
は、スイッチング損失が無いので、軽負荷でも高効率が
得られる。他方、PWMコンバータ動作モードでは、高
調波の抑圧が得られるので、負荷が大きくなったとき有
利になる。従って、上記実施形態によれば、負荷が軽い
ときでの高効率と、負荷が大きくなったときでの高調波
の抑圧の双方が得られることになり、性能の優れたPW
Mコンバータ装置が容易に提供できる。
【0040】次に、図6は、本発明の他の一実施形態
で、図において、30は直流電圧検出器、31は回生状
態検出回路で、その他の構成は図1の実施形態と同じで
あり、従って、この図6の実施形態は、図1の実施形態
における直流電流検出器27に代えて直流電圧検出器3
0を設け、同じく負荷状態検出回路28に代えて、回生
状態検出回路31を設けたものに相当する。
【0041】まず直流電圧検出器30は、コンデンサ3
の端子電圧、すなわち直流部分の電圧を検出し、電圧信
号VDCを発生する働きをする。次に、回生状態検出回
路31は、電圧信号VDCに応じて負荷が回生状態にあ
るか否かを判断し、制御指令信号CTRと、電磁開閉器
29に対する開閉指令Mgを出力する働きをする。
【0042】図7は、この回生状態検出回路31の電圧
比較特性を示したもので、直流電圧信号VDCの値が設
定値VDC1以上になったとき、回生検出信号VDOV
がレベル1となるようになっている。図8は、継電器保
護連動回路により構成した場合の回生状態検出回路31
の具体的な回路構成を示したもので、上記した回生検出
信号VDOVは接点で示してある。
【0043】従って、この図8に示した回生状態検出回
路31は、図5の負荷状態検出回路28における継電器
C30に代えて、継電器V30を設けたものに相当し、
その他の構成は同じであり、この結果、この図6の実施
形態では、コンデンサ3の端子電圧に応じてコンバータ
部2の動作モードが切換えられ、低電圧時、すなわち直
流電圧信号VDCの値が図7に示した設定値VDC1未
満のときは、ダイオード2g〜2lによるダイオードブ
リッジ整流モードで動作し、高電圧時、すなわち直流電
圧信号VDCの値が図7に示した設定値VDC1以上の
ときは、スイッチング素子2a〜2fのスイッチング動
作によるPWM電力変換モードになって動作することに
なる。
【0044】ここで、コンデンサ3の端子電圧について
みると、この電圧は、負荷が電力を取り込んでいるとき
は低くなり、負荷が電力を発生しているとき、つまり回
生状態のときは高くなる。
【0045】従って、この図6の実施形態によれば、負
荷の動作状態に応じてコンバータ部2の動作モードが切
換えられ、力行時、つまり負荷が電力を消費していると
きには、ダイオード2g〜2lによるダイオードブリッ
ジ整流モードで動作し、回生時、つまり負荷が電力を発
生しているときには、スイッチング素子2a〜2fのス
イッチング動作によるPWM電力変換モードになって動
作することになる。
【0046】回生動作のためには、コンバータ部2が逆
変換動作する必要があるので、ダイオードブリッジ整流
モードでは対応できない。しかるに、この図6の実施形
態によれば、負荷が回生状態になるとコンバータ部2の
動作モードが自動的にPWM電力変換モードに移行し、
従って、この実施形態によれば、回生運転も含めて、負
荷の状態に常に的確に対応でき、安定した運転状態を保
つことができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、交流電流と直流電圧の
制御を行うことなく、電源変動や負荷変動に際しての継
続した運転が保てるので、構成が簡略化でき、しかも信
頼性の高いパルス幅変調方式の電力変換装置を容易に提
供することができる。また、本発明によれば、スイッチ
ング素子のスイッチング頻度を少なくすることができる
ので、スイッチング損失が低減され、高効率のパルス幅
変調電力変換装置を容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパルス幅変調電力変換装置の第1
の実施形態を示すブロック回路図である。
【図2】第1の実施形態における無効電力制御回路の一
例を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態における関数発生器の設定特性
の一例を示す説明図である。
【図4】第1の実施形態における負荷状態検出回路の電
流比較特性の一例を示す特性図である。
【図5】第1の実施形態における負荷状態検出回路の一
例を示す回路図である。
【図6】本発明によるパルス幅変調電力変換装置の第2
の実施形態を示すブロック回路図である。
【図7】第2の実施形態における回生状態検出回路の電
圧比較特性の一例を示す特性図である。
【図8】第2の実施形態における回生状態検出回路の一
例を示す回路図である。無効電力制御回路の一具体例を
示すブロック図である。
【図9】パルス幅変調電力変換装置の従来例を示すブロ
ック回路図である。
【図10】パルス幅変調電力変換装置における正弦波P
WM制御信号発生器の動作を説明するための波形図であ
る。
【図11】パルス幅変調電力変換装置の動作を説明する
ためのベクトル図である。
【符号の説明】
1 3相交流電源 2 コンバータ部 3 平滑用のコンデンサ 4 インバータ部 5 誘導電動機 6 リアクトル 16 電圧電流変成器 17 無効電力検出器 18 無効電力制御回路 20 電圧位相検出器 21a〜21c 関数発生器 22a〜22c 比較器 23 搬送波発生器 27 直流電流検出器 28 負荷状態検出回路 29 電磁接触器 30 直流電圧検出器 31 回生状態検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに逆並列接続された自己消弧型スイ
    ッチング素子とダイオード素子からなるアームのグレン
    ツ結線による電力変換部を備え、該電力変換部により、
    交流電源と直流負荷の間での電力変換を行なうようにし
    たパルス幅変調電力変換装置において、 前記電力変換部の動作モードを、ダイオードブリッジ整
    流モードと、パルス幅変調電力変換モードの何れかに切
    換える手段を設け、 負荷の状態に応じて、前記電力変換部の動作モードが選
    択されるように構成したことを特徴とするパルス幅変調
    電力変換装置。
  2. 【請求項2】 互いに逆並列接続された自己消弧型スイ
    ッチング素子とダイオード素子からなるアームのグレン
    ツ結線による電力変換部を備え、該電力変換部により、
    交流電源と直流負荷の間での電力変換を行なうようにし
    たパルス幅変調電力変換装置において、 前記電力変換部の動作モードを、ダイオードブリッジ整
    流モードと、パルス幅変調電力変換モードの何れかに切
    換える制御手段と、 前記電力変換部の直流側の電圧を検出する電圧検出手段
    とを設け、 前記電圧検出手段の検出結果に応じて、前記電力変換部
    の動作モードが選択されるように構成したことを特徴と
    するパルス幅変調電力変換装置。
  3. 【請求項3】 互いに逆並列接続された自己消弧型スイ
    ッチング素子とダイオード素子からなるアームのグレン
    ツ結線による電力変換部を備え、該電力変換部により、
    交流電源と直流負荷の間での電力変換を行なうようにし
    たパルス幅変調電力変換装置において、 前記電力変換部の動作モードを、ダイオードブリッジ整
    流モードと、パルス幅変調電力変換モードの何れかに切
    換える制御手段と、 前記電力変換部の直流側の電流を検出する電流検出手段
    とを設け、 前記電流検出手段の検出結果に応じて、前記電力変換部
    の動作モードが選択されるように構成したことを特徴と
    するパルス幅変調電力変換装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325350A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Nichicon Corp 電源装置
WO2015104886A1 (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 東芝キヤリア株式会社 電力変換装置
JP2016140171A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 東芝キヤリア株式会社 モータ駆動装置

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