JPH11215168A - リングネットワークの切替方式 - Google Patents

リングネットワークの切替方式

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JPH11215168A
JPH11215168A JP10016555A JP1655598A JPH11215168A JP H11215168 A JPH11215168 A JP H11215168A JP 10016555 A JP10016555 A JP 10016555A JP 1655598 A JP1655598 A JP 1655598A JP H11215168 A JPH11215168 A JP H11215168A
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ring network
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広 一番ヶ瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路障害、支障移転に対する無瞬断切替の
実現、冗長構成なしのパス設定の実現、単なる伝送路切
替に対する要求を実現するリングネットワークの切替方
式を得る。 【解決手段】 多重化されたタイムスロット毎に張られ
るパス毎に動作設定が可能なパスセレクタにより、スパ
ンスイッチ機能、リングスイッチ機能を持つ伝送路切替
回路を構成し、パス切替においては低速インタフェース
側からのパスを2つのパスに挿入または2つのパスをそ
れぞれ別のパスにわりあてることができる挿入機能およ
び、高速伝送路からの2つのパスを選択するまたは、選
択せずに2つのパスをそのまま分離する分岐機能を持た
せる。また、無瞬断切替機能が必要な場合は、低速イン
タフェース部においてパス選択部からの信号を選択切替
を行う無瞬断回路を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光伝送装置と伝
送路とにより構成されるリングネットワークにおける伝
送路切替およびパス切替に関する。特に、伝送路切替と
パス切替を行うパス切替回路を用いるリングネットワー
クの切替方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノードと伝送路をリング状につなぐリン
グネットワークでは、伝送路やノードの1個所の障害が
システム全体の障害となる問題があった。このためルー
プ(リング)を二重化してこの問題に対処することが一
般的に行われている。二重化したリングネットワークで
は、伝送路とノードの光送受信部が二重化されている。
ノードには障害によるシステムのダウンを回避するため
に、信号のバイパス機能や信号の折り返し機能を持たせ
ることが多い。信号のバイパス機能や信号の折り返し機
能は、伝送路の切替やパスの切替により行われる。
【0003】図17は、特開平9−205451号公報
の「片方向パス切替リングのパス選択方式」に示された
リングネットワークの形態の違いによる分類である。図
17に示すように、ライン切替リングでは、伝送路の状
態、切替要求をノード間で常に監視し、伝送路単位で信
号の切替を行い障害を復旧する。また、パス切替リング
では、受信端においてEnd−To−Endでのパス信
号の良否を監視し、信号の劣化をトリガにてパス信号の
受信方向をパス単位で切替を行い障害を復旧する。
【0004】この分野の従来の技術としては、例えば、
特開平5−63698号公報に開示された「光伝送装置
のパススイッチ切替方式」がある。従来は、特開平5−
63698号公報に示されているように、リングを構成
する光伝送装置において、伝送路毎の切替を行わずにパ
ス毎に切替を行うパススイッチで伝送路を冗長に構成す
る構成が考えられていた。
【0005】図18は、特開平5−63698号公報に
開示された「光伝送装置のパススイッチ切替方式」の原
理説明図である。この「光伝送装置のパススイッチ切替
方式」では、パス毎の受信信号または伝送経路の異常の
状態又は所定の設定命令に応じて適切に制御するため
に、光伝送経路の2方向からの光の伝送信号をそれぞれ
受信する2つの線路終端装置LTE(Line Ter
minal Equipment)901,902と、
2つの線路終端装置LTE901,902に各経路(パ
ス:Path)903,904を介して接続されたパス
スイッチ905とを有し、2つの線路終端装置LTE9
01,902のいずれか一方からの出力信号を低次群受
信装置906に選択的に出力する光伝送装置907,9
08,909,910において、パススイッチ905に
入力する信号または所定の設定信号に基づき、パススイ
ッチ905を作動させて、2つの線路終端装置LTEの
うちの所望の一方の出力信号を低次群受信装置906に
出力する。
【0006】図19は、「光伝送装置のパススイッチ切
替方式」の線路終端装置の内部構成および配置を示すブ
ロック図である。図19において、901,902は図
18に示した線路終端装置LTEである。特開平5−6
3698号公報の記載によれば、光伝送路915dから
伝送された高次群の光信号は、WEST側LTE901
の光電気変換回路(O/E)911wによって、電気信
号に変換され、デマルチプレクサ(DMUX)913w
で低次群信号に分離され、一部はEAST側LTE90
2のマルチプレクサMUX914eに送られ、他はドロ
ップスイッチ915wに送られる。ドロップスイッチ9
15wではドロップすべきドロップチャネルが選択さ
れ、パススイッチ905のP−SW917に送られる。
P−SW917ではドロップスイッチ915wの出力9
20aと、後述するドロップスイッチ915eからの出
力920bとのいずれかを選択して出力する。同様に、
光伝送路916aからの光信号は、光電気変換回路(O
/E)911eで電気信号に変換され、デマルチプレク
サ(DMUX)913eで低次群信号に変換され、ドロ
ップスイッチ915eでドロップチャネルが選択され、
パススイッチ905のP−SW917に送られる。一
方、パススイッチ905のゲート918bからWEST
側LTE901へのアドチャネルはアドスイッチ916
wでスイッチングされ、マルチプレクサ(MUX)91
4wで高次群信号に変換され、電気光変換回路(E/
O)912wで光信号に変換され光伝送路916dへ出
力される。同様に、パススイッチ905のゲート918
cからEAST側LTE902へのアドチャネルはアド
スイッチ916eでスイッチングされ、マルチプレクサ
(MUX)914eで高次群信号に変換され電気光変換
回路(E/O)912eで光信号に変換され光伝送路9
15aへ出力される。
【0007】この従来の技術は、パススイッチ切替方式
に関する技術であるが、伝送路切替に関しては、述べら
れていない。
【0008】他の従来の技術としては、特開平7−95
227号公報に開示された「パス保護切替リングネット
ワークおよびその障害復旧方法」がある。特開平7−9
5227号公報に開示された「パス保護切替リングネッ
トワークおよびその障害復旧方法」では、パス保護切替
リングネットワークで、ワーキングパスのリユーズ時に
障害を検出するとワーキングパスを自動復旧する方法が
説明されている。
【0009】また、他の従来の技術としては、例えば、
特開平5−292111号公報に開示された「伝送路切
替方法および装置」がある。特開平5−292111号
公報に開示された「伝送路切替方法および装置」では、
セクションレベルと同等の容易な制御でパスレベルの切
替を行い、予備パスと他の現用パスとを多重化すること
により大容量伝送路を効率よく適用する技術が述べられ
ている。
【0010】これらのいずれにも、パス切替回路を用い
て、異なる伝送路に張ったパスを切り替える動作により
伝送路切替とパス切替を行う技術は開示されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のパス切替装置
は、以上のように構成されていたので、種々のサービス
を提供するパス毎の個別の要求に沿った伝送路及びパス
の切替設定ができないという課題があった。パス毎の個
別の要求とは、無瞬断切替の要求、経済性を重視した冗
長構成なしのパス設定に対する要求、無瞬断切替ではな
く単なる伝送路の切替という要求などである。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、伝送路障害やネットワークの
支障移転に対する無瞬断切替の要求、冗長構成なしのパ
ス設定の要求、単なる伝送路切替に対する要求を満足さ
せるリングネットワークの切替方式を実現することを目
的とする。また、パス切替回路を用いて、異なる伝送路
に張ったパスを切り替える動作により伝送路切替とパス
切替を行うリングネットワークの切替方式を実現するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るリングネ
ットワークの切替方式は、複数の光伝送装置と複数の伝
送路をリング状につなぎ上記複数の伝送路の切替を行う
リングネットワークの切替方式において、上記複数の伝
送路の切替を行う伝送路切替手段と上記複数の光伝送装
置のうちの2つの光伝送装置間に設定されるパスを切り
替えるパス切替手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】この発明に係るリングネットワークの切替
方式は、複数の光伝送装置と複数の伝送路をリング状に
つなぎ上記複数の伝送路の切替を行うリングネットワー
クの切替方式において、上記複数の伝送路の切替動作を
パス毎に定義可能なパス切替手段により行うことを特徴
とする。
【0015】上記リングネットワークは、伝送路に複数
のタイムスロットを時分割多重化して複数のパスを設定
可能なリングネットワークであり、上記パス切替手段
は、上記タイムスロット毎にパスの切り替えを行うこと
を特徴とする。
【0016】上記パス切替手段は、上記複数のパスに優
先順位を設定し、伝送路の障害状況に応じて上記複数の
パスに設定した優先順位を変更するとともに、上記複数
のパスのうち2つのパスを上記優先順位に従って選択
し、送信側で同一データを挿入し受信側で上記2つのパ
スの状態により上記2つのパスのうちより正常な方を選
択することを特徴とする。
【0017】上記パス切替手段は、予備回線をもつ回線
と予備回線を持たない回線とによる2つのパスに対し
て、送信側で同一データを挿入し受信側で上記2つのパ
スの状態により上記2つのパスのうちより正常な方を選
択することを特徴とする。
【0018】上記パス切替手段は、1つの予備回線を共
有する2つの回線による2つのパスに対して、送信側で
同一データを挿入し受信側で上記2つのパスの状態によ
り上記2つのパスのうちより正常な方を選択することを
特徴とする。
【0019】上記パス切替手段は、それぞれ1つの予備
回線を専有する2つの回線による2つのパスに対して、
送信側で同一データを挿入し受信側で上記2つのパスの
状態により上記2つのパスのうちより正常な方を選択す
ることを特徴とする。
【0020】上記パス切替手段は、低速インタフェース
に含まれることを特徴とする。
【0021】上記光伝送装置は、パスを多重化したフレ
ーム単位でデータを伝送し、上記パス切替手段は、上記
フレーム内の位置をカウントしてパス位置を検出するフ
レームカウンタと上記フレームカウンタにより検出され
たパス位置に基づいて、接続するパスの位置を示すアド
レスを発生するセレクタアドレスメモリとセレクタアド
レスメモリが発生したアドレスに基づいてパスを接続す
るセレクタ回路とを備え、上記セレクタ回路を用いて伝
送路切替とパス切替とを行うことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明に係るリ
ングネットワークの切替方式は、パス毎に動作設定が可
能なパスセレクタにより、スパンスイッチ機能、リング
スイッチ機能を持つ伝送路切替用のセレクタを構成する
ものである。これにより、パス切替においては低速イン
タフェース側からのパスをリングネットワークの高速伝
送路上の2つのパスに挿入する機能、または2つのパス
をそれぞれ別のパスに割り当てることができる挿入機能
を実現する。また、高速伝送路からの2つのパスを選択
する機能、ないし、選択せずに2つのパスをそのまま分
離する分岐機能を実現する。また、無瞬断切替機能が必
要な場合は、低速インタフェース部においてパス選択部
からの信号の選択切替を行う無瞬断回路を挿入する構成
をとる。伝送路切替用に使用されるパスセレクタは、リ
ング構成の初期化がされる時点で、またはリング構成が
変更される時点でパス経路が設定される。パス経路が設
定されると同時に、伝送路のスパン切替、リング切替の
対象外のパスが設定される。設定されたパスは、この2
つの切替動作、すなわち、伝送路のスパン切替,リング
切替動作とは独立に制御が行われる。
【0023】伝送路切替とパス切替の運用方法は、以下
のいくつかの方法がある。
【0024】第1の方法は、リングの別な伝送路による
経路で2つのパスを常時設定し、送信側で分岐し、受信
端で選択する。この場合は、送信元ノード、通過ノー
ド、受信ノードの該当パスはリング切替、スパン切替の
対象外のパスとして設定される。
【0025】第2の方法は、リングの同一の伝送路によ
る経路で2つのパスを常時設定し、送信側で分岐し、受
信端で選択する。第1の方法と同様に、送信元ノード、
通過ノード、受信ノードの該当パスはリング切替、スパ
ン切替の対象外のパスとして設定される。
【0026】第3の方法は、リングの同一の伝送路によ
る経路で2つのパスを常時設定し、送信側で分岐し、受
信端で選択する。通過ノード、受信ノードにおいては、
伝送路が正常な時には、現用系と予備系をそれぞれ接続
し、どちらかの伝送路が異常になると正常な系の伝送路
の受信を現用系、予備系の送信に接続する伝送路切替を
実施する。
【0027】第4の方法は、現用チャンネルの他にリン
グ切替、スパン切替用の保護チャンネルを持ち、伝送路
の障害状況に応じてこのうちの2つのチャンネルに送信
元で信号を分岐するものである。
【0028】第5の方法は、現用チャンネルが、リング
切替、スパン切替による保護チャンネルを持ち、切替対
象外の予備系開放チャンネルとの間でパス切替を行う方
法である。
【0029】第6の方法は、パス切替の現用チャンネル
が、リング切替、スパン切替による保護チャンネルを持
ち、パス切替の予備チャンネルが現用チャンネルの予備
チャンネルと同一な2:2伝送路切替により伝送路切
替、パス切替を行う方法である。
【0030】第7の方法は、パスの現用チャンネルがリ
ング切替、スパン切替による保護チャンネルを持ち、パ
スの予備チャンネルもまたリング切替、スパン切替によ
る保護チャンネルを持ち、この2つのチャンネルに対し
て伝送路切替を行った後にパス切替を行う方法である。
【0031】また、無瞬断切替回路を付加する場合は、
パス切替回路では両系(2つのパス)をスルーさせ、低
速インタフェース部で2つのパスを切り替える方法を取
る。これにより、低速インタフェースの数に応じてパス
切替回路を実装することができる。
【0032】上記の各方法について、以下に図を用いて
具体的に説明する。まず、第1の方法について説明す
る。第1の方法は、前述したように、リングの別な伝送
路による経路で2つのパスを常時設定し、送信側で分岐
し、受信端で選択する。この場合は、送信元ノード、通
過ノード、受信ノードの該当パスはリング切替、スパン
切替の対象外のパスとして設定される。
【0033】図1は、この発明の一実施の形態の光伝送
装置の構成を示したものである。図1において、11
w,11eは電気光変換器(O/E)、12w,12e
は光電気変換器(E/O)、13w,13eは多重分離
回路(DMUX)、14w,14eは多重化回路(MU
X)であり、WEST側、EAST側それぞれの伝送路
の光の送受信、電気的な多重分離およびセクションオー
バヘッドの挿入及び分離を行う機能を有する。15w,
15eは伝送路からの各パスに対応する情報のうち分離
するタイムスロットを所定の任意の低速インタフェース
に接続(ドロップ)するパス選択回路(ドロップスイッ
チ)、16w,16eは低速インタフェースからの情報
を高速伝送路の任意タイムスロットに接続(アド)させ
るためのパス設定回路(アドスイッチ)、21,22は
それぞれのパスの属性に従ってパス毎に接続方法を決め
ることができるパス切替回路である。21w,21eは
それぞれのパスの属性に従ってパス毎に接続方法を決め
ることができるパスセレクタである。決定されているパ
ス毎の接続方法は、あらかじめ、図示しない記憶部に記
憶されるものとする。また、記憶部に記憶されるパス毎
の接続方法は、障害の発生等のネットワークの状況によ
り図示しないCPUにより更新される。パスセレクタ2
1w,21eは、入力される複数のパスから、あらかじ
め決定されている接続方法に従ってパスを選択し、選択
したパスを出力する。
【0034】図2,図3は、光伝送装置を、EAST
側、WEST側のそれぞれが、W系(ワーキング、現用
系)とP系(プロテクション、保護系)の2組の伝送路
を持つよう構成したものである。それぞれのパスセレク
タ24ew,24ww,24ep,24wpの入力に
は、WEST側W系、WEST側P系、EAST側W
系、EAST側P系のDMUX13ew,13ww,1
3ep,13wpの4つの出力と低速インタフェースの
パス設定回路16ew,16ww,16ep,16wp
の出力がそれぞれ接続される。それぞれのパスセレクタ
24ew,24ww,24ep,24wpは、接続され
た複数のパスから、あらかじめ決定されている接続方法
に従ってパスを選択し、選択したパスを出力する。これ
により、伝送路の切替が、図1の場合と同様にパス毎に
設定され、行われる。
【0035】図4に、パスセレクタの1構成例を示す。
図4において、61はセレクタ回路、62はセレクタア
ドレスメモリ、63はフレームカウンタである。パスは
伝送フレーム上で、時分割でバイト多重されているの
で、フレームカウンタ63の出力の時系列でパスの番号
等が定まる。1フレーム内で順番にセレクタアドレスメ
モリ62の内容が読み出され、読み出された内容によ
り、パス毎にセレクタ回路61の選択する入力が指定さ
れる。パスの構成が決まると、パスの構成に応じてCP
Uからセレクタアドレスメモリ62に、パス毎にどこの
入力を選択するかを指示するための情報が書き込まれ
る。また、このセレクタアドレスメモリ62の内容は、
切替要求が発生した時にも要求に応じて更新される。こ
のパスセレクタ210が、図1に示したパスセレクタ2
1e,21wとして使用される。
【0036】図5は、この実施の形態のネットワーク構
成図である。このネットワーク構成はリング切替を固定
したパス切替方式に対応しており、異なる伝送路を使用
する経路で2つのパスを常時設定し、送信側で分岐し、
受信端で選択するリングネットワークの構成を示してい
る。図5において、41,42,43,44はそれぞれ
図1または図2、図3に示した光伝送装置で構成される
4つのノードを示す。31はノード41における、パス
設定回路の設定状況を示している。このネットワーク構
成は、ノード42,43で伝送路切替が可能な構成であ
る。32,33はそれぞれノード42、ノード43にお
ける伝送路切替回路の設定を示したものである。伝送路
切替回路は、図4に示したパスセレクタ210で構成さ
れる。34はノード44におけるパス選択回路の設定状
況を示したもの、35はパス切替回路22の設定状況を
示している。このように、図5においては、ノード41
からノード44に対するパスが設定されている。
【0037】次に、図1と図5を用いて、動作について
説明する。図5においては、ノード41からノード44
まで2つの異なる経路(伝送路)でパスが設定される。
ノード41においては、低速インタフェース23から入
力される信号は、図1に示したパス切替回路21におい
てWEST側とEAST側それぞれに分岐し、それぞれ
のパス設定回路16w,16eにおいて、所望のタイム
スロットへ情報が転送され、該当タイムスロットにおい
て、パスセレクタ21e,21wは低速インタフェース
からの挿入モードに固定される。パススルーするノード
42,43での動作について、WEST側からEAST
側に信号が流れる場合を例にとって、図1を用いて説明
する。WEST側からのデータ(115d)は光電気変
換器(O/E)11wで光信号が電気信号に変換された
後、DMUX13wでセクションの終端が行われたの
ち、パスセレクタ21eで該当パスは固定的にDMUX
13wからの信号に設定され、MUX14eから電気光
変換器(E/O)12eを通ってEAST側に115a
に示すように出力される。
【0038】ノード44においては、WEST側から来
る信号は光電気変換器(O/E)11w,DMUX13
wを通って、パス選択回路15wを通って、パス切替回
路22に入力される。パス切替回路22においては、伝
送路の障害情報または、ITU勧告G.707などで定
義されるB3ビットなどのパリティチェックを行うパス
モニタ情報をもとに、確からしいパスの情報を選択し、
低速インタフェース23に信号を送出する。
【0039】以上のように、この実施の形態において
は、複数の光端局装置を1対1にリング状に接続したリ
ングネットワーク光伝送装置において、伝送路の障害状
況に応じて伝送路のスパン切替、リング切替などによ
り、障害伝送区間を一括して保護回線への切替を行う伝
送路切替回路と2つの端局間に設定される2つのパスに
関して、パス信号の切替を同時に実施するリングネット
ワークにおける切替装置について説明した。この実施の
形態によれば、リングネットワークの救済能力を向上さ
せることができる。
【0040】実施の形態2.この実施の形態では、前述
した第2の方法を行う場合について説明する。第2の方
法は、前述したようにリングの同一の伝送路による経路
で2つのパスを常時設定し、送信側で分岐し、受信端で
選択する。この場合、前述した第1の方法と同様に、送
信元ノード、通過ノード、受信ノードの該当パスはリン
グ切替、スパン切替の対象外のパスとして設定される。
【0041】図6は、この実施の形態のネットワーク構
成図である。このネットワーク構成はスパン切替を固定
したパス切替方式に対応しており、リングネットワーク
の構成がリングの同一の伝送路による経路で2つのパス
を常時設定し、送信側で分岐し、受信端で選択する構成
を示している。この場合、光伝送装置は、図2,図3で
示した構成をとるものとする。ノード41においては低
速インタフェース23からの信号はP系及びW系のパス
切替回路21p,21gに転送され(300a,300
b)、それぞれのパスがEAST側の伝送路上に割付ら
れる。通過ノード43においてはパスセレクタ24e
w,24ww,24ep,24wpで構成される伝送路
切替回路は該当するパスのタイミングにおいて、固定さ
れ、伝送路切替の対象外として運用される。以上の実施
形態では、パス単位の切替を行うパスについて、伝送路
の切替の対象外とすることにより、簡易な回路構成にて
パス切替を実現する方法を述べた。
【0042】この実施の形態においては、複数の光端局
装置を1対1にリング状に接続したリングネットワーク
光伝送装置に関して、伝送路の障害状況に応じて伝送路
のスパン切替、リング切替などにより、障害伝送区間を
一括して保護回線への切替を行う伝送路切替回路におい
て、切替対象外となるパスをすべてのノードに対して通
知し、全てのノードは伝送路切替をパス毎に動作を定義
可能なパスセレクタを用いて伝送路切替を行うことを特
徴とするリングネットワークにおける切替装置について
説明した。
【0043】以上の実施形態では、パス単位の切替を行
うパスについて、伝送路の切替の対象外とすることによ
り、簡易な回路構成にてパス切替が実現できる。
【0044】実施の形態3.
【0045】この実施の形態では、前述した第3の方法
を行う場合について説明する。第3の方法は、前述した
ようにリングの同一の伝送路による経路で2つのパスを
常時設定し、送信側で分岐し、受信端で選択する。通過
ノード、受信ノードにおいては、伝送路が正常な時に
は、現用系と予備系をそれぞれ接続し、どちらかの伝送
路が異常になると正常な系の伝送路の受信を現用系、予
備系の送信に接続する伝送路切替を実施する。
【0046】前述した実施の形態では、パス単位の切替
を行うパスについて、伝送路の切替の対象外とすること
により、簡易な回路構成にてパス切替を実現する方法を
述べた。しかし、これらの方法では、現用パス、予備パ
スのうち、それぞれについて、どこか1箇所づつ障害が
発生すると、伝送路が救済されないという問題がある。
以下の例では、伝送路切替とパス切替の両方によりパス
を救済する方法を述べる。
【0047】図7は、この実施の形態のネットワーク構
成図である。このネットワーク構成はスパン切替とパス
切替を併用する切替方式に対応している。図7に示すよ
うに、ノード41からノード43を通ってノード44ま
でW系とP系の両方でパスを張っておく。パスが通過す
るノード43においては伝送路の状態を監視して、必要
に応じて伝送路切替を行う。ノード43においては、伝
送路の状態により伝送路切替回路の設定33において、
両方のパスが正常な場合は、WEST側のW系とEAS
T側のW系、WEST側のP系とEAST側のP系が接
続される。
【0048】図8に示すように、ノード43のWEST
側のW系伝送路に障害が発生すると、EAST側のW系
には、EAST側のP系を接続する。こうすることで、
例えば図8におけるノード43のEAST側P系伝送路
に、さらに障害が発生しても、正常なパスを構成するこ
とができる。
【0049】以上のように、この実施の形態において
は、複数の光端局装置を1対1にリング状に接続したリ
ングネットワーク光伝送装置において、伝送路の障害状
況に応じて伝送路のスパン切替、リング切替などによ
り、障害伝送区間を一括して保護回線への切替を行う伝
送路切替回路と2つの端局間に設定される2つのパスに
関して、パス信号の切替を同時に実施するリングネット
ワークにおける切替装置について説明した。この実施の
形態によれば、リングネットワークの救済能力を向上さ
せることができる。
【0050】また、この実施の形態においては、複数の
光端局装置を1対1にリング状に接続したリングネット
ワーク光伝送装置に関して、伝送路の障害状況に応じて
伝送路のスパン切替、リング切替などにより、障害伝送
区間を一括して保護回線への切替を行う伝送路切替回路
において、切替対象外となるパスをすべてのノードに対
して通知し、全てのノードは伝送路切替をパス毎に動作
を定義可能なパスセレクタを用いて伝送路切替を行うこ
とを特徴とするリングネットワークにおける切替装置に
ついて説明した。
【0051】実施の形態4.
【0052】この実施の形態では、前述した第4の方法
を行う場合について説明する。第4の方法は、前述した
ように現用チャンネルの他にリング切替、スパン切替用
の保護チャンネルを持ち、伝送路の障害状況に応じてこ
のうちの2つのチャンネルに送信元で信号を分岐するも
のである。
【0053】図9は、この実施の形態のネットワーク構
成図である。このネットワーク構成はスパン切替、リン
グ切替、パス切替を併用する切替方式でスパン切替を優
先させる構成となっている。ノード41からノード43
を通りノード44までのパスにおいて、現用チャンネル
Wと同一の伝送路による経路の予備チャンネルP1及び
異なる伝送路による経路の予備チャンネルP2を定義し
ておく。これらのパスの優先順位を予め、例えば、W>
P1>P2の順に定めておく。伝送路がすべて正常な状
態では、優先順位の高いWチャンネルとP1チャンネル
に対して送信ノード41から信号を送出し、通過ノード
43では実施の形態3と同じように伝送路切替を行う。
受信ノード44ではこのWチャンネルとP1チャンネル
からのパスが選択され、この2つのパスにより正常性の
高いパスを選択するパス切替が行われる。
【0054】図10は、図9において送信ノード41と
通過ノード43の間のWチャンネルに障害が発生した場
合のリングの動作を示している。通過ノード43で検出
された伝送路障害は次々に隣のノードに知らされる。故
障が発生している区間を通過しているパスは故障のた
め、優先順位を下げられて、送信ノード41ではP1,
P2のパスの優先順位が高くなり、この2つのパスが選
択される。通過ノード43では、P1チャンネルだけを
EAST側とWEST側につなぐ構成に固定される。受
信ノード44では、P1チャンネルとP2チャンネルの
両方がパス切替回路に接続され、この2つのパスでパス
切替がおこなわれる。
【0055】図11は、さらに通過ノード42と受信ノ
ード44の間のP2チャンネルに障害が発生した場合の
図である。送信ノード41ではWチャンネルとP1チャ
ンネルが選択されて受信ノード44で2つのパスが受信
されるが、通過ノード43では、Wチャンネルに障害が
発生しているため、通過ノード43におけるEAST側
のW系には、EAST側のP系を接続するように切替が
発生する。
【0056】以上のように、この実施の形態において
は、複数の光端局装置を1対1にリング状に接続したリ
ングネットワーク光伝送装置に関して、伝送路の障害状
況に応じて伝送路のスパン切替、リング切替などによ
り、障害伝送区間を一括して保護回線への切替を行う伝
送路切替回路において、現用伝送路、予備伝送路に優先
順位をつけて、伝送路の障害状況に応じて優先順位を変
更し、優先順位の高い方から2つのパスに対して、送信
側で分岐挿入し、受信側でパスの状態により、2つのパ
スより正常な方を選択するパス選択回路からなることを
特徴とするリングネットワークにおける切替装置につい
て説明した。
【0057】この方法は実施の形態3よりもさらに、リ
ングネットワークの故障による救済能力を増している。
【0058】実施の形態5.
【0059】この実施の形態では、前述した第5の方法
を行う場合について説明する。第5の方法は、前述した
ように現用チャンネルが、リング切替、スパン切替によ
る保護チャンネルを持ち、切替対象外の予備系開放チャ
ンネルとの間でパス切替を行う方法である。
【0060】図12は、この実施の形態のネットワーク
構成図である。このネットワーク構成は予備系開放チャ
ンネルとプロテクションチャンネルとの無瞬断切替を行
う構成であり、伝送路障害時に伝送路切替機能による保
護チャンネルP1,P2を持つWチャンネルと予備系回
路を持たないYチャンネルとの間でパス切替を行う。
【0061】伝送路の障害状況により、スパン切替、リ
ング切替が発生し、ノード41とノード44の間には、
現用チャンネルW、予備チャンネルP1、予備チャンネ
ルP2のいずれかのチャンネルが伝送路切替により設定
され、このチャンネルと予備チャンネルを持たないYチ
ャンネルとの間でパス切替回路の設定(35)において
正常なパスが選ばれる。現用パスが伝送路の2つの切替
による保護機能を有し、さらに予備パスも設定できるの
で、前述した実施の形態4に比べて、さらに信頼性の高
いリング伝送における保護機能を有する。
【0062】以上のように、この実施の形態において
は、複数の光端局装置を1対1にリング状に接続したリ
ングネットワーク光伝送装置において、伝送路の障害状
況に応じて伝送路のスパン切替、リング切替などによ
り、障害伝送区間を一括して保護回線への切替が行われ
る回線と切替対象外で保護回線を有しない回線とに対し
て、送信側で分岐挿入し、受信側でパスの状態により、
2つのパスより正常な方を選択するパス選択回路を備え
たリングネットワークにおける切替方式について説明し
た。
【0063】この実施の形態によれば、現用パスが伝送
路の2つの切替による保護機能を有し、さらに予備パス
も設定できるので、信頼性の高いリング伝送における保
護機能を実現できる。
【0064】実施の形態6.この実施の形態では、前述
した第6の方法を行う場合について説明する。第6の方
法は、前述したようにパス切替の現用チャンネルが、リ
ング切替、スパン切替による保護チャンネルを持ち、パ
ス切替の予備チャンネルが現用チャンネルの予備チャン
ネルと同一な2:2伝送路切替により伝送路切替、パス
切替を行う方法である。
【0065】図13は、この実施の形態のネットワーク
構成図である。このネットワーク構成はプロテクション
チャンネルとプロテクションチャンネルとの無瞬断切替
を行う構成であり、ワーキングチャンネルを共有する場
合の構成である。伝送路障害時に伝送路切替機能による
保護チャンネルP1,P2を持つW1チャンネルと共通
の保護チャンネルP1,P2を持つW2チャンネルとに
よる伝送路切替機能を持ち、この伝送路切替で保護され
た2つのパスの選択をパス切替回路の設定35で行うも
のである。この場合は2:2の伝送路切替とパス切替の
組合せであり、実施の形態5よりも予備チャンネルの帯
域は少なくてよく、またパス切替用の予備チャンネルの
1重障害に対してもパス切替用の予備チャンネルのパス
が確保されるという効果を持つ。
【0066】以上のように、この実施の形態において
は、複数の光端局装置を1対1にリング状に接続したリ
ングネットワーク光伝送装置において、伝送路の障害状
況に応じて伝送路のスパン切替、リング切替などによ
り、障害伝送区間を一括して保護回線への切替が行われ
る回線と同じ伝送路切替による保護回線を同一とする異
なる伝送路による現用回線とに対して、送信側で分岐挿
入し、受信側でパスの状態により、2つのパスより正常
な方を選択するパス選択回路からなることを特徴とする
リングネットワークにおける切替装置について説明し
た。
【0067】実施の形態7.この実施の形態では、前述
した第7の方法を行う場合について説明する。第7の方
法は、前述したようにパスの現用チャンネルが、リング
切替、スパン切替による保護チャンネルを持ち、パスの
予備チャンネルがまたリング切替、スパン切替による保
護チャンネルを持ち、この2つのチャンネルを伝送路切
替を行った後にパス切替を行う方法である。
【0068】図14は、この実施の形態のネットワーク
構成図である。このネットワーク構成は、プロテクショ
ンチャンネルとプロテクションチャンネルとの無瞬断切
替を行う構成であり、ワーキングチャンネルをそれぞれ
別に持つ場合の構成である。実施の形態6において、W
1とW2の2つのパスの伝送路切替に対する予備チャン
ネルP1,P2がW1とW2に共通の予備チャンネルと
して取り扱われていたが、この構成は、W2が別の予備
チャンネルP3,P4を持つ場合を示している。W1の
スパン切替とW2のリング切替が同時に発生しても予備
パスが確保できるため実施の形態6に比べて、多重故障
時にも予備パスが確保される割合が高くなるという効果
がある。
【0069】以上のように、この実施の形態において
は、複数の光端局装置を1対1にリング状に接続したリ
ングネットワーク光伝送装置において、伝送路の障害状
況に応じて伝送路のスパン切替、リング切替などによ
り、障害伝送区間を一括して保護回線への切替が行われ
る回線と伝送路の障害状況に応じて伝送路のスパン切
替、リング切替などにより、障害伝送区間を一括して別
な保護回線への切替が行われる別な現用回線とに対し
て、送信側で分岐挿入し、受信側でパスの状態により、
2つのパスより正常な方を選択するパス選択回路からな
ることを特徴とするリングネットワークにおける切替装
置について説明した。
【0070】実施の形態8.この実施の形態では、前述
した無瞬断切替回路を付加する場合について説明する。
無瞬断切替回路を付加する場合は、パス切替回路では両
系をスルーさせ、低速インタフェース部で切り替えるこ
とにより、低速インタフェースの数に応じてパス切替回
路を実装することができる。
【0071】図15では、このパス切替回路を低速イン
タフェース盤に収容することで、必要に応じてパス切替
回路の増減が可能な構成とした例を示している。36は
低速インタフェースの伝送のための伝送オーバヘッド生
成回路、37は伝送オーバヘッド終端回路、38は電気
/光変換回路(E/O)、39は光/電気変換回路(O
/E)である。あるノードでパスが設定され低速インタ
フェースがリングネットワークに接続される場合に低速
インタフェース盤が増設されるので、これに伴ってパス
の切替回路が増設される。パス切替回路が低速インタフ
ェースに収容されると、回線の増設にともなってパス切
替回路が増えるので、効率的な回路の実装が可能とな
る。
【0072】図16は、パス切替回路が無瞬断に切り替
わることが可能なパス切替回路の構成例を示している。
図において、51,52は伝送路の行路差を吸収するメ
モリ、53はあらかじめ送信元で伝送オーバヘッドの一
部に挿入されたマルチフレーム位相情報と受信している
マルチフレーム番号により、受信している2つのパスの
位相差をもとめる位相誤差検出回路である。電源立ちあ
げ後の初期状態では、早く到着しているパスはこの位相
差に、リングネットワーク内での考えられる最大の伝送
時間分を加えた時間分だけメモリ51に情報を書き込
み、その後に、書き込んだ情報を読み出していく。一
方、遅く到着しているパスはリングネットワーク内での
最大伝送時間分を加えた時間分だけメモリ52に情報を
書き込む。例えば、位相差が2秒で、最大伝送時間が5
秒とすると、メモリ51には7秒分の情報が書き込ま
れ、メモリ52には5秒分の情報が書き込まれることに
なる。こうすることで、それぞれのメモリ51,52か
らの出力位相が一致し、パリティチェック回路54であ
らかじめ伝送フレームの中に埋め込まれたパリティ情報
がチェックされて、正常な方をフレーム単位で切替える
ため選択回路55を動作させる。これらの回路はパス毎
に必要なため、1つのノードにおいて設定されるパスの
数に比例して必要になるものである。前述したように、
パス切替回路が低速インタフェースに収容されると、回
線の増設にともなってパス切替回路が増えるので、効率
的な回路の実装が可能となる。
【0073】以上のように、この実施の形態において
は、パス切替回路が低速インタフェースに含まれること
を特徴とするリングネットワークにおける切替方式につ
いて説明した。
【0074】
【発明の効果】この発明によれば、上記実施の形態のい
ずれの方法を用いても、リングネットワークにおける保
護機能に伝送路切替とパス切替の両方を動作させること
により、障害発生時にも救済能力の高い情報の伝送ネッ
トワークを構築することが可能である。
【0075】また、この発明によれば、異なる伝送路に
張ったパスを切り替える動作により、伝送路切替とパス
切替が行える。
【0076】また、この発明によれば、タイムスロット
毎にパスを切り替えるので、伝送路を効率的に使用しな
がら、さまざまな要求を満足させるパス切替を行える。
【0077】また、この発明によれば、優先順位の付加
によりユーザのさまざまな要求を満足させるパス切替を
行える。
【0078】また、この発明によれば、伝送路の切替に
よる保護と、予備パスも設定でき、信頼性の高いリング
伝送が行える。
【0079】また、この発明によれば、1重障害に対し
てパス切替用の予備チャンネルが確保できる。
【0080】また、この発明によれば、多重故障に対し
ても、予備パスが確保でき、より信頼性の高いリングネ
ットワークが実現できる。
【0081】また、パス切替回路を低速インタフェース
に収容することにより、低速インタフェースの数に応じ
てパス切替回路の増設が可能となるため、回路の実装効
率が向上する。
【0082】また、この発明によれば、タイムスロット
毎にパス切替と伝送路切替を行えるので、信頼性の高い
伝送が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の光伝送装置の構成を
示す構成図。
【図2】 この発明の実施の形態の光伝送装置の他の構
成を示す構成図。
【図3】 この発明の実施の形態の光伝送装置の他の構
成を示す構成図。
【図4】 この発明の実施の形態のパスセレクタによる
伝送路切替回路の構成図。
【図5】 この発明の実施の形態を示すネットワーク構
成図。
【図6】 この発明の実施の形態を示すネットワーク構
成図。
【図7】 この発明の実施の形態を示すネットワーク構
成図。
【図8】 この発明の実施の形態を示すネットワーク構
成図。
【図9】 この発明の実施の形態を示すネットワーク構
成図。
【図10】 この発明の実施の形態を示すネットワーク
構成図。
【図11】 この発明の実施の形態を示すネットワーク
構成図。
【図12】 この発明の実施の形態を示すネットワーク
構成図。
【図13】 この発明の実施の形態を示すネットワーク
構成図。
【図14】 この発明の実施の形態を示すネットワーク
構成図。
【図15】 この発明の実施の形態を示すネットワーク
構成図。
【図16】 この発明の実施の形態を示すパス切替回路
の構成図。
【図17】 従来のリングネットワークの形態の違いに
よる分類を示す図。
【図18】 従来の「光伝送装置のパススイッチ切替方
式」の原理説明図。
【図19】 従来の「光伝送装置のパススイッチ切替方
式」の線路終端装置の内部構成および配置を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
11 電気/光変換器、12 光電気変換器、13 多
重分離回路、14 多重化回路、15 パス選択回路、
16 パス設定回路、21,21g,21p,22 パ
ス切替回路、21e,21w パスセレクタ、31 パ
ス設定回路の設定、32,33 伝送路切替回路の設
定、34 パス設定回路の設定、35 パス切替回路の
設定、41,42,43,44 ノード(光伝送装
置)、51,52 メモリ、53 位相誤差検出回路、
54 パリティチェック回路、55 選択回路、61
セレクタ回路、62 セレクタアドレスメモリ、63
フレームカウンタ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光伝送装置と複数の伝送路をリン
    グ状につなぎ上記複数の伝送路の切替を行うリングネッ
    トワークの切替方式において、 上記複数の伝送路の切替を行う伝送路切替手段と上記複
    数の光伝送装置のうちの2つの光伝送装置間に設定され
    るパスを切り替えるパス切替手段とを備えたことを特徴
    とするリングネットワークの切替方式。
  2. 【請求項2】 複数の光伝送装置と複数の伝送路をリン
    グ状につなぎ上記複数の伝送路の切替を行うリングネッ
    トワークの切替方式において、 上記複数の伝送路の切替動作をパス毎に定義可能なパス
    切替手段により行うことを特徴とするリングネットワー
    クの切替方式。
  3. 【請求項3】 上記リングネットワークは、伝送路に複
    数のタイムスロットを時分割多重化して複数のパスを設
    定可能なリングネットワークであり、上記パス切替手段
    は、上記タイムスロット毎にパスの切り替えを行うこと
    を特徴とする請求項1または2記載のリングネットワー
    クの切替方式。
  4. 【請求項4】 上記パス切替手段は、上記複数のパスに
    優先順位を設定し、伝送路の障害状況に応じて上記複数
    のパスに設定した優先順位を変更するとともに、上記複
    数のパスのうち2つのパスを上記優先順位に従って選択
    し、送信側で同一データを挿入し受信側で上記2つのパ
    スの状態により上記2つのパスのうちより正常な方を選
    択することを特徴とする請求項3記載のリングネットワ
    ークの切替方式。
  5. 【請求項5】 上記パス切替手段は、予備回線をもつ回
    線と予備回線を持たない回線とによる2つのパスに対し
    て、送信側で同一データを挿入し受信側で上記2つのパ
    スの状態により上記2つのパスのうちより正常な方を選
    択することを特徴とする請求項3記載のリングネットワ
    ークの切替方式。
  6. 【請求項6】 上記パス切替手段は、1つの予備回線を
    共有する2つの回線による2つのパスに対して、送信側
    で同一データを挿入し受信側で上記2つのパスの状態に
    より上記2つのパスのうちより正常な方を選択すること
    を特徴とする請求項3記載のリングネットワークの切替
    方式。
  7. 【請求項7】 上記パス切替手段は、それぞれ1つの予
    備回線を専有する2つの回線による2つのパスに対し
    て、送信側で同一データを挿入し受信側で上記2つのパ
    スの状態により上記2つのパスのうちより正常な方を選
    択することを特徴とする請求項3記載のリングネットワ
    ークの切替方式。
  8. 【請求項8】 上記パス切替手段は、低速インタフェー
    スに含まれることを特徴とする請求項3記載のリングネ
    ットワークの切替方式。
  9. 【請求項9】 上記光伝送装置は、パスを多重化したフ
    レーム単位でデータを伝送し、上記パス切替手段は、上
    記フレーム内の位置をカウントしてパス位置を検出する
    フレームカウンタと上記フレームカウンタにより検出さ
    れたパス位置に基づいて、接続するパスの位置を示すア
    ドレスを発生するセレクタアドレスメモリとセレクタア
    ドレスメモリが発生したアドレスに基づいてパスを接続
    するセレクタ回路とを備え、上記セレクタ回路を用いて
    伝送路切替とパス切替とを行うことを特徴とする請求項
    1または2記載のリングネットワークの切替方式。
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