JP5949255B2 - 通信制御装置、及び通信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信制御装置、及び通信制御方法に関する。
従来、光ファイバを伝送媒体とするネットワーク(OTN:Optical Transport Network)において、複数のノードがリング状に接続されたリング型ネットワークが普及しつつある。この様な形態のネットワークは、リング同士を相互に接続することで拡張可能であるが、ノードや回線に障害が発生した場合、その影響を抑制するため、単一ノードの接続による8の字型の拡張は、通常行われない。通常は、例えば、International Telecommunication Union−Telecommunication standardization sector(ITU−T)によるリングプロテクション勧告G.873.2を考慮し、より障害に対する冗長性の高い拡張手法が採られる。かかる手法としては、例えば、リング間の接続を2つのノードにより形成する共有リンク、あるいは、矩形状に配置された4つのノードにより冗長性を更に向上させたインターコネクションリンクが存在する。
特開平11−331227号公報 特開2002−9802号公報
特に、上述した2種類の拡張手法(リンク)の内、後者のインターコネクションリンクは、例えばITU−T G.842で規格化されており、Bi-directional Line Switched Ring(BLSR)方式によるプロテクションを実現しつつ、リング型ネットワークの拡張が可能である。しかしながら、この様な手法では、接続ノード以外のノードにおいても、パス回線用のテーブルの作成、あるいは、隣接するリングへのトラフィックの制御が必要となるという問題がある。この様な問題には、例えば、4つの接続ノードにおいて、対角に位置するノードに直接リンクを形成する構成(所謂、たすき掛け)を採ることで、対応可能であるが、上述のITU−T G.842では、新たな課題が発生する。すなわち、ネットワークが上記構成を採ると、ネットワークにおけるセレクタの分岐数やノード数が増大する、あるいは、ノードが複数種類のセレクタを自装置内に設けることとなる。その結果、リング間の接続部分(接続ノードやノード間のリンク)における状態管理が複雑になる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、プロテクション機能を有し、リング間の接続部分における管理の容易なリング型ネットワークを、簡易な構成で実現することができる通信制御装置、及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する通信制御装置は、一つの態様において、リング型ネットワークにおける複数のリングの接続部分を構成する。前記通信制御装置は、検出部と受信部と設定部と転送部とを有する。前記検出部は、前記接続部分における障害を検出する。前記受信部は、自通信制御装置の属するリング上の他の通信制御装置から送信されたデータを受信する。前記設定部は、前記検出部により前記障害が検出された場合、前記受信部により受信されたデータの転送先に応じて、前記データを通過させるか、または、前記自通信制御装置において前記データを逆方向に折り返すかを決定すると共に、該決定結果に基づき、前記データの伝送経路を設定する。前記転送部は、前記設定部により設定された伝送経路に従い、前記データを転送する。
本願の開示する通信制御装置の一つの態様によれば、プロテクション機能を有し、リング間の接続部分における管理の容易なリング型ネットワークを、簡易な構成で実現することができる。
図1は、リング型ネットワークにおけるリングの接続形態を示す図である。 図2は、接続ノード間に形成される仮想リンクを示す図である。 図3Aは、マスター/スレーブ間にリンク冗長経路を設定する方法を説明するための図である。 図3Bは、マスター/スレーブ間にリンク冗長経路の設定を行う際の各接続ノードの動作を説明するためのシーケンス図である。 図4は、接続ノードがトラフィックを受信した場合に設定される冗長経路を示す図である。 図5は、ノード障害の発生時に冗長経路が提供される様子を説明するための図である。 図6は、リンク障害の発生時に冗長経路が提供される様子を説明するための図である。 図7は、接続ノードの構成を示すブロック図である。 図8Aは、接続ノードN6から接続ノードN4へトラフィックが入力された際のスイッチングテーブル内のデータ格納例を示す図である。 図8Bは、接続ノードN6から接続ノードN4へトラフィックが入力された際に設定されるパスを示す図である。 図9Aは、接続ノードN3に障害が発生した際のスイッチングテーブル内のデータ格納例を示す図である。 図9Bは、接続ノードN3に障害が発生した際に設定されるパス、及び接続ノードN3のスイッチングテーブル内のデータ格納例を示す図である。 図10は、接続ノードのスイッチングテーブルに基づく状態遷移図である。 図11は、接続ノードの動作を説明するためのフローチャートである。 図12は、変形例1に係るリング型ネットワークにおけるリングの接続形態を示す図である。 図13は、変形例1に係る接続ノードの構成を示すブロック図である。 図14は、変形例2に係るリング型ネットワークにおけるリングの接続形態を示す図である。 図15は、変形例2に係る接続ノードの構成を示すブロック図である。 図16Aは、変形例3に係るネットワークの接続形態を示す図である。 図16Bは、接続部分を冗長化可能な変形例3に係るネットワークの接続形態を示す図である。 図17は、変形例3に係る接続ノードの構成を示すブロック図である。
以下に、本願の開示する通信制御装置、及び通信制御方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する通信制御装置、及び通信制御方法が限定されるものではない。
まず、本実施例において想定するネットワークを図1に示す。図1は、リング型ネットワークRNにおけるリングR1、R2の接続形態を示す図である。図1に示す様に、リング型ネットワークRNは、2つのリングR1、R2を有する。また、リングR1は、接続ノードN1、N2とノードN5とを回線上に有し、リングR2は、接続ノードN3、N4とノードN6とを回線上に有する。更に、各リングR1、R2の接続部分では、接続ノードN1〜N4がリンクL1〜L6を介して接続されている。特に、それぞれ対角に位置する接続ノードN1、N4間を接続するリンクL5と、接続ノードN2、N3間を接続するリンクL6とは、襷掛け状に斜めに交差することで、冗長化を図っている。また、リング型ネットワークRNは、上記の構成を採ることで、隣接ノードや、隣接リングのリンクに影響を与えることなく、BLSR方式によるトラフィック(ODU(Optical Data Unit)のパス)伝送を実現する。
次に、図2は、接続ノードN3、N4間に形成される仮想リンクV1を示す図である。リング型ネットワークRNでは、接続ノードN3、N4からリングR1に通じるトラフィック帯域は、各接続ノードN3、N4の利用可能な全トラフィック帯域と推定することができる。したがって、図2に示す様に、仮想リンクV1は、上記トラフィック帯域から、リングR2内に閉じたトラフィック帯域を差し引いた帯域により、共用プロテクションとして提供される。仮想リンクV1は、BLSR方式により設定された、接続ノードN3、N4間のリンクL4の内部に形成されるため、リングプロテクションに影響を与えることはない。なお、接続ノードN3、N4について例示的に説明したが、接続ノードN1、N2間の冗長に際しても同様に、仮想リンクの形成が可能である。
図3Aは、マスター/スレーブ間にリンク冗長経路を設定する方法を説明するための図である。図3Aにおいて、丸で囲んだ「M」は、自接続ノードが、リンク接続された接続ノードとの関係でマスターノードであることを示す。同様に、丸で囲んだ「S」は、自接続ノードが、リンク接続された接続ノードとの関係でスレーブノードであることを示す。各接続ノードN1〜N4がマスターノードであるか否かは、リンク接続された他の接続ノードとの関係で相対的に定まるものであり、ネットワーク環境やトラフィック状態に応じて、適宜変更可能である。例えば、接続ノードN1は、接続ノードN3との関係では、マスターノードであるが、接続ノードN4との関係では、スレーブノードとなる。また、接続ノードN4は、接続ノードN1との関係では、マスターノードであるが、接続ノードN2との関係では、スレーブノードとなる。
図3Aにおいて、例えば、接続ノードN2、N4間のリンクL2に障害が発生した場合を想定する。この場合、接続ノードN2が接続ノードN4との間でトラフィック伝送を行うための経路として、接続ノードN2−N1−N4を順に経由する経路と、接続ノードN2−N3−N4を順に経由する経路との少なくとも2通りの経路が存在する。本実施例では、接続ノードN2、N4に関し、上述した様に、接続ノードN2がマスターに設定されている。このため、接続ノードN2側のノードである接続ノードN1(接続ノードN2の属するリングR1上の別の接続ノードN1)を経由する前者の経路が選択される。したがって、接続ノードN2は、接続ノードN1、N4との間で、冗長経路の設定に必要な情報の交換を行う。また、接続ノードN2、N1、N4は、設定された上記冗長経路を用いたトラフィック伝送の実行に必要なテーブルを、各ノード内に生成する。なお、リンク冗長経路の設定は、リンク上でのシグナリングによる設定であっても、NMS(Network Management System)経由の設定であってもよい。
図3Bは、マスター/スレーブ間にリンク冗長経路の設定を行う際の各接続ノードN2、N1、N4の動作を説明するためのシーケンス図である。S1では、接続ノードN2のメッセージ送受信部11は、ITU−T G.709で定義されたTS(Tributary Slot)を用いて、接続ノードN1、N4に対し、占有帯域の通知を行う。該通知を受けた各接続ノードN1、N4は、メッセージ送受信部11により、受信側設定用のTSを返信する(S2)。S3では、S2と同様に、接続ノードN2が、メッセージ送受信部11により、送信側設定用のTSを返信する。そして、該返信を受信した各接続ノードN1、N4は、メッセージ送受信部11により、ACK(肯定応答)を返信する(S4)。これにより、接続ノードN2、N4間に、接続ノードN1を経由したリンク冗長経路P10が確立される。なお、接続ノードN2、N4間のリンクL2について例示的に説明したが、接続ノードN1、N3間のリンクL3に対しても同様の手法により、リンク冗長経路の設定が可能である。
上述した様に、通信制御システム1は、接続ノードN1〜N4のマスター/スレーブを可変的に設定可能とすることで、特定の接続ノードにトラフィックが過剰に集中することを回避することができる。その結果、システム内における負荷の偏在が未然に防止される。
続いて、接続部分の全てのリンクL1〜L6の帯域が同一であることを前提として、冗長設定の方法について、更に説明する。図4は、接続ノードN4がトラフィックを受信した場合に設定される冗長経路を示す図である。ここで、接続ノードN4は、接続ノードN2に対してはマスターノードであるが、接続ノードN1に対してはスレーブノードである。図4に示す様に、接続ノードN4に障害が発生すると、接続ノードN2、N3間に経路P11が設定される。また、リンクL2における障害に対しては、マスターノードである接続ノードN4側の接続ノードN3を経由する経路P12が設定される。更に、リンクL5に障害が発生すると、各接続ノードN4−N2−N1を経由する経路P13、あるいは、各接続ノードN4−N3−N1を経由する経路P14が、それぞれ設定される。このとき、接続ノードN3、N4間のリンクL4は、上述のBLSR処理に従い、半分の帯域を、リングR2のプロテクションのために提供する。一方、リンクL4は、残りの半分の帯域を、接続ノードN4−N3−N2経由、及び接続ノードN3−N4−N1経由の各冗長経路のために提供する。すなわち、リンクL4は、リングR2と、各接続ノードN1〜N4とによって共用される共有リンクとなる。
図5は、ノード障害の発生時に冗長経路が提供される様子を説明するための図である。図5に示す様に、接続ノードN1〜N3及びリング上ノードN6が接続ノードN4の障害を検出すると(T1)、接続ノードN4と同一のリングR2上において隣接するノードN3、N6間において、障害通知メッセージが送受信される(T2)。これにより、接続ノードN3−N6間における折り返し通信が可能となる。上記障害通知メッセージは、例えば、ITU−T G.873.2で定義されるOTNリングのAPS(Automatic Protection Switching)メッセージである。接続ノードN3は、接続ノードN4におけるノード障害の検出または障害通知メッセージの受信を契機として、リングR1、R2間の接続部分の冗長を提供する。なお、T1の障害検出とT2のメッセージ受信との時間的前後関係は、任意である。
T3では、接続ノードN1は、接続ノードN1−N3間のプロテクション経路の内、接続ノードN1側の設定を行い、接続ノードN2は、接続ノードN2−N3間のプロテクション経路の内、接続ノードN2側の設定を行う。同様に、接続ノードN3は、接続ノードN1−N3間及び接続ノードN2−N3間のプロテクション経路の内、接続ノードN3側の設定を行う。更に、接続ノードN3、N6においては、BLSR処理も併せて実行される(T4)ため、例えば、接続ノードN3では、接続ノードN4宛の信号を接続ノードN7に転送するといったトラフィック制御が可能となる。同様に、接続ノードN6においても、障害の発生した接続ノードN4宛の信号を接続ノードN8に転送するといった双方向のトラフィック制御が可能となる。なお、T3の経路設定とT4のBLSR処理との時間的前後関係は、任意である。
上記制御の結果、経路P21、P22、P23は、新たな経路P21’、P22’、P23’に冗長化される。すなわち、通信制御システム1は、障害の発生した接続ノードN4と接続ノードN2、N1との間の経路を、図4に示した経路設定手法により、接続ノードN3と接続ノードN2、N1との間の経路に切り替える制御を行う。併せて、接続ノードN3は、リングプロテクションの動作として、リングR2上のプロテクションパス経由で入力されたL2、L5向けのトラフィックを処理し、それぞれ接続ノードN2、N1に転送する。上述した様に、周辺ノードN1〜N3、N6が、リングR1に波及する可能性のある接続ノードN4の障害を検出すると、該検出結果に基づき、接続ノードN4を含む接続部分に冗長経路が提供される。
図6は、リンク障害の発生時に冗長経路が提供される様子を説明するための図である。図6に示す様に、接続ノードN2が、接続ノードN4との間のリンクL2の障害を検出すると(T11)、接続ノードN4から、マスター側の接続ノードN4と同一リングR2上の接続ノードN3に対して、リンクL2の障害が通知される(T12)。なお、リンク障害では、ノード障害と異なり、折り返し制御は行われないため、APSメッセージが送受信されることはない。
T13では、接続ノードN2は、接続ノードN2−N3間のプロテクション経路の内、接続ノードN2側の設定を行い、接続ノードN4は、接続ノードN4−N3間のプロテクション経路の内、接続ノードN4側の設定を行う。同様に、接続ノードN3は、接続ノードN3−N2間及び接続ノードN3−N4間のプロテクション経路の内、接続ノードN3側の設定を行う。
上記制御の結果、接続ノードN4−N2間におけるトラフィックの経路は、接続ノードN4−N3−N2の経路に冗長化される。このとき、接続ノードN2は、リンクL2の障害検出結果に基づき、通常の動作を行うだけでよい。上述した様に、周辺ノードN2が、リングR1に波及する可能性のある接続ノードN4の障害を検出すると、該検出結果に基づき、接続ノードN4を含む接続部分に冗長経路が提供される。
図7は、接続ノードN4の構成を示すブロック図である。図7に示す様に、接続ノードN4は、メッセージ送受信部11と、スイッチングテーブル12と、ポートステート管理部13と、光信号処理部14a〜14hと、障害検出部15a〜15cと、信号処理部16a〜16hと、APS処理部17と、ODUスイッチ18とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。また、接続ノードN4は、スイッチングテーブル12を制御するためのノード設定装置20を介して、他のノード30と接続される。ノード設定装置20は、例えば、NMS(Network Management System)である。
メッセージ送受信部11は、図3Bに示した様に、他の接続ノードN1〜N3との間でシグナリングメッセージの送受信を行う。スイッチングテーブル12は、詳細については後述するが、接続ノードN4がトラフィック(ODUパス)のスイッチングを行う際に参照される情報が格納される。ポートステート管理部13は、他の接続ノードN1〜N3に接続するためのポートの状態を管理する。光信号処理部14a〜14hは、他の接続ノードN1〜N3に接続するための各ポートにおいて、光信号の終端、OTU(Optical Transport Unit)、HO(High Order)のODUの各処理を実行する。
障害検出部15a〜15cは、接続ノードN4の接続する各リンク毎に設けられ、上記光信号から、他のノードやリンクの障害を通知する信号を検出すると共に、該信号を上記光信号に挿入する。信号処理部16a〜16hは、対応する光信号処理部14a〜14hから入力された光信号から、LO(Lower Order)のODUを抽出する分離処理を行うと共に、入力されたLOのODUを多重化して、後段の光信号処理部14a〜14hに出力する。APS処理部17は、接続ノードN3、N6に対し、リングR2のAPS(Automatic Protection Switching)処理を実行すると共に、処理結果をポートステート管理部13に出力する。ODUスイッチ18は、LOのODUを交換制御する。
以上、接続ノードN4の構成を代表的に説明したが、他の接続ノードN1、N2、N3についても、上述した接続ノードN4とそれぞれ同様の構成を有する。したがって、共通する構成要素には、同一の参照符号を用いると共に、その図示及び詳細な説明は省略する。
図8Aは、接続ノードN6から接続ノードN4へトラフィックが入力された際のスイッチングテーブル12a内のデータ格納例を示す図である。図8Bは、接続ノードN6から接続ノードN4へトラフィックが入力された際に設定されるパスXi、Yi、Ziを示す図である。なお、iは1以上の整数(自然数)であり、nはn>2iを満たす整数である。図8Aに示す様に、スイッチングテーブル12aには、LOODU種別とODUパス名とスイッチングによる転送先とが、PSI(Payload Structure Identifier)/TS毎に更新可能に格納されている。ODUスイッチ18は、このスイッチングテーブル12aを参照することで、対応するパスを伝送経路とするODUを、複数の接続ノードN1〜N3の内、何れのノードに転送するかを決定する。スイッチングによる転送先は、通常時と障害時とに分けて設定され、特に障害時の場合には障害箇所に応じて個別に設定されるため、ネットワークの状態に適応した柔軟性の高いスイッチングが可能となる。
例えば、スイッチングテーブル12aの最上段のPSI/TS“1”では、LOODU種別として“ODUkX1”が定義されているため、対応するパスは“パスX1”となる。図8Bを参照すると、“パスX1(図8BではXi)”を伝送経路とするLOODUは、通常時には、接続ノードN3宛に転送されるため、スイッチングテーブル12a内の「(1)通常時」の転送先として、“N3”が格納されている。また、「(2)リング上障害時」にも同様に、スイッチングによる転送先として“N3”が設定されている。しかしながら、接続ノードN3の障害時には、ODUスイッチ18は、接続ノードN3へのスイッチングができないことから、LOODUの転送先を“N6”に設定することで、接続ノードN4、N7間でのBLSR処理を可能とする。更に、“パスX1”はリンクL2を経路上に含まないことから、リンクL2に障害が発生しても、“パスX1”が当該障害の影響を受けることはない。したがって、「(4)リンクL2障害時」の転送先としては、“N3”が設定されている。
なお、PSI/TSの内、通常使用されるスロット数は、n/2であり、(n/2)+1以降のスロットは、リングR2上の障害に対して適用される。但し、接続ノードN4に隣接する接続ノードN3は、自ノードの保持するスイッチングテーブルを参照することで、BLSR処理を行うことなく、接続ノードN1、N2宛に転送するLOODUを処理することとなる。
図9Aは、接続ノードN3に障害が発生した際のスイッチングテーブル12b内のデータ格納例を示す図である。図9Bは、接続ノードN3に障害が発生した際に設定されるパス、及び接続ノードN3のスイッチングテーブル12c内のデータ格納例を示す図である。図9Aに示す様に、接続ノードN3にノード障害が発生した場合には、(n/2)+1以上のPSI/TSに対する経路設定につき、接続ノードN3で定義されたスイッチングテーブル12cが参照される。その結果、接続ノードN3の受信したパスVi上のLOODUは、接続ノードN1または接続ノードN7宛に転送され、接続ノードN3の受信したパスWi上のLOODUは、接続ノードN2または接続ノードN7宛に転送される。また、例えば、ノードN9から送出された、接続ノードN4宛のLOODUは、通常時であれば、ノードN7と接続ノードN3とを経由するが、接続ノードN3の障害時には、BLSR処理が実行される。このため、接続ノードN4宛のLOODUは、接続ノードN3の手前(接続ノードN7)で折り返され、ノードN9、N8、N6経由で接続ノードN4に到達する。
次に、接続ノードN4のポートステート管理部13により決定されるモードの遷移について説明する。図10は、接続ノードN4のスイッチングテーブル12a〜12cに基づく状態遷移図である。図10に示す様に、接続ノードN4は、障害の発生していない場合の「通常モードM1」に加え、障害の種別に応じた3つのモードM2〜M4を有する。すなわち、接続ノードN4は、リングR2上での障害発生時には「リングプロテクションモードM2」に設定され、接続リンクL2、L4の障害発生時には「リング接続プロテクションモードM3」に設定される。更に、接続ノードN4は、他の接続ノードN1〜N3の障害発生時には「接続リンクプロテクションモードM4」に設定される。
これら4つのモードM1〜M4は、障害の発生及び復旧を契機として、双方向に遷移可能であるが、必ずしも各モードM1〜M4が他の全てのモードに遷移可能である必要は無い。例えば、通常モードM1は、モードM2〜M4への遷移が可能である(U1〜U6)が、リングプロテクションモードM2から接続リンクプロテクションモードM4に直接遷移することはない。同様に、接続リンクプロテクションモードM4がリング接続プロテクションモードM3に直接遷移することはない。また、各モードM1〜M4は、それぞれ排他的に設定されるとは限らず、接続ノードN4は、複数のモードを同時に設定することもできる。例えば、図10に示す様に、接続ノードN4は、異なる複数のモードM2、M4が1つのノード内に共存する状態(双方モードM5の状態)を採ることもできる。同様に、接続ノードN4は、異なる複数のモードM3、M4が1つのノード内に共存する双方モードM6の状態を採ることもできる。なお、図6に示した接続ノードN1、N2は、接続リンクL1〜L3の障害発生時の遷移先である「リング接続プロテクションモードM3」において動作する。
次に、接続ノードN4の動作を説明する。図11は、接続ノードN4の動作を説明するためのフローチャートである。
通常モードM1にある接続ノードN4が、障害検出部15bにより、接続リンクL4の障害を検出すると(S11)、ポートステート管理部13は、現在のモードがリング接続プロテクションモードM3であるか否かを判定する(S12)。当該判定の結果、接続ノードN4がリング接続プロテクションモードM3にない場合(S12;No)、ポートステート管理部13は、S11で検出された障害がマスターポートで発生したものであるか否かの判定を行う(S13)。当該判定の結果、上記障害の発生箇所がマスターポートである場合(S13;Yes)には、メッセージ送受信部11は、隣接する接続ノード(例えば、接続ノードN3)に対して、スイッチングテーブル12cの適用(Activate)を指示するメッセージを送信する(S14)。
S15では、接続ノードN4のポートステート管理部13は、他の接続リンクの存否を確認する。確認の結果、接続ノードN4にリンクL4以外の接続リンク(例えば、リンクL2、L5)が存在する場合(S15;Yes)、ポートステート管理部13は、当該接続リンクのポートモードをマスターからスレーブに変更する。また、ポートステート管理部13は、上記接続リンクを冗長経路の一部とするシグナリングを行う(S16)。そして、接続ノードN4は、通常モードM1に復帰する。
なお、上記S12において、接続ノードN4がリング接続プロテクションモードM3にある場合(S12;Yes)、あるいは、上記S13において、上記障害の発生箇所がスレーブポートである場合(S13;No)には、ポートステート管理部13は、自接続ノードN4の接続ポートをスレーブからマスターに切り替える(S17)。その後、接続ノードN4は、通常モードM1に復帰する。また、上記S15において、他の接続リンクが存在しない場合(S15;No)には、接続リンクL4の障害発生に伴い、接続ノードN4から接続リンクが消滅することとなる。したがって、この場合にも、接続ノードN4は、通常モードM1に復帰する。
上記一連の動作により、通信制御システム1は、マスターノードを、複数のリングR1、R2に分散して配置することができる。これにより、リング型ネットワークRNに障害が発生しても、通信制御システム1は、該ネットワークを構成する2つのリングR1、R2の内、片側のリングR2にトラフィックが偏在することを防止することが可能となる。
(変形例1)
次に、変形例1について説明する。上記実施例に係る通信制御システム1は、以下に説明する様な変形態様を採ることもできる。図12は、変形例1に係るリング型ネットワークRNにおけるリングR1−R2、R3、R4の接続形態を示す図である。図13は、変形例1に係る接続ノードN4の構成を示すブロック図である。変形例1におけるリング型ネットワークRN及び接続ノードN4は、上述した実施例におけるリング型ネットワークRN及び接続ノードN4と同様の構成要素を含む。したがって、変形例1では、上記実施例と共通する構成要素には、末尾が同一の参照符号を用いると共に、その詳細な説明は省略する。変形例1が上記実施例と異なる点は、リングの数である。
すなわち、上記実施例では、リング型ネットワークRNは、シングルリングの接続により形成されるものとしたが、変形例1では、図12に示す様に、複数のリングR2、R3、R4が形成されている。これに対応するため、接続ノードN4は、図13に示す様に、スイッチングテーブル22と、光信号処理部24a、24gと、APS処理部27と、ODUスイッチ28とを、リング数である3組分有する。変形例1では、接続リングR1〜R4の帯域の最大値は、max{Σ(接続ノードN1−N2間の帯域),(接続ノードN3−N4間の帯域)}である。変形例1に係る通信制御システム1によれば、リング数の増加に対し、ポート数の増加のみによる対応が可能であるが、接続ノードN1、N2においては、各リングR2、R3、R4の帯域を多重及び分離する機能が必要となる。なお、変形例1では、2つのリングの内、片側のみを複数のリングとしたが、双方のリングを複数のリングとしてもよい。また、形成されるリングの数に関しても、3つに限らず、2つまたは4つ以上であってもよい。
(変形例2)
更に、上記実施例に係る通信制御システム1は、以下に説明する様な変形態様を採ることもできる。図14は、変形例2に係るリング型ネットワークRNにおけるリングR1−R5、R6、R7の接続形態を示す図である。図14に示す様に、変形例2に係るリング型ネットワークRNの形態は、上述した変形例1に係るリング型ネットワークRNの形態と略同様であるが、接続ノードN3−N4間のリンク数が異なる。すなわち、変形例1では、接続ノードN3と接続ノードN4とは、3本のリンクL4、L7、L8により接続されるものとしたが、本変形例2では、接続ノードN3−N4間が多重化され、1リンクで接続された構成を採る。図15は、変形例2に係る接続ノードN4の構成を示すブロック図である。変形例2に係る接続ノードN4の各構成部分は、変形例1と同様であるので、詳細な説明は省略するが、図15に示す様に、接続ノードN4は、スイッチングテーブル22と光信号処理部24gとODUスイッチ28とを1つずつ備え、各リングR5〜R7におけるAPS伝送を多重化する。
(変形例3)
上記実施例に係る通信制御システム1は、リング型ネットワークに限らず、他の形態のネットワークにも適用可能である。図16Aは、変形例3に係るネットワークNの接続形態を示す図である。図16Aに示す様に、変形例3のネットワークNでは、ノードN12a〜12cとノードN13a〜13cとの間に、接続ノードN1〜N4を介したパスが張られることで、デュアルホーミング(接続部分の二重化)が実現される。かかる態様では、接続ノードN1、N2と接続ノードN3、N4との間に、NNI(Network Network Interface)が提供される。図16Bは、接続部分を冗長化可能な変形例3に係るネットワークNの接続形態を示す図である。図16Bに示す様に、例えば、ノード12a〜12cと接続ノードN1との間のリンクL7、L9、L10に障害が発生した場合、リンクL8、L11、L12が代替的に提供されるが、接続ノードN3とノード13a〜13cとの間のリンクL13、L15、L16への影響は無い。したがって、ネットワークN−1内部の運用において冗長提供が完結される。図17は、変形例3に係る接続ノードN4の構成を示すブロック図である。変形例3に係る接続ノードN4の各構成部分は、変形例2と同様であるので、詳細な説明は省略するが、図17に示す様に、接続ノードN4は、スイッチングテーブル22と光信号処理部24gとODUスイッチ28とを1つずつ備え、リンクL2、L3におけるAPS伝送を多重化する。
以上説明した様に、本実施例に係る接続ノードN3は、リング型ネットワークRNにおける複数のリングR1、R2の接続部分を構成する。接続ノードN3は、障害検出部15aと、光信号処理部14d、14f、14hと、ODUスイッチ18と、光信号処理部14c、14e、14gとを有する。障害検出部15aは、上記接続部分(例えば、図5の接続ノードN4、図6のリンクL2)における障害を検出する。光信号処理部14d、14f、14hは、自接続ノードN3の属するリングR2上の他のノードN6から送信されたデータ(ODU)を受信する。ODUスイッチ18は、障害検出部15aにより上記障害が検出された場合、光信号処理部14d、14f、14hにより受信されたデータの転送先に応じて、リングR2とは異なるリングR1上の他の接続ノードN1、N2に向けて上記データを通過させるか、または、自接続ノードN3において上記データを逆方向に折り返す(BLSR処理)かを決定する。例えば、転送先が、接続ノードN3と異なるリングR1内であれば、接続ノードN3は、データをそのまま通過させて、その対向するリングR2へ転送する。一方、転送先が、接続ノードN3と同一のリングR2内であれば、接続ノードN3は、自接続ノードN3にて逆方向(データが送信されてきた方向、図5のノードN7の方向)へデータを転送することで、障害箇所への送出を回避する。また、ODUスイッチ18は、上記決定結果に基づき、上記データの伝送経路を設定する。光信号処理部14c、14e、14gは、ODUスイッチ18により設定された伝送経路に従い、上記データを転送する。
すなわち、通信制御システム1は、BLSR方式の適用された複数のリング型ネットワークRNが、4つの接続ノードにより接続されることで、プロテクションを実現する。4つの接続ノードは、例えば矩形状に配置されると共に、隣接するノード間同士が直接リンク接続される。また、対角に位置する接続ノード同士も、連結するリンクが相互に斜めに交差する様に(襷掛け状に)、直接接続される。具体的には、接続ノードN3は、リング上で伝送されるトラフィックに対し、(1)他のリングへ送出するためのトラフィック設定及びスイッチングと、(2)接続リンクの提供と、(3)通信状態に基づく冗長トラフィックの提供と、を行う。これにより、接続ノードN3は、自ノードにおける障害を含む、リング上での障害が発生した場合でも、BLSR方式の枠組みを崩すことなく、冗長を提供し、プロテクション機能を維持することができる。併せて、信頼性の高いネットワーク拡張が可能となる。
換言すれば、通信制御システム1は、リング型ネットワークRNにおける一方のリングの障害、またはリング間の接続部分の障害が起きた場合でも、他方のリングの動作に影響を与えることなく、冗長経路によるプロテクション機能を提供することができる。また、通信制御システム1によれば、接続ノードにおける多数の管理項目(例えば、リングマップ)や、各接続ノード毎に生成されていた回線接続テーブルを削除することができる。これにより、メモリ容量の節減、管理に伴う処理負荷の低減、通信制御の高速化が可能となる。
接続ノードN3において、障害検出部15aは、上記接続部分の内、上記複数のリングR1、R2を接続するリンクL2における障害を検出するものとしてもよい。また、ODUスイッチ18は、障害検出部15aによりリンクL2の障害が検出された場合、リンクL2により接続される複数の接続ノードN2、N4の内、マスターに設定されている接続ノードN2側のリングR1を経由してリンクL2を冗長化する経路を、上記データの伝送経路として設定するものとしてもよい。これにより、リンクL2の両端に設置された接続ノードN2、N4の何れか一方のノードに対し、転送データが過剰に提供されることが防止される。その結果、接続ノードN2、N4間における負荷の偏在が回避される。
また、接続ノードN3において、上記接続部分は、接続ノードN3と同一のリングR2上の複数の接続ノードN3、N4と、リングR2とは異なるリングR1上の複数の接続ノードN1、N2とを、相互に交差する対角線状(いわゆる襷掛け状)に接続する複数のリンクL5、L6を含むものとしてもよい。これにより、複数のリングR1、R2の接続部分が冗長化される。したがって、リング型ネットワークRNを構成する通信制御システム1は、複数のリングR1、R2を跨ぐデータ転送に対し、より高いプロテクション機能を簡易な構成で実現することができる。その結果、システムの信頼性が向上すると共に、接続部分におけるリンクL2、L3、L5、L6間の負荷分散が可能となる。
更に、接続ノードN3は、上記データの識別情報(例えば、LO ODU種別)と、上記データの伝送経路(パス)と、上記障害の発生箇所(図8Aに示した(2)〜(4))毎の上記データの転送先とを対応付けて、更新可能に記憶するスイッチングテーブル12を更に有するものとしてもよい。また、ODUスイッチ18は、スイッチングテーブル12を参照し、上記データの転送先が、上記障害の発生箇所に対応する転送先となる様に、上記データの伝送経路を設定するものとしてもよい。これにより、接続ノードN3は、障害の発生箇所に応じて、冗長化によるプロテクションのために最適な転送先を含む経路を新たな伝送経路として、容易かつ迅速に設定することができる。その結果、より適応的で柔軟性の高いデータ転送制御(スイッチング)を高精度に実現することが可能となる。
なお、上記実施例では、OTNへの適用を想定したことから、トラフィック制御の対象となるデータ単位を、LO ODUとして説明した。しかしながら、データ単位は、これに限らない。例えば、ネットワーク種別に応じて、フレーム、パケット、ATM(Asynchronous Transfer Mode)のセルをデータ単位としてもよい。また、ネットワークの形態に関しても、リング型に限らず、メッシュ型、スター型、バス型、ツリー型、あるいはこれらの接続形態が複合されたネットワークであってもよい。
接続ノードN1〜N4の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、HO(High Order)の処理を行う光信号処理部14a〜14hとLO(Low Order)の処理を行う信号処理部16a〜16h、あるいは、ODUスイッチ18とスイッチングテーブル12をそれぞれ1つの構成要素として統合してもよい。反対に、光信号処理部14a〜14hに関し、OTU(Optical Transport Unit)に関する処理を実行する部分と、ODU(Optical Data Unit)に関する処理を実行する部分とに分散してもよい。更に、スイッチングテーブル12等を格納するメモリを、接続ノードN1〜N4の外部装置としてネットワークやケーブル経由で接続する様にしてもよい。
1 通信制御システム
11、21 メッセージ送受信部
12、12a〜12c、22 スイッチングテーブル
13、23 ポートステート管理部
14a〜14h、24a、24c、24e、24g 光信号処理部
15a〜15c 障害検出部
16a〜16h 信号処理部
17、27 APS処理部
18、28 ODUスイッチ
20 ノード設定装置
30 他ノード
L1〜L18 リンク
M マスターノード
M1 通常モード
M2 リングプロテクションモード
M3 リング接続プロテクションモード
M4 接続リンクプロテクションモード
M5、M6 双方モード
N ネットワーク
N1〜N4 接続ノード
N5〜N11、N12a、N12b、N12c、N13a、N13b、N13c ノード
N−1、N−2 ネットワーク
P1〜P14、P21〜P23、P21’〜P23’ 経路
R1〜R4 リング
RN リング型ネットワーク
S スレーブノード
V1、V2 仮想リンク
Vi、Wi、Xi、Yi、Zi パス

Claims (4)

  1. リング型ネットワークにおける複数のリングの接続部分を構成する通信制御装置において、
    前記接続部分におけるノードの障害を検出する検出部と、
    自通信制御装置の属するリング上の他の通信制御装置から送信されたデータを受信する受信部と、
    前記検出部により前記障害が検出された場合、前記受信部により受信されたデータの転送先に応じて、前記データを通過させるか、または、前記自通信制御装置において前記データを逆方向に折り返すかを決定すると共に、該決定結果に基づき、前記データの伝送経路を設定する設定部と、
    前記設定部により設定された伝送経路に従い、前記データを転送する際、転送先が、前記自通信制御装置と異なるリング内であれば、前記データをそのまま通過させて、その対向するリングへ転送する一方、前記転送先が、前記自通信制御装置と同一のリング内であれば、前記自通信制御装置にて逆方向へ前記データを転送する転送部とを有し、
    前記接続部分は、前記自通信制御装置と同一のリング上の複数の通信制御装置と、前記リングとは異なるリング上の複数の通信制御装置とを、相互に交差する対角線状に接続する複数のリンクを含み、
    前記接続部分において、複数のリンクが、相互に交差する対角線状に形成されることにより、複数のリングの接続部分が冗長化され、複数のリングを跨ぐデータ転送に対し、プロテクション機能が実現されることを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記検出部は、更に、前記接続部分の内、前記複数のリングを接続するリンクにおける障害を検出し、
    前記設定部は、前記検出部により前記リンクの障害が検出された場合、前記リンクにより接続される複数の通信制御装置の内、マスターに設定されている通信制御装置側のリングを経由して前記リンクを冗長化する経路を設定することを特徴とする請求項記載の通信制御装置。
  3. 前記データの識別情報と、前記データの伝送経路と、前記障害の発生箇所毎の前記データの転送先とを対応付けて、更新可能に記憶する記憶部を更に有し、
    前記設定部は、前記記憶部を参照し、前記データの転送先が、前記障害の発生箇所に対応する転送先となる様に、前記データの伝送経路を設定することを特徴とする請求項1記載の通信制御装置。
  4. リング型ネットワークにおける複数のリングの接続部分を構成する通信制御装置が、
    前記接続部分におけるノードの障害を検出し、
    自通信制御装置の属するリング上の他の通信制御装置から送信されたデータを受信し、
    前記障害が検出された場合、受信されたデータの転送先に応じて、前記データを通過させるか、または、前記自通信制御装置において前記データを逆方向に折り返すかを決定すると共に、該決定結果に基づき、前記データの伝送経路を設定し、
    設定された伝送経路に従い、前記データを転送する際、転送先が、前記自通信制御装置と異なるリング内であれば、前記データをそのまま通過させて、その対向するリングへ転送する一方、前記転送先が、前記自通信制御装置と同一のリング内であれば、前記自通信制御装置にて逆方向へ前記データを転送し、
    前記接続部分は、前記自通信制御装置と同一のリング上の複数の通信制御装置と、前記リングとは異なるリング上の複数の通信制御装置とを、相互に交差する対角線状に接続する複数のリンクを含み、
    前記接続部分において、複数のリンクが、相互に交差する対角線状に形成されることにより、複数のリングの接続部分が冗長化され、複数のリングを跨ぐデータ転送に対し、プロテクション機能が実現されることを特徴とする通信制御方法。
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