JPH11213046A - データ処理システム及び電子申請システム - Google Patents

データ処理システム及び電子申請システム

Info

Publication number
JPH11213046A
JPH11213046A JP1728498A JP1728498A JPH11213046A JP H11213046 A JPH11213046 A JP H11213046A JP 1728498 A JP1728498 A JP 1728498A JP 1728498 A JP1728498 A JP 1728498A JP H11213046 A JPH11213046 A JP H11213046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
information
database
search
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1728498A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoaki Yagi
清晃 八木
Yoshikazu Miyaji
良和 宮地
Hiroyuki Kazama
博之 風間
Hidekazu Komuro
英一 小室
Toshihiko Hashiguchi
俊彦 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Data Corp filed Critical NTT Data Corp
Priority to JP1728498A priority Critical patent/JPH11213046A/ja
Publication of JPH11213046A publication Critical patent/JPH11213046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な手続を要する申請処理を容易に且つ簡
単な操作で行うことを可能とする。 【解決手段】 情報検索サーバ3は、プレゼンテーショ
ンサーバ2を介して利用者による入力文章からキーワー
ドを抽出し、関連する手続用語を付加して検索条件を生
成し、DBアクセス管理サーバ5に検索を指示する。D
Bアクセス管理サーバ5は、ネットワーク9上のデータ
ベース及びアプリケーションに関する情報を予め蓄積し
ている情報収集サーバ6に検索を指示し、検索結果を取
得し、情報検索サーバ3に返す。情報検索サーバ3は、
検索結果をプレゼンテーションサーバ2に送信し、該結
果が利用者に提示される。提示された情報のなかから、
例えばアプリケーションの起動が選択された場合、アプ
リケーションサーバ4が手続処理を一括して実行するた
めのアプリケーションを実行し、例えば既存システム接
続部7を介して既存システム8にアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の処理を要
する複雑な手続処理を、ネットワークを介して、容易に
且つ簡単な操作で行い得るデータ処理システムに関す
る。また、この発明は、それぞれ異なる行政機関のシス
テムに対して手続きが必要な処理をネットワークを介し
て、容易に且つ簡単な操作で行い得る電子申請システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば行政機関等における各種の
手続等の申請処理のためのデータ処理システムでは、例
えば各行政機関毎のシステムがそれぞれ独立に動作して
いた。このため、各システムにおけるデータの更新は、
そのシステム内からのみ実行することができ、他のシス
テム、例えば他の行政機関からはデータを更新すること
ができなかった。そして、利用者の権限確認及び本人認
証等のセキュリティ処理もシステムにアクセスするたび
に実行していた。
【0003】また、従来の手続処理の操作は、予め設定
された項目、すなわち手続のカテゴリ及び手続そのもの
の名称からなる項目から、所要の手続を選択する方式が
一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の申請処理等を行うデータ処理システムは、各行政機関
等のシステムが各々独立していたので、複数の行政機関
等への届出を要する手続については複数のシステムへの
申請処理が必要であった。また、このため、各システム
での申請処理の都度、利用者の権限確認及び本人認証等
のセキュリティ処理も必要であった。
【0005】一方、申請処理における操作についても、
予め設定された項目のうちの該当する項目を利用者自身
が選択しなければならなかった。このため、項目の選択
に際して画面等に提示される手続の種類が多数であった
り、利用者が手続の正確な名称を知らなかったりする
と、所要の手続の実行画面に到達することが困難であっ
た。
【0006】しかも、システムには、予め設定された手
続の説明しか用意されていないため、利用者毎の具体的
な手続の方法を知ることは容易ではない。そこで、当該
利用者は、行うべき手続の手順、名称等について、事前
に書物及び情報検索システム等で調べておかなければな
らなかった。
【0007】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、複雑な手続を要する処理を、ネットワークを
介して、容易に且つ簡単な操作で行い得るデータ処理シ
ステムを提供することを目的とする。また、この発明
は、それぞれ異なる行政機関のシステムに対して手続き
が必要な処理をネットワークを介して、容易に且つ簡単
な操作で行い得る電子申請システムに関する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点によるデータ処理システム
は、情報を伝送するネットワークと、所定のアプリケー
ションの実行及び該アプリケーションの属性情報を管理
するアプリケーション管理手段と、前記ネットワーク上
の各データベース及びアプリケーションについて、その
属性及び所在を含む特定情報を抽出して検索用データベ
ースとして蓄積するとともに、要請に応じて該検索用デ
ータベースの検索処理を実行する情報収集手段と、利用
者より入力された手続要求を受け付けて、該利用者の当
該システムへのアクセス管理と、該利用者と当該システ
ムとの間の手続処理と、該利用者による各前記データベ
ースへのアクセス及びアプリケーション起動を含むセッ
ション管理を行うプレゼンテーション管理手段と、前記
プレゼンテーション管理手段から前記手続要求が通知さ
れると、該手続要求からキーワードを抽出し、該キーワ
ードに関連する手続用語を付加して要求条件を加工し、
該要求条件に基づく検索結果を前記プレゼンテーション
管理手段に供給する情報検索手段と、前記情報検索手段
における要求条件に基づき、検索すべき前記情報収集手
段を選択して検索処理を要請し、取得した検索結果を統
合して、該当するデータベースとアプリケーションの少
なくとも一方に関する情報を前記情報検索手段に返すデ
ータベースアクセス管理手段と、を具備する。
【0009】このような構成のデータ処理システムは、
ネットワーク上の各データベースとアプリケーションに
ついて、それらの属性と所在を含む特定情報を、予め検
索用データベースに収集蓄積しておく。利用者による手
続要求に基づく要求条件に従って検索用データベースを
検索し、検索結果を統合して、前記各種データベースと
アプリケーションの少なくとも一方に関する情報を得
る。利用者は、例えば表示された検索結果から各データ
ベースへのアクセス又は該当するアプリケーションの起
動を指示し、所望の申請処理を行う。このシステムで
は、煩雑な操作を要することなく、容易に且つ簡単な構
成で、複雑な手続を含む申請処理を行うことができる。
【0010】当該データ処理システムは、既存システム
が管理する既存データベースに対して、上記各手段がア
クセスすることができるように通信インタフェースの整
合をとり、該既存データベースを前記ネットワークに結
合するインタフェース整合手段をさらに含んでいてもよ
い。
【0011】前記プレゼンテーション管理手段は、アク
セス管理として、当該データ処理システムの利用者に対
する権限確認及び本人認証確認の少なくとも一方を含む
セキュリティ処理を実行するセキュリティ処理手段を含
んでいてもよい。
【0012】前記プレゼンテーション管理手段は、前記
情報検索手段を介して前記データベースアクセス管理手
段から提供された前記特定情報に基づいて、前記データ
ベースへのアクセス及びアプリケーションの起動を実行
する手段を含んでいてもよい。
【0013】前記情報検索手段は、前記利用者より入力
された手続要求からキーワードを抽出するキーワード抽
出手段と、前記キーワードに基づき、該キーワードに関
連する専門の手続用語を展開する専門用語展開手段と、
前記キーワード抽出手段により得られるキーワード及び
前記専門用語展開手段により得られる専門手続用語に基
づいて検索要求条件を生成する要求条件生成手段と、を
含んでいてもよい。
【0014】前記アプリケーション管理手段は、前記ア
プリケーションの実行に際し、前記インタフェース整合
手段を介して所要の前記既存データベースをアクセスす
る手段を含んでいてもよい。
【0015】前記アプリケーション管理手段は、前記ア
プリケーションの実行に際し、複数の前記既存システム
がそれぞれ管理する複数のデータベースへのアクセスを
要する場合、該複数のデータベースを順次アクセスする
手段を含んでいてもよい。
【0016】前記情報収集手段は、各前記データベース
について、前記特定情報に該データベースの要約情報を
含め、前記検索用データベースに登録蓄積する手段を含
んでいてもよい。
【0017】この発明の第2の観点による電子申請シス
テムは、複数の行政機関間で情報を伝送するネットワー
クと、所定の行政手続に関するアプリケーションの実行
及び該アプリケーションの属性情報を管理するアプリケ
ーション管理手段と、前記ネットワーク上の各データベ
ース及びアプリケーションについて、その属性及び所在
を含む特定情報を抽出して検索用データベースとして蓄
積するとともに、要請に応じて該検索用データベースの
検索処理を実行する情報収集手段と、利用者より入力さ
れた行政手続に関する手続要求を受け付けて、該利用者
の当該システムへのアクセス管理と、該利用者と当該シ
ステムとの間の手続処理と、該利用者による各前記デー
タベースへのアクセス及びアプリケーション起動を含む
セッション管理を行うプレゼンテーション管理手段と、
前記プレゼンテーション管理手段から前記手続要求が通
知されると、該手続要求からキーワードを抽出し、該キ
ーワードに関連する行政用語を付加して要求条件を加工
し、該要求条件に基づく検索結果を前記プレゼンテーシ
ョン管理手段に供給する情報検索手段と、前記情報検索
手段における要求条件に基づき、検索すべき前記情報収
集手段を選択して検索処理を要請し、取得した検索結果
を統合して、該当するデータベースとアプリケーション
の少なくとも一方に関する情報を前記情報検索手段に返
すデータベースアクセス管理手段と、を具備する。
【0018】このような構成の電子申請システムは、ネ
ットワーク上の各種データベースとアプリケーションに
ついて、それらの属性と所在を含む特定情報を、予め検
索用データベースに収集蓄積しておく。利用者による手
続要求に基づく要求条件に従って検索用データベースを
検索し、検索結果を統合して、前記各種データベースと
アプリケーションの少なくとも一方に関する情報を得
る。利用者は、例えば表示された検索結果から各データ
ベースへのアクセス又は該当するアプリケーションの起
動を指示し、所望の申請処理を行う。このシステムで
は、煩雑な操作を要することなく、容易に且つ簡単な構
成で、複雑な手続を含む申請処理を行うことができる。
【0019】当該電子申請システムは、各行政機関にお
ける既存システムが管理する既存データベースに対し
て、上記各手段がアクセスすることができるように通信
インタフェースの整合をとり、該既存データベースを前
記ネットワークに結合するインタフェース整合手段をさ
らに含んでいてもよい。
【0020】前記プレゼンテーション管理手段は、アク
セス管理として、当該電子申請システムの利用者に対す
る権限確認及び本人認証確認の少なくとも一方を含むセ
キュリティ処理を実行するセキュリティ処理手段を含ん
でいてもよい。
【0021】前記プレゼンテーション管理手段は、前記
情報検索手段を介して前記データベースアクセス管理手
段から提供された前記特定情報に基づいて、前記データ
ベースへのアクセス及びアプリケーションの起動を実行
する手段を含んでいてもよい。
【0022】前記情報検索手段は、前記利用者より入力
された手続要求からキーワードを抽出するキーワード抽
出手段と、前記キーワードに基づき、該キーワードに関
連する行政手続用語を展開する専門用語展開手段と、前
記キーワード抽出手段により得られるキーワード及び前
記専門用語展開手段により得られる行政手続用語に基づ
いて検索要求条件を生成する要求条件生成手段と、を含
んでいてもよい。
【0023】前記アプリケーション管理手段は、前記ア
プリケーションの実行に際し、前記インタフェース整合
手段を介して各行政機関における所要の前記既存データ
ベースをアクセスする手段を含んでいてもよい。
【0024】前記アプリケーション管理手段は、前記ア
プリケーションの実行に際し、複数の行政機関における
前記既存システムがそれぞれ管理する複数のデータベー
スへのアクセスを要する場合、該複数のデータベースを
順次アクセスする手段を含んでいてもよい。
【0025】前記情報収集手段は、各前記データベース
について、前記特定情報に該データベースの要約情報を
含め、前記検索用データベースに登録蓄積する手段を含
んでいてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。まず、図1〜図7を参照して、
この発明の第1の実施の形態に係る電子申請システムを
説明する。
【0027】図1は、この発明の第1の実施の形態に係
る電子申請システムの構成を模式的に示している。図1
に示す電子申請システムは、利用者端末1、プレゼンテ
ーションサーバ2、情報検索サーバ3、アプリケーショ
ンサーバ4、データベース(DB)アクセス管理サーバ
5、情報収集サーバ6、既存システム接続部7、既存シ
ステム8及びネットワーク9を備えている。
【0028】利用者端末1は、直接又はネットワーク9
を介してプレゼンテーションサーバ2に結合され、利用
者から当該電子申請システムへの要求入力、その他の操
作入力及び該電子申請システムから利用者への処理結果
等のメッセージ表示を行う。
【0029】プレゼンテーションサーバ2は、ネットワ
ーク9に直接又は情報検索サーバ3等を介して実質的に
結合され、利用者端末1からの利用者の入力による手続
要求を受け付けて、利用者の当該システムへのアクセス
管理、並びに接続後の利用者と当該システムとの間のセ
ッション管理を行う。利用者のアクセス管理には、利用
者の権限確認及び本人認証等のセキュリティ処理が含ま
れ、このセキュリティ処理の結果が正常な場合にのみ、
プレゼンテーションサーバ2が利用者のアクセスを許可
する。また、セッション管理は、利用者の手続要求に基
づく情報検索サーバ3の要求先検索、利用者による各種
データベースの情報へのアクセス及びアプリケーション
起動を含む。
【0030】情報検索サーバ3は、ネットワーク9に結
合され、該ネットワーク9を介してプレゼンテーション
サーバ2から手続要求が通知されると、利用者の入力文
章から重要なキーワードを抽出し、該キーワードに関連
する手続用語を付加し、手続要求による検索条件を加工
する。
【0031】すなわち、情報検索サーバ3は、図1に示
すように、キーワード抽出部31、専門用語展開部32
及び検索条件生成部33を有し、これらキーワード抽出
部31、専門用語展開部32及び検索条件生成部33
は、それぞれ例えばソフトウェア又はハードウェアで構
成される。キーワード抽出部31は、利用者の要求入力
の文章を解析して、有意で且つ重要なキーワードを抽出
する。専門用語展開部32は、キーワード抽出部31に
よって抽出されたキーワードについて、専門用語辞書を
検索して該キーワードと同意又は関連が深い専門用語を
抽出し、キーワードに付加する。検索条件生成部33
は、キーワード、該キーワードに付加された同意又は関
連が深い専門用語を用いて手続要求に従った検索条件を
生成する。また、情報検索サーバ3は、該検索条件に基
づく検索結果をプレゼンテーションサーバ2を介して利
用者に提示する。
【0032】アプリケーションサーバ4は、ネットワー
ク9上に設けられ、手続の申請処理に係るアプリケーシ
ョンプログラムである業務アプリケーション41を備
え、該業務アプリケーション41の実行及び該業務アプ
リケーション41の属性情報を管理する。アプリケーシ
ョンサーバ4が管理する業務アプリケーション41に
は、既存システム8における既存基幹データベース(D
B)81及び通常業務DB83等ヘのアクセス経路/順
序等の情報も含まれる。
【0033】情報収集サーバ6は、ネットワーク9上に
存在し、当該情報収集サーバ6に予め割り当てられた所
定のデータベース及びアプリケーションについて、その
属性及び所在等を含む情報を自動抽出して検索用データ
ベース(DB)61として蓄積する。情報収集サーバ6
は、DBアクセス管理サーバ5の要請に応じて該検索用
データベース61の検索処理を実行する。
【0034】DBアクセス管理サーバ5は、情報検索サ
ーバ3で生成された要求条件に従って選択用データベー
ス51を参照し、検索すべき情報収集サーバ6を選択し
て、該情報収集サーバ6に検索処理を要請し、該検索処
理により得られる検索結果を統合して情報検索サーバ3
に返す。なお、DBアクセス管理サーバ5は、予め各情
報収集サーバ6から、各々が蓄積している情報のうちの
特徴部分を抽出し、選択用DB51に蓄積しておく。
【0035】既存システム8は、既存の手続等の申請業
務のためのシステムであり、図1に示したように、既存
基幹データベース(DB)81、既存基幹処理システム
82、通常業務データベース(DB)83、職員端末8
4及びウェブサーバ85等を有する。
【0036】既存基幹処理システム82は、既存基幹デ
ータベース81を処理する構築済のシステムであり、職
員端末84を介して職員により操作される。また、職員
端末84の操作により通常業務で作成された文書は、フ
ロッピーディスク及びファイルサーバ等への文書格納と
同様の処理により、通常業務データベース83に格納さ
れる。また、予め作成されている広報等の静的情報は、
ウェブサーバ85からインターネット等へ配布される。
【0037】既存システム接続部7は、インタフェース
(I/F)整合モジュール71及び72を有し、既存シ
ステム8の既存基幹DB81及び通常業務DB83をネ
ットワーク9に結合する。すなわち、インタフェース
(I/F)整合モジュール71及び72は、それぞれ既
存システム8が管理する既存基幹DB81及び既存の通
常業務DB83に対して、通信インタフェースの整合を
とり、アプリケーションサーバ4及び情報収集サーバ6
等によるアクセスを可能にしている。
【0038】ネットワーク9は、上述した情報検索サー
バ3、アプリケーションサーバ4、DBアクセス管理サ
ーバ5、情報収集サーバ6及び既存システム接続部7等
の相互間を標準インタフェースで接続する。
【0039】この電子申請システムでは、利用者からの
要求に対して、関係の深い情報及び手続のためのアプリ
ケーションをシステムが検索して、利用者に提示する。
以下、この電子申請システムの動作について、図2〜図
7を参照して具体的に説明する。
【0040】ネットワーク9上に存在する各情報収集サ
ーバ6は、個々に情報を収集する対象が予め定められて
いる。情報収集サーバ6は、ネットワーク9上に存在す
る各データベースから、その属性、要約及び所在等を予
め自動抽出して検索用データベース61に蓄積する。ま
た、各情報収集サーバ6は、ネットワーク9上に存在す
るアプリケーションについても、その属性及び所在等の
情報を検索用データベース61に蓄積する。すなわち、
情報収集サーバ6は、所定のタイミングで図2に示すフ
ローチャートのような情報収集処理を実行し、収集した
データを検索用データベース61に蓄積する。
【0041】図2に示すように、情報収集処理が起動さ
れると、情報収集サーバ6は、所定の収集対象範囲のデ
ータベース又はアプリケーションにアクセスする(ステ
ップS1)。アクセス対象が、データベースであるかア
プリケーション(プログラム)であるかを判別し(ステ
ップS2)、データベースであれば、情報の属性、要約
及び所在を示す情報を抽出して(ステップS3)、検索
用データベース61に登録する(ステップS4)。
【0042】ステップS2でアプリケーションであると
判別されれば、該アプリケーションの属性及び所在を示
す情報を抽出して(ステップS5)、ステップS4に移
行し、検索用データベース61に登録する。情報収集サ
ーバ6が蓄積する検索用データベース61の登録内容
は、属性、要約、及び情報所在等で構成されており、そ
の一例を図3に示す。なお、検索用データベース61に
は、必要に応じて、図3に示すように、全文検索用イン
デックス等を格納しておいてもよい。
【0043】このように、情報収集サーバ6に検索用デ
ータベース61が構築された状態で、利用者から手続が
要求され、図4に示すフローチャートのような申請処理
が開始される。
【0044】利用者からの手続要求は、利用者端末1を
介してプレゼンテーションサーバ2で受け付けられ、ま
ず手続要求処理が行われる(ステップS11)。手続要
求処理の詳細な流れを図5に示す。図5に示すように、
利用者の権限確認(ステップS21)及び本人認証確認
(ステップS22)等のセキュリティ処理が行われる。
これらステップS21及びS22におけるセキュリティ
処理の結果、利用者の権限及び本人認証が確認されると
(ステップS23)、この電子申請システムヘのアクセ
スが許可される(ステップS24)。アクセスが許可さ
れれば、プレゼンテーションサーバ2から利用者端末1
を介して、手続要求の文章入力が促され、利用者により
手続要求の文章が入力されて(ステップS25)、図4
のメインルーチンに戻る。利用者と電子申請システムと
の間の以後のセッション管理もプレゼンテーションサー
バ2で行う。
【0045】なお、ステップS23で、利用者の権限及
び本人認証の少なくとも一方が確認されない場合は、ア
クセス不許可となり(ステップS26)、エラー警告及
び終了表示等の終了処理が行われて(ステップS2
7)、申請処理を中途終了する。
【0046】プレゼンテーションサーバ2から要求入力
が通知された情報検索サーバ3は、該要求入力に該当す
る情報を検索するための検索依頼処理を実行する(ステ
ップS12)。検索依頼処理の詳細なフローチャートを
図6に示す。まず、キーワード抽出部31において手続
要求の入力文章を解析して、文章からキーワードを抽出
する(ステップS31)。次に、専門用語展開部32
は、抽出されたキーワードに関係の深い手続用語を該キ
ーワードに付加して検索条件を加工する(ステップS3
2)。検索条件生成部33は、抽出されたキーワード及
び付加された手続用語に基づいて、検索条件を生成して
(ステップS33)、図4のメインルーチンに戻り、該
検索条件をDBアクセス管理サーバ5に通知する。
【0047】DBアクセス管理サーバ5は、予め、各情
報収集サーバ6から各情報収集サーバの特徴となる情報
を抽出し、選択用データベース51に蓄積しておく。検
索条件が与えられると、このDBアクセス管理サーバ5
は、選択用データベース51を用いて、検索条件に見合
う情報が存在する情報収集サーバ6を選択する(ステッ
プS13)。DBアクセス管理サーバ5は、選択した情
報収集サーバ6に対して検索を依頼し、検索を行わせる
(ステップS14)。DBアクセス管理サーバ5は、各
情報収集サーバ6からの検索結果を統合し、検索結果と
して情報検索サーバ3に返す(ステップS15)。情報
検索サーバ3に返された検索結果は、プレゼンテーショ
ンサーバ2を介して利用者端末1のディスプレイ等に提
示される。
【0048】利用者は、返された検索結果を確認し、該
検索結果に基づいて、データベースへのアクセス及びア
プリケーションの起動等の手続処理を行う(ステップS
16)。実際の情報へのアクセス及びアプリケーション
の起動は、返された所在情報に基づいて実行される。
【0049】この手続処理のフローチャートを図7に示
す。手続処理において、まず、利用者は提示された内容
から、実行すべき手続を選択する(ステップS41)。
選択された手続が、情報の表示と、アプリケーションの
起動と、手続の終了と、のいずれであるかが判定され
(ステップS42)、選択されたものがアプリケーショ
ンの起動である場合には、アプリケーションサーバ4に
おいて該当するアプリケーションが起動される(ステッ
プS43)。アプリケーションが起動されると、アプリ
ケーションサーバ4は、データベースのアクセスが必要
か否かを判別し(ステップS44)、データベースをア
クセスする場合には、ネットワーク9から、所要のデー
タベース、例えば既存基幹データベース81に対してイ
ンタフェース整合モジュール71を介してアクセスし
(ステップS45)、手続を完了させてステップS41
に戻る。
【0050】なお、複数のデータベースへのアクセスを
要する場合等には、ステップS45でデータベースをア
クセスした後、ステップS44に戻って、さらにアクセ
スすべきデータベースが残っているか否かを判別し、さ
らにアクセスすべきデータベースがなくなるまで処理を
繰り返す。このようにして、例えば複数の既存システム
8のデータベースに順次自動的にアクセスすることによ
って一括して処理を完了させてステップS41に戻る。
【0051】また、ステップS42で、選択された手続
が情報の表示であると判定された場合には、該当する情
報を必要に応じて検索して表示し(ステップS46)、
ステップS41に戻る。ステップS42で、手続の終了
が選択されたと判定された場合には、メインルーチンに
戻って処理を終了する。
【0052】このような電子申請システムによれば、次
のような効果を得ることができる。 (1) 既存システムの複数のデータベース等との間にまた
がって、申請処理用の業務アプリケーションを実行する
ことができるので、複雑な届出作業も1回の手続で実行
/完了することができる。 (2) システム操作中のセッション管理の実現により、上
述のような複雑な届出に際しても利用者のセキュリティ
確認は1度で済む。
【0053】(3) 日常語による対話的操作によりシステ
ムを操作することができるので、利用者は、手続作業の
詳細や正確な手続名称等を知らなくても、システムを適
切に操作し、サービスを受けることができる。 (4) 手続処理に際し、説明や指導等の人による補助を必
要とせずに、手続処理を完了することができるようにな
り、最寄りの街角端末や家庭端末からの操作による申請
処理も可能となる。
【0054】(5) DBアクセス管理サーバ5を設置して
いるので、利用者の手続要求に関係の深い情報を広範囲
から効率的に取得することできる。 (6) 情報収集サーバ6を設置しているので、既存サービ
スの提供者も例えば新たにHTML(Hypertext Markup
Language)文書等を作成するなどといった特別な作業
を負担することなく、システムに参加し、情報を提供す
ることができる。
【0055】図8は、この発明の第2の実施の形態に係
る電子申請システムの構成を模式的に示している。図8
の電子申請システムは、この発明を行政機関における行
政手続に適用した例を示している。
【0056】図8に示す電子申請システムは、図1に示
した利用者端末1、プレゼンテーションサーバ2、情報
検索サーバ3、アプリケーションサーバ4、DBアクセ
ス管理サーバ5、情報収集サーバ6、既存システム接続
部7及び既存システム8にほぼ相当する利用者端末10
1、プレゼンテーションサーバ102、情報検索サーバ
103、アプリケーションサーバ104、データベース
アクセス管理サーバ105、既存システム接続部107
及び既存システム108を備えている。アプリケーショ
ンサーバ104は、図1のアプリケーションサーバ4の
業務アプリケーション41と同様の業務アプリケーショ
ン141を有する。既存システム接続部107は、図1
の既存システム接続部7のインタフェース整合モジュー
ル71及び72と同様のインターフェース整合モジュー
ル171及び172を有する。さらに、既存システム1
08は、図1の既存システム8の既存基幹データベース
81、既存基幹処理システム82、通常業務データベー
ス83、職員端末84及びウェブサーバ85等と同様の
既存基幹データベース181、既存基幹処理システム1
82、通常業務データベース183、職員端末184及
びウェブサーバ185等を有している。
【0057】このシステムにおけるプレゼンテーション
サーバ102、情報検索サーバ103、データベースア
クセス管理サーバ105、既存システム接続部107及
び既存システム108は、例えば市役所等の行政機関A
191内に設置されている。
【0058】また、このシステムでは、図1のネットワ
ーク9に代えて、行政機関A191の外部のネットワー
ク109(インターネット等)及び行政機関A191の
内部のネットワーク119を設けている。また、図1の
情報収集サーバ6に代えて、行政機関A191の内部の
情報収集サーバ161及び行政機関A191の外部の情
報収集サーバ162を設けている。
【0059】行政機関A191の内部のプレゼンテーシ
ョンサーバ102、情報検索サーバ103、データベー
スアクセス管理サーバ105及び情報収集サーバ161
は、行政機関A191の内部のネットワーク119に結
合されている。既存システム108の既存基幹データベ
ース181及び通常業務データベース183はそれぞれ
既存システム接続部107のインタフェース整合モジュ
ール171及び172を介して、行政機関A191の内
部のネットワーク119及び外部のネットワーク109
に結合されている。
【0060】そして、ネットワーク109には、行政機
関A191と同様の構成を有する行政機関B192、行
政機関C193及び行政機関D194等が結合されてい
る。利用者端末101は、直接又はネットワーク109
及び119を介してプレゼンテーションサーバ102に
結合され、利用者から当該電子申請システムへの要求入
力その他の操作入力及び該電子申請システムから利用者
への処理結果等のメッセージ表示を行う。
【0061】プレゼンテーションサーバ102は、この
場合、行政機関A191の内部のネットワーク119に
結合され、利用者端末101からの利用者の入力による
手続要求を受け付けて、利用者の当該システムへのアク
セス管理、並びに接続後の利用者と当該システムとの間
のセッション管理を行う。利用者のアクセス管理には、
利用者の権限確認及び本人認証等のセキュリティ処理が
含まれ、このようなセキュリティ処理の結果が正常な場
合にのみ、プレゼンテーションサーバ102が利用者の
アクセスを許可する。また、セッション管理は、利用者
の手続要求に基づく情報検索サーバ103の要求先検
索、利用者による各種データベースの情報へのアクセス
及びアプリケーション起動を含む。
【0062】情報検索サーバ103は、行政機関A19
1の内部のネットワーク119に結合され、該ネットワ
ーク119を介してプレゼンテーションサーバ102か
ら手続要求が通知されると、利用者の入力文章から重要
なキーワードを抽出し、該キーワードに関連する手続用
語を付加し、手続要求による検索条件を加工して生成す
る。また、情報検索サーバ103は、該検索条件に基づ
く検索結果をプレゼンテーションサーバ102を介して
利用者に提示する。
【0063】アプリケーションサーバ104は、この場
合、行政機関A191〜行政機関D194の外部のネッ
トワーク109上に設けられ、手続の申請処理に係るア
プリケーションからなる所定の業務アプリケーション1
41を備えている。アプリケーションサーバ104は、
業務アプリケーション141の実行及び該業務アプリケ
ーション141の属性情報等の管理を行う。アプリケー
ションサーバ104が管理する業務アプリケーション1
41には、行政機関A191の内部の既存システム10
8における既存基幹データベース181及び通常業務デ
ータベース183等ヘのアクセス経路/順序等の情報も
含まれる。
【0064】業務アプリケーション141は、例えば転
居に係る手続の申請処理を行うための転居用アプリケー
ション等を含む。該業務アプリケーション141は、利
用者のイべントの観点から設定されており、利用者に発
生したイべントに必要な手続を一括して実行する。例え
ば、上記転居用アプリケーションの場合、転出元の行政
機関からの転出及び転入先の行政機関への転入等の転居
に関する複数の手続処理を一括して実行する。
【0065】情報収集サーバ161及び162は、ネッ
トワーク109及び119上に存在する当該情報収集サ
ーバ161及び162に予め割り当てられた所定のデー
タベース及びアプリケーションについて、その属性及び
所在を含む情報を自動抽出して検索用データベースとし
て蓄積する。また、情報収集サーバ161及び162
は、データベースアクセス管理サーバ105の要請に応
じて検索用データベースの検索処理を実行する。
【0066】該データベースアクセス管理サーバ105
は、情報検索サーバ103で生成された要求条件に基づ
き、検索すべき情報収集サーバ161又は162等を選
択して、検索処理を要請し、且つ該検索処理により得ら
れる検索結果を統合して、情報検索サーバ103に返
す。なお、DBアクセス管理サーバ105は、予め各情
報収集サーバ161又は162から、各々が蓄積してい
る情報のうちの特徴部分を抽出し、選択用データベース
に蓄積しておく。
【0067】既存システム108は、既存の手続等の申
請業務のためのシステムである。既存基幹処理システム
182は、既存基幹データベース181を処理する構築
済のシステムであり、職員端末184を介して職員によ
り操作される。また、職員端末184の操作により通常
業務で作成した文書は、フロッピーディスク及びファイ
ルサーバ等への文書格納と同様の処理により、通常業務
データベース183に格納される。また、予め作成され
ている広報等の静的情報は、ウェブサーバ185から行
政機関A191の外部のネットワーク109上等へ配布
される。
【0068】図8に示すように構成される行政機関用の
電子申請システムにおける動作を、図9及び図10を参
照して具体的に説明する。
【0069】ネットワーク109及び119等に存在す
る各情報収集サーバ161及び162は、個々に情報を
収集する対象が予め定められている。情報収集サーバ1
61及び162は、ネットワーク109及び119等に
存在する各データベースについて、その属性、要約及び
所在等を予め自動抽出し、検索用データベースに蓄積す
る。また、情報収集サーバ161及び162は、ネット
ワーク109及び119等に存在するアプリケーション
の属性及び所在等の情報についても予め自動抽出し、検
索用データベースに蓄積する。
【0070】このように、情報収集サーバ161及び1
62に検索用データベースが構築された状態で、申請処
理が開始されると、図9に示すような流れ及び表示画面
にて申請手続が行われる。
【0071】最初に、利用者の権限確認及び本人認証確
認等のセキュリティ処理を経て、電子申請システムヘの
アクセスが許可されると、操作初期画面により手続の要
求事項の入力が促される。
【0072】操作初期画面においては、利用者が、利用
者端末101を介して手続の要求事項として、例えば
「引越の手続」という文を入力する(ステップS10
1)。手続要求事項は、図9に示すような操作初期画面
において、利用者端末101のキーボード、タッチパネ
ル、又は音声入力デバイス等の入力デバイスにより、日
常語で入力する。入力された要求事項は、プレゼンテー
ションサーバ102で受け付けられ、情報検索サーバ1
03に通知される。
【0073】プレゼンテーションサーバ102から要求
入力が通知された情報検索サーバ103は、該手続要求
の入力文を解析して、文章から重要なキーワード、例え
ば「引越」及び「手続」を抽出する(ステップS10
2)。
【0074】さらに、情報検索サーバ103は、専門用
語辞書としての行政用語辞書を参照し、抽出されたキー
ワードに関係の深い行政用語、例えば「転居」、「転
入」、「転出」、「処理」、「申請」及び「届出」等を
付加して検索条件を加工生成する。生成された検索条件
が与えられるとデータベースアクセス管理サーバ105
は、検索条件に見合う情報がネットワーク109及び1
19の情報収集サーバ161及び162等のいずれに存
在するかを自己のデータベースを参照して判別し、選択
する。そして、データベースアクセス管理サーバ105
は、選択した情報収集サーバ161又は162等に対し
て検索を依頼し、検索を行わせる(ステップS10
3)。
【0075】データベースアクセス管理サーバ105
は、情報収集サーバ161又は162からの検索結果を
統合して、検索結果として情報検索サーバ103に返
す。情報検索サーバ103に返された検索結果は、プレ
ゼンテーションサーバ102を介して利用者端末101
のディスプレイ等に提示される(ステップS104)。
提示内容は、アプリケーションも情報も混在しており、
例えば、図示するように、「転出の際の処理事項の説
明」、「住所変更アプリケーション」、「印鑑登録アプ
リケーション」及び「市外に転出する場合の処理の説
明」等である。アプリケーションについては、該アプリ
ケーションを実行させるためのボタンが表示される。
【0076】利用者は、表示された検索結果を確認し、
該検索結果に基づいて、実際の情報へのアクセス及びア
プリケーションの起動等の手続処理を行う。この手続処
理として住所変更ボタンを選択して住所変更を指示した
場合の具体的なフローチャート及び画面を図10に示
す。
【0077】住所変更ボタンを選択すると(ステップS
111)、アプリケーションサーバ104において、住
所変更処理の実行画面が表示され、転出届のアプリケー
ションが起動され、住所変更に伴う所定処理が順次実行
される(ステップS112、113)。この処理の実行
に際しては、標準インタフェースにより、異なる行政機
関すなわち異なる役所間のデータ移動が可能となるの
で、従来の複数の手続を一括して実行し、完了すること
ができる。このことは、行政手続におけるワンストップ
サービスの実現を意味する。
【0078】なお、この発明の電子申請システムの構成
要素であるプレゼンテーションサーバ、情報検索サー
バ、アプリケーションサーバ、DBアクセスサーバ、情
報収集サーバ等は、専用のシステムとして構成すること
なく、通常のコンピュータシステムを用いて実現するこ
とができる。例えば、コンピュータシステムに上述の動
作を実行するためのプログラムを格納した媒体(フロッ
ピーディスク、CD−ROM等)から該プログラムをイ
ンストールすることにより、上述の処理を実行する電子
申請システムを構築することができる。なお、上述の機
能を、OSが分担又はOSとアプリケーションの共同に
より実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に
格納してもよい。
【0079】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、狭義の記憶媒体に限らず、通信回線、
通信ネットワーク及び通信システムのように、一時的且
つ流動的にプログラム等の情報を保持する通信媒体等を
含む広義の記憶媒体であってもよい。例えば、インター
ネット等の通信ネットワーク上に設けたFTP(File T
ransfer Protocol)サーバに当該プログラムを登録し、
FTPクライアントにネットワークを介して配信しても
よく、通信ネットワークの電子掲示板(BBS:Bullet
in Board System)等に該プログラムを登録し、これを
ネットワークを介して配信してもよい。そして、このプ
ログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下
において実行することにより、上述の処理を達成するこ
とができる。さらに、通信ネットワークを介してプログ
ラムを転送しながら起動実行することによっても、上述
の処理を達成することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ネットワーク上のデータベース及びアプリケーショ
ンに関して、その属性、所在等を含む特定情報を予め収
集蓄積しておき、利用者による手続要求に基づく要求条
件に従って検索して、該当するデータベースへのアクセ
ス又は該当するアプリケーションの起動を実行する。こ
れにより、複雑な手続を要する申請処理をネットワーク
上で容易に且つ簡単な操作で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る電子申請シ
ステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1の電子申請システムにおける情報収集処理
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1の電子申請システムに用いられる検索用デ
ータベースの一例の内容を模式的に説明するための図で
ある。
【図4】図1の電子申請システムにおける申請処理の動
作のメインルーチンを説明するためのフローチャートで
ある。
【図5】図4のフローチャートにおける手続要求処理の
詳細を説明するためのフローチャートである。
【図6】図4のフローチャートにおける検索依頼処理の
詳細を説明するためのフローチャートである。
【図7】図4のフローチャートにおける手続処理の詳細
を説明するためのフローチャートである。
【図8】この発明の第2の実施の形態に係る電子申請シ
ステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図9】図8の電子申請システムにおける手続の検索動
作を説明するためのフローチャート及び表示画面の例で
ある。
【図10】図8の電子申請システムにおけるアプリケー
ションの実行動作を説明するためのフローチャート及び
表示画面の例である。
【符号の説明】
1、101 利用者端末 2、102 プレゼンテーションサーバ 3、103 情報検索サーバ 4、104 アプリケーションサーバ 5、105 データベースアクセス管理サーバ 6、161、162 情報収集サーバ 7、107 既存システム接続部 8、108 既存システム 9、109、119 ネットワーク 31 キーワード抽出部 32 専門用語展開部 33 検索条件生成部 41、141 業務アプリケーション 51 選択用データベース 61 検索用データベース 71、72、171、172 インタフェース整合
モジュール 81、181 既存基幹データベース 82、182 既存基幹処理システム 83、183 通常業務データベース 84、184 職員端末 85、185 ウェブサーバ 191 行政機関A 192 行政機関B 193 行政機関C 194 行政機関D
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小室 英一 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内 (72)発明者 橋口 俊彦 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を伝送するネットワークと、 所定のアプリケーションの実行及び該アプリケーション
    の属性情報を管理するアプリケーション管理手段と、 前記ネットワーク上の各データベース及びアプリケーシ
    ョンについて、その属性及び所在を含む特定情報を抽出
    して検索用データベースとして蓄積するとともに、要請
    に応じて該検索用データベースの検索処理を実行する情
    報収集手段と、 利用者より入力された手続要求を受け付けて、該利用者
    の当該システムへのアクセス管理と、該利用者と当該シ
    ステムとの間の手続処理と、該利用者による各前記デー
    タベースへのアクセス及びアプリケーション起動を含む
    セッション管理を行うプレゼンテーション管理手段と、 前記プレゼンテーション管理手段から前記手続要求が通
    知されると、該手続要求からキーワードを抽出し、該キ
    ーワードに関連する手続用語を付加して要求条件を加工
    し、該要求条件に基づく検索結果を前記プレゼンテーシ
    ョン管理手段に供給する情報検索手段と、 前記情報検索手段における要求条件に基づき、検索すべ
    き前記情報収集手段を選択して検索処理を要請し、取得
    した検索結果を統合して、該当するデータベースとアプ
    リケーションの少なくとも一方に関する情報を前記情報
    検索手段に返すデータベースアクセス管理手段と、 を具備することを特徴とするデータ処理システム。
  2. 【請求項2】当該データ処理システムは、 既存システムが管理する既存データベースに対して、上
    記各手段がアクセスすることができるように通信インタ
    フェースの整合をとり、該既存データベースを前記ネッ
    トワークに結合するインタフェース整合手段をさらに具
    備することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記プレゼンテーション管理手段は、アク
    セス管理として、当該データ処理システムの利用者に対
    する権限確認及び本人認証確認の少なくとも一方を含む
    セキュリティ処理を実行するセキュリティ処理手段を含
    むことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理
    システム。
  4. 【請求項4】前記プレゼンテーション管理手段は、前記
    情報検索手段を介して前記データベースアクセス管理手
    段から提供された前記特定情報に基づいて、前記データ
    ベースへのアクセス及びアプリケーションの起動を実行
    する手段を含むことを特徴とする請求項1乃至3に記載
    のデータ処理システム。
  5. 【請求項5】前記情報検索手段は、 前記利用者より入力された手続要求からキーワードを抽
    出するキーワード抽出手段と、 前記キーワードに基づき、該キーワードに関連する専門
    の手続用語を展開する専門用語展開手段と、 前記キーワード抽出手段により得られるキーワード及び
    前記専門用語展開手段により得られる専門手続用語に基
    づいて検索要求条件を生成する要求条件生成手段と、 を含むことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれ
    か1項に記載のデータ処理システム。
  6. 【請求項6】前記アプリケーション管理手段は、前記ア
    プリケーションの実行に際し、前記インタフェース整合
    手段を介して所要の前記既存データベースをアクセスす
    る手段を含むことを特徴とする請求項2乃至5のうちの
    いずれか1項に記載のデータ処理システム。
  7. 【請求項7】前記アプリケーション管理手段は、前記ア
    プリケーションの実行に際し、複数の前記既存システム
    がそれぞれ管理する複数のデータベースへのアクセスを
    要する場合、該複数のデータベースを順次アクセスする
    手段を含むことを特徴とする請求項2乃至6のうちのい
    ずれか1項に記載のデータ処理システム。
  8. 【請求項8】前記情報収集手段は、各前記データベース
    について、前記特定情報に該データベースの要約情報を
    含め、前記検索用データベースに登録蓄積する手段を含
    むことを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか1
    項に記載のデータ処理システム。
  9. 【請求項9】複数の行政機関間で情報を伝送するネット
    ワークと、 所定の行政手続に関するアプリケーションの実行及び該
    アプリケーションの属性情報を管理するアプリケーショ
    ン管理手段と、 前記ネットワーク上の各データベース及びアプリケーシ
    ョンについて、その属性及び所在を含む特定情報を抽出
    して検索用データベースとして蓄積するとともに、要請
    に応じて該検索用データベースの検索処理を実行する情
    報収集手段と、 利用者より入力された行政手続に関する手続要求を受け
    付けて、該利用者の当該システムへのアクセス管理と、
    該利用者と当該システムとの間の手続処理と、該利用者
    による各前記データベースへのアクセス及びアプリケー
    ション起動を含むセッション管理を行うプレゼンテーシ
    ョン管理手段と、 前記プレゼンテーション管理手段から前記手続要求が通
    知されると、該手続要求からキーワードを抽出し、該キ
    ーワードに関連する行政用語を付加して要求条件を加工
    し、該要求条件に基づく検索結果を前記プレゼンテーシ
    ョン管理手段に供給する情報検索手段と、 前記情報検索手段における要求条件に基づき、検索すべ
    き前記情報収集手段を選択して検索処理を要請し、取得
    した検索結果を統合して、該当するデータベースとアプ
    リケーションの少なくとも一方に関する情報を前記情報
    検索手段に返すデータベースアクセス管理手段と、 を具備することを特徴とする電子申請システム。
  10. 【請求項10】当該電子申請システムは、 各行政機関における既存システムが管理する既存データ
    ベースに対して、上記各手段がアクセスすることができ
    るように通信インタフェースの整合をとり、該既存デー
    タベースを前記ネットワークに結合するインタフェース
    整合手段をさらに具備することを特徴とする請求項9に
    記載の電子申請システム。
  11. 【請求項11】前記プレゼンテーション管理手段は、ア
    クセス管理として、当該電子申請システムの利用者に対
    する権限確認及び本人認証確認の少なくとも一方を含む
    セキュリティ処理を実行するセキュリティ処理手段を含
    むことを特徴とする請求項9又は10に記載の電子申請
    システム。
  12. 【請求項12】前記プレゼンテーション管理手段は、前
    記情報検索手段を介して前記データベースアクセス管理
    手段から提供された前記特定情報に基づいて、前記デー
    タベースへのアクセス及びアプリケーションの起動を実
    行する手段を含むことを特徴とする請求項9乃至11の
    うちのいずれか1項に記載の電子申請システム。
  13. 【請求項13】前記情報検索手段は、 前記利用者より入力された手続要求からキーワードを抽
    出するキーワード抽出手段と、 前記キーワードに基づき、該キーワードに関連する行政
    手続用語を展開する専門用語展開手段と、 前記キーワード抽出手段により得られるキーワード及び
    前記専門用語展開手段により得られる行政手続用語に基
    づいて検索要求条件を生成する要求条件生成手段と、 を含むことを特徴とする請求項9乃至12のうちのいず
    れか1項に記載の電子申請システム。
  14. 【請求項14】前記アプリケーション管理手段は、前記
    アプリケーションの実行に際し、前記インタフェース整
    合手段を介して各行政機関における所要の前記既存デー
    タベースをアクセスする手段を含むことを特徴とする請
    求項9乃至13のうちのいずれか1項に記載の電子申請
    システム。
  15. 【請求項15】前記アプリケーション管理手段は、前記
    アプリケーションの実行に際し、複数の行政機関におけ
    る前記既存システムがそれぞれ管理する複数のデータベ
    ースへのアクセスを要する場合、該複数のデータベース
    を順次アクセスする手段を含むことを特徴とする請求項
    9乃至14のうちのいずれか1項に記載の電子申請シス
    テム。
  16. 【請求項16】前記情報収集手段は、各前記データベー
    スについて、前記特定情報に該データベースの要約情報
    を含め、前記検索用データベースに登録蓄積する手段を
    含むことを特徴とする請求項9乃至15のうちのいずれ
    か1項に記載の電子申請システム。
JP1728498A 1998-01-29 1998-01-29 データ処理システム及び電子申請システム Pending JPH11213046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1728498A JPH11213046A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 データ処理システム及び電子申請システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1728498A JPH11213046A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 データ処理システム及び電子申請システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11213046A true JPH11213046A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11939692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1728498A Pending JPH11213046A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 データ処理システム及び電子申請システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11213046A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002041723A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Cpus:Kk 手続代行システムおよび手続代行方法
JP2002269296A (ja) * 2001-03-12 2002-09-20 Mitsubishi Electric Corp 居住地の移転手続きシステム
JP2003016176A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Dainippon Printing Co Ltd 手続システム
JP2003044577A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Ntt Communications Kk ライフイベント関連の手続システムのサーバ装置
JP2003256614A (ja) * 2002-03-05 2003-09-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子申請システムおよび電子申請方法
JP2007323238A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 National Institute Of Information & Communication Technology 強調表示装置及びプログラム
JP2011048849A (ja) * 2010-10-29 2011-03-10 Dainippon Printing Co Ltd 手続システム
JP2019192080A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 日本電気株式会社 情報提示システム、情報提示方法、およびプログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002041723A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Cpus:Kk 手続代行システムおよび手続代行方法
JP2002269296A (ja) * 2001-03-12 2002-09-20 Mitsubishi Electric Corp 居住地の移転手続きシステム
JP2003016176A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Dainippon Printing Co Ltd 手続システム
JP4695299B2 (ja) * 2001-07-03 2011-06-08 大日本印刷株式会社 手続システム
JP2003044577A (ja) * 2001-07-30 2003-02-14 Ntt Communications Kk ライフイベント関連の手続システムのサーバ装置
JP2003256614A (ja) * 2002-03-05 2003-09-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子申請システムおよび電子申請方法
JP2007323238A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 National Institute Of Information & Communication Technology 強調表示装置及びプログラム
JP2011048849A (ja) * 2010-10-29 2011-03-10 Dainippon Printing Co Ltd 手続システム
JP2019192080A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 日本電気株式会社 情報提示システム、情報提示方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6151624A (en) Navigating network resources based on metadata
US8001478B2 (en) Systems and methods for context personalized web browsing based on a browser companion agent and associated services
US6441834B1 (en) Hyper-relational correlation server
US7032003B1 (en) Hybrid replication scheme with data and actions for wireless devices
US20130132376A1 (en) Intelligent client capability-based results related to a character stream
JP2001154969A (ja) 移動環境における資源アクセスを提供するための方法及びシステム
JPH09153050A (ja) 文書情報収集方法および文書情報収集装置
US20020143861A1 (en) Method and apparatus for managing state information in a network data processing system
US20090063406A1 (en) Method, Service and Search System for Network Resource Address Repair
JP2009037501A (ja) 情報検索装置、情報検索方法およびプログラム
US8413222B1 (en) Method and apparatus for synchronizing updates of authentication credentials
JPH11213046A (ja) データ処理システム及び電子申請システム
JP2000285052A (ja) Url変換方法および装置
JPH10307746A (ja) ハイパーテキスト処理装置及びハイパーテキスト処理装置制御プログラムを記憶した媒体
KR20010034974A (ko) 홈페이지 포탈 사이트 구축 및 관리 시스템
KR100392195B1 (ko) 네트워크 기반의 자원 공유 서비스 시스템
WO2000008570A1 (en) Information access
KR100336115B1 (ko) 하부 도메인 서비스 방법 및 그 시스템
JP3384940B2 (ja) 情報提供コンピュータおよび情報提供システム
JPH10134064A (ja) 情報検索システム
JP2002109451A (ja) 入力支援システム及びそのための記憶媒体
JP2001134597A (ja) 複数異種情報源アクセス方法及び装置及び複数異種情報源アクセスプログラムを格納した記憶媒体
JPH1027124A (ja) キャリア情報検索システム
JP2001273308A (ja) 回答支援装置
JP2000076296A (ja) 関連情報検索方法及び装置及び関連情報検索プログラムを格納した記憶媒体及び関連情報検索用データを格納した記憶媒体