JPH11212882A - 情報受配信方法及び情報受配信システム - Google Patents

情報受配信方法及び情報受配信システム

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JPH11212882A
JPH11212882A JP10019284A JP1928498A JPH11212882A JP H11212882 A JPH11212882 A JP H11212882A JP 10019284 A JP10019284 A JP 10019284A JP 1928498 A JP1928498 A JP 1928498A JP H11212882 A JPH11212882 A JP H11212882A
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JP
Japan
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Application number
JP10019284A
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English (en)
Inventor
Akira Kubota
旭 久保田
Toshikuni Hamano
登志▲邦▼ 濱野
Shinya Abe
信也 阿部
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報受配信方法に関し、配信され
るデータの個数とデータ量を共に減らし伝送効率を向上
することを目的とする。 【解決手段】 サーバ100は、クライアント200に
対して配信すべき情報である複数の記事に共有の部分で
ある1又は2以上の共有データをまとめて、これをアー
カイブした1又は2以上の共有アーカイブを配信し、か
つ、複数の記事の各々に固有の部分である複数の固有デ
ータを、所定の条件に従って1又は2以上のグループに
まとめて、これを前記グループ毎にアーカイブした1又
は2以上の固有アーカイブを配信する。クライアント2
00の各々は、サーバ100から配信される1又は2以
上の共有アーカイブ及び1又は2以上の固有アーカイブ
を受信し、これらから前記複数の記事を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報受配信方法及
び情報受配信システムに関し、特に、情報の内容に基づ
いて情報の受信及び配信を統一的に行う情報受配信シス
テムにおいて、一旦配信した情報のクライアントにおけ
る更新、削除等をサーバから管理する情報受配信方法及
び情報受配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のコンピュータネットワークの発達
に伴い、種々の公開された情報(コンテンツ)が企業や
個人というユーザの個々の壁を越えてこれらの間でコン
ピュータネットワークを介して受信、配信されている。
一方、例えば企業等においては、自社内の支店、営業
所、工場、研究所等をコンピュータネットワークで接続
する企業内ネットワーク(イントラネット)の構築が行
われている。
【0003】このようなコンピュータネットワークを介
して情報の受信及び配信を行う情報受配信システムにお
いては、一般的に、端末数が多いこと等から、ツリー状
の接続形態が採られ、情報を配信するサーバと情報を受
信するクライアントとで構成される。サーバは多段で構
成され、上位サーバから下位サーバへ情報が伝播され、
更に各サーバに接続されているクライアントに情報が伝
播される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、情報受配信シ
ステムの一例であるインターネット上のニュースシステ
ムによれば、新聞社(のホストコンピュータ、即ち、サ
ーバ)が配信する新聞記事を、個人(クライアントユー
ザ)がその情報端末(即ち、クライアント)から読むこ
とができる。この場合、クライアントユーザは自分が購
読したいニュースをグループ単位で自由に選択して、そ
のニュースグループのみを購読することができる。
【0005】ところで、このような情報受配信システム
では、情報を配信するサーバから情報の提供を受けるク
ライアントへ随時情報が配信されるため、配信されるデ
ータの個数とデータ量が膨大なものになる。そこで、デ
ータの個数を減らして通信の回数を減らし、データ量を
圧縮して通信時間を短縮することが必要になる。
【0006】このような観点から配信される情報を見る
と、配信される記事Aで使用しているデータと記事Bで
使用しているデータとが同一であること、即ち、共有デ
ータである場合がある。図18に共有データの例を示
す。
【0007】コンテンツ#1(記事A)とコンテンツ#
2(記事B)とは、共に4個のデータ(要素)から成立
しているが、文章部分のデータ(文書データ)が異なる
のみで、他の会社名のロゴイメージデータ、飾り罫線の
イメージデータ、ポスト印のアイコンのイメージデータ
の3個のデータが共有データとなっている。しかし、コ
ンテンツ#1、又はコンテンツ#2のいずれを配信する
場合でも4個のデータを送信する必要がある。従って、
コンテンツ#1とコンテンツ#2とを配信した場合、ロ
ゴデータ、飾り罫線データ、ポスト印のアイコンデータ
を二重に配信することになり、ネットワーク負荷を増加
させる要因となっている。実際にはn重に配信されてい
るため、システム全体では膨大な無駄となっている。
【0008】そこで、このようなネットワーク負荷を軽
減するために、いくつかの方式が提案されている(詳細
は実施例において、本発明と比較して述べる)。第1
に、コンテンツ毎にアーカイブすることなく、例えば前
述の個々の要素毎に配信する方式がある(方式Aとい
う)。この方式Aによれば、共有データについては二重
に配信せずに済み、個々の要素毎にデータ圧縮すること
も可能である。しかし、アーカイブされていないので、
ネットワークに流れるデータの個数が多くなり、コネク
ション回数とパケット数が軽減されない。
【0009】第2に、コンテンツ毎に必要なデータを揃
えこれらをアーカイブ(圧縮)して配信する方式がある
(方式Bという)。この方式Bによれば、アーカイブ
(及び圧縮)されているのでネットワーク負荷は軽減さ
れる。しかし、アーカイブされているので、個々の要素
は二重に配信されてしまう。
【0010】第3に、コンテンツ毎にアーカイブするこ
となく、あるタイミングで(例えば、1日に1回)全て
のデータ(コンテンツ#1及び#2)をまとめてアーカ
イブして配信する方式がある(方式Cという)。この方
式Cによれば、共有データについては当該アーカイブに
1個づつでよいので、同一アーカイブ内のデータについ
て見ると二重に配信せずに済み、アーカイブ(及び圧
縮)されているのでネットワーク負荷は軽減される。し
かし、次のタイミングで(例えば、翌日)データを配信
する際に共有データについては再送する必要がある。こ
れは、前日のコンテンツがクライアントにおいて廃棄さ
れていると、翌日のコンテンツのデータの一部が不足し
エラーとなるためである。従って、共有データについて
は、結果として必ず二重配信になる。
【0011】本発明は、配信されるデータの個数とデー
タ量を共に減らしてネットワーク負荷を軽減した情報受
配信方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、伝送効率を向上した情報受配信方法を提供すること
を目的とする。
【0012】また、本発明は、配信されるデータの個数
とデータ量を共に減らしてネットワーク負荷を軽減した
情報受配信システムを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、伝送効率を向上した情報受配信システム
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり、本発明による情報受配信方法を実行する情報
受配信システムの構成を示す。この情報受配信システム
は、情報を配信するサーバ100とサーバ100に接続
されサーバ100から配信される情報を受信する複数の
クライアント200とからなる。
【0014】サーバ100は、クライアント200に対
して配信すべき情報である複数の記事に共有の部分であ
る1又は2以上の共有データをまとめて、これをアーカ
イブした1又は2以上の共有アーカイブを配信する。ま
た、サーバ100は、複数の記事の各々に固有の部分で
ある複数の固有データを、所定の条件に従って1又は2
以上のグループにまとめて、これを当該グループ毎にア
ーカイブした1又は2以上の固有アーカイブを配信す
る。
【0015】一方、クライアント200の各々は、サー
バ100から配信される1又は2以上の共有アーカイブ
を受信し、また、1又は2以上の固有アーカイブを受信
する。そして、クライアント200の各々は、1又は2
以上の共有アーカイブと1又は2以上の固有アーカイブ
とから前記複数の記事を得る。
【0016】サーバ100は、例えば記事A乃至Dの共
有データ「共有」を例えば1個にまとめてアーカイブ
(かつ圧縮)した1個の共有アーカイブ300を配信
し、かつ、記事A乃至Dの固有データ「固有A」乃至
「固有D」を、例えば2個づつまとめてアーカイブ(か
つ圧縮)した2個の固有アーカイブ401及び402を
配信する。クライアント200は、1個の共有アーカイ
ブ300と2個の固有アーカイブ401及び402とを
受信し、これらを復元して記事A乃至Dを得る。
【0017】従って、本発明の情報受配信方法によれ
ば、複数の記事の複数の固有データは1又は2以上のグ
ループにまとめた上でアーカイブされているので、ネッ
トワークに流れるデータの個数(コネクション回数やパ
ケット数)を減らすことができる(なお、グループにま
とめた上で圧縮することができるので、データ量も減ら
すことができる)。これにより、ネットワーク負荷は軽
減される。
【0018】一方、共有データについては、固有データ
とは別にアーカイブされるので、固有データの配信の都
度に配信せずに済む。また、共有データもアーカイブ
(かつ圧縮)されているので、データの個数(及びデー
タ量)も減らすことができ、これによってもネットワー
ク負荷は軽減される。更に、共有データを固有データと
は別にアーカイブすることにより、固有データの変更に
影響されることなく共有データ自体が変更されない限
り、共有データを再度配信する必要がない。
【0019】これにより、従来二重(実際にはn重)に
配信されネットワーク負荷を増加させる要因となってい
た共有データについて、その重複した配信を必要な配信
のみに抑制することができ、サーバからクライアントへ
配信されるデータの個数(及びデータ量)が多くなって
も、データの個数(及びデータ量)を共に減らして通信
の回数と通信時間を短縮し、伝送効率を向上することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図2は本発明が適用される情報受
配信システムの構成を示す。この情報受配信システムは
多段の構成を有する複数のサーバ100と複数のクライ
アント200とからなる。クライアント200はいずれ
かのサーバ100に接続される。サーバ100相互の間
及びサーバ100とクライアント200の間は、専用回
線、公衆網、その他の接続線を介して接続される。
【0021】以下の説明において、サーバ100につい
て、その各々を区別する場合には、サーバ100を表す
Sに、A、B等の符号を付加して、サーバSA、SB等
と表す。また、クライアント200について、その各々
を区別する場合には、クライアント200を表すCに、
1、2等の符号を付加して、クライアントC1、C2等
と表す。
【0022】サーバ100は情報を作成又は受信して他
のサーバ100又はクライアント200に対して送信す
る。クライアント200の接続されたサーバ100を
(そのクライアント200の)親サーバ100と言う。
クライアント200は、情報伝搬のルートの末端にあっ
て、情報を受信するのみである。
【0023】この明細書において、サーバ100の内で
情報を作成して他のサーバ100又はクライアント20
0に配信するものをコンテンツサーバ100と言う。ま
た、あるサーバ100又はクライアント200から見
て、当該サーバ100又はクライアント200とコンテ
ンツサーバ100とを結ぶルート(情報の伝播経路)上
にあって、よりコンテンツサーバ100側にあるサーバ
100を上位サーバ100と言い、よりクライアント2
00側にあるサーバ100を下位サーバ100と言う。
更に、コンテンツサーバ100とクライアント200と
の間にあるサーバ100を中間サーバ100と言う。中
間サーバ100はサーバであると同時に、より上位のサ
ーバ100に対してはクライアント200でもある。
【0024】図2においては、サーバSAがコンテンツ
サーバ100である。例えば、サーバSGはサーバSH
の上位サーバであり、サーバSHはサーバSGの下位サ
ーバである。サーバSH以外のサーバにも、同様に1又
は複数のクライアント200が接続されている。
【0025】コンテンツサーバ100(サーバSA)
は、例えば、1つの企業内におけるコンピュータネット
ワーク(イントラネット)の最も上位に位置するサー
バ、又はインターネットにおけるWWWサーバである。
インターネットにイントラネットを接続した場合、イン
トラネットの最上位のサーバやWWWサーバの双方がコ
ンテンツサーバ100となる。WWWサーバから見て、
イントラネットの最上位のサーバは下位サーバである。
【0026】情報(配信情報)は、コンテンツサーバ1
00から下位のサーバ100に配信され、更に下位のサ
ーバ100に配信され、更にクライアント200に配信
される。これにより、情報はコンテンツサーバ100か
ら末端のクライアント200にまで伝播される。
【0027】情報は「チャネル」と呼ぶカテゴリ単位に
分別されて配信される。チャネルは、複数の記事のまと
まったグループであり、情報の配信制御の単位である。
チャネルには、例えばスポーツチャネル、天気予報チャ
ネル、ニュースチャネル等がある。この情報と共に、当
該情報の配信等を制御するための各種の制御情報も同様
に配信される。
【0028】図3及び図4は本発明が適用される情報受
配信システムにおける情報の配信を示す。本発明が適用
される情報受配信システムは擬似プッシュ型配信を行う
システムである。擬似プッシュ型配信システムは、下位
のサーバ100又はクライアント200がユーザによる
上位のサーバ100に対する配信要求の指示入力なしで
自動的に情報の配信要求を行い、一方、上位のサーバ1
00が当該配信要求があった時に下位のサーバ100又
はクライアント200に対して情報を配信するシステム
である。
【0029】なお、以下の図3及び図4についての説明
はサーバ100とクライアント200との間での情報の
受配信についてのものであるが、サーバ100と更に下
位のサーバ100との間でもほぼ同様の関係が成立す
る。即ち、この説明において、クライアント200を下
位のサーバ100と置き換えても良い。
【0030】各々のサーバ100又はクライアント20
0の実行する処理は、実際には、当該サーバ100又は
クライアント200の制御プログラム(又はオペレーテ
ィングシステム)101及び201が実行する。即ち、
サーバ100の制御プログラム101とクライアント2
00の制御プログラム201とが相互に通信をすること
によって、情報が受配信され、各々において所定の処理
が実行される。
【0031】図3(A)に示すように、あるクライアン
トC1があるサーバSA及びSBに接続されている。サ
ーバSA及びSBはクライアントC1の親サーバであ
り、コンテンツサーバ100であっても中間サーバ10
0であっても良い。サーバSBはサーバSAと関連する
他のサーバ100であって情報の作成元及び/又は内容
によって、サーバSAと分離したり一体化することが可
能なものである。
【0032】サーバSAはクライアントC1への配信を
行うために、ユーザリスト102、チャネル一覧情報1
03、記事アーカイブ104を備える。ユーザリスト1
02は当該サーバSAから情報の配信を受けるクライア
ント200(及び下位のサーバ100)を登録するため
のものである。チャネル一覧情報103は当該サーバS
Aが現在公開しているチャネルを示す管理情報である。
なお、実際は、チャネル一覧情報103は、チャネルに
ついての情報やその他の制御情報を含む管理テーブルの
一部である。記事アーカイブ104は当該サーバSAが
現在公開しているチャネルにおける個々の情報、即ち、
記事(情報の中身を「記事」という)であり、所定の単
位でアーカイブされデータ圧縮されている。
【0033】チャネル一覧情報103及び記事アーカイ
ブ104は共に当該サーバSAに接続されたクライアン
トC1に配信される。チャネル一覧情報103はこれが
配信されたクライアントC1においてローカルに記憶さ
れ、ローカルな(クライアントC1の)チャネル一覧情
報203とされる。チャネル一覧情報203はクライア
ントC1の管理テーブルである。一方、記事アーカイブ
104は、本発明に従って、特別の許可がない限り、こ
れが配信されたクライアントC1におけるチャネルから
のミラーリングは許されない。クライアントC1に代え
て下位のサーバ100を考える時は、配信された記事ア
ーカイブ104は更に下位のサーバ100に配信され
る。
【0034】このような構成の擬似プッシュ型配信シス
テムにおけるサーバSAとクライアントC1との間での
情報の配信は図3(B)に示す手順で行われる。最初
に、クライアントC1がサーバSAにユーザ登録を依頼
する(手順)。このユーザ登録依頼は、クライアント
C1のクライアントユーザへのサーバ名登録(入力)に
応じて実行される。ユーザ登録依頼を受信したサーバS
Aは、これに応じて、当該サーバSAが保持しているユ
ーザリスト102に当該クライアントC1をユーザとし
て登録する。これにより、クライアントC1から接続要
求があった時は、当該接続が行われる。
【0035】次に、クライアントC1がサーバSAに接
続要求をする(手順の点線)。この接続要求は、クラ
イアントC1のユーザによる指示入力なしで、クライア
ントC1の制御プログラム201が、所定の時間間隔又
は所定のタイミング(例えば、クライアントC1である
情報端末でのユーザにおける所定の操作入力)で自動的
に行う。
【0036】接続要求を受信したサーバSAは、これに
応じて、当該サーバSAが現在公開している情報のチャ
ネルの一覧(図4(A)に示すチャネル一覧情報10
3)を、当該接続要求の送信元であるクライアントC1
に送信(配信)する(手順の実線)。これにより、ク
ライアントC1はサーバSAから配信されたチャネル一
覧情報103を得て、これを自己の管理する記憶装置の
所定の位置に記憶して自己のチャネル一覧情報203
(図4(B)に示す)とする。
【0037】この応答において、ユーザは、その端末で
あるクライアントC1を何も操作しておらず、接続要求
が行われたことを意識していない。なお、ユーザには接
続要求が見えないことを、手順において点線を用いて
表している。以下の手順においても同様である。これに
より、ユーザから見ると、外見上何もしないで、サーバ
SAから自動的にチャネル一覧情報103が流れてきた
ように見える。
【0038】サーバSAから配信されたチャネル一覧情
報103の一例を図4(A)に示す。チャネル一覧情報
103は、チャネルID、チャネル名称、入手元、各種
の制御情報からなる。図4(A)においては、制御情報
の一例として閲覧属性情報を示した(図では「閲覧」と
してある)。閲覧属性情報は、クライアントC1(及び
下位のサーバ100)における上位サーバSAの配信し
た情報の受信を制御するための制御情報である。
【0039】チャネルIDはチャネルを識別するための
IDであり、当該システムにおいてユニークなものであ
る。チャネル名称は当該チャネルの名称であり、対応す
るチャネルIDを有するチャネルに含まれる情報のカテ
ゴリを示す。入手元は当該チャネルの情報を入手できる
(配信している)サーバ100の名称(又はサーバI
D)である。
【0040】チャネル一覧情報103が各チャネル毎の
閲覧属性情報等からなる各種の制御情報を含む。即ち、
チャネル一覧情報103には、各チャネル毎に閲覧属性
情報等からなる各種の制御情報が、配信元であるサーバ
SA(最初はコンテンツサーバ100)によって付加さ
れる(書き込まれる)。サーバSAは、チャネル一覧情
報103に閲覧制御情報等を付加した後に、その状態の
チャネル一覧情報103をクライアントC1に配信す
る。これにより、配信元であるサーバSA(最初はコン
テンツサーバ100)からクライアントC1のチャネル
一覧情報203の内容を設定することができ、この結
果、クライアントC1における各種の処理をサーバSA
(又はコンテンツサーバ100)から制御できる。
【0041】クライアントC1は、図4(B)に示すチ
ャネル一覧情報203を作成するために、配信されたチ
ャネル一覧情報103を参照して、その中の各種の制御
情報に基づいた処理を行う。
【0042】クライアントC1は、既にあるチャネルに
ついてサーバSAにより閲覧が「必須」「不可」が設定
されている場合には、この属性をそのまま引き継ぐ。
「必須」「不可」はクライアントC1では変更できな
い。「自由」はクライアントC1が閲覧する/しないに
応じて選択できる。そして、クライアントC1は、この
状態のチャネル一覧情報103を表示してユーザに参照
させる。この表示を見たユーザは、チャネル一覧情報1
03に付加された各種の制御情報を更新する。クライア
ントC1におけるこの更新は、サーバSAにより許され
る場合と許されない場合とが予め設定される。
【0043】例えば、クライアントC1は、「自由」と
されているチャネル「XX新聞ニュース」について、実
際に閲覧が必要であるならそのまま「自由」とし、一
方、不要であるなら「不可」を入力する。これにより、
クライアントC1のクライアントユーザによる指示入力
が付加されたチャネル一覧情報203が作成される。チ
ャネル一覧情報203の一例を図4(B)に示す。この
チャネル一覧情報203に設定された制御情報は、本発
明に従って、そのまま更に下位のサーバ100又はクラ
イアント200にその属性として引き継がれる。
【0044】なお、クライアントC1が既にチャネル一
覧情報203を備えている場合、クライアントC1が、
当該既存のチャネル一覧情報203の内容を、サーバS
Aから配信された最新のチャネル一覧情報103の内容
に基づいて更新する(書き換える)。この処理もユーザ
には意識されない。
【0045】次に、「必須」及び「自由」の記事の配信
を受けるために、クライアントC1が、チャネル一覧情
報203に基づいて、当該「必須」及び「自由」のチャ
ネルについてサーバSAに一覧要求をする(手順の点
線)。この一覧要求も、クライアントC1のユーザによ
る指示入力なしで、クライアントC1によって自動的に
行われる。
【0046】この一覧要求を受信したサーバSAは、こ
れに応じて、当該サーバSAが現在公開している情報の
記事データ( アーカイブ) 一覧103’を、当該一覧要
求の送信元であるクライアントC1に送信(配信)する
(手順の実線)。この記事データ一覧103’も、実
際は、チャネル情報一覧(管理テーブル)103の一部
である。これにより、クライアントC1は閲覧したい旨
を指定した情報であってサーバSAから配信される情報
の記事データを得る。この応答においても、ユーザは、
その端末であるクライアントC1を何も操作しておら
ず、一覧要求が必要であることを意識することもない。
【0047】記事データ一覧103’の一例を図4
(C)に示す。記事データ一覧103’は、当該チャネ
ルの個々の記事についての記事IDとそのデータ名とか
らなる。記事IDは当該記事の作成日時(正確には年月
日時分と他の数字との13桁)からなる。従って、記事
IDから当該記事の作成日時を知ることができる。デー
タ名は記事IDに当該記事がアーカイブであることを示
す記号を付加したものである。
【0048】例えば、「19980201a 」はその情報が19
98年2月1日のa番目に作成された記事であることを
示す記事名である。そのデータ名は記事名にアーカイブ
ファイルであることを示す記号「arc 」を付加した「19
980201a.arc 」となる。
【0049】次に、クライアントC1は、配信された最
新の記事データ一覧103’に基づいて、記事アーカイ
ブの入手要求(アーカイブ入手要求)をする(手順の
点線)。この入手要求も、クライアントC1のユーザに
よる指示入力なしで、クライアントC1によって自動的
に行われる。
【0050】入手要求は、当該クライアントC1におい
て不足している記事、即ち、サーバSAにおいて新たに
記事として追加された記事について、行われる。このた
めに、クライアントC1は、図4(C)に示す最新の記
事データ一覧103’とその時点で自己が記憶している
記事データ一覧203’とを比較して、記事データ一覧
103’に存在して記事データ一覧203’には存在し
ない記事を求める。この求めた記事について、例えばデ
ータ名を用いた入手要求が行われる。
【0051】入手要求を受信したサーバSAは、これに
応じて、当該サーバSAが現在公開している情報の記事
アーカイブ104の内指定されたものを、当該入手要求
の送信元であるクライアントC1に送信(配信)する
(手順の実線)。これにより、クライアントC1は閲
覧したい旨を指定した情報であってサーバSAから公開
される情報の記事アーカイブ104の配信を受ける。こ
の記事アーカイブ104がユーザに表示され、ユーザが
これを見ることになる。
【0052】この応答においても、ユーザは、その情報
端末であるクライアントC1を何も操作しておらず、入
手要求が必要であることを意識することもない。これに
より、ユーザから見ると、外見上何もしないで、サーバ
SAから自動的に記事が流れてきたように見える。従っ
て、ユーザは、最初の登録要求及び閲覧したい記事の選
択入力のみで、当該記事を閲覧することができる。
【0053】また、クライアントC1は記事データ一覧
203’を更新する。即ち、クライアントC1は、予め
定められた有効期限の切れた古い記事の一覧情報を、記
事データ一覧203’から削除する。なお、このような
古い記事の一覧情報は、サーバSAにおける記事データ
一覧103’においても削除される。更に、クライアン
トC1は、前述のようにしてサーバSAから配信を受け
た記事アーカイブ104について、その記事データ一覧
情報を記事データ一覧203’に追加する。これによ
り、クライアントC1は自己の最新の記事データ一覧2
03’を得る。
【0054】図4(D)は、手順の実行以前にクライ
アントC1が持っていた記事データ一覧203’の一例
である。例えば、クライアントC1のユーザが1998
年2月1日以降全く当該情報端末を起動していなかった
とする。この時点でのクライアントC1の記事データ一
覧203’は、図4(D)に示すように、その日以前ま
でにサーバSAが公開した記事「19980128」及び「1998
0131」についてのみ、その記事データ一覧203’を持
っており、その日以降にサーバSAが公開した記事「19
980201a 」「19980201b 」及び「19980202」について
は、その記事データ一覧103’を持っていない。
【0055】クライアントC1は、図4(D)に示す記
事データ一覧203’に、「19980201a 」「19980201b
」及び「19980202」についての記事データ一覧情報を
追加する。この結果、クライアントC1の記事データ一
覧203’は、図4(C)に示すようになる。
【0056】なお、この手順は、図4(C)に示す記
事データ一覧103’に基づいて前述のように不足して
いるとされた記事について繰り返し実行される。例え
ば、前述の不足している記事「19980201a 」「19980201
b 」及び「19980202」について記事を入手し、既にもっ
ている「19980131」については記事を入手しないとす
る。この場合、まず、記事「19980201a 」を得るための
クライアントC1からの入手要求(手順の点線)と、
これに応じたサーバSAからの当該記事アーカイブ10
4の配信(手順の実線)が行われ、次に、同様に、記
事「19980201b 」及び「19980202」を得るための入手要
求(手順の点線)と、これに応じた記事アーカイブ1
04の配信(手順の実線)が繰り返される。
【0057】また、手順乃至手順は、図4(B)に
示すチャネル一覧情報203においてクライアントC1
が閲覧を必要としたチャネルの各々について繰り返し実
行される。例えば、以上に述べた手順乃至手順がチ
ャネル一覧情報203のチャネル「社達(社内通達)」
について実行されたとする。この場合、次のチャネル
「XX新聞ニュース」について、同様に、手順乃至手
順が実行される。この場合も、手順は不足している
とされた記事について繰り返し実行される。更に、「天
気予報」以下の各チャネルについても同様に手順乃至
手順が繰り返し実行される。
【0058】このように、外見上何もしないでサーバS
Aから情報が配信されたように見えるが、一方、実際に
はクライアント200からサーバ100への配信要求等
が行われている。そこで、このような情報受配信システ
ムを疑似プッシュ型配信システムと言う。
【0059】なお、本発明の情報受配信システムはプッ
シュ型配信を行うシステムであっても良い。プッシュ型
配信は、上位のサーバ100が、下位のサーバ100又
はクライアント200からの情報の配信要求によって、
下位のサーバ100又はクライアント200に対して情
報を配信するシステムである。従って、プッシュ型配信
を行うシステムは、以上の疑似プッシュ型配信システム
において、図3(B)に示した手順乃至において、
点線で示したクライアント200からのサーバ100へ
の各種の要求を省略し、この要求なしでサーバ100か
らクライアント200への各種の情報の配信が実行され
るシステムである。
【0060】このような疑似プッシュ型(又はプッシュ
型)の情報受配信システムにおいて、閲覧属性情報は、
図示はしないが、上述のように、「必須」「自由」又は
「不可」のいずれかとされる。「必須」は、当該情報の
受信(閲覧又は購読)を下位のサーバ100又はクライ
アント200に義務付ける。「自由」は、当該情報の受
信を下位のサーバ100又はクライアント200に委ね
る。「不可」は、当該情報の受信を下位のサーバ100
又はクライアント200に許さない。配信される各情報
毎に、「必須」「自由」又は「不可」のいずれかの配信
制御情報が、サーバ100によって付加される。
【0061】なお、閲覧属性情報は、図示はしないが、
閲覧属性情報の書き換えの可否を示す配信変更可否情報
と共に配信される。配信変更可否情報は、「変更可」又
は「変更不可」のいずれかである。「変更可」は、当該
閲覧属性情報の変更を下位のサーバ100に許す。「変
更不可」は、当該閲覧属性情報の変更を下位のサーバ1
00に許さない。閲覧属性情報毎(従って、配信される
各情報毎)に配信変更可否情報がサーバ100によって
付加される。
【0062】閲覧属性情報及び配信変更可否情報は、基
本的には、各サーバ100が自由に変更できるようにさ
れる。但し、配信変更可否情報が「変更可」の場合にの
み、閲覧属性情報は「必須」「自由」又は「不可」の間
で相互に変更を許される。配信変更可否情報の変更は、
当該情報が「変更不可」である場合には許されず、当該
情報が「変更可」である場合にのみ「変更不可」にのみ
変更することができる。クライアント200は、末端に
位置するので、変更を認める意味がなく、従って、変更
の機能を持たない(許されない)。
【0063】上位のサーバ100は、そのチャネル情報
一覧103において各種の制御情報を設定してこれを下
位のサーバ100又はクライアント200に渡す。これ
により、上位のサーバ100は、当該サーバ100に接
続された下位のサーバ100又はクライアント200に
おける当該上位のサーバ100の配信する情報について
の処理を、当該サーバ100から制御する。即ち、上位
のサーバ100は、当該上位のサーバ100の配信する
情報の配信処理に関して、下位のサーバ100又はクラ
イアント200の制御プログラム101及び201を制
御する。
【0064】上位のサーバ100は、下位のサーバ10
0又はクライアント200に対して、閲覧属性情報及び
配信変更可否情報を配信する。この配信は、前述のよう
に、手順及び手順の実行による当該情報の書き込ま
れたチャネル一覧情報103の配信によって行われる。
下位のサーバ100及びクライアント200は、閲覧属
性情報に従って上位のサーバ100の配信した情報の受
信を行う。例えば、上位のサーバ100は、閲覧属性情
報を「必須」と設定することにより、下位のサーバ10
0又はクライアント200に対して、当該閲覧属性情報
を有する情報を必ず受信させることができる。
【0065】このシステムは擬似プッシュ型(又はプッ
シュ型)であるから、実際には、前述のように、手順
、即ち、閲覧属性情報に従って下位のサーバ100か
ら上位のサーバ100への配信要求が必ず実行されるこ
とによって、当該情報である記事アーカイブ104が配
信される。
【0066】一方、上位のサーバ100とクライアント
200との間の中間サーバ100は、上位のサーバ10
0により変更の許されている各種の制御情報を書き換
え、かつ、これをより下位のサーバ100又はクライア
ント200に配信する。これにより、当該中間サーバ1
00も、より下位のサーバ100又はクライアント20
0の各種のモードを設定し管理することが可能である。
このように、本発明の情報受配信システムでは、記事ア
ーカイブ104が多くのクライアント200に配信され
るので、配信されるデータの個数とデータ量が膨大なも
のになる。従って、データの個数を減らして通信の回数
を減らし、データ量を圧縮して通信時間を短縮し、結果
として伝送効率を向上することが重要になる。
【0067】そこで、以上のような擬似プッシュ型(又
はプッシュ型)配信システムにおいて、本発明に従っ
て、クライアント200に配信する情報(記事)及びそ
の記事一覧103’の配信処理が行われる。
【0068】図5は本発明が適用される情報受配信シス
テムの構成を示す。このシステムでは、サーバ100が
クライアント200に対して記事及びその記事一覧10
3’のアーカイブの配信処理を行い、クライアント20
0が当該配信されたアーカイブから記事を得る処理を行
う。
【0069】なお、以下の説明はサーバ100とクライ
アント200との間での記事の更新処理及び削除処理に
ついてものであるが、サーバ100と更に下位のサーバ
100との間でもほぼ同様の関係が成立する。即ち、こ
の説明において、クライアント200を下位のサーバ1
00と置き換えても良い。
【0070】図5に示すように、サーバ100は、記事
をサーバ保持部3に登録する記事登録部1、記事をクラ
イアント200に配信する記事配信部2、記事登録部1
により登録された記事を保持するサーバ保持部3、記事
制御部5により作成された記事一覧103’を含む各種
の制御情報を保持する管理情報保持部4、記事一覧10
3’を含む各種の制御情報を作成する記事制御部5を備
える。
【0071】一方、クライアント200は、各々、情報
を閲覧させるための情報閲覧部11、クライアント20
0において登録された記事を保持するクライアント保持
部16、配信された記事一覧103’に従ってクライア
ント200における記事の復元処理及び登録処理を行う
記事管理部17を備える。
【0072】記事登録部1は、クライアント200に対
して配信すべき記事を登録する。記事配信者は、サーバ
100の入力装置(図示せず)から、当該サーバ100
の記事登録部1に対して、自己の提供したいと思ってい
る記事(例えば、記事A及びB)を入力する。記事登録
部1は当該入力された記事をサーバ保持部3に登録す
る。即ち、記事登録部1は、登録された記事について、
図4に示すように、記事IDを与え、当該記事の内容を
アーカイブしてアーカイブファイルを作成し、これにデ
ータ名を与える。
【0073】この時、このアーカイブファイルが本発明
に従って作成される。即ち、記事登録部1は、複数の記
事A及びBを、共有アーカイブ300と固有アーカイブ
400とに分割して登録する。共有アーカイブ300
は、記事A及びBの共有データ「共有」をまとめてアー
カイブし圧縮した1個(複数であっても良い)のアーカ
イブファイルである。固有アーカイブ400は、記事A
及びBの固有データ「固有A」及び「固有B」を、所定
の条件に従って、1つの(又は2以上の)グループにま
とめてアーカイブし圧縮した1つの(又は2以上の)ア
ーカイブファイルである。
【0074】なお、共有アーカイブ300及び固有アー
カイブ400については、データ圧縮しても良くしなく
ても良い。データ圧縮することにより、更に送信すべき
データ量を減らすことができるので、データ圧縮するこ
とが望ましい。データ圧縮とアーカイブとを併用するこ
とが、更にデータ量を減らすために有効である。
【0075】共有データ「共有」は、図18に示すよう
に、双方の記事に共有のロゴマーク、ポスト印のアイコ
ン等であり、文字データ、イメージデータ、音声データ
のいずれであっても良い。共有アーカイブ300にアー
カイブされる共有データは、1個でも複数でも良い。固
有データ「固有A」及び「固有B」は、同様に図18に
示すように、実際の記事の内容であり、共有データと同
様に、文字データ、イメージデータ、音声データのいず
れであっても良い。固有アーカイブ400にアーカイブ
される固有データも、1個でも複数でも良い。
【0076】共有アーカイブ300は、通常、複数の固
有アーカイブ400に対して1個である。固有アーカイ
ブ400の数には、原則として制限がなく、1個でも2
個以上でも良い。共有アーカイブ300の数を必要に応
じて複数としても良い。
【0077】固有アーカイブ400は、例えば、同時に
配信要求された複数の記事についての記事アーカイブ1
04を1個のアーカイブファイルとする。又は、ある1
日に作成された複数の記事についての記事アーカイブ1
04を1個のアーカイブファイルとする。従って、固有
データをグループにまとめる際の条件は、当該記事の作
成日時又は配信要求の日時とすることが望ましい。
【0078】また、共有アーカイブ300と固有アーカ
イブ400についての記事一覧103’が本発明に従っ
て作成される。即ち、登録された情報(記事A及びB)
について、記事制御部5が、当該記事の属するチャネル
のチャネル一覧情報103及び記事一覧103’に前述
の所定の事項を登録してこれらを作成し管理情報保持部
4に保持する。この記事一覧103’は、1個の共有ア
ーカイブ300についての管理情報からなる共有データ
一覧と1つの(又は2以上の)固有アーカイブ400に
ついての管理情報からなる記事データ一覧とからなる。
【0079】記事配信部2は、クライアント200に対
して、サーバ保持部3に登録された各種の記事(記事A
及びB)及び管理情報保持部4に保持されたチャネル情
報一覧103と記事一覧103’を配信する。
【0080】記事管理部17は、記事一覧103’に基
づいて、サーバ100に対して、必要な共有アーカイブ
300及び固有アーカイブ400の配信要求を行い、サ
ーバ100から配信される共有アーカイブ300及び固
有アーカイブ400を受信し、これらから複数の記事
(記事A及びB)を得る。
【0081】記事配信部2は、登録された記事について
情報の配信を行うため、クライアント200の記事管理
部17との間で、図3(B)に示す手順乃至を実行
する。記事管理部17は、サーバ100から情報の配信
を受けるために、図3(B)に示す手順乃至におい
て点線で表される各種のサーバ100に対する要求を実
行し、サーバ100から配信された情報をユーザに閲覧
させる。記事配信部2は、当該各種の要求に応じて、手
順乃至において実線で表すように、クライアント2
00にチャネル情報一覧103、記事一覧103’及び
記事アーカイブ104等の情報を配信する。
【0082】即ち、図3(A)のユーザリスト101に
登録されたクライアント200の記事管理部17から接
続要求があると(図3(B)の手順の点線)、サーバ
100の記事配信部2はチャネル一覧情報103を当該
記事管理部17に配信する(手順の実線)。更に、記
事管理部17から一覧要求があると(手順の点線)、
記事配信部2は記事一覧103’を当該記事管理部17
に配信する(手順の実線)。この時、共有アーカイブ
300と固有アーカイブ400についての記事一覧10
3’が配信される。更に、記事管理部17から入手要求
があると(手順の点線)、記事配信部2は当該入手要
求があった記事アーカイブ104(共有アーカイブ30
0及び/又は固有アーカイブ400)を当該記事管理部
17に配信する(手順の実線)。この時、当該要求さ
れた共有アーカイブ300及び/又は固有アーカイブ4
00が配信される。記事管理部17はこの記事アーカイ
ブ104から記事を受信し復元してクライアント保持部
16に保持する。
【0083】記事管理部17は、サーバ100から配信
された記事アーカイブ104について、記事一覧10
3’(又は記事一覧203’)に基づいて、所定の処理
を行う。即ち、記事管理部17は、配信された記事一覧
103’内に共有アーカイブ300と固有アーカイブ4
00とがあるので、当該共有アーカイブ300が固有ア
ーカイブ400に共有のデータであることを知る。そこ
で、記事管理部17は、共有アーカイブ300から復元
した共有データ「共有」及び固有アーカイブ400から
復元した複数の固有データ「固有A」「固有B」の各々
を結合して、「共有」と「固有A」とからなる記事A及
び「共有」と「固有B」とからなる記事Bを作成し、ク
ライアント保持部16に新たに登録する。なお、配信さ
れた記事一覧103’は、クライアント200において
その管理情報である記事一覧203’として保持され
る。
【0084】情報閲覧部11は、ユーザによる閲覧指示
(表示指示)の入力があると、これに応じて、クライア
ント保持部16に保持されている当該情報を表示する。
表示される情報は、クライアント保持部16に保持され
ている情報である。従って、クライアント200のユー
ザは、上述のような記事の配信処理については何ら意識
することがない。なお、前述のように、プッシュ型(及
び疑似プッシュ型)配信においては、新たな記事の登録
処理についてもユーザが意識する必要はない。
【0085】以上の配信のあった後、記事配信者が自己
の提供した記事(例えば、記事A及びB)を更新したい
と考える場合がある。この場合、記事配信者が更新され
た記事(例えば、記事A)を入力すると、前述の場合と
同様に、アーカイブファイル等の作成が行われる。即
ち、この変更入力に応じて、記事登録部1によって記事
Aの共有アーカイブ300又は固有アーカイブ400の
いずれかが変更される。変更すべき部分は、先の記事A
と新たな記事Aとの比較によって、記事登録部1が判断
する。
【0086】記事制御部5は、共有アーカイブ300又
は固有アーカイブ400についての管理情報を、この変
更に基づいた新たな管理情報に変更した新たな記事一覧
103’を作成する。この新たな記事一覧103’は記
事配信部2によりクライアント200に配信される。こ
れを受信したら、記事管理部17が、先に保持していた
記事一覧203’と新たな記事一覧103’とを比較し
た結果に基づいて、サーバ100に対して、変更された
共有アーカイブ300又は固有アーカイブ400の配信
要求を行う。
【0087】次に、図6乃至図8に従って、クライアン
ト200における記事の登録処理、更新処理及び削除処
理について説明する。まず、図4(C)及び(D)に示
したと同様の記事一覧103’及び203’であって、
この説明のための一例を、再度図6(A)及び(B)に
示す。なお、この記事一覧103’及び203’は説明
のためのものであって、本発明に従って配信される記事
一覧103’及び203’とは異なる。
【0088】「19980127.arc」は記事一覧203’には
存在するが、記事一覧103’には存在しない。従っ
て、アーカイブファイル「19980127.arc」に対応する記
事はクライアント200には存在するが、当該アーカイ
ブファイル「19980127.arc」はサーバ100には存在し
ない。これは、古い記事は有効期限が切れたものとし
て、サーバ100において削除されるためである。この
場合、クライアント200は対応する記事を削除する必
要がある。
【0089】また、逆に、「19980201.arc」及び「1998
0202.arc」は記事一覧103’には存在するが、記事一
覧203’には存在しない。従って、アーカイブファイ
ル「19980201.arc」及び「19980202.arc」はサーバ10
0には存在するが、クライアント200には存在しな
い。これは、これらが新しく追加された記事であるため
である。この場合、クライアント200は対応する記事
をサーバ100から入力する必要がある。
【0090】このような記事一覧103’の配信は前述
の手順の実線の処理において行われ、新しい記事のア
ーカイブファイル「19980201.arc」及び「19980202.ar
c」の配信は前述の手順の実線の処理において行われ
る。この手順及びの実線の処理が、本発明に従っ
て、以下のように行われる。
【0091】前述のようにして、手順までを実行した
後、クライアント200の記事管理部17が、サーバ1
00の記事配信部2に対して、手順の記事一覧のため
の一覧要求を行う。
【0092】これに応じて、サーバ100の記事配信部
2が、1個の共有アーカイブ300についての管理情報
からなる共有データ一覧と1(又は2以上)の固有アー
カイブ400についての管理情報からなる記事データ一
覧とからなる記事一覧103’を配信する。この配信さ
れた記事一覧103’の一例を図7(A)に示す。
【0093】図7(A)において、記事一覧103’の
共有データ一覧は、共有データのアーカイブファイル
「19980128cmn.arc 」がサーバ100のサーバ保持部3
に存在することを示す。「cmn 」は当該ファイルが共有
データについてのものであることを示す。また、記事一
覧103’の固有データ一覧は、4個の固有データのア
ーカイブファイルがサーバ100のサーバ保持部3に存
在することを示す。
【0094】一方、クライアント200は、先にサーバ
100から配信された記事一覧103を自己の管理テー
ブルである記事一覧203’として保持している。この
保持された記事一覧203’の一例を図7(B)に示
す。
【0095】図7(B)において、記事一覧203’の
共有データ一覧は、共有データのアーカイブファイル
「19980128cmn.arc 」がクライアント200のクライア
ント保持部16に存在することを示す。また、記事一覧
203’の固有データ一覧は、3個の固有データのアー
カイブファイルがクライアント200のクライアント保
持部16に存在することを示す。
【0096】クライアント200の記事管理部17は、
記事一覧103’を受信して保持し、保持した記事一覧
103’に基づいて、サーバ100に対して、必要な共
有アーカイブ300及び固有アーカイブ400の配信要
求を行う。
【0097】即ち、記事管理部17は、記事一覧10
3’と記事一覧203’とを比較し、この比較結果に基
づいて、サーバ100に対して、変更された固有アーカ
イブ400の配信要求を行う。ここで、図7(A)と図
7(B)とを対比すると判るように、「19980127.arc」
は記事一覧103’において削除され、「19980201.ar
c」及び「19980202.arc」は記事一覧103’において
追加されている。即ち、変更されている。一方、共有デ
ータのアーカイブファイル「19980128cmn.arc 」を含め
て、他のデータ「19980128.arc」及び「19980131.arc」
には変更がないことが判る。そこで、記事管理部17
は、記事一覧103’において追加(即ち、変更)され
ている「19980201.arc」及び「19980202.arc」につい
て、その配信要求を行う。
【0098】この配信要求に応じて、サーバ100は、
クライアント200に対して、複数の記事「19980201.a
rc」及び「19980202.arc」の固有データを1のグループ
にまとめてアーカイブし圧縮した固有アーカイブ400
を配信する。従って、この場合、固有データをグループ
にまとめる条件は、同時に配信要求があったことであ
る。
【0099】クライアント200の記事管理部17は、
サーバ100から配信される共有アーカイブ300又は
固有アーカイブ400を受信し、これらから複数の記事
(「19980201.arc」及び「19980202.arc」を各々の固有
データとする2個の記事)を得る。即ち、クライアント
200が保持していた共有データのアーカイブファイル
「19980128cmn.arc 」の復元データと「19980201.arc」
及び「19980202.arc」を各々の復元データを結合して、
前記2個の記事を得る。
【0100】このように、サーバ100の記事配信部1
は、固有アーカイブ400のいずれかが変更された時
に、当該固有アーカイブ400についての管理情報をこ
の変更に基づいた新たな管理情報に変更した新たな記事
一覧103’を、クライアント200に配信する。そし
て、クライアント200の記事管理部17は、サーバ1
00から配信される固有アーカイブ400を受信し、共
有アーカイブ300とこの新たに配信された固有アーカ
イブ400とから複数の記事を得る。
【0101】以上は、図8に示すように、共有アーカイ
ブ300が変更された場合でも同様である。即ち、サー
バ100の記事配信部1は、共有アーカイブ300が変
更された時に、当該共有アーカイブ300についての管
理情報をこの変更に基づいた新たな管理情報に変更した
新たな記事一覧103’を配信する。そして、クライア
ント200の記事管理部17は、サーバ100から配信
された新たな共有アーカイブ300又は固有アーカイブ
400を受信し、共有アーカイブ300と固有アーカイ
ブ400とから前記複数の記事を得る。
【0102】図8(A)において、記事一覧103’の
共有データ一覧は、共有データのアーカイブファイル
「19980202cmn.arc 」がサーバ100のサーバ保持部3
に存在することを示す。一方、図8(B)において、記
事一覧203’の共有データ一覧は、共有データのアー
カイブファイル「19980128cmn.arc 」がクライアント2
00のクライアント保持部16に存在することを示す。
なお、他の部分については、図7と同様である。従っ
て、「19980128cmn.arc 」は古い共有データのアーカイ
ブファイルであって、サーバ100においては既に削除
されている。このため、クライアント200は、これに
代えて「19980202cmn.arc 」なる新しい共有データのア
ーカイブファイルを入手する必要がある。
【0103】そこで、記事管理部17は、サーバ100
に対して、図7の場合の配信要求(固有アーカイブ40
0の配信要求)に加えて、共有アーカイブ300の配信
要求を行う。
【0104】即ち、記事管理部17は、記事一覧10
3’と記事一覧203’とを比較し、この比較結果に基
づいて、サーバ100に対して、変更された固有アーカ
イブ400の配信要求を行う。ここで、共有データのア
ーカイブファイル「19980128cmn.arc 」が変更されてい
るので、記事管理部17は、その配信要求を行う。
【0105】この配信要求に応じて、サーバ100は、
クライアント200に対して、共有データのアーカイブ
ファイル「19980128cmn.arc 」である共有アーカイブ3
00を配信する。なお、共有データが複数であれば、複
数の共有データがまとめてアーカイブされる。従って、
この場合、共有データをグループにまとめる条件は同時
に配信要求があったことである。
【0106】クライアント200の記事管理部17は、
前述の場合とどうようにして、サーバ100から配信さ
れる共有アーカイブ300を受信し、共有アーカイブ3
00と固有アーカイブ400とから複数の記事を得る。
なお、この場合、固有データについても変更されている
ので、得られる記事の内容は、共有データ及び固有デー
タの双方が新しいものとなる。
【0107】
【実施例】次に、実施例により、各種の方式で同一のデ
ータを送信する場合を比較して、本発明による情報受配
信システム及び情報受配信方法の有する効果について、
具体的に証明する。 (データの要素の説明)図9乃至図11は以下の説明に
用いる各日の文書を構成する要素の例を示す。図9乃至
図11は各方式による情報の伝送効率の比較に用いるデ
ータの例を示し、これらで1つの図をなすものである。
図9乃至図11に示す8個の文書A乃至Hをサーバ10
0からクライアント200に対して配信するとする。こ
の場合における、従来知られていた前述の方式A乃至方
式Cの各々による伝送効率と本発明の伝送効率との間で
の比較を行う。
【0108】8個の文書A乃至Hは、共有データとして
ロゴデータ、飾り罫線データ及びアイコンデータを必要
とし、これらを含む。これらは全てイメージデータであ
り、そのデータ量が多い。文書A乃至Hは、各々、この
共有データ以外に固有の文章である文章データを含む。
例えば、文書Aの文章データを「Aについて」と表すこ
とにする。更に、文書F及びHは、共有データ及び文章
データ以外に、イメージデータである写真データを含
む。従って、写真データを含まない文書A等は4個のデ
ータを包含し、写真データを含む文書F等は5個のデー
タを包含する。データ圧縮しない場合の各々のデータの
大きさを「元」として図示し、データ圧縮した場合の各
々のデータの大きさを「圧縮」として図示している。な
お、データの大きさの単位はKB(キロバイト)であ
る。
【0109】例えば、文書Aは2月1日に作成され、4
個のデータを包含し、3KBに圧縮できる5KBの文章
データ「Aについて」、7KBに圧縮できる10KBの
ロゴデータ、3KBに圧縮できる5KBの飾り罫線デー
タ及び1KBに圧縮できる2KBのアイコンデータを含
む。
【0110】以下の説明において、アーカイブすること
により、1KBのアーカイブ情報がヘッダとして付加さ
れることとする。また、1個のデータをネットワークに
流すために、1KBのパケットヘッダが必要であるとす
る。また、伝送効率の計算には、個々の要素を単純に積
算した時の圧縮後のデータ量が全体で52KBであるの
で、これを用いることとする。なお、同様に、個々の要
素を単純に積算した時の元のデータ量は全体で73KB
である。 (第1の比較例)第1の比較例は図9乃至図11に示し
たデータを個々の要素毎に配信する例である。図12は
第1の比較例説明図である。これは、前述の方式Aであ
り、コンテンツ(文書)毎にアーカイブすることなく、
例えば前述の個々の要素毎に配信する方式である。従っ
て、この方式Aによれば、共有データについては二重に
配信せずに済み、データの個数は13個である。また、
個々の要素毎にデータ圧縮することも可能であり、全体
でのデータ量(バイト数)は52KBである。なお、ア
ーカイブされないので、アーカイブヘッダは存在しな
い。
【0111】しかし、アーカイブされていないので、ネ
ットワークに流れるデータの個数が多くなり、パケット
数が軽減されない。即ち、データの個数分のパケットを
必要とするので、前述の52KBの他に13KBのパケ
ットヘッダが送信され、全体で65KBとなる。この結
果、伝送効率はこの65KBを前述の圧縮後のデータ量
52KBで割って、65KB/52KB=1.250と
なる。まとめると、 受信パケット数 13個(13KB) 受信バイト数 52KB 伝送効率 1.250 である。 (第2の比較例)第2の比較例は、図9乃至図11に示
したデータを各文書毎にアーカイブして配信する例であ
る。図13乃至図15は第2の比較例説明図であり、こ
れらで1つの図をなすものである。これは、前述の方式
Bであり、コンテンツ毎に必要なデータを揃えこれらを
アーカイブ(圧縮)して配信する方式である。この方式
Bによれば、アーカイブ(及び圧縮)されているのでネ
ットワーク負荷は軽減される。即ち、文書毎にアーカイ
ブするのでパケットの数は8個であり(8KBのパケッ
トヘッダが送信され)、データも圧縮される。なお、文
書F及びHについては、文章データと共に、当該文書で
使用する図、表、写真等もアーカイブされる。
【0112】しかし、アーカイブされているので、3個
の共有データの個々の要素はn重に配信されてしまう。
ここでは、データの数が8個であるので、n=8であり
(8重に配信され)、極めて無駄が多い。この結果、配
信されるデータ量は8個のアーカイブヘッダを加えて1
36KBであり、これにパケットヘッダの8KBを加え
て144KBとなる。この結果、伝送効率は144KB
/52KB=2.769となる。まとめると、 受信パケット数 8個(8KB) 受信バイト数 136KB 伝送効率 2.769 である。 (第3の比較例)第3の比較例は、図9乃至図11に示
したデータを各日毎にアーカイブして配信する例であ
る。図16は第3の比較例説明図である。これは、前述
の方式Cであり、コンテンツ毎にアーカイブすることな
く、あるタイミングで全てのデータをまとめてアーカイ
ブして配信する方式である。この方式Cによれば、共有
データについては当該アーカイブに1個づつでよいの
で、同一アーカイブ内のデータについて見ると二重に配
信せずに済み、アーカイブ(及び圧縮)されているので
ネットワーク負荷も軽減される。しかし、次のタイミン
グでデータを配信する際に共有データについては再送す
る必要がある。これは、先に送信されたコンテンツがク
ライアントにおいて廃棄されていると、次に送信された
コンテンツがエラーとなるためである。従って、共有デ
ータについては、結果として必ず二重配信になる。
【0113】例えば、文書A乃至文書Eが2月1日に作
成され、文書F乃至文書Hが2月2日に作成されたとす
る。この場合、文書A乃至文書Eが2月1日にまとめて
アーカイブされて送信され、文書F乃至文書Hが2月2
日にまとめてアーカイブされて送信される。なお、文書
F及びHについては、文章データと共に、当該文書で使
用する図、表、写真等もアーカイブされる。従って、パ
ケットの数は2個であり、2KBのパケットヘッダが送
信される。共有データについては二重配信になるので、
配信されるデータ量は2KBのアーカイブヘッダを加え
て65KBであり、これにパケットヘッダの2KBを加
えて67KBとなる。この結果、伝送効率は67KB/
52KB=1.288となる。まとめると、 受信パケット数 2個(2KB) 受信バイト数 65KB 伝送効率 1.288 である。 (本発明による例)本発明による例は、図9乃至図11
に示したデータを各日毎にアーカイブした2個の固有ア
ーカイブ400と1個の共有アーカイブ300との3個
を配信する例である。図17は本発明による例の説明図
である。第3の比較例(方式C)との比較のために、文
書A乃至文書Eが2月1日に作成され、文書F乃至文書
Hが2月2日に作成されたとする。また、共有データは
2月1日と2月2日とで変更されていないものとする。
【0114】この場合、3個の共有データは、文章デー
タとは別に、2月1日にまとめてアーカイブされて送信
される。共有データは変更されないので、2月1日に1
回送信されるのみであり、2月2日には配信されない。
また、文書A乃至文書Eの文章データのみが2月1日に
まとめてアーカイブされて送信され、文書F乃至文書H
の文章データのみが2月2日にまとめてアーカイブされ
て送信される。
【0115】この結果、パケットの数は3個であり、3
KBのパケットヘッダが送信される。配信されるデータ
量は3KBのアーカイブヘッダを加えて55KBであ
り、これにパケットヘッダの3KBを加えて58KBと
なる。この結果、伝送効率は58KB/52KB=1.
115となる。まとめると、 受信パケット数 3個(3KB) 受信バイト数 55KB 伝送効率 1.115 である。
【0116】以上の結果を比較すると、データの個数の
点では方式C(2個)と本発明(3個)とが他よりかな
り優れており、両者に大差はない。データの量の点で
は、方式A(52KB)と本発明(55KB)とが他よ
りかなり優れており、両者に大差はない。伝送効率の点
では、本発明(1.115)が他(方式Aが1.25
0、方式Cが1.288)よりかなり優れている。
【0117】以上から、本発明の情報受配信システム
は、データの個数、データの量、伝送効率のいずれの点
でも優れていることが判る。本発明は、図9乃至図11
に示したデータの数が多くなる程、有利である。即ち、
データの数が多くなる程、データの個数の点での方式C
と本発明との差は全体のデータの個数に比べて無視でき
る程に小さくなり、データの量の点での方式Aと本発明
との差は全体のデータの量に比べて無視できる程に小さ
くなり、一方、伝送効率の点での本発明と他の方式との
差は小さくなるか同一である。
【0118】以上、本発明を情報受配信システムとして
説明したが、本発明は当該情報受配信システムを実現す
るプログラムがプログラム記憶媒体に記憶されたものを
も含むものである。即ち、当該プログラムがフレキシブ
ルディスクやCD−ROMなどの記憶媒体に記述されて
いてもよく、またダウンロードによってハードディスク
などの記憶媒体にロードされてもよく、いずれも、本願
発明の技術的範囲に属するものと解すべきである。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報受配信システムにおいて、共有データをまとめてア
ーカイブし圧縮した共有アーカイブと複数の固有データ
をまとめてアーカイブし圧縮した固有アーカイブとを用
いて配信を行うことにより、共有データについてはこれ
を固有データの配信の都度に配信せずに済み、アーカイ
ブと圧縮によりデータの個数及びデータ量を減らすこと
ができ、また、固有データについてはアーカイブと圧縮
によりデータの個数及びデータ量を減らすことができる
ので、全体として、データの個数及びデータ量を減らし
て伝送効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】情報受配信システム構成図である。
【図3】情報受配信システム説明図である。
【図4】情報受配信説明図である。
【図5】情報受配信システム構成図である。
【図6】情報受配信説明図である。
【図7】情報受配信説明図である。
【図8】情報受配信説明図である。
【図9】実施例説明図である。
【図10】実施例説明図である。
【図11】実施例説明図である。
【図12】第1の比較例説明図である。
【図13】第2の比較例説明図である。
【図14】第2の比較例説明図である。
【図15】第2の比較例説明図である。
【図16】第3の比較例説明図である。
【図17】本発明による例の説明図である。
【図18】共有データ説明図である。
【符号の説明】
1 記事登録部 2 記事配信部 3 サーバ保持部 4 登録制御情報 5 登録制御部 11 情報閲覧部 16 クライアント保持部 17 記事管理部 100 サーバ 200 クライアント

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を配信するサーバと前記サーバに接
    続され前記サーバから配信される情報を受信する複数の
    クライアントとの間における情報の受配信方法におい
    て、 前記サーバが、 前記クライアントに対して配信すべき情報である複数の
    記事に共有の部分である1又は2以上の共有データをま
    とめて、これをアーカイブした1又は2以上の共有アー
    カイブを配信し、 前記複数の記事の各々に固有の部分である複数の固有デ
    ータを所定の条件に従って1又は2以上のグループにま
    とめて、これらをグループ毎にアーカイブした1又は2
    以上の固有アーカイブを配信し、 前記クライアントの各々が、 前記サーバから配信される前記1又は2以上の共有アー
    カイブを受信し、 前記サーバから配信される前記1又は2以上の固有アー
    カイブを受信し、 前記1又は2以上の共有アーカイブと前記1又は2以上
    の固有アーカイブとから前記複数の記事を得ることを特
    徴とする情報受配信方法。
  2. 【請求項2】 前記サーバが、前記1又は2以上の共有
    アーカイブについての管理情報からなる共有データ一覧
    と前記1又は2以上の固有アーカイブについての管理情
    報からなる記事データ一覧とからなる記事一覧を配信
    し、 前記クライアントの各々が、 前記記事一覧受信して保持し、 前記保持した記事一覧に基づいて、前記サーバに対し
    て、必要な前記共有アーカイブ及び固有アーカイブの配
    信要求を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報受
    配信方法。
  3. 【請求項3】 前記サーバが、前記固有アーカイブのい
    ずれかが変更された時に、当該固有アーカイブについて
    の管理情報をこの変更に基づいた新たな管理情報に変更
    した新たな記事一覧を配信し、 前記クライアントの各々が、 前記新たな記事一覧受信し、 先に保持していた前記記事一覧と前記新たな記事一覧と
    を比較し、 この比較結果に基づいて、前記サーバに対して、前記変
    更された固有アーカイブの配信要求を行うことを特徴と
    する請求項2に記載の情報受配信方法。
  4. 【請求項4】 前記サーバが、前記共有アーカイブが変
    更された時に、当該共有アーカイブについての管理情報
    をこの変更に基づいた新たな管理情報に変更した新たな
    記事一覧を配信し、 前記クライアントの各々が、 前記新たな記事一覧受信し、 先に保持していた前記記事一覧と前記新たな記事一覧と
    を比較し、 この比較結果に基づいて、前記サーバに対して、前記変
    更された共有アーカイブの配信要求を行うことを特徴と
    する請求項2に記載の情報受配信方法。
  5. 【請求項5】 前記サーバは多段の構成を有する複数の
    サーバからなり、 前記クライアントは前記複数のサーバのいずれかに接続
    され、 前記クライアントは、前記上位のサーバから直接、又
    は、前記上位のサーバに接続された前記複数のサーバの
    内の下位のサーバを介して、前記複数のサーバの内の上
    位のサーバから配信された情報を受信し、 予め登録された前記下位のサーバ又はクライアントが、
    前記上位のサーバに対して前記配信要求を実行するべき
    旨の指示入力なしで、自動的に前記配信要求を行い、 前記上位のサーバが、前記下位のサーバ又はクライアン
    トに対して、これらからの前記配信要求があった時に、
    情報を配信するプッシュ型配信を行うことを特徴とする
    請求項2に記載の情報受配信方法。
  6. 【請求項6】 前記サーバは多段の構成を有する複数の
    サーバからなり、 前記クライアントは前記複数のサーバのいずれかに接続
    され、 前記クライアントは、前記上位のサーバから直接、又
    は、前記上位のサーバに接続された前記複数のサーバの
    内の下位のサーバを介して、前記複数のサーバの内の上
    位のサーバから配信された情報を受信し、 前記上位のサーバが、予め登録された前記下位のサーバ
    又はクライアントからの前記配信要求によって、これら
    に対して情報を配信するプッシュ型配信を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の情報受配信方法。
  7. 【請求項7】 サーバと前記サーバに接続された複数の
    クライアントとからなり、前記サーバから配信される情
    報を前記クライアントが受信する情報受配信システムに
    おいて、 前記サーバが、 前記クライアントに対して配信すべき情報である複数の
    記事を、当該複数の記事に共有の部分である1又は2以
    上の共有データをまとめてアーカイブした1又は2以上
    の共有アーカイブと、前記複数の記事の各々に固有の部
    分である複数の固有データを所定の条件に従って1又は
    2以上のグループにまとめてアーカイブした1又は2以
    上の固有アーカイブとに分割して登録する記事登録部
    と、 前記クライアントに対して前記登録された記事を配信す
    る記事配信部とを備え、 前記クライアントの各々が、 前記サーバから配信される前記1又は2以上の共有アー
    カイブ及び1又は2以上の固有アーカイブを受信し、こ
    れらから前記複数の記事を得る記事管理部を備えること
    を特徴とする情報受配信システム。
  8. 【請求項8】 前記サーバが、更に、前記1又は2以上
    の共有アーカイブについての管理情報からなる共有デー
    タ一覧と前記1又は2以上の固有アーカイブについての
    管理情報からなる記事データ一覧とからなる記事一覧を
    作成する記事制御部を備え、 前記記事配信部が、前記クライアントに対して前記記事
    一覧を配信し、 前記記事管理部が、前記記事一覧に基づいて、前記サー
    バに対して、必要な前記共有アーカイブ及び固有アーカ
    イブの配信要求を行うことを特徴とする請求項7に記載
    の情報受配信システム。
  9. 【請求項9】 前記記事制御部が、前記固有アーカイブ
    及び共有アーカイブのいずれかが変更された時に、当該
    固有アーカイブ又は共有アーカイブについての管理情報
    をこの変更に基づいた新たな管理情報に変更した新たな
    記事一覧を作成し、 前記記事配信部が、前記新たな記事一覧を配信し、 前記記事管理部が、先に保持していた前記記事一覧と前
    記新たな記事一覧とを比較した結果に基づいて、前記サ
    ーバに対して、前記変更された固有アーカイブ又は共有
    アーカイブの配信要求を行うことを特徴とする請求項8
    に記載の情報受配信システム。
  10. 【請求項10】 当該情報受配信システムにおける前記
    サーバは多段の構成を有する複数のサーバからなり、 前記クライアントは前記複数のサーバのいずれかに接続
    され、 前記クライアントは、前記上位のサーバから直接、又
    は、前記上位のサーバに接続された前記複数のサーバの
    内の下位のサーバを介して、前記複数のサーバの内の上
    位のサーバから配信された情報を受信し、 予め登録された前記下位のサーバ又はクライアントが前
    記上位のサーバに対して前記配信要求を実行するべき旨
    の指示入力なしで自動的に前記配信要求を行い、前記下
    位のサーバ又はクライアントからの前記配信要求があっ
    た時に、前記上位のサーバが情報を配信するプッシュ型
    配信を行うことを特徴とする請求項8に記載の情報受配
    信システム。
  11. 【請求項11】 当該情報受配信システムにおける前記
    サーバは多段の構成を有する複数のサーバからなり、 前記クライアントは前記複数のサーバのいずれかに接続
    され、 前記クライアントは、前記上位のサーバから直接、又
    は、前記上位のサーバに接続された前記複数のサーバの
    内の下位のサーバを介して、前記複数のサーバの内の上
    位のサーバから配信された情報を受信し、 前記上位のサーバが、前記下位のサーバ又はクライアン
    トからの前記配信要求によって、予め登録された前記下
    位のサーバ又はクライアントに対して情報を配信するプ
    ッシュ型配信を行うことを特徴とする請求項7に記載の
    情報受配信システム。
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