JPH11212471A - 組立体ならびにリサイクル装置 - Google Patents

組立体ならびにリサイクル装置

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JPH11212471A
JPH11212471A JP10010320A JP1032098A JPH11212471A JP H11212471 A JPH11212471 A JP H11212471A JP 10010320 A JP10010320 A JP 10010320A JP 1032098 A JP1032098 A JP 1032098A JP H11212471 A JPH11212471 A JP H11212471A
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assembly
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recycling
disassembling
disassembly
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JP10010320A
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Hideji Yanase
秀治 柳瀬
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専門知識が無くても、リサイクルに必要な解体
あるいは分類を容易に行えるようにする組立体ならびに
リサイクル装置の提供。 【解決手段】複数の部品からなる組立体1であって、そ
の所要位置に組立体1固有の識別番号や解体手順などの
リサイクル情報が表記されている。このような組立体1
であれば、それに表記されているリサイクル情報をリサ
イクル装置2の読取装置3を用いて読み取り、この読取
情報に基づいてリサイクル装置2の作業ロボット4によ
り自動的に組立体1を解体したり、解体した部品を素材
別に仕分けたりする作業を行えるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立体ならびにリ
サイクル装置に関する。組立体とは、例えば電気機器や
機械機器などを言う。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば洗濯機、テレビジョン受像
機、ワードプロセッサなどに代表される家電製品は、そ
の寿命などにより廃棄処分されるが、廃棄処分された製
品は、高価な部品を除いて廃棄処理業者が細かく粉砕
し、焼却したりあるいは埋め立てたりしている。
【0003】しかしながら、近年では、環境保護を図る
目的から、廃棄物をリサイクルすることが重要になって
いる。このリサイクルを行うためには、製品を解体し、
各部品を合成樹脂材や金属材など素材別に分類し、さら
に、合成樹脂材や金属材の中から同一材料のものどうし
に仕分ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな製品は、その製造メーカー毎に、構成や組立形態が
相違することが多いため、製品の解体作業や素材別分類
作業についても、作業者が多大な専門知識を持っていな
ければ、思うようにはかどらないのが現状であるなど、
廃棄処理業者による製品の解体や分類がきわめて困難に
なっている。
【0005】また、近年では、製品を構成する種々な部
品そのものにその素材を表示し、製品解体後において各
部品の分類を比較的容易とする対策が講じられている
が、製品を解体する作業については、依然として廃棄処
理業者にまかせるようになっており、上述した不具合が
残っている。
【0006】したがって、本発明は、専門知識が無くて
も、リサイクルに必要な解体あるいは分類を容易に行え
るようにする組立体ならびにリサイクル装置の提供を目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の組立
体は、複数の部品からなり、その所要位置に組立体固有
の解体手順情報がリサイクル情報として表記されてい
る。
【0008】本発明の請求項2の組立体は、複数の部品
からなり、その所要位置に組立体固有の識別情報がリサ
イクル情報として表記されている。
【0009】本発明の請求項3の組立体は、複数の部品
からなり、組立体固有の解体手順情報がリサイクル情報
として予め保持されている情報保持手段を備えている。
【0010】本発明の請求項4の組立体は、複数の部品
からなりかつ所要の機能動作を行うもので、前記所要の
機能動作を実行させる制御手段と、組立体固有の解体手
順情報がリサイクル情報として予め保持されている情報
保持手段と、外部機器との間で情報を送受するインタフ
ェース手段とを含み、前記制御手段が、外部機器からの
指令に応答して前記情報保持手段に保持してあるリサイ
クル情報を読み出して前記外部機器に対して出力する応
答手段を有している。
【0011】本発明の請求項5のリサイクル装置は、上
記請求項1に記載の組立体を解体するもので、組立体を
解体する解体作業手段と、複数種類の組立体それぞれの
識別情報をインデックスとして、組立体固有の解体手順
情報が予め保持されている情報保持手段と、組立体固有
のリサイクル情報を入力する入力手段と、入力手段によ
る入力情報に基づいて前記情報保持手段から該当する情
報を抽出して、組立体の解体手順を認識するとともに、
前記解体作業手段の動作を制御する制御手段とを含む。
【0012】本発明の請求項6のリサイクル装置は、上
記請求項1に記載の組立体を解体して、解体した部品を
素材別に分類するもので、組立体を解体する解体作業手
段と、解体作業手段で解体した各部品を所要場所に移送
する移送作業手段と、複数種類の組立体それぞれの識別
情報をインデックスとして、組立体固有の解体手順情報
および組立体構成部品個々の素材情報がリサイクル情報
として予め保持されている情報保持手段と、組立体固有
の識別情報を入力する入力手段と、入力手段による入力
情報に基づいて前記情報保持手段から該当する情報を抽
出して、組立体の解体手順および組立体構成部品の素材
別移送場所を認識し、前記解体作業手段および移送作業
手段の動作を制御する制御手段とを含む。
【0013】本発明の請求項7のリサイクル装置は、上
記請求項5または6において、前記入力手段を、キーボ
ードや音声認識装置など人的操作により情報を入力する
ものとしている。
【0014】本発明の請求項8のリサイクル装置は、上
記請求項5または6において、前記入力手段を、光や磁
気を用いて情報を読み取るものとしている。
【0015】本発明の請求項9のリサイクル装置は、上
記請求項2に記載の組立体を解体するもので、組立体を
解体する解体作業手段と、組立体固有のリサイクル情報
を読み取る読取手段と、読取手段による読取情報に基づ
いて組立体の解体手順を認識し、前記解体作業手段の動
作を制御する制御手段とを含む。
【0016】本発明の請求項10のリサイクル装置は、
上記請求項2に記載の組立体を解体して、解体した部品
を素材別に仕分けするもので、組立体を解体する解体作
業手段と、解体作業手段で解体した各部品を所要場所に
移送する移送作業手段と、組立体固有のリサイクル情報
を読み取る読取手段と、読取手段による読取情報に基づ
いて組立体の解体手順および組立体構成部品の素材別移
送場所を認識し、前記解体作業手段および移送作業手段
の動作を制御する制御手段とを含む。
【0017】本発明の請求項11のリサイクル装置は、
上記請求項3または4に記載の組立体を解体するもの
で、組立体を解体する解体作業手段と、組立体に備える
情報保持手段からリサイクル用情報を読み出す読出手段
と、読出手段による読出情報に基づいて組立体の解体手
順を認識し、前記解体作業手段の動作を制御する制御手
段とを含む。
【0018】本発明の請求項12のリサイクル装置は、
上記請求項3または4に記載の組立体を解体して、解体
した部品を素材別に分類するもので、組立体を解体する
解体作業手段と、解体作業手段で解体した各部品を所要
場所に移送する移送作業手段と、組立体に備える情報保
持手段からリサイクル情報を読み出す読出手段と、読出
手段による読出情報に基づいて組立体の解体手順および
組立体構成部品の素材別移送場所を認識し、前記解体作
業手段および移送作業手段の動作を制御する制御手段と
を含む。
【0019】以上、要するに、本発明では、廃棄される
組立体を解体したり、解体した部品を分類したりすると
いった作業を、人手を極力煩わせることなく、簡単に行
えるように工夫している。これにより、リサイクルする
部品の回収が効率よく行えるようになり、資源を有効利
用できるようになって、従来のように廃棄された組立体
を無差別に粉砕して、焼却したり埋め立てたりするとい
った、環境汚染につながる行為を無くせるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図1ないし図13
に示す各実施形態に基づいて説明する。
【0021】実施形態1 図1は本発明の実施形態1にかかり、組立体とリサイク
ル装置を示す構成ブロック図である。図中、1はリサイ
クル対象となる組立体、2はリサイクル装置である。
【0022】組立体1は、複数の部品からなり所要の機
能動作を行うようにした電気機器や機械機器、例えば洗
濯機、テレビジョン受像機、ワードプロセッサなどに代
表される家電製品が挙げられる。この組立体1の所要位
置には、リサイクル情報が表記されたシール1aが取り
付けられている。このリサイクル情報は、組立体1を解
体する手順と、組立体1の構成部品の素材を示す情報と
であり、これらの情報は、例えばバーコードなどの形態
で表記される。そのため、前述のシール1aとしては、
例えばバーコードシールなどとすることができる。この
バーコードは、情報量に応じて複数枚のシールを用いた
り、或いは情報量の多い2次元バーコードを用いてもよ
い。
【0023】リサイクル装置2は、読取装置3、作業ロ
ボット4、制御装置5を含む構成である。
【0024】読取装置3は、組立体1のシール1aに表
記されているリサイクル情報を読み取るもので、例えば
バーコードリーダなどとされる。
【0025】作業ロボット4は、組立体1の各部品を解
体するとともに、解体した各部品を所要場所に配置され
るトレーなど(図示省略)に移すものである。
【0026】制御装置5は、マイクロコンピュータなど
により構成されており、読取装置3による読取情報に基
づいて組立体1の解体手順および解体した各部品の移送
場所を認識する認識手段51と、認識手段51で認識し
た解体手順および移送場所に応じて作業ロボット4の動
作を制御する動作管理手段52とを含む。
【0027】このようなリサイクル装置2の動作として
は、まず、作業者が、読取装置3を用いて、リサイクル
対象となる組立体1に貼着されているシール1aに表記
されているリサイクル情報を読み取る。この後、読取装
置3による読取情報に基づいてリサイクル装置2が自動
的に解体・移送作業を行う。
【0028】すなわち、制御装置5は、読取装置3によ
る読取情報を認識手段51により認識し、この認識した
解体手順および移送場所に応じて動作管理手段52によ
り作業ロボット4の動作を制御する。
【0029】このような実施形態1では、組立体1に対
して組立体1を解体する手順と、組立体1の構成部品の
素材を示す情報を表記しておいて、それをリサイクル装
置2により読み取って、作業ロボット4により組立体1
の解体作業と部品分類作業とを行わせるようにしている
から、作業者は単に読取装置3を取り扱えればよいだけ
で特別な知識を必要とせずに済み、リサイクルを簡単に
行えるようになる。
【0030】実施形態2 図2は本発明の実施形態2にかかり、組立体とリサイク
ル装置を示す構成ブロック図である。この実施形態2の
特徴は、組立体1に表記するリサイクル情報を固有の識
別番号だけとして単純化していること、リサイクル装置
2Aにおいて識別番号の入力によって組立体1の解体手
順を自己認識して解体、分類作業を行えるようにしてい
ることである。
【0031】組立体1は、その外装ケースの一部にリサ
イクル情報としての識別番号が表記されたシール1aが
貼着されている。なお、シール1aとせずに組立体1の
外装ケースそのものに直接表記させるようにしてもよ
い。
【0032】リサイクル装置2Aは、入力装置10、作
業ロボット4、制御装置20を含む構成であり、上記実
施形態1との相違は入力装置10と制御装置20だけで
あるので、これらについて詳細に説明する。
【0033】入力装置10は、例えばキーボードなどか
らなり、オペレータのキー操作により組立体1に表記さ
れているリサイクル情報としての識別番号が入力され、
この識別番号を制御装置20に対して出力する。
【0034】制御装置20は、マイクロコンピュータな
どにより構成されており、種々な種類の組立体1それぞ
れの識別番号をインデックスとして、種類の異なる種々
な組立体1の解体手順情報および組立体構成部品個々の
素材情報が予め記憶されているフラッシュメモリやEE
PROMなどのメモリ21と、入力装置10による入力
情報に基づいてメモリ21から該当する情報を抽出する
抽出手段22と、抽出手段22による抽出情報に基づい
て組立体1の解体手順および組立体構成部品の素材別移
送場所を認識する認識手段23と、認識手段23で認識
した解体手順および移送場所に応じて作業ロボット4の
動作を制御する動作管理手段24とを含む。
【0035】動作としては、組立体1をリサイクルする
場合、作業者が入力装置10から組立体1に表記されて
いる識別番号からなるリサイクル情報を入力するだけ
で、後はリサイクル装置2Aの側で解体手順や解体した
部品の分類場所を認識させて、作業ロボット4を動作さ
せる。
【0036】このような実施形態2では、組立体1に対
して簡単な識別番号を表記しておいて、リサイクル装置
2Aの側でもって組立体1の解体手順や組立体構成部品
の素材を認識して、作業ロボット4により解体作業と部
品分類作業とを行わせるようにしているから、作業者は
単純なキー入力操作を行えればよいだけで特別な知識を
必要とせずに済み、リサイクルを簡単に行えるようにな
る。
【0037】実施形態3 図3は本発明の実施形態3にかかり、組立体とリサイク
ル装置を示す構成ブロック図である。この実施形態3の
特徴は、組立体1にその製造段階でリサイクル情報を記
憶させたメモリなどの情報保持手段を装備させておき、
リサイクル装置2Bにより組立体1の情報保持手段から
読み出すようにしていることである。
【0038】組立体1は、図示するように、機械的また
は電気的な機能動作を行う動作手段11と、この動作手
段11の機能動作を制御する制御ユニット12と、組立
体1固有の解体手順情報がリサイクル情報として予め記
憶されているフラッシュメモリやEEPROMなどのメ
モリ13と、外部機器としての例えばリサイクル装置2
Bと接続するためのインタフェース手段14とを備える
構成になっている。前述の制御ユニット12は、マイク
ロコンピュータなどから構成され、組立体1の動作手段
11による機能動作を制御する動作管理手段121と、
インタフェース手段14を通じてリサイクル装置2Bと
の間で情報を送受する応答手段122とを有している。
【0039】一方、リサイクル装置2Bは、図示するよ
うに、インタフェース装置30、作業ロボット4、制御
装置40を含む構成である。制御装置40は、マイクロ
コンピュータなどにより構成されており、組立体1に備
えるメモリ13からリサイクル情報を読み出す読出手段
41と、読出手段41による読出情報に基づいて組立体
1の解体手順および組立体構成部品の素材別移送場所を
認識し、作業ロボット4の動作を制御する動作管理手段
42とを有している。
【0040】動作としては、組立体1をリサイクルする
場合、リサイクル装置2Bのインタフェース装置30を
組立体1のインタフェース手段14に接続し、リサイク
ル装置2Bの読出手段41により組立体1のメモリ13
からリサイクル情報を読み出し、このリサイクル情報に
基づいてリサイクル装置2Bの動作管理手段42により
作業ロボット4の動作を制御する。
【0041】このような実施形態3では、上記実施形態
1,2のようなリサイクル情報の読取作業や入力作業が
必要なく、単に組立体1とリサイクル装置2Bとを接続
するだけで済むから、解体の前準備が簡略化できるよう
になる。
【0042】以上種々な実施形態を示したが、ここで、
作業ロボット4による組立体1の解体の具体例を説明す
る。組立体1として、図4に示すような洗濯機を例に挙
げ、その解体手順を図5ないし図13に示す。
【0043】図4において、60は洗濯機の全体を示し
ており、図示しない上蓋を取り外した状態である。61
は外装ケース、62は上面板、63は底面板、64は吊
棒、65は外槽、66は脱水槽、67はモータである。
【0044】(a) 図示しないピンを外すことによ
り、上面板62から図示しない合成樹脂製の上蓋を取り
外して、合成樹脂の回収場所に移送する。
【0045】(b) 図5に示すように、ねじ70を緩
めることにより、外装ケース61から合成樹脂製の上面
板62を取り外して、合成樹脂の回収場所に移送する。
【0046】(c) 図6に示すように、ねじ71を緩
めることにより、外装ケース61から合成樹脂製の底面
板63を取り外して、合成樹脂の回収場所に移送する。
【0047】(d) 図7に示すように、外装ケース6
1と外槽65とに引っ掛けている金属製の吊棒64を取
り外し、金属の回収場所に移送する。
【0048】(e) 図8に示すように、金属製の外装
ケース61を外槽65から取り外して、金属の回収場所
に移送する。
【0049】(f) 図9に示すように、ねじ72を緩
めることにより、脱水槽66から合成樹脂製のパルセー
タ68を取り外して、合成樹脂の回収場所に移送する。
【0050】(g) 図10に示すように、ねじ73を
緩めることにより、外槽65からモータ67を取り外し
て、モータの回収場所に移送する。
【0051】(h) 図11に示すように、モータの軸
で連結されていた脱水槽66と外槽65とを分離して、
合成樹脂製の外槽65を合成樹脂の回収場所に移送す
る。 (i) 脱水槽66を分解する。つまり、図12に示す
ように、ねじ75を緩めることにより、ステンレス製の
胴部66aから合成樹脂ケースに塩水を封入してなるバ
ランスリング66bを取り外して、合成樹脂の回収場所
に移送する。次いで、図13に示すように、ねじ76を
緩めることにより、胴部66aからステンレス製の底板
66cを取り外して、金属の回収場所に移送する。
【0052】以上実施形態1〜3を例に挙げて説明した
ように、組立体1の解体や分類を、特別な知識も持たず
に、また、作業者の手を煩わせることもなく自動的に行
えるようになっている。つまり、廃棄処理業者は、上述
したようなリサイクル装置2,2A,2Bを保有するだ
けで、種々な電気機器や機械機器などの製品の解体や、
解体した部品の分類を迅速かつ容易に行うことができ
る。したがって、廃棄された製品を無駄なく有効にリサ
イクルできるようになり、結果として従来のように焼却
したり埋め立てたりするといった環境汚染を無くすこと
ができて、環境保護に大きく貢献できるようになる。
【0053】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。 (1) 上記実施形態2において、組立体1に表記して
あるリサイクル情報としての識別番号を、例えば光学的
な読取装置を用いて読み取り、制御装置20に対して入
力させるようにすることもできる。この場合、例えば識
別番号を上記実施形態1のようにバーコードの形態とす
ることができる。 (2) 上記実施形態2において、リサイクル装置2A
のメモリには、識別番号のみをインデックスとしている
が、製造メーカーや製品種類などもインデックスとして
加えるようにしてもよい。この場合、リサイクル装置2
Aとしてはリサイクル対象となる組立体1がどこの製造
メーカーのものでも関係なく、解体や分類などを自動的
に行えるようになる。 (3) 上記実施形態3において、組立体1にメモリ1
3をわざわざ搭載させずに、既存のメモリの一部領域に
リサイクル情報を記憶させるようにすることもできる。 (4) 上記実施形態1〜3では、作業ロボット4でも
って、解体作業と、解体した部品個々を素材別に分類す
る分類作業とを連続的に行わせるようにしたものを例示
しているが、分類作業を省略して解体作業のみを行わせ
るようにしたものも本発明の実施形態の一つとして含め
ることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の請求項1ないし12では、廃棄
された種々な電気機器や機械機器などの製品つまり組立
体をリサイクルのために解体したり解体した部品を分類
したりする場合において、解体や分類に関する特別な知
識も持たずに、また、作業者の手を煩わせることもなく
自動的に行えるようになる。
【0055】要するに、廃棄された組立体を回収する廃
棄処理業者は、本発明のリサイクル装置を保有するだけ
で、種々な電気機器や機械機器などの製品の解体や、解
体した部品の分類を迅速かつ容易に行うことができるよ
うになる。
【0056】したがって、廃棄された製品を無駄なく有
効にリサイクルできるようになり、結果として従来のよ
うに焼却したり埋め立てたりするといった環境汚染につ
ながる行為を無くすことができて、環境保護に大きく貢
献できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の組立体とリサイクル装置
を示す構成ブロック図
【図2】本発明の実施形態2の組立体とリサイクル装置
を示す構成ブロック図
【図3】本発明の実施形態3の組立体とリサイクル装置
を示す構成ブロック図
【図4】本発明の組立体の一例としての洗濯機の外観を
示す斜視図
【図5】図4の洗濯機の解体時の第1段階を示す図
【図6】図4の洗濯機の解体時の第2段階を示す図
【図7】図4の洗濯機の解体時の第3段階を示す図
【図8】図4の洗濯機の解体時の第4段階を示す図
【図9】図4の洗濯機の解体時の第5段階を示す図
【図10】図4の洗濯機の解体時の第6段階を示す図
【図11】図4の洗濯機の解体時の第7段階を示す図
【図12】図4の洗濯機の解体時の第8段階を示す図
【図13】図4の洗濯機の解体時の第9段階を示す図
【符号の説明】
1 組立体 1a 組立体のリサイクル情報を表記したシール 2 リサイクル装置 3 読取装置 4 作業ロボット 5 制御装置 51 制御装置の認識手段 52 制御装置の動作管理手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品からなる組立体であって、そ
    の所要位置に組立体固有の解体手順情報がリサイクル情
    報として表記されている、ことを特徴とする組立体。
  2. 【請求項2】 複数の部品からなる組立体であって、そ
    の所要位置に組立体固有の識別情報がリサイクル情報と
    して表記されている、ことを特徴とする組立体。
  3. 【請求項3】 複数の部品からなる組立体であって、組
    立体固有の解体手順情報がリサイクル情報として予め保
    持されている情報保持手段を備えている、ことを特徴と
    する組立体。
  4. 【請求項4】 複数の部品からなりかつ所要の機能動作
    を行う組立体であって、 前記所要の機能動作を実行させる制御手段と、 組立体固有の解体手順情報がリサイクル情報として予め
    保持されている情報保持手段と、 外部機器との間で情報を送受するインタフェース手段と
    を含み、 前記制御手段が、外部機器からの指令に応答して前記情
    報保持手段に保持してあるリサイクル情報を読み出して
    前記外部機器に対して出力する応答手段を有している、
    ことを特徴とする組立体。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の組立体を解体するリサ
    イクル装置であって、 組立体を解体する解体作業手段と、 複数種類の組立体それぞれの識別情報をインデックスと
    して、組立体固有の解体手順情報が予め保持されている
    情報保持手段と、 組立体固有のリサイクル情報を入力する入力手段と、 入力手段による入力情報に基づいて前記情報保持手段か
    ら該当する情報を抽出して、組立体の解体手順を認識す
    るとともに、前記解体作業手段の動作を制御する制御手
    段と、 を含むことを特徴とするリサイクル装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の組立体を解体して、解
    体した部品を素材別に分類するリサイクル装置であっ
    て、 組立体を解体する解体作業手段と、 解体作業手段で解体した各部品を所要場所に移送する移
    送作業手段と、 複数種類の組立体それぞれの識別情報をインデックスと
    して、組立体固有の解体手順情報および組立体構成部品
    個々の素材情報がリサイクル情報として予め保持されて
    いる情報保持手段と、 組立体固有の識別情報を入力する入力手段と、 入力手段による入力情報に基づいて前記情報保持手段か
    ら該当する情報を抽出して、組立体の解体手順および組
    立体構成部品の素材別移送場所を認識し、前記解体作業
    手段および移送作業手段の動作を制御する制御手段と、 を含むことを特徴とするリサイクル装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のリサイクル装
    置において、前記入力手段が、キーボードや音声認識装
    置など人的操作により情報を入力するものである、こと
    を特徴とするリサイクル装置。
  8. 【請求項8】 請求項5または6に記載のリサイクル装
    置において、前記入力手段が、光や磁気を用いて情報を
    読み取るものである、ことを特徴とするリサイクル装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の組立体を解体するリサ
    イクル装置であって、 組立体を解体する解体作業手段と、 組立体固有のリサイクル情報を読み取る読取手段と、 読取手段による読取情報に基づいて組立体の解体手順を
    認識し、前記解体作業手段の動作を制御する制御手段
    と、 を含むことを特徴とするリサイクル装置。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載の組立体を解体して、
    解体した部品を素材別に仕分けするリサイクル装置であ
    って、 組立体を解体する解体作業手段と、 解体作業手段で解体した各部品を所要場所に移送する移
    送作業手段と、 組立体固有のリサイクル情報を読み取る読取手段と、 読取手段による読取情報に基づいて組立体の解体手順お
    よび組立体構成部品の素材別移送場所を認識し、前記解
    体作業手段および移送作業手段の動作を制御する制御手
    段と、 を含むことを特徴とするリサイクル装置。
  11. 【請求項11】 請求項3または4のいずれかに記載の
    組立体を解体するリサイクル装置であって、 組立体を解体する解体作業手段と、 組立体に備える情報保持手段からリサイクル用情報を読
    み出す読出手段と、 読出手段による読出情報に基づいて組立体の解体手順を
    認識し、前記解体作業手段の動作を制御する制御手段
    と、 を含むことを特徴とするリサイクル装置。
  12. 【請求項12】 請求項3または4のいずれかに記載の
    組立体を解体して、解体した部品を素材別に分類するリ
    サイクル装置であって、 組立体を解体する解体作業手段と、 解体作業手段で解体した各部品を所要場所に移送する移
    送作業手段と、 組立体に備える情報保持手段からリサイクル情報を読み
    出す読出手段と、 読出手段による読出情報に基づいて組立体の解体手順お
    よび組立体構成部品の素材別移送場所を認識し、前記解
    体作業手段および移送作業手段の動作を制御する制御手
    段と、 を含むことを特徴とするリサイクル装置。
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