JPH11212381A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11212381A
JPH11212381A JP10013817A JP1381798A JPH11212381A JP H11212381 A JPH11212381 A JP H11212381A JP 10013817 A JP10013817 A JP 10013817A JP 1381798 A JP1381798 A JP 1381798A JP H11212381 A JPH11212381 A JP H11212381A
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JP
Japan
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toner
cleaning
toner image
intermediate transfer
image
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Pending
Application number
JP10013817A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Okuno
辰男 奥野
Masanori Kobayashi
政憲 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 除去することの難しい、中間転写体上の残留
トナーを効果的に除去することのできる画像形成装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 表面にトナー像が形成される像担持体2
Bk,2Y,2C,2M、これら各像担持体上に画像情
報に基づくトナー像を形成するトナー像形成ユニット
5,6,7,8、これら各トナー像形成ユニットにより
形成されたトナー像の転写を受ける中間転写体3、トナ
ー像を中間転写体3上に転写するコロナ放電器9、トナ
ー像が転写された中間転写体3に、トナー像を間に挟む
ように記録媒体Pを密着させて、これら中間転写体3お
よび記録媒体Pに挟まれたトナー像を密着状態のまま加
熱するとともに加圧することによりトナー像を記録媒体
P上に転写する加熱転写ロール11,4、中間転写体3
上のトナーを清掃するクリーナ16、および中間転写体
3上の所定の清掃対象領域に清掃用トナー像が形成され
るように、各トナー像形成ユニットを制御する清掃用制
御手段1を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタなどに用いられる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置として、特
公昭49−209号公報、特開昭62−206567号
公報などに開示されている中間転写方式の画像形成装置
が知られている。その代表的な構成例を図4に示す。図
4は、従来の中間転写方式の画像形成装置の概略構成図
である。
【0003】図4に示した画像形成装置は、表面に感光
体層を有しその上に静電潜像が形成される、矢印A方向
に回転する像担持体100、像担持体100の周囲に配
置され像担持体100上に形成されたブラック(B
k),イエロー(Y)、マゼンタ(M)、およびシアン
(C)の各色に対応する静電潜像をそれぞれの色のトナ
ーで現像して像担持体100上に上記各色のトナー像T
を形成する現像器103,104,105,106、一
次転写位置T1において像担持体100からトナー像の
一次転写を受ける、矢印B方向に循環移動するベルト状
の中間転写体101、一次転写位置T1において像担持
体100と対向して配置され像担持体100上のトナー
像Tを中間転写体101に一次転写するコロナ放電器1
07、二次転写位置T2に配置され、中間転写体101
上のトナー像を記録媒体102に一括転写するバイアス
ロール108を備えている。
【0004】この画像形成装置では、像担持体100の
最初の1回転目に像担持体100上に第1色目のBkト
ナー像が形成され、Bkトナー像が中間転写体101上
に一次転写され、次に、像担持体100の2回転目に像
担持体100上に第2色目のYトナー像が形成され、そ
のYトナー像が中間転写体101上のBkトナー像の上
に重ね合わされるように一次転写され、同様に、第3,
4色目のM,Cトナー像がBk,Yトナー像の上に重ね
合わされるように一次転写されて中間転写体101上に
は4色のトナー像が合成された合成トナー像が形成され
る。
【0005】このように、多重転写により中間転写体1
01上に4色の合成トナー像が形成された後、その合成
トナー像は、記録媒体102に一括して二次転写される
ことにより記録媒体102上に所望のカラー画像が形成
される。上記のような中間転写方式のカラー画像形成装
置が開発される以前のカラー画像形成装置では、像担持
体上に形成された各色のトナー像を記録媒体に直接多重
転写する方式がとられていたので、記録媒体の厚さやそ
の表面特性、像担持体に対する記録媒体の搬送特性など
の多くの要因により、多重転写時における画像の乱れや
色ずれの発生などにより、記録媒体上に形成されるカラ
ー画像の画質が左右されていた。
【0006】しかし、図4に示したように中間転写体1
01を備えたカラー画像形成装置では、中間転写体10
1上に一旦多重転写されて形成された合成トナー像を記
録媒体102に一括転写しているので、上記のような記
録媒体に起因する不安定要因を排除することができて、
多重転写時における画像の乱れや色ずれの発生を効果的
に防止することができる。
【0007】しかし、この方式の画像形成装置には、次
のような問題がある。すなわち、この方式の画像形成装
置においては、像担持体100から中間転写体101へ
のトナー像Tの一次転写および中間転写体101から記
録媒体102へのトナー像Tの二次転写はともに静電転
写法により行われる。そのため、一次転写位置T1には
コロナ放電器107が配設され、これにトナーの極性と
は逆極性の電圧が印加されて一次転写が行われる。ま
た、二次転写位置T2にはバイアスロール108が配設
され、これにトナーの極性とは逆極性の電圧が印加され
て二次転写が行われる。
【0008】この像担持体100から中間転写体101
への一次転写の際に、ライントナー像が多重転写される
と、すでに転写されたライントナー像の上に重ねて転写
される次の色のライントナー像が激しく飛散することが
ある。これは、一般には次のような原因によるものと考
えられている。 (1)転写プレニップ部における、像担持体と中間転写
体とが密着していない領域にも転写電界が作用するた
め。
【0009】(2)転写ニップ部を通過した後、像担持
体と中間転写体とが互いに離れる際に、両者の間に放電
が発生するため。従来より、このトナー像飛散の問題を
改善する種々の工夫がなされているが、十分な改善効果
は得られていない。本発明者らの研究によれば、このト
ナー像飛散は、中間転写体として半導体材料を用いた場
合に顕著に現れることがわかっている。その原因の1つ
は、中間転写体が低抵抗体であると、転写電荷が中間転
写体を通って転写プレニップ部まで広がり、その結果、
上記(1)項に記したように像担持体と中間転写体とが
密着していない転写プレニップ領域においても転写電界
が作用するためと考えることができる。しかし、この原
因以外にも、次のような原因が考えられる。すなわち、
一次転写において、所定の電荷を持つトナー層が静電的
に中間転写体に転写された後、転写の原動力であるコロ
ナ放電器から供給された電荷が中間転写体から次第に減
衰していくため、中間転写体のトナー保持能力が減少
し、その結果、トナーどうしの持つ電荷の反発作用によ
りトナー飛散が起きるものと考えられる。従って、一次
転写時のトナー飛散を防ぐためには、中間転写体の電荷
減衰を防止すればよいことがわかる。
【0010】しかし、電荷減衰がない中間転写体を使用
した場合は、中間転写体から記録媒体への二次転写の際
に、中間転写体上に多重転写された高密度なトナー像を
一括転写するために高転写電界を必要とするので、電荷
減衰がない中間転写体では中間転写体と記録媒体との間
で放電が発生し、画質欠陥を起こしやすい。このような
二次転写時の放電に起因する画質欠陥を防止するために
は、特公平3−63758号公報に開示されているよう
に、中間転写体から記録媒体への二次転写の際に、加熱
および圧力手段により中間転写体上のトナー像を溶融さ
せて記録媒体に一括転写することにより、二次転写時の
中間転写体と記録媒体との間の放電を防止する方式を採
用することが有効であると考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
二次転写の際に、加熱および圧力手段によりトナー像を
溶融させて転写する方式の画像形成装置にも、次のよう
な問題がある。一般に、中間転写体上に残留するトナー
その他の付着物をクリーニングするためには、トナー付
着力の強いクリーニング部材を中間転写体に接触させ
て、これにトナーその他の付着物を付着させるクリーニ
ング方法が広く行われている。このクリーニング方法と
して、例えば、特公平4−45829号公報には、クリ
ーニング部材の表面材料には金属を使用し、中間転写体
の転写層にはシリコンゴムを使用して、金属とシリコン
ゴムとの熱溶融トナーに対する付着力の差を利用したク
リーニング方法が開示されており、また、特公平4−9
307号公報には、クリーニング部材の表面に、トナー
と相溶性のある樹脂を粘着層として塗布するクリーニン
グ方法が開示されている。
【0012】しかしながら、前者の特公平4−4582
9号公報の方法では、図5に示すグラフから明らかなよ
うに、かぶりやハーフトーン画像に代表されるような、
中間転写体上のトナー被覆率の低い低濃度のトナー像を
クリーニングすることはできない。図5は、中間転写体
上のトナー被覆率とクリーニング効率との関係を示すグ
ラフである。
【0013】このグラフは、表面温度が100度に加熱
された、硬度60度のシリコーンゴムで覆われたクリー
ニングロールを使用した時の、中間転写体表面のトナー
被覆率と、中間転写体表面のトナーがどれだけ除去され
るかを表すクリーニング効率との関係を示すものであ
る。図5に示すように、クリーニング効率はトナー被覆
率が約40%以下に低下すると急激に低下することがわ
かる。この理由は、トナー被覆率の高い高濃度画像で
は、トナーを溶融した時に、隣接するトナー相互の凝集
力によってクリーニング部材表面とトナーの付着力が画
像全体に及ぶため全てのトナーをクリーニングすること
ができるが、かぶりやハーフトーン画像などのようにト
ナー被覆率が低い場合には、トナー粒子密度が低く、ト
ナーが溶融しても隣接するトナー粒子相互の凝集力が弱
いため、クリーニング部材へのトナーの付着が不均一と
なり、また、もともとクリーニング部材のトナー付着力
が弱いためにクリーニング不良が発生し易くなるものと
推定される。
【0014】一方、後者の特公平4−9307号公報の
方法では、粘着層表面に付着物が堆積することにより次
第に粘着力が低下し、また、付着物の凹凸によりクリー
ニング性が低下するので、これらを防止するためになん
らかの手段により付着物を除去する必要があるが、粘着
層と付着物とが一体化してしまうため付着物だけを除去
することが難しく、また、付着物を除去するに際して粘
着層自体を損傷しやすいという問題がある。
【0015】本発明は、上記の事情に鑑み、除去するこ
との難しい、中間転写体上のトナー被覆率の低い残留ト
ナーを効果的に除去することのできる画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像形成装置は、表面にトナー像が形成される像
担持体、その像担持体上に、画像情報に基づくトナー像
を形成するトナー像形成手段、循環移動しながら、上記
トナー像形成手段により形成された上記像担持体上のト
ナー像の転写を受ける中間転写体、上記像担持体上のト
ナー像を上記中間転写体上に転写する一次転写手段、上
記一次転写手段によりトナー像が転写された後の中間転
写体上に、中間転写体上のトナー像を間に挟むように所
定の記録媒体を密着させて、これら中間転写体および記
録媒体に挟まれたトナー像を密着状態のまま加熱すると
ともに加圧することにより、上記トナー像を上記記録媒
体上に転写する加熱転写手段、中間転写体上のトナーを
清掃する清掃手段、および上記中間転写体上の所定の清
掃対象領域にその清掃対象領域を覆う清掃用トナー像が
形成されるように、上記トナー像形成手段を制御する清
掃用制御手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態
を示す概略構成図である。図1には、本発明の画像形成
装置を電子写真方式のカラー複写機に適用した場合の概
略構成が示されている。
【0018】この画像形成装置には、表面にブラック
(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシア
ン(C)の各色に対応するトナー像が形成される、矢印
A方向に回転する像担持体2Bk,2Y,2M,2C、
これらの各像担持体上に上記各色に対応する画像情報に
基づくトナー像を形成するトナー像形成ユニット5,
6,7,8、これらの各トナー像形成ユニットにより形
成された各像担持体上のトナー像の一次転写を受ける、
矢印B方向に循環移動するベルト上の中間転写体3、各
像担持体上のトナー像を、それぞれの一次転写位置T1
において中間転写体3上に一次転写する4つのコロナ放
電器9、二次転写位置T2において各コロナ放電器9に
より各色のトナー像が一次転写された後の中間転写体3
上に、トナー像を間に挟むように所定の記録媒体Pを密
着させてこれら中間転写体3および記録媒体Pに挟まれ
たトナー像を密着状態のまま加熱するとともに加圧する
ことにより中間転写体3上のトナー像を記録媒体P上に
二次転写する一対のロール、すなわち加熱転写ロール1
1および加圧ロール4、中間転写体3上のトナーを清掃
するクリーナ16および加圧ロール4、および中間転写
体3上の所定の清掃対象領域にその清掃対象領域を覆う
清掃用トナー像が形成されるようにトナー像形成ユニッ
ト5,6,7,8を制御する清掃用制御装置1が備えら
れている。なお、清掃対象領域および清掃用トナー像の
形成については後述する。
【0019】ここで、本実施形態におけるトナー像形成
ユニット5,6,7,8は、本発明にいうトナー像形成
手段に相当するものであり、通常の電子写真プロセスに
おける画像信号処理装置、一次帯電器、露光装置、現像
器、および像担持体クリーナなどが含まれる。また、本
実施形態におけるコロナ放電器9は、本発明にいう一次
転写手段に相当するものであり、本実施形態における加
熱転写ロール11および加圧ロール4は本発明にいう加
熱転写手段に相当するものである。
【0020】なお、本実施形態の画像形成装置には、中
間転写体3の加熱転写手段よりも上流側に、中間転写体
3上のトナー像を加熱する加熱板28が備えられてお
り、本実施形態における、中間転写体3の加熱板28よ
りも下流側に設けられたクリーナ16、およびクリーナ
16よりもさらに下流側に設けられた加圧ロール4が、
本発明にいう清掃手段に相当するものである。
【0021】クリーナ16は、中間転写体3表面に接し
て回転するクリーニングロール21およびクリーニング
ロール21に付着したトナーを除去するクリーニングブ
レード22からなる。また、加圧ロール4は、中間転写
体3表面に接して回転する加熱転写手段としての加圧ロ
ール4にクリーニングロールとしての機能を持たせ、こ
の加圧ロール4に付着したトナーを除去するクリーニン
グブレード29を備えている。従って、本実施形態にお
ける加圧ロール4は、本発明にいう加熱転写手段と清掃
手段とを兼ねている。
【0022】また、本実施形態における清掃用制御装置
1は、本発明にいう清掃用制御手段に相当するものであ
る。中間転写体3は、耐熱性に優れた、ポリイミド樹
脂、アラミド樹脂などの表面に、トナー離型性の良いフ
ッ素樹脂、シリコンゴム、フッ素ゴムなどを積層して構
成したもの、または、フッ素樹脂、シリコンゴム、フッ
素ゴムなどの耐熱性、トナー離型性の良い材料が用いら
れる。中間転写体3の電気抵抗値は、一次転写後の電荷
減衰と転写プレニップ部への電荷拡散を防ぎ、トナー像
の飛散を防止するために体積抵抗率1013Ω・cm以
上、表面、裏面抵抗率1012Ω/□〜10 15Ω/□に調
整されている。これは、体積抵抗率が1013Ω・cm以
上になると電荷減衰の時定数が10秒以上となり、中間
転写体が1回転した後でも電荷を十分に保持するように
なるからである。なお、裏面抵抗率が1016Ω/□以上
になると像担持体と中間転写体とが剥離する際に放電が
発生してトナー像の飛散が盛んになるので、表面、裏面
抵抗率は1015Ω/□以下とすることが望ましい。
【0023】なお、ここで、中間転写体3の電気抵抗率
は、高抵抗抵抗率計(ハイレスタIP、三菱油化製)
に、HR100プローブ(内側電極直径50mm、リン
グ電極内径53mm、三菱油化製)を接続し、電極間に
500Vの電圧を印加してから1分経過後に測定したも
のである。また、同プローブを使用して、上記と同一条
件にて測定した定電圧電源、微小電流計から演算して求
めるようにしてもよい。
【0024】加熱転写ロール11は、硬度50度から9
0度の表面材料で覆われ、内部にセラミックヒータまた
はハロゲンランプなどの熱源が内蔵されており、この熱
源により100度から150度に加熱されている。二次
転写位置T2において加熱転写ロール11の対をなす加
圧ロール4は、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどからな
る硬度50度から90度のゴムロールが用いられる。さ
らに、その表面にフッ素樹脂をコーティングしたものを
用いてもよい。また、加熱転写ロール11と同様、熱源
を内蔵させてもよく、さらに、加熱転写ロール11と加
圧ロール4の間に電圧を印加するようにしてもよい。
【0025】加圧ロール4の加熱転写ロール11に対向
する側とは反対側に、加圧ロール4表面に付着したトナ
ー汚れを掻き落とすための金属製のクリーニングブレー
ド29が、加圧ロール4に当接して配備されている。次
に、このように構成された画像形成装置の動作について
説明する。トナー像形成ユニット5,6,7,8は、通
常の電子写真プロセスにより像担持体2Bk,2Y,2
M,2C上に画像情報に応じたBk,Y,M,Cの各色
に対応する静電潜像を形成し、それらの静電潜像をそれ
ぞれの色のトナーで現像して像担持体2Bk,2Y,2
M,2C上に上記各色に対応するトナー像を形成する。
これらのトナー像は像担持体2Bk,2Y,2M,2C
の矢印A方向への回転に伴われてそれぞれの一次転写位
置T1に搬送される。各像担持体はそれぞれの一次転写
位置T1において、複数のロールに張架されて矢印B方
向に循環移動するベルト状の中間転写体3に当接するよ
う配置されている。
【0026】像担持体2Bk,2Y,2M,2C上に形
成された各色のトナー像は、それぞれの一次転写位置T
1において、中間転写体3表面に重ね合わされるように
順次一次転写される。各一次転写位置T1の中間転写体
3の裏面側には、転写プレニップ部への帯電を防止する
ための転写バッフル10を有するコロナ放電器9が配設
されており、このコロナ放電器9にトナーの帯電極性と
は逆極性の電圧を印加することにより、各像担持体上の
トナー像は中間転写体3に静電吸引される。
【0027】なお、一次転写手段はコロナ放電器に限ら
れるものではなく、静電力を利用したものであれば、電
圧が印加された導電性ロールや導電性ブラシなどを用い
てもよい。一次転写に静電力を利用する理由は、熱や圧
力によるトナーの粘着力を利用した一次転写を採用する
と像担持体を損傷させやすいからである。このようにし
て、中間転写体3に一次転写されたトナー像は、中間転
写体3の矢印B方向への循環移動に伴い加熱板28の部
位まで搬送され、150度から200度に加熱された加
熱板28により中間転写体3の裏面側から加熱されて溶
融する。
【0028】次いで、トナー像は加熱転写ロール11と
加圧ロール4が互いに圧接し合う二次転写位置T2へと
搬送される。一方、トナー像が二次転写位置T2に到達
するタイミングに合わせて、フィードローラ12により
トレイ13から搬出された記録媒体Pが二次転写位置T
2に供給され、加圧ロール4と中間転写体3との間に挟
み込まれる。
【0029】こうして、中間転写体3および記録媒体P
に挟まれたトナー像は、中間転写体3と記録媒体Pとが
密着した状態のまま、加熱転写ロール11と加圧ロール
4との圧接力により加圧されるとともに加熱される。こ
うして、二次転写位置T2において加圧され加熱されて
溶融したトナー像は記録媒体Pに二次転写される。本実
施形態ではこのように加熱および加圧手段によりトナー
像を溶融して転写しているので、電荷減衰がない中間転
写体を使用しても、中間転写体3と記録媒体Pとの間で
放電を発生して画質欠陥を惹き起こすようなことがな
い。
【0030】加熱転写ロール11と加圧ロール4により
加熱されて高温になった中間転写体3は、中間転写体3
に接触して回転する冷却ローラ17,18によって冷却
される。冷却ローラ17,18はアルミニウムなどの熱
伝導の良い金属材料からなり、冷却ローラ17,18内
部を空気循環させることにより冷却ローラ17,18の
温度は機内温度近くに保持されている。
【0031】二次転写位置T2において中間転写体3か
らトナー像の転写を受けた記録媒体Pは、冷却ローラ1
7の直後に配置された剥離爪14によって中間転写体3
から剥離され、搬送ベルト15によって図示しない定着
器に送られてトナー像の定着処理が行われる。この画像
形成装置における定着処理を、二次転写位置T2におけ
る加熱転写手段に兼ねさせる構成としてもよいが、十分
なカラー定着性を得るためには、上記のように独立した
定着器により定着を行わせる方がよい。
【0032】なお、剥離爪14およびクリーナ16は、
中間転写体3に対して接離自在に構成されており、二次
転写が行われる時以外は、これらの部材は中間転写体3
から離間した待機位置に引き込まれている。本実施形態
の画像形成装置には、前述のように、清掃手段として、
加圧ロール4およびクリーナ16が備えられている。清
掃用制御装置1は、中間転写体3上の所定の清掃対象領
域に、この清掃対象領域を覆う清掃用トナー像が形成さ
れるように、トナー像形成手段を制御し、上記の清掃手
段が、中間転写体3上に形成された清掃用トナー像を清
掃する。
【0033】ところで、中間転写体上の残留トナーのク
リーニングの問題を考えるに当たっては、中間転写体上
のトナー被覆率とクリーニング効率との関係に留意する
必要がある。前述の従来技術に関する記述のなかで参照
した図5に示されているように、かぶりやハーフトーン
画像に代表されるようなトナー被覆率が40%以下の低
濃度画像はクリーニングすることができない。この理由
は、すでに考察したように、トナー被覆率が高い高濃度
画像では、トナーを溶融した時に、隣接するトナー相互
の凝集力によってクリーニング部材表面とトナーの付着
力が画像全体に及ぶため全てのトナーをクリーニングす
ることができるが、かぶりやハーフトーン画像などのよ
うにトナー被覆率が低い場合には、トナー粒子密度が低
く、トナーが溶融しても隣接するトナー粒子相互の凝集
力が弱いため、クリーニング部材へのトナーの付着が不
均一となり、また、もともとクリーニング部材のトナー
付着力が弱いためにクリーニング不良が発生し易くなる
ものと推定される。
【0034】以上のことから、本発明の画像形成装置に
おいては、清掃用制御手段が、トナー像形成手段に、中
間転写体上の清掃対象領域に、トナー被覆率が40%以
上となるトナー被覆率の清掃用トナー像形成を行わせる
よう制御するものであることが好ましい。このように構
成することにより、かぶりやハーフトーン画像に代表さ
れるようなトナー被覆率の低い低濃度の残留トナー像を
有効にクリーニングすることができる。
【0035】本実施形態においては、二次転写終了後の
中間転写体3上の非通紙部に形成されたかぶりトナー、
あるいは紙詰まりなどによって発生したトナーを清掃対
象として有効に除去することができる。二次転写位置T
2において、中間転写体3から記録媒体Pへトナー像が
転写される中間転写体3上の通紙部は転写効率が100
%であり、中間転写体3上にはトナーは残留しないので
クリーニングを必要としないが、非通紙部に形成された
かぶりトナーや紙詰まりなどによって発生したトナーは
中間転写体3上に残留する。本実施形態の画像形成装置
では、二次転写終了後の中間転写体3上に残留したトナ
ーを加熱板28の部位において加熱溶融した後、クリー
ナ16の粘着力によって除去することができる。この場
合、少なくとも2つ以上の像担持体上に形成された清掃
用トナー像を重ねあわせて、トナー被覆率を40%以上
に高めた後に、クリーナ16によりクリーニングするこ
とにより効果的に除去することができる。
【0036】すなわち、本発明の画像形成装置におい
て、中間転写体上の残留トナーが、中間転写体上の、記
録媒体が中間転写体表面と重なり合う領域以外の非通紙
領域に付着したかぶりトナーである場合に、清掃用制御
手段が、トナー像形成手段に、その非通紙領域を清掃対
象領域としてその清掃対象領域を覆う清掃用トナー像の
形成を行わせるよう制御するものであることが好まし
く、また、中間転写体上の残留トナーが、紙詰まりなど
により発生した未転写像に基づくものである場合に、清
掃用制御手段が、トナー像形成手段に、中間転写体上に
所望の清掃対象領域を設定してその清掃対象領域を覆う
清掃用トナー像の形成を行わせるよう制御するものであ
ることも好ましい。
【0037】中間転写体上の非通紙部のかぶりトナーに
対しては、記録媒体の大きさを変更する前に、像担持体
2Bkから像担持体2Cまでの像担持体のうちの少なく
とも2つ以上の像担持体に現像されたトナー像を中間転
写体上の非通紙部を含む領域に転写し、トナー被覆率を
40%以上に高めた後に、クリーナ16によりクリーニ
ングすることにより効果的に除去することができる。画
像の重ね合わせによりトナー被覆率を向上させるタイミ
ングは、記録媒体の大きさを変更する前でさえあれば、
複写動作終了後でも複写動作開始前のいずれでもよい。
【0038】また、本発明の画像形成装置において、清
掃用制御手段が、トナー像形成手段に、中間転写体上の
清掃対象領域のうちトナー被覆率が40%未満の清掃対
象領域に選択的に清掃用トナー像の形成を行わせるよう
制御するものであることも好ましい。また、本発明の画
像形成装置において、清掃用制御手段が、記録媒体の大
きさが変更された時点で、トナー像形成手段に、中間転
写体上の、変更前の記録媒体が重ね合わされていた領域
以外の領域を清掃対象領域としてその清掃対象領域に清
掃用トナー像の形成を行わせるよう制御するものである
ことも好ましい態様の一つである。
【0039】一般に、この種の画像形成装置では、一定
のプリント枚数毎に、あるいは電源投入時に画像のトー
ンカーブ制御用の複数階調のパッチトナー像を像担持体
上に形成し、その現像濃度をセンサで検出して、その検
出結果に基づき画像形成条件を最適化することが行われ
ている。これは、基準濃度のパッチ信号により像担持体
上にパッチトナー像を形成し、像担持体上のパッチトナ
ー像の現像濃度を検出して、トナー濃度、現像バイアス
などの現像条件、あるいは露光量などの露光条件、画像
面積率などの画像処理条件などを調節することにより画
像のトーンカーブを最適に制御するものである。このパ
ッチトナー像は、中間転写体3に移転されてしまうた
め、中間転写体3からクリーニングする必要がある。
【0040】そこで、本発明の画像形成装置において、
中間転写体上の残留トナーが、像担持体上に形成された
画像濃度検出用のパッチトナー像に基づくものである場
合に、清掃用制御手段が、トナー像形成手段に、そのパ
ッチトナー像の形成された領域を清掃対象領域としてそ
の清掃対象領域を覆う清掃用トナー像の形成を行わせる
よう制御するものであることが好ましい。
【0041】本実施形態の画像形成装置では、各トナー
像形成ユニット5,6,7,8に、トーンカーブ制御用
の、トナー被覆率20%および60%の2種類のパッチ
トナー像がそれぞれ形成される。これらの各像担持体上
に形成された2種類のパッチトナー像の濃度は各像担持
体に備えられた濃度検出センサにより検出され、その検
出結果に基づきトーンカーブを予測し、現像トナー濃
度、画像処理条件が調整される。各像担持体上に形成さ
れるパッチトナー像の形成位置は、そのパッチトナー像
が中間転写体に転写された時に、少なくとも2色以上が
重ね合わされてトナー被覆率が40%以上になるように
調整されているので、パッチトナー像はクリーナ16に
より効果的にクリーニングされる。すなわち、例えば、
各色毎に、トナー被覆率20%および60%のパッチト
ナー像が各像担持体の軸方向に並べて形成され、これら
のパッチトナー像が中間転写体に転写された時に、各色
のパッチトナー像が中間転写体の移動方向と直角な方向
に並ぶように形成される。さらに、Bkのトナー被覆率
60%のパッチトナー像とYのトナー被覆率20%のパ
ッチトナー像、Bkのトナー被覆率20%のパッチトナ
ー像とYのトナー被覆率60%のパッチトナー像、Mの
トナー被覆率60%のパッチトナー像とCのトナー被覆
率20%のパッチトナー像、Mのトナー被覆率20%の
パッチトナー像とCのトナー被覆率60%のパッチトナ
ー像がそれぞれ重ね合わされるように、像担持体軸方向
のパッチトナー像形成位置が調整される。
【0042】また、本発明の画像形成装置において、像
担持体、トナー像形成手段、および一次転写手段が、複
数の色それぞれに対応して配備され、各トナー像形成手
段により各像担持体上に形成された各色トナーによるト
ナー像が中間転写体上に順次重ね合わされるように各一
次転写手段が作用するものであって、各トナー像形成手
段に、各像担持体上に画像濃度検出用のパッチトナー像
を形成させるとともに、そのパッチトナー像の濃度を検
出するセンサを備えてなる画像濃度検出手段を備え、清
掃用制御手段が、各像担持体上に形成された各パッチト
ナー像が中間転写体上の清掃対象領域に重ね合わされて
トナー被覆率が40%以上の清掃用トナー像が形成され
るようにトナー像形成手段を制御するようにしてもよ
い。
【0043】以上の説明では、複数の像担持体を有する
画像形成装置の構成について説明したが、この例に限ら
ず、例えば、1つの像担持体と複数の現像器とを有し、
1サイクル毎に1色のトナー像を中間転写体へ一次転写
する動作を複数サイクル繰り返すことによりカラー画像
を形成する画像形成装置に対しても本発明を適用するこ
とができる。
【0044】すなわち、トナー像形成手段が、像担持体
上に画像濃度検出用の各色のパッチトナー像を形成する
ものであるとともに、パッチトナー像の濃度を検出する
センサを備えてなる画像濃度検出手段を備え、清掃用制
御手段が、像担持体上に形成された複数色のパッチトナ
ー像が中間転写体上の清掃対象領域に重ね合わされてト
ナー被覆率が40%以上の清掃用トナー像が形成される
ようにトナー像形成手段を制御するように構成すること
も好ましい態様の一つである。
【0045】次に、本実施形態の画像形成装置に用いら
れるクリーナについて説明する。図2は、図1に示した
画像形成装置に用いられるクリーナの構成例を示す図で
ある。このクリーナ16は、図1に示した画像形成装置
における中間転写体3の清掃手段であるクリーナ16に
相当するものであり、アルミニウム、ステンレス、ニッ
ケルなどの金属材料、シリコーンゴム、フッ素ゴムなど
のゴム材料、あるいはポリイミド、ナイロン、フッ素な
どの樹脂表面材料からなるクリーニングロール21、ク
リーニングロール21に付着したトナーを除去するクリ
ーニングブレード22、クリーニングロール21に内蔵
されたセラミックヒータやハロゲンランプなどの熱源2
3、およびリトラクト機構20からなる。
【0046】このように、クリーニングロール21に熱
源を内蔵させることにより、ベタ像のように熱容量の大
きい画像に対しても、ロールとの接触により熱溶融した
トナーが放熱して固化し粘着力が低下するのを防止する
ことができる。また、このクリーナ16は、リトラクト
機構20により、通常の画像形成サイクル時には、クリ
ーニングロール21が中間転写体3に接触しない待機位
置に引き込まれ、クリーニングサイクル時には、クリー
ニングロール21が中間転写体3に接触する作動位置に
繰り出されて、中間転写体3上の残留トナーをクリーニ
ングする。クリーニングロール21に付着したトナーは
クリーニングロール21に当接する金属製のクリーニン
グブレード22により掻き取られる。
【0047】なお、本実施形態におけるもう一つの清掃
手段である加圧ロール4も上記のクリーナ16とほぼ同
様の構成を有しており、加圧ロール4に付着したトナー
は加圧ロール4に当接する金属製のクリーニングブレー
ド29により掻き取られる。図3は、本実施形態の画像
形成装置に用いられるクリーナの他の構成例を示す図で
ある。
【0048】このクリーナ16’は、図2に示したクリ
ーナ16と同様のクリーニングロール21、熱源23、
およびリトラクト機構20を有しているほかに、デイト
ーニングロール24、デイトーニングロール24に内蔵
されたセラミックヒータやハロゲンランプなどの熱源2
5、およびクリーニングブレード26を有する。このク
リーナ16’は、クリーニングサイクル時に、クリーニ
ングロール21が中間転写体3に接触する作動位置に繰
り出される。そして、中間転写体3上の残留トナーをク
リーニングロール21に一旦付着させ、クリーニングロ
ール21に付着したトナーを、クリーニングロール21
に当接して回転する、熱源25を内蔵したデイトーニン
グロール24に付着させる。デイトーニングロール24
に付着したトナーはデイトーニングロール24に当接す
る金属製のクリーニングブレード26により掻き取られ
る。このように、クリーナを、クリーニングロール21
とデイトーニングロール24の2段階で構成し、第1段
目のクリーニングロール21をゴムロールなどの比較的
軟らかい材質で形成することにより中間転写体3との十
分なニップを確保するとともに、第2段目のデイトーニ
ングロール24を金属ロールなどの比較的硬い材質で形
成することにより金属製のクリーニングブレードでのト
ナー掻き取りを容易にすることができる。
【0049】このような構成としたことにより、本実施
形態の画像形成装置では、トナー付着力の低い材料でも
クリーニング部材の表面材料として使用することが可能
となるので、トナーに対して高い離型性能が必要とされ
る二次転写の加圧ロール4を中間転写体のクリーニング
手段と兼用させて、専用クリーナを不要とすることがで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、中間転写体上の所定の清掃対象領域にそ
の清掃対象領域を覆う清掃用トナー像が形成されるよう
に、トナー像形成手段を制御する清掃用制御手段を備え
たことにより、除去することの難しい、かぶりやハーフ
トーン画像に代表されるような中間転写体上のトナー被
覆率の低い残留トナーを効果的に除去することのできる
画像形成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略
構成図である。
【図2】図1に示した画像形成装置に用いられるクリー
ナの構成例を示す図である。
【図3】本実施形態の画像形成装置に用いられるクリー
ナの他の構成例を示す図である。
【図4】従来の中間転写方式の画像形成装置の概略構成
図である。
【図5】中間転写体上のトナー被覆率とクリーニング効
率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 清掃用制御装置 2Bk,2Y,2M,2C 像担持体 3 中間転写体 4 加圧ロール 5,6,7,8 トナー像形成ユニット 10 転写バッフル 11 加熱転写ロール 12 フィードローラ 13 トレイ 14 剥離爪 15 搬送ベルト 16,16’ クリーナ 17,18 冷却ローラ 20 リトラクト機構 21 クリーニングロール 22,26,29 クリーニングブレード 23,25 熱源 24 デイトーニングロール 28 加熱板 100 像担持体 101 中間転写体 102 記録媒体 103,104,105,106 現像器 107 コロナ放電器 108 バイアスロール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される像担持体、
    該像担持体上に、画像情報に基づくトナー像を形成する
    トナー像形成手段、循環移動しながら、該トナー像形成
    手段により形成された前記像担持体上のトナー像の転写
    を受ける中間転写体、前記像担持体上のトナー像を前記
    中間転写体上に転写する一次転写手段、前記一次転写手
    段によりトナー像が転写された後の中間転写体上に、該
    中間転写体上のトナー像を間に挟むように所定の記録媒
    体を密着させて、これら中間転写体および記録媒体に挟
    まれたトナー像を密着状態のまま加熱するとともに加圧
    することにより、前記トナー像を該記録媒体上に転写す
    る加熱転写手段、中間転写体上のトナーを清掃する清掃
    手段、および前記中間転写体上の所定の清掃対象領域に
    該清掃対象領域を覆う清掃用トナー像が形成されるよう
    に、前記トナー像形成手段を制御する清掃用制御手段を
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置が、前記中間転写体
    の、前記加熱転写手段よりも上流側に該中間転写体上の
    トナー像を加熱する加熱手段を有するものであり、かつ
    前記清掃手段が、前記中間転写体の、前記加熱手段より
    も下流側に設けられ、前記中間転写体表面に接して回転
    するクリーニングロールと、該クリーニングロールに付
    着したトナーを除去するトナー除去部材とを備えたもの
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱転写手段が、一対のロールから
    なり、該一対のロールのうちの前記中間転写体に接する
    側のロールが、加熱手段を備えた加熱ロールであるとと
    もに、該一対のロールのうちの記録媒体に接する側のロ
    ールが前記加熱ロールに対し加圧力を作用させる加圧ロ
    ールからなるものであり、かつ、該加圧ロールが前記清
    掃手段を兼ねたものであることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃用制御手段が、前記トナー像形
    成手段に、前記中間転写体上の清掃対象領域に清掃用ト
    ナー像が形成された後の該清掃対象領域のトナー被覆率
    が40%以上となるトナー被覆率の清掃用トナー像の形
    成を行わせるものであることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記清掃用制御手段が、前記トナー像形
    成手段に、前記中間転写体上の清掃対象領域のうちトナ
    ー被覆率が40%未満の清掃対象領域に選択的に清掃用
    トナー像の形成を行わせるものであることを特徴とする
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記清掃用制御手段が、記録媒体の大き
    さが変更された時点で、前記トナー像形成手段に、前記
    中間転写体上の、変更前の記録媒体が重ね合わされてい
    た領域以外の領域を清掃対象領域として該清掃対象領域
    に清掃用トナー像の形成を行わせるものであることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記トナー像形成手段が、前記像担持体
    上に画像濃度検出用の各色のパッチトナー像を形成する
    ものであるとともに、該パッチトナー像の濃度を検出す
    るセンサを備えてなる画像濃度検出手段を備え、 前記清掃用制御手段が、前記像担持体上に形成された複
    数色のパッチトナー像が前記中間転写体上の清掃対象領
    域に重ね合わされてトナー被覆率が40%以上の清掃用
    トナー像が形成されるように前記トナー像形成手段を制
    御するものであることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006072356A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Oce Technologies Bv 画像転写装置およびその一部をクリーニングするための方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006072356A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Oce Technologies Bv 画像転写装置およびその一部をクリーニングするための方法

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