JPH11211716A - 溶融金属プローブ - Google Patents

溶融金属プローブ

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JPH11211716A
JPH11211716A JP10023738A JP2373898A JPH11211716A JP H11211716 A JPH11211716 A JP H11211716A JP 10023738 A JP10023738 A JP 10023738A JP 2373898 A JP2373898 A JP 2373898A JP H11211716 A JPH11211716 A JP H11211716A
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temperature measuring
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修 井川
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KAWASOU DENKI KOGYO KK
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KAWASO DENKI KOGYO
KAWASOU DENKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 溶融金属に浸漬した後、引揚げられるプロー
ブであり、溶融金属の凝固温度データの提供と、凝固試
料の提供を好適に行い得る溶融金属プローブを提案す
る。 【解決手段】 プローブ本体1の側部に設けた流入口3
に臨む導入路8と、該導入路8からそれぞれ上下に分岐
する連絡路9及び採取路27と、上向きに延びる連絡路
に連絡せしめられた測温室10と、下向きに延びる採取
路に連絡せしめられた採取室25と、前記測温室に臨む
温度センサー22とが、プローブ本体の内部に装備され
た構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶鋼等の溶融金属
の試料を採取し分析するために使用する溶融金属プロー
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知のように、溶融金属プローブ
は、サブランスと称される昇降装置により転炉等の溶鋼
に浸漬した後、引揚げられ、溶鋼の成分分析等を行うた
めに利用されている。
【0003】プローブ本体は、側部に溶鋼を流入せしめ
る流入口を設けると共に、該プローブ本体の内部に、流
入した溶鋼を通過せしめる脱酸室と、脱酸後の溶鋼を貯
留した状態で凝固せしめる採取室兼測温室を設け、該採
取室兼測温室に温度センサーを配置している。
【0004】通常、脱酸室と採取室兼測温室は、全体と
して1個と見做すことができる容器により形成されてい
る。容器は、一対の小容器を対向して突き合わせ、その
間に仕切板を介在せしめることにより構成され、該仕切
板を境とする上方の小容器により脱酸室を提供し、下方
の小容器により採取室兼測温室を提供する。尚、仕切板
には連通孔が形成されており、上方の小容器の頂壁から
脱酸室に挿通せしめられた温度センサーが連通孔を通じ
て採取室兼測温室に挿入される。また、脱酸室を提供す
る上方の小容器の側部にはプローブ本体の流入口に連通
する導入孔が開設されている。
【0005】そこで、導入孔を介して流入した溶鋼は、
先ず、脱酸室を通過し、仕切板の連通孔を通り採取室兼
測温室に進入し貯留せしめられる。採取室兼測温室を充
満した後、引き続き流入する溶鋼は、脱酸室に貯留せし
められる。
【0006】採取室兼測温室は、金属製の壁により囲ま
れており、そこに貯留した溶鋼を速やかに凝固せしめ、
凝固した溶鋼の小塊を発光分光分析や、燃焼化学分析等
の機器分析用試料として提供する。
【0007】採取室兼測温室に貯留した溶鋼は、周囲か
ら次第に凝固し、最後に凝固する部位に向けて、温度セ
ンサーの測温部を臨ましめており、これにより溶鋼中の
カーボン量を決定するための凝固温度データを提供す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、仕切板を
介して一対の小容器を突き合わせ、全体が1個と見做さ
れるような容器を構成するようにプローブ本体の内部に
組み込み保持する構成であるため、アセンブリーが容易
でない。プローブ本体は、外筒を構成する大径の紙管
と、内筒を構成する小径の紙管を必要とし、内筒の内部
に前記容器を組み込んだ状態で、該内筒を外筒に嵌入せ
しめられる。
【0009】プローブ本体を溶鋼に浸漬すると、導入孔
を介して流入する溶鋼は、先ず、脱酸室を通過し、仕切
板の連通孔を通り採取室兼測温室に貯留せしめられ、該
採取室兼測温室を充満した後、引き続き流入する溶鋼が
脱酸室に貯留せしめられる。公知のように、溶鋼には多
量の酸素が含まれているため、脱酸室には予めアルミニ
ウム片等の脱酸剤が装入されている。従って、流入した
溶鋼は、脱酸室を通過する際に脱酸され、脱酸状態で採
取室兼測温室に貯留され凝固する。然しながら、流入口
から流入した溶鋼は、脱酸室を経て採取室兼測温室に至
る単一の通路のみを流れるため、最初に流入した溶鋼に
より脱酸剤が溶失せしめられると、後続して流入する溶
鋼は、最早、脱酸されない。このため、後続する未脱酸
の溶鋼が採取室兼測温室に流入し、先に進入し貯留され
ている溶鋼に混合される結果、凝固試料中に未脱酸に起
因した巣を発生するという問題がある。
【0010】ところで、溶鋼から引揚げられたプローブ
本体は、高所から床面に向けて落下される。そこで、試
料を採取した容器をプローブ本体から取出すと共に、該
容器から凝固試料を取出し、該試料を気送管等の搬送手
段により搬送し、機器分析等に供される。然しながら、
全体として1個と見做される容器により脱酸室と採取室
兼測温室を構成した従来技術の場合、採取室兼測温室で
凝固した試料と、脱酸室で凝固した不要凝固金属とが、
相互に連なり一つの小塊を形成するので、容器を構成す
る一対の小容器と仕切板を分解することが困難であり、
凝固試料を容器から取出すことが困難である。また、幸
運にも凝固試料を容器から取出すことに成功した場合で
も、分析対象である凝固試料を搬送する前に、該凝固試
料に連なる大きな不要凝固金属をカッター等で分離しな
ければ、気送管による搬送ができない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した溶融金属プローブを提供するものであり、その第
一の手段として構成したところは、溶融金属に浸漬した
後、引揚げられるプローブ本体の側部に溶融金属を流入
せしめる流入口を設け、該プローブ本体の内部に、流入
した溶融金属を貯留した状態で凝固せしめる測温室と採
取室を設け、前記測温室に温度センサーを配置して成る
溶融金属プローブにおいて、前記流入口に臨んで開口す
る導入路から上下に分岐する湯道を設け、下向きの湯道
により構成された採取路を採取室に連通せしめると共
に、上向きに延びる湯道により構成された連絡路を測温
室の上部に連通せしめて成る点にある。
【0012】少なくとも、前記採取路と連絡路には、そ
れぞれ必要な量の脱酸剤が装填される。従って、採取室
には、採取路を通過する際に適量の脱酸剤により脱酸さ
れた溶融金属のみが充填され、そこで貯留され凝固する
ので、巣の発生のない試料が得られる。また、測温室に
は、連絡路を通過する際に適量の脱酸剤により脱酸され
た溶融金属のみが充填され、そこで貯留され凝固するの
で、温度センサーの測温部に臨む最終凝固部位に巣を生
じることがなく、正確な凝固温度データを提供する。
【0013】下向きの採取路を導入路の終端近傍に連通
し、上向きの連絡路を導入路の開口近傍に連通し、この
ように導入路から上下に分岐する連絡路と採取路の分岐
点を、向き合わせず、互い違いに配置することができ
る。また、下向きの採取路の中心軸線C2と、上向きの
連絡路の中心軸線C3を相互に偏位せしめ、プローブ本
体の中心軸線C1から、中心軸線C2までの距離L2
と、中心軸線C3までの距離L3とを、L2<L3に形
成することができる。更に、上向きの連絡路は、プロー
ブ本体の中心軸線とほぼ平行な直線路と、該直線路から
屈折して導入路の開口近傍に向けて延びる傾斜路から構
成することが好ましい。この際、導入路は、流入口に臨
む開口部の下面よりも上方に突出する***部を該導入路
の終端近傍部に形成し、該***部の頂部に下向きの採取
路を開口せしめることが好ましい。このような選択的な
構成によれば、測温室を溶融金属により充満した後、更
に連絡路に充填された溶融金属が、プローブ本体の引揚
げ時に、連絡路から導入路に向けて流下する際に、採取
路に充満した溶融金属に接して一連一体に凝固すること
はなく、流入口から外部へ好適に排出される。
【0014】また、本発明によれば、崩壊容易な耐火材
料によりブロック状に成形されたユニット体が提供さ
れ、該ユニット体はプローブ本体に内装される。このユ
ニット体は、側方に開口する導入路と、導入路から上向
きに延びる連絡路と、連絡路から折返して下向きに延び
る測温室と、測温室に挿入される測温部を備えた温度セ
ンサーを該測温室の外で保持する保持室と、導入路から
下向きに延びる案内路を形成している。採取室は、ユニ
ット体とは別体の採取容器により構成される。この採取
容器は、金属製の容器本体の口部から延びる案内管を前
記案内路に挿入せしめられ、該案内管により採取路を構
成する。このユニット体は、プローブ本体の中心軸線に
沿って二分された分割ブロックにより構成されている。
このため、プローブ本体の紙管製の筒体にこれらの構造
物を組み込む作業が容易となり、従来に比してアセンブ
リーが格段に容易である。
【0015】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、溶融金属に浸漬した後、引揚げられるプロー
ブ本体の側部に溶融金属を流入せしめる流入口を設け、
該プローブ本体の内部に、流入した溶融金属を貯留した
状態で凝固せしめる測温室と採取室を設け、前記測温室
に温度センサーを配置して成る溶融金属プローブにおい
て、プローブ本体の先端部に内装されたプラグ体と、該
プラグ体に連設された状態でプローブ本体に内装された
ユニット体を備え、プラグ体とユニット体は、別体に形
成されると共に、それぞれ崩壊容易な耐火材料によりブ
ロック状に成形されて成り、前記ユニット体は、前記流
入口に臨んで開口する導入路と、該導入路から上向きに
延びる連絡路と、該連絡路から折返して下向きに延びる
測温室と、前記導入路から下向きに延びる案内路と、該
案内路の下部を拡大することにより形成されると共にユ
ニット体の下面に開口する自由空間部とを有して成り、
前記プラグ体は、前記自由空間部に対向する保持凹部を
有して成り、採取室を形成する採取容器が、金属製の容
器本体の口部から延びる案内管を前記案内路に挿入し、
容器本体の上部を前記自由空間部に遊挿せしめられると
共に、容器本体の下部を前記保持凹部に嵌合せしめられ
て成る点にある。
【0016】更に、本発明が第三の手段として構成した
ところは、溶融金属に浸漬した後、引揚げられるプロー
ブ本体の側部に溶融金属を流入せしめる流入口を設け、
該プローブ本体の内部に、流入した溶融金属を受入れ貯
留せしめる採取室を設けて成る溶融金属プローブにおい
て、プローブ本体の先端部に内装されたプラグ体と、該
プラグ体に連設された状態でプローブ本体に内装された
ユニット体を備え、プラグ体とユニット体は、別体に形
成されると共に、それぞれ崩壊容易な耐火材料によりブ
ロック状に成形されて成り、前記ユニット体は、前記流
入口に臨んで開口する導入路と、該導入路から下向きに
延びる案内路と、該案内路の下部を拡大することにより
形成されると共にユニット体の下面に開口する自由空間
部とを有して成り、前記プラグ体は、前記自由空間部に
対向する保持凹部を有して成り、採取室を形成する採取
容器が、金属製の容器本体の口部から延びる案内管を前
記案内路に挿入し、容器本体の上部を前記自由空間部に
遊挿せしめられると共に、容器本体の下部を前記保持凹
部に嵌合せしめられて成る点にある。
【0017】このような本発明の第二及び第三の手段に
よれば、溶融金属から引揚げられたプローブ本体を高所
から床面に向けて落下すると、ユニット体及びプラグ体
が落下衝撃により崩壊するので、凝固試料を採取した採
取容器を容易に取出すことができる。本発明によれば、
採取容器の容器本体は、下部をプラグ体の保持凹部に嵌
合され、上部をユニット体の自由空間部に遊挿されてい
る。このため、溶融金属の採取という目的を達するまで
は、保持凹部により採取容器を保持せしめる一方、溶融
金属に浸漬した状態では、プラグ体が次第に脆弱化して
部分的に崩壊するので、溶融金属の採取後は、露出した
採取容器をユニット体の自由空間部から容易に取出し可
能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好ま
しい実施形態を詳述する。
【0019】図1ないし図4に示すように、プローブ本
体1は、紙管製の筒体2の内部に必要な構造物を組み込
んでいる。筒体2の側部には溶鋼等の溶融金属を流入せ
しめる流入口3が開設され、該筒体2の外周を被覆した
比較的薄い紙管製の外皮4により前記流入口3を閉塞し
ている。プローブ本体1は、上方に延びる紙管製の延長
管5をサブランス等の昇降装置に連結され、転炉等にお
ける溶鋼等の溶融金属に浸漬した後、引揚げられる。浸
漬時、外皮4は、スラグ層を通過して溶融金属浴中に達
すると焼失し、流入口3を開口せしめ、プローブ本体1
の内部に溶融金属を流入せしめる。
【0020】プローブ本体1の筒体2には、プラグ体6
及びユニット体7が内装されており、それぞれが、崩壊
容易な耐火材料によりブロック状に成形されている。耐
火材料としては、例えば、鋳物砂等の無機質粒子を用い
ることができる。粒子群を押し固める一次プロセスによ
り成形された成形物は、高温での焼成プロセスや、或い
は、常温でのガスによる化学的接着プロセス等の二次プ
ロセスにより、樹脂バインダーを介して粒子群を固着せ
しめられる。尚、必要に応じて、導入路8、連絡路9、
測温室10を含むユニット体7の表面に、塗型剤による
被膜を設けることができる。このようにして成形された
成形物は、溶融金属への浸漬時に樹脂バインダーが焼失
することにより脆弱化し、表面から次第に崩壊する。図
示のように、筒体2の先端近傍部に挿入したユニット体
7に対して、プラグ体6を筒体2の先端開口部に挿着す
ることにより、プラグ体6とユニット体7を一連に接合
せしめている。
【0021】ユニット体7は、筒体2の流入口3に臨ん
で開口する導入路8と、該導入路8から上向きに延びる
連絡路9と、該連絡路9から折返して下向きに延びる測
温室10を形成しており、導入路8と測温室10をユニ
ット体7の中心軸線に対してほぼ左右に振り分けて配置
している。また、前記導入路8から下向きに延びる案内
路11が形成され、該案内路11から延長され且つ内径
を拡径化された保持路12と、該保持路12から延長さ
れ更に内径を拡大された自由空間部13を形成し、該自
由空間部13をユニット体7の下面に開口せしめてい
る。
【0022】導入路8から上下に分岐された連絡路9と
案内路11の分岐点は、向き合わされておらず、互い違
いに配置されている。図示のように、導入路8は、流入
口3に臨む開口部8aの下面を低く形成する一方、該導
入路8の終端近傍部を高く形成することにより***部8
bを形成している。そして、案内路11を***部8bの
頂部に開口せしめる一方、連絡路9を開口部8aに向け
て開口せしめている。従って、図4に示すように、案内
路11の中心軸線C2と、連絡路9の中心軸線C3は、
相互に偏位せしめられており、ユニット体7の中心軸線
C1から、案内路11の中心軸線C2までの距離L2
と、連絡路9の中心軸線C3までの距離L3を、L2<
L3に形成している。更に、連絡路9は、ユニット体7
の中心軸線C1とほぼ平行な直線路9aと、該直線路か
ら屈折して傾斜し、導入路8の開口部8aに向けて延び
る傾斜路9bを備えている。その結果、案内路11の上
方には覆い部8cが形成されている。
【0023】更に、ユニット体7は、測温室10の上方
に、後述する温度センサーを保持するための保持室14
を形成し、自由空間部13の近傍に後述する外部測温手
段のリード線を引込むための引込み溝15を形成してい
る。尚、図1に鎖線で示すように、引込み溝15からユ
ニット体7の側部に沿う延長溝15aを延設せしめても
良い。
【0024】ユニット体7は、図3に示すように、中心
軸線に沿って二分された分割ブロック7a、7bから成
り、対称形の一対の分割ブロック7a、7bを向かい合
わせて重ねることにより、全体として概ね円柱状に組立
てられる。ユニット体7の上端部は、外径を減じた小径
部16とされ、図1に示すように、一対の分割ブロック
7a、7bを組合せた状態で、小径部16を紙管から成
る保持筒17に嵌入せしめられる。図3に示すユニット
体の分解状態を見ると明らかなように、保持室14と測
温室10の間に位置する隔壁部には、後述する温度セン
サー22の測温管を挿通せしめるための連通孔14aが
形成されている。また、自由空間部13には、後述する
採取容器を位置決めするためのリブ13aが設けられて
いる。尚、図3に示すように、対称形に半割りされた分
割ブロック7a、7bには、上述したユニット体7の導
入路8や、該導入路から分岐した連絡路9及び案内路1
1や、測温室10や、保持室14等が、それぞれ半分と
して現れる。従って、図3において、これらの半分のみ
現れる構成部分には、上述した各構造的構成を示す符号
にHを付加した符号を付すことにより示している。
【0025】プラグ体6は、筒体2の先端に挿着される
円盤部6aと、筒体2の先端面に対面するフランジ部6
bを備えている。円盤部6aと筒体2の間には耐火セメ
ント等の接着手段を介在することが好ましく、フランジ
部6bの外周は前記外皮4により被覆することが好まし
い。前記円盤部6aには、ユニット体7の自由空間部1
3に対向する保持凹部18が形成されている。また、プ
ラグ体6の下面には、中心から偏位した位置にボス部1
9が突設されており、該ボス部19から円盤部6aの内
部に向けて、後述する外部測温手段24を保持するため
の保持孔20が形成され、該保持孔20の底部にリード
線を引き込むための引込み孔21が形成されている。
【0026】このようなプラグ体6とユニット体7に対
して、温度センサー22、採取容器23、外部測温手段
24が組み付けられ、本発明の溶融金属プローブにおけ
るプローブ本体1が形成される。
【0027】温度センサー22は、ホルダー部22aか
ら測温管22bを延出した構成であり、測温管22bの
内部に熱電対を有し、該測温管22bの先端部により測
温部22cを構成する。測温管22bは、例えば、石英
管により形成されている。図例の場合、ユニット体7に
形成した保持室14と測温室10の相互は、図4に示す
ように、測温室10の中心軸線C4よりも保持室14の
中心軸線C5の方が、ユニット体7の中心軸線C1に近
づくように形成されており、これにより保持室14がホ
ルダー部22aを保持できる充分な大きさに形成されて
いる。これに対応して、温度センサー22は、ホルダー
部22aに対して測温管22bを偏心せしめている。そ
こで、ホルダー部22aを保持室14に保持せしめる
と、測温管22bが連通孔14aを介して測温室10の
中心軸線C4に沿う位置に挿入される。尚、図示省略し
ているが、ホルダー部22aから導出するリード線は、
ユニット体7の上方に設けられたコネクターに接続され
る。
【0028】採取容器23は、採取室25を構成する金
属製の容器本体23aを備え、該容器本体23aの口部
23bから延びる案内管26を有し、該案内管26によ
り採取路27を構成する。好ましくは、案内管26は、
石英管により構成され、口部23bに挿着されている。
前記口部23bには、カラー28が外挿されており、該
カラー28は、例えば、紙管により形成される。
【0029】図例の場合、溶融金属からディスク形の凝
固試料を採取するために、容器本体23aは、偏平な容
器により構成されている。そこで、採取容器23をユニ
ット体7に装着するに際しては、容器本体23aの上部
を自由空間部13に挿入し、該自由空間部13に形成さ
れたリブ13aに線接触又は点接触せしめることにより
容器本体23aを位置決めすると、カラー28が保持路
12に嵌合される。この状態で、案内管26が案内路1
1に適合され、該案内管26の先端を***部8bの頂面
と面一に位置せしめる。自由空間部13から突出する容
器本体23aの下部は、プラグ体6の保持凹部18に嵌
合保持される。即ち、保持凹部18が容器本体23aの
下部表面を面接触により密嵌せしめる。
【0030】外部測温手段24は、ホルダー部24aよ
りU字形石英管等から成る測温管24bを延出した構成
であり、該測温管24bの内部に熱電対を有し、該測温
管24bを覆う金属製キャップ24cを備えている。ホ
ルダー部24aは、プラグ体6のボス部19から保持孔
20に向けて挿着され、キャップ24cがボス部19か
ら下向きに突出せしめられる。尚、図示省略している
が、ホルダー部24aから導出するリード線は、プラグ
体6の引込み孔21からユニット体7の引込み溝15を
経て、ユニット体7の上方に設けられたコネクターに接
続される。
【0031】前記連絡路9及び採取路27には、図示省
略しているが、アルミニウム片等の脱酸剤が装填されて
いる。サブランス等の昇降装置によりプローブ本体1を
溶融金属に向けて下降すると、プローブ本体1は、スラ
グ層を通過して溶融金属浴中に浸漬される。これによ
り、外部測温手段24のキャップ24cが溶失し、溶融
金属の温度を測定する。また、外皮4が焼失し、流入口
3を開口せしめ、プローブ本体1の内部に溶融金属を流
入せしめる。図4に矢印で示すように、流入口3から導
入路8に流入した溶融金属は、上下に分かれ、それぞれ
連絡路9と採取路27に向けて流入する。
【0032】導入路8から採取路27に流入した溶融金
属は、該採取路27に装填された脱酸剤で脱酸された
後、採取室25に流入し、そこで凝固せしめられ、機器
分析等の分析のための凝固試料29として提供される。
採取路27に装填された脱酸剤の量は、採取室25に充
填される溶融金属の量に従って過不足なく適量に選択さ
れているので、採取室25により採取される凝固試料2
9は、未脱酸による巣を生じることなく、しかも、内部
に脱酸剤を析出せしめない。流入した溶融金属は、採取
室25のみならず採取路27及び導入路8に充満される
が、プローブ本体1を引揚げる際に、導入路8から流入
口3に向けて排出される溶融金属が、***部8bの部分
において採取路27に充満された溶融金属から分断され
る。従って、図5に示すように、採取容器23に充満さ
れた溶融金属は、独立した凝固試料29を提供し、他の
不要凝固金属を有しない。
【0033】導入路8から連絡路9に流入した溶融金属
は、該連通路9に装填された脱酸剤で脱酸された後、測
温室10に流入する。この際、勢い良く流入する溶融金
属は、導入路8から分岐した連絡路9に進入し、そこで
屈折する傾斜路9bから直線路9aを経て、直線路9a
から向きを変えて測温室10に到達し、これにより、流
速を減速され、しかも、奪熱される。このため、溶融金
属の流れが測温管22bに与える機械的衝撃及び熱衝撃
は比較的小さいので、石英管等から成る測温管22bの
破損が防止される。図例のように、連絡路9と測温室1
0の連通部に突部10aを設けることが好ましく、これ
により測温室10の入口を縮径しておけば、測温室10
に流入した溶融金属が攪拌流により連絡路9に向けて逆
流することを防止できる。測温室10に充満された溶融
金属は、周囲から次第に凝固し、測温室10のほぼ中心
で測温値の平衡部を得るために熱バランスが良好な位置
に温度センサー22の測温部22cを配置し、測温され
る。前述のように、溶融金属は、長い連絡路9を経るこ
とにより奪熱されているので、測温室10に充満した
後、速やかに凝固を開始する。また、溶融金属は、連通
路9に装填された必要充分な量の脱酸剤により脱酸され
ているので、測温室10で凝固する際、測温部22cの
近傍に脱酸不足による巣を生じることはなく、安定した
正確な凝固温度データを提供する。
【0034】流入した溶融金属は、測温室10のみなら
ず連絡路9及び導入路8に充満されるが、プローブ本体
1を引揚げる際に、連絡路9内の溶融金属は、導入路8
を通じて流入口3から排出される。この際、連絡路9か
ら流出する溶融金属は、傾斜路9bに沿って導入路8の
開口8aに向けて流下する。従って、流下した溶融金属
の一部が採取路27に充満された溶融金属に連結せしめ
られることはない。尚、図5に示すように、測温室10
に充満した溶融金属は、凝固温度データを提供した後
は、不要凝固金属30として測温室10に残存せしめら
れる。
【0035】溶融金属の浴中から引揚げられたプローブ
本体1は、筒体2を著しく焼損せしめられており、前述
のように、プラグ体6が脆弱化され少なくとも表面を崩
壊せしめられているので、図6のように、採取容器23
は、部分的に露出する。そこで、プローブ本体1を高所
から床面に落下すると、脆弱化したプラグ体6及びユニ
ット体7が衝撃により崩壊し、採取容器23を脱出せし
める。即ち、プラグ体6の保持凹部8が既に部分的に崩
壊されているので、採取容器23は、自ずから、ユニッ
ト体7の自由空間部13から容易に脱出する。この際、
仮に、採取容器23がユニット体7から脱出しない場合
でも、作業者が採取容器23の露出部分をペンチ等の治
具で把持することにより、採取容器23を自由空間部1
3から容易に引抜くことができる。その後、採取容器2
3は、気送管等の搬送装置により搬送し、機器分析等の
分析に供される。尚、搬送に先立ち、凝固試料29を採
取容器23から取出しても良い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、流入口3に臨んで開口
する導入路8から上下に分岐する湯道を設け、下向きの
湯道により構成された採取路27を採取室25に連通せ
しめると共に、上向きに延びる湯道により構成された連
絡路9を測温室10の上部に連通せしめた構成であるか
ら、凝固温度データを提供するための溶融金属の貯留凝
固と、機器分析等の分析用の凝固試料を提供するための
溶融金属の貯留凝固とを、一つのプローブ本体1により
相互に独立して実施することが可能になる。その結果、
少なくとも採取路27と連絡路9のそれぞれに、適量の
脱酸剤を装填することにより、最適な凝固温度データの
提供と、最適な凝固試料の提供が可能になる。
【0037】また、このように、測温室10に連通する
導入路8と、採取室25に連通する採取路27を、導入
路8から上下に分岐せしめた構成であるから、全体とし
てプローブ本体1をコンパクトに構成することができ
る。しかも、その結果、プローブ本体1の主要な内部構
造を、耐火材料によりブロック状に成形されたユニット
体7及びプラグ体6により構成することが可能になり、
アセンブリーの容易化並びに量産化及び低コスト化を実
現できる。
【0038】そして、導入部8から上下に分岐する連絡
路9と採取路27の分岐点を、向き合わせず、互い違い
に配置し、連絡路9を導入路8の開口8aに向かわし
め、更に、採取路27を***部8bの頂部に開口せしめ
た構成としているので、測温室10及び採取室25に溶
融金属を充満せしめた後、プローブ本体1を引揚げる際
に、連絡路9から流下する溶融金属が採取路27に向か
うことなく、導入路8から流入口3に好適に排出され
る。このため、採取室25により採取された凝固試料2
9が、測温室10に残存した不要凝固金属30やその他
の不要凝固金属と一連一体に連結されることはなく、凝
固試料29を含有した採取容器23をプローブ本体1か
ら容易に取出すことができると共に、機器分析等の分析
のために好適に搬送できる。
【0039】更に、本発明によれば、プラグ体6とユニ
ット体7を崩壊容易な耐火材料によりブロック状に成形
し、ユニット体7に設けた案内路11の下部を拡大して
形成した自由空間部13に採取容器23の上部を遊挿す
る一方、プラグ体6に形成した保持凹部18に採取容器
23の下部を嵌合保持せしめた構成であるから、プロー
ブ本体1を溶融金属に浸漬した状態において、採取容器
23を好適に保持できる一方、所定時間経過後は、プラ
グ体6を脆弱化し表面から次第に崩壊せしめることによ
り、採取容器23を部分的に露出せしめる。このため、
プローブ本体1を引揚げた後、床面に落下すると、採取
容器23が衝撃により自ずから脱出し、或いは、治具に
より容易に引出し可能であるので、気送管等の搬送装置
による試料搬送作業を作業現場において迅速容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶融金属プローブの1実施形態を示す
縦断面図である。
【図2】本発明の1実施形態に採用されたプローブ本体
の横断面を示しており、(A)は図1のA−A線断面
図、(B)は図1のB−B線断面図、(C)は図1のC
−C線断面図、(D)は図1のD−D線断面図、(E)
は図1のE−E線断面図である。
【図3】本発明の1実施形態に採用されたプローブ本体
の内部構造物を分解して示す斜視図である。
【図4】本発明の1実施形態に採用されたプローブ本体
を示す拡大縦断面図である。
【図5】本発明の1実施形態に採用されたプローブ本体
を溶融金属に浸漬した後、引揚げた際にみられる溶融金
属の凝固状態の1例を示す縦断面図である。
【図6】本発明の1実施形態に採用されたプローブ本体
を溶融金属から引揚げたときの焼損状態と崩壊状態の1
例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 プローブ本体 2 筒体 3 流入口 6 プラグ体 7 ユニット体 8 導入路 8a 開口 8b ***部 9 連絡路 9a 直線路 9b 傾斜路 10 測温室 11 案内路 12 保持路 13 自由空間部 14 保持室 18 保持凹部 23 採取容器 22 温度センサー 22b 測温管 22c 測温部 23a 容器本体 23b 口部 24 外部測温手段 25 採取室 26 案内管 27 採取路 28 カラー 29 凝固試料 30 不要凝固金属
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図4】
【図6】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属に浸漬した後、引揚げられるプ
    ローブ本体の側部に溶融金属を流入せしめる流入口を設
    け、該プローブ本体の内部に、流入した溶融金属を貯留
    した状態で凝固せしめる測温室と採取室を設け、前記測
    温室に温度センサーを配置して成る溶融金属プローブに
    おいて、 前記流入口に臨んで開口する導入路から上下に分岐する
    湯道を設け、下向きの湯道により構成された採取路を採
    取室に連通せしめると共に、上向きに延びる湯道により
    構成された連絡路を測温室の上部に連通せしめて成るこ
    とを特徴とする溶融金属プローブ。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記採取路と連絡路のそれぞ
    れに脱酸剤を装填して成ることを特徴とする請求項1に
    記載の溶融金属プローブ。
  3. 【請求項3】 下向きの採取路を導入路の終端近傍に連
    通せしめる一方、上向きの連絡路を導入路の開口近傍に
    連通せしめて成ることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の溶融金属プローブ。
  4. 【請求項4】 下向きの採取路の中心軸線C2と、上向
    きの連絡路の中心軸線C3を相互に偏位せしめ、プロー
    ブ本体の中心軸線C1から、中心軸線C2までの距離L
    2と、中心軸線C3までの距離L3とを、L2<L3に
    形成して成ることを特徴とする請求項1ないし3の何れ
    かに記載の溶融金属プローブ。
  5. 【請求項5】 上向きの連絡路が、プローブ本体の中心
    軸線とほぼ平行な直線路と、該直線路から屈折して導入
    路の開口近傍に向けて延びる傾斜路を備えて成ることを
    特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の溶融金属
    プローブ。
  6. 【請求項6】 導入路が、流入口に臨む開口部の下面よ
    りも上方に突出する***部を有し、該***部の頂部に下
    向きの採取路を開口せしめて成ることを特徴とする請求
    項1ないし5の何れかに記載の溶融金属プローブ。
  7. 【請求項7】 崩壊容易な耐火材料によりブロック状に
    成形されたユニット体をプローブ本体に内装して成り、 ユニット体が、側方に開口する導入路と、導入路から上
    向きに延びる連絡路と、連絡路から折返して下向きに延
    びる測温室と、測温室に挿入される測温部を備えた温度
    センサーを該測温室の外で保持する保持室と、導入路か
    ら下向きに延びる案内路を形成して成り、 採取室を構成する採取容器が、金属製の容器本体の口部
    から延びる案内管を前記案内路に挿入せしめられ、該案
    内管により導入路から下向きに延びる採取路を構成して
    成ることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載
    の溶融金属プローブ。
  8. 【請求項8】 ユニット体が、プローブ本体の中心軸線
    に沿って二分された分割ブロックから成ることを特徴と
    する請求項7に記載の溶融金属プローブ。
  9. 【請求項9】 溶融金属に浸漬した後、引揚げられるプ
    ローブ本体の側部に溶融金属を流入せしめる流入口を設
    け、該プローブ本体の内部に、流入した溶融金属を貯留
    した状態で凝固せしめる測温室と採取室を設け、前記測
    温室に温度センサーを配置して成る溶融金属プローブに
    おいて、 プローブ本体の先端部に内装されたプラグ体と、該プラ
    グ体に連設された状態でプローブ本体に内装されたユニ
    ット体を備え、プラグ体とユニット体は、別体に形成さ
    れると共に、それぞれ崩壊容易な耐火材料によりブロッ
    ク状に成形されて成り、 前記ユニット体は、前記流入口に臨んで開口する導入路
    と、該導入路から上向きに延びる連絡路と、該連絡路か
    ら折返して下向きに延びる測温室と、前記導入路から下
    向きに延びる案内路と、該案内路の下部を拡大すること
    により形成されると共にユニット体の下面に開口する自
    由空間部とを有して成り、 前記プラグ体は、前記自由空間部に対向する保持凹部を
    有して成り、 採取室を形成する採取容器が、金属製の容器本体の口部
    から延びる案内管を前記案内路に挿入し、容器本体の上
    部を前記自由空間部に遊挿せしめられると共に、容器本
    体の下部を前記保持凹部に嵌合せしめられて成ることを
    特徴とする溶融金属プローブ。
  10. 【請求項10】 溶融金属に浸漬した後、引揚げられる
    プローブ本体の側部に溶融金属を流入せしめる流入口を
    設け、該プローブ本体の内部に、流入した溶融金属を受
    入れ貯留せしめる採取室を設けて成る溶融金属プローブ
    において、 プローブ本体の先端部に内装されたプラグ体と、該プラ
    グ体に連設された状態でプローブ本体に内装されたユニ
    ット体を備え、プラグ体とユニット体は、別体に形成さ
    れると共に、それぞれ崩壊容易な耐火材料によりブロッ
    ク状に成形されて成り、 前記ユニット体は、前記流入口に臨んで開口する導入路
    と、該導入路から下向きに延びる案内路と、該案内路の
    下部を拡大することにより形成されると共にユニット体
    の下面に開口する自由空間部とを有して成り、 前記プラグ体は、前記自由空間部に対向する保持凹部を
    有して成り、 採取室を形成する採取容器が、金属製の容器本体の口部
    から延びる案内管を前記案内路に挿入し、容器本体の上
    部を前記自由空間部に遊挿せしめられると共に、容器本
    体の下部を前記保持凹部に嵌合せしめられて成ることを
    特徴とする溶融金属プローブ。
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