JPH11210003A - 線材係留アンカーとその使用による自然石の連結固定工法 - Google Patents

線材係留アンカーとその使用による自然石の連結固定工法

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JPH11210003A
JPH11210003A JP2673798A JP2673798A JPH11210003A JP H11210003 A JPH11210003 A JP H11210003A JP 2673798 A JP2673798 A JP 2673798A JP 2673798 A JP2673798 A JP 2673798A JP H11210003 A JPH11210003 A JP H11210003A
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泰久 梶谷
Kenji Imai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】河川の護岸や擁壁などを築く自然石積み上げ用
連結下地材としての金属線材を、一々通し込んで縛り付
け結束する必要なく、高能率に現場施工できる線材係留
アンカーを提供する。 【解決手段】アンカー本体(10)の植え込み基端部に
拡開用割溝(11)を、同じく露出先端部に線材係留用
割溝(14)とボルト受け入れ用雌ネジ(16)とを各
々設けると共に、上記植え込み基端部にコーン(13)
を圧入セットし、上記線材係留用割溝(14)内へその
切り欠き先端部から差し入れ係留させた金属線材(1
5)(15y)(15x)を、その後アンカー本体(1
0)の露出先端部から套嵌する拡開防止用カバースリー
ブ(22)と、上記雌ネジ(16)に螺入締結する線材
押え止め用ボルト(B)によって、位置ズレ不能に押え
止めるように定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は線材係留アンカーと
その使用による自然石の連結固定工法に関する。
【0002】
【従来の技術】生態系の保護、景観並びに耐震性に富む
擁壁や河川の護岸などを築くために、その法面へ多数の
自然石を連結固定状態に積み上げる乾式の現場施工法と
して、自然石空積工法と自然石空張工法が採用されてい
る。
【0003】前者の自然石空積工法は図32〜35に示
す通り、擁壁や護岸などの既存法面(M)に沿って敷設
される自然石積み上げ用連結下地材としての金属線材
(1y)(1x)を、各自然石(2)の背面に植え込み
固定されたアンカー(a)へ、通し込み縛り付けること
によって、その自然石(2)の多数を連結一体化する工
法である。
【0004】他方、後者の自然石空張工法は図36、3
7から明白なように、上記連結下地材として金属線材に
代る金網(3)を用い、その金網(3)と上記アンカー
(a)とを別個の短尺な金属線材(1z)により結束し
て、やはり自然石(2)の多数を連結固定する工法であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記工法で
は何れも先端部に線材通し込み孔(4)が穿設されたア
ンカー(a)を用いており、ここに自然石積み上げ用連
結下地材としての長尺な金属線材(1y)(1x)や、
結束材としての短尺な金属線材(1z)を一々通し込
み、しかもこれらを縛り付け結束する必要があるため、
その作業上甚だ煩らわしく重労働となり、短時間での能
率良く現場施工することができない。
【0006】上記縛り付け結束することにより初めて、
自然石(2)の1個づつと連結下地材の金属線材(1
y)(1x)又は金網(3)との相対的な位置ズレが防
止されることになる関係上、その縛り付け結束状態が不
完全であると、耐震性に富む安定・強固な擁壁や護岸な
どを築き上げることもできない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、そのために役立つ線材係留アン
カーとして、植え込み基端部に拡開用割溝と露出先端部
に線材係留用割溝とが各々切り欠かれ、且つ同じく露出
先端部にボルト受け入れ用雌ネジが刻設されたほぼ円筒
型のアンカー本体と、上記拡開用割溝からアンカー本体
を強制的に拡開させるべく、そのアンカー本体内の植え
込み基端部に圧入セットされたコーンと、上記線材係留
用割溝の切り欠き深さよりも短小な一定長さとして、同
じくアンカー本体の露出先端部に套嵌される拡開防止用
カバースリーブと、上記アンカー本体の露出先端部から
雌ネジに螺入締結される線材押え止め用ボルトとから成
り、
【0008】上記アンカー本体の線材係留用割溝内へそ
の切り欠き先端部から差し入れ係留させた金属線材を、
その後アンカー本体の露出先端部から套嵌するカバース
リーブと雌ネジに螺入締結するボルトによって、位置ズ
レ不能に押え止めるように定めたことを特徴とし、
【0009】又、上記線材係留アンカーの使用による自
然石の連結固定工法として、植え込み基端部に拡開用割
溝と露出先端部に線材係留用割溝とが各々切り欠かれ、
且つ同じく露出先端部にボルト受け入れ用雌ネジが刻設
されたほぼ円筒型のアンカー本体と、上記拡開用割溝か
らアンカー本体を強制的に拡開させるべく、そのアンカ
ー本体内の植え込み基端部に圧入セットされたコーン
と、上記線材係留用割溝の切り欠き深さよりも短小な一
定長さとして、同じくアンカー本体の露出先端部に套嵌
される拡開防止用カバースリーブと、上記アンカー本体
の露出先端部から雌ネジに螺入締結される線材押え止め
用ボルトとから成る線材係留アンカーの多数を使用し
て、
【0010】擁壁や護岸などの施工用となる各自然石の
背面に穿孔した下穴内へ、各線材係留アンカーの上記ア
ンカー本体を打ち込んで、その自然石への植え込み状態
に固定一体化する一方、これと相前後して、上記擁壁や
護岸などの既存法面に沿い敷設されることとなる自然石
積み上げ用連結下地材としての金属線材を、上記アンカ
ー本体の線材係留用割溝内へその切り欠き先端部から差
し入れ係留させ、その後アンカー本体にカバースリーブ
を套嵌させると共にボルトを螺入締結することにより、
上記金属線材を各自然石との相対的な位置ズレ不能に押
え止めることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、その線材係留アンカー(A)の第1実施
形態を示した図1〜8において、(10)は一定の長さ
(L1)(例えば約70mm)と外径(D1)(例えば
約17.5mm)を有するアンカー本体であり、ステン
レス鋼棒や溶融亜鉛メッキした鋼棒などの各種発錆しな
い金属材料から、ほぼ円筒型に塑性加工されている。
【0012】(11)は上記アンカー本体(10)の植
え込み基端部に一定深さ(L2)(例えば約23mm)
だけ切り欠かれた十文字型の拡開用割溝であるが、その
十文字型に代る一文字型やその他の放射対称型として切
り欠かれることもあり得る。(12)は同じく植え込み
基端部の外周面に付与された凹凸であり、後述する擁壁
や護岸などの施工用自然石に対する喰い付き摩擦力を昂
める。
【0013】又、(13)は上記アンカー本体(10)
内の植え込み基端部へ脱落しないよう部分的に圧入セッ
トされたコーンであり、特殊鋼塊から外広がりの截頭円
錐型又は弾丸型などに造形されている。上記アンカー本
体(10)がその露出先端部から後述の打ち込み棒を介
して、ハンマーにより叩打された時、そのコーン(1
3)が相対的にアンカー本体(10)内へ没入して、そ
のアンカー本体(10)を上記拡開用割溝(11)から
強制的に拡開変形させることとなる。
【0014】他方、(14)は上記アンカー本体(1
0)の露出先端部に一定深さ(L3)(例えば約20m
m)だけ切り欠かれた十文字型の線材係留用割溝であ
り、その十文字型をなすことによって、自然石積み上げ
用連結下地材となる縦横2本の金属線材(15y)(1
5x)をほぼ直交状態に受け入れ係留し得る。
【0015】尚、その縦横2本の金属線材(15y)
(15x)は同じ外径(例えば約3.8mm)を備えた
ステンレス鋼線(#8番線)や、その他の好ましくは発
錆しない各種金属線から成り、これらを受け入れるため
に、上記線材係留用割溝(14)の切り欠き幅(W)が
例えば約5mmとして、金属線材(15y)(15x)
の外径よりも広大に寸法化されている。
【0016】但し、1本の金属線材(15)を係留させ
るにとどまる場合には、図9〜14の第2実施形態から
示唆される通り、その線材係留用割溝(14)を一文字
型に切り欠いて、ここへ線材(15)を横断状態に受け
入れ係留させても良い。
【0017】(16)は上記アンカー本体(10)内の
露出先端部に線材係留用割溝(14)の切り欠き深さ
(L3)とほぼ同じ一定長さだけ刻設されたボルト受け
入れ用雌ネジであり、ここには線材押え止め用ボルト
(B)が螺入締結されることとなる。(17)は同じく
アンカー本体(10)における露出先端部の開口エッジ
に付与された逃げ切欠であり、上記雌ネジ(16)が後
述の打ち込み棒と干渉して、潰れるおそれを予防する。
【0018】上記線材押え止め用ボルト(B)は言うま
でもなく軸部(18)と、回動操作工具係止用の径大な
角型頭部(19)とを備えており、その軸部(18)に
は上記アンカー本体(10)の雌ネジ(16)と対応合
致する雄ネジ(20)が刻設されている。
【0019】しかも、上記軸部(18)の先端面は截頭
円錐型又は円錐型の凸子(21)として造形されている
と共に、その凸子(21)も含む軸部(18)の全体的
な一定長さ(L4)が、上記線材係留用割溝(14)の
切り欠き深さ(L3)とほぼ同等に寸法化されており、
そのアンカー本体(10)の線材係留用割溝(14)に
受け入れ係留された金属線材(15)(15y)(15
x)を、ボルト(B)における凸子(21)の押圧作用
によって、陥没状態に塑性変形させ得るようになってい
る。
【0020】つまり、図6〜8から明白なように、アン
カー本体(10)の十文字型線材係留用割溝(14)内
へほぼ直交状態に受け入れ係留された金属線材(15
y)(15x)の交叉部(P)が、その後アンカー本体
(10)の雌ネジ(16)に螺入締結されるボルト
(B)の凸子(21)によって、陥没状態に塑性変形さ
れ、その線材(15y)(15x)の緊張状態に強く押
え止め固定維持されるようになっているのである。
【0021】この点、図9〜14の第2実施形態では上
記線材係留用割溝(14)が一文字型に切り欠かれてい
るため、ここへ横断状態に受け入れ係留された金属線材
(15)の中間部(P)が、そのボルト(B)の凸子
(21)によってやはり陥没状態に塑性変形されること
は言うまでもない。
【0022】尚、上記ボルト(B)の頭部(19)は図
示のような六角形に限らず、その他の角型に造形するこ
とができ、その外径(D2)は例えば約23mmとし
て、上記アンカー本体(10)の外径(D1)よりも大
きく寸法化されている。
【0023】更に、(22)は上記アンカー本体(1
0)の露出先端部へスライド自在に套嵌される拡開防止
用カバースリーブであり、一定の外径(D3)(例えば
約22mm)と上記線材係留用割溝(14)の切り欠き
深さ(L3)よりも短小な長さ(L5)(例えば約13
mm)を備えている。
【0024】そして、そのカバースリーブ(22)は上
記アンカー本体(10)の雌ネジ(16)に対するボル
ト(B)の螺入締結操作上、そのアンカー本体(10)
が切り欠かれた露出先端部から拡開する如く、不正に変
形するおそれを予防し、安定・強固な締結状態を保つこ
とに寄与する。
【0025】(23)は上記ボルト(B)の頭部(1
9)やカバースリーブ(22)よりも更に大きな外径
(D4)(例えば約26mm)を備えた平ワッシャであ
って、ボルト(B)と上記雌ネジ(16)との締結操作
を安定化するために、そのボルト(B)の頭部(19)
とカバースリーブ(22)との相互間へ介挿セットされ
るようになっている。
【0026】次に、図15〜24は上記線材係留アンカ
ー(A)の第3、4実施形態を示しており、その図15
〜19の第3実施形態ではアンカー本体(10)の露出
先端部へ套嵌されるカバースリーブ(22)に、そのア
ンカー本体(10)の線材係留用割溝(14)と向かい
合い連通する線材押え止め用割溝(24)を対応的な十
文字型に切り欠いている。
【0027】そして、アンカー本体(10)の雌ネジ
(16)に対してボルト(B)を螺入締結した時、その
アンカー本体(10)の線材係留用割溝(14)とカバ
ースリーブ(22)の線材押え止め用割溝(24)との
向かい合う相互間に、金属線材(15y)(15x)を
挟み付け拘束することができるようになっている。
【0028】図20〜24に示した第4実施形態は上記
第2実施形態と対応し、その線材押え止め用割溝(2
4)がアンカー本体(10)の一文字型線材係留用割溝
(14)と向かい合い連通する一文字型として、やはり
カバースリーブ(22)に切り欠かれているほかは、そ
の第2実施形態と実質的に同一構成である。
【0029】上記のように構成された本発明の線材係留
アンカー(A)は、擁壁や河川の護岸などを築く自然石
の連結固定用として使われる。上記第1実施形態の線材
係留アンカー(A)に基いて、その擁壁や護岸などの現
場施工法を説明すると、次の通りである。
【0030】予じめ図25、26のように、陸上や河川
などの現場状況に応じた根入れ(C)を行なう一方、擁
壁や護岸などの施工用となる自然石(25)の各個に、
上記線材係留アンカー(A)を植え込み一体化させ、こ
れに押え止められた長尺な金属線材(15y)(15
x)を連結下地材として、その自然石(25)の多数を
上記擁壁や護岸などの既存法面(M)に沿い、下段から
上段へと順次積み上げてゆく。
【0031】即ち、先ず図27、28のようにハンマー
ドリル(26)を用いて、各自然石(25)へ線材係留
アンカー(A)の植え込み用下穴(27)を穿孔し、そ
の下穴(27)へ図29のような打ち込み棒(28)と
ハンマー(29)の使用により、線材係留アンカー
(A)のアンカー本体(10)を打ち込む。
【0032】そうすれば、上記アンカー本体(10)の
叩打と相対してスライドするコーン(13)が、そのア
ンカー本体(10)の内部に没入することにより、アン
カー本体(10)はその植え込み基端部の拡開用割溝
(11)から自づと拡開変形して、図30のように自然
石(25)へ喰い付き固定された植え込み状態となる。
【0033】そこで、上記自然石(25)を図26に示
唆する如く、擁壁や護岸などの既存法面(M)と一定の
作業間隙(S)を保つように、且つそのアンカー本体
(10)が背面を指向する関係状態として、既に施工さ
れた根入れ(C)上の第1段目に設置すると共に、上記
アンカー本体(10)の露出先端部に切り欠かれている
線材係留用割溝(14)内へ、その切り欠き先端部から
縦横2本の金属線材(15y)(15x)を、図25、
31のようなほぼ直交する状態に差し入れ係留させ、引
き続きアンカー本体(10)へカバースリーブ(22)
と平ワッシャ(23)を順次套嵌させて、最後にそのア
ンカー本体(10)の雌ネジ(16)へ線材押え止め用
ボルト(B)を螺入締結する。
【0034】そうすれば、そのボルト(B)の先端面を
なす凸子(21)の押圧作用により、上記金属線材(1
5y)(15x)の交叉部(P)が図7、8のような陥
没状態に塑性変形されて、アンカー本体(10)との相
対的な位置ズレ不能に押え止め固定維持される結果とな
る。
【0035】その際、上記金属線材(15y)(15
x)を図25のように横方向(X)と縦方向(Y)へ引
き出し延長しておくことにより、第1段目の隣り合う左
右相互間における自然石(25)同志の連結用として備
えると共に、第2段目以降の隣り合う上下相互間におけ
る自然石(25)同志の連結用としても備え、擁壁や護
岸などの目標とする積み上げ面積に対応させる。
【0036】このようにして、第1段目の自然石(2
5)を上記金属線材(15y)(15x)での連結固定
状態に設置し終えたならば、その背面と上記既存法面
(M)との作業間隙(S)へ、砕石(30)を転圧する
ことにより、引き続く第2段目の施工作業に備える。
【0037】そして、上記諸作業を第2段目から最上段
まで順次繰り返し行なって、目標とする面積の擁壁や護
岸など築き上げるのである。そうすれば、上記金属線材
(15y)(15x)が縦横交錯する全体的なネット状
態として敷設されることになり、これによって多数の自
然石(25)が隣り合う左右相互間と隣り合う上下相互
間での連結固定状態に縛り上げられる結果、耐震性に富
む安定・強固な擁壁や護岸などを得ることができる。
【0038】又、上記自然石(25)の連結下地材とな
る金属線材(15y)(15x)は、その如何に長尺で
あっても、これをアンカー本体(10)の線材係留用割
溝(14)内へ、その切り欠き先端部から差し入れ係留
させることができるようになっており、しかもそのアン
カー本体(10)の雌ネジ(16)へ螺入締結するボル
ト(B)によって、位置ズレ不能に押え止め固定できる
ようになっているため、その軽労働のもとに能率良く現
場施工を行なえることとなる。このような施工法は上記
第3実施形態の線材係留アンカー(A)を使用するそれ
でも、実質的に同一である。
【0039】尚、上記自然石(25)の隣り合う左右相
互間隙や隣り合う上下相互間隙には、砕石(31)が図
26のような裏込め状態に充填されること言うまでもな
い。(32)はその自然石(25)の隣り合う相互間隙
から土砂が流出することを防ぐ吸い出し防止用シート、
(33)は河床を示している。
【0040】先の図25では、線材係留アンカー(A)
を自然石(25)の各個に1本づつ植え込んだ状態を示
したが、その自然石(25)が特に大きいような場合に
は、同図の鎖線から示唆されるように、上記縦線材(1
5y)又は横線材(15x)の途中に介在する如く、そ
の1個の自然石(25)に複数の線材係留アンカー
(A)を植え込んでも良い。
【0041】そのための線材係留アンカー(A)として
は、図9〜14に示した第2実施形態のそれを用い、そ
のアンカー本体(10)に切り欠かれた一文字型の線材
係留用割溝(14)内へ、上記縦線材(15y)又は横
線材(15x)の1本のみを差し入れ係留させて、その
中間部(P)をやはり線材押え止め用ボルト(B)によ
って押え止め固定すれば良い。その際、上記第2実施形
態に代る第4実施形態の線材係留アンカー(A)を使用
しても、勿論さしつかえない。
【0042】何れにしても、上記線材係留用割溝(1
4)にはその切り欠き先端部から金属線材(15)(1
5y)(15x)を差し入れ係留させることができ、こ
れをボルト(B)により押え止めるようになっているた
め、そのアンカー本体(10)の内部において金属線材
(15)(15y)(15x)を継ぎ足し状態に連結固
定することも可能となり、大変便利である。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の線材係留アンカ
ー(A)はその構成上、植え込み基端部に拡開用割溝
(11)と露出先端部に線材係留用割溝(14)とが各
々切り欠かれ、且つ同じく露出先端部にボルト受け入れ
用雌ネジ(16)が刻設されたほぼ円筒型のアンカー本
体(10)と、上記拡開用割溝(11)からアンカー本
体(10)を強制的に拡開させるべく、そのアンカー本
体(10)内の植え込み基端部に圧入セットされたコー
ン(13)と、上記線材係留用割溝(14)の切り欠き
深さ(L3)よりも短小な一定長さ(L5)として、同
じくアンカー本体(10)の露出先端部に套嵌される拡
開防止用カバースリーブ(22)と、上記アンカー本体
(10)の露出先端部から雌ネジ(16)に螺入締結さ
れる線材押え止め用ボルト(B)とから成り、
【0044】上記アンカー本体(10)の線材係留用割
溝(14)内へその切り欠き先端部から差し入れ係留さ
せた金属線材(15)(15y)(15x)を、その後
アンカー本体(10)の露出先端部から套嵌するカバー
スリーブ(22)と雌ネジ(16)に螺入締結するボル
ト(B)によって、位置ズレ不能に押え止めるように定
めてあるため、如何に長尺な金属線材(15)(15
y)(15x)であっても、これをアンカー本体(1
0)の線材係留用割溝(14)内へ、その切り欠き先端
部から安楽にすばやく差し入れ係留させることができ、
しかも上記アンカー本体(10)の雌ネジ(16)に対
するボルト(B)の螺入締結操作によって、その線材
(15)(15y)(15x)を位置ズレ不能に安定良
く固定し得る効果があり、冒頭に述べた従来技術のよう
な甚だ煩わしい金属線材の通し込み作業や、そのアンカ
ーに対する縛り付け結束作業を要しない。
【0045】又、アンカー本体(10)の露出先端部は
その線材係留用割溝(14)の切り欠きによって弱体化
し、ここから不正に拡開変形することにより、アンカー
本体(10)の雌ネジ(16)と線材押え止め用ボルト
(B)との締結状態に安定を欠く心配があるが、その露
出先端部には拡開防止用のカバースリーブ(22)が套
嵌されているため、上記心配も一切なく、そのボルト
(B)の締結状態を強固に保つことができるのであり、
耐久性に優れる。
【0046】そして、このような効果は請求項4又は請
求項5の構成を採用することにより、ますます昂めるこ
とができる。蓋し、線材押え止め用ボルト(B)の先端
面に造形された凸子(21)によって、上記金属線材
(15)(15y)(15x)を陥没状態に塑性変形さ
せるようになっているからである。
【0047】請求項2の構成を採用するならば、アンカ
ー本体(10)の線材係留用割溝(14)と、そのアン
カー本体(10)に套嵌されるカバースリーブ(22)
の線材押え止め用割溝(24)との向かい合う相互間
に、上記金属線材(15)(15y)(15x)を挟み
付け拘束することができるため、その線材(15)(1
5y)(15x)の押え止め状態をますます安定・確固
に保てる効果がある。
【0048】請求項3の構成を採用するならば、ボルト
(B)の角型頭部(19)とカバースリーブ(22)と
の相互間に介在する平ワッシャ(23)により、そのボ
ルト(B)をアンカー本体(10)の雌ネジ(16)に
対してますます円滑に正しく螺入締結操作できる効果が
ある。
【0049】更に、上記構成の線材係留アンカー(A)
を使用して、自然石(25)を連結固定する請求項6の
施工法によれば、その自然石(25)の積み上げによる
擁壁や河川の護岸などを、非常に短時間での能率良く築
くことができるのであり、現場施工性に著しく優れる。
【0050】その場合、請求項7の連結固定工法を採用
するならば、アンカー本体(10)へ緊張状態に強く押
え止められた金属線材(15)(15y)(15x)に
より、上記擁壁や護岸などをますます安定・強固に築き
上げることができ、耐震性に富む効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線材係留アンカーの第1実施形態
を示す斜面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図2の分解状態を示す半欠截断面図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図1の線材係留アンカーによる線材の押え止め
状態を示す斜面図である。
【図7】線材係留アンカーの使用状態を示す正面図であ
る。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】本発明に係る線材係留アンカーの第2実施形態
を示す側面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】図9の分解状態を示す半欠截断面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】上記第2実施形態の使用状態を示す正面図で
ある。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】本発明に係る線材係留アンカーの第3実施形
態を示す側面図である。
【図16】図15の16−16線断面図である。
【図17】図15の分解状態を示す半欠截断面図であ
る。
【図18】図17の18−18線断面図である。
【図19】上記第3実施形態の使用状態を示す側断面図
である。
【図20】本発明に係る線材係留アンカーの第4実施形
態を示す側面図である。
【図21】図20の21−21線断面図である。
【図22】図20の分解状態を示す半欠截断面図であ
る。
【図23】図22の23−23線断面図である。
【図24】上記第4実施形態の使用状態を示す側断面図
である。
【図25】本発明の線材係留アンカーにより施工した自
然石の連結固定状態を示す正面図である。
【図26】図25の拡大側断面図である。
【図27】自然石に対する下穴の穿孔作業過程を示す断
面図である。
【図28】上記下穴の穿孔状態を示す断面図である。
【図29】上記下穴に対するアンカー本体の植え込み作
業過程を示す断面図である。
【図30】上記下穴に対するアンカー本体の植え込み状
態を示す断面図である。
【図31】上記植え込み状態のアンカー本体に対する金
属線材の差し入れ係留作業過程を示す断面図である。
【図32】従来の自然石空積工法による自然石の連結固
定状態を示す正面図である。
【図33】図32の側断面図である。
【図34】従来の線材係留アンカーを示す側面図であ
る。
【図35】図34の線材係留アンカーに対する金属線材
の通し込み縛り付け作業過程を示す斜面図である。
【図35】従来の自然石空張工法による自然石の連結固
定状態を示す側断面図である。
【図37】図36の一部を抽出して示す拡大斜面図であ
る。
【符号の説明】
(10)・アンカー本体 (11)・拡開用割溝 (13)・コーン (14)・線材係留用割溝 (15)・金属線材 (15x)・横線材 (15y)・縦線材 (16)・雌ネジ (18)・軸部 (19)・頭部 (20)・雄ネジ (21)・凸子 (22)・カバースリーブ (23)・平ワッシャ (24)・線材押え止め用割溝 (25)・自然石 (27)・下穴 (A)・線材係留アンカー (B)・ボルト (P)・交叉部(中間部) (L3)・切り欠き深さ (L4)・一定長さ (L5)・一定長さ (M)・既存法面
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線材係留アンカーの第1実施形態
を示す斜面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図2の分解状態を示す半欠截断面図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図1の線材係留アンカーによる線材の押え止め
状態を示す斜面図である。
【図7】線材係留アンカーの使用状態を示す正面図であ
る。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】本発明に係る線材係留アンカーの第2実施形態
を示す側面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】図9の分解状態を示す半欠截断面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】上記第2実施形態の使用状態を示す正面図で
ある。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】本発明に係る線材係留アンカーの第3実施形
態を示す側面図である。
【図16】図15の16−16線断面図である。
【図17】図15の分解状態を示す半欠截断面図であ
る。
【図18】図17の18−18線断面図である。
【図19】上記第3実施形態の使用状態を示す側断面図
である。
【図20】本発明に係る線材係留アンカーの第4実施形
態を示す側面図である。
【図21】図20の21−21線断面図である。
【図22】図20の分解状態を示す半欠截断面図であ
る。
【図23】図22の23−23線断面図である。
【図24】上記第4実施形態の使用状態を示す側断面図
である。
【図25】本発明の線材係留アンカーにより施工した自
然石の連結固定状態を示す正面図である。
【図26】図25の拡大側断面図である。
【図27】自然石に対する下穴の穿孔作業過程を示す断
面図である。
【図28】上記下穴の穿孔状態を示す断面図である。
【図29】上記下穴に対するアンカー本体の植え込み作
業過程を示す断面図である。
【図30】上記下穴に対するアンカー本体の植え込み状
態を示す断面図である。
【図31】上記植え込み状態のアンカー本体に対する金
属線材の差し入れ係留作業過程を示す断面図である。
【図32】従来の自然石空積工法による自然石の連結固
定状態を示す正面図である。
【図33】図32の側断面図である。
【図34】従来の線材係留アンカーを示す側面図であ
る。
【図35】図34の線材係留アンカーに対する金属線材
の通し込み縛り付け作業過程を示す斜面図である。
【図3】従来の自然石空張工法による自然石の連結固
定状態を示す側断面図である。
【図37】図36の一部を抽出して示す拡大斜面図であ
る。
【符号の説明】 (10)・アンカー本体 (11)・拡開用割溝 (13)・コーン (14)・線材係留用割溝 (15)・金属線材 (15x)・横線材 (15y)・縦線材 (16)・雌ネジ (18)・軸部 (19)・頭部 (20)・雄ネジ (21)・凸子 (22)・カバースリーブ (23)・平ワッシャ (24)・線材押え止め用割溝 (25)・自然石 (27)・下穴 (A)・線材係留アンカー (B)・ボルト (P)・交叉部(中間部) (L3)・切り欠き深さ (L4)・一定長さ (L5)・一定長さ (M)・既存法面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植え込み基端部に拡開用割溝(11)と露
    出先端部に線材係留用割溝(14)とが各々切り欠か
    れ、且つ同じく露出先端部にボルト受け入れ用雌ネジ
    (16)が刻設されたほぼ円筒型のアンカー本体(1
    0)と、 上記拡開用割溝(11)からアンカー本体(10)を強
    制的に拡開させるべく、そのアンカー本体(10)内の
    植え込み基端部に圧入セットされたコーン(13)と、 上記線材係留用割溝(14)の切り欠き深さ(L3)よ
    りも短小な一定長さ(L5)として、同じくアンカー本
    体(10)の露出先端部に套嵌される拡開防止用カバー
    スリーブ(22)と、 上記アンカー本体(10)の露出先端部から雌ネジ(1
    6)に螺入締結される線材押え止め用ボルト(B)とか
    ら成り、 上記アンカー本体(10)の線材係留用割溝(14)内
    へその切り欠き先端部から差し入れ係留させた金属線材
    (15)(15y)(15x)を、その後アンカー本体
    (10)の露出先端部から套嵌するカバースリーブ(2
    2)と雌ネジ(16)に螺入締結するボルト(B)によ
    って、位置ズレ不能に押え止めるように定めたことを特
    徴とする線材係留アンカー。
  2. 【請求項2】アンカー本体(10)へ套嵌されるカバー
    スリーブ(22)に、そのアンカー本体(10)の線材
    係留用割溝(14)と向かい合い連通する線材押え止め
    用割溝(24)を対応的に切り欠いたことを特徴とする
    請求項1記載の線材係留アンカー。
  3. 【請求項3】アンカー本体(10)に套嵌されるカバー
    スリーブ(22)と、その後アンカー本体(10)の雌
    ネジ(16)に螺入締結されるボルト(B)との相互間
    へ、そのカバースリーブ(22)並びにボルト(B)の
    回動操作工具係止用角型頭部(19)よりも径大な平ワ
    ッシャ(23)を介在させたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の線材係留アンカー。
  4. 【請求項4】アンカー本体(10)の線材係留用割溝
    (14)を十文字型に切り欠く一方、ボルト(B)の軸
    部(18)をその割溝(14)の切り欠き深さ(L3)
    とほぼ同じ一定長さ(L4)に寸法化すると共に、その
    軸部(18)の先端面を截頭円錐型又は円錐型の凸子
    (21)として造形し、 上記十文字型の割溝(14)内へほぼ直交状態に差し入
    れ係留させた金属線材(15y)(15x)の交叉部
    (P)を、上記ボルト(B)の凸子(21)によって陥
    没状態に塑性変形させるように定めたことを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の線材係留アンカー。
  5. 【請求項5】アンカー本体(10)の線材係留用割溝
    (14)を一文字型に切り欠く一方、ボルト(B)の軸
    部(18)をその割溝(14)の切り欠き深さ(L3)
    とほぼ同じ一定長さ(L4)に寸法化すると共に、その
    軸部(18)の先端面を截頭円錐型又は円錐型の凸子
    (21)として造形し、 上記一文字型の割溝(14)内へ横断状態に差し入れ係
    留させた金属線材(15)の中間部(P)を、上記ボル
    ト(B)の凸子(21)によって陥没状態に塑性変形さ
    せるように定めたことを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の線材係留アンカー。
  6. 【請求項6】植え込み基端部に拡開用割溝(11)と露
    出先端部に線材係留用割溝(14)とが各々切り欠か
    れ、且つ同じく露出先端部にボルト受け入れ用雌ネジ
    (16)が刻設されたほぼ円筒型のアンカー本体(1
    0)と、上記拡開用割溝(11)からアンカー本体(1
    0)を強制的に拡開させるべく、そのアンカー本体(1
    0)内の植え込み基端部に圧入セットされたコーン(1
    3)と、上記線材係留用割溝(14)の切り欠き深さ
    (L3)よりも短小な一定長さ(L5)として、同じく
    アンカー本体(10)の露出先端部に套嵌される拡開防
    止用カバースリーブ(22)と、上記アンカー本体(1
    0)の露出先端部から雌ネジ(16)に螺入締結される
    線材押え止め用ボルト(B)とから成る線材係留アンカ
    ー(A)の多数を使用して、 擁壁や護岸などの施工用となる各自然石(25)の背面
    に穿孔した下穴(27)内へ、各線材係留アンカー
    (A)の上記アンカー本体(10)を打ち込んで、その
    自然石(25)への植え込み状態に固定一体化する一
    方、 これと相前後して、上記擁壁や護岸などの既存法面
    (M)に沿い敷設されることとなる自然石積み上げ用連
    結下地材としての金属線材(15)(15y)(15
    x)を、上記アンカー本体(10)の線材係留用割溝
    (14)内へその切り欠き先端部から差し入れ係留さ
    せ、その後アンカー本体(10)にカバースリーブ(2
    2)を套嵌させると共にボルト(B)を螺入締結するこ
    とにより、上記金属線材(15)(15y)(15x)
    を各自然石(25)との相対的な位置ズレ不能に押え止
    めることを特徴とする自然石の連結固定工法。
  7. 【請求項7】各線材係留アンカー(A)における線材押
    え止め用ボルト(B)の軸部(18)を、アンカー本体
    (10)に切り欠かれた線材係留用割溝(14)の切り
    欠き深さ(L3)とほぼ同じ一定長さ(L4)に寸法化
    して、その軸部(18)の先端面を截頭円錐型又は円錐
    型の凸子(21)として造形することにより、上記線材
    係留用割溝(14)内へその切り欠き先端部から差し入
    れ係留させた金属線材(15)(15y)(15x)
    を、その後上記ボルト(B)の凸子(21)により陥没
    状態に塑性変形させて、緊張状態に強く押え止めること
    を特徴とする請求項6記載の自然石の連結固定工法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482536B1 (ko) * 2002-10-18 2005-04-14 (주)한림종합건축사사무소 석재 옹벽구조 및 그의 시공방법
KR100891507B1 (ko) * 2008-10-13 2009-04-06 신생중상이용사촌 주식회사 고정장치가 부착된 조경석과 이를 이용한 조경석 어셈블리 및 와이어 고정장치
CN101806048A (zh) * 2009-02-16 2010-08-18 环境工学株式会社 土木构筑物及土木构筑物的构筑方法
CN102212991A (zh) * 2011-02-23 2011-10-12 河海大学 硬质光滑护岸体表面改造方法
KR20200017695A (ko) * 2018-08-09 2020-02-19 주식회사 티에스팜 나무말뚝 연결구 및 나무말뚝을 이용한 연약지반 보강방법

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