JPH11207769A - エアバッグ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法 - Google Patents
エアバッグ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法Info
- Publication number
- JPH11207769A JPH11207769A JP10016746A JP1674698A JPH11207769A JP H11207769 A JPH11207769 A JP H11207769A JP 10016746 A JP10016746 A JP 10016746A JP 1674698 A JP1674698 A JP 1674698A JP H11207769 A JPH11207769 A JP H11207769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic elastomer
- interior panel
- storage section
- cover
- airbag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air Bags (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアバッグ収納部用カバーと内装パネルとの
一体化作業を省くことができると共に、エアバッグの膨
張、展開時のエアバッグ収納部用カバーの破壊や飛散等
がないのは勿論、予定開裂線における肉厚が均一であ
り、かつ、補強用リブを確実に成形でき、更に、加飾性
表皮との熱融着性にも優れた、エアバッグ収納部用カバ
ー付き自動車内装パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 オレフィン系熱可塑性エラストマー及び
／又はスチレン系熱可塑性エラストマーを主成分とし、
メルトフローレートが１０ｇ／１０分以上、曲げ弾性率
が５０〜１０００ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイ
ゾット衝撃試験で両断しない熱可塑性エラストマー材料
を、溶融状態で圧縮成形用金型のキャビティ内に供給し
た後、圧縮成形してエアバッグ収納部用カバーと内装パ
ネルを一体的に製造するエアバッグ収納部用カバー付き
自動車内装パネルの製造方法。
一体化作業を省くことができると共に、エアバッグの膨
張、展開時のエアバッグ収納部用カバーの破壊や飛散等
がないのは勿論、予定開裂線における肉厚が均一であ
り、かつ、補強用リブを確実に成形でき、更に、加飾性
表皮との熱融着性にも優れた、エアバッグ収納部用カバ
ー付き自動車内装パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 オレフィン系熱可塑性エラストマー及び
／又はスチレン系熱可塑性エラストマーを主成分とし、
メルトフローレートが１０ｇ／１０分以上、曲げ弾性率
が５０〜１０００ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイ
ゾット衝撃試験で両断しない熱可塑性エラストマー材料
を、溶融状態で圧縮成形用金型のキャビティ内に供給し
た後、圧縮成形してエアバッグ収納部用カバーと内装パ
ネルを一体的に製造するエアバッグ収納部用カバー付き
自動車内装パネルの製造方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車が衝突事故
等の際に、その衝撃や変形を感知することにより作動
し、膨張、展開することによって乗員を保護するエアバ
ッグ装置のエアバックを収納しておくエアバッグ収納部
用のカバーを一体的に有するエアバッグ収納部用カバー
付き自動車内装パネルの製造方法に関する。
等の際に、その衝撃や変形を感知することにより作動
し、膨張、展開することによって乗員を保護するエアバ
ッグ装置のエアバックを収納しておくエアバッグ収納部
用のカバーを一体的に有するエアバッグ収納部用カバー
付き自動車内装パネルの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、自動車の内装パネル、例えば
インストルメントパネルに設置されるエアバッグ装置
は、エアバッグ用開口部を設けたインストルメントパネ
ル本体と、エアバッグ収納部用カバー及びエアバッグ収
納部とを、それぞれ別工程で射出成形により成形した
後、これらを一体化すると共にエアバッグモジュールを
組付けることにより製造されている。又、更に、開口部
を設けたインストルメントパネル本体とエアバッグ収納
部用カバーのいずれか一方を予め射出成形してそれを金
型にインサートし他方を射出成形して両者を一体成形す
ることにより、製造工程、工数の削減を図る方法（例え
ば、特開平８−１９２６６６号、特開平９−３９７０６
号、特開平９−１０９８１６号各公報参照）も採られて
いる。
インストルメントパネルに設置されるエアバッグ装置
は、エアバッグ用開口部を設けたインストルメントパネ
ル本体と、エアバッグ収納部用カバー及びエアバッグ収
納部とを、それぞれ別工程で射出成形により成形した
後、これらを一体化すると共にエアバッグモジュールを
組付けることにより製造されている。又、更に、開口部
を設けたインストルメントパネル本体とエアバッグ収納
部用カバーのいずれか一方を予め射出成形してそれを金
型にインサートし他方を射出成形して両者を一体成形す
ることにより、製造工程、工数の削減を図る方法（例え
ば、特開平８−１９２６６６号、特開平９−３９７０６
号、特開平９−１０９８１６号各公報参照）も採られて
いる。
【０００３】そして、エアバッグ収納部用カバーの構造
は、その裏面に、エアバッグの膨張時に該カバーを容易
に開裂させるための薄肉脆弱部とした予定開裂線が設け
られると共に、エアバツグ収納部を取り付けるための取
付部、及び、外周にはエアバッグの膨張による破壊等を
防止するための補強用リブ付き枠体が設けられるという
複雑な構造が採られている。
は、その裏面に、エアバッグの膨張時に該カバーを容易
に開裂させるための薄肉脆弱部とした予定開裂線が設け
られると共に、エアバツグ収納部を取り付けるための取
付部、及び、外周にはエアバッグの膨張による破壊等を
防止するための補強用リブ付き枠体が設けられるという
複雑な構造が採られている。
【０００４】これら従来の方法においては、エアバッグ
収納部用カバーは射出成形によっていることから、成形
時の材料の配向により予定開裂線の安定開裂性に欠ける
という問題を内在すると共に、そのエアバッグ収納部用
カバーの材料として、エアバッグの膨張、展開時の破壊
や飛散等をなくするために多く用いられている熱可塑性
エラストマーは、一般に溶融流動性が劣ることから、成
形体表面にフローマークが残ったり、複雑なリブ構造の
成形が困難である等の問題があった。
収納部用カバーは射出成形によっていることから、成形
時の材料の配向により予定開裂線の安定開裂性に欠ける
という問題を内在すると共に、そのエアバッグ収納部用
カバーの材料として、エアバッグの膨張、展開時の破壊
や飛散等をなくするために多く用いられている熱可塑性
エラストマーは、一般に溶融流動性が劣ることから、成
形体表面にフローマークが残ったり、複雑なリブ構造の
成形が困難である等の問題があった。
【０００５】一方、これらの問題を解決すべく、予めシ
ート状に成形した熱可塑性エラストマーをスタンピング
成形する方法も提案されている（例えば、特開平８−１
１３１０２号公報参照）ものの、近年のエアバッグ装置
は、エアバッグの膨張、展開時にその圧力によって乗員
に二次災害を与えるのを防止するため、膨張、展開圧力
を低下させると共に、エアバッグ収納部用カバーの予定
開裂線の肉厚を更に薄くし、又、補強用リブ付き枠体を
拡大する傾向、並びに、自動車内装部品として加飾性表
皮を金型内にインサートして張り合わせ木目調やソフト
感等を賦与する傾向にあり、これらの傾向に対して、前
述のスタンピング成形によっても、薄肉の予定開裂線に
おける肉厚の均一性、補強用リブの成形性、並びに、加
飾性表皮との熱融着性等において、市場の要求を十分に
満足し得ているとは言い難いのが現状である。
ート状に成形した熱可塑性エラストマーをスタンピング
成形する方法も提案されている（例えば、特開平８−１
１３１０２号公報参照）ものの、近年のエアバッグ装置
は、エアバッグの膨張、展開時にその圧力によって乗員
に二次災害を与えるのを防止するため、膨張、展開圧力
を低下させると共に、エアバッグ収納部用カバーの予定
開裂線の肉厚を更に薄くし、又、補強用リブ付き枠体を
拡大する傾向、並びに、自動車内装部品として加飾性表
皮を金型内にインサートして張り合わせ木目調やソフト
感等を賦与する傾向にあり、これらの傾向に対して、前
述のスタンピング成形によっても、薄肉の予定開裂線に
おける肉厚の均一性、補強用リブの成形性、並びに、加
飾性表皮との熱融着性等において、市場の要求を十分に
満足し得ているとは言い難いのが現状である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術に鑑みてなされたもので、従って、本発明は、エア
バッグ収納部用カバーと内装パネルとの一体化作業を省
くことができると共に、エアバッグの膨張、展開時のエ
アバッグ収納部用カバーの破壊や飛散等がないのは勿
論、予定開裂線における肉厚が均一であり、かつ、補強
用リブを確実に成形でき、更に、加飾性表皮との熱融着
性にも優れた、エアバッグ収納部用カバー付き自動車内
装パネルの製造方法を提供することを目的とする。
技術に鑑みてなされたもので、従って、本発明は、エア
バッグ収納部用カバーと内装パネルとの一体化作業を省
くことができると共に、エアバッグの膨張、展開時のエ
アバッグ収納部用カバーの破壊や飛散等がないのは勿
論、予定開裂線における肉厚が均一であり、かつ、補強
用リブを確実に成形でき、更に、加飾性表皮との熱融着
性にも優れた、エアバッグ収納部用カバー付き自動車内
装パネルの製造方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、特定の物性を有する熱
可塑性エラストマー材料を用いて特定の方法で成形する
ことにより前記目的を達成できることを見出し本発明を
完成したもので、即ち、本発明は、オレフィン系熱可塑
性エラストマー及び／又はスチレン系熱可塑性エラスト
マーを主成分とし、メルトフローレートが１５ｇ／１０
分以上、曲げ弾性率が５０〜１０００ＭＰａ、−３０℃
でのノッチ付きアイゾット衝撃試験で両断しない熱可塑
性エラストマー材料を、溶融状態で圧縮成形用金型のキ
ャビティ内に供給した後、圧縮成形してエアバッグ収納
部用カバーと内装パネルを一体的に製造するエアバッグ
収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法、を要
旨とする。
を達成すべく鋭意検討した結果、特定の物性を有する熱
可塑性エラストマー材料を用いて特定の方法で成形する
ことにより前記目的を達成できることを見出し本発明を
完成したもので、即ち、本発明は、オレフィン系熱可塑
性エラストマー及び／又はスチレン系熱可塑性エラスト
マーを主成分とし、メルトフローレートが１５ｇ／１０
分以上、曲げ弾性率が５０〜１０００ＭＰａ、−３０℃
でのノッチ付きアイゾット衝撃試験で両断しない熱可塑
性エラストマー材料を、溶融状態で圧縮成形用金型のキ
ャビティ内に供給した後、圧縮成形してエアバッグ収納
部用カバーと内装パネルを一体的に製造するエアバッグ
収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法、を要
旨とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明において、熱可塑性エラス
トマー材料を構成する主成分であるオレフィン系熱可塑
性エラストマーとしては、例えば、エチレンと、プロピ
レン、ブテン−１、ヘキセン−１、オクテン−１等の炭
素数３〜８程度のα−オレフィンとの二元以上の共重合
体ゴム、更にそれらに非共役ジエンを共重合させた三元
以上の共重合体ゴム、及び、プロピレン系樹脂とこれら
共重合体ゴムとの混合物、又、例えば、キシレンの沸点
抽出により測定されるゴム含量が２５重量％以上の高ゴ
ム共重合ポリプロピレン等が代表的なものとして挙げら
れる。
トマー材料を構成する主成分であるオレフィン系熱可塑
性エラストマーとしては、例えば、エチレンと、プロピ
レン、ブテン−１、ヘキセン−１、オクテン−１等の炭
素数３〜８程度のα−オレフィンとの二元以上の共重合
体ゴム、更にそれらに非共役ジエンを共重合させた三元
以上の共重合体ゴム、及び、プロピレン系樹脂とこれら
共重合体ゴムとの混合物、又、例えば、キシレンの沸点
抽出により測定されるゴム含量が２５重量％以上の高ゴ
ム共重合ポリプロピレン等が代表的なものとして挙げら
れる。
【０００９】又、本発明において、熱可塑性エラストマ
ー材料を構成する主成分であるスチレン系熱可塑性エラ
ストマーとしては、例えば、スチレンと、ブタジエン、
イソプレン等の共役ジエンとのブロック共重合体、及
び、それらの水素添加物等が代表的なものとして挙げら
れる。
ー材料を構成する主成分であるスチレン系熱可塑性エラ
ストマーとしては、例えば、スチレンと、ブタジエン、
イソプレン等の共役ジエンとのブロック共重合体、及
び、それらの水素添加物等が代表的なものとして挙げら
れる。
【００１０】本発明において、熱可塑性エラストマー材
料は、前記オレフィン系熱可塑性エラストマー、及び前
記スチレン系熱可塑性エラストマーのいずれか単独、又
は両者の混合物を主成分とし、炭化水素系等のゴム用軟
化剤、充填剤、ワックス類、酸化防止剤や光安定剤等の
添加剤等、熱可塑性エラストマーに通常用いられる配合
剤を配合して構成される。又、オレフィン系熱可塑性エ
ラストマーについては、該エラストマーに更に有機過酸
化物や架橋助剤等を加え、バンバリーミキサーや押出機
等で溶融混練して動的に架橋させたものも、本発明にお
ける対象とし得る。
料は、前記オレフィン系熱可塑性エラストマー、及び前
記スチレン系熱可塑性エラストマーのいずれか単独、又
は両者の混合物を主成分とし、炭化水素系等のゴム用軟
化剤、充填剤、ワックス類、酸化防止剤や光安定剤等の
添加剤等、熱可塑性エラストマーに通常用いられる配合
剤を配合して構成される。又、オレフィン系熱可塑性エ
ラストマーについては、該エラストマーに更に有機過酸
化物や架橋助剤等を加え、バンバリーミキサーや押出機
等で溶融混練して動的に架橋させたものも、本発明にお
ける対象とし得る。
【００１１】本発明における熱可塑性エラストマー材料
は、前記熱可塑性エラストマー材料の中で、ＪＩＳ Ｋ
７２１０に準拠して２３０℃、２．１６ｋｇ荷重で測定
したメルトフローレート（ＭＦＲ）が１０ｇ／１０分以
上であることが必須であり、１２〜１００ｇ／１０分で
あるのが好ましく、１５〜８０ｇ／１０分であるのが特
に好ましい。ＭＦＲが前記範囲未満では、エアバッグ収
納部用カバーとして、予定開裂線における肉厚が不均一
となり、又、複雑な補強用リブ構造に追従できず満足な
成形ができないこととなる。
は、前記熱可塑性エラストマー材料の中で、ＪＩＳ Ｋ
７２１０に準拠して２３０℃、２．１６ｋｇ荷重で測定
したメルトフローレート（ＭＦＲ）が１０ｇ／１０分以
上であることが必須であり、１２〜１００ｇ／１０分で
あるのが好ましく、１５〜８０ｇ／１０分であるのが特
に好ましい。ＭＦＲが前記範囲未満では、エアバッグ収
納部用カバーとして、予定開裂線における肉厚が不均一
となり、又、複雑な補強用リブ構造に追従できず満足な
成形ができないこととなる。
【００１２】更に、本発明における熱可塑性エラストマ
ー材料は、前記熱可塑性エラストマー材料の中で、ＪＩ
Ｓ Ｋ７２０３に準拠して測定した曲げ弾性率が５０〜
１０００ＭＰａであることが必須であり、１００〜９０
０ＭＰａであるのが好ましく、１５０〜８５０ＭＰａで
あるのが特に好ましい。曲げ弾性率が前記範囲未満で
は、自動車内装パネルとして剛性が不足することとな
り、又、前記範囲超過では、エアバッグ収納部用カバー
として、特に低温でのエアバッグの膨張、展開時に破
壊、飛散等の問題が生じることとなる。
ー材料は、前記熱可塑性エラストマー材料の中で、ＪＩ
Ｓ Ｋ７２０３に準拠して測定した曲げ弾性率が５０〜
１０００ＭＰａであることが必須であり、１００〜９０
０ＭＰａであるのが好ましく、１５０〜８５０ＭＰａで
あるのが特に好ましい。曲げ弾性率が前記範囲未満で
は、自動車内装パネルとして剛性が不足することとな
り、又、前記範囲超過では、エアバッグ収納部用カバー
として、特に低温でのエアバッグの膨張、展開時に破
壊、飛散等の問題が生じることとなる。
【００１３】更に、本発明における熱可塑性エラストマ
ー材料は、前記熱可塑性エラストマー材料の中で、ＪＩ
Ｓ Ｋ７１１０に準拠した−３０℃でのノッチ付きアイ
ゾット衝撃試験において両断しないものであることが必
須である。両断するものでは、エアバッグ収納部用カバ
ーとして、特に低温でのエアバッグの膨張、展開時に破
壊、飛散等の問題が生じることとなる。
ー材料は、前記熱可塑性エラストマー材料の中で、ＪＩ
Ｓ Ｋ７１１０に準拠した−３０℃でのノッチ付きアイ
ゾット衝撃試験において両断しないものであることが必
須である。両断するものでは、エアバッグ収納部用カバ
ーとして、特に低温でのエアバッグの膨張、展開時に破
壊、飛散等の問題が生じることとなる。
【００１４】本発明のエアバッグ収納部用カバー付き自
動車内装パネルの製造方法は、前記熱可塑性エラストマ
ー材料を、溶融状態で圧縮成形用金型のキャビティ内に
供給した後、圧縮成形してエアバッグ収納部用カバーと
内装パネルを一体的に製造することを特徴とする。
動車内装パネルの製造方法は、前記熱可塑性エラストマ
ー材料を、溶融状態で圧縮成形用金型のキャビティ内に
供給した後、圧縮成形してエアバッグ収納部用カバーと
内装パネルを一体的に製造することを特徴とする。
【００１５】ここで、溶融状態で圧縮成形用金型のキャ
ビティ内に供給した後、圧縮成形する方法は、射出によ
り金型キャビティ内に供給した後、圧縮成形する、所
謂、射出圧縮成形法、又、無加圧又は低加圧で金型キャ
ビティ内に供給した後、圧縮成形する、所謂、注入圧縮
成形法、等の従来より公知の方法が挙げられる。中で、
本発明においては、射出圧縮成形法が好ましく、その圧
縮成形条件としては、材料温度は好ましくは１３０〜３
５０℃、特に好ましくは１５０〜３００℃、圧縮圧は好
ましくは１〜３０ＭＰａ、特に好ましくは２〜２５ＭＰ
ａ、金型温度は好ましくは２０〜８０℃である。
ビティ内に供給した後、圧縮成形する方法は、射出によ
り金型キャビティ内に供給した後、圧縮成形する、所
謂、射出圧縮成形法、又、無加圧又は低加圧で金型キャ
ビティ内に供給した後、圧縮成形する、所謂、注入圧縮
成形法、等の従来より公知の方法が挙げられる。中で、
本発明においては、射出圧縮成形法が好ましく、その圧
縮成形条件としては、材料温度は好ましくは１３０〜３
５０℃、特に好ましくは１５０〜３００℃、圧縮圧は好
ましくは１〜３０ＭＰａ、特に好ましくは２〜２５ＭＰ
ａ、金型温度は好ましくは２０〜８０℃である。
【００１６】本発明により製造されるエアバッグ収納部
用カバー付き自動車内装パネルは、具体的には、例え
ば、インストルメントパネル、ドアパネル、センターパ
ネル、ピラーパネル等の本体、あるいは別に成形された
それらパネル本体の表面材等としての所望の形状を有
し、その平均肉厚は１〜５ｍｍ程度であり、エアバッグ
収納部用カバーの予定開裂線は、前記平均肉厚の５０％
以下、例えば、０．３〜１．５ｍｍ程度の肉厚の連続線
とするか、あるいは、ミシン目状の不連続の貫通孔を設
けること等により形成される。
用カバー付き自動車内装パネルは、具体的には、例え
ば、インストルメントパネル、ドアパネル、センターパ
ネル、ピラーパネル等の本体、あるいは別に成形された
それらパネル本体の表面材等としての所望の形状を有
し、その平均肉厚は１〜５ｍｍ程度であり、エアバッグ
収納部用カバーの予定開裂線は、前記平均肉厚の５０％
以下、例えば、０．３〜１．５ｍｍ程度の肉厚の連続線
とするか、あるいは、ミシン目状の不連続の貫通孔を設
けること等により形成される。
【００１７】又、本発明のエアバッグ収納部用カバー付
き自動車内装パネルの製造方法は、例えば、木目調、織
物調、軟質材や発泡体等によるソフト感を有する加飾性
表皮を予め金型キャビティ内にインサートした後、熱可
塑性エラストマー材料を供給し圧縮成形して融着一体化
するにおいても、その熱融着性に優れる。尚、これらの
加飾性表皮を設ける場合、その加飾性表皮にも、エアバ
ッグ収納部用カバーに設けたと同様の予定開裂線を設け
ることが好ましい。
き自動車内装パネルの製造方法は、例えば、木目調、織
物調、軟質材や発泡体等によるソフト感を有する加飾性
表皮を予め金型キャビティ内にインサートした後、熱可
塑性エラストマー材料を供給し圧縮成形して融着一体化
するにおいても、その熱融着性に優れる。尚、これらの
加飾性表皮を設ける場合、その加飾性表皮にも、エアバ
ッグ収納部用カバーに設けたと同様の予定開裂線を設け
ることが好ましい。
【００１８】以下、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。供試試料 熱可塑性エラストマー材料 エチレン−プロピレン共重合体ゴム３５重量％とプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体樹脂６５重量％との
混合物であって、ＭＦＲが２７ｇ／１０分、曲げ弾性率
が７００ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾット衝
撃試験で両断しない物性を有するオレフィン系エラスト
マー材料。 ゴム含量が５０重量％のプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体であって、ＭＦＲが３０ｇ／１０分、曲げ弾
性率が３５０ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾッ
ト衝撃試験で両断しない物性を有するオレフィン系エラ
ストマー材料。 エチレン−プロピレン共重合体ゴム１０重量％とゴム
含量が４０重量％のプロピレン−エチレンブロック共重
合体９０重量％との混合物に、炭化水素系ゴム用軟化剤
５重量部、及び、有機過酸化物と架橋助剤を配合し、溶
融混練して動的に架橋させたものであって、ＭＦＲが２
１ｇ／１０分、曲げ弾性率が３００ＭＰａ、−３０℃で
のノッチ付きアイゾット衝撃試験で両断しない物性を有
するオレフィン系エラストマー材料。
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。供試試料 熱可塑性エラストマー材料 エチレン−プロピレン共重合体ゴム３５重量％とプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体樹脂６５重量％との
混合物であって、ＭＦＲが２７ｇ／１０分、曲げ弾性率
が７００ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾット衝
撃試験で両断しない物性を有するオレフィン系エラスト
マー材料。 ゴム含量が５０重量％のプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体であって、ＭＦＲが３０ｇ／１０分、曲げ弾
性率が３５０ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾッ
ト衝撃試験で両断しない物性を有するオレフィン系エラ
ストマー材料。 エチレン−プロピレン共重合体ゴム１０重量％とゴム
含量が４０重量％のプロピレン−エチレンブロック共重
合体９０重量％との混合物に、炭化水素系ゴム用軟化剤
５重量部、及び、有機過酸化物と架橋助剤を配合し、溶
融混練して動的に架橋させたものであって、ＭＦＲが２
１ｇ／１０分、曲げ弾性率が３００ＭＰａ、−３０℃で
のノッチ付きアイゾット衝撃試験で両断しない物性を有
するオレフィン系エラストマー材料。
【００１９】エチレン−プロピレン共重合体ゴム４５
重量％とプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂５
５重量％との混合物であって、ＭＦＲが８ｇ／１０分、
曲げ弾性率が５００ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きア
イゾット衝撃試験で両断しない物性を有するオレフィン
系エラストマー材料。 エチレン−プロピレン共重合体ゴム３０重量％とプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体樹脂７０重量％との
混合物に、炭化水素系ゴム用軟化剤１０重量部を配合し
たものであって、ＭＦＲが２５ｇ／１０分、曲げ弾性率
が３５０ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾット衝
撃試験で両断し、その衝撃強さが２０ＫＪ／ｍ2 の物性
を有するオレフィン系エラストマー材料。 スチレン−ブタジエンブロック共重合体の水素添加物
５０重量％とプロピレン単独重合体樹脂５０重量％との
混合物であって、ＭＦＲが３０ｇ／１０分、曲げ弾性率
が４５０ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾット衝
撃試験で両断しない物性を有するスチレン系エラストマ
ー材料。
重量％とプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂５
５重量％との混合物であって、ＭＦＲが８ｇ／１０分、
曲げ弾性率が５００ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きア
イゾット衝撃試験で両断しない物性を有するオレフィン
系エラストマー材料。 エチレン−プロピレン共重合体ゴム３０重量％とプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体樹脂７０重量％との
混合物に、炭化水素系ゴム用軟化剤１０重量部を配合し
たものであって、ＭＦＲが２５ｇ／１０分、曲げ弾性率
が３５０ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾット衝
撃試験で両断し、その衝撃強さが２０ＫＪ／ｍ2 の物性
を有するオレフィン系エラストマー材料。 スチレン−ブタジエンブロック共重合体の水素添加物
５０重量％とプロピレン単独重合体樹脂５０重量％との
混合物であって、ＭＦＲが３０ｇ／１０分、曲げ弾性率
が４５０ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾット衝
撃試験で両断しない物性を有するスチレン系エラストマ
ー材料。
【００２０】プロピレン系樹脂 プロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂８０重量
％とエチレン−プロピレン共重合体ゴム２０重量％との
混合物に、タルク１０重量部を配合したものであって、
ＭＦＲが１８ｇ／１０分、曲げ弾性率が１２００ＭＰ
ａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾット衝撃試験で両断
し、その衝撃強さが８ＫＪ／ｍ2 の物性を有するプロピ
レン系樹脂。加飾性表皮 厚さ２．５ｍｍのプロピレン系樹脂発泡シート上に、
表面にシボ加工を施した厚さ０．３５ｍｍのオレフィン
系熱可塑性エラストマー製表皮層を有する積層加飾性表
皮。
％とエチレン−プロピレン共重合体ゴム２０重量％との
混合物に、タルク１０重量部を配合したものであって、
ＭＦＲが１８ｇ／１０分、曲げ弾性率が１２００ＭＰ
ａ、−３０℃でのノッチ付きアイゾット衝撃試験で両断
し、その衝撃強さが８ＫＪ／ｍ2 の物性を有するプロピ
レン系樹脂。加飾性表皮 厚さ２．５ｍｍのプロピレン系樹脂発泡シート上に、
表面にシボ加工を施した厚さ０．３５ｍｍのオレフィン
系熱可塑性エラストマー製表皮層を有する積層加飾性表
皮。
【００２１】実施例１〜６、比較例１〜５ 表１に示す構成で、加飾性表皮を金型内にインサートし
あるいはインサートせずに、５０℃に設定した金型キャ
ビティ内に、型締力５００トンの射出圧縮複合成形機を
用い、材料温度２３０℃、射出圧力１００ＭＰａで、オ
レフィン系又はスチレン系熱可塑性エラストマー、ある
いはプロピレン系樹脂を射出した後、型締力３００トン
で圧縮成形することにより、平均肉厚３ｍｍ、エアバッ
グ収納部用カバーの予定開裂線の肉厚０．５ｍｍのエア
バッグ収納部用カバー付き自動車インストルメントパネ
ルを製造した。得られたエアバッグ収納部用カバー付き
自動車インストルメントパネルについて、以下の方法
で、エアバッグ収納部用カバーにおけるリブの成形性、
予定開裂線の肉厚の均一性、及び、加飾性表皮との熱融
着性を評価し、更に、エアバッグの膨張、展開テストを
実施してエアバッグの膨張、展開性を評価し、結果を表
１に示した。
あるいはインサートせずに、５０℃に設定した金型キャ
ビティ内に、型締力５００トンの射出圧縮複合成形機を
用い、材料温度２３０℃、射出圧力１００ＭＰａで、オ
レフィン系又はスチレン系熱可塑性エラストマー、ある
いはプロピレン系樹脂を射出した後、型締力３００トン
で圧縮成形することにより、平均肉厚３ｍｍ、エアバッ
グ収納部用カバーの予定開裂線の肉厚０．５ｍｍのエア
バッグ収納部用カバー付き自動車インストルメントパネ
ルを製造した。得られたエアバッグ収納部用カバー付き
自動車インストルメントパネルについて、以下の方法
で、エアバッグ収納部用カバーにおけるリブの成形性、
予定開裂線の肉厚の均一性、及び、加飾性表皮との熱融
着性を評価し、更に、エアバッグの膨張、展開テストを
実施してエアバッグの膨張、展開性を評価し、結果を表
１に示した。
【００２２】リブの成形性 エアバッグ収納部用カバー裏面の枠体のリブが、その先
端まで材料が充填され、設計通りに成形されているか否
かを目視にて観察し、良不良を判定した。予定開裂線の肉厚の均一性 エアバッグ収納部用カバー裏面の予定開裂線の部分を超
音波カッターで開裂線に直角に切断して開裂線の肉厚を
目盛り付きの２０倍の拡大鏡で観察し、そのバラツキが
設定肉厚の３０％未満の場合を良好、３０％以上の場合
を不良として評価した。又、開裂線周辺のカバー本体に
おける盛り上がり等の変形の有無も同時に目視観察し、
評価した。加飾性表皮との熱融着性 融着界面を引き剥がし、プロピレン系樹脂発泡体が材料
破壊した場合を良好、融着界面で剥がれた場合を不良と
して評価した。
端まで材料が充填され、設計通りに成形されているか否
かを目視にて観察し、良不良を判定した。予定開裂線の肉厚の均一性 エアバッグ収納部用カバー裏面の予定開裂線の部分を超
音波カッターで開裂線に直角に切断して開裂線の肉厚を
目盛り付きの２０倍の拡大鏡で観察し、そのバラツキが
設定肉厚の３０％未満の場合を良好、３０％以上の場合
を不良として評価した。又、開裂線周辺のカバー本体に
おける盛り上がり等の変形の有無も同時に目視観察し、
評価した。加飾性表皮との熱融着性 融着界面を引き剥がし、プロピレン系樹脂発泡体が材料
破壊した場合を良好、融着界面で剥がれた場合を不良と
して評価した。
【００２３】エアバッグの膨張、展開性 エアバッグ収納部用カバーの裏面の取付け部にエアバッ
グ収納部及びエアバッグモジュールを取り付け、−３５
℃の恒温槽内に８時間放置した後、膨張、展開テストを
実施し、エアバッグが正常に展開しなかったり、カバー
が破壊して飛散したり、取付け部が破壊した場合を不
良、以上のような問題が生じなかった場合を良好として
評価した。更に、＋８５℃の恒温槽内に８時間放置した
後についても、同様にテストし、評価した。
グ収納部及びエアバッグモジュールを取り付け、−３５
℃の恒温槽内に８時間放置した後、膨張、展開テストを
実施し、エアバッグが正常に展開しなかったり、カバー
が破壊して飛散したり、取付け部が破壊した場合を不
良、以上のような問題が生じなかった場合を良好として
評価した。更に、＋８５℃の恒温槽内に８時間放置した
後についても、同様にテストし、評価した。
【００２４】比較例６ オレフィン系熱可塑性エラストマーをＴダイより押出
温度１８０℃で押出成形した肉厚３．５ｍｍのシート
を、金型内にインサートした加飾性表皮上に重ね、１８
０℃でスタンピング成形した。得られたインストルメン
トパネルについて、前記と同様の方法で、エアバッグ収
納部用カバーにおけるリブの成形性、予定開裂線の肉厚
の均一性、及び、加飾性表皮との熱融着性を評価し、更
に、エアバッグの膨張、展開テストを実施してエアバッ
グの膨張、展開性を評価し、結果を表１に示した。
温度１８０℃で押出成形した肉厚３．５ｍｍのシート
を、金型内にインサートした加飾性表皮上に重ね、１８
０℃でスタンピング成形した。得られたインストルメン
トパネルについて、前記と同様の方法で、エアバッグ収
納部用カバーにおけるリブの成形性、予定開裂線の肉厚
の均一性、及び、加飾性表皮との熱融着性を評価し、更
に、エアバッグの膨張、展開テストを実施してエアバッ
グの膨張、展開性を評価し、結果を表１に示した。
【００２５】
【表１】
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、エアバッグ収納部用カ
バーと内装パネルとの一体化作業を省くことができると
共に、エアバッグの膨張、展開時のエアバッグ収納部用
カバーの破壊や飛散等がないのは勿論、予定開裂線にお
ける肉厚が均一であり、かつ、補強用リブを確実に成形
でき、更に、加飾性表皮との熱融着性にも優れた、エア
バッグ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法
を提供することができる。
バーと内装パネルとの一体化作業を省くことができると
共に、エアバッグの膨張、展開時のエアバッグ収納部用
カバーの破壊や飛散等がないのは勿論、予定開裂線にお
ける肉厚が均一であり、かつ、補強用リブを確実に成形
でき、更に、加飾性表皮との熱融着性にも優れた、エア
バッグ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法
を提供することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０８Ｌ 53/02 Ｃ０８Ｌ 53/02 (Ｃ０８Ｌ 53/00 23:16） Ｂ２９Ｋ 23:00 25:00 Ｂ２９Ｌ 31:30
Claims (3)
- 【請求項１】 オレフィン系熱可塑性エラストマー及び
／又はスチレン系熱可塑性エラストマーを主成分とし、
メルトフローレートが１０ｇ／１０分以上、曲げ弾性率
が５０〜１０００ＭＰａ、−３０℃でのノッチ付きアイ
ゾット衝撃試験で両断しない熱可塑性エラストマー材料
を、溶融状態で圧縮成形用金型のキャビティ内に供給し
た後、圧縮成形してエアバッグ収納部用カバーと内装パ
ネルを一体的に製造することを特徴とするエアバッグ収
納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法。 - 【請求項２】 熱可塑性エラストマー材料を射出により
金型キャビティ内に供給する請求項１に記載のエアバッ
グ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法。 - 【請求項３】 金型キャビティ内に予め加飾性表皮をイ
ンサートした後、熱可塑性エラストマー材料を供給する
請求項１又は２のいずれかに記載のエアバッグ収納部用
カバー付き自動車内装パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10016746A JPH11207769A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | エアバッグ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10016746A JPH11207769A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | エアバッグ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11207769A true JPH11207769A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11924848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10016746A Pending JPH11207769A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | エアバッグ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11207769A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006123719A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Mitsuboshi Belt Kaseihin Kk | エアバックドア一体型インストルメントパネル及びその製造方法 |
| WO2018026176A1 (ko) * | 2016-08-03 | 2018-02-08 | 아우토리브 디벨롭먼트 아베 | 자동차의 에어백 하우징 제조방법 |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP10016746A patent/JPH11207769A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006123719A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Mitsuboshi Belt Kaseihin Kk | エアバックドア一体型インストルメントパネル及びその製造方法 |
| WO2018026176A1 (ko) * | 2016-08-03 | 2018-02-08 | 아우토리브 디벨롭먼트 아베 | 자동차의 에어백 하우징 제조방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6716519B2 (en) | Air bag cover | |
| JPH0952566A (ja) | 車室側部材のエアバッグドア構造 | |
| US8536260B2 (en) | Resin composition for seamless air bag covers, and seamless air bag covers or seamless instrument panels with air bag covers, made by using the composition | |
| EP2733174A2 (en) | Polyolefin-based thermoplastic elastomer composite and cover material for an air bag using same, and air bag module using the cover material | |
| KR970008432B1 (ko) | 에어백 수납용 커버 | |
| US6176510B1 (en) | Air bag cover containing a block copolymer polypropylene resin blend | |
| GB2254618A (en) | Air bag cover | |
| US6896962B1 (en) | Outer covering for the inside panel of a vehicle including a device for accomodating a safety air cushion | |
| JPH11207769A (ja) | エアバッグ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法 | |
| JP3566065B2 (ja) | エアバッグの収納カバー | |
| JPH11207768A (ja) | エアバッグ収納部用カバー付き自動車内装パネルの製造方法 | |
| JPH0827331A (ja) | エアーバッグカバー材用オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP2003183459A (ja) | エアバッグカバー一体インスツルメントパネル用のオレフィン系熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP2720500B2 (ja) | エアーバッグ収納用カバー | |
| JPH08217927A (ja) | エアーバッグカバー材用オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH08113677A (ja) | エアーバッグカバー材用オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP2001206183A (ja) | 乗物用エアバッグカバー | |
| US6644684B2 (en) | Air bag cover for vehicles | |
| JP4016563B2 (ja) | エアバッグ用カバー | |
| JP2004315640A (ja) | シームレスエアバッグカバー用樹脂組成物及びそれを用いてなるシームレスエアバッグカバー | |
| JP2004189001A (ja) | エアバッグカバーを一体に有するインストルメントパネル | |
| JPH10264759A (ja) | エアバッグ内蔵パネル | |
| JPH08113102A (ja) | エアーバッグカバーの成形方法 | |
| JPH08143722A (ja) | エアーバッグカバー材用オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH0820687A (ja) | エアーバッグカバー材用オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040525 |