JPH11207597A - 細線ワイヤソー装置 - Google Patents
細線ワイヤソー装置Info
- Publication number
- JPH11207597A JPH11207597A JP1549398A JP1549398A JPH11207597A JP H11207597 A JPH11207597 A JP H11207597A JP 1549398 A JP1549398 A JP 1549398A JP 1549398 A JP1549398 A JP 1549398A JP H11207597 A JPH11207597 A JP H11207597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- work
- work piece
- movement
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D5/00—Fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material; apparatus or devices therefor
- B28D5/0058—Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material
- B28D5/0082—Accessories specially adapted for use with machines for fine working of gems, jewels, crystals, e.g. of semiconductor material for supporting, holding, feeding, conveying or discharging work
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
代の少ない切断加工を行うワイヤ径がΦ0.06mm以下
程度の簡易な構造で安価な細線ワイヤソー装置を提供す
る。 【解決手段】 細線ワイヤを低速で一方向に一定張力で
走行させる手段と、ワーク固定台を回転自在に保持し回
転運動を行わせる手段と、このワーク固定台を任意の角
度位置で固定保持する手段と、揺動テーブルを直線的に
摺動自在に保持し往復揺動運動を行わせる手段とを有す
ることを特徴とする。前記手段によれば、細線ワイヤを
新線供給の役割として低速で一方向走行させた張力変動
の少ない状態で、ワーク固定台が回転運動や揺動運動を
行うことにより加工に必要な相対速度を確保することが
できる。この作用により細線ワイヤでもワイヤ破断のな
い状態で加工することができ、細幅の溝入れ加工や切断
代の少ない切断加工を行う簡易な構造で安価な細線ワイ
ヤソー装置を提供することができる。
Description
等に細幅の溝入れ及び切断代の少ない切断加工を行う細
線ワイヤソー装置に関するものである。
の概要を示している。一般的な従来のワイヤソー装置用
のワイヤ70(Φ0.08mm程度以上)は、一定のピ
ッチで溝を形成された多溝ローラ3に一定な張力をかけ
られた状態で巻き付けられており、シーソー機構73を
介して高速反転往復走行する。ダミー板2を介して上下
切り込みテーブル21に固定されたワーク1は、砥液を
供給されながらこのワイヤ70に対して上下切り込みテ
ーブル21の切り込み動作により押し付けられて切断及
び溝入れ加工される。
して、一定速度で新線のワイヤ70が送り出しボビン7
1より送り出され、一定張力で巻き取りボビン72に巻
き取とられる。
従来のワイヤソー装置では、ワイヤの高速反転往復動時
に若干の張力変動が存在する。従って、細線ワイヤ(Φ
0.06mm程度以下)を使用する時には、この高速反
転往復動時の張力変動は無視できず、ワイヤ破断の危険
がある。また、細線ワイヤの張力変動を少なくするため
に、細線ワイヤを反転走行させずに低速で一方向に一定
張力で走行させると、加工に必要な細線ワイヤとワーク
との相対速度が得られず溝曲がり等が発生し易くなり加
工精度と能率との観点から問題がある。従って、高速反
転往復動型の一般的な従来のワイヤソー装置を用いて実
用的な細線ワイヤソー装置を実現するためには、より精
度の高い張力安定機構にする必要があり複雑で高価なも
のになるという問題があった。
イヤを用いた細線ワイヤソー装置を簡易な構造で安価に
成立させることを目的としたものである。
ために、請求項1に記載の発明による細線ワイヤソー装
置は、細線ワイヤを低速で一方向に一定張力で走行させ
る手段と、ワーク固定台を回転自在に保持し回転運動を
行わせる手段と、このワーク固定台を任意の角度位置で
固定保持する手段と、揺動テーブルを直線的に摺動自在
に保持し往復揺動運動を行わせる手段とを有することを
特徴とする。
に必要な細線ワイヤとワークとの大きな相対速度を確保
するためではなく、一定のワイヤ径を保つための新線供
給の役割として低速で一方向に走行させた状態で、細線
ワイヤの走行に伴う張力変動をほとんどかけずにワーク
固定台が回転運動または揺動運動、または回転運動と揺
動運動とを同時に行うことにより、加工に必要な細線ワ
イヤとワークとの相対速度を確保することができる。こ
の作用により細線ワイヤでもワイヤ破断のない状態で溝
曲がり等の加工精度と能率との問題を解決することがで
き、細幅の直線及び円弧切断面形状の溝入れ加工や切断
代の少ない切断加工を行う簡易な構造で安価な細線ワイ
ヤソー装置を提供することができる。
イヤソー装置は、細線ワイヤを低速で一方向に一定張力
で走行させる手段と、ワーク固定台を回転自在に保持し
回転運動を行わせる手段とを有し、細幅の円弧切断面形
状の溝入れ加工や切断代の少ない切断加工を行うことを
特徴とする。
転運動を行うことにより加工に必要な細線ワイヤとワー
クとの相対速度を確保することができ、切断代の少ない
切断加工や細幅の円弧切断面形状の溝入れ加工に限定さ
れるが、より簡易な構造で安価な細線ワイヤソー装置を
提供することができる。
参照しながら発明の実施の形態を説明する。
ローラ3に細線ワイヤ4が設定された一定の張力で巻き
つけられた状態で、低速で一方向に一定張力で送られて
いる。このワイヤ走行は、加工に必要なワーク1と細線
ワイヤ4との大きな相対速度を得るためではなく、細線
ワイヤ4の摩耗による加工溝幅変動を安定化させる新線
供給のためであり、低速で一方向に一定張力で走行させ
ることができる。従って、図4の一般的な従来のワイヤ
ソー装置用のワイヤ70のように高速反転走行がないの
で張力変動が少ない構成になっている。
の取り付け面に固定されている。ワーク固定台5に固定
され一体となっている回転軸9は、軸受け支持部材8に
回転自在に保持されている。回転軸9に固定されたプー
リ10をベルト11を介してワーク固定台駆動モータ1
2により回転駆動するとワーク固定台5は回転運動を行
う。この回転により加工に必要なワーク1と細線ワイヤ
4との相対速度を得る。
正尺6と回転軸9に固定され回転軸9と共に回転する角
度目盛り副尺7とにより、ノギス目盛り部と同様の方式
で角度を読み取りワーク固定台5を任意の角度に設定す
る。回転軸9と共に回転するプーリ10の側面をクラン
プ機構13の固定ネジ14をしめ込むことによりクラン
プ機構13に固定されているブレーキシュー15で挟み
込み任意の角度に固定保持する。
動テーブル16は、クランク機構支持テーブル20に固
定されているリニアガイド18により直線的に摺動自在
に支持され、揺動テーブル駆動モータ19によりクラン
ク機構17を介して設定周期で揺動運動を行う。この揺
動運動により加工に必要なワーク1と細線ワイヤ4との
相対速度を得る。
生する振動は、揺動質量と等価な質量を逆方向に同一の
揺動運動を行わせるようなカウンタウェイト手段(図示
していない)を設けることにより低減する。
行わせることにより、ワーク1と細線ワイヤ4とのより
大きな相対速度を得ることができる。この結果、加工精
度と加工能率はより向上する。
動、または回転と揺動運動とを同時に行った状態で、低
速で一方向に走行している細線ワイヤ4に対してワーク
1を上下切り込みテーブル21により圧接し、その圧接
加工部位に砥液供給手段(図示していない)により砥液
を供給しながら切り込み動作を行う。
防止カバー及び砥液排出回収部材(いずれも図示してい
ない)を設ける。
定面に脱着可能にダミー板2を設置し、このダミー板2
を介してワーク1をワーク固定台5に固定する。
ーク固定台5が回転運動のみを行う場合には図3(a)
に示すような円弧切断面形状になり、また揺動運動のみ
の場合には図3(b)及び(c)に示すような設定され
た角度の直線的切断面形状になる。加工形状に応じてワ
ーク固定台5の回転運動と揺動運動とを使い分けること
ができる。従って、第一の実施の形態により簡易な構造
で安価な細線ワイヤソー装置を実現することができる。
ヤソー装置は、前述の図1に示す細線ワイヤソー装置か
らクランク機構支持テーブル20、揺動テーブル駆動モ
ータ19、クランク機構17、リニアガイド18、クラ
ンプ機構13、固定ネジ14、ブレーキシュー15、角
度目盛り正尺6、角度目盛り副尺7、プーリ10、ベル
ト11、を取り外し、更に回転駆動側の軸受け支持部材
8を回転軸9を回転自在に保持しかつワーク固定台駆動
モータ12を固定保持する第二軸受け支持部材51に、
揺動テーブル16を第二軸受け支持部材51と軸受け支
持部材8とを固定しかつ上下切り込みテーブル21に固
定されたワーク固定台支持テーブル52に変更し、ワー
ク固定台駆動モータ12により回転軸9を駆動すること
によってワーク固定台が回転運動を行う。
1との加工に必要な相対速度を得ることができる。従っ
て、第二の実施の形態により切断加工及び円弧切断面形
状の溝入れ加工に限定されるが、より簡易な構造で安価
な細線ワイヤソー装置を実現することができる。
ば、精密電子部品加工等で必要性が増している細幅の溝
入れ加工や切断代の少ない切断加工を簡易な構造の安価
な細線ワイヤソー装置で加工できるようになる。
成概略図である。
成概略図である。
面形状の例である。(a)はワーク固定台が回転運動を
行った場合の円弧切断面形状図、(b)及び(c)はワ
ーク固定台を任意の角度で固定して揺動運動を行った場
合の直線切断面形状図である。
概略図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 細線ワイヤを低速で一方向に一定張力で
走行させる手段と、ワーク固定台を回転自在に保持し回
転運動を行わせる手段と、このワーク固定台を任意の角
度位置で固定保持する手段と、揺動テーブルを直線的に
摺動自在に保持し往復揺動運動を行わせる手段とを有
し、細幅の直線及び円弧切断面形状の溝入れ加工及び切
断代の少ない切断加工を行うことを特徴とする細線ワイ
ヤソー装置。 - 【請求項2】 細線ワイヤを低速で一方向に一定張力で
走行させる手段と、ワーク固定台を回転自在に保持し回
転運動を行わせる手段とを有し、細幅の円弧切断面形状
の溝入れ加工や切断代の少ない切断加工を行うことを特
徴とする細線ワイヤソー装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1549398A JP4005199B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 細線ワイヤソー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1549398A JP4005199B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 細線ワイヤソー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207597A true JPH11207597A (ja) | 1999-08-03 |
JP4005199B2 JP4005199B2 (ja) | 2007-11-07 |
Family
ID=11890344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1549398A Expired - Fee Related JP4005199B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 細線ワイヤソー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4005199B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100445881B1 (ko) * | 2002-07-03 | 2004-08-25 | 주식회사 영광산업 | 에어컨 콤퓨레이셔용 사판의 면치가공장치 |
CN115816664A (zh) * | 2022-12-28 | 2023-03-21 | 泉州市品河精密科技有限公司 | 石材切割方法 |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP1549398A patent/JP4005199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100445881B1 (ko) * | 2002-07-03 | 2004-08-25 | 주식회사 영광산업 | 에어컨 콤퓨레이셔용 사판의 면치가공장치 |
CN115816664A (zh) * | 2022-12-28 | 2023-03-21 | 泉州市品河精密科技有限公司 | 石材切割方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4005199B2 (ja) | 2007-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4803717B2 (ja) | ワイヤソー | |
JP3539773B2 (ja) | ワイヤソーおよびワイヤソーによる切断方法 | |
JPH01171753A (ja) | ワイヤソー | |
JPH10202499A (ja) | ワイヤソー | |
JP4005199B2 (ja) | 細線ワイヤソー装置 | |
JP2010023145A (ja) | 切断装置及び切断方法 | |
JP2019171485A (ja) | フィルムラップ加工装置 | |
JP5441057B2 (ja) | ワイヤソー | |
JPH1024327A (ja) | 曲げ加工装置 | |
JP2011110643A5 (ja) | ||
JPH0724720A (ja) | 両端軸状部研磨装置 | |
JP3583360B2 (ja) | 金属加工機械 | |
JP2001025951A (ja) | 多軸式横型研磨機 | |
JP3032125B2 (ja) | ワイヤソー装置 | |
JP4050835B2 (ja) | レンズ加工方法 | |
JP4387347B2 (ja) | フイルム研磨材を用いた研磨装置 | |
JP2019121290A (ja) | 切削装置及びその制御方法 | |
JPS59161263A (ja) | ラツプ盤 | |
JPH0622797B2 (ja) | レンズ研摩装置 | |
JPH11300594A (ja) | ワイヤソー装置のワイヤ走行装置 | |
JPH068055A (ja) | 数値制御工作機械 | |
JPH11347903A (ja) | 打ち抜き角穴のバリ取り作業のための装置 | |
JPH0761606B2 (ja) | 光学レンズ・ミラー等球面加工装置 | |
SU1024239A1 (ru) | Устройство дл обработки сферических поверхностей деталей | |
JPH01146659A (ja) | 研削装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040826 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20061110 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061114 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070821 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20070823 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |