JPH11206523A - 平型ショーケースの風防ガラス用防露ヒータ配置構造 - Google Patents

平型ショーケースの風防ガラス用防露ヒータ配置構造

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JPH11206523A
JPH11206523A JP2399698A JP2399698A JPH11206523A JP H11206523 A JPH11206523 A JP H11206523A JP 2399698 A JP2399698 A JP 2399698A JP 2399698 A JP2399698 A JP 2399698A JP H11206523 A JPH11206523 A JP H11206523A
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JP
Japan
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dew
heater
windshield
windshield glass
glass
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Pending
Application number
JP2399698A
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English (en)
Inventor
Katsumi Shirai
勝美 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakano Refrigerators Co Ltd
Original Assignee
Nakano Refrigerators Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nakano Refrigerators Co Ltd filed Critical Nakano Refrigerators Co Ltd
Priority to JP2399698A priority Critical patent/JPH11206523A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平型ショーケースの風防ガラスの結露を有効
に防止し、ヒータメンテナンスも風防ガラスを外すこと
なく簡単にでき、しかも安価で省エネを図った防露ヒー
タの配置構造を提供する。 【解決手段】 複層構造の風防ガラス2のうち、一番外
側のガラス板2aの庫外側表面に、約55W程度の容量
を持つ1本の防露ヒータ4を環状に配置して取り付け
る。この配置構造にすれば、複層構造の風防ガラス2の
内、一番外側のガラス板2aが直接55Wの防露ヒータ
4により暖められるので、そのガラス板2aの中央部付
近まで熱が良く伝わり、確実に結露を防止できる。しか
も、従来の2本で80W程のヒータ容量にと比べ、30
%程度のヒータ容量の削減が図れるため省エネであると
共に、安価に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵室上方の開口
部(商品の出し入れ口)を冷気のエアカーテンで覆い、
収納した各種冷凍・冷蔵食品を保冷する平型ショーケー
スにおいて、その上部が開放した箱形の貯蔵室の四囲に
ある風防ガラスの結露を、安価で且つ省エネを図りつつ
防止するようにした、防露ヒータの配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットなどのセルフサービ
ス方式の食品販売店では、冷蔵食品や冷凍食品等の陳列
に、上部を開放した平型の冷凍冷蔵オープンショーケー
スがよく用いられている。
【0003】図5はその一例を示すもので、平型のオー
プンショーケース21は、一般に、上部開放の箱形に形
成された貯蔵室22と、この貯蔵室22を適度の高さに
保つ台座23とから構成され、台座23内に冷凍機類を
収納している。また、貯蔵室22と台座23との間に
は、冷気の循環ダクト24が形成され、通常は該ダクト
24内に、冷却器(図示せず)や送風機(図示せず)が
配設される。この循環ダクト24の両端は、冷気吹出口
25と冷気吸込口26とに連通しており、冷却器で冷却
された空気は、冷気吹出口25から貯蔵室22内に吹出
して貯蔵室内を所定の冷却温度に保持し、冷気吸込口2
6から循環ダクト24に吸い込まれて、送風機の作用で
この経路を循環する。
【0004】前記冷気吹出口25と冷気吸込口26と
は、対向する長手方向の断熱壁27内面に沿って設けら
れ、前面の断熱壁27上面には、複層(本例では三層)
の風防ガラス28がスぺーサ29を挟んで所定隙間をお
いて立設して取り付けられ、その下部は枠材30を介し
て取り付けられた手摺レール31で覆われている。
【0005】ところで、このような構造の平型ショーケ
ース21では、断熱壁27上面の風防ガラス28を透明
にした場合、冷気吹出口28から冷気吸込口29に向か
う冷気循環構造により、冷気吹出口等ロードライン内
(冷却スペース)の部材が内部を流れる冷気によって冷
却されるため、外気との温度差により、その風防ガラス
28の外面(庫外側)に結露を生じることがあり、前面
からの陳列商品の確認がしにくくなるだけでなく、ショ
ーケース自体の見映えも悪くなる。
【0006】そのため、熱線をガラス表面全体にコーテ
ィングして結露の防止を図った高性能ガラスも開発され
ているが、非常に高価なものとなってしまう欠点があ
る。また、真空複層ガラスや熱反射フィルム付きガラス
等の高性能ガラスも開発されているが、結露防止には不
十分で、結局は防露ヒータが必要とされていた。この場
合、防露ヒータの配置としては、図6に詳細を示すよう
に、1本は三層ガラスのガラス間に設けられたスペーサ
回り、即ち風防ガラスの外周を囲むようにして、またも
う1本は枠材29を介して取り付けられた手摺レール3
1の内部を這うようにして、合計2本の環状防露ヒータ
32,33が配設されるのが通常である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防露ヒータ
配置構造の場合には、最低2本の防露ヒータが必要であ
った。また、納品後のヒータメンテナンス時において、
風防ガラスを外さないと防露ヒータの交換ができないと
いう不都合があった。しかも、この防露ヒータは風防ガ
ラスの下、即ち風防ガラス下面と断熱壁上面の間に挟ま
れるようにして配置されていたため、組立後に風防ガラ
スの自重でヒータが圧迫される可能性があった。
【0008】そこで本発明は、四囲の全部又は一部に複
層構造の風防ガラスを備えた平型ショーケースにおい
て、前記風防ガラスの結露を有効に防止し、ヒータメン
テナンスも風防ガラスを外すことなく簡単にでき、しか
も安価で省エネにも寄与する防露ヒータの配置構造を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、上部開放の箱形に形成した貯蔵室の四囲
の全部又は一部に複層構造の風防ガラスを備えた平型シ
ョーケースにおいて、前記風防ガラスの庫外側の面に防
露ヒータを接触させて配置したり、或いは、前記風防ガ
ラスの下部に手摺レールを接触させて取り付け、且つこ
の手摺レールの内側に防露ヒータを接触させて配置した
ことを特徴とするものである。
【0010】風防ガラスの庫外側の面に防露ヒータを接
触させて配置すると、ガラス表面の中央部までヒータの
熱が伝わるので、この防露ヒータ1本でも、多少ヒータ
容量を上げれば結露防止に十分である。例えば、従来の
配置であると40Wヒータを2本、合計80Wの容量の
ヒータを必要としていたが、同様の効果を持って結露を
防止するのに本発明の配置にすれば、50W容量のヒー
タ1本で済み、省エネを図ることができる。しかも、防
露ヒータのメンテナンス時に風防ガラスを外さなくても
済む。
【0011】また、風防ガラスの下部に手摺レールを接
触させて取り付け、且つこの手摺レールの内側に防露ヒ
ータを接触させて配置するようにすれば、ガラス表面と
暖まった手摺レールが充分接触しているために防露ヒー
タの熱がガラス面に伝わりやすく、しかも防露ヒータで
暖められた暖気も手摺レールより風防ガラスの表面に沿
って上昇し、やはり1本の防露ヒータでも65W程度の
容量が有れば従来の2本配置と同様の結露防止が果たせ
る。しかも、防露ヒータのメンテナンス時に風防ガラス
を外す必要はない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。この平型オープン
ショーケースは、従来と同様に、上部が開放した箱形の
貯蔵室と、該貯蔵室を適度な高さに保持する台座とから
構成されたもので、貯蔵室の四囲の全部又は一部に複層
構造の風防ガラスを備えたものである。
【0013】まず、図1は風防ガラスの庫外に面する外
環に1本の防露ヒータを配置した状態の要部断面図、図
2はその概略説明図である。図1において、ショーケー
ス前面の断熱壁1の上面には、風防ガラス2が立設され
ている。この風防ガラス2は三層構造のもので、3枚の
ガラス板2a,2b,2c間にアルミニウム等金属製の
スペーサ3を挟んで所定の隙間をおいて取り付けられて
いる。この風防ガラス2の上端部及び両端部は、四隅部
に設けられた支柱と上部レール6により保持されてい
る。
【0014】そして、風防ガラス2の一番外側のガラス
板2aには、図2の概略図にも示すように、その庫外側
の面の周囲に環状に1本の防露ヒータ4が取り付けられ
ている。この防露ヒータ4は1本で約55W程度の容量
を持つもので、この程度の容量が省エネを図りつつ結露
を防止する上で好ましい。また、風防ガラス2の下部に
は手摺レール5がガラス面に直接接触して配置されてい
る。なお、風防ガラス2の庫外側のガラス面に環状に取
り付けられた防露ヒータ4は、手摺レール5や上部レー
ル6や支柱のカバー等により覆われ、外部には露出しな
いようになっている。これにより、見栄えが害されるこ
とはない。
【0015】この実施の形態によれば、三層構造の風防
ガラス2の内、一番外側のガラス板2aが直接55Wの
防露ヒータ4により暖められるので、そのガラス板2a
の中央部付近まで熱が良く伝わり、確実に結露を防止で
きる。つまり、本実施形態によれば、従来の2本で80
W程のヒータ容量が必要であったのと比べ、30%程度
のヒータ容量の削減を図ることができる。
【0016】次に、図3は風防ガラスと直接接触させて
取り付けた手摺レール5内部に1本の防露ヒータ4を配
置した状態の要部断面図、図4はその概略説明図であ
り、防露ヒータ4の取付構造以外は図1の実施形態と同
様である。即ち、手摺レール5は風防ガラス2の一番外
側のガラス板2a面に直接接触して取り付けられ、図4
にも示すように、この手摺レール5の内部に環状に1本
の防露ヒータ4が配設されている。この防露ヒータ4は
1本で約65W程度の容量を持つもので、この程度の容
量がこの実施形態において省エネを図りつつ結露を防止
する上で好ましい。防露ヒータ4により暖められた暖気
は外側のガラス板2a面に沿って上昇すると共に、ガラ
ス面2aは直接接触した手摺レール5から熱をもらい、
結露を防止できる。
【0017】なお、両実施形態とも、風防ガラス2を外
さなくとも上部レール3や手摺レール5等のフレーム類
を外すだけで簡単に防露ヒータ4の交換作業を行うこと
ができる。また、本実施形態では、三層構造の風防ガラ
ス2について説明したが、二層構造や他の複層構造の風
防ガラスでも同様に適用できる。また、透明の風防ガラ
スは、ケース前面のみならず両側面や四面全体に取り付
けたショーケースにおいても、同様に適用できるし、風
防ガラス2の素材もアクリル板等他の透明素材でもかま
わない。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の防露ヒータ配置
構造によれば、防露ヒータを風防ガラスのガラス表面に
直接接触させて設けたり、ガラス表面に直接接触させて
取り付けた手摺レール内部に配置したりしたので、従来
のヒータ容量よりも低い容量のヒータで同様の結露防止
効果を発揮することができ、安価で、省エネにもなる。
また、ガラスの自重によりヒータがつぶされて傷み易く
なったり、ヒータ交換に際して、風防ガラスを外す等の
面倒な作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】風防ガラスの庫外に面する外環に1本の防露ヒ
ータを配置した状態の要部断面図である。
【図2】風防ガラスの庫外に面する外環に1本の防露ヒ
ータを配置した状態の概略説明図である。
【図3】風防ガラスと直接接触させて取り付けた手摺レ
ール内部に1本の防露ヒータを配置した状態の要部断面
図である。
【図4】風防ガラスと直接接触させて取り付けた手摺レ
ール内部に1本の防露ヒータを配置した状態の概略説明
図である。
【図5】従来の平型オープンショーケースの断面側面図
である。
【図6】従来の防露ヒータの取付構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 断熱壁 2 風防ガラス 2a ガラス板 3 スペーサ 4 防露ヒータ 5 手摺レール 6 上部レール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開放の箱形に形成した貯蔵室の四囲
    の全部又は一部に複層構造の風防ガラスを備えた平型シ
    ョーケースにおいて、前記風防ガラスの庫外側の面に防
    露ヒータを接触させて配置したことを特徴とする平型シ
    ョーケースの風防ガラス用防露ヒータ配置構造。
  2. 【請求項2】 上部開放の箱形に形成した貯蔵室の四囲
    の全部又は一部に複層構造の風防ガラスを備えた平型シ
    ョーケースにおいて、前記風防ガラスの下部に手摺レー
    ルを接触させて取り付け、且つこの手摺レールの内側に
    防露ヒータを接触させて配置したことを特徴とする平型
    ショーケースの風防ガラス用防露ヒータ配置構造。
JP2399698A 1998-01-21 1998-01-21 平型ショーケースの風防ガラス用防露ヒータ配置構造 Pending JPH11206523A (ja)

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JP2399698A JPH11206523A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 平型ショーケースの風防ガラス用防露ヒータ配置構造

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JP (1) JPH11206523A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104000431A (zh) * 2014-05-07 2014-08-27 洛阳晶城玻璃有限公司 一种风冷半高物品展示柜
PL73430Y1 (pl) * 2022-06-21 2024-04-22 Jbg 2 Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia Lada chłodnicza

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