JPH11206520A - 並キルト二層構造羽毛掛け布団 - Google Patents
並キルト二層構造羽毛掛け布団Info
- Publication number
- JPH11206520A JPH11206520A JP3203898A JP3203898A JPH11206520A JP H11206520 A JPH11206520 A JP H11206520A JP 3203898 A JP3203898 A JP 3203898A JP 3203898 A JP3203898 A JP 3203898A JP H11206520 A JPH11206520 A JP H11206520A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feathers
- layer
- filling
- coverlet
- futon
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- Pending
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 経済的に安価に、羽毛の本来の優れた機能を
生かし、且つ日常の使用においても便利で快適な睡眠を
得られるような多機能な二層構造の羽毛掛け布団を提供
しようとするものである。 【解決手段】 並キルト掛け布団において、少なくとも
羽毛及び／又は羽根を充填物とした第一充填層と、羽毛
及び羽根以外を充填物とした第二充填層を、中地の両側
にそれぞれ配置し、布団の表裏側地を各充填層の外側に
配置し、布団の厚み方向に重合させ、重合された該第一
充填層と該第二充填層と該中地と該布団表裏側地を、同
時に格子状にキルティング縫合することにより該キルテ
ィング縫合部における充填物が圧縮層を形成する並キル
ト二層構造羽毛掛け布団が得られる。
生かし、且つ日常の使用においても便利で快適な睡眠を
得られるような多機能な二層構造の羽毛掛け布団を提供
しようとするものである。 【解決手段】 並キルト掛け布団において、少なくとも
羽毛及び／又は羽根を充填物とした第一充填層と、羽毛
及び羽根以外を充填物とした第二充填層を、中地の両側
にそれぞれ配置し、布団の表裏側地を各充填層の外側に
配置し、布団の厚み方向に重合させ、重合された該第一
充填層と該第二充填層と該中地と該布団表裏側地を、同
時に格子状にキルティング縫合することにより該キルテ
ィング縫合部における充填物が圧縮層を形成する並キル
ト二層構造羽毛掛け布団が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、並キルト羽毛掛
け布団に関する、さらに詳しくは、充填物の異なる二層
構造の並キルト羽毛掛け布団に関する。
け布団に関する、さらに詳しくは、充填物の異なる二層
構造の並キルト羽毛掛け布団に関する。
【０００２】
【従来の技術】 羽毛や羽根（以下の説明では総称して
羽毛とする。）は、通常布団の充填物として使用される
天然繊維や合成繊維のようにウエブフォーミングによる
機械的圧縮処理や、樹脂液にてバインダー処理を行い固
綿層にするといったような加工処理ができないため、そ
の定型性に劣る問題点がある。そのため、布団の表側地
と裏側地の間に多数の羽毛収納室を形成してその中に多
量の羽毛を充填し、羽毛の偏りやへたりを防止しその定
型性を保持するようにしている。羽毛収納室を形成する
ためにマチ布テープを格子状に立体的に配置した側地
や、格子状に立体キルティングされた側地が用意され、
その側地内に羽毛が充填されているものが一般的であ
る。
羽毛とする。）は、通常布団の充填物として使用される
天然繊維や合成繊維のようにウエブフォーミングによる
機械的圧縮処理や、樹脂液にてバインダー処理を行い固
綿層にするといったような加工処理ができないため、そ
の定型性に劣る問題点がある。そのため、布団の表側地
と裏側地の間に多数の羽毛収納室を形成してその中に多
量の羽毛を充填し、羽毛の偏りやへたりを防止しその定
型性を保持するようにしている。羽毛収納室を形成する
ためにマチ布テープを格子状に立体的に配置した側地
や、格子状に立体キルティングされた側地が用意され、
その側地内に羽毛が充填されているものが一般的であ
る。
【０００３】また、二層構造の布団については従来より
数多くの提案がなされている。例えば、実開昭５９−６
９５９号公報記載のように、上面に羽毛又は羊毛の布団
層を下面には出し入れ自在のカタ体を具備する敷き布団
が提案されているし、実開昭６１−１８１５６５号公報
記載のように、内部に羽毛を収納した第１の袋体と内部
に羊毛を収納した第２の袋体とを四方周縁部にて縫合
し、中間に空気層を設けた敷き布団が提案されている。
数多くの提案がなされている。例えば、実開昭５９−６
９５９号公報記載のように、上面に羽毛又は羊毛の布団
層を下面には出し入れ自在のカタ体を具備する敷き布団
が提案されているし、実開昭６１−１８１５６５号公報
記載のように、内部に羽毛を収納した第１の袋体と内部
に羊毛を収納した第２の袋体とを四方周縁部にて縫合
し、中間に空気層を設けた敷き布団が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 このように羽毛を布
団の充填物として使用する場合において、その定型性を
保持するために多数の羽毛収納室を形成する必要があり
手間がかかる点、また羽毛の偏りやへたりを防止しその
定型性を保持するために必要以上の多量の羽毛を充填す
る必要があり不経済である点が、従来より羽毛布団の高
価格化の一因でもあった。まして前記のような従来の二
層構造の布団は二組の布団を作成し、それを重ね合わせ
た構成のため手間もかかり、また布団そのものもかさ高
になりすぎるためその収納や取り扱いに不便であった。
団の充填物として使用する場合において、その定型性を
保持するために多数の羽毛収納室を形成する必要があり
手間がかかる点、また羽毛の偏りやへたりを防止しその
定型性を保持するために必要以上の多量の羽毛を充填す
る必要があり不経済である点が、従来より羽毛布団の高
価格化の一因でもあった。まして前記のような従来の二
層構造の布団は二組の布団を作成し、それを重ね合わせ
た構成のため手間もかかり、また布団そのものもかさ高
になりすぎるためその収納や取り扱いに不便であった。
【０００５】また従来羽毛布団は、綿布団より柔らかく
軽量で保温性が高く、汗を吸収、発散させる優れた機能
を有するため、就寝時には直接身体に接するように使用
されるが、特に冬期などの寒い時期には保温効果を向上
させるために羽毛布団の上に毛布や綿布団を重ね合わせ
使用されるのが一般的である。しかしながら、羽毛布団
の上に重ね合わす毛布や綿布団は就寝中の寝返りや身体
の移動に伴い羽毛布団上からずれたり離れたりすること
が多く、都度毛布や綿布団の位置を修正するのが不便で
あるため、時には身体と羽毛布団との間に毛布を使用し
たりすることが多いのが実状である。しかし、これでは
羽毛布団本来の優れた機能を活用することにはならな
い。
軽量で保温性が高く、汗を吸収、発散させる優れた機能
を有するため、就寝時には直接身体に接するように使用
されるが、特に冬期などの寒い時期には保温効果を向上
させるために羽毛布団の上に毛布や綿布団を重ね合わせ
使用されるのが一般的である。しかしながら、羽毛布団
の上に重ね合わす毛布や綿布団は就寝中の寝返りや身体
の移動に伴い羽毛布団上からずれたり離れたりすること
が多く、都度毛布や綿布団の位置を修正するのが不便で
あるため、時には身体と羽毛布団との間に毛布を使用し
たりすることが多いのが実状である。しかし、これでは
羽毛布団本来の優れた機能を活用することにはならな
い。
【０００６】本発明は、上述のような様々な問題点を鑑
み、経済的に安価に、羽毛の本来の優れた機能を生か
し、且つ日常の使用においても便利で快適な睡眠を得ら
れるような多機能な二層構造の羽毛掛け布団を提供しよ
うとするものである。
み、経済的に安価に、羽毛の本来の優れた機能を生か
し、且つ日常の使用においても便利で快適な睡眠を得ら
れるような多機能な二層構造の羽毛掛け布団を提供しよ
うとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】 本発明は、並キルト掛
け布団において、少なくとも羽毛及び／又は羽根を充填
物とした第一充填層と、羽毛及び羽根以外を充填物とし
た第二充填層を、中地の両側にそれぞれ配置し、布団の
表裏側地を各充填層の外側に配置し、布団の厚み方向に
重合させ、重合された該第一充填層と該第二充填層と該
中地と該布団表裏側地を、同時に格子状にキルティング
縫合することにより該キルティング縫合部における充填
物が圧縮層を形成する並キルト二層構造羽毛掛け布団が
得られる。重合された該第一充填層と該第二充填層と該
中地と該布団表裏側地を、同時に格子状にキルティング
縫合することにより、従来手間を必要とされた布団の表
側地と裏側地の間の多数の羽毛収納室が簡易に形成され
る。また第二充填層の充填物も中地及び布団表側地に固
定されるためキルティング縫合部において充填物圧縮層
を形成するため適当な厚みを有し、キルティング縫合部
からの散熱がなく保温効果も維持されることになる。該
充填物圧縮層を形成するためには、第二充填層に羽毛や
羽根以外の定型性のある天然繊維や合成繊維のような繊
維状物からなる固綿層が好ましい。固綿層とは天然繊維
や合成繊維等の単独または混合物をウエブフォーミング
等による機械的圧縮処理や、樹脂液にてバインダー処理
等の加工処理を加えたものを言う。従来羽毛や羽根には
機能加工処理を加えることができないため、この第二充
填層の充填物に消臭機能繊維、防ダニ機能繊維、遠赤外
線繊維等を使用すれば多機能な羽毛掛け布団を提供する
ことができる。
け布団において、少なくとも羽毛及び／又は羽根を充填
物とした第一充填層と、羽毛及び羽根以外を充填物とし
た第二充填層を、中地の両側にそれぞれ配置し、布団の
表裏側地を各充填層の外側に配置し、布団の厚み方向に
重合させ、重合された該第一充填層と該第二充填層と該
中地と該布団表裏側地を、同時に格子状にキルティング
縫合することにより該キルティング縫合部における充填
物が圧縮層を形成する並キルト二層構造羽毛掛け布団が
得られる。重合された該第一充填層と該第二充填層と該
中地と該布団表裏側地を、同時に格子状にキルティング
縫合することにより、従来手間を必要とされた布団の表
側地と裏側地の間の多数の羽毛収納室が簡易に形成され
る。また第二充填層の充填物も中地及び布団表側地に固
定されるためキルティング縫合部において充填物圧縮層
を形成するため適当な厚みを有し、キルティング縫合部
からの散熱がなく保温効果も維持されることになる。該
充填物圧縮層を形成するためには、第二充填層に羽毛や
羽根以外の定型性のある天然繊維や合成繊維のような繊
維状物からなる固綿層が好ましい。固綿層とは天然繊維
や合成繊維等の単独または混合物をウエブフォーミング
等による機械的圧縮処理や、樹脂液にてバインダー処理
等の加工処理を加えたものを言う。従来羽毛や羽根には
機能加工処理を加えることができないため、この第二充
填層の充填物に消臭機能繊維、防ダニ機能繊維、遠赤外
線繊維等を使用すれば多機能な羽毛掛け布団を提供する
ことができる。
【０００８】また、本発明の第二の特徴は、第一充填層
の充填物を布団の全充填物量に対し３０〜７０重量％充
填したものである。これは布団内の充填物層を二層構造
にし、さらに第二充填層の充填物を羽毛及び羽根以外の
充填物にすることにより、従来のように必要以上の多量
の羽毛を充填しなくても羽毛本来の優れた機能を生かし
ながら、且つ布団全体の定型性や安定性を保持すること
ができる。第一充填層の充填物量比が３０％未満では羽
毛収納室内における羽毛の偏りやへたりが発生しやすく
なり羽毛布団としての機能に欠ける。また７０％以上で
あると羽毛や羽根は高価であるため不経済であり、また
布団の厚み方向のかさ高さが増し、重合された第二充填
層や側地等と同時に格子状にキルティング縫合しにくい
といった問題点も発生する。尚、ここで言う全充填物量
は通常夏期に使用される肌掛け布団の充填物量０．５Ｋ
ｇから、冬期に使用される冬布団の充填物量１．５Ｋｇ
の範囲である。
の充填物を布団の全充填物量に対し３０〜７０重量％充
填したものである。これは布団内の充填物層を二層構造
にし、さらに第二充填層の充填物を羽毛及び羽根以外の
充填物にすることにより、従来のように必要以上の多量
の羽毛を充填しなくても羽毛本来の優れた機能を生かし
ながら、且つ布団全体の定型性や安定性を保持すること
ができる。第一充填層の充填物量比が３０％未満では羽
毛収納室内における羽毛の偏りやへたりが発生しやすく
なり羽毛布団としての機能に欠ける。また７０％以上で
あると羽毛や羽根は高価であるため不経済であり、また
布団の厚み方向のかさ高さが増し、重合された第二充填
層や側地等と同時に格子状にキルティング縫合しにくい
といった問題点も発生する。尚、ここで言う全充填物量
は通常夏期に使用される肌掛け布団の充填物量０．５Ｋ
ｇから、冬期に使用される冬布団の充填物量１．５Ｋｇ
の範囲である。
【０００９】本発明の第三の特徴は、第二充填層の充填
物に羊毛固綿を使用することである。これにより羽毛と
羊毛の両方の機能を持たすことができ、特に冬期などの
寒い時期には毛布の代用として優れた保温効果を発揮す
ると同時に、就寝中の寝返りや身体の移動に伴い羽毛布
団からずれたり離れたりすることがなく快適な睡眠が得
られる。羊毛を固綿層にする手段については一般的な布
団綿処理でよく特に限定するものではない。羊毛固綿層
はキルティング縫合部においてはフェルト状の圧縮層を
形成する。
物に羊毛固綿を使用することである。これにより羽毛と
羊毛の両方の機能を持たすことができ、特に冬期などの
寒い時期には毛布の代用として優れた保温効果を発揮す
ると同時に、就寝中の寝返りや身体の移動に伴い羽毛布
団からずれたり離れたりすることがなく快適な睡眠が得
られる。羊毛を固綿層にする手段については一般的な布
団綿処理でよく特に限定するものではない。羊毛固綿層
はキルティング縫合部においてはフェルト状の圧縮層を
形成する。
【００１０】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態を実施例に
もとずき図面を参照しながら説明すると、図１は本発明
による並キルト二層構造羽毛掛け布団の断面簡略図であ
り、１は第一充填層、２は第二充填層、３は中地、４ａ
は布団表側地、４ｂは布団裏側地、５は羽毛及び／又は
羽根、６は羽毛及び羽根以外の充填物、７はキルティン
グ縫合部、８は充填物圧縮層である。
もとずき図面を参照しながら説明すると、図１は本発明
による並キルト二層構造羽毛掛け布団の断面簡略図であ
り、１は第一充填層、２は第二充填層、３は中地、４ａ
は布団表側地、４ｂは布団裏側地、５は羽毛及び／又は
羽根、６は羽毛及び羽根以外の充填物、７はキルティン
グ縫合部、８は充填物圧縮層である。
【００１１】
【実施例】 次に実施例にもとずき本発明を詳細に説明
する。 （実施例１）図１については発明の実施の形態の項目に
て説明した通りであり、実施例として、第一充填層１に
は羽毛２８０ｇ羽根１２０ｇを配置し、第二充填層２に
は羊毛固綿５００ｇを配置し、中地３及び布団側地４
ａ、４ｂには、経糸４０番手コーマー糸、緯糸４０番手
コーマー糸からなる経密度１２０本／インチ、緯密度１
１０本／インチの綿１００％の平織物を使用した。布団
側地の四周縁を本縫い二本針処理し、布団の厚み方向に
重合された第一充填層と中地と第二充填層と布団表裏側
地をコンフォーターミシンにて同時に格子上にキルティ
ング縫合することによりタテ２１０ｃｍヨコ１５０ｃｍ
の並キルト二層構造羽毛掛け布団を得た。
する。 （実施例１）図１については発明の実施の形態の項目に
て説明した通りであり、実施例として、第一充填層１に
は羽毛２８０ｇ羽根１２０ｇを配置し、第二充填層２に
は羊毛固綿５００ｇを配置し、中地３及び布団側地４
ａ、４ｂには、経糸４０番手コーマー糸、緯糸４０番手
コーマー糸からなる経密度１２０本／インチ、緯密度１
１０本／インチの綿１００％の平織物を使用した。布団
側地の四周縁を本縫い二本針処理し、布団の厚み方向に
重合された第一充填層と中地と第二充填層と布団表裏側
地をコンフォーターミシンにて同時に格子上にキルティ
ング縫合することによりタテ２１０ｃｍヨコ１５０ｃｍ
の並キルト二層構造羽毛掛け布団を得た。
【００１２】（比較例１）次に比較例として通常の並キ
ルト羽毛布団を例に説明する。図２は並キルト羽毛掛け
布団の断面簡略図である。実施例１と同様の布団側地内
に羽毛６３０ｇ羽根２７０ｇを充填し、実施例１と同様
に縫合しタテ２１０ｃｍヨコ１５０ｃｍの並キルト羽毛
布団を得た。
ルト羽毛布団を例に説明する。図２は並キルト羽毛掛け
布団の断面簡略図である。実施例１と同様の布団側地内
に羽毛６３０ｇ羽根２７０ｇを充填し、実施例１と同様
に縫合しタテ２１０ｃｍヨコ１５０ｃｍの並キルト羽毛
布団を得た。
【００１３】実施例１と比較例１とを比較した場合、同
様な並キルト布団ではあるが、キルティング縫合部の構
造が異なる。すなわち比較例１で得られた並キルト羽毛
掛け布団においては羽毛層に定型性がないため、キルテ
ィング縫合部に充填物圧縮層を形成できないためキルテ
ィング縫合部に適度の厚みがない。その結果、実際の布
団使用時に体温がキルティング縫合部より散熱し、暖か
さの点で実施例１で得られた並キルト二層構造羽毛掛け
布団に劣るものであった。羽毛層を身体側に使用するた
め、羽毛本来の優れた機能を生かし、且つ羊毛層を具備
するため、あたかも毛布を重ね合わしたような暖かさが
あり、また一体化されているため就寝時の寝返りや身体
の移動によるズレがなく快眠することができた。また、
実施例１で得られた掛け布団は構造的には二層であるが
一体化された一枚の布団であるためかさ高になりすぎる
こともなく収納や取り扱いに不便を感じることもなかっ
た。もちろん羽毛充填量が少ない方が経済的に安価であ
ることは言うまでもない。
様な並キルト布団ではあるが、キルティング縫合部の構
造が異なる。すなわち比較例１で得られた並キルト羽毛
掛け布団においては羽毛層に定型性がないため、キルテ
ィング縫合部に充填物圧縮層を形成できないためキルテ
ィング縫合部に適度の厚みがない。その結果、実際の布
団使用時に体温がキルティング縫合部より散熱し、暖か
さの点で実施例１で得られた並キルト二層構造羽毛掛け
布団に劣るものであった。羽毛層を身体側に使用するた
め、羽毛本来の優れた機能を生かし、且つ羊毛層を具備
するため、あたかも毛布を重ね合わしたような暖かさが
あり、また一体化されているため就寝時の寝返りや身体
の移動によるズレがなく快眠することができた。また、
実施例１で得られた掛け布団は構造的には二層であるが
一体化された一枚の布団であるためかさ高になりすぎる
こともなく収納や取り扱いに不便を感じることもなかっ
た。もちろん羽毛充填量が少ない方が経済的に安価であ
ることは言うまでもない。
【００１４】
【発明の効果】 上述のように本発明により、より経済
的に安価で取り扱いやすく、且つ羽毛本来の優れた機能
を生かしながら保温性に優れた多機能な並キルト二層構
造羽毛掛け布団羽毛を得ることができた。
的に安価で取り扱いやすく、且つ羽毛本来の優れた機能
を生かしながら保温性に優れた多機能な並キルト二層構
造羽毛掛け布団羽毛を得ることができた。
【図１】 本発明による並キルト二層構造羽毛掛け布団
の断面簡略図である。
の断面簡略図である。
【図２】 比較例における並キルト羽毛掛け布団の断面
簡略図である。
簡略図である。
１ 第一充填層 ２ 第二充填層 ３ 中地 ４ａ 布団表側地 ４ｂ 布団裏側地 ５ 羽毛及び／又は羽根 ６ 羽毛及び羽根以外の充填物 ７ キルティング縫合部 ８ 充填物圧縮層
Claims (3)
- 【請求項１】 並キルト掛け布団において、少なくとも
羽毛及び／又は羽根を充填物とした第一充填層と、羽毛
及び羽根以外を充填物とした第二充填層が、中地の両側
にそれぞれ配置されており、布団の厚み方向に重合され
た該第一充填層と該第二充填層と該中地と布団の表裏側
地が、同時に格子状にキルティング縫合されており、該
キルティング縫合部における充填物が圧縮層を形成する
ことを特徴とする並キルト二層構造羽毛掛け布団。 - 【請求項２】 第一充填層の充填物量が、布団の全充填
物量に対し３０〜７０重量％であることを特徴とした請
求項１記載の並キルト二層構造羽毛掛け布団。 - 【請求項３】 第二充填層の充填物が羊毛固綿層からな
ることを特徴とする請求項１又は請求項２記載の並キル
ト二層構造羽毛掛け布団。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203898A JPH11206520A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 並キルト二層構造羽毛掛け布団 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203898A JPH11206520A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 並キルト二層構造羽毛掛け布団 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11206520A true JPH11206520A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12347710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3203898A Pending JPH11206520A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 並キルト二層構造羽毛掛け布団 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11206520A (ja) |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP3203898A patent/JPH11206520A/ja active Pending
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