JPH11206037A - 太陽電池ユニット及び太陽電池ユニットを用いた構築物 - Google Patents
太陽電池ユニット及び太陽電池ユニットを用いた構築物Info
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- JPH11206037A JPH11206037A JP10037887A JP3788798A JPH11206037A JP H11206037 A JPH11206037 A JP H11206037A JP 10037887 A JP10037887 A JP 10037887A JP 3788798 A JP3788798 A JP 3788798A JP H11206037 A JPH11206037 A JP H11206037A
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- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 屋根瓦や外装パネルに設置して安定な太陽光
発電電力を供給し、メンテナンスの容易な太陽電池ユニ
ットを得ることにある。 【解決手段】 所定の太陽光発電能力を有する太陽電池
モジュール（２）を枠体（３）に固定し、太陽電池モジ
ュールの裏側に逆流防止回路、二次電池及び／又は電気
二重層電池、必要に応じて過充電制御回路、過放電制御
回路を付加した電力制御装置を収納したローカル制御装
置収納函（４）を取り付け、導線（５）を付けて構成し
た太陽電池ユニット（１）であり、この太陽電池ユニッ
トを屋根瓦に設置したり、外装パネルに装着して太陽電
池ユニットを相互に接続し、太陽光発電電力を供給する
ようにした設置や解体・移設が簡易でメンテナンスの容
易な構築物が得られる。
発電電力を供給し、メンテナンスの容易な太陽電池ユニ
ットを得ることにある。 【解決手段】 所定の太陽光発電能力を有する太陽電池
モジュール（２）を枠体（３）に固定し、太陽電池モジ
ュールの裏側に逆流防止回路、二次電池及び／又は電気
二重層電池、必要に応じて過充電制御回路、過放電制御
回路を付加した電力制御装置を収納したローカル制御装
置収納函（４）を取り付け、導線（５）を付けて構成し
た太陽電池ユニット（１）であり、この太陽電池ユニッ
トを屋根瓦に設置したり、外装パネルに装着して太陽電
池ユニットを相互に接続し、太陽光発電電力を供給する
ようにした設置や解体・移設が簡易でメンテナンスの容
易な構築物が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池ユニット
に関し、更に詳しくは家屋やビル、物置や倉庫などで使
用する電力を供給するために、屋根瓦に設置したり、外
装パネルに装着するのに適し、太陽光発電設備の設置が
簡易であって、メンテナンスの容易な太陽電池ユニット
に関するものである。
に関し、更に詳しくは家屋やビル、物置や倉庫などで使
用する電力を供給するために、屋根瓦に設置したり、外
装パネルに装着するのに適し、太陽光発電設備の設置が
簡易であって、メンテナンスの容易な太陽電池ユニット
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、太陽光発電設備として、必要とす
る電力が得られる数の太陽電池モジュールをパネルに貼
設して太陽電池アレイを構成し、屋根に架台等を取り付
けて設置したり、外壁パネルに架台等を取り付けて装着
する方法で施行されているが、これらの施行方法につい
ては多くの提案がある。一方、太陽電池モジュールを屋
根瓦に固定したり、太陽電池モジュールを一体化した屋
根ユニットを構成することが、また太陽電池パネルに断
熱材を一体化して外装パネルを構成することに関しても
多くの提案がなされている。
る電力が得られる数の太陽電池モジュールをパネルに貼
設して太陽電池アレイを構成し、屋根に架台等を取り付
けて設置したり、外壁パネルに架台等を取り付けて装着
する方法で施行されているが、これらの施行方法につい
ては多くの提案がある。一方、太陽電池モジュールを屋
根瓦に固定したり、太陽電池モジュールを一体化した屋
根ユニットを構成することが、また太陽電池パネルに断
熱材を一体化して外装パネルを構成することに関しても
多くの提案がなされている。
【０００３】例えば、本願出願人は改良された太陽電池
モジュール付き瓦に関して特願平８−１７６５６３号明
細書及び特願平８−１７６５６４号明細書に提案してい
る。また屋根瓦に太陽電池モジュールをはめ込んで構成
した太陽電池付き瓦が実開昭６１−１９４０３９号公
報、実開平６−４４８６７号公報に、屋根瓦を葺設する
場合、任意の屋根瓦を太陽電池付き瓦とすることが特開
平６−３４６５５７号公報に、瓦基板上に通水隙間を持
たせて太陽電池が配設固定された太陽電池瓦が特開平８
−１４４４３８号公報、特開平８−１４４４３９号公報
に、更に瓦本体の表面に太陽電池パネルと強化ガラスを
一体状に設けた太陽電池付き瓦が特開平９−１１１９５
９号公報に、断熱性及び難燃性を有する野地板に屋根材
一体型太陽電池モジュールを固定した太陽電池付き屋根
ユニットが特開平８−１７７１８７号公報に提案されて
いる。
モジュール付き瓦に関して特願平８−１７６５６３号明
細書及び特願平８−１７６５６４号明細書に提案してい
る。また屋根瓦に太陽電池モジュールをはめ込んで構成
した太陽電池付き瓦が実開昭６１−１９４０３９号公
報、実開平６−４４８６７号公報に、屋根瓦を葺設する
場合、任意の屋根瓦を太陽電池付き瓦とすることが特開
平６−３４６５５７号公報に、瓦基板上に通水隙間を持
たせて太陽電池が配設固定された太陽電池瓦が特開平８
−１４４４３８号公報、特開平８−１４４４３９号公報
に、更に瓦本体の表面に太陽電池パネルと強化ガラスを
一体状に設けた太陽電池付き瓦が特開平９−１１１９５
９号公報に、断熱性及び難燃性を有する野地板に屋根材
一体型太陽電池モジュールを固定した太陽電池付き屋根
ユニットが特開平８−１７７１８７号公報に提案されて
いる。
【０００４】一方、発電機能を有する外装パネルとし
て、例えば、太陽電池パネルの背面側に断熱材を積層一
体化した外装パネルが特開平８−２６０６３９号公報、
特開平８−３０２９２６号公報に、また水硬性結合材を
用いて作製されたブロック状のベース部材の表面側に断
熱材と太陽電池パネルとを順番に積層して構成した高強
度太陽電池モジュールが特開平９−１２５６０７号公報
に提案されている。
て、例えば、太陽電池パネルの背面側に断熱材を積層一
体化した外装パネルが特開平８−２６０６３９号公報、
特開平８−３０２９２６号公報に、また水硬性結合材を
用いて作製されたブロック状のベース部材の表面側に断
熱材と太陽電池パネルとを順番に積層して構成した高強
度太陽電池モジュールが特開平９−１２５６０７号公報
に提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来提案されている太
陽電池モジュール付き瓦や太陽電池モジュール付き外装
パネルは、太陽電池モジュールを瓦本体に固定して構成
したもの、太陽電池モジュールを外装パネルに固定して
構成したもの、太陽電池モジュールに断熱材を組み合わ
せて外装パネルを構成したものなどであって、これらは
所望の電力が得られる数の太陽電池モジュールを結合し
て集電して、二次電池を含む制御回路を通して電気機器
に配電するものであって、太陽電池アレイを用いる方式
と基本的には変わらない太陽光発電設備とメンテナンス
が必要である。むしろ小規模の太陽電池モジュールの個
数が多くなった分、例えば、断線やリークなどの不都合
が生じた太陽電池モジュールのために系統全体が使用で
きなくなり、その不都合な場所の発見に手間取ること
や、発電系全体が不都合になった場合の太陽電池モジュ
ールを取り替えるためには多大の労力と費用を要するな
どの問題が予測されるために、メンテナンスを入念に行
う必要がある。また、太陽電池モジュールの放熱対策に
も問題がある。
陽電池モジュール付き瓦や太陽電池モジュール付き外装
パネルは、太陽電池モジュールを瓦本体に固定して構成
したもの、太陽電池モジュールを外装パネルに固定して
構成したもの、太陽電池モジュールに断熱材を組み合わ
せて外装パネルを構成したものなどであって、これらは
所望の電力が得られる数の太陽電池モジュールを結合し
て集電して、二次電池を含む制御回路を通して電気機器
に配電するものであって、太陽電池アレイを用いる方式
と基本的には変わらない太陽光発電設備とメンテナンス
が必要である。むしろ小規模の太陽電池モジュールの個
数が多くなった分、例えば、断線やリークなどの不都合
が生じた太陽電池モジュールのために系統全体が使用で
きなくなり、その不都合な場所の発見に手間取ること
や、発電系全体が不都合になった場合の太陽電池モジュ
ールを取り替えるためには多大の労力と費用を要するな
どの問題が予測されるために、メンテナンスを入念に行
う必要がある。また、太陽電池モジュールの放熱対策に
も問題がある。
【０００６】本発明の目的は、屋根瓦に設置したり、外
装パネルに装着して太陽光発電を安定に供給することが
でき、更に、例えば、断線やリークなどの不都合が生じ
た太陽電池モジュールのために太陽光発電系統全体が使
用できなくなるようなことがなく、装置の設置が簡易で
メンテナンスが容易な太陽光発電装置を得ることにあ
る。
装パネルに装着して太陽光発電を安定に供給することが
でき、更に、例えば、断線やリークなどの不都合が生じ
た太陽電池モジュールのために太陽光発電系統全体が使
用できなくなるようなことがなく、装置の設置が簡易で
メンテナンスが容易な太陽光発電装置を得ることにあ
る。
【０００７】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、所定の太陽
光発電能力を有する太陽電池モジュール（２）を枠体
（３）に固定し、該太陽電池モジュールの裏側に逆流防
止回路、二次電池及び／又は電気二重層電池、必要に応
じて過充電制御回路、過放電制御回路を付加した電力制
御装置を収納したローカル制御装置収納函（４）を取り
付け、導線（５）を付けて構成したことを特徴とする太
陽電池ユニットである。
光発電能力を有する太陽電池モジュール（２）を枠体
（３）に固定し、該太陽電池モジュールの裏側に逆流防
止回路、二次電池及び／又は電気二重層電池、必要に応
じて過充電制御回路、過放電制御回路を付加した電力制
御装置を収納したローカル制御装置収納函（４）を取り
付け、導線（５）を付けて構成したことを特徴とする太
陽電池ユニットである。
【０００８】また本発明は、所定の太陽光発電能力を有
する太陽電池モジュール（２）を枠体（３）に固定し、
該太陽電池モジュールの裏側に逆流防止回路、二次電池
及び／又は電気二重層電池、必要に応じて過充電制御回
路、過放電制御回路を付加した電力制御装置を収納した
ローカル制御装置収納函（４）を取り付け、導線（５）
を付けて構成した太陽電池ユニット（１）をゴム製箱状
体に嵌装して防水性を付与したことを特徴とする太陽電
池ユニットである。
する太陽電池モジュール（２）を枠体（３）に固定し、
該太陽電池モジュールの裏側に逆流防止回路、二次電池
及び／又は電気二重層電池、必要に応じて過充電制御回
路、過放電制御回路を付加した電力制御装置を収納した
ローカル制御装置収納函（４）を取り付け、導線（５）
を付けて構成した太陽電池ユニット（１）をゴム製箱状
体に嵌装して防水性を付与したことを特徴とする太陽電
池ユニットである。
【０００９】また本発明は、所定の太陽光発電能力を有
する太陽電池モジュール（２）を枠体（３）に固定し、
該太陽電池モジュールの裏側に逆流防止回路、二次電池
及び／又は電気二重層電池、必要に応じて過充電制御回
路、過放電制御回路を付加した電力制御装置を収納した
ローカル制御装置収納函（４）を取り付け、導線（５）
を付けて構成した太陽電池ユニット（１）を、屋根瓦毎
または複数枚の屋根瓦に跨がって設置し、該設置した太
陽電池ユニットを相互に接続して必要電力を供給するよ
うに構成したことを特徴とする太陽電池ユニットを用い
た構築物である。
する太陽電池モジュール（２）を枠体（３）に固定し、
該太陽電池モジュールの裏側に逆流防止回路、二次電池
及び／又は電気二重層電池、必要に応じて過充電制御回
路、過放電制御回路を付加した電力制御装置を収納した
ローカル制御装置収納函（４）を取り付け、導線（５）
を付けて構成した太陽電池ユニット（１）を、屋根瓦毎
または複数枚の屋根瓦に跨がって設置し、該設置した太
陽電池ユニットを相互に接続して必要電力を供給するよ
うに構成したことを特徴とする太陽電池ユニットを用い
た構築物である。
【００１０】また本発明は、所定の太陽光発電能力を有
する太陽電池モジュール（２）を枠体（３）に固定し、
該太陽電池モジュールの裏側に逆流防止回路、二次電池
及び／又は電気二重層電池、必要に応じて過充電制御回
路、過放電制御回路を付加した電力制御装置を収納した
ローカル制御装置収納函（４）を取り付け、導線（５）
を付けて構成した太陽電池ユニット（１）を、外装パネ
ルの１枚または複数枚に跨がって装着し、該装着した太
陽電池ユニットを相互に接続して必要電力を供給するよ
うにしたことを特徴とする太陽電池ユニットを用いた構
築物である。
する太陽電池モジュール（２）を枠体（３）に固定し、
該太陽電池モジュールの裏側に逆流防止回路、二次電池
及び／又は電気二重層電池、必要に応じて過充電制御回
路、過放電制御回路を付加した電力制御装置を収納した
ローカル制御装置収納函（４）を取り付け、導線（５）
を付けて構成した太陽電池ユニット（１）を、外装パネ
ルの１枚または複数枚に跨がって装着し、該装着した太
陽電池ユニットを相互に接続して必要電力を供給するよ
うにしたことを特徴とする太陽電池ユニットを用いた構
築物である。
【００１１】
【発明の実施形態】本発明の太陽電池ユニットの構成
は、太陽光発電パネルの大きさが屋根瓦１枚に乗せられ
る大きさのものから、取扱性やメンテナンスを考慮して
屋根瓦４〜６枚程度に跨がって設置できる大きさのもの
である。そして太陽電池ユニットの構成が所望の大きさ
で所定の太陽光発電能力を有する太陽電池モジュールを
枠体に固定し、その太陽電池モジュールの裏側に安定電
力供給装置として逆流防止回路、例えば、鉛電池や密閉
型鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池、リチウム電池
やニッケル水素蓄電池などの二次電池と、必要に応じて
太陽光発電容量および負荷の状態から求めた必要容量
〔ファラッド（Ｆ）〕の電気二重層電池や過充電制御回
路、過放電制御回路を付加して構成した電力制御装置を
収納したローカル制御装置収納函を取り付け、導線を付
けて構成した太陽電池ユニットである。
は、太陽光発電パネルの大きさが屋根瓦１枚に乗せられ
る大きさのものから、取扱性やメンテナンスを考慮して
屋根瓦４〜６枚程度に跨がって設置できる大きさのもの
である。そして太陽電池ユニットの構成が所望の大きさ
で所定の太陽光発電能力を有する太陽電池モジュールを
枠体に固定し、その太陽電池モジュールの裏側に安定電
力供給装置として逆流防止回路、例えば、鉛電池や密閉
型鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池、リチウム電池
やニッケル水素蓄電池などの二次電池と、必要に応じて
太陽光発電容量および負荷の状態から求めた必要容量
〔ファラッド（Ｆ）〕の電気二重層電池や過充電制御回
路、過放電制御回路を付加して構成した電力制御装置を
収納したローカル制御装置収納函を取り付け、導線を付
けて構成した太陽電池ユニットである。
【００１２】太陽電池ユニットの設置は、屋根瓦毎に載
置するかまたは複数枚の屋根瓦に跨がって設置して固定
する。また、外装パネルの１枚または複数枚に跨がって
装着して固定する。そして、設置した太陽電池ユニット
を必要電力が供給できるように互いに結線して配電装置
に結合する。
置するかまたは複数枚の屋根瓦に跨がって設置して固定
する。また、外装パネルの１枚または複数枚に跨がって
装着して固定する。そして、設置した太陽電池ユニット
を必要電力が供給できるように互いに結線して配電装置
に結合する。
【００１３】また、太陽電池ユニットを屋根瓦や外装パ
ネルに設置する場合、裏面の保護と防水性を付与する必
要がある場合には、例えば、個々の太陽電池ユニットを
ゴム製の箱状体に嵌装し、必要に応じて太陽電池ユニッ
トとゴム製箱状体を、例えば、シリコン系樹脂、アクリ
ル系樹脂や塩ビ系樹脂などのビニル系樹脂、エポキシ系
樹脂などから選ばれたシーリング材で封止したものを屋
根瓦に載置または設置して固定したり、外装パネルに装
着または設置して固定する方法をとる。
ネルに設置する場合、裏面の保護と防水性を付与する必
要がある場合には、例えば、個々の太陽電池ユニットを
ゴム製の箱状体に嵌装し、必要に応じて太陽電池ユニッ
トとゴム製箱状体を、例えば、シリコン系樹脂、アクリ
ル系樹脂や塩ビ系樹脂などのビニル系樹脂、エポキシ系
樹脂などから選ばれたシーリング材で封止したものを屋
根瓦に載置または設置して固定したり、外装パネルに装
着または設置して固定する方法をとる。
【００１４】太陽電池ユニットを外装パネルに装着する
方法として、例えば、外装パネル１枚または複数枚に亙
ってローカル制御装置収納函を装着する窓を開けて、ロ
ーカル制御装置収納函を装着して密着固定し、太陽電池
ユニットの枠体と外装パネルをシーリング材で封止する
方法、ゴム製箱状体に嵌装した太陽電池ユニットを外装
パネルに固定する方法、太陽電池ユニットの枠体にバン
ドを装着するかあるいは太陽電池ユニットの枠体に外装
パネル装着溝を設けて外装パネルに開けた窓または外装
パネルを寄せて造った枠に挿設してシーリング材で固定
する方法等で施工する。
方法として、例えば、外装パネル１枚または複数枚に亙
ってローカル制御装置収納函を装着する窓を開けて、ロ
ーカル制御装置収納函を装着して密着固定し、太陽電池
ユニットの枠体と外装パネルをシーリング材で封止する
方法、ゴム製箱状体に嵌装した太陽電池ユニットを外装
パネルに固定する方法、太陽電池ユニットの枠体にバン
ドを装着するかあるいは太陽電池ユニットの枠体に外装
パネル装着溝を設けて外装パネルに開けた窓または外装
パネルを寄せて造った枠に挿設してシーリング材で固定
する方法等で施工する。
【００１５】なお、本発明の『外装パネル』とは、住
居、納屋や倉庫、動物飼育場や植物育成場の小屋などの
非住居、小規模のビル等の外壁や屋根、塀などを構築し
ているコンクリート製やパネル状複合材、金属板やスレ
ート板、ガラス板、木材板などの板状物、コンクリート
ブロックやレンガなどを意味するものである。
居、納屋や倉庫、動物飼育場や植物育成場の小屋などの
非住居、小規模のビル等の外壁や屋根、塀などを構築し
ているコンクリート製やパネル状複合材、金属板やスレ
ート板、ガラス板、木材板などの板状物、コンクリート
ブロックやレンガなどを意味するものである。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の太陽電池ユニット及び太陽電
池ユニットを用いた構築物を図面及び実施例で説明す
る。
池ユニットを用いた構築物を図面及び実施例で説明す
る。
【００１７】図１は、本発明の太陽電池ユニットの模式
図であり、太陽電池ユニット（１）は所望の電力を得る
数の太陽電池セルで構成した太陽電池モジュール（２）
を枠体（３）に固定し、更に、太陽光発電の電力を制御
するローカル制御装置収納函（４）を太陽電池モジュー
ルの裏側に取り付け、導線（５）を付けて構成したもの
である。
図であり、太陽電池ユニット（１）は所望の電力を得る
数の太陽電池セルで構成した太陽電池モジュール（２）
を枠体（３）に固定し、更に、太陽光発電の電力を制御
するローカル制御装置収納函（４）を太陽電池モジュー
ルの裏側に取り付け、導線（５）を付けて構成したもの
である。
【００１８】図２は、本発明の太陽電池ユニットを説明
する構成例であり、所望の電力を得る数の太陽電池セル
で構成した太陽電池モジュール（６）と、太陽光発電の
過充電制御回路（１１）、過放電制御回路（１１’）、
逆流防止ダイオード（１２）および二次電池（１３）、
必要に応じて設置する電気二重層電池（１４）でなるロ
ーカル制御装置を収納函（４）に収納して構成した太陽
電池ユニットの説明図である。
する構成例であり、所望の電力を得る数の太陽電池セル
で構成した太陽電池モジュール（６）と、太陽光発電の
過充電制御回路（１１）、過放電制御回路（１１’）、
逆流防止ダイオード（１２）および二次電池（１３）、
必要に応じて設置する電気二重層電池（１４）でなるロ
ーカル制御装置を収納函（４）に収納して構成した太陽
電池ユニットの説明図である。
【００１９】図３は、本発明の太陽電池ユニットをゴム
製箱状体に嵌装して防水性を付与した状態の断面模式図
であり、太陽電池モジュール（２）を表にして、その裏
側に装着したローカル制御装置収納函（４）を内蔵する
ようにゴム製箱状体（１５）に嵌装して防水性を付与
し、導線（５）を箱状体の外に引き出して構成した太陽
電池ユニット（１）の断面模式図である。
製箱状体に嵌装して防水性を付与した状態の断面模式図
であり、太陽電池モジュール（２）を表にして、その裏
側に装着したローカル制御装置収納函（４）を内蔵する
ようにゴム製箱状体（１５）に嵌装して防水性を付与
し、導線（５）を箱状体の外に引き出して構成した太陽
電池ユニット（１）の断面模式図である。
【００２０】図４は、本発明の太陽電池ユニットを外装
パネルに装着した状態の断面模式図であり、太陽電池ユ
ニット（１）は外装パネル（１６）に開けた窓にローカ
ル制御装置収納函（４）を装着して固定し、導線（５）
を外装パネルの内側に引き出した状態の断面模式図であ
る。
パネルに装着した状態の断面模式図であり、太陽電池ユ
ニット（１）は外装パネル（１６）に開けた窓にローカ
ル制御装置収納函（４）を装着して固定し、導線（５）
を外装パネルの内側に引き出した状態の断面模式図であ
る。
【００２１】実施例１ 太陽電池モジュールと逆流防止ダイオードおよび密閉型
鉛電池からなるローカル制御装置とで構成した屋根瓦載
置サイズの太陽電池ユニット（出力；１２Ｖ，８Ｗ）を
ゴム製箱状体に嵌装して、市販の電気器具を使用するの
に必要な電力が供給できる数の太陽電池ユニットを仮設
倉庫の陸屋根に設置し、相互に接続した後、レギュレー
タ、センサー、スイッチ機構からなる配電制御装置を設
けて照明と換気扇を作動させるようにした。
鉛電池からなるローカル制御装置とで構成した屋根瓦載
置サイズの太陽電池ユニット（出力；１２Ｖ，８Ｗ）を
ゴム製箱状体に嵌装して、市販の電気器具を使用するの
に必要な電力が供給できる数の太陽電池ユニットを仮設
倉庫の陸屋根に設置し、相互に接続した後、レギュレー
タ、センサー、スイッチ機構からなる配電制御装置を設
けて照明と換気扇を作動させるようにした。
【００２２】この太陽光発電装置はおおげさな設備の必
要がなく、倉庫内の換気や入出時のセンサーによる室内
照明が順調に作動し、取り立てた太陽光発電装置のメン
テナンスは必要がなく、良好な作動を継続していた。更
に、しばらく使用して仮設倉庫が不要になり、太陽光発
電装置は解線して簡単に撤収することができ、解体した
太陽光発電装置の一時格納にも大きな場所を必要としな
かった。
要がなく、倉庫内の換気や入出時のセンサーによる室内
照明が順調に作動し、取り立てた太陽光発電装置のメン
テナンスは必要がなく、良好な作動を継続していた。更
に、しばらく使用して仮設倉庫が不要になり、太陽光発
電装置は解線して簡単に撤収することができ、解体した
太陽光発電装置の一時格納にも大きな場所を必要としな
かった。
【００２３】実施例２ 山間部の作業小屋に設置する太陽光発電設備としては、
落葉などの堆積を考慮して外壁に設置することにして、
太陽電池モジュールと、逆流防止ダイオード、密閉型鉛
電池および電気二重層電池からなるローカル制御装置と
で構成した太陽電池ユニット（出力；１２Ｖ，８Ｗ）の
ローカル制御装置収納函部分が挿設できる窓を外壁用パ
ネル材に開けて太陽電池ユニットを装着し、太陽電池ユ
ニットと外壁パネルは防水シール材で封止して作業小屋
の外壁を構成した。この太陽電池ユニットは市販の電気
器具を使用するのに必要な電力供給ができる数だけ設置
し、相互に接続した後、レギュレータ、スイッチ機構か
らなる配電装置を設けて照明と過剰電力時には換気扇を
自動作動させるようにした。
落葉などの堆積を考慮して外壁に設置することにして、
太陽電池モジュールと、逆流防止ダイオード、密閉型鉛
電池および電気二重層電池からなるローカル制御装置と
で構成した太陽電池ユニット（出力；１２Ｖ，８Ｗ）の
ローカル制御装置収納函部分が挿設できる窓を外壁用パ
ネル材に開けて太陽電池ユニットを装着し、太陽電池ユ
ニットと外壁パネルは防水シール材で封止して作業小屋
の外壁を構成した。この太陽電池ユニットは市販の電気
器具を使用するのに必要な電力供給ができる数だけ設置
し、相互に接続した後、レギュレータ、スイッチ機構か
らなる配電装置を設けて照明と過剰電力時には換気扇を
自動作動させるようにした。
【００２４】作業小屋の設営と共におおげさな電気設備
を必要とせずに照明が得られ、作業小屋内の換気も順調
であって、しばらくの間作業小屋を締め切りにしても内
部の蒸れや悪臭が漂うこともなく、更に取り立てた太陽
光発電装置のメンテナンスは必要がなく、良好な作動を
していた。更に、作業小屋の移設の場合でも、太陽光発
電装置の配線を解線し、外壁パネルと共に解体・移動し
て、別の場所に簡単に移設作業ができて、解体時に解線
した配線を再結線するだけで直ちに電気設備は使用でき
た。
を必要とせずに照明が得られ、作業小屋内の換気も順調
であって、しばらくの間作業小屋を締め切りにしても内
部の蒸れや悪臭が漂うこともなく、更に取り立てた太陽
光発電装置のメンテナンスは必要がなく、良好な作動を
していた。更に、作業小屋の移設の場合でも、太陽光発
電装置の配線を解線し、外壁パネルと共に解体・移動し
て、別の場所に簡単に移設作業ができて、解体時に解線
した配線を再結線するだけで直ちに電気設備は使用でき
た。
【００２５】
【発明の効果】本発明の太陽電池ユニットは、屋根瓦へ
の設置や外装パネルへの装着が容易であり、屋根の葺き
替えや掃除などの作業時や、外装パネルの取り替えや塗
装時の取り外し、取り付けなどの作業が容易であって、
太陽電池モジュールの過熱を防止して高効率で安定な太
陽光発電と電力供給ができ、太陽光発電装置に不都合が
生じても太陽光発電系全体に及ぼす影響が少なく、メン
テナンスの容易な太陽電池ユニットである。
の設置や外装パネルへの装着が容易であり、屋根の葺き
替えや掃除などの作業時や、外装パネルの取り替えや塗
装時の取り外し、取り付けなどの作業が容易であって、
太陽電池モジュールの過熱を防止して高効率で安定な太
陽光発電と電力供給ができ、太陽光発電装置に不都合が
生じても太陽光発電系全体に及ぼす影響が少なく、メン
テナンスの容易な太陽電池ユニットである。
【図１】図１は、本発明の太陽電池ユニットの模式図で
ある。
ある。
【図２】図２は、本発明の太陽電池ユニットを説明する
構成例である。
構成例である。
【図３】図３は、本発明の太陽電池ユニットをゴム製箱
状体に嵌装して防水性を付与した状態の断面模式図であ
る。
状体に嵌装して防水性を付与した状態の断面模式図であ
る。
【図４】図４は、本発明の太陽電池ユニットを外装パネ
ルに装着した状態の断面模式図である。
ルに装着した状態の断面模式図である。
１ 太陽電池ユニット ２ 太陽電池モジュール ３ 枠体 ４ ローカル制御装置収納函 ５ 導線 ６ 太陽電池モジュール １１ 過充電制御回路 １１’過放電制御回路 １２ 逆流防止ダイオード １３ 二次電池 １４ 電気二重層電池 １５ ゴム製箱状体 １６ 外装パネル
Claims (4)
- 【請求項１】 所定の太陽光発電能力を有する太陽電池
モジュール（２）を枠体（３）に固定し、該太陽電池モ
ジュールの裏側に逆流防止回路、二次電池及び／又は電
気二重層電池、必要に応じて過充電制御回路、過放電制
御回路を付加した電力制御装置を収納したローカル制御
装置収納函（４）を取り付け、導線（５）を付けて構成
したことを特徴とする太陽電池ユニット。 - 【請求項２】 請求項１に記載の太陽電池ユニット
（１）をゴム製箱状体に嵌装して防水性を付与したこと
を特徴とする太陽電池ユニット。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の太陽電
池ユニット（１）を、屋根瓦毎または複数枚の屋根瓦に
跨がって設置し、該設置した太陽電池ユニットを相互に
接続して必要電力を供給するように構成したことを特徴
とする太陽電池ユニットを用いた構築物。 - 【請求項４】 請求項１または請求項２に記載の太陽電
池ユニット（１）を、外装パネルの１枚または複数枚に
跨がって装着し、該装着した太陽電池ユニットを相互に
接続して必要電力を供給するようにしたことを特徴とす
る太陽電池ユニットを用いた構築物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10037887A JPH11206037A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 太陽電池ユニット及び太陽電池ユニットを用いた構築物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10037887A JPH11206037A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 太陽電池ユニット及び太陽電池ユニットを用いた構築物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11206037A true JPH11206037A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=12510060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10037887A Pending JPH11206037A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 太陽電池ユニット及び太陽電池ユニットを用いた構築物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11206037A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007086472A1 (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | 電力供給システム |
| JP2007201257A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Sharp Corp | 太陽光発電システム |
| JP2008048544A (ja) * | 2006-08-17 | 2008-02-28 | Sharp Corp | 太陽光発電システム |
| JP2008079458A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Sharp Corp | 給電システムおよび給電システムの制御方法 |
| WO2009122562A1 (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-08 | 株式会社アイ・アイ・イー国際環境研究所 | 建物の構築方法 |
| WO2010000173A1 (en) * | 2008-07-01 | 2010-01-07 | Byd Company Limited | Solar-powered device |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP10037887A patent/JPH11206037A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007086472A1 (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | 電力供給システム |
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| EP1986306A1 (en) * | 2006-01-27 | 2008-10-29 | Sharp Kabushiki Kaisha | Power supply system |
| EP1986306A4 (en) * | 2006-01-27 | 2012-05-09 | Sharp Kk | FEEDING SYSTEM |
| US8310094B2 (en) | 2006-01-27 | 2012-11-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Power supply system |
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| JP5357862B2 (ja) * | 2008-04-01 | 2013-12-04 | 啓三 左高 | 建物の構築方法 |
| WO2010000173A1 (en) * | 2008-07-01 | 2010-01-07 | Byd Company Limited | Solar-powered device |
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|---|---|---|---|
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