JPH11205279A - 再送制御方法及び再送制御装置 - Google Patents
再送制御方法及び再送制御装置Info
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Abstract
力を高くし、伝送誤りを低減してスループットを向上さ
せる。 【解決手段】再送要求が発生すると、OFDM受信部3
は再送要求信号をスクランブル制御部2に与える。スク
ランブル制御部2はスクランブル部1のスクランブル系
列を再送前と変更する。これにより、変調部4からの再
送データ系列によるOFDMシンボルの時間波形は再送
前後で変化し、送信信号の平均電力が高くなる可能性が
ある。従って、再送によって、伝送誤りが低減される可
能性が高くなり、スループットが向上する。
Description
系列をOFDM信号を用いて無線伝送する場合の再送制
御方法及び再送制御装置に関する。
ータ通信システムが必要とされている。高速なデータ通
信を実現する無線通信システムでは送信された信号が建
物などによる反射により様々な経路を通って受信される
マルチパス干渉の軽減が必要である。マルチパス干渉が
生じると受信特性が大きく劣化する。一般に耐マルチパ
ス受信方式として等化器が用いられるが、高速無線通信
システムに適用するには装置規模が大きく、小型化、低
消費電力の点で非常に不利で現実的でない。
数分割多重(OFDM:OrthgonalFrequency Division
Multiplexing )方式を用いた無線通信システムが検討
されている。OFDM方式は、お互いに直交する最小の
間隔でサブキャリアを立てて情報を伝送するマルチキャ
リア伝送方式であり、マルチパスによるシンボル間干渉
の影響を大きく緩和することができるため、マルチパス
が生じても受信特性の劣化が小さい伝送方式である。ま
たOFDM方式を用いると、各サブキャリアの伝送レー
トを大幅に低下させることができ、ディジタル信号処理
による一括処理(高速逆フーリエ変換及び高速フーリエ
変換)によってマルチキャリア信号の変復調が可能とな
る。
(OFDMシンボル)は、ノイズ性の信号であるので、
シングルキャリア伝送方式と比較して、時間波形の振幅
変動が大きい。このため、送信電力増幅器のバックオフ
を小さく設定した場合には、電力増幅による非線形歪み
が生じ、伝送品質の低下(伝送誤り)につながる。
てバックオフを大きく設定すると、高効率な電力増幅が
できなくなる。小さいバックオフでの動作を可能とする
ために、バックオフを変化させるリニアライザの適用も
検討されるが、装置規模が大きく、小型化、低消費電力
化、低コスト化には不向きである。
Mシンボル毎のピーク電力を検出し、検出されたピーク
電力に応じて、送信するOFDMシンボルの平均電力を
制御する方法が検討されている。この方法では、OFD
Mシンボルの時間波形をピーク電力で正規化することに
よって、全シンボルのピーク電力を一定にする。ピーク
電力が全シンボルで一定であるので、送信電力増幅器の
バックオフ量を低減することが可能となる。
させることができる反面、送信されるOFDMシンボル
ごとに伝送品質が変化する。従って、振幅変動が大き
く、且つ大きな振幅のOFDMシンボルについては、平
均電力の抑圧が大きく、結果的に伝送品質の劣化、すな
わち伝送誤りが生じ易くなる。
データ通信を行う場合には、伝送誤りが検出されると、
誤りが検出されたデータについてデータの再送要求を行
い、同一データを再送する方法が採用されている。しか
しながら、OFDMシンボルの時間波形に起因して伝送
誤りが生じていることから、再送したデータについても
伝送誤りが生じる可能性が高く、スループットが低下し
てしまうという問題点があった。
FDM伝送においては、特別大規模な装置無しで送信電
力増幅器を効率良く動作させることができる伝送方法が
採用されるが、この伝送方法では、振幅変動が大きく、
且つ大きな振幅のOFDMシンボルの平均電力が抑圧さ
れてしまい、結果的に伝送品質の劣化、すなわち伝送誤
りが生じ易くなる。誤りが検出されたデータの再送要求
に応答したデータについても誤りが生じる可能性が高
く、再送が繰返されてスループットが低下してしまうと
いう問題点があった。
になされたもので、データの再送時にOFDM時間波形
の振幅変動を抑圧し、送信平均電力を向上させることに
より再送時の伝送誤りを軽減してスループットを向上さ
せることができる再送制御方法及び再送制御装置を提供
することを目的とする。
再送制御方法は、OFDM信号を送受信する無線局相互
間においてデータの再送要求が発生した場合には、送信
側の無線局は少なくとも同一伝送データについては再送
するデータ系列に再送毎に異なるOFDMシンボルの時
間波形に変換して再送要求に対する再送信号として送信
することを特徴とするものであり、本発明の請求項2に
係る再送制御方法は、OFDM信号を送受信する無線局
相互間においてデータの再送要求が発生した場合には、
送信側の無線局は少なくとも同一伝送データについては
再送するデータ系列を再送毎に異なるスクランブル系列
を掛けることにより、再送毎に異なるOFDMシンボル
の時間波形を得て再送要求に対する再送信号として送信
することを特徴とするものであり、本発明の請求項4に
係る再送制御方法は、OFDM信号を送受信する無線局
相互間においてデータの再送要求が発生した場合には、
送信側の無線局は少なくとも同一伝送データについては
再送するデータ系列を再送毎に異なる並べ替え方法で並
べ替えることにより、再送毎に異なるOFDMシンボル
の時間波形を得て再送要求に対する再送信号として送信
することを特徴とするものであり、本発明の請求項6に
係る再送制御方法は、OFDM信号を送受信する無線局
相互間においてデータの再送要求が発生した場合には、
送信側の無線局は少なくとも同一伝送データについては
再送するデータ系列を変調して得たスペクトル信号を再
送毎に異なる並べ替え方法で並べ替えることにより、再
送毎に異なるOFDMシンボルの時間波形を得て再送要
求に対する再送信号として送信することを特徴とするも
のであり、本発明の請求項8に係る再送制御装置は、デ
ータ系列をOFDMシンボルの時間波形に変換して送信
する送信手段と、前記送信手段の送信信号を受信した受
信局からデータの再送要求が発生した場合には、再送す
るデータ系列を再送毎に前記OFDMシンボルの時間波
形とは異なる時間波形に変換させる制御手段とを具備し
たことを特徴とするものである。
要求が発生した場合には、送信側の無線局は再送するデ
ータ系列を再送毎に異なるOFDMシンボルの時間波形
に変換して送信する。OFDMシンボルの時間波形が異
なることによって、再送時には、OFDMシンボルの振
幅が前回よりも低減される可能性がある。従って、デー
タの再送によって、送信平均電力が向上することがあ
り、伝送誤りが軽減される。
送要求が発生すると、少なくとも同一伝送データについ
ては再送するデータ系列に再送毎に異なるスクランブル
系列を掛ける。これにより、OFDMシンボルの時間波
形を再送毎に異なるものとする。
送要求が発生すると、少なくとも同一伝送データについ
ては再送するデータ系列を再送毎に並べ替える。これに
より、OFDMシンボルの時間波形を再送毎に異なるも
のとする。
送要求が発生すると、少なくとも同一伝送データについ
ては再送するデータ系列を変調して得たスペクトル信号
を再送毎に並べ替える。これにより、OFDMシンボル
の時間波形を再送毎に異なるものとする。
よってデータ系列はOFDMシンボルの時間波形に変換
される。制御手段は、再送要求が発生した場合には、O
FDMシンボルの時間波形が再送毎に異なるものとなる
ように制御する。
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
再送制御装置の一実施の形態を示すブロック図である。
図1の実施の形態は本発明を無線通信システムを構成す
る基地局又は無線端末に適用した例である。
末は、再送要求信号を受信した場合に再送するディジタ
ルデータ系列にスクランブルを掛けることを特徴とす
る。
1、スクランブル制御部2、変調部4、OFDM送信部
5、信号分波部6及びアンテナ7によって構成され、受
信系は、アンテナ7、信号分波部6、OFDM受信部
3、復調部8、デスクランブル部9及びデスクランブル
制御部10によって構成されている。
が入力され、所定のスクランブル手法によってディジタ
ルデータ系列にスクランブルを施して変調部4に出力す
る。本実施の形態においては、スクランブル部1はスク
ランブル制御部2によってスクランブル系列が制御され
るようになっている。
データ系列は、畳み込み符号化、リードソロモン(R
S)符号化及びインターリーブ処理等が行われているデ
ータ系列であってもよい。
M受信部3から再送要求信号が入力されると、スクラン
ブル部1による再送前のスクランブル系列と異なるスク
ランブル系列を設定する。スクランブル制御部2は、再
送前後でスクランブル部1のスクランブル系列を変化さ
せればよく、スクランブルを掛けた場合と掛けない場合
とを切換えるようにしてもよい。
求によって再送されるディジタルデータ系列(再送ディ
ジタルデータ系列)に対してはスクランブルを掛けるよ
うに制御し、それ以外のディジタルデータ系列に対して
はスクランブルを掛けないように制御する。
列に所定の変調を施してOFDM送信部5に出力する。
OFDM送信部5は、高速逆フーリエ変換(IFFT)
による時間信号への変換処理、D/A変換処理及びマル
チパスによる遅延波成分を吸収するためのガードタイム
付加処理等の信号処理を行ってOFDMシンボルを生成
する。OFDM送信部5は生成したOFDMシンボルを
周波数変換して送信信号を作成して信号分波部6に出力
する。
送信信号をアンテナ7を介して送信し、アンテナ7から
の受信信号をOFDM受信部3に供給するようになって
いる。
機において受信される。他機は伝送信号に伝送誤りがあ
る場合には、再送要求信号を送出するようになってい
る。
して受信された受信信号は信号分波部6を介してOFD
M受信部3に供給される。OFDM受信部3は、送信信
号を周波数変換処理することによりOFDMシンボルを
得、更に、高速フーリエ変換(FFT)によって元のデ
ータ系列を得て復調部8に出力する。本実施の形態にお
いては、受信信号が他機における伝送誤りの発生を示す
再送要求である場合には、OFDM受信部3は再送要求
信号を発生してスクランブル制御部2に供給するように
なっている。
の変調処理の逆処理を行って元のディジタルデータ系列
に戻す。復調部8の出力はデスクランブル部9に供給さ
れる。デスクランブル部9は、デスクランブル制御部1
0に制御されて、送信側のスクランブル系列に対応した
デスクランブルを行って、元のディジタルデータ系列を
復元するようになっている。なお、デスクランブル制御
部10は、送信側においてスクランブル処理が行われて
いない場合には、入力されたデータをそのまま出力させ
るように、デスクランブル部9を制御するようになって
いる。
でも、例えば受信ディジタルデータ系列に変換された後
に検出されても構わない。
動作について図2のフローチャートを参照して説明す
る。図2は基地局及び無線端末の処理フローを示してい
る。図2の左側は基地局の処理であり、右側は無線端末
の処理である。
し、無線端末がOFDMデータシンボルを受信する場合
の一例について説明する。
て、OFDMデータシンボルが生成される。即ち、送信
するディジタルデータ系列は、スクランブル部1に与え
られて、所定のスクランブル系列でスクランブルが掛け
られる。なお、この時点では、スクランブルを施さなく
てもよい。
系列は、変調部4によって変調され、OFDM送信部5
に供給される。OFDM送信部5では、高速逆フーリエ
変換による時間信号への変換処理、D/A変換処理、マ
ルチパスにより遅延波成分を吸収するためのガードタイ
ム付加処理を行ってOFDMシンボルを生成し、周波数
変換処理によって送信信号を発生する。OFDM送信部
5からの送信信号は、ステップS2 において、信号分波
部6からアンテナ7を介して無線端末に対して送信され
る。
DMデータシンボルを受信する。アンテナ7で受信した
OFDMシンボルがOFDMデータシンボル(Ack、
Nack以外)であるとする。OFDM受信部3では、
信号分波部6を経由して入力される受信OFDMシンボ
ルに対して、周波数変換処理、ガードタイム除去処理、
A/D変換処理及び高速フーリエ変換(FFT)による
スペクトル信号の生成等を行い、スペクトル信号を復調
部8に供給する。
ジタルデータ系列に変換し、デスクランブル部9に与え
る。受信ディジタルデータ系列には他機のスクランブル
制御部2で制御されたデスクランブル信号が掛けられて
おり、デスクランブル部9において受信ディジタルデー
タ系列にデスクランブル信号を掛けることによって、ス
クランブル信号が掛けられる前のディジタルデータ系列
が得られる。
て、OFDMデータシンボルの誤り検出を行う。受信O
FDMデータシンボルに誤りを検出すると、無線端末は
再送要求信号を基地局に送信する(ステップS5 )。誤
りが検出されない場合には、無線端末は確認信号を基地
局に送信し、受信が完了する(ステップS6 )。ただ
し、誤りが検出されない場合には確認信号を基地局に送
信しなくても構わない。
するものとする。この場合には、ステップS5 において
再送要求信号を送信する。この再送要求は基地局のアン
テナ7において受信される(ステップS7 )。
系列が再送要求であることを例えばOFDM受信部3が
OFDMデータシンボルを受信した時に検出することも
可能であり、またディジタルデータ系列に変換した後に
検出することも可能である。
と、再送要求信号をスクランブル制御部2に出力する。
そうすると、再送ディジタルデータ系列がスクランブル
部1に再度入力されて、ステップS8 において、再送要
求信号に応じたスクランブルが掛けられる。即ち、スク
ランブル制御部2は、スクランブル部1に、再送前に用
いていたスクランブル系列と異なるスクランブル系列を
用いたスクランブルを行わせる。
掛けられていない場合には、再送時には所定のスクラン
ブル系列でスクランブルが掛けられる。スクランブル部
1の出力は再び変調部4で変調されOFDM送信部5で
OFDMデータシンボルに変換される(ステップS9
)。
ルが掛けられるので、等しいディジタルデータ系列から
生成される再送前OFDMデータシンボルと再送OFD
Mデータシンボルとの時間波形が異なり、ピーク電力が
変化する。
FDMデータシンボルを送信し、無線端末は再送OFD
Mデータシンボルを受信する(ステップS11)。無線端
末は、受信再送ディジタルデータ系列にデスクランブル
信号を掛けて元のデータ系列に戻し(ステップS12)、
誤り検出を行う(ステップS13)。
信号を再度基地局に送信する(ステップS5 )。誤りが
検出されない場合は、無線端末は確認信号を基地局に送
信し、受信が完了する(ステップS6 )。ただし、この
場合にも、誤りが検出されないときには確認信号を基地
局に送信しなくともよい。
テムでは、送信電力増幅器のバックオフ量の制限によっ
て送信OFDMシンボルの時間波形に歪みが生じること
があるが、このようなシステムでは、再送前のOFDM
シンボルのピーク電力の著しい増加が原因となる。しか
し基地局もしくは無線端末を図1の構成とすると、再送
OFDMシンボルのピーク電力が変化するため、再送す
るOFDMシンボルの時間波形の振幅変動を抑圧し、送
信平均電力を向上させることにより再送時の伝送誤りを
軽減することが可能となる。
送ディジタルデータ系列に掛けるスクランブル系列を再
送前後で異なるものとすることによって、再送時のOF
DM時間波形の振幅変動を抑圧し、送信平均電力を向上
させることができる。これにより、再送時の伝送誤りの
軽減させて、スループットを向上させることが可能とな
る。
ック図である。図3において図1と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。
のピーク電力を検出し、ピーク電力に応じて送信するO
FDMシンボルの平均電力を制御する無線通信システム
に適用した基地局又は無線端末の一例である。
電力測定部11と送信電力制御部12が含まれているこ
とのみが異なる。
タ系列から生成されたOFDMデータシンボルがOFD
M送信部5から出力されると、OFDMデータシンボル
の時間波形のピーク電力を測定し、その結果を送信電力
制御部12に出力する。送信電力制御部12は、OFD
M送信部5から出力されるOFDMデータシンボルが入
力されると、ピーク電力測定部11で測定したピーク電
力に応じてOFDMデータシンボルの送信電力を変化さ
せる。例えば、ピーク電力でOFDMデータシンボルの
時間波形を正規化し、ピーク電力値が全シンボルで一定
となるように送信電力を制御する。
も、再送要求信号をOFDM受信部3が受信すると、デ
ィジタルデータ系列は、再度スクランブル部1に入力さ
れる。1回目の伝送時にスクランブルを掛けていないも
のとすると、スクランブル制御部2は、再送時にスクラ
ンブル信号を掛けるようにスクランブル部1を制御す
る。スクランブルが掛けられたディジタルデータ系列
は、OFDMデータシンボルに変換される。再送ディジ
タルデータ系列にスクランブルが掛けられていることか
ら、再送OFDMデータシンボルは、再送前のOFDM
データシンボルとはピーク電力が低減される可能性が高
い。
る原因として、ピーク電力が著しく大きいために平均電
力が大きく低下したことが考えられる。その場合、再送
要求信号に対して同一のOFDMデータシンボルを単に
再送しただけでは、再度誤りが生じる可能性が高い。し
かし、本再送制御方法を用いると、再送前のOFDMシ
ンボルに比べて再送OFDMシンボルの平均電力の低下
が抑えられる可能性が高くなり、再送OFDMシンボル
の伝送誤りが軽減される。
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
施の形態を示すフローチャートである。図4において図
2と同一のステップには同一符号を付して説明を省略す
る。なお、本実施の形態の無線通信システムの再送制御
方法を実現するための基地局及び無線端末としては、図
1と同一構成のものを用いることができる。
クランブル制御のみが図2の再送制御方法と異なる。即
ち、本実施の形態においては、ステップS21を付加して
おり、図1においてスクランブル制御部2及びデスクラ
ンブル制御部10の動作のみが異なることになる。
Mデータシンボルの送信方法について説明する。
受信部3で再送要求信号が検出されると、スクランブル
制御部2に再送ディジタルデータ系列が入力される。ス
クランブル制御部2は、再送要求信号の受信回数に応じ
て再送データ系列に掛けるスクランブル信号の設定を行
う。例えばスクランブル制御部2は、再送要求信号を受
信する度に、用意された複数のスクランブル系列から一
つを選択する。選択方法は、再送要求信号を受信する度
に、数種類のスクランブル系列を順番に変更して用いる
方法や、または数種類のスクランブル系列をランダムに
用いる方法などが考えられる。
及び無線端末の受信方法について説明する。
OFDMデータシンボル(Ack、Nack以外)であ
るとすると、受信OFDMデータシンボルは、OFDM
受信部3でスペクトル信号に変換された後に、復調部8
において復調され、受信ディジタルデータ系列が得られ
る。デスクランブル制御部10は、送信側においてOF
DMデータシンボルに掛けられたスクランブルに対応し
たデスクランブル信号を設定する。このデスクランブル
信号がデスクランブル部9に与えられて、デスクランブ
ル処理が行われる。こうして、スクランブル信号が掛け
られる前の元の並び順のディジタルデータ系列が得られ
る。
再送要求信号である場合には、OFDM受信部3又はデ
スクランブル部9が出力するディジタルデータ系列など
によって、OFDM信号又はディジタルデータ系列の何
度目の再送要求信号であるかが判別される。再送要求信
号が受信されると、ディジタルデータ系列は再送要求信
号に応じたスクランブルが掛けられた後、再び変調部4
で変調され、OFDM送信部5でOFDMデータシンボ
ルに変換されて送信される。
作用について図4を参照して説明する。
ンボルを送信し、無線端末がOFDMデータシンボルを
受信する場合の再送制御方法の一例について説明する。
FDMデータシンボルが生成されると、基地局はOFD
Mデータシンボルを無線端末に対して送信する(ステッ
プS2 )。無線端末はOFDMデータシンボルを受信す
る(ステップS3 )と、OFDMデータシンボルの誤り
検出を行う(ステップS4 )。
されると、無線端末はステップS5において再送要求信
号を基地局に送信する。誤りが検出されない場合は、無
線端末は確認信号を基地局に送信し、受信が完了する
(ステップS6 )。ただし誤りが検出されない場合には
確認信号を基地局に送信しなくても構わない。
送要求信号を受信すると、スクランブルの設定を行う。
本実施の形態においては、再送要求信号の受信回数に応
じて、再送データ系列に掛けるスクランブル信号を設定
する(ステップS21)。スクランブル信号の設定は、例
えば図1のスクランブル制御部2で行われる。
受信する度に、複数のスクランブル系列から一つを選択
する。選択方法は、例えば再送要求信号を受信する度
に、数種類のスクランブル系列を順番に使う方法や、ま
たは数種類のスクランブル系列をランダムに使う方法な
どが挙げられる。
ンブルを掛けて(ステップS8 )、再送OFDMデータ
シンボルを生成する(ステップS9 )。基地局は再送O
FDMデータシンボルを送信し(ステップS10)、無線
端末は再送OFDMデータシンボルを受信する(ステッ
プS11)。
列にデスクランブル信号を掛け(ステップS12)、誤り
検出を行う(ステップS13)。誤りが検出されると、無
線端末は再送要求信号を基地局に送信する(ステップS
5 )。誤りが検出されない場合は、無線端末は確認信号
を基地局に送信して、受信が完了する(ステップS
6)。ただし誤りが検出されない場合には確認信号を基
地局に送信しなくとも構わない。
送ディジタルデータ系列に対して、再送要求信号の受信
回数に応じたスクランブルを掛けることによって、再送
時のOFDM時間波形の振幅変動を抑圧し、送信平均電
力を向上させることにより再送時の伝送誤りの軽減させ
ることが可能となる。
ーチャートである。図5において図2と同一のステップ
には同一符号を付して説明を省略する。なお、本実施の
形態においても無線通信システムの再送制御方法を実現
するための基地局及び無線端末としては、図1と同一構
成のものを用いることができる。
及びデスクランブル制御のみが図2の再送制御方法と異
なる。即ち、本実施の形態においては、ステップS25を
付加しており、図1においてスクランブル制御部2及び
デスクランブル制御部10の動作のみが異なることにな
る。
Mデータシンボルの送信方法について説明する。
信号が検出されると、スクランブル部1に再送ディジタ
ルデータ系列が入力される。本実施の形態においては、
スクランブル制御部2は、スクランブル部1に入力され
るOFDMデータシンボルが再送前のものと同一である
か否かを検出することができるようになっている。スク
ランブル制御部2は、同一OFDMデータシンボルに対
する再送要求信号の受信回数に応じて再送データ系列に
掛けるスクランブル信号の設定を行う。例えばスクラン
ブル制御部2は、あらかじめ複数のスクランブル系列を
用意し、同一OFDMデータシンボルの再送要求信号の
受信回数に対応したスクランブル系列を選択する。
及び無線端末の受信方法について説明する。
OFDMデータシンボル(Ack、Nack以外)であ
るとすると、受信OFDMデータシンボルは、OFDM
受信部3でスペクトル信号に変換された後に、復調部8
で復調され、受信ディジタルデータ系列が得られる。受
信ディジタルデータ系列は、デスクランブル制御部10
で制御されたデスクランブル信号が掛けられ、スクラン
ブル信号が掛けられる前の元の並び順のディジタルデー
タ系列が得られる。
ータシンボルに掛けられたスクランブルに対応したデス
クランブル信号を設定する。デスクランブル部9は復調
部8の出力にデスクランブル信号を掛け、スクランブル
信号が掛けられる前の元の並び順のディジタルデータ系
列を出力する。送信側では、スクランブル制御部2で、
同一OFDMデータシンボルに対する再送要求信号の受
信回数に応じて再送データ系列に掛けるスクランブル信
号の設定を行うので、受信側では同一OFDMデータシ
ンボルに対する再送要求回数からデスクランブル信号の
設定を行うことができる。
再送要求信号である場合、OFDM受信部3又はデスク
ランブル部9が出力するディジタルデータ系列などによ
って、同一のディジタルデータ系列に対する何度目の再
送要求信号であるかが分かる。再送要求信号が受信され
ると、ディジタルデータ系列は再送要求信号に応じたス
クランブルを掛けられた後、再び変調部4で変調され、
OFDM送信部5でOFDMデータシンボルに変換され
て送信される。
作用について図5を参照して説明する。
ンボルを送信し、無線端末がOFDMデータシンボルを
受信する場合の再送制御方法の一例について説明する。
れる(ステップS1 )と、基地局はOFDMデータシン
ボルを無線端末に対して送信する(ステップS2 )。無
線端末はOFDMデータシンボルを受信する(ステップ
S3 )と、OFDMデータシンボルの誤り検出を行う
(ステップS4 )。
されると、無線端末は再送要求信号を基地局に送信する
(ステップS5 )。誤りが検出されない場合は、無線端
末は確認信号を基地局に送信し、受信が完了する(ステ
ップS6 )。ただし誤りが検出されない場合には確認信
号を基地局に送信しなくても構わない。
と(ステップS7 )、再送データ系列に掛けるスクラン
ブル系列の設定を行う。本実施の形態においては、同一
OFDMデータシンボルに対する再送要求信号の受信回
数に応じて再送データ系列に掛けるスクランブル信号を
設定する(ステップS25)。
スクランブル制御部2で行われる。スクランブル制御部
2は、同一OFDMデータシンボルに対する再送回数に
対応するスクランブル系列を予め用意し、その中から同
一OFDMデータシンボルの再送回数に対応するスクラ
ンブル信号を選択する。
ンブルを掛けて(ステップS8 )、再送OFDMデータ
シンボルを生成する(ステップS9 )。基地局は再送O
FDMデータシンボルを送信し(ステップS10)、無線
端末は再送OFDMデータシンボルを受信する(ステッ
プS11)。無線端末は、受信再送ディジタルデータ系列
にデスクランブル信号を掛け(ステップ12)、誤り検出
を行う(ステップS13)。
信号を基地局に送信する(ステップS5 )。誤りが検出
されない場合は、無線端末は確認信号を基地局に送信
し、受信が完了する(ステップS6 )。ただし誤りが検
出されない場合には確認信号を基地局に送信しなくとも
構わない。
送ディジタルデータ系列に対して、同一OFDMデータ
シンボルに対する再送要求信号の受信回数に応じたスク
ランブルを掛けることによって、再送時のOFDM時間
波形の振幅変動を抑圧し、送信平均電力を向上させるこ
とにより再送時の伝送誤りの軽減させることが可能とな
る。また同一OFDMデータシンボルに対する再送要求
毎に再送OFDM時間波形の平均送信電力が変化するた
め、送信平均電力を向上させることにより再送時の伝送
誤りの軽減させることが可能となる。
ロック図である。図6において図1と同一の構成要素に
は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態は無
線通信システムを構成する基地局又は無線端末を示して
いる。本実施の形態においては、基地局又は無線端末が
再送要求信号を受信した場合に、再送するディジタルデ
ータ系列を並べ替えるようにしている。
ランブル部1、スクランブル制御部2、デスクランブル
部9及びデスクランブル制御部10に夫々代えて送信デ
ータ並べ替え部13、送信データ並べ替え制御部14、
受信データ並べ替え部15及び受信データ並べ替え制御
部16を採用した点が図1の実施の形態と異なる。
適用することもでき、この場合には、図3の基地局又は
無線端末のスクランブル部1を送信データ並べ替え部1
3、スクランブル制御部2を送信データ並べ替え制御部
14、デスクランブル部9を受信並べ替え部15、デス
クランブル制御部10を受信データ並べ替え制御部16
に置き換えればよい。
替え部13に入力される。送信データ並べ替え部13
は、送信データ並べ替え制御部14からの制御信号によ
って送信データの並べ替えを行う。OFDM受信部3で
再送要求信号が検出されるとする。送信データ並べ替え
制御部14は、OFDM受信部3で受信された再送要求
信号に応じて並べ替えの方法を制御する。
は、再送要求によって再送されるディジタルデータ系列
(再送ディジタルデータ系列)に対しては、並べ替えを
行うように制御し、それ以外のディジタルデータ系列に
対しては並べ替えを行わないように制御する。
も、例えば受信ディジタルデータ系列に変換された後に
検出されても構わない。
ィジタルデータ系列は、畳み込み符号化やリードソロモ
ン(RS)符号化、インターリーブ等が行われているデ
ータ系列であっても良い。入力されるディジタルデータ
系列が再送ディジタルデータ系列でないならば、送信デ
ータ並べ替え部13を通過しても構わない。
えられたディジタルデータ系列又は送信データ並べ替え
部13を通過したディジタルデータ系列は、変調部4で
変調され、OFDM送信部5に入力される。OFDM送
信部5では、高速逆フーリエ変換(IFFT)による時
間信号への変換処理、D/A変換処理、マルチパスによ
る遅延波成分を吸収するためのガードタイム付加処理等
の信号処理によってOFDMシンボルを生成し、周波数
変換を行って送信信号を得る。OFDM送信部5で生成
されたOFDMシンボルは、信号分波部6を経由してア
ンテナ7から送信される。
送信側の並べ替え方法に対応した並べ替え方法を受信デ
ータ並べ替え部15に設定する。受信データ並べ替え部
15は、復調部8からのディジタルデータ系列を並べ替
えて、並べ替え処理前の元の配列に戻して出力するよう
になっている。
動作について説明する。
いて説明する。
OFDMデータシンボル(Ack、Nack以外)であ
るとする。OFDM受信部3では、信号分波部6を経由
して入力される受信OFDMシンボルに対して、周波数
変換処理、ガードタイム除去処理、A/D変換処理、高
速フーリエ変換(FFT)処理によるスペクトル信号の
生成等を行い、スペクトル信号を復調部8に入力する。
復調部8では、スペクトル信号を受信ディジタルデータ
系列に変換し、受信データ並べ替え部15に供給する。
受信データ並べ替え制御部15は、受信データ並べ替え
制御部16の制御により、送信データ並べ替え部13に
よる並べ替えを元の並び順に戻すように並べ替えを行
い、送信データ並べ替え部13によって並べ替えが行わ
れる前のディジタルデータ系列を出力する。
受信ディジタルデータ系列が再送ディジタルデータ系列
でないならば、並べ替えを行わないように制御し、受信
ディジタルデータ系列が再送ディジタルデータ系列なら
ば、送信データ並べ替え部13による並べ替えを元の並
び順に戻すように並べ替えを行うように制御する。受信
ディジタルデータ系列が再送ディジタルデータ系列か否
かを判定するためには、例えばOFDM受信部3がOF
DMデータシンボルを受信した時に検出することも可能
であり、またディジタルデータ系列に変換した後に検出
することも可能である。
再送要求信号である場合、OFDM受信部3又は受信デ
ータ並べ替え部15が出力するディジタルデータ系列な
どによって、受信OFDM信号又は受信ディジタルデー
タ系列が再送要求信号であると判断される。再送要求信
号が受信されると、再送ディジタルデータ系列が送信デ
ータ並べ替え部13に入力され、再送要求信号に応じて
再送ディジタルデータ系列の並べ替えが行われる。並べ
替えが行われた再送ディジタルデータ系列は、再び変調
部4で変調され、OFDM送信部5でOFDMデータシ
ンボルに変換されて送信される。
るので、同一のディジタルデータ系列から生成される再
送前OFDMデータシンボルと再送OFDMデータシン
ボルとの時間波形が異なり、ピーク電力が変化する。
テムでは、送信電力増幅器のバックオフ量の制限によっ
て送信OFDMシンボルの時間波形に歪みが生じること
があるが、このようなシステムでは、再送前のOFDM
シンボルのピーク電力の著しい増加が原因となる。しか
し基地局又は無線端末を図6の構成とすると、再送OF
DMシンボルのピーク電力が変化するため、再送するO
FDMシンボルの時間波形の振幅変動を抑圧し、送信平
均電力を向上させることにより再送時の伝送誤りを軽減
することが可能となる。
作を図7のフローチャートを用いて説明する。ここで
は、基地局からOFDMデータシンボルを送信し、無線
端末がOFDMデータシンボルを受信する場合の一例に
ついて説明する。図7において図2と同一のステップに
は同一符号を付して説明を省略する。
れる(ステップS1 )と、基地局は、OFDMデータシ
ンボルを無線端末に対して送信する(ステップS2 )。
無線端末はOFDMデータシンボルを受信する(ステッ
プS3 )と、OFDMデータシンボルの誤り検出を行う
(ステップS4 )。
されると、無線端末は再送要求信号を基地局に送信する
(ステップS5 )。誤りが検出されない場合は、無線端
末は確認信号を基地局に送信し、受信が完了する(ステ
ップS6 )。ただし誤りが検出されない場合には確認信
号を基地局に送信しなくても構わない。
求信号を受信すると(ステップS7)、基地局は、ステ
ップS31において再送データ系列を並べ替えた後、再送
OFDMデータシンボルを生成する(ステップS9 )。
基地局は再送OFDMデータシンボルを送信し(ステッ
プS10)、無線端末は再送OFDMデータシンボルを受
信する(ステップS11)。
列を並べ替えて基地局で再送ディジタルデータを並べ替
える前のディジタルデータ系列に戻し(ステップS3
2)、誤り検出を行う(ステップS13)。
信号を基地局に送信する(ステップS5 )。誤りが検出
されない場合は、無線端末は確認信号を基地局に送信
し、受信が完了する(ステップS6 )。ただし誤りが検
出されない場合には確認信号を基地局に送信しなくても
構わない。
送ディジタルデータ系列を並べ替えることによって、再
送時のOFDM時間波形の振幅変動を抑圧し、送信平均
電力を向上させることにより再送時の伝送誤りを軽減さ
せることが可能となる。
施の形態を示すフローチャートである。図8において図
7と同一のステップには同一符号を付して説明を省略す
る。なお、本実施の形態の無線通信システムの再送制御
方法を実現するための基地局及び無線端末としては、図
6と同一構成のものを用いることができる。
及び受信データの並べ替え制御のみが図7の再送制御方
法と異なる。即ち、本実施の形態においては、ステップ
S35を付加しており、図6において送信データ並べ替え
制御部14及び受信データ並べ替え制御部16の動作の
みが異なることになる。
Mデータシンボルの送信方法について説明する。
受信部3で再送要求信号が検出されると、送信データ並
べ替え部13に再送ディジタルデータ系列が入力され
る。送信データ並べ替え制御部14は、再送要求信号の
受信回数に応じて再送データ系列の並べ替え方法の設定
を行う。例えば送信データ並べ替え制御部14は、再送
要求信号を受信する度に、用意された複数の並べ替え方
法から一つを選択する。選択方法は、再送要求信号を受
信する度に、数種類の並べ替え方法を順番に使う方法
や、または数種類の並べ替え方法をランダムに用いる方
法などが挙げられる。
及び無線端末の受信方法について説明する。
OFDMデータシンボル(Ack、Nack以外)であ
るとすると、受信OFDMデータシンボルは、OFDM
受信部3でスペクトル信号に変換された後に、復調部8
において復調され、受信ディジタルデータ系列が得られ
る。受信データ並べ替え制御部16は、送信側における
データの並べ替え方法に対応した並べ替え方法を設定す
る。この並べ替え方法に基づいて、受信データ並べ替え
部15がデータの並べ替えを行う。こうして、送信側に
おいてデータの並べ替えが行われる前の元の並び順のデ
ィジタルデータ系列が得られる。
再送要求信号である場合には、OFDM受信部3又は受
信データ並べ替え部15が出力するディジタルデータ系
列などによって、OFDM信号又はディジタルデータ系
列の何度目の再送要求信号であるかが判別される。再送
要求信号が受信されると、ディジタルデータ系列は再送
要求信号に応じて並べ替えが行われた後、再び変調部4
で変調され、OFDM送信部5でOFDMデータシンボ
ルに変換されて送信される。
作用について図8を参照して説明する。
ンボルを送信し、無線端末がOFDMデータシンボルを
受信する場合の再送制御方法の一例について説明する。
FDMデータシンボルが生成されると、基地局はOFD
Mデータシンボルを無線端末に対して送信する(ステッ
プS2 )。無線端末はOFDMデータシンボルを受信す
る(ステップS3 )と、OFDMデータシンボルの誤り
検出を行う(ステップS4 )。
されると、無線端末はステップS5において再送要求信
号を基地局に送信する。誤りが検出されない場合は、無
線端末は確認信号を基地局に送信し、受信が完了する
(ステップS6 )。ただし誤りが検出されない場合には
確認信号を基地局に送信しなくても構わない。
送要求信号を受信すると、再送データ系列を並べ換える
ための並べ替え方法の設定を行う。本実施の形態におい
ては、再送要求信号の受信回数に応じて、再送データ系
列を並べ換えるための並べ替え方法を設定する(ステッ
プS35 )。並べ替え方法の設定は、例えば図1の送信
データ並べ替え制御部14で行われる。
求信号を受信する度に、数種類の並べ替え方法から一つ
を選択する。選択方法は、例えば再送要求信号を受信す
る度に、数種類の並べ替え方法を順番に使う方法や、ま
たは数種類の並べ替え方法をランダムに使う方法などが
挙げられる。
え方法で並べ替えを行い(ステップS31)、再送OFD
Mデータシンボルを生成する(ステップS9 )。基地局
は再送OFDMデータシンボルを送信し(ステップS1
0)、無線端末は再送OFDMデータシンボルを受信す
る(ステップS11)。
列を並べ替えて(ステップS32)、誤り検出を行う(ス
テップS13)。誤りが検出されると、無線端末は再送要
求信号を基地局に送信する(ステップS5 )。誤りが検
出されない場合は、無線端末は確認信号を基地局に送信
して、受信が完了する(ステップS6 )。ただし誤りが
検出されない場合には確認信号を基地局に送信しなくと
も構わない。
送ディジタルデータ系列に対して、再送要求信号の受信
回数に応じた並べ替えを行うことによって、再送時のO
FDM時間波形の振幅変動を抑圧し、送信平均電力を向
上させることにより再送時の伝送誤りの軽減させること
が可能となる。
ーチャートである。図9において図7と同一のステップ
には同一符号を付して説明を省略する。なお、本実施の
形態においても無線通信システムの再送制御方法を実現
するための基地局及び無線端末としては、図6と同一構
成のものを用いることができる。
替え方法及び受信データの並べ替え方法のみが図7の再
送制御方法と異なる。即ち、本実施の形態においては、
ステップS38を付加しており、図6において送信データ
並べ替え制御部14及び受信データ並べ替え制御部16
の動作のみが異なることになる。
Mデータシンボルの送信方法について説明する。
信号が検出されると、送信データ並べ替え部13に再送
ディジタルデータ系列が入力される。本実施の形態にお
いては、送信データ並べ替え制御部14は、送信データ
並べ替え部13に入力されるOFDMデータシンボルが
再送前のものと同一であるか否かを検出することができ
るようになっている。送信データ並べ替え制御部14
は、同一OFDMデータシンボルに対する再送要求信号
の受信回数に応じて再送データ系列の並べ替え方法の設
定を行う。例えば送信データ並べ替え制御部14は、あ
らかじめ複数の並べ替え方法を用意し、同一OFDMデ
ータシンボルの再送要求信号の受信回数に対応した並べ
替え方法を選択する。
及び無線端末の受信方法について説明する。
OFDMデータシンボル(Ack、Nack以外)であ
るとすると、受信OFDMデータシンボルは、OFDM
受信部3でスペクトル信号に変換された後に、復調部8
で復調され、受信ディジタルデータ系列が得られる。受
信ディジタルデータ系列は、受信データ並べ替え制御部
16で指定された並べ替え方法によって、並べ替えが行
われる前の元の並び順のディジタルデータ系列に戻され
る。
の並べ替え方法に対応した並べ替え方法を設定する。受
信データ並べ替え部15は復調部8の出力を並べ替え
て、並べ替えが行われる前の元の並び順のディジタルデ
ータ系列を出力する。送信側では、送信データ並べ替え
制御部14で、同一OFDMデータシンボルに対する再
送要求信号の受信回数に応じて再送データ系列の並べ替
え方法の設定を行うので、受信側では、同一OFDMデ
ータシンボルに対する再送要求回数から並べ替え方法の
設定を行うことができる。
再送要求信号である場合、OFDM受信部3又は受信デ
ータ並べ替え部15が出力するディジタルデータ系列な
どによって、同一のディジタルデータ系列に対する何度
目の再送要求信号であるかが分かる。再送要求信号が受
信されると、ディジタルデータ系列は再送要求信号に応
じた並べ替えが行われた後、再び変調部4で変調され、
OFDM送信部5でOFDMデータシンボルに変換され
て送信される。
作用について図9を参照して説明する。
ンボルを送信し、無線端末がOFDMデータシンボルを
受信する場合の再送制御方法の一例について説明する。
れる(ステップS1 )と、基地局はOFDMデータシン
ボルを無線端末に対して送信する(ステップS2 )。無
線端末はOFDMデータシンボルを受信する(ステップ
S3 )と、OFDMデータシンボルの誤り検出を行う
(ステップS4 )。
されると、無線端末は再送要求信号を基地局に送信する
(ステップS5 )。誤りが検出されない場合は、無線端
末は確認信号を基地局に送信し、受信が完了する(ステ
ップS6 )。ただし誤りが検出されない場合には確認信
号を基地局に送信しなくても構わない。
と(ステップS7 )、再送データ系列の並べ替え方法の
設定を行う。本実施の形態においては、同一OFDMデ
ータシンボルに対する再送要求信号の受信回数に応じて
再送データ系列の並べ替え方法を設定する(ステップS
38)。
タ並べ替え制御部14で行われる。送信データ並べ替え
制御部14は、同一OFDMデータシンボルに対する再
送回数に対応する並べ替え方法を予め用意し、その中か
ら同一OFDMデータシンボルの再送回数に対応する並
べ替え方法を選択する。
えを行って(ステップS31)、再送OFDMデータシン
ボルを生成する(ステップS9 )。基地局は再送OFD
Mデータシンボルを送信し(ステップS10)、無線端末
は再送OFDMデータシンボルを受信する(ステップS
11)。無線端末は、受信再送ディジタルデータ系列を並
べ替えて(ステップ32)元のデータを復元し、誤り検出
を行う(ステップS13)。
信号を基地局に送信する(ステップS5 )。誤りが検出
されない場合は、無線端末は確認信号を基地局に送信
し、受信が完了する(ステップS6 )。ただし誤りが検
出されない場合には確認信号を基地局に送信しなくとも
構わない。
送ディジタルデータ系列に対して、同一OFDMデータ
シンボルに対する再送要求信号の受信回数に応じて異な
る並べ替え方法を選択することによって、再送時のOF
DM時間波形の振幅変動を抑圧し、送信平均電力を向上
させることにより再送時の伝送誤りの軽減させることが
可能となる。また同一OFDMデータシンボルに対する
再送要求毎に再送OFDM時間波形の平均送信電力が変
化するため、送信平均電力を向上させることにより再送
時の伝送誤りの軽減させることが可能となる。
と同様に、OFDMデータシンボルの時間波形のピーク
電力を測定し、測定結果に基づいてOFDMデータシン
ボルの時間波形の電力制御を行うものに適用してもよい
ことは明らかである。この場合には、再送前のOFDM
シンボルに比べて再送OFDMシンボルの平均電力の低
下が抑制される可能性が高くなり、再送OFDMシンボ
ルの伝送誤りが軽減される。
ブロック図である。図10において図6と同一の構成要
素には同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態
は無線通信システムを構成する基地局又は無線端末を示
している。本実施の形態においては、基地局又は無線端
末が再送要求信号を受信した場合に、再送するディジタ
ルデータ系列を変調した変調信号を並べ替えるようにし
ている。
信データ並べ替え部13、送信データ並べ替え制御部1
4、受信データ並べ替え部15及び受信データ並べ替え
制御部16に夫々代えて送信スペクトル並べ替え部1
7、送信スペクトル並べ替え制御部18、受信スペクト
ル並べ替え部19及び受信スペクトル並べ替え制御部2
0を採用した点が図6の実施の形態と異なる。
調部4に入力される。変調部4は、ディジタルデータ系
列を変調し、変調信号を出力する。この変調信号はOF
DMシンボルの送信スペクトルに相当する。送信スペク
トルは、送信スペクトル並べ替え部17に入力され、送
信スペクトル並べ替え部17は送信スペクトル並べ替え
制御部18からの制御信号によって送信スペクトルの並
べ替えを行う。
れるとする。送信スペクトル並べ替え制御部18は、O
FDM受信部3で受信された再送要求信号に応じて並べ
替えの方法を制御する。
8は、再送要求によって再送されるディジタルデータ系
列(再送ディジタルデータ系列)を変調して得られる送
信スペクトルに対しては、並べ替えを行うように制御
し、それ以外のディジタルデータ系列を変調して得られ
る送信スペクトルに対しては並べ替えを行わないように
制御する。
も、例えば受信ディジタルデータ系列に変換された後に
検出されても構わない。ここで変調部4に入力されるデ
ィジタルデータ系列は、畳み込み符号化やリードソロモ
ン(RS)符号化、インターリーブ等が行われているデ
ータ系列であっても良い。入力されるディジタルデータ
系列が再送ディジタルデータ系列でないならば、送信ス
ペクトル並べ替え部17を通過しても構わない。送信ス
ペクトル並べ替え部17によって並べ替えられた送信ス
ペクトル又は送信スペクトル並べ替え部17を通過した
送信スペクトルは、OFDM送信部5に入力される。
(IFFT)による時間信号への変換処理、D/A変換
処理、マルチパスによる遅延波成分を吸収するためのガ
ードタイム付加処理等の信号処理によってOFDMシン
ボルを生成し、周波数変換を行って送信信号を得る。O
FDM送信部5で生成されたOFDMシンボルは、信号
分波部6を経由してアンテナ7から送信される。
は、送信側の並べ替え方法に対応した並べ替え方法を受
信スペクトル並べ替え部19に設定する。受信スペクト
ル並べ替え部19は、OFDM受信部3からの受信スペ
クトルを並べ替えて、並べ替え処理前の元の配列に戻し
て復調部8に供給するようになっている。
動作について説明する。
いて説明する。
OFDMデータシンボル(Ack、Nack以外)であ
るとする。OFDM受信部3では、信号分波部6を経由
して入力される受信OFDMシンボルに対して、周波数
変換処理、ガードタイム除去処理、A/D変換処理、高
速フーリエ変換(FFT)処理によるスペクトル信号の
生成等を行い、スペクトル信号を受信スペクトル並べ替
え部19に供給する。受信スペクトル並べ替え部19で
は、受信スペクトル並べ替え制御部20の制御により、
送信スペクトル並べ替え部17による並べ替えを元の並
び順に戻すように並べ替えを行い、送信スペクトル並べ
替え部17によって並べ替えが行われる前のスペクトル
信号を出力する。
は、受信ディジタルデータ系列が再送ディジタルデータ
系列でないならば、並べ替えを行わないように制御し、
受信ディジタルデータ系列が再送ディジタルデータ系列
ならば、送信スペクトル並べ替え部17による並べ替え
を元の並び順に戻すように並べ替えを行うように制御す
る。受信ディジタルデータ系列が再送ディジタルデータ
系列か否かを判定するためには、例えばOFDM受信部
3がOFDMデータシンボルを受信した時に検出するこ
とも可能であり、またディジタルデータ系列に変換した
後に検出することも可能である。
復調部8に供給する。復調部8では、スペクトル信号を
受信ディジタルデータ系列に変換する。
再送要求信号である場合、OFDM受信部3又は復調部
8が出力するディジタルデータ系列などによって、受信
OFDM信号又は受信ディジタルデータ系列が再送要求
信号であると判断される。再送要求信号が受信される
と、再送ディジタルデータ系列は変調部4に入力され
る。変調部4からの送信スペクトルは送信スペクトル並
べ替え部17に供給されて、送信スペクトルの並べ替え
が行われる。並べ替えが行われた送信スペクトルは、O
FDM送信部5でOFDMデータシンボルに変換されて
送信される。
れた送信スペクトルは並べ替えられるので、等しいディ
ジタルデータ系列から生成される再送前OFDMデータ
シンボルと再送OFDMデータシンボルとの時間波形が
異なり、ピーク電力が変化する。
テムでは、送信電力増幅器のバックオフ量の制限によっ
て送信OFDMシンボルの時間波形に歪みが生じること
があるが、このようなシステムでは、再送前のOFDM
シンボルのピーク電力の著しい増加が原因となる。しか
し基地局又は無線端末を図10の構成とすると、再送O
FDMシンボルのピーク電力が変化するため、再送する
OFDMシンボルの時間波形の振幅変動を抑圧し、送信
平均電力を向上させることにより再送時の伝送誤りを軽
減することが可能となる。
動作を図11のフローチャートを用いて説明する。ここ
では、基地局からOFDMデータシンボルを送信し、無
線端末がOFDMデータシンボルを受信する場合の一例
について説明する。図11において図7と同一のステッ
プには同一符号を付して説明を省略する。
れる(ステップS1 )と、基地局は、OFDMデータシ
ンボルを無線端末に対して送信する(ステップS2 )。
無線端末はOFDMデータシンボルを受信する(ステッ
プS3 )と、OFDMデータシンボルの誤り検出を行う
(ステップS4 )。
されると、無線端末は再送要求信号を基地局に送信する
(ステップS5 )。誤りが検出されない場合は、無線端
末は確認信号を基地局に送信し、受信が完了する(ステ
ップS6 )。ただし誤りが検出されない場合には確認信
号を基地局に送信しなくても構わない。
求信号を受信すると(ステップS7)、基地局は、ステ
ップS41において再送ディジタルデータ系列を変調して
得られる送信スペクトル信号を並べ替えた後、再送OF
DMデータシンボルを生成する(ステップS9 )。基地
局は再送OFDMデータシンボルを送信し(ステップS
10)、無線端末は再送OFDMデータシンボルを受信す
る(ステップS11)。
基地局で送信スペクトルを並べ替える前の並び順に戻し
(ステップS42)、誤り検出を行う(ステップS13)。
信号を基地局に送信する(ステップS5 )。誤りが検出
されない場合は、無線端末は確認信号を基地局に送信
し、受信が完了する(ステップS6 )。ただし誤りが検
出されない場合には確認信号を基地局に送信しなくても
構わない。
送ディジタルデータ系列を変調して得られる送信スペク
トル信号を並べ替えることによって、再送時のOFDM
時間波形の振幅変動を抑圧し、送信平均電力を向上させ
ることにより再送時の伝送誤りを軽減させることが可能
となる。
実施の形態を示すフローチャートである。図12におい
て図11と同一のステップには同一符号を付して説明を
省略する。なお、本実施の形態の無線通信システムの再
送制御方法を実現するための基地局及び無線端末として
は、図10と同一構成のものを用いることができる。
及び受信データの並べ替え制御のみが図11の再送制御
方法と異なる。即ち、本実施の形態においては、ステッ
プS45を付加しており、図10において送信スペクトル
並べ替え制御部18及び受信スペクトル並べ替え制御部
20の動作のみが異なることになる。
Mデータシンボルの送信方法について説明する。
受信部3で再送要求信号が検出されると、再送ディジタ
ルデータ系列は再び変調部4によって送信スペクトルに
変換される。送信スペクトル並べ替え制御部18は、O
FDM受信部3で受信された再送要求信号の受信回数に
応じて再送データの送信スペクトルの並べ替え方法の設
定を行う。例えば送信スペクトル並べ替え制御部18
は、再送要求信号を受信する度に、用意された複数の並
べ替え方法から一つを選択する。選択方法は、再送要求
信号を受信する度に、数種類の並べ替え方法を順番に使
う方法や、または数種類の並べ替え方法をランダムに用
いる方法などが挙げられる。
は、送信スペクトル並べ替え部17によって並べ替えら
れ、OFDM送信部5に入力される。送信スペクトルは
OFDM送信部5においてOFDMシンボルに変換さ
れ、信号分波部6を経由してアンテナ7から送信され
る。
局及び無線端末の受信方法について説明する。
OFDMデータシンボル(Ack、Nack以外)であ
るとすると、受信OFDMデータシンボルは、OFDM
受信部3でスペクトル信号に変換された後に、受信スペ
クトル並べ替え部19に供給される。受信スペクトル並
べ替え制御部20は、送信側における送信スペクトルの
並べ替え方法に対応した並べ替え方法を設定する。この
並べ替え方法に基づいて、受信スペクトル並べ替え部1
9は受信スペクトルの並べ替えを行う。こうして、送信
側において送信スペクトルの並べ替えが行われる前の元
の並び順の受信スペクトルが得られる。
れ、復調部8において復調されて、元の受信ディジタル
データ系列が得られる。
再送要求信号である場合には、OFDM受信部3又は復
調部8が出力するディジタルデータ系列などによって、
OFDM信号又はディジタルデータ系列の何度目の再送
要求信号であるかが判別される。再送要求信号が受信さ
れると、ディジタルデータ系列を変調して得られた送信
スペクトルは、再送要求信号に応じて並べ替えが行われ
た後、OFDM送信部5でOFDMデータシンボルに変
換されて送信される。
作用について図12を参照して説明する。
シンボルを送信し、無線端末がOFDMデータシンボル
を受信する場合の再送制御方法の一例について説明す
る。
OFDMデータシンボルが生成されると、基地局はOF
DMデータシンボルを無線端末に対して送信する(ステ
ップS2 )。無線端末はOFDMデータシンボルを受信
する(ステップS3 )と、OFDMデータシンボルの誤
り検出を行う(ステップS4 )。
されると、無線端末はステップS5において再送要求信
号を基地局に送信する。誤りが検出されない場合は、無
線端末は確認信号を基地局に送信し、受信が完了する
(ステップS6 )。ただし誤りが検出されない場合には
確認信号を基地局に送信しなくても構わない。
送要求信号を受信すると、再送データ系列を変調して得
られる送信スペクトルを並べ換えるための並べ替え方法
の設定を行う。本実施の形態においては、再送要求信号
の受信回数に応じて、再送データ系列を変調して得られ
る送信スペクトルを並べ換えるための並べ替え方法を設
定する(ステップS45 )。並べ替え方法の設定は、例
えば図1の送信スペクトル並べ替え制御部18で行われ
る。
送要求信号を受信する度に、数種類の並べ替え方法から
一つを選択する。選択方法は、例えば再送要求信号を受
信する度に、数種類の並べ替え方法を順番に使う方法
や、または数種類の並べ替え方法をランダムに使う方法
などが挙げられる。
べ替え方法で並べ替えを行い(ステップS41)、再送O
FDMデータシンボルを生成する(ステップS9 )。基
地局は再送OFDMデータシンボルを送信し(ステップ
S10)、無線端末は再送OFDMデータシンボルを受信
する(ステップS11)。
(ステップS42)、誤り検出を行う(ステップS13)。
誤りが検出されると、無線端末は再送要求信号を基地局
に送信する(ステップS5 )。誤りが検出されない場合
は、無線端末は確認信号を基地局に送信して、受信が完
了する(ステップS6 )。ただし誤りが検出されない場
合には確認信号を基地局に送信しなくとも構わない。
送ディジタルデータ系列を変調して得られるスペクトル
に対して、再送要求信号の受信回数に応じた並べ替えを
行うことによって、再送時のOFDM時間波形の振幅変
動を抑圧し、送信平均電力を向上させることにより再送
時の伝送誤りの軽減させることが可能となる。
ローチャートである。図13において図11と同一のス
テップには同一符号を付して説明を省略する。なお、本
実施の形態においても無線通信システムの再送制御方法
を実現するための基地局及び無線端末としては、図10
と同一構成のものを用いることができる。
替え方法及び受信データの並べ替え方法のみが図11の
再送制御方法と異なる。即ち、本実施の形態において
は、ステップS48を付加しており、図10において送信
スペクトル並べ替え制御部18及び受信スペクトル並べ
替え制御部20の動作のみが異なることになる。
Mデータシンボルの送信方法について説明する。
求信号が検出されると、再送ディジタルデータ系列は再
度変調部4に入力されて送信スペクトルに変換され、送
信スペクトル並べ替え部17に供給される。本実施の形
態においては、送信スペクトル並べ替え制御部18は、
送信スペクトル並べ替え部17に入力されるOFDMデ
ータシンボルが再送前のものと同一であるか否かを検出
することができるようになっている。送信スペクトル並
べ替え制御部18は、同一OFDMデータシンボルに対
する再送要求信号の受信回数に応じて再送データ系列を
変調して得られる送信スペクトルの並べ替え方法の設定
を行う。例えば送信スペクトル並べ替え制御部18は、
あらかじめ複数の並べ替え方法を用意し、同一OFDM
データシンボルの再送要求信号の受信回数に対応した並
べ替え方法を選択する。
局及び無線端末の受信方法について説明する。
OFDMデータシンボル(Ack、Nack以外)であ
るとすると、受信OFDMデータシンボルは、OFDM
受信部3でスペクトル信号に変換された後に、受信スペ
クトル並べ替え部19に供給される。受信スペクトル
は、受信スペクトル並べ替え制御部20で指定された並
べ替え方法によって、並べ替えが行われる前の元の並び
順のスペクトルに変換される。この受信スペクトルが復
調部8で復調され、受信ディジタルデータ系列が得られ
る。
再送要求信号である場合、OFDM受信部3又は復調部
8が出力するディジタルデータ系列などによって、同一
のディジタルデータ系列に対する何度目の再送要求信号
であるかが分かる。再送要求信号が受信されると、ディ
ジタルデータ系列を変調して得られるスペクトルは、再
送要求信号に応じた並べ替えが行われた後、OFDM送
信部5でOFDMデータシンボルに変換されて送信され
る。
作用について図13を参照して説明する。
シンボルを送信し、無線端末がOFDMデータシンボル
を受信する場合の再送制御方法の一例について説明す
る。
れる(ステップS1 )と、基地局はOFDMデータシン
ボルを無線端末に対して送信する(ステップS2 )。無
線端末はOFDMデータシンボルを受信する(ステップ
S3 )と、OFDMデータシンボルの誤り検出を行う
(ステップS4 )。
されると、無線端末は再送要求信号を基地局に送信する
(ステップS5 )。誤りが検出されない場合は、無線端
末は確認信号を基地局に送信し、受信が完了する(ステ
ップS6 )。ただし誤りが検出されない場合には確認信
号を基地局に送信しなくても構わない。
と(ステップS7 )、再送データ系列を変調して得られ
る送信スペクトルの並べ替え方法の設定を行う。本実施
の形態においては、同一OFDMデータシンボルに対す
る再送要求信号の受信回数に応じて再送データ系列を変
調して得られる送信スペクトルの並べ替え方法を設定す
る(ステップS48)。
ペクトル並べ替え制御部18で行われる。送信スペクト
ル並べ替え制御部18は、同一OFDMデータシンボル
に対する再送回数に対応する並べ替え方法を予め用意
し、その中から同一OFDMデータシンボルの再送回数
に対応する並べ替え方法を選択する。
えを行って(ステップS41)、再送OFDMデータシン
ボルを生成する(ステップS9 )。基地局は再送OFD
Mデータシンボルを送信し(ステップS10)、無線端末
は再送OFDMデータシンボルを受信する(ステップS
11)。無線端末は、受信再送ディジタルデータ系列を並
べ替えて(ステップS42)元のデータを復元し、誤り検
出を行う(ステップS13)。
信号を基地局に送信する(ステップS5 )。誤りが検出
されない場合は、無線端末は確認信号を基地局に送信
し、受信が完了する(ステップS6 )。ただし誤りが検
出されない場合には確認信号を基地局に送信しなくとも
構わない。
送ディジタルデータ系列を変調して得られる送信スペク
トルに対して、同一OFDMデータシンボルに対する再
送要求信号の受信回数に応じて異なる並べ替え方法を選
択することによって、再送時のOFDM時間波形の振幅
変動を抑圧し、送信平均電力を向上させることにより再
送時の伝送誤りの軽減させることが可能となる。また同
一OFDMデータシンボルに対する再送要求毎に再送O
FDM時間波形の平均送信電力が変化するため、送信平
均電力を向上させることにより再送時の伝送誤りの軽減
させることが可能となる。
8によれば、データの再送時にOFDM時間波形を異な
るものとしているので、OFDM時間波形の振幅変動を
抑圧し、送信平均電力を向上させることにより再送時の
伝送誤りを軽減してスループットを向上させることがで
きるという効果を有し、また、本発明の請求項2によれ
ば、再送毎にスクランブル系列を換えてデータ系列にス
クランブルを掛けているので、OFDM時間波形の振幅
変動を抑圧し、送信平均電力を向上させることにより再
送時の伝送誤りを軽減してスループットを向上させるこ
とができるという効果を有し、また、本発明の請求項4
によれば、再送毎にデータ系列の並べ替えを行っている
ので、OFDM時間波形の振幅変動を抑圧し、送信平均
電力を向上させることにより再送時の伝送誤りを軽減し
てスループットを向上させることができるという効果を
有し、また、本発明の請求項6によれば、再送毎にデー
タ系列を変調して得たスペクトル信号を並べ替えている
ので、OFDM時間波形の振幅変動を抑圧し、送信平均
電力を向上させることにより再送時の伝送誤りを軽減し
てスループットを向上させることができるという効果を
有する。
すブロック図。
すフローチャート。
ト。
ト。
ト。
ト。
ト。
ト。
ト。
ト。
FDM受信部、4…変調部、5…OFDM送信部、8…
復調部、9…デスクランブル部、10…デスクランブル
制御部
Claims (8)
- 【請求項1】 OFDM信号を送受信する無線局相互間
においてデータの再送要求が発生した場合には、送信側
の無線局は再送するデータ系列を再送毎に異なるOFD
Mシンボルの時間波形に変換して再送要求に対する再送
信号として送信することを特徴とする再送制御方法。 - 【請求項2】 OFDM信号を送受信する無線局相互間
においてデータの再送要求が発生した場合には、送信側
の無線局は少なくとも同一伝送データについては再送す
るデータ系列に再送毎に異なるスクランブル系列を掛け
ることにより、再送毎に異なるOFDMシンボルの時間
波形を得て再送要求に対する再送信号として送信するこ
とを特徴とする再送制御方法。 - 【請求項3】 前記スクランブル系列は、同一伝送デー
タに対する再送要求回数に応じて異なるものが用いられ
ることを特徴とする請求項2に記載の再送制御方法。 - 【請求項4】 OFDM信号を送受信する無線局相互間
においてデータの再送要求が発生した場合には、送信側
の無線局は少なくとも同一伝送データについては再送す
るデータ系列を再送毎に異なる並べ替え方法で並べ替え
ることにより、再送毎に異なるOFDMシンボルの時間
波形を得て再送要求に対する再送信号として送信するこ
とを特徴とする再送制御方法。 - 【請求項5】 前記並べ替え方法は、同一伝送データに
対する再送要求回数に応じて異なるものが用いられるこ
とを特徴とする請求項4に記載の再送制御方法。 - 【請求項6】 OFDM信号を送受信する無線局相互間
においてデータの再送要求が発生した場合には、送信側
の無線局は少なくとも同一伝送データについては再送す
るデータ系列を変調して得たスペクトル信号を再送毎に
異なる並べ替え方法で並べ替えることにより、再送毎に
異なるOFDMシンボルの時間波形を得て再送要求に対
する再送信号として送信することを特徴とする再送制御
方法。 - 【請求項7】 前記並べ替え方法は、同一伝送データに
対する再送要求回数に応じて異なるものが用いられるこ
とを特徴とする請求項6に記載の再送制御方法。 - 【請求項8】 データ系列をOFDMシンボルの時間波
形に変換して送信する送信手段と、 前記送信手段の送信信号を受信した受信局からデータの
再送要求が発生した場合には、再送するデータ系列を再
送毎に前記OFDMシンボルの時間波形とは異なる時間
波形に変換させる制御手段とを具備したことを特徴とす
る再送制御装置。
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