JPH11204369A - 多連型積層セラミックコンデンサ - Google Patents

多連型積層セラミックコンデンサ

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JPH11204369A
JPH11204369A JP831698A JP831698A JPH11204369A JP H11204369 A JPH11204369 A JP H11204369A JP 831698 A JP831698 A JP 831698A JP 831698 A JP831698 A JP 831698A JP H11204369 A JPH11204369 A JP H11204369A
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JP
Japan
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layer
ceramic capacitor
stacked ceramic
multilayer
ceramic capacitors
Prior art date
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Pending
Application number
JP831698A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihito Yamashita
由起人 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一素体内に複数個の積層セラミックコンデ
ンサを形成した多連型積層セラミックコンデンサにおい
て、隣り合う積層セラミックコンデンサ間の浮遊容量を
小さくすることを目的とする。 【解決手段】 単一素体内部に、横方向に所定間隔を置
いて複数個の積層セラミックコンデンサ10a,10
b,10c,10dを形成した多連型積層セラミックコ
ンデンサにおいて、前記積層セラミックコンデンサ10
a,10b,10c,10dを中間無効層4を介し上下
に形成すると共に、下段側の積層セラミックコンデンサ
10a,10cを構成する内部電極3と上段側の積層セ
ラミックコンデンサ10b,10dを構成する内部電極
3が上下方向で互いにそれぞれ重なり合わないように横
方向にずらした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層セラミックコン
デンサ(以降、積層コンデンサと称する)を単一素体内
に複数個形成した多連型積層セラミックコンデンサ(以
降、コンデサアレイと称する)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンデンサアレイの製造方法につ
いて、図を用いて説明する。
【0003】図6は従来のコンデンサアレイのグリーン
積層体、図7はその展開図、図8は焼結体、図9は完成
品を示す図である。図6〜図9において、21はグリー
ン積層体、22は誘電体層、23は内部電極、24は無
効層、25a〜25dは積層コンデンサ、26は焼結
体、27は外部電極、28はコンデンサアレイの完成品
を示す。
【0004】先ず、公知の積層コンデンサの製造方法を
用い誘電体層22用グリーンシートを作成する。
【0005】次にグリーンシートを複数枚積層し無効層
24とする。次いでグリーンシート面に、図7に示す第
一層目の内部電極23を印刷して、無効層24面に積層
する。続いて第一層目の内部電極23と誘電体層22を
介して対になる第二層目の内部電極23を印刷したグリ
ーンシートをその上に積層する。更にその上に第一層目
と同様に内部電極23を印刷したグリーンシートと、ま
たその上に第二層目と同様に内部電極23を印刷したグ
リーンシートと順次所定数積層した後、最後に無効層2
4を重ね加圧積層して積層体グリーンブロックを作成す
る。
【0006】作成した積層体グリーンブロックを所定形
状に切断し、図6に示す四連型コンデンサアレイのグリ
ーン積層体21を作成する。
【0007】次にグリーン積層体21を所定温度で焼成
を行い焼結体26とする。次いで焼結体26のバレル研
磨を行い、焼結体26の内部に形成された積層コンデン
サ25a〜25dの内部電極23群をその側面に露出さ
せる。その後、側面に露出した内部電極23群を覆うよ
うに外部電極27を形成し、図9に示すような積層コン
デンサ素子25a〜25dを内蔵したコンデンサアレイ
28を製造する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のコ
ンデンサアレイ28は、隣合う積層コンデンサ素子25
a〜25d間で浮遊容量が発生するという問題点があっ
た。
【0009】本発明は、前記従来の問題点を解決し、隣
合う積層コンデンサ間の浮遊容量の小さい信頼性の高い
コンデンサアレイの製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、単一素体内部に横方向に所定間隔を置いて
複数個の積層コンデンサを、中間無効層を介し上下に重
合すると共に、下段側の積層コンデンサを構成する内部
電極と上段側の積層コンデンサを構成する内部電極と
が、上下方向で互いに重なり合わないように横方向にず
らしたことにより、素体内部に形成された積層コンデン
サ間の間隔を大きくし、隣合う積層コンデンサ間の浮遊
容量を小さくするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、単一素体内部に、横方向に所定間隔を置いて複数個
の積層セラミックコンデンサを形成した多連型積層セラ
ミックコンデンサを中間無効層を介し上下に重合すると
共に、下段側の積層セラミックコンデンサを構成する内
部電極と上段側の積層セラミックコンデンサを構成する
内部電極とが、上下方向で互いに重なり合わないように
横方向にずらしたことを特徴とする多連型積層セラミッ
クコンデンサであって、これにより横方向に隣合う積層
コンデンサ間の間隔は広くなり、また縦方向に隣合う積
層コンデンサは中間無効層を介して内部電極が重なり合
わないように配しているため、各積層コンデンサ間の浮
遊容量を小さくすることが出来る。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、中間無
効層は、積層セラミックコンデンサを構成する誘電体層
より、低い誘電率の誘電体材料により形成したことを特
徴とする請求項1に記載の多連型積層セラミックコンデ
ンサであって、これにより縦方向の隣り合う積層コンデ
ンサの間隔は、横方向の隣合う積層コンデンサの間隔よ
り狭くなるが、中間無効層の誘電率が低いため、隣合う
積層コンデンサ間の浮遊容量を小さくすることが出来
る。
【0013】以下、本発明の一実施形態のコンデンサア
レイの製造方法を図を用い説明する。
【0014】図1から図5に本発明のコンデンサアレイ
を示した。図1と図5はグリーン積層体、図2はグリー
ン積層体の展開図、図3は焼結体、図4は完成品を示す
図である。図1〜図5において、1はグリーン積層体、
2は誘電体層、3は内部電極、4は中間無効層、5は上
部無効層、6は下部無効層、7は焼結体、8は外部電
極、9は完成品、10a〜10dは積層コンデンサであ
る。
【0015】先ず、公知の積層コンデンサの製造方法を
用い誘電体層2用グリーンシートを作成する。
【0016】次に作成したグリーンシートを複数枚積層
し、上部無効層5、下部無効層6、及び中間無効層4を
作成する。作成した下部無効層6面に、図2に示す第一
層目の内部電極3を印刷したグリーンシートを積層す
る。続いて、その上に誘電体層2を介して第一層の内部
電極3と対になる第二層目の内部電極3を印刷したグリ
ーンシートを積層する。更にその上に第一層目と同様に
内部電極3を印刷したグリーンシート、また更にその上
に第二層目と同様に内部電極3を印刷したグリーンシー
トと順次交互に所定枚数積層した後、中間無効層4の積
層を行い下段側の積層コンデンサ10a,10cを作成
する。
【0017】次いで、上段側積層コンデンサ10b,1
0d用として、中間無効層4面に前記第一層目と同様に
内部電極3を印刷したグリーンシート、続いて第二層目
と同様に内部電極3を印刷したグリーンシートと、順次
交互に所定枚数積層した後、最後に上部無効層5を積層
してグリーン積層体ブロックを作成した。このとき下段
側の積層コンデンサ10a,10cの内部電極3は、中
間無効層4を介して上段側積層コンデンサ10b,10
dの内部電極3と上下方向で互いに夫々重なり合わない
ように所定の間隔を空け千鳥状に積層を行った。
【0018】その後、作成したグリーン積層体ブロック
を、図1に示すグリーン積層体1形状に切断した後、所
定温度で焼成を行って焼結体7を作成する。
【0019】得られた焼結体7の両側面に露出した、各
積層コンデンサ10a〜10dを構成する内部電極3の
位置に図4に示すように、外部電極8を形成し、積層コ
ンデンサ素子10a〜10dが内蔵されたコンデンサア
レイ9を完成させた。
【0020】このようにして作成した、静電容量が22
0pFの積層コンデンサ10a〜10dを4個内蔵した
コンデンサアレイ9と、従来方法で作成した積層コンデ
ンサ25a〜25dを内蔵したコンデンサアレイ28に
ついて、隣り合う各積層コンデンサ間の浮遊容量をそれ
ぞれ10個ずつ測定し、その結果を(表1)に示した。
尚、従来品の誘電体層2の積層数は本発明品と同じにす
ると共に、焼結体の横方向の長さも本発明品と同じにし
た。
【0021】
【表1】
【0022】(表1)から明らかなように、従来品のコ
ンデンサアレイ28を構成する積層コンデンサ25aと
25b,25bと25c,25cと25d間の浮遊容量
の平均値は1.23〜1.24pFであるのに対して、
本発明品のコンデンサアレイ9を構成する積層コンデン
サ10aと10b,10bと10c,10cと10d間
の浮遊容量は0.32〜0.33pFと極めて小さくな
っていることが分かる。
【0023】即ち、本発明品はコンデンサアレイ9を構
成する積層コンデンサ10a〜10dを中間無効層4を
介して上段側、下段側と千鳥状に配置しているため、隣
合う積層コンデンサ10aと10b,10bと10c,
10cと10d間の間隔が広くなる。その結果、浮遊容
量が小さくなる。
【0024】尚、本実施形態では中間無効層4の材料を
誘電体層2と同一組成材料で作成したが、誘電体層2の
誘電率より、低い誘電率の材料を用いることで積層コン
デンサ10aと10b,10bと10c,10cと10
d間の浮遊容量を小さくできる。また必要に応じて図5
に示すような中間無効層4を二層形成する方法も考えら
れる。
【0025】
【発明の効果】以上本発明によれば、コンデンサアレイ
を構成する各積層コンデンサを、中間無効層を介して上
段側、下段側に分けて形成し、しかも上下方向で各積層
コンデンサを構成する内部電極が互いに重なり合わない
ようにすることにより、各隣合う積層コンデンサ間の浮
遊容量を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコンデンサアレイの斜視
【図2】同展開図
【図3】同斜視図
【図4】同完成品の斜視図
【図5】本発明の他の実施形態の斜視図
【図6】従来品のコンデンサアレイの斜視図
【図7】同展開図
【図8】同斜視図
【図9】同完成品の斜視図
【符号の説明】
1 グリーン積層体 2 誘電体層 3 内部電極 4 中間無効層 5 上部無効層 6 下部無効層 7 焼結体 8 外部電極 9 完成品 10a,10b,10c,10d 積層コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一素体内部に、横方向に所定間隔を置
    いて複数個の積層セラミックコンデンサを形成した多連
    型積層セラミックコンデンサを中間無効層を介し上下に
    重合すると共に、下段側の積層セラミックコンデンサを
    構成する内部電極と上段側の積層セラミックコンデンサ
    を構成する内部電極とが、上下方向で互いに重なり合わ
    ないよう横方向にずらしたことを特徴とする多連型積層
    セラミックコンデンサ。
  2. 【請求項2】 中間無効層は、積層セラミックコンデン
    サを構成する誘電体層より、低い誘電率の誘電体材料に
    より形成したことを特徴とする請求項1に記載の多連型
    積層セラミックコンデンサ。
JP831698A 1998-01-20 1998-01-20 多連型積層セラミックコンデンサ Pending JPH11204369A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008071880A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Tdk Corp 積層型電子部品の製造方法
JP2009267165A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Sony Corp 可変容量素子及び、電子機器
JP2015216337A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層セラミックキャパシター、アレイ型積層セラミックキャパシター、その製造方法、及びその実装基板

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