JPH11204206A - 埋込型コンセント - Google Patents

埋込型コンセント

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JPH11204206A
JPH11204206A JP535298A JP535298A JPH11204206A JP H11204206 A JPH11204206 A JP H11204206A JP 535298 A JP535298 A JP 535298A JP 535298 A JP535298 A JP 535298A JP H11204206 A JPH11204206 A JP H11204206A
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智 田中
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満寿雄 北村
Taizo Kawajiri
泰三 川尻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工が容易でコストダウンが図れる埋込型コン
セントを提供する。 【解決手段】合成樹脂製のボディ1がJIS(日本工業
規格)で規格化されている大角形連用配線器具の1個モ
ジュール寸法に形成してある。このボディ1のボス部1
a前面にコネクタ2が取り付けられる。また、ボス部1
aの両側面下部からは外鍔部1d,1dが突設されてお
り、この外鍔部1d,1dに組立枠10がかしめ固定さ
れる。組立枠10の一方の側端縁に一対の係止爪10
a,10aが突設されている。これらの係止爪10a,
10aを取付枠50の係止孔53及び保持孔57に挿入
して、ボディ1が取付枠50に保持される。而して、既
製の取付枠50を用いて壁面等の造営面にボディを配設
することができ、施工が容易になるとともにコストダウ
ンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂握り押釦スイ
ッチが接続される埋込型コンセントに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、一端部に操作ハンドルが設け
られた把持本体と、把持本体内部に納装される押釦スイ
ッチと、押操作された場合に押釦スイッチをオンする操
作ハンドルと、把持本体の他端側から導出され端末にプ
ラグが配線されたケーブルとを備え、病院の病室等にお
けるナースコール用のスイッチ等として利用される握り
押釦スイッチが提供されている。このような握り押釦ス
イッチは、プラグが着脱自在に接続されるコネクタを具
備する埋込型コンセントによって病室等の壁に配設され
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
埋込型コンセントは壁面に直付けされたり、あるいは壁
面に配設された専用の取付部材に取り付けられるように
なっているため、施工に手間がかかったり、コストが高
くなるといった問題があった。本発明は上記問題点の解
決を目的とするものであり、施工が容易でコストダウン
が図れる埋込型コンセントを提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、一端部に操作ハンドルが設けら
れた把持本体と、把持本体内部に納装される押釦スイッ
チと、押操作された場合に押釦スイッチをオンする操作
ハンドルと、把持本体の他端側から導出され端末にプラ
グが配線されたケーブルとを備えた握り押釦スイッチの
プラグが接続されるコネクタを具備した埋込型コンセン
トであって、前面にコネクタが取着されるボディが埋込
型の配線器具用に規格化されている取付枠に3個まで並
べて取り付けることのできるモジュール寸法の1個分の
寸法に形成されるとともに、取付枠に取り付ける取付手
段をボディに設けて成ることを特徴とし、規格化されて
いる既製の取付枠を用いて壁面等に配設することができ
て施工が容易になるとともに、専用の取付部材等が不要
となってコストダウンが図れる。しかも、ボディがモジ
ュール寸法の1個分の寸法に形成されているため、他の
埋込型の配線器具と組み合わせて取付枠に取り付けるこ
とができ、省スペース化と使い勝手の向上が図れる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、取付手段が、取付枠に設けた係止孔に係止される係
止爪を具備してボディに取着される金属製の組立枠から
成ることを特徴とし、係止爪に充分な強度を持たせるこ
とができる。請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、取付手段が、合成樹脂製のボディに一体に突設され
て取付枠に設けた係止孔に係止される係止爪から成るこ
とを特徴とし、部品点数の削減による組立性の向上とコ
ストダウンが図れる。
【0006】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、コネクタに着脱自在に取り付けられてコネクタの接
続部を塞ぐコネクタキャップと、このコネクタキャップ
が一端に固定されるとともに他端がボディに固定された
紐体とを備えたことを特徴とし、コネクタキャップによ
ってコネクタを塞ぐことで握り押釦スイッチの非接続時
におけるコネクタの保護と埃等の付着防止とが図れる。
【0007】請求項5の発明は、上記目的を達成するた
めに、一端部に操作ハンドルが設けられた把持本体と、
把持本体内部に納装される押釦スイッチと、押操作され
た場合に押釦スイッチをオンする操作ハンドルと、把持
本体の他端側から導出され端末にプラグが配線されたケ
ーブルとを備えた握り押釦スイッチのプラグが接続され
るコネクタを具備した埋込型コンセントであって、前面
にコネクタが取着されるボディが埋込型の配線器具用に
規格化されている取付枠に3個まで並べて取り付けるこ
とのできるモジュール寸法の2個分の寸法に形成される
とともに、取付枠に取り付ける取付手段をボディに設け
て成ることを特徴とし、規格化されている既製の取付枠
を用いて壁面等に配設することができて施工が容易にな
るとともに、専用の取付部材等が不要となってコストダ
ウンが図れる。しかも、ボディがモジュール寸法の2個
分の寸法に形成されているため、他の埋込型の配線器具
と組み合わせて取付枠に取り付けることができ、省スペ
ース化と使い勝手の向上が図れる。
【0008】請求項6の発明は、上記目的を達成するた
めに、一端部に操作ハンドルが設けられた把持本体と、
把持本体内部に納装される押釦スイッチと、押操作され
た場合に押釦スイッチをオンする操作ハンドルと、把持
本体の他端側から導出され端末にプラグが配線されたケ
ーブルとを備えた握り押釦スイッチのプラグが接続され
るコネクタを具備した埋込型コンセントであって、前面
にコネクタが取着される器体が埋込型の配線器具用に規
格化されている取付枠に3個まで並べて取り付けること
のできるモジュール寸法の3個分の寸法に形成されると
ともに、取付枠に取り付ける取付手段を器体に設けて成
ることを特徴とし、規格化されている既製の取付枠を用
いて壁面等に配設することができて施工が容易になると
ともに、専用の取付部材等が不要となってコストダウン
が図れる。
【0009】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、少なくとも器体の前面に露出するコネクタの接続部
を開閉自在に覆う扉を備えたことを特徴とし、非接続時
にはコネクタの接続部が扉で覆われているために埃等が
付着することがなく、扉を開けばコネクタの接続部が器
体の前面に露出してプラグを容易に接続することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
を説明する前に、本発明に係る埋込型コンセントに接続
される握り押釦スイッチ70について簡単に説明する。
この握り押釦スイッチ70は、図9に示すように一端部
に操作ハンドル72が設けられた把持本体71と、把持
本体71内部に納装される押釦スイッチ(図示せず)
と、押操作された場合に押釦スイッチをオンする操作ハ
ンドル72と、把持本体71の他端側から導出され端末
にプラグ74が配線されたケーブル73とを備えてい
る。なお、プラグ74には、埋込型コンセントのコネク
タ2外周面に螺合してコネクタ2からの抜け止めを行う
ための固定部74aが設けてある。
【0011】図1〜図10を参照して本発明の実施形態
1を説明する。本実施形態においては、合成樹脂製のボ
ディ1がJIS(日本工業規格)で規格化されている大
角形連用配線器具の1個モジュール寸法(JIS C
8304参照)に形成してある。このボディ1のボス部
1a前面にはコネクタ2が取り付けられる取付孔1b
と、コネクタキャップ3に設けたボールチェーン4の一
端部が挿通される挿通孔1cとが設けてある。また、ボ
ス部1aの両側面下部からは外鍔部1d,1dが突設さ
れており、この外鍔部1d,1dに組立枠10がかしめ
固定される。
【0012】コネクタ2は略円筒形の本体2aの内側に
2本のコンタクトピン2b,2bが並設され、本体2a
の外周面に略円形のフランジ部2cが突設されている。
また、本体2aのフランジ部2cよりも前方の部分(以
下、この部分を接続部2Aと呼ぶ。)の外周面には、握
り押釦スイッチ70のプラグ74が具備する固定部74
a及びコネクタキャップ3と各々螺合するねじ部2dが
形成され、さらに、本体2aのフランジ部2cよりも後
方の部分(以下、この部分を端子部2Bと呼ぶ。)の外
周面の一部には、コネクタ2をボディ1に固定するため
のナット5が螺合するねじ部2eが形成されている。而
して、本体2aの端子部2Bをボディ1の取付孔1bに
前面側から挿通し、ボディ1の背面側から端子部2Bの
ねじ部2eに略環状のばね座金6を介してナット5を螺
合させ、このナット5を締め付けることでコネクタ2が
ボディ1に取付固定される。なお、コンタクトピン2
b,2bの端子部2Bから突出する後端にはリード線
7,7の芯線7a,7aがそれぞれ半田により接続され
るとともに、その接続部分が熱収縮チューブ8,8によ
って保護されている。
【0013】ここで、ばね座金6とボディ1の内側面と
の間には平板状の止め板9が介装されており、この止め
板9の端部に設けた係止溝9aに、ボディ1の挿通孔1
cに挿通されたボールチェーン4の一端部が係止固定さ
れる。このボールチェーン4の他端部に有底円筒形のコ
ネクタキャップ3が固定されており、コネクタキャップ
3の内周面にコネクタ2の本体2aのねじ部2dと螺合
するねじ部3aが形成されている。而して、非接続時の
コネクタ2にコネクタキャップ3を螺合し固定すること
により、コネクタ2を保護し、コネクタ2へ埃やごみが
付着するのを防止することができる。
【0014】而して、本実施形態における埋込型コンセ
ントは、図1に示すようにJISで規格化されている大
角形連用配線器具の取付枠50(JIS C 8375
参照)に取り付けて壁面のような造営面に埋込配設され
る。この取付枠50は、合成樹脂製であって1個モジュ
ール寸法の配線器具が3個並べて取り付けることのでき
る寸法に形成されている。取付枠50の一方の縦枠52
には各1個モジュール寸法の配線器具の取付位置に対応
する位置に各一対の係止孔53,53が穿設され、他方
の縦枠54には各1個モジュール寸法の配線器具の取付
位置に対応する位置に縦枠54から離間して各々側枠5
5が設けてある。各側枠55の中央部にはそれぞれ解除
片56が突設されており、解除片56の両側に縦枠54
と側枠55と解除片56とに囲まれた保持孔57が形成
されている。
【0015】一方、ボディ1の外鍔部1d,1dには金
属製の組立枠10がかしめ固定されるが、この組立枠1
0の一方の側端縁に一対の係止爪10a,10aが突設
されている。従って、これらの係止爪10a,10aを
係止孔53及び保持孔57に挿入すれば、ボディ1が取
付枠50に保持されることになる。なお、ボディ1を取
付枠50から取り外す場合には、ドライバ等の治具を用
いて縦枠54と側枠55との距離を拡げるように解除片
56を押圧すれば、係止爪10a,10aとの係合が解
除される。また、図1及び図9に示すように、取付枠5
0の上下両端部には壁Wに埋設されるスイッチボックス
14に取り付けるためのボックスねじ(図示せず)が挿
通される長孔58と、前面に化粧プレート13が取着さ
れるプレート12をねじ止めするためのねじ孔59とが
形成されている。なお、本実施形態では合成樹脂製の取
付枠50について説明したが、金属製の取付枠(図示せ
ず)の場合であれば、両縦枠の各1個モジュール寸法の
配線器具の取付位置に対応する位置に設けた係止爪を、
組立枠の突片10bに形成された係合孔10cに係合す
ることでボディ1を金属製の取付枠に取り付けることが
できる。
【0016】上述のように構成されて取付枠50により
壁面に埋込配設された本実施形態の埋込型コンセント
は、コネクタ2の接続部2Aに取り付けられているコネ
クタキャップ3が取外され、握り押釦スイッチ70のプ
ラグ74がコネクタ2の接続部2Aに差込み接続される
とともに固定部74aによってプラグ74との抜け止め
がなされる。
【0017】本実施形態では、埋込型コンセントのボデ
ィ1を規格化された取付枠50に3個まで並べて取り付
け可能な1個モジュール寸法に形成しているので、1個
モジュール寸法や2個モジュール寸法に形成された他の
配線器具(スイッチやいわゆる情報コンセント等)と組
み合わせて取付枠50に取り付けることができるという
利点がある。但し、本実施形態ではボディ1を1個モジ
ュール寸法に形成しているが、1個モジュール寸法の配
線器具の2個分の寸法(2個モジュール寸法)に形成し
てもよく、この場合でも1個モジュール寸法に形成され
た他の配線器具と組み合わせて取付枠50に取り付ける
ことができる。
【0018】(実施形態2)図11は本発明の実施形態
2を示す正面図、図12は側面図であり、合成樹脂製の
取付枠50に取り付けるための係止爪11がボディ1に
一体に形成されている点に特徴があり、その他の構成に
ついては実施形態1と共通であるので、共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0019】実施形態1においては、ボディ1の外鍔部
1d,1dにかしめ固定される金属製の組立枠10に一
対の係止爪10a,10aを突設する構造であったが、
本実施形態では合成樹脂製のボディ1の外鍔部1d,1
dの側面から一対の係止爪11,11が各々一体に突設
してある。而して、係止爪11をボディ1と一体に形成
することにより、実施形態1に比較して部品点数並びに
組立工程の削減によるコストダウンを図ることができ
る。但し、本実施形態では握り押釦スイッチ70のプラ
グ74を固定部74aによりコネクタ2に固定する構造
であるため、握り押釦スイッチ70が引っ張られた場合
に係止爪11の強度が不足する虞がある。それに対して
実施形態1のように金属製の組立枠10に係止爪10
a,10aを設ける構造であれば、そのような場合にも
充分な強度を確保することができるという利点がある。
【0020】(実施形態3)図13〜図17を参照して
本発明の実施形態3を説明する。なお、本実施形態の構
成のうちで実施形態1と共通する部分については同一の
符号を付して説明を省略する。合成樹脂製のボディ22
とカバー23とが組立ねじ30で結合されて略函形の器
体21が形成される。なお器体21は、大角形連用配線
器具の3個モジュール寸法に形成されている。また器体
21の内部には、外部の信号線等が接続される端子台ブ
ロック26が4個並べて実装されるプリント基板27が
納装されるとともに、カバー23の底部には上記端子台
ブロック26が収納される膨出部23aが形成されてお
り、その膨出部23aの一側面に各端子台ブロック26
の電線挿入孔(図示せず)を外部に臨ませる孔23bが
列設してある。なお、端子台ブロック26は鎖錠ばね、
端子板並びに解除釦等で構成される従来周知の速結端子
構造を有しているが、詳細な説明は省略する。
【0021】一方、ボディ22の前面には、コネクタ2
が取り付けられる取付台28を収納する矩形の収納凹所
22aが設けてあり、収納凹所22aの中央にコネクタ
2の端子部2Bが挿通される丸孔22bが開口してあ
る。ボディ22前面の収納凹所22aの上方には、後述
するように扉25を軸支するための軸支部29が突設し
てある。またボディ22前面の収納凹所22aの下方に
は、扉25を開く際に押操作される操作部31が一端部
を支点として揺動自在に設けてある。さらにボディ22
の長手方向に沿った両側端縁には、取付枠50の係止孔
53及び保持孔57に着脱自在に係止される係止爪32
が上下に各一対ずつ突設してある。
【0022】また、コンタクトピン2b,2bの端子部
2B側に突出する後端部を端子台ブロック26が実装さ
れたプリント基板27に半田付けすることにより、端子
台ブロック26に接続される信号線とコネクタ2のコン
タクトピン2b,2bとが電気的に接続される。図17
は本実施形態における内部回路図を示しており、一対の
コンタクトピン2b,2bにそれぞれ2個の端子台ブロ
ック26,26が電気的に接続され、一方の端子台ブロ
ック26,26の組が信号線に接続される入力端子15
となり、他方の端子台ブロック26,26の組が送り配
線用の送り端子16となる。
【0023】而して、本実施形態では、コネクタ2のコ
ンタクトピン2b,2bにリード線7,7の芯線7a,
7aを半田付けしている実施形態1又は2の構成に比較
して、速結端子構造の端子台ブロック26に信号線等を
接続することで容易にコネクタ2への接続ができ、配線
作業の簡素化が図れるという利点がある。また端子台ブ
ロック26の電線挿入孔への挿入方向を器体21(の背
面)と略平行としているので(図16参照)、端子台ブ
ロック26に接続された信号線等が器体21に沿って配
置されることにより、省スペース化が図れるという利点
がある。
【0024】そして、金属製(例えば、アルミダイカス
ト製)の取付台28の中央に開口された丸孔28aにコ
ネクタ2の端子部2Bが挿通され、ワッシャ33を介し
てナット34で締め付けることにより、取付台28にコ
ネクタ2が取付固定される。なお、取付台28の対角線
上の隅には取付ねじ35,35が挿通される挿通孔が設
けてあり、ボディ22の収納凹所22aの底部に形成さ
れたねじ用の孔にタッピングねじから成る取付ねじ3
5,35を螺着させて、取付台28がボディ22の前面
に取着される。上述のように取付台28を用いてコネク
タ2を器体21に取着すれば、器体21に直接コネクタ
2を取着する場合に比較して、コネクタ2の取着強度を
向上させることができ、特に取付台28を金属製とすれ
ば取着強度をより向上できるという利点がある。
【0025】扉25は合成樹脂により矩形函形に形成さ
れ、一端側にボディ22の軸支部29を嵌め込む切欠凹
所37が設けてある。この軸支部29には扉25を軸支
部29に取り付ける軸38を挿通するとともに、軸38
が挿着されて扉25を開く方向に弾性付勢する弾性部材
たるスプリング39が収納される。而して、扉25の切
欠凹所37にスプリング39を収納した軸支部29を嵌
めて、扉25の挿入孔40を通してスプリング39に軸
38を嵌めるようにして挿入すれば、扉25を回動自在
(開閉自在)に軸支部29に取り付けることができる。
したがって、器体21の前面に露呈するコネクタ2の接
続部2Aは非接続時に扉25で覆われるので、コネクタ
2に埃やごみがたまることがなくなるものである。
【0026】ところで、扉25の自由端側の端縁には被
係止部(図示せず)を設けるとともに、この被係止部が
係止される係止突起41をボディ22の操作部31に突
設してある。従って、操作部31の係止突起41を扉2
5の被係止部に係止すれば、扉25を閉塞状態に保持す
ることができ、しかも操作部31を押操作して揺動させ
ることで係止突起41と上記被係止部との係止を外せ
ば、スプリング39の弾性力によって扉25を簡単に開
くことができ、コネクタ2の接続部2Aが必要に応じて
容易に露呈させることができる。なお、本実施形態にお
いてはコネクタ2の端子部2Bやプリント基板27並び
に端子台ブロック26等をボディ22とカバー23から
成る器体21の内部に納装するようにしているため、コ
ネクタ2の端子部2Bを剥き出しにしていた実施形態1
又は2に比べ、見栄えがよくなるとともに安全性が向上
できるという利点がある。
【0027】以上のようにして構成された埋込型コンセ
ントは、ボディ22の両側に突設された係止爪32を係
止孔53及び保持孔57に挿入することで器体21が取
付枠50に保持される。器体21を取付枠50から外す
には、ドライバ等の治具の先端部を用いて縦枠54と側
枠55との距離を広げるように解除片56を押圧すれ
ば、係止爪32との係合が解除される。なお、取付枠5
0の前面には、矩形枠状に形成されたプレート60が器
体21の前面を露出させて取り付けてある。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、一端部に操作ハンド
ルが設けられた把持本体と、把持本体内部に納装される
押釦スイッチと、押操作された場合に押釦スイッチをオ
ンする操作ハンドルと、把持本体の他端側から導出され
端末にプラグが配線されたケーブルとを備えた握り押釦
スイッチのプラグが接続されるコネクタを具備した埋込
型コンセントであって、前面にコネクタが取着されるボ
ディが埋込型の配線器具用に規格化されている取付枠に
3個まで並べて取り付けることのできるモジュール寸法
の1個分の寸法に形成されるとともに、取付枠に取り付
ける取付手段をボディに設けて成るので、規格化されて
いる既製の取付枠を用いて壁面等に配設することができ
て施工が容易になるとともに、専用の取付部材等が不要
となってコストダウンが図れるという効果がある。しか
も、ボディがモジュール寸法の1個分の寸法に形成され
ているため、他の埋込型の配線器具と組み合わせて取付
枠に取り付けることができ、省スペース化と使い勝手の
向上が図れるという効果がある。
【0029】請求項2の発明は、取付手段が、取付枠に
設けた係止孔に係止される係止爪を具備してボディに取
着される金属製の組立枠から成るので、係止爪に充分な
強度を持たせることができるという効果がある。請求項
3の発明は、取付手段が、合成樹脂製のボディに一体に
突設されて取付枠に設けた係止孔に係止される係止爪か
ら成るので、部品点数の削減による組立性の向上とコス
トダウンが図れるという効果がある。
【0030】請求項4の発明は、コネクタに着脱自在に
取り付けられてコネクタの接続部を塞ぐコネクタキャッ
プと、このコネクタキャップが一端に固定されるととも
に他端がボディに固定された紐体とを備えたので、コネ
クタキャップによってコネクタを塞ぐことで握り押釦ス
イッチの非接続時におけるコネクタの保護と埃等の付着
防止とが図れるという効果がある。
【0031】請求項5の発明は、一端部に操作ハンドル
が設けられた把持本体と、把持本体内部に納装される押
釦スイッチと、押操作された場合に押釦スイッチをオン
する操作ハンドルと、把持本体の他端側から導出され端
末にプラグが配線されたケーブルとを備えた握り押釦ス
イッチのプラグが接続されるコネクタを具備した埋込型
コンセントであって、前面にコネクタが取着されるボデ
ィが埋込型の配線器具用に規格化されている取付枠に3
個まで並べて取り付けることのできるモジュール寸法の
2個分の寸法に形成されるとともに、取付枠に取り付け
る取付手段をボディに設けて成るので、規格化されてい
る既製の取付枠を用いて壁面等に配設することができて
施工が容易になるとともに、専用の取付部材等が不要と
なってコストダウンが図れるという効果がある。しか
も、ボディがモジュール寸法の2個分の寸法に形成され
ているため、他の埋込型の配線器具と組み合わせて取付
枠に取り付けることができ、省スペース化と使い勝手の
向上が図れるという効果がある。
【0032】請求項6の発明は、一端部に操作ハンドル
が設けられた把持本体と、把持本体内部に納装される押
釦スイッチと、押操作された場合に押釦スイッチをオン
する操作ハンドルと、把持本体の他端側から導出され端
末にプラグが配線されたケーブルとを備えた握り押釦ス
イッチのプラグが接続されるコネクタを具備した埋込型
コンセントであって、前面にコネクタが取着される器体
が埋込型の配線器具用に規格化されている取付枠に3個
まで並べて取り付けることのできるモジュール寸法の3
個分の寸法に形成されるとともに、取付枠に取り付ける
取付手段を器体に設けて成るので、規格化されている既
製の取付枠を用いて壁面等に配設することができて施工
が容易になるとともに、専用の取付部材等が不要となっ
てコストダウンが図れるという効果がある。
【0033】請求項7の発明は、少なくとも器体の前面
に露出するコネクタの接続部を開閉自在に覆う扉を備え
たので、非接続時にはコネクタの接続部が扉で覆われて
いるために埃等が付着することがなく、扉を開けばコネ
クタの接続部が器体の前面に露出してプラグを容易に接
続することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上のコネクタキャップを取り付けた状態の正
面図である。
【図3】同上のコネクタキャップを取り外した状態の正
面図である。
【図4】同上の背面図である。
【図5】同上のコネクタキャップを取り付けた状態の側
面図である。
【図6】同上のコネクタキャップを取り付けた状態の側
面図である。
【図7】同上の一部破断した側面断面図である。
【図8】同上の側面断面図である。
【図9】同上の壁面への配設状態を示す断面図である。
【図10】同上の握り押釦スイッチが接続された状態の
側面図である。
【図11】実施形態2のコネクタキャップを取り付けた
状態を示す正面図である。
【図12】同上のコネクタキャップを取り付けた状態の
側面図である。
【図13】実施形態3を取付枠に取り付けた状態を示
し、(a)は扉を閉じた状態の一部省略した正面図、
(b)は扉を開けた状態の一部省略した正面図である。
【図14】同上の一部破断した側面図である。
【図15】同上の背面図である。
【図16】同上の下面図である。
【図17】同上の内部回路図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 コネクタ 3 コネクタキャップ 10 組立枠 10a 係止爪 50 取付枠 53 係止孔 57 保持孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に操作ハンドルが設けられた把持
    本体と、把持本体内部に納装される押釦スイッチと、押
    操作された場合に押釦スイッチをオンする操作ハンドル
    と、把持本体の他端側から導出され端末にプラグが配線
    されたケーブルとを備えた握り押釦スイッチのプラグが
    接続されるコネクタを具備した埋込型コンセントであっ
    て、前面にコネクタが取着されるボディが埋込型の配線
    器具用に規格化されている取付枠に3個まで並べて取り
    付けることのできるモジュール寸法の1個分の寸法に形
    成されるとともに、取付枠に取り付ける取付手段をボデ
    ィに設けて成ることを特徴とする埋込型コンセント。
  2. 【請求項2】 取付手段は、取付枠に設けた係止孔に係
    止される係止爪を具備してボディに取着される金属製の
    組立枠から成ることを特徴とする請求項1記載の埋込型
    コンセント。
  3. 【請求項3】 取付手段は、合成樹脂製のボディに一体
    に突設されて取付枠に設けた係止孔に係止される係止爪
    から成ることを特徴とする請求項1記載の埋込型コンセ
    ント。
  4. 【請求項4】 コネクタに着脱自在に取り付けられてコ
    ネクタの接続部を塞ぐコネクタキャップと、このコネク
    タキャップが一端に固定されるとともに他端がボディに
    固定された紐体とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の埋込型コンセント。
  5. 【請求項5】 一端部に操作ハンドルが設けられた把持
    本体と、把持本体内部に納装される押釦スイッチと、押
    操作された場合に押釦スイッチをオンする操作ハンドル
    と、把持本体の他端側から導出され端末にプラグが配線
    されたケーブルとを備えた握り押釦スイッチのプラグが
    接続されるコネクタを具備した埋込型コンセントであっ
    て、前面にコネクタが取着されるボディが埋込型の配線
    器具用に規格化されている取付枠に3個まで並べて取り
    付けることのできるモジュール寸法の2個分の寸法に形
    成されるとともに、取付枠に取り付ける取付手段をボデ
    ィに設けて成ることを特徴とする埋込型コンセント。
  6. 【請求項6】 一端部に操作ハンドルが設けられた把持
    本体と、把持本体内部に納装される押釦スイッチと、押
    操作された場合に押釦スイッチをオンする操作ハンドル
    と、把持本体の他端側から導出され端末にプラグが配線
    されたケーブルとを備えた握り押釦スイッチのプラグが
    接続されるコネクタを具備した埋込型コンセントであっ
    て、前面にコネクタが取着される器体が埋込型の配線器
    具用に規格化されている取付枠に3個まで並べて取り付
    けることのできるモジュール寸法の3個分の寸法に形成
    されるとともに、取付枠に取り付ける取付手段を器体に
    設けて成ることを特徴とする埋込型コンセント。
  7. 【請求項7】 少なくとも器体の前面に露出するコネク
    タの接続部を開閉自在に覆う扉を備えたことを特徴とす
    る請求項6記載の埋込型コンセント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005072100A (ja) * 2003-08-20 2005-03-17 Matsushita Electric Works Ltd 太陽光発電システム
JP2014124188A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Carecom Co Ltd ナースコールシステム

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