JPH11203955A - 光複合架空地線 - Google Patents

光複合架空地線

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JPH11203955A
JPH11203955A JP10006264A JP626498A JPH11203955A JP H11203955 A JPH11203955 A JP H11203955A JP 10006264 A JP10006264 A JP 10006264A JP 626498 A JP626498 A JP 626498A JP H11203955 A JPH11203955 A JP H11203955A
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JP
Japan
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optical
tape
filler
wire
metal tube
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Pending
Application number
JP10006264A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Yokogawa
知行 横川
Yoshiyuki Suetsugu
義行 末次
Katsuya Kurimoto
勝也 栗本
Kyoji Hayakawa
恭二 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属管内に効率よくテープ状光ファイバ心線
を収納でき、しかも、損失特性、瞬時耐熱特性が良好な
光複合架空地線を提供する。 【解決手段】 テープ状光ファイバ心線1を複数枚積層
し、その周囲にクッション性充填物2を配置し、金属管
3に収納した光ユニットの上に、2層の金属線4,5が
撚り方向を逆にして配置されている。金属管の内部空間
においてテープ状光ファイバ心線を除いた空間内におけ
るクッション性充填物の占積率は10〜50%である。
それにより初期伝送損失と低温での損失増加特性が良好
となる。また、クッション性充填物には、耐熱性および
抗張力性を有する材料を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状光ファイ
バ心線とクッション性充填物を金属管に収納した構造を
有する光複合架空地線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数本の光ファイバ心線と緩衝材を、外
部環境から保護する目的で、保護チューブに収納する構
造の光ユニットが知られている。例えば、特開平9−7
3029号公報に記載された金属管型光ユニットは、緩
衝材の周囲に複数本の光ファイバ心線を撚り合わせてバ
ンドルを形成し、金属管内に収納する構造を採用してい
る。
【0003】しかしながら、上述した金属管型ユニット
の構造では、光ファイバ心線の代わりにテープ状光ファ
イバ心線を用いた場合、従来の設計に基づく占積率をも
って緩衝材を収納すると、架線後の風による振動や短絡
事故よる急激な温度上昇による伸びが光ユニットに加わ
えられると、積層したテープ状光ファイバ心線の端部に
位置している心線が、特に伝送損失増加し易いという問
題があることが分かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、金属管内に効率よくテープ
状光ファイバ心線を収納でき、しかも、損失特性、瞬時
耐熱特性が良好な光複合架空地線を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、テープ状光ファイバ心線を複数枚積層し、その周囲
にクッション性充填物を配置して金属管に収納した光ユ
ニットの周囲に金属撚線を施してなる光複合架空地線で
あって、前記金属管の内部空間内において前記テープ状
光ファイバ心線を除いた空間内における前記クッション
性充填物の占積率が10〜50%であり、かつ、前記ク
ッション性充填物が耐熱性および抗張力性を有すること
を特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光複合架空地線において、前記クッション性充填物が
熱分解性を有する材料であり、その熱分解温度が150
℃以上であることを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の光複合架空地線において、前記クッション性充填物が
芳香族ポリアミド系繊維、芳香族ポリエステル系繊維で
あることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の光複合架空地線の概要に
ついて説明する。基本的な構成は、複数枚のテープ状光
ファイバ心線を積層し、その周囲にクッション性充填物
を適切な占積率で配置した上で、金属管の内側の円筒状
空間に収納した光ユニットの周囲に金属撚線を施してな
るものである。
【0009】ここで、円筒状空間内で複数枚のテープ状
光ファイバ心線の周囲に配置するクッション性充填物の
占積率について定義しておく。金属管の内径を2r、テ
ープ状光ファイバ心線の総断面積をA、クッション性充
填物の総断面積をBとすると、占積率S(%)は、 S=(B/(πr2 −A))×100 であらわされる。ここで、クッション性充填物として、
その太さがデニールであらわされる繊維状の材料を用い
た場合は、クッション性充填物の総断面積B(cm2
は、 B=(デニール数×総本数)/900000×クッショ
ン性充填物の比重) であらわされる。
【0010】このクッション性充填物の占積率と光ユニ
ットの特性について、検討したところ、以下の事実が分
かった。 クッション性充填物は、テープ状光ファイバ心線と金
属管の内壁との間にあって、弾力性のある緩衝層として
作用するため、室温における伝送損失を考慮した場合
は、占積率を高くした方がよい。具体的には、10%以
上とするのがよい。 低温状態では、金属管が収縮し、テープ状光ファイバ
心線に生じる蛇行が大きくなり、内壁から側圧を受ける
ことで伝送損失が増加するため、占積率を50%以下に
して、テープ状光ファイバ心線が移動する空間を十分確
保する必要がある。
【0011】かかる考察の結果、占積率を10〜50%
となるように、テープ状光ファイバ心線の周囲にクッシ
ョン性充填物を配置することで、初期損失および損失温
度特性のいずれも良好な光複合架空地線を提供すること
ができる。
【0012】なお、円筒状空間内でのテープ状光ファイ
バ心線は、多少の蛇行を与えるように緩く収納させるよ
うにしてもよい。
【0013】以下、実施例について説明する。図1は、
本発明の光複合架空地線の実施例の断面図であり、下方
に光ユニットを拡大した断面図を示している。図中、1
はテープ状光ファイバ心線、2はクッション性充填物、
3は金属管、4,5は金属線である。テープ状光ファイ
バ心線1を複数枚積層し、その周囲にクッション性充填
物2を配置し、金属管3に収納したものである。金属管
3の上には、この実施例では、2層の金属線4,5が撚
り方向を逆にして配置されている。金属線4は異形の金
属線であり、金属線5は丸形の金属線である。
【0014】この実施例に基づく試作例では、テープ状
光ファイバ心線1として、厚さ0.3mm、幅2.1m
mの8心のテープ状光ファイバ心線を用い、これを8枚
積層して、64心の光ユニットとした。金属管3は、外
径6.0mm、内径4.8mmのアルミニウム管を用い
た。また、金属線4は、異形のアルミ被覆鋼線を一方向
に撚ったものであり、金属線5は、丸形のアルミ被覆鋼
線を金属線4と逆方向に撚った構造であり、試作された
ものは、64心型光複合架空地線である。
【0015】クッション性充填物2としては、芳香族ポ
リアミド系の合成繊維(アラミド繊維)であるケブラー
(登録商標)を用いて、その占積率については、0〜8
0%の範囲内の種々のものを試作した。ケブラーは、テ
ープ状光ファイバ心線1に縦添えしたものと、一方向に
撚り合わせたものを試作した。試作した占積率の異なる
光複合架空地線について、波長1.55μmにおける伝
送損失と損失温度特性を評価した。損失温度特性につい
ては、低温特性を測定したが、測定条件は、−20℃で
の損失増加を測定した。
【0016】測定結果を図2に示す。伝送損失はケブラ
ーの占積率が10%以上で、0.25dB/km以下の
良好なレベルとなっている。一方、低温特性について
は、−20℃での損失増加が、ケブラーの占積率が50
%以下の範囲で、測定精度である0.03dB/km以
下となり、良好な特性を示した。
【0017】この結果からも、クッション性充填物の占
積率を10〜50%とすれば、初期伝送損失と低温損失
増加特性を良好にできることが確認できた。
【0018】一方、光複合架空地線は、電力線からの誘
導電流による発熱に耐え得る高い耐熱性能が要求され
る。特に超高圧系統の場合、その誘導電流により使用時
に150℃の温度となる可能性がある。このため、構成
材料、特にクッション性充填物として熱分解温度が15
0℃以上の材料を使用すると、誘導電流による高温状態
においても、充填材の体積が溶融等によって減少するこ
とがなく、常に占積率10%〜50%を保持できる。こ
のため、実架線後にも安定した伝送特性および温度特性
を保つことが可能となる。このようにして構成した光複
合架空地線は、クッション性充填物として耐熱性に優れ
るケブラーを用いているため、短絡事故等によって20
0℃前後までの急激な温度上昇が生じてもクッション層
としての役割を果たし、瞬時耐熱特性に優れた光複合架
空地線が提供できる。
【0019】この効果を確認するために、クッション性
充填物として、熱分解温度の低いナイロンを用いた場合
と、ケブラーを用いた場合の両方で、200℃×10回
のヒートショックを与えた場合の、1.55μmでの損
失変動を測定した。結果を図3に示す。ナイロン糸を用
いた場合は、2回目のヒートショック以降徐々に損失が
増加しているのに対し、ケブラーを用いた掲合は、10
回のヒートショックを与えても損失増加せず、良好な状
態を保っていることが確認できた。
【0020】また、ケブラーは抗張カ性も有するため、
光複合架空地線のように過大な張力が加わる場合には、
その張力の―部を負担する効果も大きいため、テープ状
光ファイバ心線にかかるストレスが小さくなり、破断し
にくくなるという効果もある。同様な効果を確認するた
めに、クッション性充填物として、芳香族ポリアミド系
繊維のHM50やノーメックス、芳香族ポリエステル繊
維のエコノ−ル等を用いた試作も行ない、ケブラーの場
合と同様、10〜50%の占積率で良好な特性が得られ
ることが確認できた。
【0021】なお、上述した実施例では、テープ状光フ
ァイバ心線は、ストレートに積層したものであるが、積
層したテープ状光ファイバ心線を適当なピッチで捻っ
て、その周囲にクッション性充填物を配置してもよい。
積層したテープ状光ファイバ心線に捻りを加えると、光
複合架空地線が曲げられた場合に、光ファイバの長さが
均一となるため、伝送特性や信頼性に優れた性能を発揮
できる。
【0022】また、クッション性充填物の外側は紐状や
テープ状の材料を巻いて構造を安定させた上で金属管に
収納してもよい。さらに、金属管としては、実施例に示
したアルミニウムの他に、ステンレス、チタンなどを用
いても、同様の効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数枚のテープ状光ファイバ心線を積層し、
耐熱性および抗張カ性を有するクッション性充填物を、
占積率が10〜50%で配置させることで、伝送特性、
損失温度特性、瞬時耐熱特性が良好となるため、過酷な
環境下におかれる光複合架空地線に適用して非常に効果
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光複合架空地線の実施例の断面図であ
る。
【図2】試作例の測定結果を示す線図である。
【図3】瞬時耐熱特性の評価結果を示すグラフである。
【符号の説明】 1…テープ状光ファイバ心線、2…クッション性充填
物、3…金属管、4,5…金属線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末次 義行 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 栗本 勝也 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 早川 恭二 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状光ファイバ心線を複数枚積層
    し、その周囲にクッション性充填物を配置して金属管に
    収納した光ユニットの周囲に金属撚線を施してなる光複
    合架空地線であって、前記金属管の内部空間内において
    前記テープ状光ファイバ心線を除いた空間内における前
    記クッション性充填物の占積率が10〜50%であり、
    かつ、前記クッション性充填物が耐熱性および抗張力性
    を有することを特徴とする光複合架空地線。
  2. 【請求項2】 前記クッション性充填物が熱分解性を有
    する材料であり、その熱分解温度が150℃以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光複合架空地線。
  3. 【請求項3】 前記クッション性充填物が芳香族ポリア
    ミド系繊維、芳香族ポリエステル系繊維であることを特
    徴とする請求項1に記載の光複合架空地線。
JP10006264A 1998-01-16 1998-01-16 光複合架空地線 Pending JPH11203955A (ja)

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Cited By (3)

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