JPH11203218A - データ通信システム、インタフェース装置、及び記憶媒体 - Google Patents

データ通信システム、インタフェース装置、及び記憶媒体

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JPH11203218A
JPH11203218A JP10008112A JP811298A JPH11203218A JP H11203218 A JPH11203218 A JP H11203218A JP 10008112 A JP10008112 A JP 10008112A JP 811298 A JP811298 A JP 811298A JP H11203218 A JPH11203218 A JP H11203218A
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JP
Japan
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data
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interface device
transmission
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JP10008112A
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Kiyotaka Ohara
清孝 大原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/18Multiprotocol handlers, e.g. single devices capable of handling multiple protocols

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ送信装置から送信されるデータに識別
子を付与することなく、そのデータがインタフェース装
置で処理すべきものかデータ受信装置で処理すべきもの
かを判断することのできるデータ通信システム、及びそ
れを実現するためのインタフェース装置,記憶媒体の提
供。 【解決手段】マネージャGでは、NIC1のROM6の
記憶領域6aに書き換えるべき送信用ファームウェアフ
ァイルはTFTPで、プリンタ10のROM12の記憶
領域12aに書き換えるべき送信用ファームウェアファ
イルはLPRで、それぞれ送信している。そこで、NI
C1では、送信用ファームウェアファイルがTFTPで
送信されたかLPRで送信されたかによって、その送信
用ファームウェアファイルを自身またはプリンタ10を
振り分けている。このため、プロトコルの切り換えによ
って、識別子を付与することなくデータを振り分けるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送信装置か
ら送信されたデータの少なくとも一部を、データ受信装
置がインタフェース装置を介して受信するデータ通信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のデータ通信システムでは、イン
タフェース装置として、かつてはバッファ等の比較的簡
単な構成要素を採用していたが、近年、インタフェース
装置がインテリジェント化し、マイクロコンピュータ等
を備えることによって自身がデータ処理可能に構成され
るようになってきている。このようなデータ通信システ
ムでは、インタフェース装置だけで処理し、データ受信
装置へは転送する必要のないデータもある。従って、デ
ータ送信装置から送信されたデータを、インタフェース
装置で処理すべきものかデータ受信装置で処理すべきも
のかを判断する必要がある。例えば、インタフェース装
置のプログラマブルROMに書き込むためのファームウ
ェア等をデータ送信装置から送信する場合、このファー
ムウェアがデータ受信装置のプログラマブルROMに誤
って書き込まれないように区別する必要がある。
【0003】そこで、データ送信装置から送信するデー
タに識別子を付与し、そのデータがインタフェース装置
で処理すべきものかデータ受信装置で処理すべきものか
を指示することが考えられる。この場合、インタフェー
ス装置でその識別子を参照することにより、データ受信
装置へ転送すべきか転送することなく自身で処理すべき
かを判断することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、データ送信
装置で識別子を付与する処理は比較的面倒で、データ送
信装置の処理効率が低下してしまう。そこで、本発明
は、データ送信装置から送信されるデータに識別子を付
与することなく、そのデータがインタフェース装置で処
理すべきものかデータ受信装置で処理すべきものかを判
断することのできるデータ通信システム、及びそれを実
現するためのインタフェース装置,記憶媒体を提供する
ことを目的としてなされた。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、データ
を送信するデータ送信装置と、該データ送信装置から送
信されたデータを受信するインタフェース装置と、上記
データ送信装置から送信されたデータの少なくとも一部
を、上記インタフェース装置を介して受信するデータ受
信装置と、を備えたデータ通信システムにおいて、上記
データ送信装置が、送信するデータが上記インタフェー
ス装置で処理すべきものか上記受信装置で処理すべきも
のかを判断する判断手段と、該判断手段の判断結果に基
づき、上記インタフェース装置で処理すべきデータは第
1の通信方式で、上記データ受信装置で処理すべきデー
タは、上記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式
で、それぞれ送信するデータ送信手段と、を備え、上記
インタフェース装置が、上記データ送信装置から受信し
たデータが上記第1の通信方式で送信されたデータの場
合、そのデータを上記データ受信装置に転送することな
く自身で処理するデータ処理手段と、上記データ送信装
置から受信したデータが上記第2の通信方式で送信され
たデータの場合、そのデータを上記データ受信装置に転
送するデータ転送手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】このように構成された本発明では、データ
送信装置の判断手段は、そのデータ通信装置が送信する
データがインタフェース装置で処理すべきものか受信装
置で処理すべきものかを判断する。そして、その判断結
果に基づき、上記データ送信装置のデータ送信手段は、
インタフェース装置で処理すべきデータは第1の通信方
式で、データ受信装置で処理すべきデータは、上記第1
の通信方式とは異なる第2の通信方式で、それぞれ送信
する。
【0007】一方、インタフェース装置では、上記デー
タ送信装置から受信したデータが上記第1の通信方式で
送信されたデータの場合、データ処理手段によってその
データを上記データ受信装置に転送することなく自身で
処理し、上記データ送信装置から受信したデータが上記
第2の通信方式で送信されたデータの場合、データ転送
手段がそのデータを上記データ受信装置に転送する。
【0008】すなわち、本発明では、データ送信装置か
ら受信したデータをインタフェース装置がデータ受信装
置に転送するか、データ受信装置に転送することなく自
身で処理するかを、データの通信方式に基づいて判断し
ている。このため、本発明では、データ送信装置から送
信されるデータに上記判断を行うためのデータ(例えば
識別子等)を付与することなく、そのデータがインタフ
ェース装置で処理すべきものかデータ受信装置で処理す
べきものかを判断することができる。従って、データ送
信装置の処理を簡略化して処理速度を向上させると共
に、そのデータ送信装置の構成を簡略化して製造コスト
を低減することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記インタフェース装置及び上記データ受信
装置が、記憶内容を書き換え可能な記憶領域を備えたプ
ログラマブルROMと、上記記憶領域に記憶された処理
プログラムに基づく処理を実行するCPUと、該CPU
による処理に必要なデータを一時的に記憶するRAM
と、をそれぞれ備え、上記第1の通信方式で送信される
データ、及び、上記第2の通信方式で送信されるデータ
が、上記インタフェース装置または上記データ受信装置
のプログラマブルROMに書き込むべき新たな処理プロ
グラムを含むことを特徴とする。
【0010】本発明のインタフェース装置及びデータ受
信装置では、プログラマブルROMに新たな処理プログ
ラムを書き込むことによって、それらの機能を向上させ
ることができる。ところが、インタフェース装置のプロ
グラマブルROMに書き込むべき処理プログラムを誤っ
てデータ受信装置のプログラマブルROMに書き込んだ
り、データ受信装置のプログラマブルROMに書き込む
べき処理プログラムを誤ってインタフェース装置のプロ
グラマブルROMに書き込んだりすると、各装置が誤動
作を起こしたり、通信システム全体の機能に支障を来し
たりする。
【0011】これに対して、本発明では、上記プログラ
マブルROMに書き込むべき新たな処理プログラムを、
請求項1にて説明した作用によって確実に振り分けるこ
とができる。従って、本発明では、請求項1記載の発明
の効果が一層顕著に現れると共に、インタフェース装置
やデータ受信装置における誤動作の発生等を良好に防止
することができるといった新たな効果が生じる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の構
成に加え、上記データ受信装置が、上記インタフェース
装置を介して受信した画像データに応じて被記録媒体に
画像を形成する画像形成手段を備え、上記第2の通信方
式が、上記データ受信装置が上記画像データを受信する
ときと同様の通信方式であることを特徴とする。
【0013】このため、本発明のデータ受信手段は、イ
ンタフェース装置を介して受信した画像データに応じ
て、画像形成手段によって被記録媒体に画像を形成する
ことができる。また、本発明では、上記第2の通信方式
が、データ受信装置が上記画像データを受信するときと
同様の通信方式である。このため、インタフェース装置
は、第2の通信方式で送信されたデータを、データの種
類に関わらず一律にデータ受信装置に転送することによ
って、データを振り分けることができる。
【0014】従って、本発明では、請求項2記載の発明
の効果に加えて、インタフェース装置の処理及び構成を
簡略化し、その処理速度を一層向上させると共に製造コ
ストを低減することができるといった効果が生じる。請
求項4記載の発明は、請求項2または3記載の構成に加
え、上記データが、上記インタフェース装置または上記
データ受信装置のプログラマブルROMに書き込むべき
新たな処理プログラムである場合、上記データ送信手段
が、上記新たな処理プログラムにパスワードを付与して
送信し、上記インタフェース装置または上記データ受信
装置が、上記データに上記パスワードが付与されている
場合にのみ、上記新たな処理プログラムを上記プログラ
マブルROMに書き込むことを特徴とする。
【0015】このように、本発明では、上記データが、
インタフェース装置またはデータ受信装置のプログラマ
ブルROMに書き込むべき新たな処理プログラムである
場合、データ送信手段が、上記新たな処理プログラムに
パスワードを付与して送信し、インタフェース装置また
はデータ受信装置が、上記データに上記パスワードが付
与されている場合にのみ、上記新たな処理プログラムを
プログラマブルROMに書き込む。
【0016】このため、本発明では、請求項2または3
記載の発明の効果に加えて、管理者等が所望しない処理
プログラムのデータや、処理プログラム以外のデータが
上記プログラマブルROMに新たな処理プログラムとし
て書き込まれるのを良好に防止することができるといっ
た効果が生じる。また、このため、請求項2で述べたよ
うに他の装置に宛てた処理プログラムを誤って書き込む
のを一層良好に防止することができる。従って、本発明
では通信システムの信頼性を一層向上させることができ
る。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項4記載の構
成に加え、上記第1の通信方式または上記第2の通信方
式のいずれか一方が、TFTPまたはFTPであって、
上記パスワードが送信元ファイルのパス名の代わりに上
記データに書き込まれたことを特徴とする。
【0018】このため、本発明では、送信元ファイルの
パス名の代わりにパスワードを書き込んだだけの簡単な
データ体系によって、請求項4記載の発明の効果を得る
ことができる。従って、本発明では、請求項4記載の発
明の効果に加えて、通信システムとしての構成を一層簡
略化しつつ、その信頼性を高めることができるといった
効果が生じる。
【0019】請求項6記載の発明は、通信回線に接続さ
れ、該通信回線から受信したデータをデータ受信装置に
転送するインタフェース装置であって、上記通信回線か
ら受信したデータが第1の通信方式で送信されたデータ
の場合、そのデータを上記データ受信装置に転送するこ
となく自身で処理するデータ処理手段と、上記通信回線
から受信したデータが上記第1の通信方式とは異なる第
2の通信方式で送信されたデータの場合、そのデータを
上記データ受信装置に転送するデータ転送手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0020】すなわち、本発明のインタフェース装置
は、請求項1記載のデータ処理手段とデータ転送手段と
を備えている。このため、請求項1記載の判断手段とデ
ータ送信手段とを有するデータ送信装置からデータが送
信される通信回線に、本発明のインタフェース装置を介
してデータ受信装置を接続すれば、請求項1記載のデー
タ通信システムを容易に構成することができる。この場
合、請求項1記載の発明と同様の効果が生じる。また、
インタフェース装置及びデータ送信装置に請求項2〜5
のいずれかに記載した要件を付加すれば、その請求項に
記載の発明と同様の効果が生じる。
【0021】請求項7記載の発明は、データを送信する
データ送信装置と、該データ送信装置から送信されたデ
ータを受信するインタフェース装置と、上記データ送信
装置から送信されたデータの少なくとも一部を、上記イ
ンタフェース装置を介して受信するデータ受信装置と、
を備えたデータ通信システムに用いられ、上記データ送
信装置を制御するためのコンピュータプログラムを記憶
した記憶媒体であって、上記データ送信装置が送信する
データが、上記インタフェース装置で処理すべきものか
上記受信装置で処理すべきものかを判断する判断処理
と、該判断処理の判断結果に基づき、上記インタフェー
ス装置で処理すべきデータは第1の通信方式で、上記デ
ータ受信装置で処理すべきデータは、上記第1の通信方
式とは異なる第2の通信方式で、それぞれ送信するデー
タ送信処理と、を実行させるコンピュータプログラムを
記憶したことを特徴とする。
【0022】このため、本発明に記憶された上記コンピ
ュータプログラムによってデータ送信装置を制御すれ
ば、そのデータ送信装置に、請求項1記載の判断手段及
びデータ送信手段に相当する判断処理及びデータ送信処
理を実行させることができる。この場合、請求項1記載
の発明と同様の効果が生じる。また、そのデータ送信装
置が送信したデータを受信するインタフェース装置、及
び上記データ送信処理を実行させるためのプログラムに
請求項2〜5のいずれかに記載した要件を付加すれば、
その請求項に記載の発明と同様の効果が生じる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明
する実施の形態は、端末装置としてのプリンタを複数台
含むと共に、それぞれのプリンタを用いて印刷処理を行
うコンピュータを複数含んだ通信システムであって、そ
れぞれのプリンタの制御に使用されるファームウェア等
の管理を一元的に実行する通信システムに対して本発明
を適用した場合の実施の形態である。
【0024】先ず、本実施の形態の通信システムSの構
成について、図1を用いて説明する。図1に示すよう
に、通信システムSは、データ送信装置としてのマネー
ジャ(管理用コンピュータ)Gと、電話回線またはLA
N等のネットワークWと、インタフェース装置としての
複数のNIC1と、データ受信装置としてのプリンタ1
0、30及び40と、当該プリンタ10に接続された複
数のコンピュータ20と、プリンタ40に並列に接続さ
れたイメージスキャナ70と、プリンタ40に直列に接
続された用紙ソータ80とにより構成されている。ここ
で、プリンタ10、30及び40は異なる機種のプリン
タである。
【0025】一方、マネージャGは、第1情報処理手段
としてのCPU50,ROM51,RAM52を備え、
キーボード53,CRT54等に接続された周知のパー
ソナルコンピュータである。また、NIC1は、返信手
段としてのトランシーバ2と、LANコントローラ3
と、共有メモリ4と、CPU5と、ROM6と、RAM
7と、バス8と、を備えている。ここで、ROM6は、
フラッシュROM等のプログラマブルROMによって構
成され、記憶内容を書き換え可能な記憶領域6aを有し
ている。RAM7は、その内部に端末情報エリア7aを
備えている。
【0026】一方、プリンタ10は、第2情報処理手段
としてのCPU11と、ROM12と、RAM13と、
バス14と、出力インタフェース(出力I/F)15
と、入力インタフェース(入力I/F)16と、被記録
媒体としての記録紙等に画像を形成する画像形成手段と
しての印字部17と、を備えている。ここで、ROM1
2は、フラッシュROM等のプログラマブルROMによ
って構成され、記憶内容を書き換え可能な記憶領域12
aを有している。RAM13は、その内部に出力バッフ
ァ13aと入力バッファ13bとを備えている。また、
プリンタ10は、バス14に接続された接続ライン9を
介してNIC1に接続されると共に、入力インタフェー
ス16を介して各コンピュータ20に接続されている。
【0027】次に、通信システムSにおける概要動作に
ついて図1を用いて説明する。なお、以下の概要動作の
説明においては、NIC1とプリンタ10とにおける処
理について説明するが、他のNIC1とプリンタ30,
40等との間においても同様の処理が実行される。
【0028】マネージャG内のCPU50は、プリンタ
10またはそれに接続されているNIC1に送信すべき
データを生成し、ネットワークWを介してNIC1のト
ランシーバ2に送信する。このとき、当該データの送信
は、NIC1にて処理されるべきデータはTFTP(ト
リビアルファイル転送プロトコル)で、プリンタ10に
て処理されるべきデータはLPR(ライン・プリンタ・
リモート)で、処理装置を特に指定する必要がないデー
タはUDP(ユーザーデータグラム転送プロトコル)等
の適宜のプロトコルで、それぞれ実行される。そして、
データを受信したトランシーバ2は、これを復調し、L
ANコントローラ3を介してバス8に出力する。ここ
で、当該LANコントローラ3は、ネットワークWを介
したマネージャGとの間におけるデータの送受信を制御
する。
【0029】次に、CPU5は、NIC1が受信したデ
ータがTFTPで送信されてきたときは、当該データを
ROM6に記憶されている情報を用いて処理する。この
とき、RAM7は、当該CPU5における処理に必要な
情報を読み出し可能に一時的に記憶する。その後、CP
U5は、処理した結果をバス8、LANコントローラ
3、トランシーバ2及びネットワークWを介してマネー
ジャGに返信する。
【0030】一方、NIC1が受信したデータがLPR
で送信されてきたときは、CPU5は、当該データを共
有メモリ4及び接続ライン9を介してプリンタ10に転
送する。その際、共有メモリ4にデータを書き込んだ
後、CPU5は、図示しない信号線を通してCPU11
に対してインターラプト(割り込み指令)を発生させ、
当該データの処理を実行させる。なお、上述したデータ
に対するCPU5の処理に必要な制御プログラムは、R
OM6に予め記憶されている。
【0031】ここで、共有メモリ4は、情報処理の際に
NIC1とプリンタ10との間で共有すべき情報を一時
的に記憶しておくためのメモリである。次に、NIC1
から転送したプリンタ10において処理すべきデータ
(例えば、マネージャGからLPRで送信されてきたデ
ータ)が接続ライン9を介してプリンタ10に入力され
ると、CPU11は、当該データをバス14を介して取
得した後、ROM12内に記憶されている情報を用いて
処理する。その後、CPU11は、処理した結果をバス
14、接続ライン9、及び共有メモリ4を介してNIC
1に返信する。このとき、RAM13は当該CPU11
における処理に必要な情報を読み出し可能に一時的に記
憶する。このデータに対するCPU11の処理に必要な
制御プログラムは、ROM12に予め記憶されている。
【0032】更に、プリンタ10において処理すべきデ
ータに対する処理結果をプリンタ10から受領したNI
C1は、その処理結果をそのままネットワークWを介し
てマネージャGに転送する。一方、各コンピュータ20
から出力されたプリンタ10において印字出力すべき画
像等のデータは、入力インタフェース16を介してプリ
ンタ10内に取り込まれ、バス14を介して入力バッフ
ァ13b内に格納され、印刷データに展開処理されて出
力バッファ13a内に一時的に記憶された後、再びバス
14を介して出力インタフェース15から印字部17に
出力され、当該データに対応した印字出力が実行され
る。一方、図示しない他のコンピュータから出力された
印字出力すべき画像等のデータをプリンタ10において
出力するときは、当該データがネットワークW経由でN
IC1を介してプリンタ10の入力バッファ13bに取
り込まれた後、上記と同様にして出力される。このプリ
ンタ10本来の印字出力処理は、ROM12内に記憶さ
れている制御プログラムに基づくCPU11の制御の下
で実行される。
【0033】なお、通信システムS内に含まれている各
プリンタ10,30,及び40は共通のNIC1を備え
ているが、プリンタ自体としては異なる機種のものを含
んでいる。具体的には、印刷機構や取り扱いデータの相
違等に対応して、それぞれのプリンタのROM12には
後述のデバイス情報が記憶されているが、そのデバイス
情報は各プリンタ毎に異なったものとなっている。ま
た、ネットワークWには、NIC1とは異なる機種のN
ICを介して図示しない他のプリンタも接続されてい
る。
【0034】次に、ROM6,12の記憶領域6a,1
2aは前述のように書き換え可能に構成されているの
で、この部分に記憶されたファームウェア等の処理プロ
グラムを書き換えることにより、プリンタ10の機能を
バージョンアップすることができる。続いて、このバー
ジョンアップに関わる処理について説明する。
【0035】先ず、マネージャGにおいて所定のバージ
ョンアップ用アプリケーションを立ち上げると、CPU
50は図2〜図6に示すバージョンアップ処理を実行す
る。図2に示すように、処理を開始するとCPU50
は、先ず、S1(Sはステップを表す:以下同様)に
て、デバイス情報要求のためのブロードキャストパケッ
トを、ネットワークWを介して接続された全てのプリン
タにUDPで送信する。続くS3では、少なくとも3秒
間計時可能なタイマをスタートする。更に、続くS5で
は、ネットワークWを介して各プリンタからデバイス情
報を受信し、受信したデバイス情報をCRT54の画面
に表示していく。そして、このS5の処理をタイマをス
タートしてから3秒経過するまで繰り返し(S7)、3
秒経過すると(S7:YES)、続くS11へ移行す
る。
【0036】ここで、プリンタ10等は、上記ブロード
キャストパケットを受信すると図示しないルーチンを起
動し、自身が接続されたNIC1よりそのNIC1のデ
バイス名,NIC1のファームウェアのバージョン(N
ICデバイス名,NICファームウェアバージョンとい
う)等のデバイス情報を取得する。続いて乱数を発生
し、その乱数に対応した数msec.待機した後、上記
NIC1のデバイス情報を、プリンタ10自身のデバイ
スクラス,デバイス名,デバイスステータス,ファーム
ウェアバージョン等のデバイス情報と共にマネージャG
へ返信する。なお、プリンタ10等は、自身の電源投入
時等にNIC1のデバイス情報を予め取得しておいても
よく、また、ネットワークWを介して接続された他のプ
リンタやNICのデバイス情報を取得しておき、上記デ
バイス情報と共に返信してもよい。
【0037】このため、マネージャGには、上記乱数に
応じたバラバラのタイミングで、各プリンタからのデバ
イス情報がネットワークWを介して返信される。そこ
で、マネージャGによるS5の処理では、受信したデバ
イス情報に基づき、CRT54に次のような表示を行
う。図7は、プリンタ10から返信されるデバイス情報
100の形態を模式的に表す説明図であり、図8は、そ
のデバイス情報100等に対応したCRT54の表示画
面(以下、デバイスリスト画面という)200の一例を
表す説明図である。
【0038】図7に示すように、デバイス情報100
は、レーザプリンタ,カラープリンタ等のデバイスの種
別を表すデバイスクラス101,デバイスの機種毎に付
与されたデバイス名102,プリンタ10の状態を表す
ステータス103,及びファームウエアのバージョンを
表すプリンタバージョン104からなるプリンタ10側
のデバイス情報と、NIC1側のデバイス情報としての
NICデバイス名105及びNICバージョン106
と、そのプリンタ10に付与されたIPアドレス107
とを羅列して構成されている。また、デバイスクラス1
01,デバイス名102,ステータス103,プリンタ
バージョン104,NICデバイス名105,及びNI
Cバージョン106のデータの先頭には、各々のデータ
の長さを表すデバイスクラスレングス111,デバイス
名レングス112,ステータスレングス113,プリン
タバージョンレングス114,NICデバイス名レング
ス115,及びNICバージョンレングス116が添付
されている。
【0039】このようなデバイス情報100を受信した
CPU50は、S5の処理において、デバイスクラス1
01,デバイス名102,ステータス103,プリンタ
バージョン104,NICデバイス名105,NICバ
ージョン106,及びIPアドレスのデータに対応した
表記(デバイスクラス,デバイス名,デバイスステータ
ス,本体ファームウェアバージョン,NICデバイス
名,NICファームウェアバージョン,及びIPアドレ
ス)を、デバイスクラス101に対応したアイコンの右
側に配列してリストアップしたデバイスリスト201を
表示する。
【0040】なお、図8に例示するデバイスリスト20
1では、プリンタの他にスキャナも表示されており、プ
リンタ,スキャナ等を総称してデバイスと呼んでいる。
プリンタ10から返信されるデバイス情報100のプリ
ンタバージョン104に対応した表記が「本体ファーム
ウェアバージョン」の項目に表示されるのもこのためで
ある。また、以下の説明では、同一機種のデバイスには
同一機種のNICが対応するものとする。
【0041】デバイスリスト画面200には、このデバ
イスリスト201の上部に、デバイスのバージョンアッ
プを行うときに押下される本体ファームウェアアップデ
ートボタン202、NICのバージョンアップを行うと
きに押下されるNICファームウェアアップデートボタ
ン203、バージョンアップの対象として同機種のデバ
イスを一括して選択するときに押下される同機種全て選
択ボタン204、及び、このバージョンアップ処理を終
了するときに押下される終了ボタン205が、並べて表
示される。また、デバイスリスト201に表示された各
デバイスも、例えばアイコンがクリックに対して反応す
るボタンとなっている。
【0042】CPU50は、S5の処理によってこのデ
バイスリスト画面200を表示した後、S11以降の処
理を上記各ボタンの押下等に応じて実行する。すなわ
ち、先ずS11では、デバイスリスト201に表示され
たデバイスがクリックされたか否かを判断し、クリック
されていない場合は否定判断してS13へ移行する。S
13では、同機種全て選択ボタン204が押下されたか
否かを判断し、押下されていない場合は否定判断してS
15へ移行する。以下同様に、本体ファームウェアアッ
プデートボタン202が押下されたか否かを判断して
(S15)、押下されていない場合はS17へ移行し、
NICファームウェアアップデートボタン203が押下
されたか否かを判断して(S17)、押下されていない
場合はS19へ移行し、終了ボタン205が押下された
か否かを判断して(S19)、押下されていない場合は
S11へ移行する。すなわち、CPU50は、デバイス
リスト画面200を表示した後、上記いずれかの操作が
なされるまでS11〜S19のループ処理にて待機す
る。
【0043】デバイスリスト画面200が表示される
と、通常、使用者は先ずバージョンアップしたいデバイ
スの選択を行う。この場合、デバイスのクリックが最初
に行われ、S11にて肯定判断してS21へ移行する。
S21では、既に選択されている機種と異機種のデバイ
スがクリックされたか否かを判断する。デバイスを初め
てクリックした場合は、既に選択されている機種がない
ので、否定判断してS23へ移行する。S23では、ク
リックされたデバイスに関する表示部を反転表示する。
例えば、デバイスリスト201の一番上に表示したレー
ザプリンタ(デバイス名:1660,NICデバイス
名:2010)がクリックされると、デバイスリスト画
面200は図9に例示するように変化する。この反転表
示(S23)の後は、S11〜S19のループ処理へ復
帰する。なお、後述のように本バージョンアップ処理で
は、反転表示したデバイスがバージョンアップの対象と
なる。
【0044】続いて、同機種全て選択ボタン204が押
下されると、S13にて肯定判断してS25へ移行す
る。S25では、反転表示となっているものと同機種の
デバイスを全て反転表示した後、S11〜S19のルー
プ処理へ復帰する。例えば、図9に例示したように、デ
バイスリスト201の一番上に表示したレーザプリンタ
(デバイス名:1660,NICデバイス名:201
0)を反転表示した状態で同機種全て選択ボタン204
が押下されると、図10に例示するように、そのレーザ
プリンタと同機種のレーザプリンタを全て反転表示す
る。従って、同機種全て選択ボタン204を押下するこ
とにより、同一機種のデバイスを一括してバージョンア
ップの対象に指定することができる。
【0045】また、本バージョンアップ処理では、デバ
イスを個々に指定してバージョンアップの対象とするこ
ともできる。一つのデバイスを指定する場合は、使用者
は前述のように所望の一つのデバイスをクリックすれば
よいが、複数のデバイスを個々に指定した場合は、デバ
イスのクリックを複数回繰り返す。
【0046】そこで、CPU50は、二つ目以降のデバ
イスがクリックされたときは、前述のS21にて、既に
選択されている機種と異機種のデバイスがクリックされ
たか否かを判断する。後述するように、本バージョンア
ップ処理では、デバイスが選択されるとそのデバイスに
ファームウェアを送信してバージョンアップを行ってい
る。ところが、一般にファームウェアでは、適合する機
種が限定されている。このため、機種の異なる複数のデ
バイスが選択されると、ファームウェアの適合性の判断
や、前述の同機種全て選択ボタン204の押下に対応す
る処理で問題が生じる。そこで、既に選択されている機
種と異機種のデバイスがクリックされた場合は(S2
1:YES)、S27以下の処理へ移行する。
【0047】S27では、図11に示す選択機種変更ダ
イヤログ220を開き、デバイスリスト画面200の上
に重ねて表示する。図11に示すように、選択機種変更
ダイヤログ220には、「既に選択している機種とは別
の機種が選択されました新しい選択を有効にしますか
?」というメッセージと、YESボタン221及びNO
ボタン222とが表示される。そして、YESボタン2
21が押下された場合は(S29:YES)、S31へ
移行して既に選択されているデバイスの反転表示を解除
し、続いて、新たにクリックされたデバイスを前述のS
23にて反転表示した後、S11〜S19のループ処理
へ移行する。
【0048】この処理により、以前の選択を無効にし
て、新たにクリックされたデバイスの選択のみを有効に
することができる。また、選択機種変更ダイヤログ22
0にてNOボタン222が押下された場合は(S29:
NO)、何もせずにそのままS11〜S19のループ処
理へ移行する。この処理により、以前の選択をそのまま
有効にして、新たにクリックされたデバイスの選択を無
効にすることができる。なお、YESボタン221また
はNOボタン222が押下されると、CPU50は選択
機種変更ダイヤログ220を消し、デバイスリスト画面
200の全面を表示する。
【0049】一方、新たにクリックされたデバイスが既
に選択されているデバイスと同一機種の場合は(S2
1:NO)、そのままS23へ移行し、クリックされた
デバイスを既に選択されているデバイスと共に反転表示
する。この処理により、デバイスリスト201に表示さ
れた同一機種のデバイスの内、バージョンアップしたい
ものだけを複数選択することができる。
【0050】以上の処理によってバージョンアップした
い所望のデバイスを選択した後、使用者は、本体ファー
ムウェアアップデートボタン202またはNICファー
ムウェアアップデートボタン203を押下する。本体フ
ァームウェアアップデートボタン202が押下される
と、S15にて肯定判断してS33へ移行する。S33
では、図12に例示するファイル名指定ダイヤログ23
0を開き、デバイスリスト画面200の上に重ねて表示
する。図12に示すように、ファイル名指定ダイヤログ
230には、選択されているデバイスの機種名が表示さ
れると共に、ファイル名入力欄231、OKボタン23
2、及び参照ボタン233が表示される。
【0051】ファイル名指定ダイヤログ230を開くと
(S33)、CPU50はS35のファイル名入力/選
択処理を実行し、この処理をファイル名指定ダイヤログ
230のOKボタン232が押下されるまで繰り返す
(S37)。S35のファイル名入力/選択処理では、
CPU50は次の一連の処理を実行する。すなわち、キ
ーボード53からファームウェアのファイル名が直接入
力された場合、そのファイル名をファイル名入力欄23
1に表示する。参照ボタン233が押下された場合、マ
ネージャGと通信可能に接続された他の記憶手段(例え
ば各種サーバ)またはROM51に記憶されたファーム
ウェアを、図示しない新たなダイヤログを開いてリスト
アップする。そして、キーボード53のカーソルキー等
によってファームウェアが選択されると、そのファーム
ウェアのファイル名をファイル名入力欄231に表示す
る。
【0052】以上のファイル名入力/選択処理(S3
5)によって所望のファイル名がファイル名入力欄23
1に表示されると、使用者はOKボタン232を押下す
る。すると、CPU50は、S37で肯定判断してS3
9へ移行する。S39では、後述のファームウェア送信
処理を実行して、上記入力されたファイル名のファーム
ウェアをLPRで、すなわちプリンタ10等のデバイス
でのみ処理されるように、ネットワークWへ送信する。
また、S39の終了後は、ファイル名指定ダイヤログ2
30を消し、デバイスリスト画面200の全面を表示し
てS11〜S19のループ処理へ移行する。
【0053】NICファームウェアアップデートボタン
203が押下された場合もほぼ同様であり、この場合、
S17にて肯定判断してS43へ移行する。S43で
は、図12に例示したものとほぼ同様のファイル名指定
ダイヤログ230を開き、続いて、上記とほぼ同様のフ
ァイル名入力/選択処理(S43)を、ファイル名指定
ダイヤログ230のOKボタン232が押下されるまで
繰り返す(S47)。但し、S43で表示されるファイ
ル名指定ダイヤログ230では、機種名としてNICの
機種名(上記例では2010)が表示される点において
図12と異なる。
【0054】ファイル名入力/選択処理(S45)によ
って所望のファイル名を表示し、OKボタン232が押
下されると、CPU50は、S47で肯定判断してS4
9へ移行する。S49では、ファームウェア送信処理を
実行して、上記入力されたファイル名のファームウェア
をTFTPで、すなわちNICでのみ処理されるよう
に、ネットワークWへ送信する。また、S49の終了後
は、ファイル名指定ダイヤログ230を消し、S11〜
S19のループ処理へ移行する。更に、そのループ処理
中に終了ボタン205が押下されると、このバージョン
アップ処理を終了する。図6は、上記ファームウェア送
信処理を表すフローチャートである。図6に示すよう
に、処理を開始すると、先ずS51にて送信用ファーム
ウェアファイルからデバイス名を読み込む。ここで、本
バージョンアップ処理で取り扱うファームウェアには、
各ファームウェアに対応して、図13(A)に例示する
送信用ファームウェアファイル300が形成されてい
る。図13(A)に例示するように、送信用ファームウ
ェアファイル300は、そのファームウェアが適合する
デバイス名301と、そのファームウェアを格納すべき
ROM(プリンタ10のROM12,NIC1のROM
6等)のアドレス302と、ファームウェアの処理プロ
グラムそのもの(ファームウェア303)と、そのファ
ームウェア303を記憶したROM6,12等の記憶領
域6a,12a等を書き換えるための書換プログラム3
04と、後述のようにその書換プログラム304をコピ
ーする処理等を実行するための制御プログラム305
と、を羅列して構成されている。
【0055】S51では、S35またはS45にて選択
されたファイル名に対応する送信用ファームウェアファ
イル300から、デバイス名301を読み込むのであ
る。続くS53では、デバイスリスト201に表示して
いるデバイスの総数を検出して変数Nに代入し、S55
にて変数iを0にリセットする。続いて、S57にてi
に1を加算した後、S59にて、デバイスリスト201
の上からi番目のデバイスが、選択されて反転表示とな
っているか否かを判断する。反転表示となっている場合
は(S59:YES)、S61へ移行し、デバイスリス
ト201に表示したそのi番目のデバイスのデバイス名
が、S51で読み込んだファームウェアのデバイス名3
01と一致するか否かを判断する。
【0056】そして、一致した場合は(S61:YE
S)、デバイスリスト201からそのデバイスのIPア
ドレスを読み込み(S63)、そのIPアドレスにネッ
トワークWを介して送信用ファームウェアファイル30
0を送信する(S65)。ここで、S65では前述のよ
うに、NIC1のROM6の記憶領域6aに書き換える
べきファームウェア303を有する送信用ファームウェ
アファイル300はTFTPで、プリンタ10のROM
12の記憶領域12aに書き換えるべきファームウェア
303を有する送信用ファームウェアファイル300は
LPRで、それぞれ送信する。
【0057】なお、TFTPの転送パラメータには、周
知のように、PUTまたはGET(送信または受信)を
表すパラメータと、送信先のIPアドレスと、送信元の
ファームウェアファイルのパス名と、送信先のファーム
ウェアファイルのパス名とがある。しかしながら、NI
C1は一般にファイルシステムを持たないので、送信先
のファームウェアファイルのパス名はあまり意味を持た
ない。そこで、本実施の形態では、図13(B)に例示
するように、このパス名の代わりにマネージャG固有の
パスワードを添付した。このパスワードの効果は、後に
詳述する。
【0058】図6に戻って、送信用ファームウェアファ
イル300の送信後は、S67へ移行し、全てのデバイ
スに対して処理を終了してi=Nとなったか否かを判断
する。i=Nでなければ(S67:NO)、前述のS5
7へ移行してiに1を加算し、次のデバイスに対して同
様の処理を行う。このとき、i番目のデバイスが反転表
示となっていなければ(S59:NO)、そのままS6
7へ移行してi=Nとなったか否かを判断する。そし
て、i=NでなければS57へ移行し、更に次のデバイ
スに対して同様の処理を行う。この処理を繰り返して、
全てのデバイスに対して上記処理を終了してi=Nとな
ると、S67にて肯定判断して処理を終了し、図5の処
理へ復帰する。
【0059】以上の処理により、デバイスリスト201
で反転表示した全てのデバイス(またはそれに接続され
たNIC)に対して、S35またはS45にて選択され
たファームウェア303を有する送信用ファームウェア
ファイル300を送信することができる。一方、上記処
理の途中でS61にて、i番目のデバイスのデバイス名
が、S51で読み込んだファームウェアのデバイス名3
01と一致しないと判断した場合は(S61:NO)、
S69へ移行し、その時点ではまだ表示中のファイル名
指定ダイヤログ230の上に、図14に例示する警告メ
ッセージ240を重ねて表示する。そして、この場合
は、S63,S65による送信用ファームウェアファイ
ル300の送信を行うことなく、そのまま上記67へ移
行する。このため、送信用ファームウェアファイル30
0をそのファームウェア303に適合しないデバイスに
送信してしまうのを良好に防止することができる。
【0060】このように、マネージャGでは、送信用フ
ァームウェアファイル300を送信可能なデバイスをデ
バイスリスト201にリストアップして表示することが
できる。また、その表示されたデバイスの中から、送信
用ファームウェアファイル300を送信すべきデバイス
を、個々に選択することも同一機種を一括して選択する
こともできる。このため、バージョンアップしたいデバ
イスの選択がきわめて容易に行え、通信システムSの作
業性をきわめて向上させることができる。しかも、選択
したデバイスとファームウェア303とが適合しない場
合には、警告メッセージ240が表示されるので、送信
用ファームウェアファイル300を適合しないデバイス
に送信し、誤動作を招いたり他のエラーメッセージを発
生したりするのを良好に防止することができる。
【0061】次に、プリンタ10のCPU11が実行す
る処理について説明する。ROM12の書き換え可能な
記憶領域12aには、図15(A)に例示するように、
印字部17の制御等に関わる小型の処理プログラムとし
てのファームウェア403と、そのファームウェア40
3等を記憶した記憶領域12aの記憶内容を書き換える
書換プログラム404と、その書換プログラム404を
RAM13にコピー(複写)する等の後述の処理のため
の制御プログラム405とが格納されている。
【0062】そして、CPU11は、制御プログラム4
05に基づいて次の処理を実行する。図16は、プリン
タ10のCPU11が実行するヴァージョンアップ処理
を表わすフローチャートである。図16に示すように、
処理を開始すると、先ず、S81にて送信用ファームウ
ェアファイル300を受信したか否か判断し、受信して
いない場合はS83にて通常の処理を実行してS81へ
戻る。すなわち、プリンタ10がマネージャGからネッ
トワークWを介して送信用ファームウェアファイル30
0を受信するまでは(S81:NO)、記憶領域12a
に記憶されたファームウェア403や、ROM12に書
き換え不能に記憶された他の処理プログラムに基づき、
プリンタ10としての通常の処理を実行する(S8
3)。
【0063】なお、この通常の処理としては、印字部1
7の駆動等の周知の処理の他、マネージャGが送信した
デバイス情報要求(S1)に対してデバイス情報100
を返信する処理等も含まれている。また、送信用ファー
ムウェアファイル300には、図示しないヘッダ等にそ
のデータが送信用ファームウェアファイル300である
ことを示す指示情報が添付されており、CPU11は、
その指示情報を検出したときにS81にて肯定判断す
る。
【0064】プリンタ10が送信用ファームウェアファ
イル300を受信すると(S81:YES)、S87へ
移行し、図15(B)に模式的に例示するように、書換
プログラム404をRAM3上へコピーする。そして、
続くS91〜S99では、RAM3上へコピーした書換
プログラム404に基づく処理を次のように実行し、図
15(C)に模式的に例示するように、記憶領域12a
に記憶されたデータを書き換えて処理を終了する。
【0065】すなわち、S91ではROM12の記憶領
域12a上のデータを消去し、続くS93では、受信し
た送信用ファームウェアファイル300のデータ(ファ
ームウェア303,書換プログラム304,及び制御プ
ログラム305)を、ROM12の記憶領域12aに書
き込む。S95では、その書き込みが終了したか否かを
判断し、終了するまでS93による書き込みの処理を繰
り返した後(S95:YES)、S99へ移行する。S
99では、CPU11の処理をROM12上の処理(例
えば、プリンタ10をリセットする処理)へ移行させ、
一旦処理を終了する。すると、記憶領域12aに新たに
記憶されたファームウェア303や、ROM12に書き
換え不能に記憶された他の処理プログラムに基づき、プ
リンタ10としての通常の処理が実行可能となる。
【0066】このように、プリンタ10では、書換プロ
グラム404を一旦RAM13に複写(コピー)し、そ
の複写後の書換プログラム404に基づいてROM12
の記憶内容を書き換えているので、一つの書換プログラ
ム404によってROM12の記憶内容を一気に書き換
えることができる。このため、プリンタ10の機械的な
構成や制御システムとしての構成を簡略化し、ROM1
2の記憶容量を充分有効に活用すると共に、書き換えに
要する処理時間も短縮することができる。また、このよ
うな書き換えを行ったROM12には、同様に書換プロ
グラム304及び制御プログラム305が記憶されるの
で、プリンタ10が更に他の送信用ファームウェアファ
イルを受信したときも、前述の処理と同様に書き換えを
行うことができる。
【0067】また、CPU11は、送信用ファームウェ
アファイル300を受信すると(S81:YES)自動
的にS87〜S95の処理を実行して記憶領域12aを
書き換え、書き換えが終了すると(S95:YES)、
ROM12に基づく通常の処理へ自動的に移行すること
ができる。このため、記憶領域12aの書き換えがきわ
めて容易に行えると共に、書き換え後にはきわめて迅速
に通常の制御に復帰させることができる。従って、プリ
ンタ10の操作性がきわめて向上する。
【0068】NIC1のROM6の記憶領域6aにも同
様にファームウェア,書換プログラム,及び制御プログ
ラムが記憶されており、同様の処理によってROM6の
記憶内容を一気に書き換えることができる。しかも、書
き換えの開始や通常の処理への復帰も、上記と同様に自
動的に行うことができる。但し、NIC1における処理
は、送信用ファームウェアファイル300がTFTPで
送信されたかLPRで送信されたかによって、次のよう
な振り分けを行う点で異なる。
【0069】図17は、NIC1のCPU5が実行する
ヴァージョンアップ処理を表わすフローチャートであ
る。図17に示すように、この処理は図16の処理とほ
ぼ同様であり、前述のS81とS87との間に次のよう
な処理を設けた点において異なる。すなわち、送信用フ
ァームウェアファイル300を受信してS81にて肯定
判断すると、S84へ移行し、その送信用ファームウェ
アファイル300がTFTPで送信されたものか否かを
判断する。送信用ファームウェアファイル300がTF
TPで送信された場合は(S84:YES)、S85へ
移行して、その送信用ファームウェアファイル300に
添付されたパスワードが適切か否か、すなわち、マネー
ジャG固有のものであるか否かを判断する。送信用ファ
ームウェアファイル300がTFTPで送信され、その
転送パラメータのパス名の代わりに適切なパスワードが
添付(付与)されている場合は(S84,S85:YE
S)、S87以下の処理へ移行して前述のようにROM
6の記憶内容を書き換える。
【0070】一方、送信用ファームウェアファイル30
0が他のプロトコル(この場合、LPR)で送信された
場合は(S84:NO)、S86へ移行する。S86で
は、その送信用ファームウェアファイル300をそのま
まプリンタ10に転送し、再びS81,S83のループ
処理へ移行して他の送信用ファームウェアファイル30
0を受信するまで待機する。また、送信用ファームウェ
アファイル300に添付されたパスワードが適切でない
場合は(S85:NO)、そのままS81,S83のル
ープ処理へ移行し、S81で受信した送信用ファームウ
ェアファイル300は破棄する。
【0071】マネージャGでは、図6のS65に関連し
て説明したように、NIC1のROM6の記憶領域6a
に書き換えるべき送信用ファームウェアファイル300
はTFTPで、プリンタ10のROM12の記憶領域1
2aに書き換えるべき送信用ファームウェアファイル3
00はLPRで、それぞれ送信している。そこで、NI
C1では、送信用ファームウェアファイル300がTF
TPで送信されたかLPRで送信されたかによって、そ
の送信用ファームウェアファイル300を振り分けてい
るのである。そして、プリンタ10に転送された送信用
ファームウェアファイル300は、前述の図16の処理
によって記憶領域12aに書き換えられる。このため、
本実施の形態では次のような効果が生じる。
【0072】すなわち、ファームウェア303がNIC
1に書き換えるべきものであるかデバイスに書き換える
べきものであるかをプロトコルによって判断しているの
で、そのいずれであるかを示すデータ(例えば識別子
等)を、送信用ファームウェアファイル300に添付す
る必要がない。このため、送信処理が簡略化され、装置
の構成を簡略化して製造コストを低減することができる
と共に、処理速度を向上させることができる。
【0073】また、マネージャGでは、プリンタ10へ
転送すべき送信用ファームウェアファイル300を、印
字部17による画像形成を指示する画像データと同様
の、周知のLPRで送信している。このため、NIC1
では、LPRで送信されてきたデータであれば、そのデ
ータの種類に関わらず一律にプリンタ10に転送するこ
とによって、データを振り分けることができる。従っ
て、NIC1の処理及び構成を簡略化し、その処理速度
を一層向上させると共に製造コストを低減することがで
きる。
【0074】更に、NIC1のROM6の書き換えは、
送信用ファームウェアファイル300に添付されたパス
ワードが適切なときにのみ許可されるので、マネージャ
G以外のコンピュータから送られたファームウェアやプ
ログラム以外のデータ,プリンタ10に宛てたファーム
ウェア等がROM6に書き込まれるのを良好に防止する
ことができる。特にNIC1では、他のコンピュータか
ら異常なファームウエアを受信してROM6に書き込む
と、マネージャGとの間でデータの送受信が全くできな
くなる可能性もあるが、本実施の形態ではこのような事
態の発生を良好に防止することができる。しかも、本実
施の形態では、TFTPのパス名の代わりにパスワード
を添付しただけの簡単なデータ体系によってこのような
効果を得ることができるので、通信システムとしての構
成を簡略化しつつ、その信頼性を高めることができる。
【0075】以上、詳述したように、本実施の形態の通
信システムSでは、NIC1及びプリンタ10が、一つ
の書き換えプログラムによって、ROM6またはROM
12の記憶内容を一気に書き換えることができる。この
ため、装置の機械的な構成や制御システムとしての構成
を簡略化し、ROM6,12の記憶容量を充分有効に活
用すると共に、書き換えに要する処理時間も短縮するこ
とができる。しかも、デバイスリスト画面200によ
り、その書き換えを行うべきデバイス(処理装置)もき
わめて容易に選択できる。更に、前述のように送信用フ
ァームウェアファイル300のNIC1またはプリンタ
10への振り分けも確実に行える。
【0076】なお、上記説明では、NIC1にプリンタ
10を一対一に接続した場合を中心に説明したが、図1
に示すように、NIC1には、プリンタ40を接続する
と共にこれに並列に、例えば、イメージスキャナ70を
接続することもできる。更に、上記プリンタ40に対し
て、インテリジェントな(固有のCPUを有した)用紙
ソータ80を接続することもできる。この場合には、プ
リンタ40は、用紙ソータ80のデバイス情報もNIC
1のデバイス情報と共に取得し、図7のデバイス情報1
00に添付してマネージャGに返信する。
【0077】上記実施の形態において、S15,S17
の処理が判断処理に、S39,S49の処理がデータ送
信処理に、それぞれ相当し、上記判断処理及びデータ送
信処理を実行するCPU5及びそれらの処理を記憶した
ROM51記憶領域が判断手段及びデータ送信手段に相
当する。また、S86及びS87〜99の処理を実行す
るCPU5及びそれら処理を記憶したROM6の記憶領
域が、データ処理手段及びデータ転送手段にそれぞれ相
当する。
【0078】更に、本発明は上記実施の形態になんら限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の形態で実施することができる。例えば、上記実
施の形態では、NIC1によるバージョンアップ処理に
おいてのみパスワードによるチェックを行ったが(S8
5)、プリンタ10等におけるバージョンアップ処理で
も、パスワードによるチェックを行ってもよい。このよ
うな処理は、図18に例示するように、送信用ファーム
ウェアファイル300の上記各データ(デバイス名30
1,アドレス302,ファームウェア303,書換プロ
グラム304,制御プログラム305)と、その送信用
ファームウェアファイル300のヘッダ310(図13
では図示省略した)との間に、パスワード302を挿入
すると共に、図19に例示するように、図16のS81
とS87との間に、図17で説明したS85の処理(パ
スワード302が適切か否かの判断)を挿入すれば実行
できる。この場合、マネージャG以外のコンピュータか
ら送られたファームウェアやプログラム以外のデータ等
がROM12に書き込まれるのを良好に防止することが
できる。また、このようなパスワードは、ヘッダ310
に組み込まれても、他のデータ301〜305に組み込
まれてもよい。
【0079】また、上記判断処理,データ送信処理等を
記憶する記憶媒体としては、マネージャGが読み取り可
能な記憶媒体であればよく、ROM,RAM等の素子の
他、種々の形態が考えられる。例えば、CD−ROM,
フロピーディスク等でもよく、カードスロットへ挿入可
能なプログラムカートリッジ等でもよく、インターネッ
ト上のファイルサーバであってもよい。
【0080】更に、本発明は、プリンタ10等の画像形
成装置を中心としたデータ通信システムに限らず、通信
カラオケシステム等、他の種々の通信システムに適用す
ることができる。また、本発明は、一台のパーソナルコ
ンピュータにNICを介して一台のプリンタを接続した
ような簡単なデータ通信システムに対しても適用するこ
とができる。すなわち、このようなデータ通信システム
においても、前述のようにデータを振り分けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された通信システムの構成を表す
ブロック図である。
【図2】マネージャによるバージョンアップ処理を表す
フローチャートである。
【図3】そのバージョンアップ処理の続きを表すフロー
チャートである。
【図4】そのバージョンアップ処理の更に続きを表すフ
ローチャートである。
【図5】そのバージョンアップ処理の更に続きを表すフ
ローチャートである。
【図6】その処理内のファームウェア送信処理を表すフ
ローチャートである。
【図7】プリンタが返信するデバイス情報を模式的に表
す説明図である。
【図8】そのデバイス情報に対応したデバイスリスト画
面の一例を表す説明図である。
【図9】一つのデバイスが選択されたデバイスリスト画
面の一例を表す説明図である。
【図10】同機種のデバイス選択時のデバイスリスト画
面の一例を表す説明図である。
【図11】選択機種変更ダイヤログの一例を表す説明図
である。
【図12】ファイル名指定ダイヤログの一例を表す説明
図である。
【図13】送信用ファームウェアファイルの形態を模式
的に例示する説明図である。
【図14】警告メッセージの一例を表す説明図である。
【図15】プリンタによるバージョンアップ処理を模式
的に表す説明図である。
【図16】プリンタによるバージョンアップ処理を表す
フローチャートである。
【図17】NICによるバージョンアップ処理を表すフ
ローチャートである。
【図18】送信用ファームウェアファイルの他の形態を
模式的に例示する説明図である。
【図19】プリンタによるバージョンアップ処理の他の
例を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…NIC 2…トランシーバ 5,11…CPU
6,12…ROM 7,13…RAM 6a,12a…記憶領域
9…接続ライン 10,30,40…プリンタ 17…印字部
53…キーボード 70…イメージスキャナ 80…用紙ソータ
100…デバイス情報 101…デバイスクラス 102…デバイス名
103…ステータス 104…プリンタバージョン 105…NIC
デバイス名 106…NICバージョン 107…IPア
ドレス 200…デバイスリスト画面 201…デバイ
スリスト 202…本体ファームウェアアップデートボタン 203…NICファームウェアアップデートボタン 204…同機種全て選択ボタン 205…終了ボ
タン 220…選択機種変更ダイヤログ 230…ファイ
ル名指定ダイヤログ 240…警告メッセージ 300…送信用
ファームウェアファイル 301…デバイス名 302…アドレス 303,
403…ファームウェア 304,404…書換プログラム 305,405
…制御プログラム 320…パスワード G…マネージャ W…ネ
ットワーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 13/10 320 G06F 9/06 420M

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを送信するデータ送信装置と、 該データ送信装置から送信されたデータを受信するイン
    タフェース装置と、 上記データ送信装置から送信されたデータの少なくとも
    一部を、上記インタフェース装置を介して受信するデー
    タ受信装置と、 を備えたデータ通信システムにおいて、 上記データ送信装置が、 送信するデータが上記インタフェース装置で処理すべき
    ものか上記受信装置で処理すべきものかを判断する判断
    手段と、 該判断手段の判断結果に基づき、上記インタフェース装
    置で処理すべきデータは第1の通信方式で、上記データ
    受信装置で処理すべきデータは、上記第1の通信方式と
    は異なる第2の通信方式で、それぞれ送信するデータ送
    信手段と、 を備え、 上記インタフェース装置が、 上記データ送信装置から受信したデータが上記第1の通
    信方式で送信されたデータの場合、そのデータを上記デ
    ータ受信装置に転送することなく自身で処理するデータ
    処理手段と、 上記データ送信装置から受信したデータが上記第2の通
    信方式で送信されたデータの場合、そのデータを上記デ
    ータ受信装置に転送するデータ転送手段と、 を備えたことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 上記インタフェース装置及び上記データ
    受信装置が、 記憶内容を書き換え可能な記憶領域を備えたプログラマ
    ブルROMと、 上記記憶領域に記憶された処理プログラムに基づく処理
    を実行するCPUと、 該CPUによる処理に必要なデータを一時的に記憶する
    RAMと、 をそれぞれ備え、 上記第1の通信方式で送信されるデータ、及び、上記第
    2の通信方式で送信されるデータが、上記インタフェー
    ス装置または上記データ受信装置のプログラマブルRO
    Mに書き込むべき新たな処理プログラムを含むことを特
    徴とする請求項1記載のデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 上記データ受信装置が、上記インタフェ
    ース装置を介して受信した画像データに応じて被記録媒
    体に画像を形成する画像形成手段を備え、 上記第2の通信方式が、上記データ受信装置が上記画像
    データを受信するときと同様の通信方式であることを特
    徴とする請求項2記載のデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 上記データが、上記インタフェース装置
    または上記データ受信装置のプログラマブルROMに書
    き込むべき新たな処理プログラムである場合、 上記データ送信手段が、上記新たな処理プログラムにパ
    スワードを付与して送信し、 上記インタフェース装置または上記データ受信装置が、
    上記データに上記パスワードが付与されている場合にの
    み、上記新たな処理プログラムを上記プログラマブルR
    OMに書き込むことを特徴とする請求項2または3記載
    のデータ通信システム。
  5. 【請求項5】 上記第1の通信方式または上記第2の通
    信方式のいずれか一方が、TFTPまたはFTPであっ
    て、上記パスワードが送信元ファイルのパス名の代わり
    に上記データに書き込まれたことを特徴とする請求項4
    記載のデータ通信システム。
  6. 【請求項6】 通信回線に接続され、該通信回線から受
    信したデータをデータ受信装置に転送するインタフェー
    ス装置であって、 上記通信回線から受信したデータが第1の通信方式で送
    信されたデータの場合、そのデータを上記データ受信装
    置に転送することなく自身で処理するデータ処理手段
    と、 上記通信回線から受信したデータが上記第1の通信方式
    とは異なる第2の通信方式で送信されたデータの場合、
    そのデータを上記データ受信装置に転送するデータ転送
    手段と、 を備えたことを特徴とするインタフェース装置。
  7. 【請求項7】 データを送信するデータ送信装置と、 該データ送信装置から送信されたデータを受信するイン
    タフェース装置と、 上記データ送信装置から送信されたデータの少なくとも
    一部を、上記インタフェース装置を介して受信するデー
    タ受信装置と、 を備えたデータ通信システムに用いられ、上記データ送
    信装置を制御するためのコンピュータプログラムを記憶
    した記憶媒体であって、 上記データ送信装置が送信するデータが、上記インタフ
    ェース装置で処理すべきものか上記受信装置で処理すべ
    きものかを判断する判断処理と、 該判断処理の判断結果に基づき、上記インタフェース装
    置で処理すべきデータは第1の通信方式で、上記データ
    受信装置で処理すべきデータは、上記第1の通信方式と
    は異なる第2の通信方式で、それぞれ送信するデータ送
    信処理と、 を実行させるコンピュータプログラムを記憶したことを
    特徴とする記憶媒体。
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