JPH1120179A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH1120179A
JPH1120179A JP17243197A JP17243197A JPH1120179A JP H1120179 A JPH1120179 A JP H1120179A JP 17243197 A JP17243197 A JP 17243197A JP 17243197 A JP17243197 A JP 17243197A JP H1120179 A JPH1120179 A JP H1120179A
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JP
Japan
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ink
cassette
discharged
check valve
jet printer
Prior art date
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Application number
JP17243197A
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English (en)
Inventor
Takuro Ito
卓郎 伊藤
Norio Kamitou
典夫 神頭
Yoshihide Akusawa
義秀 阿久沢
Akira Sato
昭 佐藤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非印刷時に吐出されたインクを回収可能かつ取
扱い容易とする。 【解決手段】カセット本体71とカセット本体71内に
収納された吸収体72と逆止弁77Iとを有する排イン
クカセット70を印字ヘッド(20C)側の排インクチ
ューブ58に着脱可能に取付け、非印刷時に印字ヘッド
(20C)から吐出されかつインク排出手段50(排イ
ンクチューブ58)を介して(通して)排出されたイン
クを吸収体72に滲ませて密閉状態として回収可能に形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドから媒
体にインクをジェットしつつ画像を印刷可能なインクジ
ェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すいわゆるシリアル型のインク
ジェットプリンタは、ガイドバー150に沿って往復移
動可能なキャリア151に印字ヘッド20Pとインクカ
セット(図示省略)とを搭載させ、媒体(用紙P)の行
(X)方向(図で左右方向)に印字ヘッド20Pを移動
させつつ各ノズルからインクをジェットして画像を形成
する。印字ヘッド20Pの各色インク用ノズルは、X方
向にはそれぞれに単一であり、インクカセットも非常に
大きい。したがって、例えばA4サイズ1枚のカラー印
刷には10分(0.1PPM)かかる。
【0003】これに対し、例えば20PPMの印刷高速
化を図れるインクジェットプリンタが提案(例えば、特
願平8−296959号)されている。図5において、
印字ヘッドユニット20Uを形成する各色用印字ヘッド
20C(シアン),20Y(イエロー),20M(マゼ
ンタ),20B(ブラック)の各色インク用ノズルは、
媒体(用紙P)の行(X)方向に例えば解像度相当ピッ
チあるいは解像度相当ピッチの1/2〜1/4で整列配
設された多数とされ、X方向に静止あるいはノズルピッ
チ分だけX方向に往復移動可能とされている。媒体
(P)は、軸線Zを中心に例えば120rpmで回転可
能なドラム10に担持されR方向に高速移動する。かく
して、例えばA4サイズ1枚を2〜3Secでカラー印
刷することができる。
【0004】しかも、各印字ヘッド20はほとんど静止
状態に近くかつ各インクカセットを各印字ヘッド20と
一体的に形成しなくてもよいので、大量インクを充填可
能な別置きインクタンクを用いて多数枚を連続的に印刷
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ットプリンタでは、いずれの型にしてもノズルの目詰り
防止,ガス(気泡)抜きのために、非印刷時に各ノズル
からインクを吐出させて行うメンテナンスが必要であ
る。吐出されたインクは、周辺の汚れや印刷面に付着す
ると印刷鮮明性を低下させる。しかし、例えば1日に数
枚印刷する程度ではあまり問題視されていない。
【0006】しかるに、1日に連続して例えば数千枚に
も及ぶ大量な印刷を行う場合には、メンテナンスのため
に吐出されたインクをプリンタ本体内の一定場所へ放出
することは許され難い。小型軽量化の観点から清掃が困
難で取扱いも難しいからである。しかも、先提案プリン
タの如く高速印刷では、媒体(P)から発生した紙粉が
印字ヘッドのノズル先端や先端面に付着する虞れが強い
ので、連続印刷運転途中でもメンテナンスを行うことが
望ましいために、吐出インク量も多くなる傾向にある。
【0007】本発明の目的は、非印刷時に吐出されたイ
ンクを密閉状態で回収することのできる取扱い容易なイ
ンクジェットプリンタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、印字
ヘッドから媒体にインクをジェットしつつ画像を印刷可
能なインクジェットプリンタにおいて、非印刷時に前記
印字ヘッドから吐出されかつ排インクチューブを介して
排出されたインクを回収可能かつ排インクチューブに逆
止弁を介して着脱可能な排インクカセットを設け、この
排インクカセットがカセット本体内に収納された吸収体
に滲ませてインクを回収可能かつ排インクチューブから
脱離された場合にカセット本体側の該逆止弁により回収
されたインクが外部へ漏れることを防止可能に形成され
ているインクジェットプリンタである。
【0009】かかる発明では、非印刷時に吐出されたイ
ンクは排インクチューブを介して排出され、それに装着
された排インクカセット内の吸収体に逆止弁を通して回
収される。一方、満杯となった排インクカセットを排イ
ンクチューブから取外す(脱離する)と、カセット本体
側の逆止弁が働くので、インクが外部へ漏れることがな
い。つまり、印字ヘッドへインクを供給するインクカセ
ットの場合と同様に取扱える。
【0010】したがって、非印刷時の吐出インクを密閉
状態として回収することができかつ取扱いも容易である
とともに、インク清掃空間を設けなくてもよいからプリ
ンタ本体内のレイアウトの自由度を拡大できプリンタの
低コスト化も図れる。
【0011】また、請求項2の発明は、前記カセット本
体の前記逆止弁の取付け位置と反対側の位置に前記吸収
体から落下したインクの貯り場が設けられているインク
ジェットプリンタである。
【0012】かかる発明では、吐出されたインクは逆止
弁を通して排インクカセット内に回収され、吸収体がイ
ンクで飽和状態になるとインクの一部が逆止弁と反対側
の位置に配設された貯り場に落ちて貯る。したがって、
請求項1の発明の場合と同様な作用効果を奏することが
できることに加え、インクの貯り具合を例えば目視確認
すれば排インクカセットの交換時期を知ることができ
る。
【0013】また、請求項3の発明は、前記貯り場に貯
ったインクを検出するセンサが内蔵されているインクジ
ェットプリンタである。
【0014】かかる発明では、センサ(例えば、マイク
ロレベルスイッチ)で貯り場に貯ったインクを検出する
ことができる。したがって、請求項2の発明の場合と同
様な作用効果を奏することができることに加え、さらに
プリンタから離れた場所でも交換時期を知ることができ
る。
【0015】さらに、請求項4の発明は、前記貯り場に
貯ったインクを検出するセンサが外部に設けられている
インクジェットプリンタである。
【0016】かかる発明では、センサ(例えば、光電レ
ベル検出器)で貯り場に貯ったインクを検出することが
できる。したがって、請求項2の発明の場合と同様な作
用効果を奏することができることに加え、さらにプリン
タから離れた場所でも交換時期を知ることができかつセ
ンサを交換する排インクカセットに共通して利用するこ
とができる。
【0017】さらに、請求項5の発明は、下方側の前記
貯り場が上方側の前記逆止弁と水平方向において位置ず
れ配設されているインクジェットプリンタである。
【0018】かかる発明では、上方側の逆止弁を通して
回収されたインクは、吸収体内を遠廻りして下方側の貯
り場へ落ちる。つまり、逆止弁から貯り場に直行落下す
ることを防止しつつ吸収体の絶対的インク吸収量を増大
できる。したがって、請求項2から請求項4までの発明
の場合と同様な作用効果を奏することができることに加
え、排インクカセットの交換時期の一層の延長化あるい
は排インクカセットの一層の小型化を図れる。
【0019】さらにまた、請求項6の発明は、前記貯り
場が貯ったインクを外部から目視可能に形成されている
インクジェットプリンタである。
【0020】かかる発明では、貯り場を例えば透明材料
から形成し、そこに貯ったインクを外部から目視するこ
とができる。したがって、請求項1から請求項5までの
発明の場合と同様な作用効果を奏することができること
に加え、さらに排インクカセットの排インク回収状況や
交換時期を事前的により正確かつ簡単に推定することが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタは、基本
的構成(10,20)が先提案(図5)の場合と同様と
されているが、カセット本体71とカセット本体71内
に収納された吸収体72と逆止弁100Iとを有する排
インクカセット70を印字ヘッド(20C)側の排イン
クチューブ58に着脱可能に取付け、非印刷時に印字ヘ
ッド(20C)から吐出されかつインク排出手段50
(排インクチューブ58)を介して(通して)排出され
たインクをカセット本体71内の吸収体72に滲ませて
密閉状態として回収可能に形成されている。
【0022】また、カセット本体71の下方側に貯り場
74を設け、外部(または内蔵された)のセンサ(8
0)によって貯り場74内に貯った排インクを検出する
ことによって吸収体72の飽和状態を把握可能に形成さ
れている。
【0023】まず、全体構成を図2を参照して説明す
る。印字ヘッドユニット20Uの一部を構成する例えば
シアンC色用の印字ヘッド20Cは、図3に示す如く、
媒体(P)の行(X)方向に延る連結部材29にいわゆ
る千鳥形状に取付けられた複数(4つ)のノズルユニッ
ト20CA,20CB,20CC,20CDからなり、
各ノズルユニット(20)のインク室21は連通されか
つ各ノズル22のX方向のピッチは印刷解像度(例え
ば、400dpi)相当ピッチの2倍とされている。
【0024】印字ヘッド20Cにはインクカセット2か
らインク供給系40を介してノズルユニット20CAに
インク供給され、かつノズルユニット20CDからのイ
ンクはインク戻り系46を介してインクタンク2に戻さ
れる。
【0025】インクタンク2には、インクカセット1が
着脱できる。装着するとインクカセット1側のシールが
破れる。したがって、装着されたインクカセット1から
インクI1を補給することができる。タンク内インクI
2の液面はレベル一定化手段1Lによって一定レベルに
維持される。タンク内インクI2の液面は、ノズル高さ
より低い。なお、3はベント管である。
【0026】インク供給系40は、インク供給管41,
供給ポンプ42,ヒータ,フィルタ等を含むインク調整
手段43および切替弁44を含み、切替弁44を一方ポ
ート44Aに切替えることにより印字ヘッド20C(2
1)へインク供給することができる。他方ポート44B
に切替えた場合は、循環系(循環配管45)を介してイ
ンクタンク2へ循環される。初期状態におけるインク温
度調整等に使用される。インク戻り系46は、戻り管4
7,吸引ポンプ48からなり、印字ヘッド20C内の余
剰インクをインクタンク2へ戻す。
【0027】インクジェットプリンタでは、各ノズル2
2からインクIjを強制吐出してノズルの目詰防止やガ
ス抜き等のためのメンテナンスを行う。この実施形態で
は、さらに吐出されたインクIjを有効利用してノズル
ユニット20CA,20CB,20CC,20CDの先
端面24やノズル先端に付着した紙粉を除去可能に形成
してある。
【0028】すなわち、インク受けをウォッシュボード
30から形成し、凸部31で囲まれかつ先端面24に対
向する対向面32と当該先端面24との隙間を例えば
0.1〜0.5mm(好ましくは、0.3mm)に保持
して両者24,32間にインク流動を生成し、このイン
ク流動を利用して紙粉を除去できるように形成してあ
る。
【0029】インク排出手段50は、インク収集室51
と排出管52と気液分離用のチャンバー53,吸引ポン
プ54,排インクチューブ58および排出ポンプ57を
含み、チャンバー53で分離された排インクを排インク
チューブ58から外部へ排出する。気体(空気)は吸引
ポンプ54から大気放出される。
【0030】この実施形態では、排出ポンプ57は、イ
ンクタンクに接続されたオーバーフロー管61を通しか
つチャンバー62で回収された排インクを外部へ排出す
るように運転することができる。
【0031】ところで、高速印刷を連続して行うために
は、印字ヘッド20Cのメンテナンスや紙粉除去が重要
であることから、インク排出の機会も増大する傾向にあ
る。したがって、排インクを外部にそのまま放出したの
では、周囲を汚しまたその清掃作業が煩わしくなる。
【0032】これら従来問題解消のために導入された排
インクカセット70は、インクカセット1の利便性に着
目しかつそれと同等に取扱えるようにしたもので、排イ
ンクを密閉状態で回収しかつ交換可能である。
【0033】図1において、排インクカセット70は、
カセット本体71内に収納されたインク吸収性に富む吸
収体(例えば、スポンジ)72にインクを滲ませて回収
する構造となっている。
【0034】上方側には、2つの逆止弁77I,77G
が設けられ、下方側には吸収体72が飽和状態となって
こぼれ落ちたインクIdを貯めるための貯り場74が設
けられている。
【0035】一方の逆止弁77Iは、ガイド76に摺動
自在とされかつバネ79で上方に向けて付勢された弁体
78を含み、排インクチューブ58側の接続具100I
から取外し(脱離)した場合に内部インクが外部へ漏れ
ることを防止する。
【0036】一方、接続具100Iに取付け(装着し)
た場合、つまりスカート部101を逆止弁77Iに被嵌
した場合(さらに詳しくは、図1でスカート部101を
さらに下方に押込んだ場合)は、ロッド104が弁体7
8をバネ79の付勢力に抗して下方に押下げるので、接
続部105および保持プレート102に設けられた貫通
穴103を通し、排インクチューブ58からカセット本
体71内に排インクIiを排出(回収)することができ
る。
【0037】左側の逆止弁100Gは、右側の逆止弁1
00Iと同様な構造とされているが、カセット本体71
内のガス(空気)を放出チューブ59を介して大気へ放
出するために設けられている。
【0038】つまり、チャンバー53(62)から排イ
ンクを吸引する場合、その少量性から比較的に大量の空
気を吸込む、もとより密閉空間(71)内に排インクを
送込むので、元の空気を追い出さなければならない。す
なわち、空間内既存空気および排出時に送込まれた空気
を外部へ送り出すために設けられている。
【0039】いずれにしても、逆止弁77Iと77Gと
は、同時に開閉させるのがよい。そこで、両接続具10
0I,100Gを着脱操作プレート110に取付け、両
チューブ58,59に同期着脱可能に形成してある。
【0040】貯り場74は、カセット本体71の内下部
の傾斜面73の下方に設けられ、飽和状態となった吸収
体72から落ちこぼれたインクIdを貯める。貯りイン
クIsの目視確認可能化のために、貯り場74を形成す
る有底筒体75は透明部材から形成してある。
【0041】さらに、貯りインクIsの有無自動判別化
のために、プリンタ本体側のベース9に取付けられた発
光器81,受光器82および検出回路83からなるセン
サ(光電レベル検出器)80が設けられている。センサ
80は、例えばマイクロレベルスイッチ等から形成して
もよく、その構成要素の全部または一部をカセット本体
71側に設けてもよい。いずれにしても、検出信号を外
部出力可能に形成する方が好ましい。
【0042】カセット本体71の下方側の貯り場74の
配設位置は、上方側の逆止弁77Iと水平方向(図1で
左右方向)において位置ずれさせてある。図1の場合
は、インクIiを右隅から排出送り込み可能にガイド7
6を形成し、かつ貯り場74はその中心線に合わせて中
央に設けてある。したがって、送り込まれたインクIi
が最短距離を通して貯り場74に落ちこぼれてしまうこ
とを防止することができる。
【0043】この意味において、吸収体72を全体的か
つ均一的に飽和状態とするためには、例えば逆止弁77
Iから吸込まれるインクIiをガイド76を利用してカ
セット本体71の内周面に均一的に送り込むように形成
するのが好ましい。
【0044】かかる構成の実施形態によれば、図2に示
すインク供給系40を駆動して各インク室21のインク
圧力を高めて強制吐出させあるいは図示省略したインク
ジェット制御部を駆動して印刷時と同様にインクジェッ
トして、ノズル22の目詰りを防止しかつガス抜きを行
う。つまり、メンテナンスを行う。さらに、ウォッシュ
ボード30を利用してインク流動を生成しその先端面2
4に付着した紙粉を除去する。
【0045】吐出されたインクIjは各排出口33を通
してインク回収室51に貯る。詳しくは、各ノズル22
からインクを吐出している期間中あるいはインク吐出終
了後にインク排出手段50を働かせる。
【0046】すなわち、吸引ポンプ54を回転駆動する
と、インク回収室51内のインクIhはガスとともに排
出管52を通してチャンバー53に排出されて気流分離
される。ガス(空気)は大気へ放出され、インク(液)
はチャンバー53の底部に貯る。そして、排出ポンプ5
7を運転することにより、そのインク(液)をチャンバ
ー53から吸引排出する。
【0047】ここに、排インクチューブ58を接続具1
00Iを通して排出されたインクは、図1に示す逆止弁
77Iを通してカセット本体71内に送り込まれ吸収体
72に滲ませつつ回収される。この際、カセット本体7
1内の過剰空気(ガス)は、逆止弁77G,接続具10
0Gおよび放出チューブ59を通して大気へ放出され
る。
【0048】印刷枚数が多い場合には、必要によってベ
ース9から外して外部から貯り場74を目視する。貯っ
たインクIsの量から、排インクカセット70の交換時
期を早目に推定することができる。
【0049】次々に送り込まれたインクIiは吸収体7
2の図1で右側に示す2点鎖線に沿って滲まされる。し
たがって、貯り場74へ直行落下しないので、大量のイ
ンクを密閉状態で回収することができる。
【0050】印刷運転の長期により、吸収体72が飽和
状態になると、その下方側からインクIsが落ちこぼれ
貯り場74に貯る。一定レベルまで貯ると、センサ80
が検出動作する。したがって、排インクカセット70の
交換時期であることを知ることができる。
【0051】非印刷時でかつインク吐出されていない状
態において、排インクカセット70を各チューブ58,
59から引抜く。すると、各逆止弁77I,77G(7
8,78)がバネ79の付勢力によって閉塞するので、
吸収体72が飽和状態になっていても、回収されたイン
クが外部へ漏れることがない。
【0052】なお、排出ポンプ57を運転することによ
って、チャンバー62で分離されたインクも排インクカ
セット70内に回収することができる。
【0053】かくして、プリンタ本体内や媒体(P)が
インクで汚れることを完全に防止できるとともに汚れイ
ンクの清掃作業も一掃できる。したがって、プリンタ本
体内のレイアウトの自由度が拡大されるので、一層の小
型・軽量化および低コスト化も図れる。
【0054】しかして、この実施形態によれば、非印刷
時に印字ヘッド(20C)から吐出されかつ排インクチ
ューブ58を介して排出されたインクを回収可能かつ排
インクチューブに逆止弁77Iを介して着脱可能な排イ
ンクカセット70を設け、カセット本体71内に収納さ
れた吸収体72に滲ませて排インクを回収可能かつ排イ
ンクチューブ58から脱離された場合にカセット本体7
1側の逆止弁77I(77G)により回収されたインク
が外部へ漏れることを防止可能に形成されているので、
非印刷時の吐出インクを密閉状態として回収することが
できかつ取扱いも容易であるとともに、インク清掃空間
を設けなくてもよいからプリンタ本体内のレイアウトの
自由度を拡大できかつ低コスト化も図れる。
【0055】また、カセット本体71の逆止弁77Iの
取付け位置と反対側の位置に吸収体72から落下したイ
ンクの貯り場74が設けられているので、インクの貯り
具合を例えば目視確認すれば排インクカセットの交換時
期を知ることができる。
【0056】また、貯り場74に貯ったインクを検出す
るセンサ80が外部に設けられているので、プリンタか
ら離れた場所でも交換時期を知ることができかつセンサ
80を交換する排インクカセット70に共通して利用す
ることができる。なお、センサ80は、カセット本体7
2内に設けてもよい。
【0057】また、下方側の貯り場74が上方側の逆止
弁77Iと水平方向において位置ずれ配設されているの
で、回収インクは吸収体72内を遠廻りして下方側の貯
り場74へ落ちる。つまり、逆止弁77Iから貯り場7
4に直行落下することを防止しつつ吸収体72の絶対的
インク吸収量を増大できる。したがって、排インクカセ
ット70の交換時期の一層の延長化あるいは排インクカ
セット70の一層の小型化を図れる。
【0058】また、貯り場74が透明材料の有底筒体7
5から形成され貯ったインクを外部から目視可能とされ
ているので、排インクカセット70の排インク回収状況
や交換時期を事前的に推定することができる。
【0059】さらに、インクカセット2内でオーバーフ
ローしたインクも排インクカセット70に回収できるの
で、この点からもプリンタ本体内を汚すことなくかつイ
ンク供給の安定化も図れる。
【0060】さらに、メンテナンス中あるいは紙粉除去
専用に各ノズル22から吐出されたインクをウォッシュ
ボード30を用いて流動させて先端面24に付着した紙
粉を除去可能に形成されかつこのインクも排インクタン
ク70に回収するものとされているので、高品質印刷を
安定して連続的に行える。
【0061】さらに、排インクカセット70には内部空
気の大気放出用の逆止弁77Gが設けられているので、
インク排出手段50からの排インクを安定して送り込め
る。
【0062】さらにまた、両接続具100I,100G
を着脱操作プレート110に一体的に取付けてあるの
で、両逆止弁77I,77Gの開閉を同期して行えるか
ら、この点からも回収インクの外部漏洩をより確実に防
止できるとともに取扱いが一段と容易である。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、非印刷時に印
字ヘッドから吐出されかつ排インクチューブを介して排
出されたインクを回収可能かつ排インクチューブに逆止
弁を介して着脱可能な排インクカセットがカセット本体
内に収納された吸収体に滲ませてインクを回収可能かつ
排インクチューブから脱離された場合にカセット本体側
の該逆止弁により回収されたインクが外部へ漏れること
を防止可能に形成されているので、非印刷時の吐出イン
クを密閉状態として回収することができ取扱いも容易で
あるとともに、インク清掃空間を設けなくてもよいから
プリンタ本体内のレイアウトの自由度を拡大できプリン
タの低コスト化も図れる。
【0064】また、請求項2の発明によれば、カセット
本体の逆止弁の取付け位置と反対側の位置に吸収体から
落下したインクの貯り場が設けられているので、請求項
1の発明の場合と同様な効果を奏することができること
に加え、インクの貯り具合を例えば目視確認すれば排イ
ンクカセットの交換時期を知ることができる。
【0065】また、請求項3の発明によれば、貯り場に
貯ったインクを検出するセンサが内蔵されているので、
請求項2の発明の場合と同様な効果を奏することができ
ることに加え、さらにプリンタから離れた場所でも交換
時期を知ることができる。
【0066】さらに、請求項4の発明によれば、貯り場
に貯ったインクを検出するセンサが外部に設けられてい
るので、請求項2の発明の場合と同様な効果を奏するこ
とができることに加え、さらにプリンタから離れた場所
でも交換時期を知ることができかつセンサを交換する排
インクカセットに共通して利用することができる。
【0067】さらに、請求項5の発明によれば、下方側
の貯り場が上方側の逆止弁と水平方向において位置ずれ
配設されているので、請求項2から請求項4までの発明
の場合と同様な効果を奏することができることに加え、
排インクカセットの交換時期の一層の延長化あるいは排
インクカセットの一層の小型化を図れる。
【0068】さらにまた、請求項6の発明によれば、貯
り場が貯ったインクを外部から目視可能に形成されてい
るので、請求項1から請求項5までの発明の場合と同様
な効果を奏することができることに加え、さらに排イン
クカセットの排インク回収状況や交換時期を事前的に推
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る排インクカセットを説
明するための縦断面図である。
【図2】同じく、プリンタを全体的に説明するための系
統図である。
【図3】同じく、一色分の印字ヘッドを説明するための
図である。
【図4】従来例を説明するための図である。
【図5】先提案プリンタを説明するための図である。
【符号の説明】
1 インクカセット 2 インクタンク 10 ドラム 20C〜20B 印字ヘッド 20CA〜20CD ノズルユニット 21 インク室 22 ノズル 24 先端面 29 連結部材 30 ウォッシングボード 32 対向面 33 排出口 40 インク供給系 44 切替弁 45 循環配管 46 インク戻り系 50 インク排出手段 51 インク収集室 53 チャンバー 54 吸引ポンプ 57 排出ポンプ 58 排インクチューブ 70 排インクカセット 71 カセット本体 72 吸収体 74 貯り場 75 有底筒体 77 逆止弁 78 弁体 79 バネ 80 センサ 100 接続具 104 ロッド P 用紙(媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 昭 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 株式会 社テック大仁事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドから媒体にインクをジェット
    しつつ画像を印刷可能なインクジェットプリンタにおい
    て、 非印刷時に前記印字ヘッドから吐出されかつ排インクチ
    ューブを介して排出されたインクを回収可能かつ排イン
    クチューブに逆止弁を介して着脱可能な排インクカセッ
    トを設け、この排インクカセットがカセット本体内に収
    納された吸収体に滲ませてインクを回収可能かつ排イン
    クチューブから脱離された場合にカセット本体側の該逆
    止弁により回収されたインクが外部へ漏れることを防止
    可能に形成されているインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記カセット本体の前記逆止弁の取付け
    位置と反対側の位置に前記吸収体から落下したインクの
    貯り場が設けられている請求項1記載のインクジェット
    プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記貯り場に貯ったインクを検出するセ
    ンサが内蔵されている請求項2記載のインクジェットプ
    リンタ。
  4. 【請求項4】 前記貯り場に貯ったインクを検出するセ
    ンサが外部に設けられている請求項2記載のインクジェ
    ットプリンタ。
  5. 【請求項5】 下方側の前記貯り場が上方側の前記逆止
    弁と水平方向において位置ずれ配設されている請求項2
    から請求項4までのいずれか1項に記載されたインクジ
    ェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記貯り場が貯ったインクを外部から目
    視可能に形成されている請求項1から請求項5までのい
    ずれか1項に記載されたインクジェットプリンタ。
JP17243197A 1997-06-27 1997-06-27 インクジェットプリンタ Pending JPH1120179A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005096362A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Olympus Corp 画像形成装置
US7614728B2 (en) * 2004-05-03 2009-11-10 T.G.C. S.R.L. Cartridge for feeding ink to an ink duct of a printing machine and device for filling said cartridge

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