JPH11200723A - 通風機能付きドア - Google Patents

通風機能付きドア

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Publication number
JPH11200723A
JPH11200723A JP10005415A JP541598A JPH11200723A JP H11200723 A JPH11200723 A JP H11200723A JP 10005415 A JP10005415 A JP 10005415A JP 541598 A JP541598 A JP 541598A JP H11200723 A JPH11200723 A JP H11200723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
damper
ventilation
opening
closing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10005415A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Hosoi
英夫 細井
Ikuo Akutagawa
郁雄 芥川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP10005415A priority Critical patent/JPH11200723A/ja
Publication of JPH11200723A publication Critical patent/JPH11200723A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定の防火性能を担保しつ、出入口からの通
風や換気を可能となす通風機能付きドアを提供する。 【解決手段】屋外出入口に設けられるドア1Aの扉2
に、中空部61と、扉2の内外で互いに対向しない開口
部62、63とを設けて通風路6を形成し、屋外側の開
口部63には目隠し7を取り付ける一方、屋内側の開口
部62には通風路6を閉鎖可能なダンパー8Aを開閉自
在に取り付けるとともに、火災時に熱又は煙を感知して
起動しダンパー8Aを自動的に閉鎖する通風路閉鎖手段
83を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として建物の屋
外出入口に設けられる通風機能付きドアに関する。
【0002】
【従来の技術】各種建物の玄関その他の屋外出入口に設
けられるドアは、安全のため、堅牢で防火性や防犯性の
高いものでなければならない。また、建築基準法にも、
一定条件の延焼のおそれのある部分には所定の防火性能
を備えた防火戸を設置しなければならないことが規定さ
れている。
【0003】そのため、建物の屋外出入口には、従来よ
り一般に、鉄やステンレスなど金属製の建具を用いたド
ア、あるいは網入りガラスや耐熱ガラスを用いたドアな
どが設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように防火性能
を重視して設置されるドアは、通常、出入口を確実に閉
鎖するものであった。すなわちドアを閉鎖した際には出
入口からの通風や換気を得ることができず、そのため屋
内の居住性が損なわれる面があった。
【0005】本発明は、前記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、一定の防火性能を担保しつつ、出入口から
の通風や換気を可能となす通風機能付きドアを提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の通風機能付きドアは、ド
ア枠と、このドア枠内に開閉可能にかつ閉鎖時にはこの
ドア枠との間に気密性を確保するように設けられた扉と
からなるドアにおいて、扉の内部に中空部が設けられ、
この中空部に面して扉の屋内側と屋外側との互いに対向
しない位置にそれぞれ開口部が設けられることにより、
扉に屋内側と屋外側とを連通する通風路が形成され、屋
外側の該開口部には目隠しが取り付けられる一方、屋内
側の該開口部には通風路を閉鎖可能なダンパーが開閉自
在に取り付けられるとともに、火災時に熱又は煙を感知
して起動し前記ダンパーを自動的に閉鎖する通風路閉鎖
手段が設けられてなる構成としている。
【0007】また、請求項2に記載の通風機能付きドア
は、請求項1に記載の通風機能付きドアのダンパーが、
扉に回動自在に取り付けられて開閉するようになされた
ものである。
【0008】また、請求項3に記載の通風機能付きドア
は、請求項1に記載の通風機能付きドアのダンパーが、
扉に滑動自在に取り付けられて開閉するようになされた
ものである。
【0009】また、請求項4に記載の通風機能付きドア
は、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の通風機能
付きドアの扉の中空部に、円筒状に形成された防虫用兼
目隠し用の金網が装入されたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0011】図1は本発明にかかる通風機能付きドア1
Aの横断面を示し、また、図2及び図3は前記通風機能
付きドア1Aのそれぞれ屋内側及び屋外側の立面を示し
ている。
【0012】通風機能付きドア1Aは、扉2が屋外側に
向かって開く片開き式のものである。吊り元の上下2カ
所に取り付けられたピボットヒンジ3によって、扉2が
ドア枠4に吊り込まれている。そして、扉2の閉鎖時に
は、扉2とドア枠4との間に気密性が確保されるように
なされている。また、扉2の屋内側の上部付近には、ド
アチェック5が取り付けられている。
【0013】扉2は、その本体部分が、防火戸としての
基準を満たし得る厚さの鉄製パネルによって構成されて
いる。そして、扉2の中央よりやや吊り元側の位置には
中空部61が設けられ、この中空部61に面して扉2の
屋内側と屋外側との両面にそれぞれ開口部62、63が
設けられることにより、扉2の内外を連通する縦長の通
風路6が形成されている。これら内外の開口部62、6
3は互いに対向しない位置に設けられ、通風路6を出入
りする空気の経路が扉2の内部で折曲するようになされ
ている。
【0014】屋外側の開口部63には、屋外側からの覗
き見や異物の投入を防ぐための目隠しとして、ルーバー
7が取り付けられている。ルーバー7は、薄い羽根板7
1、72が格子状に組まれたもので、横方向の羽根板7
2を外側に傾斜させて遮蔽角を設け、屋外側からの視線
を遮っている。
【0015】一方、屋内側の開口部62には、通風路6
を閉鎖することのできるダンパー8Aが取り付けられて
いる。ダンパー8Aは、屋内側の開口部62の開口面全
体を閉ざす大きさに形成された、それ自体には開口部分
のない鉄板製の部材である。ダンパー8Aは、扉2の吊
り元と反対側の縁部を屋内側の開口部62の内側に丁番
81によって取り付けられ、扉2の内部方向に片開き式
に回動して開閉するようになされている。
【0016】扉2の屋内側の開口部62の中央付近に
は、ダンパー8Aの回動を操作するため、押ボタン式の
開閉スイッチ82を備えた開閉装置83が取り付けられ
ている。この開閉装置83は、平時には、開閉スイッチ
82の手動操作によりダンパー8Aを回動して開閉し、
通風路6を任意に開通または閉鎖することができるよう
になされている。さらに、この開閉装置83には温度ヒ
ューズ(図示略)が内蔵され、火災時には温度ヒューズ
が所定の温度で溶断し、ダンパー8Aにスプリング等に
よる付勢力が作用してダンパー8Aを自動的に閉じ、通
風路6を閉鎖するようになされている。こうして、この
ダンパー8Aは、いわゆる風量ダンパーと防火ダンパー
とを兼ねるものとなされている。
【0017】また、扉2の内部の中空部61には、円筒
状に形成されたステンレス製の金網9が中空部61の高
さ一杯に装入されている。この金網9の網目は一般の網
戸の網目と同程度の大きさで、通風路6の開通時に虫類
が屋内に侵入するのを防いでいる。
【0018】この通風機能付きドア1Aによれば、平時
には、扉2を閉めたままでダンパー8Aを開くことによ
り、通風路6を通じて外気を屋内に取り入れたり屋内の
換気を行ったりすることができる。そのため、建物の気
密性が高い場合にも、通風を確保して屋内の居住性を高
めることができる。また、火災時には、開閉装置83の
作用によりダンパー8Aが自動的に閉じ通風路6を閉鎖
するので、煙の拡散や延焼が防止される。そのため、こ
の通風機能付きドア1Aは、建築基準法に定める防火戸
としても有効に機能するものとなり得る。
【0019】また、扉2の内外の開口部62、63が互
いに対向しない位置に設けられることにより、通風路6
が扉2の内部で折曲するので、通風路6の開通時におけ
る屋外側からの覗き見を確実に防止することができる。
【0020】次いで、本発明にかかる通風機能付きドア
の他の実施の形態について、図4を参照しつつ説明す
る。なお、前記の実施の形態と同一の部位には同一の符
号を用いる。
【0021】図4にその横断面を示す通風機能付きドア
1Bは、扉2の屋内側に取り付けるダンパーを、前記の
実施の形態のような回動式でなく、滑動式のダンパー8
Bとしたものである。ダンパー8Bは、その上部及び下
部を扉2の上部及び下部に取り付けられたガイドレール
84によって支持・誘導されることにより、扉2の屋内
側の表面に沿って左右にスライドして開閉するようにな
されている。こうして、平時にはダンパー8Bが開閉自
在となされるとともに、ガイドレール84には温度ヒュ
ーズを内蔵した開閉装置(図示略)が取り付けられ、前
記の実施の形態と同様、火災時には自動的にダンパー8
Bが閉じ通風路6を閉鎖するようになされている。
【0022】なお、前記の各実施の形態においては、火
災時に起動してダンパーを自動的に閉鎖する通風路閉鎖
手段として、温度ヒューズを内蔵した開閉装置を用いて
いるが、かかる通風路閉鎖手段は、これに限らず、形状
記憶合金を利用するもの、あるいは天井等に設置された
煙感知器や熱煙複合式感知器に連動して電気的に作動す
るものなどであっても良く、感熱式又は感煙式の諸装置
を用いた手段の中から、建物の構造や法令等の条件に適
合するものを適宜選択すれば良い。また、それに伴い、
開閉スイッチを押しボタン式でなくレバー式等の他の方
式としても良い。
【0023】また、扉に形成される通風路及び開口部の
大きさを、要求される通風量やドアが備えるべき防火性
能を考慮して拡大ないし縮小しても良い。また、通風路
を前記の実施の形態のように縦長に配置するのでなく、
例えば横長に配置して扉の上部または下部に開口部を形
成しても良い。また、1枚の扉に形成する通風路を1カ
所とせず、複数の部分に分割して設けても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明の通風機能付きドアによれば、出
入口の扉に通風路が形成され、通風路にはダンパーが取
り付けられて平時には開閉自在となされるので、扉を閉
めたままでも外気を屋内に取り入れたり、屋内の換気を
行ったりすることができる。そのため、建物の気密性が
高い場合でも、通風を確保して屋内の居住性を高めるこ
とができる。
【0025】さらに、通風路には、火災時に熱又は煙を
感知して起動しダンパーを自動的に閉鎖する通風路閉鎖
手段が設けられるので、火災時には自動的に通風路が閉
鎖され延焼が防止される。こうして、出入口のドアに要
求される防火性能も担保されることになる。
【0026】また、通風路にはルーバー等の目隠しが取
り付けられるので、通風路の開通時における屋外側から
の覗き見や異物の投入を防ぐことができる。さらに、扉
の内外両面の開口部が互いに対向しない位置に設けられ
ることにより、通風路が扉の内部で折曲するので、通風
路の開通時における覗き見の防止がより確実になる。
【0027】また、扉の内部の中空部に円筒状の金網が
装入されているので、通風路の開通時に虫類が屋内に侵
入するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通風機能付きドアの実施の形態
を示す横断面図である。
【図2】前記通風機能付きドアの屋内側立面図である。
【図3】前記通風機能付きドアの屋外側立面図である。
【図4】本発明にかかる通風機能付きドアの他の実施の
形態を示す横断面図である。
【符号の説明】
1A、1B 通風機能付きドア 2 扉 6 通風路 61 中空部 62 屋内側の開口部 63 屋外側の開口部 7 目隠し(ルーバー) 8A、8B ダンパー 83 通風路閉鎖手段(開閉装置) 9 金網

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア枠と、このドア枠内に開閉可能にか
    つ閉鎖時にはこのドア枠との間に気密性を確保するよう
    に設けられた扉とからなるドアにおいて、 扉の内部に中空部が設けられ、この中空部に面して扉の
    屋内側と屋外側との互いに対向しない位置にそれぞれ開
    口部が設けられることにより、扉に屋内側と屋外側とを
    連通する通風路が形成され、 屋外側の該開口部には目隠しが取り付けられる一方、屋
    内側の該開口部には通風路を閉鎖可能なダンパーが開閉
    自在に取り付けられるとともに、火災時に熱又は煙を感
    知して起動し前記ダンパーを自動的に閉鎖する通風路閉
    鎖手段が設けられたことを特徴とする通風機能付きド
    ア。
  2. 【請求項2】 ダンパーは、扉に回動自在に取り付けら
    れて開閉するものとなされた、請求項1に記載の通風機
    能付きドア。
  3. 【請求項3】 ダンパーは、扉に滑動自在に取り付けら
    れて開閉するものとなされた、請求項1に記載の通風機
    能付きドア。
  4. 【請求項4】 中空部に、円筒状に形成された防虫用兼
    目隠し用の金網が装入されてなる、請求項1、請求項2
    又は請求項3に記載の通風機能付きドア。
JP10005415A 1998-01-14 1998-01-14 通風機能付きドア Pending JPH11200723A (ja)

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JP10005415A JPH11200723A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 通風機能付きドア

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JP10005415A JPH11200723A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 通風機能付きドア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11200723A true JPH11200723A (ja) 1999-07-27

Family

ID=11610526

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JP10005415A Pending JPH11200723A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 通風機能付きドア

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JP (1) JPH11200723A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007078136A1 (en) * 2006-01-05 2007-07-12 Gi Hyun Kim Ventilation door

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