JPH11198551A - 転写記録用受像シート - Google Patents

転写記録用受像シート

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JPH11198551A
JPH11198551A JP10007719A JP771998A JPH11198551A JP H11198551 A JPH11198551 A JP H11198551A JP 10007719 A JP10007719 A JP 10007719A JP 771998 A JP771998 A JP 771998A JP H11198551 A JPH11198551 A JP H11198551A
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JP10007719A
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Keishin Shiraiwa
敬信 白岩
Taku Sasaki
卓 佐々木
Hiroshi Kyogoku
浩 京極
Shinya Hirai
信也 平井
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1度の印画処理において記録できる面積(領
域)の大きさの自由度を増加させることができ、しか
も、予め切込み線を入れて形成された所定の区画内に画
像を印画できるシール用受像シートを提供すること。 【解決手段】 切込み線により区分された複数の区画印
画面を有する単位印画面の多数を、記録面積可変方向に
繰り返し直列配置してシール用受像シートを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写記録、なかで
も熱転写記録において、画像情報に応じて転写される色
材を受容して画像が形成される層を有し、シールとして
剥離可能な構造を有する受像シート及び該受像シートか
ら得られるロールに関する。
【0002】
【従来の技術】色材を記録情報に応じて受容層に転写し
て画像を記録する転写記録方法は種々の分野において利
用されておいる。中でも、昇華性染料を色材とし、それ
を記録信号に応じて発熱するサーマルヘツドを用いて受
像シートに転写することにより画像を得る昇華転写記録
方式は、濃度階調の表現が可能であることから、画像が
極めて鮮明であり、且つ、中問調の色再現性、階調再現
性に優れるため、銀塩写真に匹敵する画質の画像を形成
することが可能である。
【0003】この優れた性能と共に、マルチメディアに
関連したさまざまなハードおよびソフトの発達により、
昇華転写記録方式は、コンピュータグラフィックス、衛
生通信による静止画像、デジタルスチルカメラによる静
止画像そしてCDROMその他に代表されるデジタル画
像およびビデオ等のアナログ画像のフルカラー・ハ一ド
コピーシステムとして、急速にその市場を拡大してい
る。
【0004】この昇華転写記録方式の受像紙の具体的な
用途は、多岐にわたっている。代表的なものとしては、
印刷の校正刷り、画像の出力、CAD/CAMなどの設
計およびデザインなどの出力、CTスキャン等の各種医
療用分析機器、測定機器の出力用途、そしてインスタン
ト写真の代替として、また、身分証明書やIDカード、
クレジットカード、その他カード類ヘの顔写真の出力、
更に遊園地、博物館、水族館等のアミューズメント施設
における合成写真、記念写真としての用途などが挙げら
れる。
【0005】上述のような多岐にわたる用途に用いられ
る昇華転写用熱転写受像シート(以下、受像シートとい
う)としては、通常、基材上に色材受容層を形成したも
のが用いられている。この受像シートには、高い印画感
度、精細な印画画質、高い階調再現性などの印画性能が
第一に求められることは言うまでもないことである。そ
して、上述のような用途の多様化による市場の拡大に伴
い、印画面積の自由度の拡大、および、受像シートの低
価格化、受像シートの取り扱い易さに対する要望が大き
くなってきている。
【0006】また、このような熱転写記録方式において
は専用の受像シートが必要であり、プリンタに挿入でき
ない普通紙や厚手の紙あるいはプラスチックには記録で
きない。このために、記録後、各種の物品に自由に貼付
けできるように工夫した受像シートとして、例えば、特
開昭64−82988号公報にあるような、いわゆるシ
ール用受像シートが開発されている。このシール用受像
シートは、表面に画像が形成される受像層部と支持層部
(セパレータ)とからなり、受像層部を支持層部から剥
離できるように構成されている。受像層部の裏面には粘
着層が設けられており、転写記録後に受像層部を支持層
部から剥離し、シール(ステッカー)として各種物品に
貼付けできるように構成される。さらに上記公知例で
は、記録後の受像層部を支持層部から容易に剥離するた
めに、支持層都または受像層部にハーフカットが設けら
れている。
【0007】このシール用受像シートに、プリンタの機
能の一つであるマルチ画像記録機能、すなわち印画面を
1/2、1/3、1/8、1/16等に分割し、2、
4、8、16個等の同一あるいは異なる画像を記録する
機能を用いて、例えば、一枚のA6サイズのシール用受
像シートに小さな顔写真を多数(例えば16個)記録
し、各画像を切り離して名刺や物品に貼る等、便利に使
用することができる。
【0008】一方、従来の受像シートにおいては,その
形態の殆どが枚葉のシートタイプであったために、印画
面積の選択はシートの大きさで制限を受けていた。すな
わち、シートの大きさがA6サイズであれば、印画面は
サイズに応じて一義的に決まった。また、受像シートを
プリンターに供給するに当たっては、人が手作業で受像
シートをセットすることが必要であった。このことは、
シート表裏ヘのほこりや異物の付着、および受像面ヘの
手指の接触の可能性を高め、それによる性能低下をまね
く欠点があつた。従来、この対策としては保護シートを
添付するなどの手段がとられていた。これは、合成樹脂
シートなどからなる保護シートを、数十枚単位に重ねた
受像シートの上、下またはその両方に重ねた後に包装
し、プリンターに装着する際には、保護シートごと装着
して、印画前に保護シートを取り除くという方法などが
あった。しかし、この方法でも、保護シートを取り除く
のを忘れてしまったりする問題があった。
【0009】上記のような問題に対しては、受像シート
の形態をロールタイプにすることにより、上記問題点の
いくつかを解決することができる。即ち、ロールの流れ
方向に対する印画面積の自由度が増大する。例えば、ロ
ール紙をロールの流れる方向の任意の位置で切断するこ
とにより印画面積を変えることができる。これにより、
異なる印画面積のプリントが可能になる。例えば、印画
面積を半分にしたハーフサイズ、あるいはアスペクト比
を大きくしたパノラマサイズ等の画像が、同じ受像シー
トを用いて印画することができる。更に、受像シートを
プリンターに装着するなどの作業の際にも、シートタイ
プと異なり受像シート表裏に、ほこりや異物が付着する
機会が低減する。また、保護シートの取り忘れもなくな
るなどである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、受像シー
トの形態をロールタイプにすることにより、印画面積の
自由度の拡大や異物の付着や保護シートのとり忘れを防
止することができる。
【0011】しかしながら、印画面積の自由度が増す
と、印画面のサイズがその都度変化することになる。先
に説明した印画面を分割し、複数の同一または異なる画
像を記録するマルチ画像記録を行う時には、印画面全体
のサイズに応じて、分割された各区画のサイズが自動的
に決まってしまうので、印画面積が変化する毎に各区画
のサイズも変化してまう。
【0012】プリンタの機能として、印画面を分割して
得られる各区画の形状やサイズをその都度変化させて記
録することは比較的に容易であるが、受像シートに記録
される各区画の画像サイズや形状は、印画面の面積を変
更する毎に変化するので、ナイフやはさみ等でその都度
切断、分離してから各画像毎に受像層部を支持層部から
はがして貼付けする必要があり、面倒である。
【0013】また、印画面を分割して得られる各区画の
大きさやサイズが固定されている場合、予め受像シート
にマルチ画像の区画サイズにあわせた切り込み線(厚さ
方向に切り込みを設けることにより形成される受像シー
ト上の切り目)を設けることにより、切り出し操作を容
易とすることができる。
【0014】しかしながら、切り込み線は受像シートに
物理的に付与されるものであるから、一度形成したら変
更できず、印画面のサイズの記録毎での変化に応じた印
画面を分割した各区画のサイズや形状の変化には対応で
きない。すなわち、切込み線の区画形状を無視して、印
画サイズを決定して、マルチ画像をプリントすると、切
り込み線が画像中にかかり、これにより画像が分断され
る等の問題が生じる。
【0015】本発明の目的は、1度の印画処理において
記録できる面積(領域)の大きさの自由度を増加させる
ことができ、しかも、予め切込み線を入れて形成された
所定の区画内に画像を印画できるシール用受像シートを
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のシール用の受像
シートは上記の課題を鑑みてなされたものであり、シー
ル基材の表面に色材受容層を裏面に粘着層を設けた構成
を有する受像シール部を、支持シートに剥離可能に積層
した転写記録用の受像シートにおいて、前記支持シート
の1回の記録処理時における記録面積可変方向に、複数
の単位印画面を繰り返し直列に配列し、1回の記録処理
時に選択された1単位印画面または連続する複数の単位
画面を有するシートを切り出し可能とし、かつ、各単位
画面に、各々が独立して剥離可能な複数の区画印画面を
区分する区分用切込みが設けられていることを特徴とす
る。
【0017】本発明のシール用熱転写受像シートは、単
位印画面が印刷面積を変更できる方向に繰り返して配置
されているので、単位印画面の数を選択して1度に記録
処理できる印刷面積を任意に増加させることができ、更
に、単位印画面内に設けられた区画印画面の形状及び大
きさは、選択される単位印画面の数に依存せずに一定で
あり、区画印画面中に所定の画像を記録でき、印刷面積
が変化しても、単位印画面に形成されるマルチ画像の一
部(すなわち、切り込み線により区画される画像領域の
一部)が印画面の端部にかかり画像が切断されてしまう
ことはない。
【0018】なお、印刷面積の可変方向とは、任意に印
刷面積を調整できる方向であり、例えば、受像シートを
ロール状とした際には、その記録装置への紙送り方向を
この印刷面積の可変方向とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例を図面により
説明する。図1は本発明のシール用受像シートの一例を
示す断面図である。本発明の受像シート1は受像シール
部2と支持シート(セパレータ)3を有し、受像シール
部2は転写記録後支持層部3から剥離させて各種物品に
貼付する部分である。受像シール部2は色材受容層4、
シール基材5、粘着層6の積層体で構成される構成を有
し、支持シート3は剥離層7と支持基材8を有して構成
されている。受容層4とシール基材5及び粘着層6の両
層にわたって複数の切り込み9が設けられている。色材
受容層4は熱転写記録の際、加熱によりインクフィルム
から移行してくる昇華性または溶融性の色材(インク)
を受容する層であり、その材質としては色材を受容しや
すい樹脂であれば特に限定されるものではなく、従来か
ら使用されているものがいずれも使用できる。
【0020】色材受容層は、例えばポリエステル樹脂、
ポリブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニ
ル共重合体樹脂などである。もちろんこれらの中に、各
種可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤など
を混合しても良い。また必要に応じて色材受容層4の上
に異常転写を防止するための層を設けても良い。異常転
写防止層としては、例えば紫外線硬化型シリコン樹脂、
熱硬化型シリコン樹脂、合フッ素樹脂などが使用でき
る。あるいは受容層4に各種変性シリコンオイル、フッ
素オイル、ワックス、各種界面活性剤を混合する方法を
用いても良い。色材受容層4の厚さは例えば5〜50μ
m、好ましくは15〜30μmとすることができる。
【0021】シール基材5および支持基材8は、ポリエ
ステル、ボリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート等の高分子フイルム、及びそれら
基材に充填剤、軟化剤等の添加剤を配合したもの、及び
これらの積層体またはこれらの発泡体などを使用するこ
とができる。基材の厚さは特に限定されないが10〜1
50μmであるのが好ましい。
【0022】粘着層6は通常のゴム系またはアクリル系
の粘着剤を使用することができ、塗工厚さは例えば5〜
30μmとすることができる。
【0023】剥離層7は通常の紫外線硬化型シリコン樹
脂や熱硬化型シリコン樹脂を塗工することによって形成
することができ、厚さは例えば0.05〜0.5μmと
することができる。
【0024】切込み9は、例えば色材受容層4、シール
基材5及び粘着層6からなる積層体(受像シール部2)
を、剥離層7と支持基材8からなる支持シート3と貼り
合わせた後、色材受容層4からシール基材5を通過して
粘着層6めでの各層(受像シール部2)にわたるよう
に、ハーフカット処理を施すことにより形成することが
できる。なお、切込み9は、必ずしも受像シール部2に
とどまらず、所定の支持機能が維持される範囲内で、支
持シート3の一部まで到達していてもかまわない。
【0025】次に、各単位印画面に設けられる区画印画
面の構成について説明する。図2は本発明のシール用受
像シート(サイズ可変)の一実施例を示す平面図であ
り、受像シール部2の上面から見た平面図である。切込
み線10は各区画印画面14を形成するものであり、こ
の線に沿って各区画がそれぞれが独立して支持シートか
ら剥離可能となっている。この切込み線は、図1に示し
た切込み9によって形成されている。この例では、各区
画の平面形状は矩形形状であり、1つの単位印画面13
中で8分割マルチ画像のサイズ(記録装置により決ま
る)に合わせて均等分割されている(縦が4分され、横
が2分されて8区画に区分されている)。なお、図では
2つの単位印画面13を示しているが、単位印画面はロ
ールの巻取り方向に所望数繰り返して設けられる。
【0026】ここで切込み9は、図1に示したように、
受像シール部2の受容層4とシール基材5と粘着層6に
わたって設けられている。この受像シートを用い、1度
の記録処理で選択する単位印画面を1として全印画面を
形成した場合、記録装置の8分割マルチ記録機能を用い
て8個の同一または異なる画像を、切込み線10で分割
可能にされた各区画に転写記録できる。記録後、受像シ
ートを支持シートから剥離し、切込み線から分割するこ
とにより、各画像に対応した8枚のシールを作成するこ
とができ、例えば名刺に貼付すれば顔写真入りの名刺が
簡単に製作できる。
【0027】また、本例では、複数の単位印画面を紙送
り方向に直列に繰り返し配列していることから、1つの
単位印画面を均等に8分割して得られる各区画の形状及
びサイズが、2つの単位印画面を均等に16分割して得
られる各区画の形状及びサイズと同じとなるように設定
されおり、例えば隣接する2つの単位印画面から1度の
印画処理で処理する全印画面を設定し、記録装置の16
分割マルチ記録機能を利用して処理することで、切込み
線10で16分割された各区画内に所望の画像を印画で
きる。記録後、受像シール部を支持シートから剥離し、
切込み線から分割することにより、各画像に対応した1
6枚のシールを作成することができる。同様に、単位印
画面を4つ用いて印画した場合には32枚のシールを作
成することができ、この場合には、記録装置の32分割
マルチ記録機能を利用して記録することができる。
【0028】切込み線10は、各区画画像を所望に応じ
て操作性良く剥離可能であるように設けられ、必ずしも
連続した切込み9により形成されている必要はなく、切
込み9を破線状のミシン目としてもよい。また、図2に
は、単位印画面において8分割の切込み線を設けた受像
シートの例を示したが、もちろん記録装置の持つ機能に
合わせてそれぞれのサイズの切込み線を設けたものでも
よく、例えば単位印画面で1分割(図6)、2分割(図
7)、4分割(図8)、16分割等の切込み線を設けた
受像シートとすることができる。切込み線10が形成す
る1区画は単純な矩形である必要はなく、図3に一例を
示すように角に丸みを持たせてもよく、直線の代わりに
波形等の曲線にしてもよい。さらには、図4に示すよう
な精円形、ハート形等種々の意図的な切込み線の形状に
してもよい。
【0029】また、図5に示すように、切込み線が10
が格子状になるように形成されてもよい。図5に示す例
は、単位印画面で8分割マルチ画像のサイズ(記録装置
に依存)に合わせて切込み線を設けた例であり、切込み
線10の外周11は標準の1画像に対応して設けた切込
み線であり、この縦を2分割、横を4分割して、8区画
に分割したものである。この受像シートを用いれば、単
位印画面を用いて印画した場合には、8枚のシールを作
成することができ、単位印画面を二つ用いて印画した場
合には16枚のシールを作成することができる。
【0030】なお、実際には、記録装置や受像シートの
製造ばらつきにより、印画面積が設定される単位印画面
より若干ずれることが考えられる。すなゎち、受像シー
トの所定の切断位置12よりずれて切断されることも考
えられる。このような場合においても、印画した画像が
切断されてしまう事を防止するために、切込み線は単位
印画面の切断予定位置から若干の距離が確保されている
ことが望ましい。このため、切込み線は、図2、図5等
に示すように、受像シートの印刷面積を変更できる方向
の端部(切断予定位置)と異なった位置に設定される。
【0031】更に、記録装置や受像シートの製造ばらつ
きにより、記録画像の記録位置が受像シートに形成され
ている切込みの区画内から若干ずれることも考えられ
る。これに対しては、記録装置側に記録画像の位置また
は記録サイズの微調整機能、あるいは各画像境界に白枠
を入れる等の機能を設けて区画内に正確に画像を記録で
きるようにしてもよい。
【0032】更に、例えば、図2及び図8に見られるよ
うに、単位印画面での切込み線による区画分割の形状
が、単位印画面を二つ用いて得られる印画面での区画分
割の形状と相似である場合には、記録装置のマルチ記録
機能において、分割数を2倍として、単位印画面を二つ
用いてマルチ記録を行うことにより、容易に2倍の数の
同サイズのシールを得ることができる。このため、単位
印画面での切込み線による区画分割の形状が、単位印画
面を二つ用いて得られる印画面での区画分割の形状と相
似であることが望ましい。
【0033】
【実施例】次に実施例により本発明を更に説明する。 実施例1 シール基材、支持基材として、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(白PETフィルム)を用い、基材厚さは
それぞれ50μm、100μmとした。まずシール基材
に、以下のように作製した粘着層形成用の溶液Aを用
い、乾操厚さが10μmになるように塗工して粘着層を
形成した。 (溶液A) アクリル系粘着剤 15 重量部 3官能イソシアネート 0.5重量部 トルエン 85 重量部 一方、支持基材の一方の面に、以下のように作製した溶
液Bを用い、乾操厚さが約0.1μmとなるように塗工
して剥離層を形成した。 (溶液B) 剥離層用シリコン樹脂 1 重量部 ヘキサン 100 重量部 上記のようにして得られたシール基材および支持基材
を、粘着層と剥離層とが密着するようにハンドローラー
によって貼り合わせ積層体bを得た。次に、この積層体
bのシール基材上に下記組成の溶液Cから形成した厚さ
15μmの色材受容層をラミネートにより形成し、本発
明の受像シートaを得た。なおラミネートは、溶液Aよ
りなる厚さ5μmの粘着層を介して行った。次にこの受
像シートaの受容層、シール基材から粘着層にかけてハ
ーフカットを施し、図2に示す構成を有する受像シート
を得た。このシートを紙送り方向に沿ってロール状と
し、記録装置に装着し、常法により画像の熱転写記録を
行い、所望に応じて、1度の印画処理で、所望の区画画
像数を有するシートを得ることができた。 (溶液C) ポリエステル樹脂(バイロン200;東洋紡績(株)製) 50重量部 トルエン 120重量部 メチルエチルケトン 30重量部
【0034】
【発明の効果】本発明のシール用受像シートは、単位印
画面が印画面積を変更できる方向に直列に繰り返し配列
されていることで、印刷面積を用いる単位印画面の個数
を所望に応じて増やすことで1度の印画処理で処理でき
る面積を所望に応じて増加させることができるととも
に、印刷面積が印画処理毎に変化しても、単位印画面に
形成されるマルチ画像の一部(すなわち、切込み線によ
り区画される画像領域の一部)の形状及びサイズが一定
であるために、各区画内の画像が区画を区分する切込み
で分断されることが防止される。従って、剥離が容易な
ように、予め切込み線が設けられ、あるマルチ画面に対
応するようにいくつかに分割されているけれども、一定
の条件を満たす種々のサイズに画像を印画して容易にシ
ール画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール用受像シートの一例を示す断面
図である。
【図2】本発明のシール用受像シートの一例を示す平面
図である。
【図3】本発明のシール用受像シートの一例を示す平面
図である。
【図4】本発明のシール用受像シートの一例を示す平面
図である。
【図5】本発明のシール用受像シートの一例を示す平面
図である。
【図6】本発明のシール用受像シートの一例を示す平面
図である。
【図7】本発明のシール用受像シートの一例を示す平面
図である。
【図8】本発明のシール用受像シートの一例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 受像シート 2 受像シール部 3 支持シート(セパレータ) 4 色材受容層 5 シール基材 6 粘着層 7 剥離層 8 支持基材 9 切込み 10 切込み線 12 印画サイズの可変な方向の端部(切断予定位
置) 13 単位印画面 14 区画印画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 信也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール基材の表面に色材受容層を裏面に
    粘着層を設けた構成を有する受像シール部を、支持シー
    トに剥離可能に積層した転写記録用の受像シートにおい
    て、 前記支持シートの1回の記録処理時における記録面積可
    変方向に、複数の単位印画面を繰り返し直列に配列し、
    1回の記録処理時に選択された1単位印画面または連続
    する複数の単位画面を有するシートを切り出し可能と
    し、 かつ、各単位画面に、各々が独立して剥離可能な複数の
    区画印画面を区分する区分用切込みが設けられているこ
    とを特徴とする転写記録用の受像シート。
  2. 【請求項2】 記録面積可変方向にロール状に巻き上げ
    可能な形状を有する請求項1に記載の受像シート。
  3. 【請求項3】 隣接する単位印画面間の境界を記録後の
    シート切り出しのための切断位置とし、各単位印画面中
    の区分用の切込みは該切断位置に接することなく設けら
    れている請求項1または2に記載の受像シート。
  4. 【請求項4】 各単位印画面中の区分用の切込みによっ
    て区分される各区画印画面の大きさ及びサイズが同じあ
    る請求項1〜4に記載の受像シート。
  5. 【請求項5】 各単位印画面中の区分用の切込みによっ
    て区分される各区画印画面が所定数(n)の均等分割に
    よって形成され、1度の記録処理時に選択される全印画
    面を形成する単位印画面数(m)を変えた場合でも、m
    ×nで得られる全画面の均等分割数における各区画の大
    きさ及びサイズが同一である請求項4に記載の受像シー
    ト。
  6. 【請求項6】 前記単位印画面での区画印画面を区画分
    割する形状が、単位印画面を2つ用いて得られる印画面
    での区画印画面を区画分割する形状と相似であるように
    配置されている請求項1〜4のずれかに記載の受像シー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記転写記録が熱転写記録である請求項
    1〜6のいずれかに記載の受像シート。
  8. 【請求項8】 前記熱転写記録が昇華転写記録である請
    求項7に記載の受像シート。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の受像シ
    ートを記録面積可変方向にロール状に巻き上げた受像シ
    ートロール。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の受像
    シートの1つの単位印画面、または複数の連続する単位
    印画面からなる全印画面に転写記録を施して、各印画面
    中に設けられた各区画印画面に画像を形成することを特
    徴とする転写記録方法。
JP10007719A 1998-01-19 1998-01-19 転写記録用受像シート Pending JPH11198551A (ja)

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JP10007719A JPH11198551A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 転写記録用受像シート

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JP10007719A JPH11198551A (ja) 1998-01-19 1998-01-19 転写記録用受像シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7081909B2 (en) * 2001-01-18 2006-07-25 Canon Kabushiki Kaisha Printing control apparatus and method, and heat transfer printing medium

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