JPH11197530A - 破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別処理システム - Google Patents
破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別処理システムInfo
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- JPH11197530A JPH11197530A JP10014934A JP1493498A JPH11197530A JP H11197530 A JPH11197530 A JP H11197530A JP 10014934 A JP10014934 A JP 10014934A JP 1493498 A JP1493498 A JP 1493498A JP H11197530 A JPH11197530 A JP H11197530A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本願発明者等は、家電製品等の廃棄物に含ま
れる破砕困難で、かつ再使用可能なモータ、コンプレッ
サ等の異物（以下破砕不適物という）を損傷することな
く、フレーム等（以下破砕対象物という）のみを破砕す
る破砕装置を提案した（特願平９ー３１０００９号）。
本発明は、上記破砕装置により破砕された被破砕物に対
し破砕分別の一連の処理を合理的に行うことにより有価
物の回収率を飛躍的に向上させることを目的とする。 【解決手段】 破砕不適物を含む廃棄物を粗く破砕し、
該破砕不適物を破砕することなく通過せしめる一次破砕
と、一次破砕された粗砕物から破砕不適物の除去と手作
業を容易ならしめるため磁選機による鉄部品除去と上記
手作業による非鉄部品等の一次除去と、一次除去終了後
の粗砕物を二次破砕により再度破砕し、ついでこの破砕
物より磁選機による鉄製品及び非鉄金属除去手段による
非鉄金属の選別除去を行い、非鉄金属に含まれる軽量物
は風力による選別を行った後、残余の破砕物より陶磁器
屑やガラス片等の異物と可燃物とを仕分けする。
れる破砕困難で、かつ再使用可能なモータ、コンプレッ
サ等の異物（以下破砕不適物という）を損傷することな
く、フレーム等（以下破砕対象物という）のみを破砕す
る破砕装置を提案した（特願平９ー３１０００９号）。
本発明は、上記破砕装置により破砕された被破砕物に対
し破砕分別の一連の処理を合理的に行うことにより有価
物の回収率を飛躍的に向上させることを目的とする。 【解決手段】 破砕不適物を含む廃棄物を粗く破砕し、
該破砕不適物を破砕することなく通過せしめる一次破砕
と、一次破砕された粗砕物から破砕不適物の除去と手作
業を容易ならしめるため磁選機による鉄部品除去と上記
手作業による非鉄部品等の一次除去と、一次除去終了後
の粗砕物を二次破砕により再度破砕し、ついでこの破砕
物より磁選機による鉄製品及び非鉄金属除去手段による
非鉄金属の選別除去を行い、非鉄金属に含まれる軽量物
は風力による選別を行った後、残余の破砕物より陶磁器
屑やガラス片等の異物と可燃物とを仕分けする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭等によ
り粗大ゴミとして廃棄される家電製品等の廃棄物に含ま
れるコンプレッサー等の破砕困難物や再利用可能な有価
物を多く含むモータ等の異物（以下破砕不適物という）
を収納する場合、これを損傷することなく、フレーム等
（以下破砕対象物という）のみを破砕して、該破砕対象
物を構成する鉄片と、銅、アルミニュム等の非鉄金属片
と、合成樹脂片、ガラス片等の非金属片とに分離して回
収する破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別処理方法及び
その装置に関する。
り粗大ゴミとして廃棄される家電製品等の廃棄物に含ま
れるコンプレッサー等の破砕困難物や再利用可能な有価
物を多く含むモータ等の異物（以下破砕不適物という）
を収納する場合、これを損傷することなく、フレーム等
（以下破砕対象物という）のみを破砕して、該破砕対象
物を構成する鉄片と、銅、アルミニュム等の非鉄金属片
と、合成樹脂片、ガラス片等の非金属片とに分離して回
収する破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別処理方法及び
その装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記廃棄物の破砕処理としては、ハンマ
ー式破砕機、自動車シュレッダー２軸破砕機、３軸破砕
機等があり、被破砕物、例えば冷蔵庫（フロンガスは予
め適宜手段で除去される）を供給したとき、ハンマー式
破砕機以外の破砕機の場合、フレームはそのまゝ破砕さ
れるが、モータ、コンプレッサ等の異物は破砕困難で、
従って予めこれらを手作業で取り除き、しかる後フレー
ム等の破砕対象物を破砕装置により破砕し、鉄片、非鉄
金属片、非金属片等に選別する手段が採られているが、
これらの破砕では粒度が細かく手選別が困難であると共
に、ハンマー式破砕機やシュレッダーで破砕する場合、
爆発の危険性や破砕後の有価物を充分に回収することが
出来ず、多くが廃棄物になっている等の問題がある。
ー式破砕機、自動車シュレッダー２軸破砕機、３軸破砕
機等があり、被破砕物、例えば冷蔵庫（フロンガスは予
め適宜手段で除去される）を供給したとき、ハンマー式
破砕機以外の破砕機の場合、フレームはそのまゝ破砕さ
れるが、モータ、コンプレッサ等の異物は破砕困難で、
従って予めこれらを手作業で取り除き、しかる後フレー
ム等の破砕対象物を破砕装置により破砕し、鉄片、非鉄
金属片、非金属片等に選別する手段が採られているが、
これらの破砕では粒度が細かく手選別が困難であると共
に、ハンマー式破砕機やシュレッダーで破砕する場合、
爆発の危険性や破砕後の有価物を充分に回収することが
出来ず、多くが廃棄物になっている等の問題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法は、上
記モータ、コンプレッサ等をフレームから除去するには
極めて手数を要し、しかもモータ、コンプレッサ等が破
砕作用により変形してしまうと、モータ内部の有価物等
の回収が困難となり、又一次破砕で一度に細かく破砕す
ると金属、非金属が混在し、分離効率が悪くなる。
記モータ、コンプレッサ等をフレームから除去するには
極めて手数を要し、しかもモータ、コンプレッサ等が破
砕作用により変形してしまうと、モータ内部の有価物等
の回収が困難となり、又一次破砕で一度に細かく破砕す
ると金属、非金属が混在し、分離効率が悪くなる。
【０００４】本願発明者等はかゝる点に鑑み、先に上記
モータ、コンプレッサ等の破砕不適物を除去することな
く、被処理物をそのまゝ投入しても、該破砕不適物を変
形することなくそのまゝ排出し、フレーム等の破砕対象
物に対し確実に破砕（圧潰を含む）を行う破砕装置を提
案した（特願平９ー３１０００９号）。本発明は、上記
破砕装置により破砕された被破砕物に対し破砕分別の一
連の処理を合理的に行うことにより有価物の回収率を飛
躍的に向上させることを目的とする。
モータ、コンプレッサ等の破砕不適物を除去することな
く、被処理物をそのまゝ投入しても、該破砕不適物を変
形することなくそのまゝ排出し、フレーム等の破砕対象
物に対し確実に破砕（圧潰を含む）を行う破砕装置を提
案した（特願平９ー３１０００９号）。本発明は、上記
破砕装置により破砕された被破砕物に対し破砕分別の一
連の処理を合理的に行うことにより有価物の回収率を飛
躍的に向上させることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第１の発明は、破砕不適物を含む廃棄物を粗く破砕
し、該破砕不適物を破砕することなく通過せしめる一次
破砕と、一次破砕された粗砕物から破砕不適物の除去と
手作業を容易ならしめるため磁選機による鉄部品除去と
上記手作業による非鉄部品等の一次除去と、一次除去終
了後の粗砕物を二次破砕により再度破砕し、ついでこの
破砕物より磁選機による鉄製品及び非鉄金属除去手段に
よる非鉄金属の選別除去を行い、非鉄金属に含まれる軽
量物は風力による選別を行った後、残余の破砕物より陶
磁器屑やガラス片等の異物と可燃物とを仕分けすること
により有価物の回収率を飛躍的に向上させることを特徴
とする。
の第１の発明は、破砕不適物を含む廃棄物を粗く破砕
し、該破砕不適物を破砕することなく通過せしめる一次
破砕と、一次破砕された粗砕物から破砕不適物の除去と
手作業を容易ならしめるため磁選機による鉄部品除去と
上記手作業による非鉄部品等の一次除去と、一次除去終
了後の粗砕物を二次破砕により再度破砕し、ついでこの
破砕物より磁選機による鉄製品及び非鉄金属除去手段に
よる非鉄金属の選別除去を行い、非鉄金属に含まれる軽
量物は風力による選別を行った後、残余の破砕物より陶
磁器屑やガラス片等の異物と可燃物とを仕分けすること
により有価物の回収率を飛躍的に向上させることを特徴
とする。
【０００６】上記の方法による本発明の破砕不適物を含
む廃棄物の破砕分別処理方法は、一次破砕として破砕不
適物を破砕することなく通過せしめる粗破砕とし、これ
により該破砕不適物の取り出しを容易とする。同時に粗
破砕により分離された鉄片類を磁選機により一旦分離さ
せ、非金属等を容易に手選別して除去する。ついでその
残りの粗砕物を再度破砕することにより、形成する破砕
物の分別は容易となり、磁選機により鉄片を除去した
後、軽量物は風力選別により除去し、ついで非鉄金属を
選別機により選別除去する。そしてその残滓を更に選別
してガラス片、陶磁器屑、ゴム等の異物と可燃物に分別
する。
む廃棄物の破砕分別処理方法は、一次破砕として破砕不
適物を破砕することなく通過せしめる粗破砕とし、これ
により該破砕不適物の取り出しを容易とする。同時に粗
破砕により分離された鉄片類を磁選機により一旦分離さ
せ、非金属等を容易に手選別して除去する。ついでその
残りの粗砕物を再度破砕することにより、形成する破砕
物の分別は容易となり、磁選機により鉄片を除去した
後、軽量物は風力選別により除去し、ついで非鉄金属を
選別機により選別除去する。そしてその残滓を更に選別
してガラス片、陶磁器屑、ゴム等の異物と可燃物に分別
する。
【０００７】また第２の発明は、上記方法を実施する装
置に係わり、破砕不適物を含む廃棄物を粗く破砕し、該
破砕不適物を破砕することなく通過せしめる一次破砕機
と、一次破砕された粗砕物を移送する第１搬送コンベ
ア、該搬送コンベア上に配置された鉄部品を選別して取
り出す磁選機と、該コンベアにより搬送された粗砕物を
再度破砕する二次破砕機と、二次破砕された破砕物から
鉄部品を選別する磁選機と軽量物を分離せしめる風力選
別機と非鉄金属を選別する非鉄金属選別機とを順次取付
け、二次破砕された破砕物から鉄部品及び非鉄金属を除
去し、残余の破砕物を非金属選別機に供給し、可燃物と
ガラス片等の異物とに選別することを特徴とする
置に係わり、破砕不適物を含む廃棄物を粗く破砕し、該
破砕不適物を破砕することなく通過せしめる一次破砕機
と、一次破砕された粗砕物を移送する第１搬送コンベ
ア、該搬送コンベア上に配置された鉄部品を選別して取
り出す磁選機と、該コンベアにより搬送された粗砕物を
再度破砕する二次破砕機と、二次破砕された破砕物から
鉄部品を選別する磁選機と軽量物を分離せしめる風力選
別機と非鉄金属を選別する非鉄金属選別機とを順次取付
け、二次破砕された破砕物から鉄部品及び非鉄金属を除
去し、残余の破砕物を非金属選別機に供給し、可燃物と
ガラス片等の異物とに選別することを特徴とする
【０００８】上記の構成からなる本発明は、一次破砕機
により供給される廃棄物を粗く破砕して破砕不適物を破
砕することなく通過させて第１コンベア上に供給する。
該コンベア上の破砕不適物を人手等により除去し、つい
で磁選機により手選別の邪魔になる鉄部品を除去すると
共に手選別による異物の除去を行い、二次破砕機に移送
する。この二次破砕機によりフレーム等の破砕対象物を
再度破砕することにより、各部品は分離されて選別は容
易となり、先ず磁選機により鉄部品を除去し、ついで非
鉄金属選別機により非鉄部品を除去する。残滓は主とし
て非金属であり、非金属選別機により、ガラス片等の異
物と可燃物に選別する。
により供給される廃棄物を粗く破砕して破砕不適物を破
砕することなく通過させて第１コンベア上に供給する。
該コンベア上の破砕不適物を人手等により除去し、つい
で磁選機により手選別の邪魔になる鉄部品を除去すると
共に手選別による異物の除去を行い、二次破砕機に移送
する。この二次破砕機によりフレーム等の破砕対象物を
再度破砕することにより、各部品は分離されて選別は容
易となり、先ず磁選機により鉄部品を除去し、ついで非
鉄金属選別機により非鉄部品を除去する。残滓は主とし
て非金属であり、非金属選別機により、ガラス片等の異
物と可燃物に選別する。
【０００９】また第３の発明は、上記一次破砕機は、支
軸に多数の破砕刃を間隔を存して突出して取付けた上部
第１破砕ローラと、その後方に配備される対をなす第２
破砕ローラ及び第３破砕ローラとを備え、上記第１破砕
ローラの各破砕刃間は廃棄物に含まれる破砕不適物の通
過を許容する間隔を有せしめ、第２破砕ローラはスクリ
ュー状の破砕刃を備え、また第３破砕ローラは主スクリ
ュー刃とこれとは逆方向のねじれとした粗いピッチの副
スクリュー刃とにより枡目を形成し、それぞれのスクリ
ュー状破砕刃は上記破砕不適物の通過を許容する粗いピ
ッチのスクリューとし、上記破砕不適物は第１、第２及
び第３の破砕ローラの破砕刃間を通過して落下させ、フ
レーム等破砕対象物を各破砕ローラにより圧潰及び破砕
することを特徴とする。
軸に多数の破砕刃を間隔を存して突出して取付けた上部
第１破砕ローラと、その後方に配備される対をなす第２
破砕ローラ及び第３破砕ローラとを備え、上記第１破砕
ローラの各破砕刃間は廃棄物に含まれる破砕不適物の通
過を許容する間隔を有せしめ、第２破砕ローラはスクリ
ュー状の破砕刃を備え、また第３破砕ローラは主スクリ
ュー刃とこれとは逆方向のねじれとした粗いピッチの副
スクリュー刃とにより枡目を形成し、それぞれのスクリ
ュー状破砕刃は上記破砕不適物の通過を許容する粗いピ
ッチのスクリューとし、上記破砕不適物は第１、第２及
び第３の破砕ローラの破砕刃間を通過して落下させ、フ
レーム等破砕対象物を各破砕ローラにより圧潰及び破砕
することを特徴とする。
【００１０】上記の構成からなる本発明の一次破砕機
は、供給される廃棄物中に 破砕不適物が存在しても、
該破砕不適物は第１、第２及び第３の破砕ローラの破砕
刃の間隙を通過し落下する。一方、破砕可能のフレーム
等の破砕対象物は各破砕刃により破砕される。
は、供給される廃棄物中に 破砕不適物が存在しても、
該破砕不適物は第１、第２及び第３の破砕ローラの破砕
刃の間隙を通過し落下する。一方、破砕可能のフレーム
等の破砕対象物は各破砕刃により破砕される。
【００１１】また第４の発明は、上記二次破砕機は１軸
又２軸の破砕ローラを有する低速回転式破砕機より構成
されたことを特徴とする。
又２軸の破砕ローラを有する低速回転式破砕機より構成
されたことを特徴とする。
【００１２】上記の構成からなる本発明の二次破砕機
は、構成簡単で低速回転により１次破砕された粗砕物を
微小に破砕することが出来る。
は、構成簡単で低速回転により１次破砕された粗砕物を
微小に破砕することが出来る。
【００１３】また第５の発明は、上記非金属選別機は、
スクリーンと風力選別機とを備え、スクリーンによる篩
い分けと、風力による重量別による選別とを行うことを
特徴とする
スクリーンと風力選別機とを備え、スクリーンによる篩
い分けと、風力による重量別による選別とを行うことを
特徴とする
【００１４】上記の構成からなる本発明は、ガラス片、
陶磁器屑等と粗大物とに区分し、粗大物は風力により重
量物と軽量物とに区分する。軽量物は主としてプラスチ
ックであり、これは減容して燃料に成形する。
陶磁器屑等と粗大物とに区分し、粗大物は風力により重
量物と軽量物とに区分する。軽量物は主としてプラスチ
ックであり、これは減容して燃料に成形する。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基づいて説明する。本発明の破砕不適物を含む廃棄物の
破砕分別システム１は、図１に示す如く、一次破砕機２
と、一次破砕された粗砕物を移送する第１搬送コンベア
３、該搬送コンベア３上に配置された鉄部品を選別して
取り出す磁選機４と、該コンベアにより搬送された粗砕
物を再度破砕する二次破砕機５と、該破砕機５から繰り
出される破砕物を搬送する第２搬送コンベア６と、該コ
ンベア上の破砕物から鉄部品を選別取り出す磁選機７
と、非鉄金属を選別取り出す非鉄金属選別機８と、選別
された非金属をガラス片、陶磁器屑等の異物と可燃物等
に区分する非金属選別機９とを備える。
基づいて説明する。本発明の破砕不適物を含む廃棄物の
破砕分別システム１は、図１に示す如く、一次破砕機２
と、一次破砕された粗砕物を移送する第１搬送コンベア
３、該搬送コンベア３上に配置された鉄部品を選別して
取り出す磁選機４と、該コンベアにより搬送された粗砕
物を再度破砕する二次破砕機５と、該破砕機５から繰り
出される破砕物を搬送する第２搬送コンベア６と、該コ
ンベア上の破砕物から鉄部品を選別取り出す磁選機７
と、非鉄金属を選別取り出す非鉄金属選別機８と、選別
された非金属をガラス片、陶磁器屑等の異物と可燃物等
に区分する非金属選別機９とを備える。
【００１６】上記一次破砕機２は、前述の先に出願した
破砕不適物を含む廃棄物の破砕装置を適用する。その概
略を図２乃至図５について説明する。この破砕機２は、
上部にホッパ１１形成し下部を開放した筐体１２のホッ
パ下部一側に、第１の破砕ローラ１３と、その下流側に
位置して第２破砕ローラ１４と、該破砕ローラ１４に対
向して第３破砕ローラ１５とを備える。１６は第１破砕
ローラ１３に対向して配置される押し込み機構を示す。
破砕不適物を含む廃棄物の破砕装置を適用する。その概
略を図２乃至図５について説明する。この破砕機２は、
上部にホッパ１１形成し下部を開放した筐体１２のホッ
パ下部一側に、第１の破砕ローラ１３と、その下流側に
位置して第２破砕ローラ１４と、該破砕ローラ１４に対
向して第３破砕ローラ１５とを備える。１６は第１破砕
ローラ１３に対向して配置される押し込み機構を示す。
【００１７】第１破砕ローラ１３は、支軸２０に多数の
破砕刃２１を突出して取付ける。この破砕刃２１は被破
砕物を噛込み易いように、粗いピッチの間隔ａと、高さ
ｂを有せしめる。２２は上記間隔ａ内に挿入される固定
刃を示す。
破砕刃２１を突出して取付ける。この破砕刃２１は被破
砕物を噛込み易いように、粗いピッチの間隔ａと、高さ
ｂを有せしめる。２２は上記間隔ａ内に挿入される固定
刃を示す。
【００１８】第２破砕ローラ１４は、回転軸２４にスク
リュー刃２５を取付けてなるもので、該スクリュー刃は
粗いピッチとして破砕不適物の収納を可能とする高さと
ピッチを有せしめ、第３破砕ローラ１５と共同してフレ
ーム等の破砕対象物を圧潰及び破砕するようにしたもの
である。尚このスクリュー刃２５は、破砕に際して処理
物が側方へ移行するのを阻止するため、スクリュー刃を
二分して左右逆方向のねじれとしたスクリュー刃２５
ａ、２５ｂとすることが好ましい。
リュー刃２５を取付けてなるもので、該スクリュー刃は
粗いピッチとして破砕不適物の収納を可能とする高さと
ピッチを有せしめ、第３破砕ローラ１５と共同してフレ
ーム等の破砕対象物を圧潰及び破砕するようにしたもの
である。尚このスクリュー刃２５は、破砕に際して処理
物が側方へ移行するのを阻止するため、スクリュー刃を
二分して左右逆方向のねじれとしたスクリュー刃２５
ａ、２５ｂとすることが好ましい。
【００１９】第３破砕ローラ１５は同様に回転軸２６に
粗いピッチの主破砕スクリュー刃２７と、これとは逆方
向にねじれたそれよりピッチの粗い副スクリュー刃２８
とを備える。これにより形成された枡目ｇは破砕不適物
Ｍを収納する大きさとする。但しこの場合も、前記第２
破砕ローラ１４と同様に二分して左右逆方向のねじれ刃
２７ａ、２７ｂ及び２８ａ、２８ｂとすることが好まし
い。なお、この副スクリュー刃２８は、破砕不適物を噛
む恐れがあり、若干中央部を凹状に形成して逃げを形成
する。尚、この第３破砕ローラ１５は、第２破砕ローラ
１４に対し間隔を調整するため取付け位置の調整手段
（図示省略）を設けることが好ましい。
粗いピッチの主破砕スクリュー刃２７と、これとは逆方
向にねじれたそれよりピッチの粗い副スクリュー刃２８
とを備える。これにより形成された枡目ｇは破砕不適物
Ｍを収納する大きさとする。但しこの場合も、前記第２
破砕ローラ１４と同様に二分して左右逆方向のねじれ刃
２７ａ、２７ｂ及び２８ａ、２８ｂとすることが好まし
い。なお、この副スクリュー刃２８は、破砕不適物を噛
む恐れがあり、若干中央部を凹状に形成して逃げを形成
する。尚、この第３破砕ローラ１５は、第２破砕ローラ
１４に対し間隔を調整するため取付け位置の調整手段
（図示省略）を設けることが好ましい。
【００２０】なお３０は筐体排出側に取付けたコンベア
を示す。このコンベア３０は所定角度傾斜して取付けて
なるもので、排出される処理済の廃棄物内のモータ等の
塊状の破砕不適物は自重により下方に落下し、フレーム
等の圧潰及び破砕された軽量の破砕対象物は、コンベア
３０に載置されて移行するようにしたもので、その取付
け角度は任意に調整される。
を示す。このコンベア３０は所定角度傾斜して取付けて
なるもので、排出される処理済の廃棄物内のモータ等の
塊状の破砕不適物は自重により下方に落下し、フレーム
等の圧潰及び破砕された軽量の破砕対象物は、コンベア
３０に載置されて移行するようにしたもので、その取付
け角度は任意に調整される。
【００２１】上記第１磁選機４は、磁石４０と、搬送コ
ンベア３とは直角方向に回動する無端ベルト４１とを備
え、搬送コンベア３とは適宜の間隔を存して設けられ、
該コンベア３上の手選別の困難となる鉄部片を吸着し、
ベルト４１の移行によりコンベア４２に排出し、二次破
砕機５に移行するようにしたものである。
ンベア３とは直角方向に回動する無端ベルト４１とを備
え、搬送コンベア３とは適宜の間隔を存して設けられ、
該コンベア３上の手選別の困難となる鉄部片を吸着し、
ベルト４１の移行によりコンベア４２に排出し、二次破
砕機５に移行するようにしたものである。
【００２２】二次破砕機５は、２軸の破砕ローラを有す
る低速回転式破砕機で対をなす破砕ローラ５１、５２よ
り構成し、それぞれの破砕ローラは回転軸５３、５４
と、これに破砕刃５５、５６を間隔を存して交互に噛み
合うように取付けたものである。図示は２軸破砕機であ
るが破砕物の種類により１軸破砕機を使用してもよい。
る低速回転式破砕機で対をなす破砕ローラ５１、５２よ
り構成し、それぞれの破砕ローラは回転軸５３、５４
と、これに破砕刃５５、５６を間隔を存して交互に噛み
合うように取付けたものである。図示は２軸破砕機であ
るが破砕物の種類により１軸破砕機を使用してもよい。
【００２３】第２磁選機７は上記第１磁選機４と同一構
造であり、同一部品に対しては同一符号を付して説明を
省略する。
造であり、同一部品に対しては同一符号を付して説明を
省略する。
【００２４】二次破砕された破砕物から断熱材等の軽量
物を分離せしめるための第１風力選別機６８を非鉄金属
選別機８の前に設置する。
物を分離せしめるための第１風力選別機６８を非鉄金属
選別機８の前に設置する。
【００２５】非鉄金属選別器８は、渦電流選別機を使用
する。これは周知の如くホッパ６０より投入された破砕
片は搬送ベルト６１により搬送され、該搬送ベルト６１
を巻付けるドラム６２内に多数の磁石のＮ極、Ｓ極を交
互に取付けた磁極回転子６３を高速回転させて渦電流を
発生させ、電磁力を受けて非鉄材料は反発により外方に
飛散し、外部の回収口６４から排出され、非金属は磁力
の影響を受けないので、回収口６５から排出される。
する。これは周知の如くホッパ６０より投入された破砕
片は搬送ベルト６１により搬送され、該搬送ベルト６１
を巻付けるドラム６２内に多数の磁石のＮ極、Ｓ極を交
互に取付けた磁極回転子６３を高速回転させて渦電流を
発生させ、電磁力を受けて非鉄材料は反発により外方に
飛散し、外部の回収口６４から排出され、非金属は磁力
の影響を受けないので、回収口６５から排出される。
【００２６】上記の回収口６５から排出された非金属に
は、ガラス片、陶磁器屑、合成樹脂片等が含まれてい
る。これは非金属選別機９にコンベア６７により移送さ
れる。この選別機９は、振動篩い機７０と第２風力選別
機７１とを備え、ガラス片や陶磁器屑等の粉末は篩い機
により篩い落され、固形物は風力により重量物と、軽量
物とに選別する。
は、ガラス片、陶磁器屑、合成樹脂片等が含まれてい
る。これは非金属選別機９にコンベア６７により移送さ
れる。この選別機９は、振動篩い機７０と第２風力選別
機７１とを備え、ガラス片や陶磁器屑等の粉末は篩い機
により篩い落され、固形物は風力により重量物と、軽量
物とに選別する。
【００２７】上記構成において、その処理要領を図１及
び図６に基づいて説明する。まず、前処理工程におい
て、非処理物Ｗの冷蔵庫、エアコン等に対してはフロン
ガスの除去、テレビに対してはブラウン管等の破砕処理
の有価物Ｗ２の除去等の前処理を行う。ついで非処理物
本体Ｗ１を第１破砕機２に供給し粗破砕を行う。即ち、
ホッパ１１に供給された処理物Ｗ１は、押し込み機構１
６により第１破砕ローラ１３側に押し込まれ、該第１破
砕ローラにより破砕されると共に、第２破砕ローラ１４
側に押し込む。この際、破砕刃２１は所要の高さｂとピ
ッチ幅を有せしめることにより、破砕不適物Ｍはそのま
ゝ送り出される。
び図６に基づいて説明する。まず、前処理工程におい
て、非処理物Ｗの冷蔵庫、エアコン等に対してはフロン
ガスの除去、テレビに対してはブラウン管等の破砕処理
の有価物Ｗ２の除去等の前処理を行う。ついで非処理物
本体Ｗ１を第１破砕機２に供給し粗破砕を行う。即ち、
ホッパ１１に供給された処理物Ｗ１は、押し込み機構１
６により第１破砕ローラ１３側に押し込まれ、該第１破
砕ローラにより破砕されると共に、第２破砕ローラ１４
側に押し込む。この際、破砕刃２１は所要の高さｂとピ
ッチ幅を有せしめることにより、破砕不適物Ｍはそのま
ゝ送り出される。
【００２８】第２破砕ローラ１４は、第３破砕ローラ１
５と共同して再度破砕（圧潰を含む）する。この場合、
それぞれの破砕用スクリュー刃は所要高さを有せしめる
ことにより、破砕不適物Ｍは両破砕刃間に収納され、そ
のまゝ送り出される。またフレーム等の破砕対象物は、
上記破砕不適物による影響を受けることなく破砕（圧縮
を含む）され、下方へ送り出され、コンベア３０上に供
給される。
５と共同して再度破砕（圧潰を含む）する。この場合、
それぞれの破砕用スクリュー刃は所要高さを有せしめる
ことにより、破砕不適物Ｍは両破砕刃間に収納され、そ
のまゝ送り出される。またフレーム等の破砕対象物は、
上記破砕不適物による影響を受けることなく破砕（圧縮
を含む）され、下方へ送り出され、コンベア３０上に供
給される。
【００２９】該コンベア３０は所要角度に傾斜して取付
けられ、常時上方向に駆動されており、供給される破砕
対象物はこれに伴い上方に移行するも、フレーム等の粗
砕物より剥離された破砕不適物例えばモータ等の重量の
ある塊状物は、コンベア３０の走行方向とは逆行して自
重により落下する。
けられ、常時上方向に駆動されており、供給される破砕
対象物はこれに伴い上方に移行するも、フレーム等の粗
砕物より剥離された破砕不適物例えばモータ等の重量の
ある塊状物は、コンベア３０の走行方向とは逆行して自
重により落下する。
【００３０】上記粗砕物は第１搬送コンベア３上に供給
される。この粗砕物中の比較的大形の鉄部品は、磁選機
４により吸着され取り出される。ついで手選別を行い、
分離されたプラスチック類、各種線類、放熱器、ステン
レス鋼、アルミ材等を選別して取り出す。その残部の粗
砕物はコンベア３にて次の破砕機５に供給される。また
磁選機４にて取り出された鉄部品はコンベア４２にて破
砕機５に供給される。
される。この粗砕物中の比較的大形の鉄部品は、磁選機
４により吸着され取り出される。ついで手選別を行い、
分離されたプラスチック類、各種線類、放熱器、ステン
レス鋼、アルミ材等を選別して取り出す。その残部の粗
砕物はコンベア３にて次の破砕機５に供給される。また
磁選機４にて取り出された鉄部品はコンベア４２にて破
砕機５に供給される。
【００３１】この破砕機５は微細に破砕する能力を有せ
しめたもので、供給される粗砕物を微小に破砕する。破
砕された破砕物は第２搬送コンベア６上に供給される。
該コンベア上の破砕物中の鉄部品は磁選機７により吸着
して除去され、更に残部から第１風力選別機６８にて断
熱材等の軽量物を除去した後、非鉄金属選別機８に供給
される。
しめたもので、供給される粗砕物を微小に破砕する。破
砕された破砕物は第２搬送コンベア６上に供給される。
該コンベア上の破砕物中の鉄部品は磁選機７により吸着
して除去され、更に残部から第１風力選別機６８にて断
熱材等の軽量物を除去した後、非鉄金属選別機８に供給
される。
【００３２】該非金属選別機８において、銅、アルミ等
の非金属部材と、鉄部材及び非金属部材に区別される。
鉄部材及び非鉄金属部材はそれぞれ区分して回収され、
非金属部材はコンベア６７により非金属選別機９に移送
される。
の非金属部材と、鉄部材及び非金属部材に区別される。
鉄部材及び非鉄金属部材はそれぞれ区分して回収され、
非金属部材はコンベア６７により非金属選別機９に移送
される。
【００３３】該非金属選別機９において、ガラス片や陶
磁器屑等の微小物は、篩い機７０により分別され、小片
の金属片等の重量物と、合成樹脂（断熱材等を含む）の
軽量物は風力選別機７１により選別され、合成樹脂等の
可燃物は、成形機（図示省力）により減容して送り出さ
れる。
磁器屑等の微小物は、篩い機７０により分別され、小片
の金属片等の重量物と、合成樹脂（断熱材等を含む）の
軽量物は風力選別機７１により選別され、合成樹脂等の
可燃物は、成形機（図示省力）により減容して送り出さ
れる。
【００３４】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、前処理
工程において、ブラウン管、フロンガス等の除去を行
い、一次破砕により破砕不適物を破砕しない粗砕を行
い、該破砕不適物を除去し、ついで磁選機により鉄部品
の除去を行い、手作業による非鉄部品の除去を容易に
し、ついで再度破砕して各部品の取り出しを可能として
磁選機による鉄部品の取り出しと非鉄金属選別機による
非鉄部品の取り出しを行い、ついでその残材を非金属選
別機により分類して可燃物を取り出す一連の工程を行う
ようにしたから、廃棄される家電製品の処理を効果的に
行うことができる。また第２の発明は、上記一連の操作
を合理的に行うことができる。また第３の発明によると
きは、破砕不適物を手作業により除去する手数を省略す
ることが出来、破砕能率の向上を計ることが出来ると共
に、破砕不適物、例えばモータ、コンプレッサ等を変形
することなく分離排出する事が出来るから有価物の回収
率を飛躍的に向上させることが出来る。また第４の発明
によるときは、粗砕された粗砕物を対をなす破砕ローラ
により構成される低速回転の破砕機により破砕するよう
にしたから、微細に破砕することができる。また第５の
発明によるときは、非金属選別機は、スクリーンと風力
選別機とを備えたことにより、スクリーンによる篩い分
けと、風力による重量別による選別とを行うことがで
き、ガラス片や陶磁器屑等の微小物は篩い分けにより分
離し、粗大物は金属材の重量物と合成樹脂等可燃物の軽
量物とに分離することができる。
工程において、ブラウン管、フロンガス等の除去を行
い、一次破砕により破砕不適物を破砕しない粗砕を行
い、該破砕不適物を除去し、ついで磁選機により鉄部品
の除去を行い、手作業による非鉄部品の除去を容易に
し、ついで再度破砕して各部品の取り出しを可能として
磁選機による鉄部品の取り出しと非鉄金属選別機による
非鉄部品の取り出しを行い、ついでその残材を非金属選
別機により分類して可燃物を取り出す一連の工程を行う
ようにしたから、廃棄される家電製品の処理を効果的に
行うことができる。また第２の発明は、上記一連の操作
を合理的に行うことができる。また第３の発明によると
きは、破砕不適物を手作業により除去する手数を省略す
ることが出来、破砕能率の向上を計ることが出来ると共
に、破砕不適物、例えばモータ、コンプレッサ等を変形
することなく分離排出する事が出来るから有価物の回収
率を飛躍的に向上させることが出来る。また第４の発明
によるときは、粗砕された粗砕物を対をなす破砕ローラ
により構成される低速回転の破砕機により破砕するよう
にしたから、微細に破砕することができる。また第５の
発明によるときは、非金属選別機は、スクリーンと風力
選別機とを備えたことにより、スクリーンによる篩い分
けと、風力による重量別による選別とを行うことがで
き、ガラス片や陶磁器屑等の微小物は篩い分けにより分
離し、粗大物は金属材の重量物と合成樹脂等可燃物の軽
量物とに分離することができる。
【図１】本発明の破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別シ
ステムの全体説明図を示す。
ステムの全体説明図を示す。
【図２】本発明の一次破砕機の縦断説明図である。
【図３】図２における第１破砕ローラの正面図である。
【図４】図２における第２破砕ローラの正面図である。
【図５】図２における第３破砕ローラの正面図である。
【図６】本発明の破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別シ
ステムの工程説明図である。
ステムの工程説明図である。
１ 破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別システム ２ 一次破砕機 ３ 第１搬送コンベア ４ 第１磁選機 ５ 二次破砕機 ６ 第２搬送コンベア ７ 第２磁選機 ８ 非鉄金属選別機 ９ 非金属選別機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ０７Ｂ 9/02 Ｂ０７Ｂ 9/02 Ｂ０９Ｂ 5/00 ＺＡＢ Ｂ０９Ｂ 5/00 ＺＡＢＭ (72)発明者 櫛田 良三 兵庫県尼崎市武庫之荘５丁目３番１号 (72)発明者 有藤 博 兵庫県神戸市須磨区神撫町１丁目２番３号
Claims (5)
- 【請求項１】 破砕不適物を含む廃棄物を粗く破砕し、
該破砕不適物を破砕することなく通過せしめる一次破砕
と、一次破砕された粗砕物から破砕不適物の除去と手作
業を容易ならしめるため磁選機による鉄部品除去と上記
手作業による非鉄部品等の一次除去と、一次除去終了後
の粗砕物を二次破砕により再度破砕し、ついでこの破砕
物より磁選機による鉄製品及び非鉄金属除去手段による
非鉄金属の選別除去を行い、非鉄金属に含まれる軽量物
は風力による選別を行った後、残余の破砕物より陶磁器
屑やガラス片等の異物と可燃物とを仕分けすることによ
り有価物の回収率を飛躍的に向上させることを特徴とす
る破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別処理方法。 - 【請求項２】 破砕不適物を含む廃棄物を粗く破砕し、
該破砕不適物を破砕することなく通過せしめる一次破砕
機と、一次破砕された粗砕物を移送する第１搬送コンベ
ア、該搬送コンベア上に配置された鉄部品を選別して取
り出す磁選機と、該コンベアにより搬送された粗砕物を
再度破砕する二次破砕機と、二次破砕された破砕物から
鉄部品を選別する磁選機と軽量物を分離せしめる風力選
別機と非鉄金属を選別する非鉄金属選別機とを順次取付
け、二次破砕された破砕物から鉄部品及び非鉄金属を除
去し、残余の破砕物を非金属選別機に供給し、可燃物と
ガラス片等の異物とに選別することを特徴とする破砕不
適物を含む廃棄物の破砕分別システム。 - 【請求項３】 一次破砕機は、支軸に多数の破砕刃を間
隔を存して突出して取付けた上部第１破砕ローラと、そ
の後方に配備される対をなす第２破砕ローラ及び第３破
砕ローラとを備え、上記第１破砕ローラの各破砕刃間は
廃棄物に含まれる破砕不適物の通過を許容する間隔を有
せしめ、第２破砕ローラはスクリュー状の破砕刃を備
え、また第３破砕ローラは主スクリュー刃とこれとは逆
方向のねじれとした粗いピッチの副スクリュー刃とによ
り枡目を形成し、それぞれのスクリュー状破砕刃は上記
破砕不適物の通過を許容する粗いピッチのスクリューと
し、上記破砕不適物は第１、第２及び第３の破砕ローラ
の破砕刃間を通過して落下させ、フレーム等破砕対象物
を各破砕ローラにより圧潰及び破砕することを特徴とす
る請求項２記載の破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別シ
ステム。 - 【請求項４】 二次破砕機は１軸又２軸の破砕ローラを
有する低速回転式破砕機より構成されたことを特徴とす
る請求項２記載の破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別シ
ステム。 - 【請求項５】 非金属選別機は、スクリーンと風力選別
機とを備え、スクリーンによる篩い分けと、風力による
重量別による選別とを行うことを特徴とする請求項２記
載の破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10014934A JPH11197530A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10014934A JPH11197530A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別処理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11197530A true JPH11197530A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11874808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10014934A Pending JPH11197530A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11197530A (ja) |
Cited By (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-01-09 JP JP10014934A patent/JPH11197530A/ja active Pending
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