JPH11196147A - キャリア再生回路 - Google Patents

キャリア再生回路

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JPH11196147A
JPH11196147A JP9366906A JP36690697A JPH11196147A JP H11196147 A JPH11196147 A JP H11196147A JP 9366906 A JP9366906 A JP 9366906A JP 36690697 A JP36690697 A JP 36690697A JP H11196147 A JPH11196147 A JP H11196147A
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憲一 白石
Akihiro Horii
昭浩 堀井
Shoji Matsuda
昇治 松田
Soichi Shinjo
壮一 新城
Akinori Hashimoto
明記 橋本
Hisakazu Kato
久和 加藤
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知弘 斉藤
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/227Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation
    • H04L27/2271Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals
    • H04L27/2273Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals associated with quadrature demodulation, e.g. Costas loop

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低C/N値のときの受信においても安定した
キャリア再生が行えるキャリア再生回路を提供する。 【解決手段】 復調された既知パターンの受信信号の受
信位相をフレーム同期タイミング回路4で検出し、検出
された受信位相に基づいて、キャリア再生用位相誤差検
出回路8に備えた位相収束点が1つの絶対位相の位相誤
差テーブルと絶対位相から180°回転した位相の位相
誤差テーブルとの何れか一方を選択し、受信信号の信号
点配置から求めた位相と位相収束点との位相差に基づく
出力を選択された位相誤差テーブルから得て、信号点配
置から求めた位相が位相収束点に来るようにAFC回路
10を介して再生キャリアの周波数を制御してキャリア
再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BSディジタル放
送を受信するディジタル放送受信機に用いられるキャリ
ア再生回路に関し、さらに詳細には、必要とするC/N
(搬送波電力対雑音電力比)値が異なる複数の変調方式
による被変調波が時間軸多重されて伝送されるディジタ
ル被変調波を受信するディジタル放送受信機のキャリア
再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】BSディジタル放送方式では必要とする
C/N値が異なる複数の変調方式で伝送されてくるディ
ジタル被変調波、例えば主信号である8PSK変調波、
QPSK変調波およびBPSK変調波が時間毎に組み合
わされ、フレーム毎に繰り返し伝送される階層化伝送方
式に加えるに低C/N値での受信を可能とするバースト
シンボル信号が挿入された方式が採用されている。バー
ストシンボル信号は既知のPN符号でBPSK変調され
た信号である。
【0003】さらに、かかる階層化伝送方式ではフレー
ム同期パターンおよびスーパーフレーム識別信号もまた
予め定められたパターンであり、BPSK変調されてい
る。受信C/N値が低C/N値のときの受信動作におい
てこれらのBPSK変調された信号をバースト受信する
ことによって、安定したキャリア再生が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ディジタル放送受信機におけるキャリア再生回路では、
アウトドアユニットなどの周波数変換器の性能が十分と
れていない場合などには、その位相雑音の影響によって
安定したキャリア再生が困難になって、低C/N値での
受信を困難にするという問題点があった。
【0005】本発明は、低C/N値のときの受信におい
ても安定したキャリア再生が行えるキャリア再生回路を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるキャリア
再生回路は、複数の変調方式による被変調波が時間軸多
重されて伝送されるディジタル被変調波を受信するディ
ジタル放送受信機のキャリア再生回路において、復調さ
れた既知パターンの受信信号の受信位相を検出する受信
位相検出手段と、前記受信位相検出手段による検出位相
に基づいて一方が選択される位相収束点が1つの絶対位
相の位相誤差テーブルと絶対位相から180°回転した
位相の位相誤差テーブルとを備え、前記受信信号の信号
点位置から求めた位相と位相収束点との位相差に基づく
出力を送出するキャリア再生用位相誤差検出手段と、を
備え、前記信号点位置から求めた位相が位相収束点に来
るように再生キャリアの周波数を制御してキャリア再生
を行うことを特徴とする。
【0007】本発明にかかるキャリア再生回路は、復調
された既知パターンの受信信号の受信位相が検出され、
検出された受信位相に基づいて、位相収束点が1つの絶
対位相の位相誤差テーブルと絶対位相から180°回転
した位相の位相誤差テーブルとの何れか一方が選択され
て、前記受信信号の信号点位置から求めた位相と位相収
束点との位相差に基づく出力が選択された位相誤差テー
ブルから得られて、位相差に基づく出力が0になるよう
に、すなわち前記信号点位置から求めた位相が位相収束
点に来るように再生キャリアの周波数が制御されてキャ
リア再生がなされる。この場合、復調された既知パター
ンの受信信号はBPSK信号であるが、1つの位相収束
点を有する位相誤差テーブルが参照されて位相差が得ら
れるため、BPSK位相誤差テーブルを用いれば±90
°を超えた場合に発生する発生する位相誤差がなくな
り、受信C/Nが低C/Nの場合にも安定したキャリア
再生が行えることになる。
【0008】本発明にかかるキャリア再生回路は、キャ
リア再生用位相誤差検出手段にBPSK信号に対応する
位相収束点2つを有する位相誤差テーブルをさらに備
え、主信号である復調されたBPSK信号受信期間にお
いて位相収束点を2つ有する位相誤差テーブルを選択
し、該主信号であるBPSK信号の信号点位置から求め
た位相が該位相に近い方の位相収束点に来るように再生
キャリアの周波数を制御してキャリア再生を行うことを
特徴とする。
【0009】本発明にかかるキャリア再生回路は、主信
号である復調されたBPSK信号受信期間において位相
収束点を2つ有する位相誤差テーブルが選択され、該主
信号であるBPSK信号の信号点位置から求めた位相が
該位相に近い方の位相収束点に来るように再生キャリア
の周波数が制御されて、キャリア再生が行えることにな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるキャリア再
生回路を実施の形態によって説明する。
【0011】図1は本発明の実施の一形態にかかるキャ
リア再生回路の構成を示すブロック図である。
【0012】本発明の実施の一形態にかかるキャリア再
生回路の説明の前に階層化伝送方式のフレーム構成につ
いて説明する。図2(a)は階層化伝送方式におけるフ
レーム構成の一例を示す図である。1フレームは、1つ
のヘッダ部192シンボルと、203シンボルと4シン
ボルからなる対が複数対とで形成された39936シン
ボルで構成されている。
【0013】さらに詳細には、フレーム同期パターン
(BPSK)32シンボル(内、前20シンボルを用い
る)、伝送多重構成識別のためのTMCC(Transmissio
n andMultiplexing Configuration Control)パターン
(BPSK)128シンボル、スーパーフレーム識別情
報パターン32シンボル(内、前20シンボルを用い
る)、主信号(TC8PSK)203シンボル、1フレ
ーム期間毎にセットされる疑似ランダム信号でBPSK
変調されるバーストシンボル信号(図2(a)において
BSと記載してある)4シンボル、主信号(TC8PS
K)203シンボル、バーストシンボル信号4シンボ
ル、……、主信号(QPSK)203シンボル、バース
トシンボル信号4シンボル、主信号(BPSK)203
シンボル、バーストシンボル信号4シンボルの順序で形
成されている。ここで、8フレームをスーパーフレーム
と称し、スーパーフレーム識別情報パターンはスーパー
フレーム識別のための情報である。また、バーストシン
ボルは全てまたは一部が既知の信号でBPSK信号とな
っている。この既知のバーストシンボルが同期再生に有
効なバーストシンボルであるが、以下では、単にバース
トシンボルと呼ぶ。
【0014】図1に示した本発明の実施の一形態にかか
るキャリア再生回路に戻って説明する。本発明の実施の
一形態にかかるキャリア再生回路には、演算回路1、数
値制御発振器2、ディジタルフィルタからなるレイズド
コサイン特性のロールオフフィルタ3、フレーム同期タ
イミング回路4、伝送モード判別回路5、位相誤差テー
ブルの選択のためのローテーション信号発生回路7、キ
ャリア再生用位相誤差テーブルを備えたキャリア再生用
位相誤差検出回路8、ローパスディジタルフィルタから
なるキャリアフィルタ9およびAFC回路10を備え、
フレーム同期タイミング回路4および伝送モード判別回
路5の協働によって復調された既知パターンの受信信号
であるフレーム同期パターン期間、スーパフレーム識別
パターン期間およびバーストシンボル信号期間の受信信
号の受信位相を検出し、ローテーション信号発生回路7
と協働して位相収束点が1つの位相誤差テーブルを選択
し、既知パターンの受信信号の信号点位置から求めた位
相と位相収束点との位相差に基づく出力をキャリアフィ
ルタ8によって平滑化してAFC回路10に供給して、
信号点位置から求めた位相が位相収束点に来るように再
生キャリアの周波数を制御する。
【0015】数値制御発振器2は図3に示すように、互
いに逆位相の正弦波データ23a、23bを出力する正
弦波テーブル23と、余弦波データ24a、24bを出
力する余弦波テーブル24とを備えて、AFC回路10
からの出力に基づいて互いに逆極性の正弦波データ23
a、23bおよび余弦波データ24a、24bを出力さ
せて、AFC回路10と協働して実質的に再生キャリア
を形成する互いに逆極性の正弦波信号および余弦波信号
を出力する。
【0016】演算回路1は図3に示すように、準同期検
波されたI軸のベースバンド信号iと正弦波データ23
aとを乗算する乗算器1aと、ベースバンド信号iと余
弦波データ24aとを乗算する乗算器1bと、準同期検
波されたQ軸のベースバンド信号qと逆極性の正弦波デ
ータ23bとを乗算する乗算器1dと、ベースバンド信
号qと余弦波データ24bとを乗算する乗算器1eと、
乗算器1bの出力と乗算器1dの出力とを加算してベー
スバンド信号Iとして出力する加算器1cと、乗算器1
aの出力と乗算器1eの出力とを加算してベースバンド
信号Qとして出力する加算器1fとを備えて、数値制御
発振器2からの出力受けてベースバンド信号i、qを周
波数同調させて、周波数同調出力であるベースバンド信
号I、Qがそれぞれロールオフフィルタ3へ送出する。
【0017】フレーム同期タイミング回路4はロールオ
フフィルタ3から出力されるベースバンド信号ID、Q
Dを受けて、TMCCパターンを伝送モード判定回路5
へ送出する。伝送モード判定回路5はTMCCパターン
をデコードした結果に基づいて高階層信号である8PS
K信号(8PSK被変調波を復調した復調出力を8PS
K信号と記す)、低階層信号であるQPSK信号(QP
SK被変調波を復調した復調出力をQPSK信号と記
す)、BPSK信号(BPSK被変調波を復調した復調
出力をBPSK信号と記す)に対応して2ビットの伝送
モード信号をフレーム同期タイミング回路4へ送出す
る。
【0018】フレーム同期タイミング回路4は、ベース
バンド信号ID、QDを受けてフレーム同期パターンを
検出してフレーム同期信号FSYNCをAFC回路10
へ出力すると共に、伝送モード判定回路5から出力され
る伝送モード信号を受けて、フレーム同期パターンの先
頭に同期する図2(b)に示す信号Rs、ヘッダ期間お
よびBPSK信号期間高電位の図2(c)に示す信号A
1と、フレーム同期パターン期間とスーパーフレーム識
別パターン期間とバーストシンボル信号期間とQPSK
信号期間高電位の図2(d)に示す信号A0と、フレー
ム同期パターン期間高電位の図2(e)に示す信号As
と、バーストシンボル信号期間高電位の図2(f)に示
す信号Bsと、スーパーフレーム識別パターン期間高電
位の図2(g)とに示す信号SFを出力する。
【0019】フレーム同期タイミング回路4は、さら
に、フレーム同期パターンの受信が正相で受信されたか
逆相で受信されたかを検出し、該検出結果に基づく2値
信号であるフレーム同期パターン受信位相識別信号と、
スーパーフレーム識別パターンを識別するための信号で
ある後記のスーパーフレーム識別パターン識別信号とを
送出する。フレーム同期タイミング回路4からは、フレ
ーム同期パターンを正相で受信したときは〃0〃のフレ
ーム同期パターン受信位相識別信号を送出し、逆相で受
信したときは〃1〃のフレーム同期パターン受信位相識
別信号を送出する。
【0020】BPSK変調された上記の各期間の信号も
含めた各種変調信号は送信側では位相角とシンボルとの
間の関係は予め定められている所謂絶対位相化されてお
り、フレーム同期パターンの受信点の基準から受信側で
の絶対位相復元が可能となる。BPSK変調信号期間の
バースト受信動作では、絶対位相で受信するか、180
°位相回転した位相で受信するかのどちらかである。何
れで受信したかの判定は、絶対位相(正相と記す)で受
信すれば〃11101100110100101000
〃となるフレーム同期パターンが、逆位相(逆相と記
す)で受信すれば〃0001001100101101
0111〃となるだけであって、フレーム同期パターン
の検出位相によって正相で受信したか、逆相で受信した
かが判定できて、フレーム同期パターン受信位相識別信
号が得られる。具体的には例えばフレーム同期パターン
の各ビットを入力するアンドゲートによって得られる。
【0021】次に、スーパーフレーム識別パターンにつ
いて説明する。図4(a)はスーパーフレーム識別パタ
ーンの説明図であって、W1はフレーム同期パターンを
表示しており、全フレームに対して同一のパターンであ
る。図4において、パターンW2およびW3がスーパーフ
レーム識別パターンを表示し、各フレームからフレーム
同期パターンとスーパーフレーム識別パターンとを抽出
して示してある。先頭フレームに対してはスーパーフレ
ーム識別パターンはW2のパターンであり、第2フレー
ムから第8フレームまでの7フレーム全てのスーパーフ
レーム識別パターンはW3であって、パターンW3はW2
の反転パターンに形成されている。
【0022】ここで、フレーム同期パターンの正相受
信、逆相受信にかかわらず、図4(b)に示す如く、先
頭フレームのスーパーフレーム識別パターンW2の期間
低電位で、引き続く7フレームのスーパーフレーム識別
パターンW3の期間高電位であるスーパーフレーム識別
パターン識別信号がフレーム同期タイミング回路4から
送出される。
【0023】ローテーション信号発生回路7は、フレー
ム同期パターン発生回路71、スーパフレーム識別パタ
ーン発生回路72、バーストシンボルパターン発生回路
73、排他論理和回路74、76、オアゲート回路75
を備えて、排他論理和回路76からローテーション信号
を送出する。
【0024】フレーム同期パターン発生回路71は、信
号Rsにてリセットされ、信号Asすなわちフレーム同
期パターン期間の信号をイネーブル信号として受けて、
ビットクロック信号に同期してフレーム同期パターンを
構成する信号を順次オアゲート回路75を介して排他論
理和回路76へ送出し、排他論理和回路76に供給され
るフレーム同期パターン受信位相識別信号と排他論理和
演算してローテーション信号として送出する。したがっ
てフレーム同期パターンを正相受信しているときには、
フレーム同期パターン発生回路71から出力されるフレ
ーム同期パターン期間の信号がローテーション信号とさ
れて送出され、逆相受信しているときには、フレーム同
期パターン発生回路71から出力されるフレーム同期パ
ターンの信号を反転した信号がローテーション信号とさ
れて送出される。
【0025】スーパーフレーム識別パターン発生回路7
2は、信号Rsにてリセットされ、信号SFすなわちス
ーパーフレーム識別パターン期間の信号をイネーブル信
号として受けて、ビットクロック信号に同期して先頭フ
レームを構成するスーパーフレーム識別パターンW2
順次排他論理和回路74へ送出し、スーパーフレーム識
別パターン識別信号と排他論理和演算してオアゲート回
路75へ送出する。したがって、スーパーフレーム識別
パターン識別信号によって排他論理和回路74から先頭
フレームに対するW2のスーパーフレーム識別パター
ン、引き続く7フレームに対してパターンW2を反転し
たパターンW3の信号が送出される。したがって、排他
論理和回路74から図4(a)に示したスーパーフレー
ム識別パターンの信号がオアゲート回路75へ送出され
ることになる。
【0026】排他論理和回路74からの出力はオアゲー
ト回路75を介して排他論理和回路76に供給されて、
排他論理和回路76に供給されるフレーム同期パターン
受信位相識別信号と排他論理和演算してローテーション
信号として送出する。したがってフレーム同期パターン
を正相受信しているときは、排他論理和回路74から出
力されるスーパーフレーム識別パターンW2、W3
3、W3、W3、W3、W3、W3が先頭フレームから第8
フレームまで各フレームごとにローテーション信号とし
て送出され、フレーム同期パターンを逆相受信している
ときは、排他論理和回路74から出力されるスーパーフ
レーム識別パターンの反転パターン、すなわち先頭フレ
ームから第8フレームまでパターンW3、W2、W2
2、W2、W2、W2、W2が各フレームごとにローテー
ション信号として送出される。
【0027】バーストシンボルパターン発生回路73
は、信号Rsにてリセットされ、信号Bsすなわちバー
ストシンボルパターン期間の信号をイネーブル信号とし
て受けて、ビットクロック信号に同期してバーストシン
ボル信号を順次オアゲート回路75を介して排他論理和
回路76へ送出し、排他論理和回路76に供給されるフ
レーム同期パターン受信位相識別信号と排他論理和演算
してローテーション信号として送出する。したがってフ
レーム同期パターンを正相受信しているときには、バー
ストシンボルパターン発生回路73から出力されるバー
ストシンボル信号がローテーション信号とされて送出さ
れ、逆相受信しているときには、バーストシンボルパタ
ーン発生回路73から出力されるバーストシンボル信号
を反転した信号がローテーション信号として送出され
る。
【0028】したがって、フレーム同期パターンが正相
受信されているときは、ローテーション信号発生回路7
かからは、フレーム同期パターン期間はフレーム同期パ
ターンの信号がローテーション信号として出力され、ス
ーパーフレーム識別パターン期間はフレームごとにフレ
ームの番号に対応する図4(a)に示した信号がローテ
ーション信号として出力され、バーストシンボルパター
ン期間はバーストシンボル信号がローテーション信号と
して出力される。
【0029】フレーム同期パターンが逆相受信されてい
るときは、ローテーション信号発生回路7かからは、フ
レーム同期パターン期間はフレーム同期パターンの反転
信号がローテーション信号として出力され、スーパーフ
レーム識別パターン期間はフレームごとにフレームの番
号に対応する図4(a)に示した信号の反転信号がロー
テーション信号として出力され、バーストシンボルパタ
ーン期間はバーストシンボル信号の反転信号がローテー
ション信号として出力される。
【0030】キャリア再生用位相誤差検出回路8はベー
スバンド信号ID、QD、信号A1、A0およびローテ
ーション信号を受けて、ベースバンド信号ID、QDに
よる信号点に対する位相誤差を検出し位相誤差に基づく
位相誤差電圧値を送出する。
【0031】さらに詳細には、キャリア再生用位相誤差
検出回路8には図5に示す復調ROMテーブル、1つの
位相収束点(0(2π)ラジアン)を有する図6(a)
および(b)に示す高電位キャリアにのみロックする位
相誤差テーブル(本明細書において、絶対位相の位相誤
差テーブルとも記す)と、1つの位相収束点(πラジア
ン)を有する図7(a)および(b)に示す低電位キャ
リアにのみロックする位相誤差テーブル(本明細書にお
いて、180°回転した位相の位相誤差テーブルとも記
す)と、図8に示すBPSK信号に対応する2つの位相
収束点(0(2π)ラジアンとπラジアンとの2つ)を
有する位相誤差テーブルとを備えて、図5に示すテーブ
ルに基づき、信号A1、A0にしたがって伝送モードを
判別し、判別された伝送モードに基づいて位相誤差テー
ブルを選択し、ベースバンド信号ID、QDの信号点位
置から位相を求め、該位相に対する位相誤差電圧を求め
て、キャリアフィルタ9へ送出する。
【0032】キャリア再生用位相誤差検出回路8におい
て、例えば伝送モードがフレーム同期パターン、スーパ
ーフレーム識別パターンおよびバーストシンボルの信号
の期間(信号A1、A0が〃1、1〃)であると判別さ
れたとき、信号点位置から求められた位相の基準位置は
0(2π)ラジアン、またはπラジアンであり、フレー
ム同期パターン、スーパーフレーム識別パターンおよび
バーストシンボル信号の各信号が高電位のときはローテ
ーション信号によって図6(a)および(b)に示す位
相誤差テーブルが選択され、フレーム同期パターン、ス
ーパーフレーム識別パターンおよびバーストシンボル信
号の各信号が低電位のときはローテーション信号によっ
て図7(a)および(b)に示す位相誤差テーブルが選
択される。
【0033】図6(a)および(b)に示す位相誤差テ
ーブルが選択された場合、信号点の基準位置は0(2
π)ラジアンであり、信号点位置から求められた位相が
πラジアン以上から0(2π)ラジアンまでの増加方向
の位相のときは位相に対して図6(a)に示す負の位相
誤差電圧値が、位相がπラジアン未満から0(2π)ラ
ジアンまでの減少方向の位相のときは位相に対して図6
(a)に示す正の位相誤差電圧値が出力され、この位相
誤差電圧が供給されたAFC回路10による制御のもと
に、信号点位置から求められた位相が図6(a)および
(b)に示すように0(2π)ラジアンに収束される。
この場合において位相誤差電圧値は位相がπラジアンの
ときが+方向最大値または−方向最大値である。
【0034】図7(a)および(b)に示す位相誤差テ
ーブルが選択された場合、信号点位置から求めた基準位
相はπラジアンであり、信号点位置から求められた位相
が0(2π)ラジアン以上からπラジアンまでの増加方
向の位相のときは位相に対して図7(a)に示す正の位
相誤差電圧値が、位相が0(2π)ラジアン未満からπ
ラジアンまでの減少方向の位相のときは位相に対して図
7(a)に示す負の位相誤差電圧値が出力され、この位
相誤差電圧が供給されたAFC回路10による制御のも
とに、信号点位置から求められた位相が図7(a)およ
び(b)に示すようにπラジアンに収束される。この場
合において位相誤差電圧値は位相が0(2π)ラジアン
のときが+方向最大値または−方向最大値である。
【0035】キャリア再生用位相誤差検出回路8におい
て、例えば伝送モードが(主信号)BPSK信号(信号
A1、A0が〃1、0〃)であると判別されたとき、
(主信号)BPSK信号の信号点位置から求められた位
相の基準位相は0(2π)ラジアンおよびπラジアンで
あり、図8(a)および(b)に示す2つの位相収束点
0(2π)ラジアンとπラジアンとを有する位相誤差テ
ーブルが選択される。
【0036】この場合は、信号点位置から求めた位相が
3π/2ラジアン以上から0(2π)ラジアンまでの増
加方向の位相のときは位相に対して図8(a)に示す負
の位相誤差電圧値が、位相がπ/2ラジアン未満から0
(2π)ラジアンまでの減少方向の位相のときは位相に
対して図8(a)に示す正の位相誤差電圧値が出力さ
れ、位相がπ/2ラジアン以上からπラジアンまでの増
加方向の位相のときは位相に対して図8(a)に示す負
の位相誤差電圧値が、位相が3π/2ラジアン未満から
πラジアンまでの減少方向の位相のときは位相に対して
図8(a)に示す正の位相誤差電圧値が出力され、図8
(a)および(b)に示すように0(2π)ラジアンま
たはπラジアンに収束される。この場合において位相誤
差電圧値は位相が3π/4ラジアン、π/4ラジアンの
ときが+方向最大値または−方向最大値であって、この
最大値は収束点が1つの場合の、図6および図7の場合
の最大値の1/2である。
【0037】キャリア再生用位相誤差検出回路8におい
て、例えば伝送モードがQPSK信号(信号A1、A0
が〃0、1〃)であると判別されたとき、または伝送モ
ードが8PSK信号(信号A1、A0が〃0、0〃)で
あると判別されたときは、図8(a)および(b)に示
す位相誤差テーブルが選択される。この場合は(主信
号)BPSK信号の場合と同じ位相誤差テーブルである
が、後記のようにこの場合はキャリアフィルタ9がイネ
ーブルにされないために問題はない。
【0038】ベースバンド信号ID、QDの信号点位置
から求めた位相に基づきキャリア再生用位相誤差検出回
路8から出力された位相誤差電圧は、ディジタルローパ
スフィルタからなるキャリアフィルタ9に供給され位相
誤差電圧が平滑化される。この場合において信号A1が
キャリアフィルタ制御信号(CRFLGP)として供給
されて、信号A1の高電位期間、すなわちヘッダ区間お
よび(主信号)BPSK信号区間のみ選択的にフィルタ
動作が行われ、信号A1の低電位期間のときはその直前
におけるフィルタ動作時のフィルタ出力に保持される。
キャリアフィルタ9からの出力はAFC回路10へチュ
ーニング電圧として供給する。
【0039】上記した本発明の実施の一形態にかかるキ
ャリア再生回路の作用について説明する。
【0040】BSディジタル放送受信機において、一般
的に指定されたチャンネル内の希望信号をAFC回路1
0のスキャンニング動作によってスキャンイングし、キ
ャリア再生回路によってキャリアを捕捉するように作用
させる。本発明の実施の一形態にかかるキャリア再生回
路においては、希望信号を受けて準同期検波方式により
直交復調され、復調されたベースバンド信号i、qは演
算回路1に供給されて、数値制御発振器2からの出力デ
ータと演算され、ベースバンド信号I、Qに変換され
る。
【0041】ベースバンド信号I、Qはロールオフフィ
ルタ3に供給され、ロールオフフィルタ3を介したベー
スバンド信号ID、QDはキャリア再生用位相誤差検出
回路8に供給されて、ベースバンド信号ID、QDに基
づく信号点位置から求めた位相に基づくキャリア再生の
ための位相誤差電圧を得て、位相誤差電圧はキャリアフ
ィルタ9によって平滑化されてチューニング電圧として
AFC回路10に供給され、AFC回路10の出力が数
値制御発振器2に与えられて、位相誤差電圧が0になる
ようにキャリアの周波数が制御されてキャリア再生が行
われる。
【0042】一方、ベースバンド信号ID、QDはフレ
ーム同期タイミング回路4に供給されて、フレーム同期
パターンが検出されて、フレーム同期が捕捉されフレー
ムタミングが確立されると、フレーム同期パターン、T
MCCパターン、スーパーフレーム識別パターン、バー
ストシンボル信号のそれぞれの時系列的な位置が判明
し、TMCCパターンが伝送モード判定回路5に送出さ
れてデコードされ、伝送モード判定回路5から出力され
る伝送モード信号を受けて、フレーム同期タイミング回
路4から信号Rs、A1、A0、As、Bs、およびS
Fが送出される。
【0043】この状態において、フレーム同期パターン
期間、TMCCパターン期間、スーパーフレーム識別パ
ターン期間、バーストシンボル信号期間およびBPSK
信号(主信号)期間高電位になる信号A1がキャリアフ
ィルタ制御制御信号(CRFLGP)として供給され
て、キャリアフィルタ制御制御信号(CRFLGP)が
高電位の期間、すなわちキャリアフィルタ9にてフィル
タ動作を行われ、低電位に期間フィルタ動作が停止させ
られて停止直前の出力状態が保持され、バースト受信に
よるキャリア再生がなされる。
【0044】フレーム同期タイミング回路4から、フレ
ーム同期パターンが正相で受信したか逆相で受信したか
がに基づくフレーム同期パターン受信位相認識信号とス
ーパーフレーム識別パターンを認識するスーパフレーム
認識パターン識別信号がローテーション信号発生回路7
へ送出され、受信側でパターンが既知となるフレーム同
期パターン、スーパーフレーム識別パターン、バースト
シンボル信号の受信位相および時間的な位置からそれぞ
れの時間ごとの受信位相点がローテーション信号発生回
路7において検出されて、この検出された受信位相点に
基づいてローテーション信号がキャリア再生用位相誤差
検出回路8へ送出される。
【0045】ローテーション信号が供給されたキャリア
再生用位相誤差検出回路8では、フレーム同期パターン
期間、スーパーフレーム識別パターン期間、バーストシ
ンボル信号期間においては、ローテーション信号に基づ
いて図6または図7に示した収束点が1つの位相誤差テ
ーブルの一方が選択されて、フレーム同期パターン期
間、スーパーフレーム識別パターン期間、バーストシン
ボル信号期間における各ベースバンド信号ID、QDの
信号点位置から求めた位相に対する位相誤差電圧が得ら
れて、位相誤差電圧がキャリアフィルタによって平滑化
されて、AFC回路10へ送出されて、キャリアの周波
数制御が行われて、キャリア再生が行われる。
【0046】上記のように、既知のパターンを有するフ
レーム同期パターン期間、スーパーフレーム識別パター
ン期間、バーストシンボル信号期間においては、絶対位
相または180°回転した位相の位相誤差テーブルの一
方が選択されるために、このそれぞれの期間においては
収束点が1つしかない位相誤差テーブルによって、それ
ぞれ0(2π)ラジアン、またはπラジアンの何れか一
方に収束することになって、キャリア再生に位相誤差エ
ラーのないチューニング電圧が発生するため、安定した
キャリア再生を行うことができる。
【0047】TMCCパターン期間およびBPSK信号
(主信号)期間においては、図8(a)および(b)に
示した収束点が2つの位相誤差テーブルが選択されて、
TMCCパターン期間およびBPSK信号(主信号)期
間の信号点位置から求めた位相に対する位相誤差が図8
(a)および(b)の位相誤差テーブルから得られて、
キャリア再生が行われる。TMCCパターン期間および
BPSK信号(主信号)期間においてはパターンが既知
でないために、図6または7の位相誤差テーブルを使用
できないためである。
【0048】また、ローテーション信号によってベース
バンド信号ID、QDを同時に反転することによって、
図6および図7に示す絶対位相の位相誤差テーブルおよ
び180°回転した位相の位相誤差テーブルに代わって
図6に示す絶対位相の位相誤差テーブル1つを用いて位
相誤差を求めるようにしてもよい。
【0049】以上説明した本発明の実施の一形態にかか
るキャリア再生回路においては、既知のパターンを有す
るフレーム同期パターン期間、スーパーフレーム識別パ
ターン期間、バーストシンボル信号期間に対して、絶対
位相の位相誤差テーブルおよび180°回転した位相の
位相誤差テーブルを用いる場合を例示したが、既知のパ
ターンを有するフレーム同期パターン期間、スーパーフ
レーム識別パターン期間、バーストシンボル信号期間の
1以上を用いてもよい。この場合はローテーション信号
発生回路7が簡略化される。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるキャ
リア再生回路によれば、既知のパターンの信号受信期間
に、キャリア再生用位相誤差検出に収束点が1つの絶対
位相の位相誤差テーブルと180°回転した位相の位相
誤差テーブルとの一方を、受信信号の受信位相に基づき
選択してキャリア再生を行うために、位相誤差エラーが
発生することなく、受信C/Nが低C/Nであっても安
定したキャリア再生ができという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかるキャリア再生回
路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかるキャリア再生回
路に供給される信号のフレーム構成図および信号Rs、
A1、A0、As、Bs、SFの波形図である。
【図3】本発明の実施の一形態にかかるキャリア再生回
路における演算回路および数値制御発振器の構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかるキャリア再生回
路に供給される信号のフレーム中のスーパーフレーム識
別パターンの説明図である。
【図5】本発明の実施の一形態にかかるキャリア再生回
路における復調ROMテーブルの説明図である。
【図6】本発明の実施の一形態にかかるキャリア再生回
路における位相誤差テーブル(絶対位相の位相誤差テー
ブル)の説明図である。
【図7】本発明の実施の一形態にかかるキャリア再生回
路における位相誤差テーブル(180°回転した位相の
位相誤差テーブル)の説明図である。
【図8】本発明の実施の一形態にかかるキャリア再生回
路における位相誤差テーブル(BPSK信号の場合)の
説明図である。
【符号の説明】
1 演算回路 2 数値制御発振器 3 ロールオフフィルタ 4 フレーム同期タイミング回路 5 伝送モード判定回路 7 ローテーション信号発生回路 8 キャリア再生用位相誤差検出回路 9 キャリアフィルタ 10 AFC回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】この状態において、フレーム同期パターン
期間、TMCCパターン期間、スーパーフレーム識別パ
ターン期間、バーストシンボル信号期間およびBPSK
信号(主信号)期間高電位になる信号A1がキャリアフ
ィルタ制御信号(CRFLGP)として供給されて、キ
ャリアフィルタ制御信号(CRFLGP)が高電位の期
間、すなわちキャリアフィルタ9にてフィルタ動作を行
われ、低電位に期間フィルタ動作が停止させられて停止
直前の出力状態が保持され、バースト受信によるキャリ
ア再生がなされる。
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】フレーム同期タイミング回路4は、さら
に、フレーム同期パターンの受信が正相で受信されたか
逆相で受信されたかを検出し、該検出結果に基づく2値
信号であるフレーム同期パターン受信位相識別信号と、
スーパーフレーム識別パターンを識別するための信号で
ある後記のスーパーフレーム識別パターン識別信号とを
送出する。フレーム同期タイミング回路4からは、フレ
ーム同期パターンを正相で受信したときは″0″のフレ
ーム同期パターン受信位相識別信号を送出し、逆相で
受信したときは″1″のフレーム同期パターン受信位相
識別信号を送出する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】ここで、フレーム同期パターンの正相受
信、逆相受信にかかわらず、図4(b)に示す如く、先
頭フレームのスーパーフレーム識別パターンWの期間
低電位で、引き続く7フレームのスーパーフレーム識別
パターンWの期間高電位であるスーパーフレーム識別
パターン識別信号がフレーム同期タイミング回路4か
ら送出される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】フレーム同期パターン発生回路71は、信
号Rsにてリセットされ、信号Asすなわちフレーム同
期パターン期間の信号をイネーブル信号として受けて、
ビットクロック信号に同期してフレーム同期パターンを
構成する信号を順次オアゲート回路75を介して排他論
理和回路76へ送出し、排他論理和回路76に供給され
るフレーム同期パターン受信位相識別信号と排他論理
和演算してローテーション信号として送出する。したが
ってフレーム同期パターンを正相受信しているときに
は、フレーム同期パターン発生回路71から出力される
フレーム同期パターン期間の信号がローテーション信号
とされて送出され、逆相受信しているときには、フレー
ム同期パターン発生回路71から出力されるフレーム同
期パターンの信号を反転した信号がローテーション信号
とされて送出される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】スーパーフレーム識別パターン発生回路7
2は、信号Rsにてリセットされ、信号SFすなわちス
ーパーフレーム識別パターン期間の信号をイネーブル信
号として受けて、ビットクロック信号に同期して先頭フ
レームを構成するスーパーフレーム識別パターンW
順次排他論理和回路74へ送出し、スーパーフレーム識
別パターン識別信号と排他論理和演算してオアゲート
回路75へ送出する。したがって、スーパーフレーム識
別パターン識別信号によって排他論理和回路74から
先頭フレームに対するWのスーパーフレーム識別パタ
ーン、引き続く7フレームに対してパターンWを反転
したパターンWの信号が送出される。したがって、排
他論理和回路74から図4(a)に示したスーパーフレ
ーム識別パターンの信号がオアゲート回路75へ送出さ
れることになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】排他論理和回路74からの出力はオアゲー
ト回路75を介して排他論理和回路76に供給されて、
排他論理和回路76に供給されるフレーム同期パターン
受信位相識別信号と排他論理和演算してローテーショ
ン信号として送出する。したがってフレーム同期パター
ンを正相受信しているときは、排他論理和回路74から
出力されるスーパーフレーム識別パターンW、W
、W、W、W、W、Wが先頭フレームか
ら第8フレームまで各フレームごとにローテーション信
号として送出され、フレーム同期パターンを逆相受信し
ているときは、排他論理和回路74から出力されるスー
パーフレーム識別パターンの反転パターン、すなわち先
頭フレームから第8フレームまでパターンW
、W、Wが各フレームごとにローテー
ション信号として送出される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】バーストシンボルパターン発生回路73
は、信号Rsにてリセットされ、信号Bsすなわちバー
ストシンボルパターン期間の信号をイネーブル信号とし
て受けて、ビットクロック信号に同期してバーストシン
ボル信号を順次オアゲート回路75を介して排他論理和
回路76へ送出し、排他論理和回路76に供給されるフ
レーム同期パターン受信位相識別信号と排他論理和演
算してローテーション信号として送出する。したがって
フレーム同期パターンを正相受信しているときには、バ
ーストシンボルパターン発生回路73から出力されるバ
ーストシンボル信号がローテーション信号とされて送出
され、逆相受信しているときには、バーストシンボルパ
ターン発生回路73から出力されるバーストシンボル信
号を反転した信号がローテーション信号として送出され
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】フレーム同期パターンが逆相受信されてい
るときは、ローテーション信号発生回路7らは、フレ
ーム同期パターン期間はフレーム同期パターンの反転信
号がローテーション信号として出力され、スーパーフレ
ーム識別パターン期間はフレームごとにフレームの番号
に対応する図4(a)に示した信号の反転信号がローテ
ーション信号として出力され、バーストシンボルパター
ン期間はバーストシンボル信号の反転信号がローテーシ
ョン信号として出力される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるキャ
リア再生回路によれば、既知のパターンの信号受信期間
に、キャリア再生用位相誤差検出に収束点が1つの絶対
位相の位相誤差テーブルと180°回転した位相の位相
誤差テーブルとの一方を、受信信号の受信位相に基づき
選択してキャリア再生を行うために、位相誤差エラーが
発生することなく、受信C/Nが低C/Nであっても安
定したキャリア再生ができという効果が得られる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 昇治 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 新城 壮一 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 橋本 明記 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 加藤 久和 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 斉藤 知弘 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 峯松 史明 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の変調方式による被変調波が時間軸多
    重されて伝送されるディジタル被変調波を受信するディ
    ジタル放送受信機のキャリア再生回路において、 復調された既知パターンの受信信号の受信位相を検出す
    る受信位相検出手段と、 前記受信位相検出手段による検出位相に基づいて一方が
    選択される位相収束点が1つの絶対位相の位相誤差テー
    ブルと絶対位相から180°回転した位相の位相誤差テ
    ーブルとを備え、前記受信信号の信号点位置から求めた
    位相と位相収束点との位相差に基づく出力を送出するキ
    ャリア再生用位相誤差検出手段と、 を備え、 前記信号点位置から求めた位相が位相収束点に来るよう
    に再生キャリアの周波数を制御してキャリア再生を行う
    ことを特徴とするキャリア再生回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のキャリア再生回路におい
    て、キャリア再生用位相誤差検出手段にBPSK信号に
    対応する位相収束点2つを有する位相誤差テーブルを備
    え、 主信号である復調されたBPSK信号受信期間において
    位相収束点を2つ有する位相誤差テーブルを選択し、該
    主信号であるBPSK信号の信号点位置から求めた位相
    が該位相に近い方の位相収束点に来るように再生キャリ
    アの周波数を制御してキャリア再生を行うことを特徴と
    するキャリア再生回路。
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