JPH1119484A - 平膜プレート - Google Patents

平膜プレート

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Publication number
JPH1119484A
JPH1119484A JP9193323A JP19332397A JPH1119484A JP H1119484 A JPH1119484 A JP H1119484A JP 9193323 A JP9193323 A JP 9193323A JP 19332397 A JP19332397 A JP 19332397A JP H1119484 A JPH1119484 A JP H1119484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
plate
paint
filter membrane
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9193323A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Ito
孝良 伊藤
Tetsuya Hirota
哲也 広田
Hiroaki Maruoka
宏彰 丸岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinto Paint Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Shinto Paint Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinto Paint Co Ltd, Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Shinto Paint Co Ltd
Priority to JP9193323A priority Critical patent/JPH1119484A/ja
Publication of JPH1119484A publication Critical patent/JPH1119484A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を塗装する際に使用するスプレー塗装ブ
ースにおいて、オーバースプレーされた塗料をそのま
ま、または簡単な濃縮、成分等の調整で再使用できる塗
料として回収することができる捕集材として用いられ
る、平膜プレートを提供する。 【解決手段】 この平膜プレートは、液体を保持するク
リアランスを有するようにシート状濾過膜(1)の3
辺、または2辺がプレート(2)上に液密にシールさ
れ、該濾過膜(1)の他の1辺、または2辺が液体供給
用分配管(3)と連通するように固定されている構成を
採用することからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品を塗装する際に
使用するスプレ−塗装ブ−スにおいてオ−バ−スプレ−
された塗料をそのまま、または簡単な濃度、成分等の調
整で再使用できる塗料として回収するための捕集材とし
て使用される平膜プレ−トに関する。
【従来技術】従来から環境汚染防止などを目的に、物品
を塗装する際にオ−バ−スプレ−された塗料を種々の方
法で回収することが行われている。それらの方法は、例
えば乾式法と称される囲い板や、グラスウ−ル、不織
布、ペ−パ−などで作られた濾過フィルタ−で捕集する
方法や湿式法と称される水やオイルの液体ミスト、カ−
テン状の液流、回収液タンクなどに捕集する方法であ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乾式法
では囲い板やグラスウ−ル、不織布、ペ−パ−などで作
られた濾過フィルタ−に捕集されたオ−バ−スプレ−塗
料を容易に剥離除去することが困難なため、一定期間使
用した後、濾過フィルタ−、オ−バ−スプレ−塗料とも
に再使用することなく廃棄されるのが一般的であり、フ
ィルタ−の更新のためのランニングコストの増加や、産
業廃棄物生成による環境的問題がある。湿式法は水やオ
イルなどの液体ミスト、カ−テン状の液流、回収液タン
クなどに捕集した回収液を、不粘着剤と呼ばれる薬剤を
使用して固液分離し、固体状にしたオ−バ−スプレ−塗
料を廃棄することが一般的であるのでやはり産業廃棄物
生成による環境的問題がある。
【0003】また、湿式法ではオ−バ−スプレ−塗料を
捕集した回収液を濃縮し、塗料を再生、再使用する方法
も行われているが、濃縮、成分等の調整などを行うため
の回収液処理装置が必要となり、オ−バ−スプレ−塗料
の回収再使用も容易ではなかった。このような現状か
ら、物品を塗装する際に使用するスプレ−塗装ブ−スに
おいてオ−バ−スプレ−された塗料をそのまま、または
簡単な濃縮、成分等の調整で再使用できる塗料として回
収できる捕集材が求められている。本発明はかかる従来
の問題点を解決するためになされたもので、その目的は
オ−バ−スプレ−された塗料を捕集するフィルタ−また
は湿式集塵機の手前に、あるいはフィルタ−または湿式
集塵機の代わりに設置され、オ−バ−スプレ−された塗
料をあまり薄めることなく効率的に回収するとともに、
塗料の固着などによるよごれがつかない状態で長期間使
用できる捕集材として用いられる平膜プレートを提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の平膜プレ−ト
は、図1〜4を用いて説明すると、液体を保持するクリ
アランスを有するようにシート状濾過膜(1)の3辺、
または2辺がプレート(2)上に液密にシールされ、該
濾過膜(1)の他の1辺、または2辺が液体供給用分配
管(3)と連通するように固定されてなるものである。
以下に本発明の平膜プレ−トについて詳細に説明する。
【発明の実施の形態】本発明の平膜プレ−トは、図5に
示されるように通常縦置きで使用され、液体供給用分配
管(3)に加圧した水または水性塗料に含まれるアミン
や溶剤を含む水溶液を供給することにより、濾過膜
(1)の表面から水または前記水溶液を滲みださせ、濾
過膜の表面を湿潤状態に保ちながら、付着したオ−バ−
スプレ−塗料(水性塗料や水分散型塗料等の水系塗料)
を洗い落としつつ、重力方向に流下させるものである。
そして、この流下液を集めることによってオ−バ−スプ
レ−塗料を回収することが可能となる。
【0005】即ち、本発明の平膜プレ−トは、水が使用
されているために湿度の影響を受けやすく、高湿度下で
はタレが発生したり乾燥しなかったりするという水系塗
料の特性を活かしたものであり、濾過膜の表面は常に湿
潤状態にあるため、オ−バ−スプレ−された塗料が固着
することなく、しかも微量の水で固着が防げるので塗料
濃度があまり薄まることなく回収できる。本発明の平膜
プレ−トは、必要捕集面積に応じて任意の大きさ、任意
の数が使用できるが、単位面積が大きくなると製造しに
くくなったり、取扱が大変になるため、複数枚を並設し
て用いることができる。平膜プレ−トを複数枚設置する
場合はファン(9)等で排気することによって、オ−バ
−スプレ−塗料が平膜プレ−トに向かって移動し、か
つ、確実に捕集できるように相互に適度の間隔をおき、
前後に配設することが好ましい。そして、通常はスプレ
−塗装ブ−ス(11)に設置することが最も好ましい
が、それ以外の場所でも塗装物品(6)を塗装する際に
設置して使用することができる。スプレ−塗装ブ−ス
(11)は従来から既知の乾式や湿式のものが使用でき
る。この場合、平膜プレ−トは塗装機(5)から観て、
塗装物品(6)の後方や側面に位置し、スプレ−塗装ブ
−ス(11)の塗料を捕集するフィルタ−または湿式集
塵機の手前の位置に設置する必要があるが、スプレ−塗
装ブ−ス(11)の塗料を捕集するフィルタ−または湿
式集塵機の代わりに設置することもできる。
【0006】本発明の平膜プレ−トに用いられる濾過膜
(1)の孔径は0.001μm〜10μmであり、好ま
しくは0.001μm〜0.1μmであり、限外濾過膜
から精密濾過膜まで広い範囲で選択することができ、濾
過膜の構造も限定されないが、滲みだす水の量を微量に
制御できる低水透過性の膜の方が好ましい。また、濾過
膜の材質はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフッ化
ビニリデン、ポリ4−フッ化ビニリデン、ポリスルホ
ン、ポリエ−テルスルホン、ポリアクリロニトリル、ポ
リアミドやセルロ−ス系の高分子材料及びアルミナ、炭
化珪素等の無機材料等があげられ、特に限定されない
が、疎水性の膜は表面から水が滲みだす際、比較的大き
な液滴をつくり,表面の濡れ性が低いので親水性の膜が
特に好ましい。
【0007】また、濾過膜(1)の厚みは特に限定され
ないが、加圧された水またはアミンや溶剤を含む水溶液
がプレート(2)と濾過膜(1)の間のスペースに供給
されるので、圧力により変形しない程度に厚いことが好
ましい。圧力による変形が生ずる場合には濾過膜(1)
の表面に網目状スペーサーやプラスチックネット、プラ
スチック不織布等の補強材を並設することでも防ぐこと
ができるが、濾過膜(1)を図2及び図4に示されるよ
うなプリーツ型に形成することが最も有効である。プリ
ーツ型にする場合の山と谷のそれぞれの長さは特に限定
されないが、好ましくは2〜5mmである。5mm以上
では開口端部を液体供給用分配管(3)と連通、固定す
る際に隙間が大きくなり加工がむずかしくなる。本発明
の平膜プレ−トの濾過膜(1)の一辺を液密にシールす
るにはエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の接着剤でプレー
ト(2)上に貼設することもできるし、濾過膜(1)及
びプレート(2)がプラスチックであり互いに溶着でき
る場合は熱溶着、超音波接着することもできる。この場
合、貼設部は濾過膜(1)がプリーツ型である場合には
濾過膜(1)の谷部とし、またそうでない場合には図3
に示されるように濾過膜(1)端部の折り返し部分を貼
設する方が濾過膜(1)の表面全体から水及び前記水溶
液を滲みださせることができ、塗料の固着に対してデッ
ド部がなくなるので好ましい。また、プレート(2)と
濾過膜(1)の間のクリアランスは液体を保持できる程
度の隙間があれば良く、1mm以上あれば十分であり、
プリーツ型の濾過膜を用いる場合は不要である。
【0008】また、本発明の平膜プレ−トに用いられる
プレ−ト(2)は濾過膜(1)を支持固定し、塗装ブー
ス(11)内に一定間隔で配設するために必要であり、
材質はSUS、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなど吸水性がないものを任意に選択することができ
る。プレ−ト(2)の厚さは特に限定されないが、実用
上、撓まない程度に厚みが必要である。本発明の平膜プ
レ−トに用いられる液体供給用分配管(3)には各種金
属管、プラスチック管を使用することができ、濾過膜
(1)開口端との連通、固定は液体供給用分配管(3)
に矩形の開口部を設け、その開口部の内部に濾過膜
(1)の開口端部を挿入した後、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、さらにはホットメルト樹脂等で空隙を埋めるこ
とにより行うことができる。
【0009】なお、液体供給用分配管(3)は水または
アミンや溶剤などを含む水溶液の供給に使用されるが、
図1及び図2に示すように濾過膜(1)端部の2辺が開
口している場合は一方を水または前記水溶液の供給用と
して、他方を水または前記水溶液を循環するための集水
管として使用することができる。以上のように本発明の
平膜プレ−トは水性塗料や水分散型塗料などの水系塗料
に適応できるが、濾過膜(1)及びシール剤(4)とし
て有機溶剤によって変質しない材質のものを用い、有機
溶剤を供給すれば有機溶剤系の塗料にも適応することが
できる。
【発明の効果】本発明の平膜プレ−トは単に濾過膜
(1)の表面から水を滲みださせるだけで、オ−バ−ス
プレーされた塗料を容易に回収でき、回収塗料は濃度変
化が小さいのでそのまま、または簡単な濃縮、成分等の
調整で再使用可能である。また、塗料の固着などによる
汚れがつきにくく、長期間使用できるばかりでなく、簡
単な方法で製造することができるのでオ−バ−スプレ−
塗料の捕集材として好適である。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平膜プレ−トの一例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の平膜プレ−トの他の一例を示す斜視図
である。
【図3】図1の平膜プレ−トの模式断面図である。
【図4】図2の平膜プレ−トの模式断面図である。
【図5】本発明の平膜プレ−トを設置した塗装ブ−スの
概略図である。
【符号の説明】
1 シート状濾過膜 2 プレ−ト 3 液体供給用分配管 4 シール剤 5 エア−スプレ−ガン 6 被塗物 7 本発明の平膜プレ−ト 8 塗料回収容器 9 排気用ファン 10 排気ダクト 11 乾式ブ−ス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸岡 宏彰 兵庫県尼ケ崎市南塚口町6丁目10番73号 神東塗料株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を保持するクリアランスを有するよ
    うにシート状濾過膜(1)の3辺、または2辺がプレー
    ト(2)上に液密にシールされ、該濾過膜(1)の他の
    1辺、または2辺が液体供給用分配管(3)と連通する
    ように固定されていることを特徴とする平膜プレート。
  2. 【請求項2】 シート状濾過膜(1)がプリーツ型に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の平膜プ
    レート。
JP9193323A 1997-07-04 1997-07-04 平膜プレート Pending JPH1119484A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9193323A JPH1119484A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 平膜プレート

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JP9193323A JPH1119484A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 平膜プレート

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JPH1119484A true JPH1119484A (ja) 1999-01-26

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JP9193323A Pending JPH1119484A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 平膜プレート

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