JPH11194678A - 電力制御装置および画像形成装置 - Google Patents

電力制御装置および画像形成装置

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JPH11194678A
JPH11194678A JP9369140A JP36914097A JPH11194678A JP H11194678 A JPH11194678 A JP H11194678A JP 9369140 A JP9369140 A JP 9369140A JP 36914097 A JP36914097 A JP 36914097A JP H11194678 A JPH11194678 A JP H11194678A
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JP
Japan
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motor
heater
power
image forming
forming apparatus
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JP9369140A
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English (en)
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Ikuo Takeuchi
郁夫 竹内
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Canon Inc
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力ピークの上昇を抑える。また、大幅
なコストアップ無しに、画像形成の高速処理においても
過電流状態による誤動作の発生を防いで、品質向上を図
る。 【解決手段】 モータ1の制御信号に基づいて、ヒータ
400の電力供給の動作禁止制御を行う手段500を設
けることによって、高速給紙による消費電力のピーク上
昇を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力制御装置、お
よび、複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電源から供給される一定の電力
を、電力消費の大きな複数の駆動手段に同時に供給する
場合がある。ここで、電力を電力消費の大きな複数の駆
動手段に分配する例として、図9に示す画像形成装置を
例に挙げて説明する。
【0003】まず、装置の全体的な構成について説明す
る。装置本体1000内の下部には、シート材20が積
載された給紙カセット10が設けられている。このシー
ト材20は、ピックアップローラ30により送り出さ
れ、分離給紙ローラ31,32により1枚に分離され、
搬送経路90に送り込まれる。さらに、搬送ローラ11
4によりレジストローラ113の位置まで搬送される。
搬送ローラ114は、レジストローラ113が停止して
から所定の時間を経て停止する。搬送ローラ114とレ
ジストローラ113との間の搬送経路90には、図10
に示すようなループRが形成されている。
【0004】その後、その他の画像形成条件が揃ったと
ころで、レジストローラ113が動作する。感光体10
1に潜像された画像は、転写部105でシート材20に
転写される。シート材20は、分離部106により感光
体101に巻き付かないように分離された後、搬送ベル
ト102に送り込まれる。さらに、シート材20は、定
着ローラ103と加圧ローラ104との位置まで運ばれ
て定着される。この定着後、シート材20は、排紙ロー
ラ111,112によって機外へ排出される。
【0005】搬送経路90の各部には、ジャム判別を行
うために、搬送センサ135,136、レジストセンサ
137、排紙センサ138,139の各種センサが配置
されている。
【0006】また、装置本体1000内の上部には、露
光部200が設けられている。この露光部200は、光
源201およびミラー202を搭載した走査光学系20
3と、ミラー204,205,207と、集光レンズ2
06と、センサ部207とを備えて構成されている。
【0007】走査光学系203は、入力された倍率や紙
サイズ等の条件により、X方向へ所定の距離だけ露光を
行うと、X方向とは逆方向にバックしてホームポジショ
ンの位置に戻る。
【0008】250は、センサ部207からの出力信号
が入力され、画像処理が行われる画像処理部である。こ
の画像処理部250は、LED又はレーザからなる光源
(図示せず)を備えている。この光源から所定のタイミ
ングで出射された光は、ミラー208を介して、感光体
101に照射され静電潜像が形成される。
【0009】また、コンタクトガラス210の上部に
は、原稿を自動給紙するための自動原稿給紙装置(RD
F)300が装備されている。
【0010】次に、上述したような画像形成装置におい
て、消費電力の大きなモータやヒータに電力を供給制御
する場合について考える。
【0011】例えば、高速給紙を実現するために、画像
形成領域のローラと給紙領域のローラとを別のモータに
より駆動することによって、給紙領域では画像形成領域
に比べて高速駆動を行うことができる。また、一つのモ
ータで、給紙領域と画像形成領域とで速度を切替えるこ
とによって、給紙領域では画像形成領域に比べて高速駆
動を行う手段も採用されている。
【0012】感光体101には、近年、アモルファスシ
リコンを蒸着させたものが使われている。この素材は、
温度による特性変化が大きく通常ヒータを内部に配して
使われる。この種のヒータは、一般的にドラムヒータと
呼ばれ、感光体の処方や、ヒータの配し方により様々で
はあるが、例えばヒータが一定して40℃に保たれるよ
うに温度制御される。
【0013】一方、画像形成装置に用いるシート材20
には、一般的に紙が用いられるが、高温多湿や低温低湿
等の環境の変化により、紙の状態が変わってしまう。例
えば、高温高湿環境では、紙が吸湿してしまい、分離給
紙ローラ31,32により1枚に分離し、搬送経路90
に送り込まれる時に、分離されずジャムが発生してしま
う頻度が高くなる。
【0014】また、うまく分離され搬送されても、紙が
吸湿している場合、帯電しづらいため、分離部106に
よる分離動作が正常に行なわれず、感光体101に巻き
付いてしまう恐れが生じる。
【0015】こうした問題を解決するために、装置本体
内の下部に、シート材20を乾燥させるためのヒータ4
00が装備されている場合もある。これにより、所定の
温度に設定された発熱体を近傍に配することによって、
高温高湿の環境下でも、紙の吸湿を防ぎ、ジャムの発生
頻度を大幅に低減できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図11は、上述したよ
うな画像形成装置内に備えられた電力供給制御部の構成
例を示す。この電力供給制御部は、各種ローラの駆動用
のモータ1と、ヒータ400とに、一定の電力を供給す
る場合の例であり、マイクロコンピュータ等からなる制
御部2に基づいて電力供給の制御がなされる。
【0017】この場合、モータ1には、制御部2から、
駆動用のオン/オフを示す信号1aや、正回転/負回転
のモータ回転方向・ブレーキ等を表わす信号1bが入力
される。一方、ヒータ400には、ヒータ制御部3か
ら、ヒータ駆動用の信号3aが入力される。ヒータ制御
部3は、フォトトライアック8の2次側に接続され、そ
の1次側はトランジスタ5(Q1)のコレクタに接続さ
れている。これにより、制御部2からトランジスタ5の
ベースに入力されるオン/オフ信号に応じて、ヒータ4
00のオン/オフが制御される。
【0018】そして、このような電力供給制御部を有す
る画像形成装置において、例えば高速給紙を行う場合、
搬送経路90のループRの適正量を得るために、センサ
137に到達する前に低速動作に推移する必要がある。
この場合、モータ1は、まず起動時に所定の速度に到達
するために許容される最大の電流をコイルに流し、所定
速度に達した後、次に高速領域に移行するために再度加
速すべく許容される最大の電流をコイルに流す。その
後、低速動作にするためにショートブレーキであれば回
生電流でモータ1内で帰結するが、より早く速度推移さ
せるために逆転ブレーキをかけなければならないために
再び許容される最大の電流をコイルに流す。
【0019】一方、ヒータ400は、機器の設計上で一
義的に決まる温度を保てれば良いため、温度制御はヒー
タ400とヒータ制御装置の中で完結しており、外部か
らの制御命令としては単にオン・オフだけである。この
ため、オンし、ヒータ400に何時電力供給されるか
は、環境要因だけに左右され、寒ければオン状態が連続
し、暑ければオフ状態が連続する時間が多くなる。
【0020】従って、高速給紙の無い画像形成装置の場
合には、モータ1の最大電流はモータ1の起動時だけで
よいため、ヒータ400の電力供給開始時期をモータ1
の起動時の所定時間だけオフすることによって、装置全
体の消費電力のピークを抑えることができた。
【0021】しかし、高速給紙機能を搭載した画像形成
装置の場合には、モータ1の最大電流状態が起動時以外
にも頻繁に生じ、ヒータ400に電力供給されるタイミ
ングと重なる事態が起きてしまう。このため、急激な電
力消費が生じて過電流状態を引き起こし、場合によって
は、過電流保護装置の誤動作等の原因となる。
【0022】また、上記例では、高速給紙を行う場合の
モータ1の動作例について述べたが、この他に、例えば
露光部200の走査光学系203を駆動させる場合にも
同様な問題が生じる。
【0023】すなわち、走査光学系203の走査が高速
になるほど消費電力の増加がクローズアップされる。走
査光学系203がバックする際は、露光する順方向の走
査よりスピードが早いため電流値が高くなる。特に、シ
ステム機の場合には、RDF300が原稿交換を行い、
ホームポジション手前では、次の露光に間に合わせるた
めにランプ点灯を始めてしまう。従って、装置全体とし
ては、モータ1によるバック動作時に、負荷が集中し消
費電流が増加する。特に、近年の画像形成装置には、小
型化、省スペース化が求められ、そのためにモータ1の
早い立ち上がりと短い停止距離とを実現することが不可
欠となっている。このようなことを実現するには、最大
電流値の設定を引き上げることによって可能である。
【0024】しかし、最大電流値の設定を引き上げるこ
とによって、モータ1の立ち上がり時、停止位置では益
々消費電流が増えてしまう。その結果、前述したような
過電流状態を引き起こす等の問題を生じることになる。
【0025】そこで、本発明の目的は、消費電力ピーク
の上昇を抑えることが可能な電力制御装置を提供するこ
とにある。
【0026】また、本発明の他の目的は、大幅なコスト
アップ無しに、高速処理においても過電流状態による誤
動作の発生を防ぎ、品質向上を図ることが可能な画像形
成装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、電力源から出
力される電力を、少なくとも2つの駆動手段に入力する
際の入力制御を行う装置であって、前記電力源から電力
が入力される第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段の
駆動制御を行う第1の駆動制御信号を発生する第1の駆
動制御手段と、前記電力源から電力が入力される第2の
駆動手段と、前記第1の駆動制御手段から前記第1の駆
動手段に入力される前記第1の駆動制御信号に基づい
て、前記電力源から前記第2の駆動手段への電力の入力
制御を行う電力入力制御手段とを具えることによって、
電力制御装置を構成する。
【0028】また、本発明は、電力源から供給される電
力に基づいて画像の形成を行う画像形成装置であって、
上記電力制御装置を具え、該電力制御装置を用いて装置
本体内の各部へ電力供給の制御を行うことによって、画
像形成装置を構成する。
【0029】ここで、前記第1の駆動手段は、モータと
することができる。
【0030】前記モータは、露光光学系を移動させるモ
ータとすることができる。
【0031】前記モータは、転写紙を搬送させるモータ
とすることができる。
【0032】前記第1の駆動制御信号は、モータの回転
方向を制御する制御信号とすることができる。
【0033】前記第1の駆動制御信号は、モータを減速
させるための制御信号とすることができる。
【0034】前記第1の駆動制御信号は、モータを所定
の速度にロックさせるための制御信号とすることができ
る。
【0035】前記第2の駆動手段は、ヒータとすること
ができる。
【0036】前記ヒータは、給紙カセット用のヒータと
することができる。
【0037】前記ヒータは、感光体のヒータとすること
ができる。
【0038】前記ヒータは、露光光学系の結露防止用の
ヒータとすることができる。
【0039】露光用光源としてLED、又は、レーザを
用い、電子写真式により画像の形成を行うことができ
る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0041】本発明の第1の実施の形態を、図1および
図2に基づいて説明する。
【0042】図1は、本発明に係る電力制御装置の構成
例を示す。本例では、この電力制御装置を、前述した図
9に示した画像形成装置としての複写機に搭載した場合
の例について説明する。なお、図9〜図11と同一部分
についての説明は省略し、その同一部分については同一
符号を付す。
【0043】1は、露光部200の走査光学系203に
おける露光走査を行うためのモータである。このモータ
1には、制御部2から、オン(ON)又はオフ(OF
F)のモータ駆動用の駆動信号Aと、走査光学系203
の露光方向であるフォワード(FWD)又はバック方向
であるリバース(RVS)を示す制御信号Bとが入力さ
れる。
【0044】本例では、オン時にハイ(H)レベル、オ
フ時にロウ(L)レベルとし、また、フォワード時にロ
ウ(L)レベル、リバース時にハイ(H)レベルとす
る。
【0045】なお、この他に、各倍率に対応するモード
切替信号、クロック信号、ブレーキ信号等が入力される
が、ここでの説明は省略する。
【0046】2は、複写機の全体的な動作を司る制御部
である。3は、ヒータ4に電力供給を行うヒータ制御部
である。
【0047】5は、ヒータ制御部3からヒータ400へ
の電力供給をオンするトランジスタ(Q1)であり、こ
のトランジスタ5がオンしたときに電力が供給される。
この場合、トランジスタ5には、制御部2から、オン
(ON)又はオフ(OFF)のヒータ制御用の制御信号
Cが入力される。
【0048】6は、トランジスタ5を強制的にオフする
トランジスタ(Q2)である。このトランジスタ6は、
オンしたとき、トランジスタ5はオフ状態となる。7
は、モータ1の状態により、トランジスタ6をオン,オ
フするAND回路である。rは、プルアップ抵抗であ
る。
【0049】8は、フォトトライアックである。このフ
ォトトライアック8は、2次側に接続されたトランジス
タ6のオン,オフに同期して、1次側に接続されたヒー
タ制御部3のオン,オフを行う。
【0050】ここで、トランジスタ5と、トランジスタ
6と、AND回路7と、フォトトライアック8とは、電
力入力制御手段500を構成する。
【0051】以下、モータ1の制御信号に基づいて、ヒ
ータ400を制御する例について説明する。図2は、時
間経過による各信号の挙動を示したものである。
【0052】今、モータ1がオンの駆動信号Aにより動
作を始める際には、RDF300が原稿読み込み動作を
既に完了している。そして、モータ1は所定速度になる
までフルトルク状態であり、このモータ1に予め設定さ
れた最大電流が流れる。駆動信号Aはオンでハイレベル
であり、制御信号BはFWD(フォワード)でローレベ
ルあるため、AND回路7はローレベルとなり、これに
よりトランジスタ6はオフとなる。
【0053】このフォワード時において、制御部2がト
ランジスタ5をオンする信号を出していれば、トランジ
スタ5はそのままオンとなり、フォトトライアック8が
オンし、ヒータ制御部3からヒータ400への電力供給
が行われる。
【0054】このような露光走査(フォワード方向)を
終えると、制御部2からモータ1へ、RVS(リバー
ス)を示す制御信号Bが出力される。これによりモータ
1が逆回転して、走査光学系203がバックしてホーム
ポジションに戻る。
【0055】このバック時では、制御信号Bはハイレベ
ルにあるため、AND回路7はハイレベルとなり、トラ
ンジスタ6はオンとなる。このトランジスタ6のオンに
伴って、トランジスタ5は強制的にオフされる。これに
より、フォトトライアック8がオフするため、ヒータ制
御部3からヒータ400への電力供給は行われない。こ
のような動作は、バック期間中続き、再度、フォワード
方向への走査を始めるために、一旦停止したところで解
除される。
【0056】また、モータ1を停止させたときは、駆動
信号Aはロウレベルであり、AND回路7の出力はロウ
レベルとなり、トランジスタ6はオフとなる。このた
め、制御部2がオンの制御信号Cを出力していれば、ト
ランジスタ5はそのままオンし続け、ヒータ制御部3か
らヒータ400への電力供給が行われる。
【0057】図2から、モータ1に流れるモータ電流
は、始動時、加速時、減速時にそれぞれ最大の電流が流
れることがわかる。本例では、モータ1のバック時と、
RDF300の原稿読み込み動作時とが同一のタイミン
グであり、モータ1のフォワード時と、ヒータ400の
駆動時と、露光点灯時とが同一のタイミングであること
がわかる。この場合、特に、モータ電流が大きなバック
時と、消費電力の大きな機器となるヒータ400との動
作のタイミングが重複していないことがわかる。
【0058】ここで、具体的な数値例を挙げる。一般的
な複写機の場合、定格電流値は15Aとなっている。露
光に際しての消費電力は、フォワード走査時には、たと
えランプが点灯していたとしてもせいぜい12A位であ
るが、バック走査時になると、より高速回転等になるた
め14.5A位まで上昇する。一方、ヒータ400にお
いては、給紙カセット部で20〜30W、感光体ドラム
部で約60W、露光光学系300の結露防止部分では1
0〜20Wとなり、合計で100W=1A程度であり、
バック時におけるモータ1と、ヒータ400との同時駆
動を行うと、定格電流値を超えてしまう。しかも、ヒー
タについては、その他の部分で、まだ増加する可能性が
あり、このような点を考慮すると、バック時におけるモ
ータ1と、ヒータ400との同時駆動は避けた方がよい
ことがわかる。
【0059】そこで、本例のような動作のタイミング制
御を行うことにより、モータ1の最大電流状態が、ヒー
タ400に電力供給されるタイミングと重なる事態を避
けることができるため、装置全体の消費電力のピークを
抑えることが可能となる。このため、高速給紙機能を搭
載した画像形成装置の場合においても、本発明を十分に
適用させることができ、これにより、急激な電力消費が
生じて過電流状態を引き起こすといった自体を回避さ
せ、過電流保護装置の誤動作等をなくすことができる。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態を、図3
および図4に基づいて説明する。なお、第1の実施の形
態と同一部分については同一符号を用い、その説明は省
略する。
【0061】本例では、図3に示すように、AND回路
7とフォトトライアック8との間に、トランジスタ9
(Q4)が設けられている。ただし、トランジスタ9の
出力側であるコレクタを、フォトトライアック8を構成
する2次側のダイオードのアノードに接続する。
【0062】AND回路7には、駆動信号Aと、モータ
1のブレーキ信号を示す制御信号Dとが入力される。ブ
レーキ信号は、オンの時はハイレベルであり、オフの時
はロウレベルである。
【0063】ここで、AND回路7と、フォトトライア
ック8と、トランジスタ9とは、電力入力制御手段50
0を構成する。
【0064】以下、本装置の動作を、図4のタイミング
チャートに基づいて説明する。
【0065】今、モータ1がフォワード方向に動作を開
始しているときは、ブレーキ信号である制御信号Dはオ
フのままであるため、AND回路7の出力はロウレベル
となり、トランジスタ9はオフする。これにより、フォ
トトライアック8はオンするため、ヒータ制御部3から
ヒータ400へ電力供給が行われる。
【0066】また、モータ1がバック方向に動作してい
るときも、制御信号Dはオフのままであるため、ヒータ
制御部3からヒータ400への電力供給は引き続き行わ
れる。
【0067】そして、停止位置直前においてブレーキを
かけた時、ブレーキ信号を示す制御信号Dはハイレベル
となるため、AND回路7の出力はハイレベルとなり、
トランジスタ9はオンする。これにより、フォトトライ
アック8はオフするため、ヒータ制御部3からヒータ4
00へ電力供給は行われない。
【0068】また、モータ1を停止させたときは、AN
D回路7の出力はロウレベルであるため、トランジスタ
9はオフする。これにより、ヒータ制御部3からヒータ
400へ電力供給が行われる。
【0069】図4から、電力消費の大きなモータ1のブ
レーキ時と、ヒータ400への電力供給時との動作のタ
イミングが重なっていないことがわかる。
【0070】ここで、具体的な数値例を挙げて説明す
る。複写機において、コピースピードが速くなってくる
と、露光用のモータ1の影響が大きくなり、特に、ピー
ク電流が大きくなっていく。例えば、アベレージでは3
8V/1A位(=38W)の値を示していても、起動/
ブレーキ時になるとピーク値として38V/10A(=
380W)以上の値となる。しかも、走査光学系203
がバックして来てフォワード時に移る時は、ちょうどブ
レーキ時が、ランプの点灯し始め時に当たり、一気に電
流が流れる。
【0071】そこで、本例のような動作のタイミング制
御を行うことにより、モータ1の最大電流状態が、ヒー
タ400に電力供給されるタイミングと重なる事態を避
けることができるため、装置全体の消費電力のピークを
抑えることが可能となる。従って、高速給紙機能を搭載
した画像形成装置の場合においても、前述した第1の実
施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0072】次に、本発明の第3の実施の形態を、図5
および図6に基づいて説明する。なお、第1〜第2の実
施の形態と同一部分については同一符号を用い、その説
明は省略する。
【0073】モータ1として、前述した第1〜第2の実
施の形態では、露光部200の走査光学系203を駆動
するためのモータを例に挙げたが、本例では、主にシー
ト材20を搬送するモータを例に挙げる。
【0074】図5において、モータ1には、制御部2か
ら、モータ1が所定の指示されたスピードに達していな
いアンロック(UNLOCK)状態、又は、所定の指示
されたスピードに達したロック(LOCK)状態を示す
制御信号Eが入力される。本例では、ロック時がロウ
(L)レベルとし、アンロック時がハイ(H)レベルと
する。
【0075】なお、その他の構成については、前述した
第1の実施の形態で説明した図1と同様であり、その説
明は省略する。
【0076】以下、本装置の動作を、図6のタイミング
チャートに基づいて説明する。
【0077】モータ1をオンさせると、モータ1の速度
が所定速度になるまではアンロック状態なので、AND
回路7の出力はハイレベルとなり、トランジスタ6はオ
ンとなる。このトランジスタ6のオンに伴って、トラン
ジスタ5は強制的にオフされる。これにより、フォトト
ライアック8がオフするため、ヒータ制御部3からヒー
タ400への電力供給は行われない。
【0078】そして、モータ1が所定の速度になると、
モータ電流も下がると共に、アンロック状態はロック状
態に変わり、AND回路7の出力はロウレベルとなり、
トランジスタ6はオフとなる。これにより、トランジス
タ5の強制的なオフは解除される。このとき、制御部2
がトランジスタ5をオンする信号を出していれば、トラ
ンジスタ5はそのままオンとなり、フォトトライアック
8がオンし、ヒータ制御部3からヒータ400へ電力が
供給される。
【0079】次に、モータ1に高速信号が入力される
と、モータ1が再度加速を始め、速度が高速側の所定の
速度に達するまでアンロック状態になる。この場合、起
動時と同様な動作になり、トランジスタ5が強制的にオ
フされ、ヒータ制御部3からヒータ400への電力供給
は行われない。
【0080】そして、高速側の所定の速度に達し、アン
ロック状態からロック状態になったところで、トランジ
スタ5の強制オフは解除される。このとき、制御部2が
トランジスタ5をオンする信号を出していれば、ヒータ
制御部3からヒータ400へ電力が供給される。
【0081】また、高速側から低速側に切り替えたとき
も、所定のスピードから外れてしまうため、アンロック
状態となり、トランジスタ5が強制的にオフされる。こ
のとき、ヒータ制御部3からヒータ400への電力供給
は行われない。
【0082】そして、低速側の所定の速度に達し、ロッ
ク状態になったところでトランジスタ5の強制オフは解
除される。このとき、制御部2がトランジスタ5をオン
する信号を出していれば、ヒータ制御部3からヒータ4
00へ電力が供給される。
【0083】また、モータ1を停止させたときは、AN
D回路7の出力はロウレベルとなるので、トランジスタ
6がオフとなり、トランジスタ5の強制的なオフは解除
される。このとき、制御部2がトランジスタ5をオンす
る信号を出していれば、トランジスタ5はそのままオン
し続け、ヒータ制御部3からヒータ400へ電力が供給
される。
【0084】上述したように、モータ1の最大電流状態
が、ヒータ400に電力供給されるタイミングと重なる
事態を避けることができるので、装置全体の消費電力の
ピークを抑えることが可能となる。従って、高速給紙機
能を搭載した画像形成装置の場合においても、前述した
第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0085】次に、本発明の第4の実施の形態を、図7
および図8に基づいて説明する。なお、第1〜第3の実
施の形態と同一部分については同一符号を用い、その説
明は省略する。
【0086】本例では、モータ1として、前述した第3
の実施の形態と同様に、シート材20を搬送するモータ
を例に挙げる。
【0087】図7において、モータ1には、制御部2か
ら、モータ1が所定の指示されたスピードに達していな
いアンロック(UNLOCK)状態、又は、所定の指示
されたスピードに達したロック(LOCK)状態を示す
制御信号Eが入力される。本例では、ロック時がロウ
(L)レベルとし、アンロック時がハイ(H)レベルと
する。
【0088】なお、その他の構成については、前述した
第2の実施の形態で説明した図3と同様であり、その説
明は省略する。
【0089】以下、本装置の動作を、図8のタイミング
チャートに基づいて説明する。
【0090】モータ1をオンさせると、モータ1の速度
は所定速度になるまでアンロック状態なので、AND回
路7の出力はハイレベルとなり、トランジスタ9がオン
する。これにより、フォトトライアック8がオフするた
め、ヒータ制御部3からヒータ400に電力は供給され
ない。
【0091】そして、モータ1が所定の速度になると、
モータ電流も下がると共に、アンロック状態はロック状
態に変わり、AND回路7の出力はロウレベルとなり、
トランジスタ9がオフする。これにより、フォトトライ
アック8がオンするため、ヒータ制御部3からヒータ4
00に電力が供給される。
【0092】次に、モータ1に高速信号が入力される
と、モータ1が再度加速を始め、速度が高速側の所定の
速度に達するまでアンロック状態になる。この場合、起
動時と同様になり、トランジスタ9がオンし、フォトト
ライアック8がオフするため、ヒータ制御部3からヒー
タ400に電力は供給されない。
【0093】そして、高速側の所定の速度に達し、アン
ロック状態からロック状態になったところで、トランジ
スタ9がオフし、フォトトライアック8はオンする。こ
れにより、ヒータ制御部3からヒータ400に電力が供
給される。
【0094】また、高速側から低速側に切り替えたとき
は、所定のスピードから外れてしまうため、アンロック
状態となり、トランジスタ9がオンし、フォトトライア
ック8がオフする。これにより、ヒータ制御部3からヒ
ータ400に電力は供給されない。
【0095】そして、低速側の所定の速度に達し、アン
ロック状態からロック状態になったところで、トランジ
スタ9はオフし、フォトトライアック8はオンする。こ
れにより、ヒータ制御部3からヒータ400に電力が供
給される。
【0096】また、モータ1を停止させたときは、AN
D回路7の出力はロウレベルで、トランジスタ9はオフ
のままであるため、ヒータ制御部3からヒータ400へ
の電力供給が引き続き行われる。
【0097】上述したように、モータ1の最大電流状態
が、ヒータ400に電力供給されるタイミングと重なる
事態を避けることができるので、装置全体の消費電力の
ピークを抑えることが可能となる。従って、高速給紙機
能を搭載した画像形成装置の場合においても、前述した
第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0098】なお、ヒータ400は、1個しか用いて説
明していないが、本発明による電力制御において性能を
損なわなければ、複数個のヒータを接続してもよい。
【0099】また、モータ1のロック/アンロック信号
とモータ1のオン/オフ信号とでAND論理をとった
が、モータ1の動作時(コピー中)しか要求されないヒ
ータであれば、論理回路は不要である。
【0100】また、画像形成装置として、図9の複写機
を例に挙げたが、この構造に限るものではなく、他の一
般的な複写機でもよく、さらには、レーザプリンタ、複
合機等にも適用可能である。
【0101】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、モ
ータの制御信号に基づいて、ヒータの電力供給の動作禁
止制御を行うようにしたので、既存の制御信号を用いて
消費電力ピークの上昇を抑えることが可能となり、これ
により、大幅なコストアップなしに、高速な画像処理に
おいても過電流状態による誤動作の発生を防ぎ、品質向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電力制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態である電力制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態である電力制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態である電力制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】画像形成装置の1例を示す断面図である。
【図10】搬送経路のループ形状を示す断面図である。
【図11】従来の電力制御装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 第1の駆動手段(モータ) 2 第1の駆動制御手段 400 第2の駆動手段(ヒータ) 500 電力入力制御手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力源から出力される電力を、少なくと
    も2つの駆動手段に入力する際の入力制御を行う装置で
    あって、 前記電力源から電力が入力される第1の駆動手段と、 前記第1の駆動手段の駆動制御を行う第1の駆動制御信
    号を発生する第1の駆動制御手段と、 前記電力源から電力が入力される第2の駆動手段と、 前記第1の駆動制御手段から前記第1の駆動手段に入力
    される前記第1の駆動制御信号に基づいて、前記電力源
    から前記第2の駆動手段への電力の入力制御を行う電力
    入力制御手段とを具えたことを特徴とする電力制御装
    置。
  2. 【請求項2】 電力源から供給される電力に基づいて画
    像の形成を行う画像形成装置であって、 請求項1記載の電力制御装置を具え、 該電力制御装置を用いて装置本体内の各部へ電力供給の
    制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の駆動手段は、モータであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記モータは、露光光学系を移動させる
    モータであることを特徴とする請求項3記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記モータは、転写紙を搬送させるモー
    タであることを特徴とする請求項3記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1の駆動制御信号は、モータの回
    転方向を制御する制御信号であることを特徴とする請求
    項2ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の駆動制御信号は、モータを減
    速させるための制御信号であることを特徴とする請求項
    2ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の駆動制御信号は、モータを所
    定の速度にロックさせるための制御信号であることを特
    徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の駆動手段は、ヒータであるこ
    とを特徴とする請求項2ないし8のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記ヒータは、給紙カセット用のヒー
    タであることを特徴とする請求項9記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ヒータは、感光体のヒータである
    ことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記ヒータは、露光光学系の結露防止
    用のヒータであることを特徴とする請求項9記載の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 露光用光源としてLEDを用い、電子
    写真式により画像の形成を行うことを特徴とする請求項
    2ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 露光用光源としてレーザを用い、電子
    写真式により画像の形成を行うことを特徴とする請求項
    2ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8335449B2 (en) 2008-06-19 2012-12-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus

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