JPH11193333A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH11193333A
JPH11193333A JP6571198A JP6571198A JPH11193333A JP H11193333 A JPH11193333 A JP H11193333A JP 6571198 A JP6571198 A JP 6571198A JP 6571198 A JP6571198 A JP 6571198A JP H11193333 A JPH11193333 A JP H11193333A
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JP
Japan
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polymer
isoprene
resin composition
weight
styrene
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JP6571198A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Sakaki
俊明 榊
Fumio Sekido
文雄 関堂
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室温で優れたゴム弾性と振動減衰性能とを示
し、高温での変形が小さく、かつ圧縮永久ひずみが小さ
い防振・制振部材を形成でき、射出成形およびリサイク
ルが可能で、生産性が高い新規な樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】 本発明の樹脂組成物は、(1) 芳香族ビニ
ル化合物とイソプレンとのブロック共重合体であって、
分子中のイソプレン部分がビニルイソプレン単位を含有
している未加硫のポリマーAと、(2) 熱可塑性エラスト
マーであるポリマーBと、(3) ポリマーAを加硫し、か
つポリマーBを実質的に加硫しない加硫剤とを、ポリマ
ーBが溶融し、かつポリマーAと前記架橋剤とが架橋反
応する温度で混練して動的加硫したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防振・制振用の部
材に好適に用いられる、振動減衰能力に優れた新規な樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばCD(コンパクトディスク)、L
D(レーザーディスク)、DVD(デジタルビデオディ
スク)、MO(磁気光学ディスク)、MD(ミニディス
ク)等の電子情報記憶媒体を用いたAV(オーディオビ
ジュアル)機器類、パーソナルコンピュータの記憶装置
等のOA(オフィスオートメーション)機器類等の民生
用途から、電子顕微鏡や微細加工装置等の各種工業用精
密機器類に至るまでの広い範囲で、外部からの振動を遮
断して機器類の誤動作等を防止することを目的として、
防振用の部材が用いられている。
【0003】また、家庭用洗濯機から各種工作機械類に
至る広い範囲で、装置自体が発する振動が外部に伝わる
のを防止し、かつ装置自体の振動を減衰することを目的
として、制振用の部材が用いられている。これらの防振
・制振用部材には、従来より、天然ゴム、スチレン−ブ
タジエン共重合ゴム(SBR)、エチレン−プロピレン
−ジエン共重合ゴム(EPDM)、アクリロニトリル−
ブタジエン共重合ゴム(NBR)、ブタジエンゴム(B
R)、イソプレンゴム(IR)等のゴムの加硫物が用い
られてきた。
【0004】防振・制振用部材の振動減衰性能を表すパ
ラメータとしては、動的ひずみと応力との位相差δの正
接で表される「損失正接(tanδ)」があげられる。
このtanδの値が大きいほど振動減衰能力が高いとい
える。しかしながら、上記例示のゴムは、tanδの値
がピークを示すときの温度(一般にガラス転移温度と一
致する)が一般に0℃以下であるために、0℃以下の温
度では周波数数十Hz程度の微小ひずみ(振動)に対し
て高い振動減衰性能を示すものの、およそ20〜30℃
の室温では振動減衰能力が低くなるという問題がある。
また、tanδは物質に固有の値であるため、上記のゴ
ムを用いる限りにおいては、常温付近での振動減衰能力
を向上させることが望めないという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで近年、tanδ
が0℃〜室温の範囲でピークを示し、室温での振動減衰
性能の向上が期待できる材料として、例えば(a) ブチル
ゴム(IIR)、ノーソレックス(商品名)等のゴム
や、(b) スチレンとイソプレンとのブロック共重合体で
あって、かつ分子中のイソプレン部分が、式(i) または
(ii):
【0006】
【化1】
【0007】で表されるいわゆるビニルイソプレン単位
を含有するポリマー(以下「ポリマーA」という)が注
目されている。しかし、前記(a) のゴムを用いて防振・
制振部材を作製したときは、加硫に長時間を有するため
に生産性が低くなるというという問題が生じる。また、
加硫後の部材は後加工が困難であるため、部材が破損し
た際の修復がほぼ不可能に近い上、材料のリサイクルも
できないという問題もある。
【0008】前記(b) のポリマーAは、分子中のビニル
イソプレン単位が多く、二重結合の数が多くなるほど振
動減衰能力が高くなる一方で、二重結合が多くなると耐
老化性や耐オゾン性が低下するという問題が生じる。ま
た、ポリマーAを射出成形等によって加硫したのでは、
依然として後加工が困難であったり、材料のリサイクル
ができないといった問題が残るほか、加硫に時間がかか
るため生産性が低くなるという問題も生じる。
【0009】もっとも、ポリマーAは、加硫を行わず
に、所定の形状に成形することだけでも実用に供するこ
とができ、この場合には生産性やリサイクルの問題が解
消される。しかし、加硫した場合に比べて圧縮永久ひず
みが大きくなるので、長期間に亘って防振、制振を担う
必要がある部材には適用できないという新たな問題が生
じる。
【0010】そこで本発明の目的は、室温で優れたゴム
弾性と振動減衰性能とを示し、高温での変形が小さく、
かつ圧縮永久ひずみが小さい防振・制振部材を形成でき
るとともに、射出成形が可能で、生産性が良好であり、
かつリサイクルが可能である新規な樹脂組成物を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために研究を重ねていく中で、前記ポリマー
Aと、熱可塑性エラストマーであるポリマーBと、ポリ
マーAを加硫し、かつポリマーBを実質的に加硫しない
加硫剤とを用い、これを動的加硫法によって加硫すれ
ば、上記課題を解決し得る全く新規な樹脂組成物が得ら
れるのではないかとの着想を得、さらに研究を重ねた結
果、本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明の樹脂組成物は、芳香族
ビニル化合物とイソプレンとのブロック共重合体であっ
て、分子中のイソプレン部分がビニルイソプレン単位を
含有している未加硫のポリマーAと、熱可塑性エラスト
マーであるポリマーBと、ポリマーAを加硫し、かつポ
リマーBを実質的に加硫しない加硫剤とを、ポリマーB
が溶融し、かつポリマーAと前記加硫剤とが架橋反応す
る温度で混練して動的加硫したことを特徴とする。
【0013】本発明の樹脂組成物は、マトリクスとして
のポリマーBの作用によって基本的に熱可塑性を有す
る。従って、動的加硫により成形した後も、容易に後加
工を行うことができ、材料のリサイクルも可能である。
また、動的加硫によって、上記ポリマーBのマトリクス
中に、ポリマーAの加硫物が分散した樹脂組成物が得ら
れるが、前記ポリマーAはかかる樹脂組成物全体の中で
架橋点としての作用を示すことから、本発明の樹脂組成
物は優れたゴム弾性を示し、高温でも形状を保持するこ
とができる。さらに、本発明の樹脂組成物は、特に高温
での熱変形が抑制されており、圧縮永久ひずみを小さく
することが可能になる。
【0014】本発明の樹脂組成物において、ポリマーB
は、ポリマーAを水素添加したもの、またはスチレンと
ブタジエンとのブロック共重合体を水素添加したもので
あるのが好ましい。この場合、ポリマーBの加硫性がよ
り一層低くなるため、動的加硫時にポリマーBまで加硫
されてしまうおそれを除去できる。その結果、射出成形
のように組成物を流動状態で成形する場合において、成
形性が損なわれることがない。
【0015】しかも、ポリマーAとポリマーBとが非常
によく似た構造を有することになるため、従来の動的加
硫物では得ることができない、非常に微細でかつ均質な
構造を得ることができる。従来の動的加硫物をオスミウ
ム酸で染色して電子顕微鏡で観察すると、数μm程度の
大きさの海−島構造(加硫物の島が熱可塑性樹脂の海に
分散した構造)が確認される。これに対し、本発明の樹
脂組成物、とりわけポリマーBがポリマーAを水素添加
したものやスチレンとブタジエンとのブロック共重合体
の水素添加物である場合には、海−島構造を確認するこ
とができず、あるいは確認できても1μm以下の極めて
微細でかつ均質な状態となっている。すなわち、電子顕
微鏡による観察によって、本発明の樹脂組成物では、2
種のポリマーA、Bが均一にかつ充分に混じり合ってい
ることが明らかとなる。
【0016】なお、上記本発明の樹脂組成物に類似した
ものとして、特開平7−292210号公報には、スチ
レンとイソプレンとのブロック共重合体であって、分子
中のイソプレン部分がビニルイソプレン単位を含有して
いる未加硫のポリマー(ポリマーAのうち、芳香族ビニ
ル化合物がスチレンであるもの)またはその水素添加物
のいずれか一方と、ゴムとを動的加硫した組成物が開示
されている。
【0017】しかし、ポリマーAは、硫黄と加硫促進剤
によるゴムの加硫時に同時に加硫されてしまうため、実
際には、本発明の樹脂組成物と類似の分散構造を有する
組成物を製造することはできない。ポリマーAをゴムと
併用した際に製造されるのは、部材の後加工が困難で、
材料のリサイクルが不可能であるだけでなく、射出成形
などによって成形することすらできない加硫物に過ぎな
い。
【0018】また、ポリマーAの水素添加物はtanδ
のピークが0℃付近にあり、上記公報でポリマーAの水
素添加物と組み合わされているゴムのtanδのピーク
も0℃以下にあることから、後述する比較例の結果から
も明らかなように、上記公報に開示の組成物では室温で
の振動減衰性能を向上させることができない。さらに、
上記公報に開示の組成物をオスミウム酸で染色して電子
顕微鏡で観察すると、大きさが数μmである、あまり均
質でない海−島構造が確認される。すなわち、本発明の
樹脂組成物のような微細かつ均質な分散構造とは異なっ
ており、本発明と上記公報に開示の組成物とは構造自体
も全く異なるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の樹脂組成物につい
て詳細に説明する。本発明の樹脂組成物は、前述のよう
に、ポリマーAと、ポリマーAを加硫するための加硫剤
とを、マトリクスとしてのポリマーB中でいわゆる動的
加硫法によって加硫したものである。
【0020】〔ポリマーA〕本発明の樹脂組成物におけ
るポリマーAは、前述のように、芳香族ビニル化合物と
イソプレンとのブロック共重合体であって、分子中のイ
ソプレン部分が1,4−結合によって重合しているほか
に、前記式(i) で表される1,2−結合または前記式(i
i)で表される3,4−結合によって重合し、いわゆるビ
ニルイソプレン単位を形成していることを特徴とする。
【0021】前記ポリマーAにおいて、芳香族ビニル化
合物(V)とイソプレン(I)との含有割合V/I(重
量比)は特に限定されないが、V/I=10/90〜3
0/70であるのが好ましい。芳香族ビニル化合物の割
合が前記範囲を下回ると、ポリマーAとポリマーBとの
間で構造が共通する芳香族ビニル成分が少なくなるた
め、ポリマーAとポリマーBとの相溶性が低下して、そ
の結果、ポリマーAのポリマーB中での分散性が低下
し、樹脂組成物の均一性が悪化するおそれが生じる。
【0022】逆に、イソプレンの割合が前記範囲を下回
ると、樹脂組成物が硬くなりすぎるおそれがある。ま
た、この場合は架橋密度が小さくなるため、かかる樹脂
組成物にて形成した部材のクリープ量が大きくなるおそ
れがある。前記含有割合V/I(重量比)は、前記範囲
内でも特に15/85〜25/75であるのが好まし
い。
【0023】前記ポリマーAにおいて、イソプレン部分
の総量に対するビニルイソプレン単位の含有割合(ビニ
ルイソプレン含量)も特に限定されないが、防振・制振
用部材の室温付近での振動減衰性能の向上させるため
に、50重量%以上、好ましくは60重量%以上、より
好ましくは70重量%以上である。ビニルイソプレン含
量が前記範囲を下回ると、特に室温付近での振動減衰性
能が低下するおそれがある。一方、ビニルイソプレン含
量の上限は限定されないが、一般に75重量%を超える
ものは現在のところ知られていない。
【0024】ポリマーAにおける芳香族ビニル化合物と
しては、スチレンのほか、例えばp−メチルスチレン等
のスチレン誘導体が使用可能であるが、スチレンが最も
一般的である。ポリマーAとしては、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体(S−I−S)が最も
一般的である。かかるポリマーAの具体例としては、こ
れに限定されないが、例えばクラレ(株)製の「HYB
RAR VS−1」〔スチレン(S)とイソプレン
(I)との含有割合(重量比)S/I=20/80、ビ
ニルイソプレン含量70重量%〕、同「HYBRAR
VS−3」(S/I=20/80、ビニルイソプレン含
量55重量%)等があげられる。
【0025】ポリマーAは、硫黄系加硫剤だけでなく、
過酸化物による加硫も可能であるが、過酸化物は本発明
における加硫剤の範囲には含まれない。過酸化物で加硫
するとポリマーBまで加硫されてしまい、その結果、樹
脂組成物の成形性が低下して射出成形が不可能になるお
それが生じるからである。本発明に用いられる加硫剤
は、後述するように、硫黄、含硫黄化合物等の硫黄系加
硫剤や、樹脂加硫剤である。
【0026】〔ポリマーB〕本発明の樹脂組成物におけ
るポリマーBとしては、例えばスチレン−イソプレン−
スチレンブロック共重合体(S−I−S)等の、芳香族
ビニル化合物とイソプレンとのブロック共重合体の水素
添加物や、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共
重合体(S−B−S)およびその水素添加物があげられ
る。
【0027】また、上記例示の他にも、スチレン−エチ
レン・プロピレン−スチレンブロック共重合体(S−E
P−S)、スチレン−エチレン・プロピレンブロック共
重合体(SEP)、スチレン−エチレン・ブチレン−ス
チレンブロック共重合体(S−EB−S)、スチレン−
エチレン・ブチレンブロック共重合体(SEB)等のス
チレン系熱可塑性エラストマー;塩化ビニル系熱可塑性
エラストマー(TPVC);オレフィン系熱可塑性エラ
ストマー(TPO);ポリエステル系熱可塑性エラスト
マー(TPEE);ポリアミド系熱可塑性エラストマー
(TPAE);ウレタン系熱可塑性エラストマー(TP
U)等の熱可塑性エラストマーおよびこれらの水素添加
物を用いることもできる。
【0028】本発明に用いられるポリマーBは、上記例
示の熱可塑性エラストマーの中でも特に、硫黄、含硫黄
化合物および樹脂加硫剤で架橋反応を行わないもの(硫
黄による加硫性を有しないもの)であるのが好ましい。
この場合、動的加硫時にポリマーBまでもが加硫されて
しまうといったおそれを除去できることから、射出成形
のように組成物を流動状態で成形する場合においても成
形性が損なわれず、むしろ優れた成形性を維持できる。
なお、硫黄で架橋反応を行わないものとしては、例えば
分子内の二重結合を水素添加により飽和させたものがあ
げられる。従って、本発明に用いられるポリマーBとし
ては、上記例示の中でも水素を添加したものであるのが
好適である。
【0029】さらに、ポリマーBは、ポリマーAとの相
溶性を向上させるという観点から、ポリマーAと構造が
類似したものであるのが好ましい。具体的には、スチレ
ン−イソプレン−スチレン共重合体等の、芳香族ビニル
化合物とイソプレンとのブロック共重合体の水素添加物
(すなわち、ポリマーAの水素添加物)、スチレン−ブ
タジエン−スチレントリブロック共重合体の水素添加物
があげられる。
【0030】ポリマーBにおける芳香族ビニル化合物と
しては、スチレンのほか、例えばp−メチルスチレン等
のスチレン誘導体があげられる。本発明の樹脂組成物
は、前記ポリマーBの水素添加率が高いほど、樹脂組成
物全体としての耐候性および耐熱性が向上し、一方で硫
黄による加硫性が低くなる。従って、ポリマーBの水素
添加率は高いほど好ましく、二重結合部分の90%以上
が水素添加されているのが好ましく、より好ましくは9
5%以上である。
【0031】ポリマーB中に芳香族ビニル成分が存在す
る場合において、芳香族ビニル成分の含有量が大きくな
ると、ポリマーB全体の硬度が上昇する。芳香族ビニル
成分の含有量は、樹脂組成物に求められる物性(特に、
硬度)に応じて適宜設定されるが、通常ポリマーB中で
10〜70重量%の範囲となるように設定するのが好ま
しい。
【0032】前記ポリマーBとして、芳香族ビニル化合
物とイソプレンとのブロック共重合体の水素添加物を用
いる場合、水素添加前における芳香族ビニル化合物
(V)とイソプレン(I)との含有割合V/I(重量
比)は特に限定されないが、V/I=10/90〜30
/70であるのが好ましい。ポリマーBとして、芳香族
ビニル化合物とブタジエンとのブロック共重合体または
その水素添加物を用いる場合、水素添加前における芳香
族ビニル化合物(V)とブタジエン(B)との含有割合
V/B(重量比)は特に限定されないが、前記V/Iと
同じ範囲で設定するのが好ましい。
【0033】ポリマーBにおける芳香族ビニル化合物の
割合が上記範囲を下回ると、熱可塑性エラストマーであ
るポリマーBにおいて擬似的な架橋点として機能する芳
香族ビニル部分が少なくなるため、本発明の樹脂組成物
にて形成した部材のクリープ量が大きくなるおそれがあ
る。また、前記のようにポリマーAとの唯一の共通成分
である芳香族ビニル部分が少なくなるために、ポリマー
AとポリマーBとの相溶性が低下して、その結果、ポリ
マーAのポリマーB中での分散性が低下し、樹脂組成物
の均一性が悪化するおそれが生じる。
【0034】逆に、イソプレンまたはブタジエンの割合
が前記範囲を下回ると、樹脂組成物が硬くなりすぎるお
それがある。前記含有割合V/IまたはV/B(重量
比)は、前記範囲内でも特に15/85〜25/75で
あるのが好ましい。前記ポリマーBが芳香族ビニル化合
物とイソプレンとのブロック共重合体である場合におい
て、水素添加前のビニルイソプレン含量は特に限定され
ないが、イソプレン部分の総量に対して50〜70重量
%、好ましくは50〜60重量%であるのが好ましい。
ビニルイソプレン含量が前記範囲を下回ると、ポリマー
Bのガラス転移温度Tgが低下して、0℃付近での減衰
性能が低下するおそれがある。逆に、前記範囲を超える
と、ポリマーBのガラス転移温度Tgが上昇して、ポリ
マーAとポリマーBとの、損失正接tanδのピークの
重なりが大きくなる。その結果、優れた振動減衰性能を
示す温度範囲が狭くなり、さらに前記範囲を外れた温度
では振動減衰性能の低下が著しくなるおそれが生じる。
【0035】ポリマーBの具体例としては、これに限定
されないが、例えばクラレ(株)製の「HYBRAR
HVS−3」〔スチレン−イソプレン−スチレン(S−
I−S)の水素添加物、スチレン(S)とイソプレン
(I)との含有割合S/I(重量比)=20/80、ビ
ニルイソプレン含量55重量%、イソプレン部分の99
%以上の二重結合が水素添加されたもの(水素添加率9
9%)〕、同社製の「セプトン2063」〔S−I−S
の水素添加物、S/I(重量比)=13/87〕、同社
製の「セプトン2043」等があげられる。
【0036】〔配合比率〕本発明の樹脂組成物におけ
る、ポリマーAとポリマーBの配合割合は特に限定され
ないが、重量比でA/B=90/10〜20/80であ
るのが好ましい。ポリマーAの割合が上記範囲よりも少
ない場合には、当該ポリマーAによる、常温付近での振
動減衰特性を向上させる効果や圧縮永久ひずみを小さく
する効果が不十分となるおそれがある。逆に、ポリマー
Bの割合が上記範囲よりも少ない場合には、当該ポリマ
ーBによる、部材の後加工を容易にする効果や、材料の
リサイクルを可能とするという効果が不十分となるおそ
れがある。
【0037】上記配合割合A/B(重量比)は、上記範
囲内でも特に70/30〜30/70であるのが好まし
い。 〔他の配合剤〕本発明の樹脂組成物には、添加剤とし
て、ポリマーAを加硫させるための加硫剤、加硫促進剤
の他に、必要に応じて加硫促進助剤、加硫遅延剤、補強
剤、軟化剤、充填剤、滑剤、粘着性付与剤、老化防止
剤、顔料等を添加してもよい。
【0038】このうち加硫剤は、ポリマーAを加硫し、
かつポリマーBを実質的に加硫しないものであって、例
えば硫黄のほか、含硫黄化合物や、樹脂加硫剤(例え
ば、田岡化学工業(株)の商品名「タッキロール250
−I」、「タッキロール−250−III 」等)があげら
れる。加硫促進剤は上記加硫剤と組み合わせて用いられ
るものであって、例えばチアゾール系、チウラム系、ジ
チオカルバミン酸塩系の加硫促進剤があげられる。
【0039】上記加硫促進剤の具体例としては、ジベン
ゾチアジルジスルフィド(DM)、テトラメチルチウラ
ムジスルフィド(TMT)、テトラエチルチウラムジス
ルフィド(TET)、テトラブチルチウラムジスルフィ
ド(TBT)、ジメチルジチオカルバミン酸鉄、ジメチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛(PZ)、ジメチルジチオカ
ルバミン酸銅、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛(E
Z)、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛(BZ)、N−
エチル−N−フェニルジチオカルバミン酸亜鉛(P
X)、2−メルカプトベンゾチアゾール(M)、ジペン
タメチレンチウラムテトラスルフィド(TRA)等があ
げられる。
【0040】硫黄と加硫促進剤との合計の添加量は、ポ
リマーA、Bの総量100重量部に対して0.5〜20
重量部であるのが好ましく、2〜5重量部であるのがさ
らに好ましい。加硫促進助剤、滑剤としては、酸化亜
鉛、ステアリン酸等があげられる。このうち酸化亜鉛の
添加量は、ポリマーA、Bの総量100重量部に対して
0.5〜10重量部であるのが好ましい。ステアリン酸
の添加量は、ポリマーA、Bの総量100重量部に対し
て0.1〜5重量部であるのが好ましい。
【0041】補強剤としてはカーボンブラックやシリカ
などがあげられ、特に安価なカーボンブラックが好適に
用いられる。カーボンブラックとしては、例えばGP
F、HAF、ISAFなどがあげられる。カーボンブラ
ックの添加量は、使用するカーボンブラックの種類など
によっても異なるが、一般的には、ポリマーA、Bの総
量100重量部に対して200重量部以下であるのが好
ましく、通常は10〜100重量部程度が用いられる。
【0042】またカーボンブラック以外の他の補強剤、
充填剤としては、例えば前記シリカの他に、炭酸カルシ
ウム、ケイ酸マグネシウム、クレー、ゼオライト、硫酸
バリウム、リトポン、酸化チタンなどがあげられる。こ
れら他の補強剤、充填剤の配合量は合計で、ポリマー
A、Bの総量100重量部に対して100重量部以下で
あるのが好ましく、50重量部以下であるのがさらに好
ましい。
【0043】軟化剤としては、例えば脂肪酸(ステアリ
ン酸、ラウリン酸など)、綿実油、トール油、アスファ
ルト物質、パラフィンオイル、ナフテンオイル、ミネラ
ルオイルなどの、植物油系、鉱物油系および合成系の、
従来公知の種々の軟化剤がいずれも使用可能である。中
でも特に、ポリマーBとの親和性に優れたパラフィンオ
イルが好適に使用される。
【0044】軟化剤の添加量は、これも使用する軟化剤
の種類などによっても異なるが、ブリードが発生するの
を防ぐために、ポリマーAおよびBの総量100重量部
に対して50重量部以下であるのが好ましい。老化防止
剤としては、例えばフェノール系、アミン系のものが使
用できる。老化防止剤の配合量は、ポリマーA、Bの総
量100重量部に対して0.5〜10重量部の範囲内で
あるのが好ましい。
【0045】また樹脂組成物には、上記以外にも例え
ば、樹脂やゴム粉、中空粒子などを配合してもよく、特
に樹脂は、軟化剤とともに損失正接tanδを大きくす
る働きをするため、好適に使用できる。かかる樹脂とし
ては、例えばクマロン・インデン樹脂、フェノール樹
脂、テルペン樹脂、ハイスチレン樹脂、石油系炭化水素
樹脂(例えばジシクロペンタジエン樹脂、脂肪族系環状
炭化水素樹脂、不飽和炭化水素樹脂など)、ポリブテ
ン、ロジン誘導体およびこれらの水素添加物などがあげ
られる。
【0046】樹脂は、軟化剤の添加量の一部を肩代わり
させるべく、その添加量を設定するのが好ましい。つま
り樹脂と軟化剤の合計の添加量が、前述した軟化剤単独
での好適な添加量の範囲となるように、両者の添加量を
調整するのが好ましい。中空粒子を添加すると、樹脂組
成物を軽量化できる。 〔動的加硫〕動的加硫を行うためには、加熱と混練とを
同時に行い得る種々の装置が使用できる。特に、加熱と
混練との操作を連続的に行うことができる単軸または多
軸の押出機が好適に使用される。前記押出機を用いる
と、本発明の樹脂組成物を連続的に生産できるため、生
産性の観点から好ましい。
【0047】動的加硫においては、混練方法は特に制限
されないが、例えば、まずポリマーAとポリマーBとを
溶融混練しながら、必要に応じて前述の補強材、充填
剤、滑剤、粘着付与剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光
安定剤、顔料等を添加し、ポリマーAのみを加硫させる
加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤を添加する。また、
すべてのポリマーや薬品をブレンドしておいて、これを
混練機に一度に投入してもよい。
【0048】混練温度は100〜250℃、好ましくは
150〜230℃である。混練機としては、2軸押出
機、押出機、バンバリー、ニーター等のゴム用混練機を
用いることができる。
【0049】
【実施例】次に、実施例および比較例をあげて本発明を
説明する。 実施例1 ポリマーAとしてクラレ(株)製の「HYBRAR V
S−1」〔S/I=20/80、ビニルイソプレン含量
70重量%〕を、ポリマーBとして同「HYBRAR
HVS−3」〔S/I=20/80、ビニルイソプレン
含量55重量%、イソプレン部分の95%以上の二重結
合が水素添加されたもの〕をそれぞれ用いた。
【0050】上記ポリマーAを20重量部と、ポリマー
Bを80重量部とともに、亜鉛華1.0重量部、ステア
リン酸0.2重量部、硫黄0.4重量部、加硫促進剤
(TET)0.15重量部および加硫促進剤(DM)
0.4重量部をドライブレンドし、次いで2軸押出機
〔(株)アイペック製の「HTM−38」〕を用いて加
熱下で混練して、動的加硫法により、ポリマーBのマト
リクス中にポリマーAの加硫粒子を分散した構造を有す
る樹脂組成物を製造した。
【0051】動的加硫時の混練条件は、混練温度220
℃、混練速度(軸回転数)200rpmであった。 実施例2、3 ポリマーA、ポリマーB、亜鉛華等の各添加剤の配合量
を表1に示す値としたほかは、実施例1と同様にして樹
脂組成物を製造した。
【0052】比較例1 ポリマーBを配合せず、かつパラフィンオイル10重量
部を新たに配合するとともに、ポリマーA、亜鉛華等の
各添加剤の配合量を表1に示す値としたほかは、実施例
1と同様にして樹脂組成物を製造した。 参考例1、2 上記各実施例および比較例で得られた樹脂組成物との比
較のために、未加硫のポリマーAのみ(参考例1)、お
よびポリマーB100重量部とパラフィンオイル10重
量部とを均一に混練したもの(参考例2)を調製した。
【0053】上記各実施例、比較例および参考例で得ら
れた樹脂組成物について以下の各試験を行い、その特性
を評価した。 (損失正接tanδの測定)樹脂組成物を切り出して、
幅4mm、長さ30mm、厚み0.3mmの短冊状の試
験片を作製した。
【0054】そして、この試験片の20〜40℃の温度
範囲での損失正接tanδを、レオロジー社製の粘弾性
スペクトロメータ「DVE−V4」を用いて、下記の測
定条件にて測定し、その最大値tanδ(MAX) を求め
た。損失正接tanδの測定条件は次のとおりである。
動的ひずみの種別:正弦波、変形の種別:引張、チャッ
ク間距離20mm、振動周波数10Hz、初期ひずみ:
2mm伸長、ひずみ振幅±0.1%。
【0055】(圧縮永久ひずみの測定)樹脂組成物を切
り出して、厚み12.70±0.13mm、直径29.
0mmの円柱状の試験片を作製した。上記試験片を用い
て、JIS K6301「加硫ゴム物理試験方法」所載
の圧縮永久ひずみ試験方法に則って、試験温度70℃、
試験時間22時間、圧縮率25%の条件で、圧縮永久ひ
ずみ(%)を求めた。
【0056】(射出成形性試験)樹脂組成物を射出成形
機のホッパに投入し、射出成形を行い、以下の基準によ
ってその射出成形性を評価した。 ○:樹脂は加熱溶融し、射出成形が可能であった。溶融
樹脂の流れ性も良好で、型内への充填性も良好であっ
た。 △:樹脂は加熱溶融し、射出成形が可能であったが、溶
融樹脂の流れ性が悪く、一部に充填不良が発生した。 ×:樹脂は加熱溶融せず、射出成形が不可能であった。
【0057】以上の結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】上記表1の結果より、実施例1〜3の樹脂
組成物は、特に室温付近において、ポリマーA単独の加
硫物である比較例1や、未加硫のポリマーAである参考
例1と同等の優れた振動減衰特性を有する。さらに、上
記参考例1や、ポリマーB単独である参考例2よりも圧
縮永久ひずみが小さく、しかも比較例1では不可能であ
った射出成形が可能であることがわかった。また上記の
ように射出成形性可能という結果から実施例1〜3の樹
脂組成物は、部材の後加工が容易で、かつ材料のリサイ
クルが可能であることも確認された。
【0060】実施例4 パラフィンオイル50重量部を新たに配合するととも
に、亜鉛華等の各添加剤の配合量を表2に示す値とした
ほかは、実施例2と同様にして樹脂組成物を製造した。 比較例2 ポリマーAに代えて天然ゴムを使用し、加硫促進剤とし
て、TETおよびDMに代えて、N−シクロヘキシル−
2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CZ)とN−
オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンア
ミド(NS)とを使用し、かつ亜鉛華等の各添加剤の配
合量を表2に示す値としたほかは、実施例4と同様にし
て樹脂組成物を製造した。
【0061】上記両実施例、比較例で製造した樹脂組成
物について、前記の各試験を行って、その特性を評価し
た。結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】上記表2の結果より、実施例4の樹脂組成
物は、ポリマーBと天然ゴムとで製造した、同様の構造
を有する従来のものに比べて、特に常温付近において優
れた振動減衰特性を有することがわかった。 実施例5 ポリマーAとしてクラレ(株)製の「HYBRAR V
S−1」(前出)を、ポリマーBとして同「セプトン2
063」〔スチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体の水素添加物、スチレン含有量13重量%、イソ
プレン部分のほとんど(99%)の二重結合が水素添加
されたもの〕をそれぞれ使用した。
【0064】上記ポリマーBを80重量部に対して、パ
ラフィンオイル50重量部を配合し、これをニーダーで
混練して、ペレット化した。こうして得られたペレット
に、上記ポリマーA20重量部、硫黄2重量部、亜鉛華
5重量部、ステアリン酸1重量部、加硫促進剤(TE
T)0.75重量部および加硫促進剤(DM)2重量部
を混合し、ブレンダーでよく混ぜ合わせた。
【0065】次いで、これを2軸押出機〔(株)アイペ
ック製の「HTM−38」〕に供給して、混練温度22
0℃、混練速度(軸回転数)200rpmの条件で動的
加硫した。動的加硫後、前記押出機で得られたストリン
グをペレット化して射出成形機に供給し、シート状の樹
脂組成物を製造した。 実施例6 実施例5で使用したのと同じ組成を使用し、2軸押出機
〔(株)アイペック製の「HTM−38」〕に代えて、
小型混練機〔東洋精機製作所(株)製の「ラボプラスト
ミル」〕で動的加硫を行った。動的加硫に際しては、ま
ず、上記ミル中にポリマーA、ポリマーB、亜鉛華およ
びステアリン酸を投入して混練し、混練開始から2分後
に加硫促進剤(TET、DM)を添加し、さらに1.5
分後に硫黄を添加した。また、動的加硫の進行に伴って
混練に要するトルクがピークに達した後、パラフィンオ
イルを添加し、さらに2分間混練した。
【0066】こうして得られた樹脂組成物をプレス成形
によりシート状に成形した。上記実施例5および6で得
られたシート状の樹脂組成物について、損失正接tan
δの最大値および圧縮永久ひずみの測定と、射出成形性
の評価とを前述の方法と同様にして行った。その結果を
表3に示す。
【0067】
【表3】
【0068】表3より明らかなように、実施例5〜6の
樹脂組成物は、特に常温付近において優れた振動減衰特
性を有することがわかった。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
特に常温付近での振動減衰性能に優れ、しかも圧縮永久
ひずみの小さい防振・制振用の部材を形成できるととも
に、部材の後加工が容易で、かつ材料のリサイクルが可
能な、新規な樹脂組成物を提供できるという特有の作用
効果を奏する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ビニル化合物とイソプレンとのブロ
    ック共重合体であって、分子中のイソプレン部分がビニ
    ルイソプレン単位を含有している未加硫のポリマーA
    と、 熱可塑性エラストマーであるポリマーBと、 ポリマーAを加硫し、かつポリマーBを実質的に加硫し
    ない加硫剤とを、 ポリマーBが溶融し、かつポリマーAと前記加硫剤とが
    架橋反応する温度で混練して動的加硫したことを特徴と
    する樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記芳香族ビニル化合物がスチレンである
    請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記ポリマーBが、スチレン−イソプレン
    −スチレンブロック共重合体の水素添加物、またはスチ
    レンとブタジエンとのブロック共重合体の水素添加物で
    ある請求項1記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記ポリマーAと前記ポリマーBとを、重
    量比がA/B=90/10〜20/80の範囲で含有す
    る請求項1記載の樹脂組成物。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261717A (ja) * 2002-03-12 2003-09-19 Tokai Rubber Ind Ltd 高減衰エラストマー組成物
WO2007114062A1 (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Zeon Corporation ゴム組成物およびゴム架橋物
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JP2020139027A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 テクノUmg株式会社 打音の低減された熱可塑性樹脂組成物及び成形品

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