JPH11192654A - 中空二重壁構造体 - Google Patents

中空二重壁構造体

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JPH11192654A
JPH11192654A JP36950297A JP36950297A JPH11192654A JP H11192654 A JPH11192654 A JP H11192654A JP 36950297 A JP36950297 A JP 36950297A JP 36950297 A JP36950297 A JP 36950297A JP H11192654 A JPH11192654 A JP H11192654A
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JP
Japan
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wall
hollow double
reinforcing member
shaped reinforcing
walled structure
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Pending
Application number
JP36950297A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kimura
稔 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11192654A publication Critical patent/JPH11192654A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/20Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor of articles having inserts or reinforcements ; Handling of inserts or reinforcements
    • B29C2049/2017Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor of articles having inserts or reinforcements ; Handling of inserts or reinforcements outside the article

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロー成形中はもとより成形後の冷却収縮に
よる変形歪みを生じない中空二重壁構造体を得る。 【解決手段】 中空二重壁構造体1は、表壁2と、表壁
2に間隔をおいて対向する裏壁3と、表壁2および裏壁
3との間に中空部5を形成する周囲壁とで構成される。
中空部5内には合成樹脂の棒状補強部材7が配設され
る。棒状補強部材7の周囲は、少なくとも裏壁3と一体
に連なる包囲壁8で包囲される。棒状補強部材7と包囲
壁8との間に断熱材10が介在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性プラスチ
ックをブロー成形することにより得られる中空二重壁構
造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物の内装壁、パーティシ
ョン、扉、あるいは自動車のフロアトランクリッドやリ
ヤーパーセルシュエルフなどを構成するプラスチック製
の中空二重壁構造体において、中空部内に形成するイン
ナーリブに平板状でかつ曲面状の棒状体をインサートす
ることにより、強度および剛性を向上させる技術は、特
開平9−155957号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前掲の特開平9−15
5957号公報に記載されている技術は、本出願人が開
発したものであるが、その後の検討の結果、主にブロー
成形上、次のような問題点のあることが分かった。
【0004】すなわち、特開平9−155957号公報
に記載されているものは、ブロー成形される中空二重壁
構造体にインサートされる棒状体が金属製であるが、樹
脂材料は金属に比して冷却収縮率が著しく大きいので、
ブロー成形後に中空二重壁構造体が冷却する過程で生じ
る冷却収縮が、インサートされている棒状体によって部
分的に妨げられる現象を呈し、この冷却収縮差が変形歪
みの原因となることである。
【0005】また、この種の中空二重壁構造体のよう
に、プラスチックの成形体に金属製の棒状体をインサー
トしたものにおいては、その廃棄処理時に、材料の再生
利用のうえからプラスチック材と金属材とに分ける処理
が求められるが、前掲従来のものでは、金属製の棒状体
がプラスチックの成形体の内部に完全に埋没しているう
え金属製の棒状体が外側から全く見えないので、プラス
チック材から金属製の棒状体を分別する作業は容易でな
い。
【0006】そこで、本発明は、上述のような課題を解
決しようとするものであって、中空二重壁構造体の強度
および剛性を高くする棒状補強部材として合成樹脂製の
ものを用いるとともに、棒状補強部材と中空二重壁構造
体と一体の上記棒状補強部材の周囲を包囲する包囲壁と
の間に断熱材を介在させることにより、ブロー成形時の
熱によって棒状補強部材が変形するのを防止し、棒状補
強部材が合成樹脂製であってもその補強部材としての機
能が損なわれず、ブロー成形中はもとより成形後の冷却
収縮による変形歪みを生じない中空二重壁構造体を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る中空二重壁構造体は、表壁と、表壁に
間隔をおいて対向する裏壁と、表壁および裏壁との間に
中空部を形成する周囲壁とで構成される中空二重壁構造
体であって、中空部内には合成樹脂の棒状補強部材が配
設されるとともに、棒状補強部材の周囲は、少なくとも
裏壁と一体に連なる包囲壁で包囲されており、棒状補強
部材と包囲壁との間には断熱材が介在していることを特
徴とするものである。
【0008】本発明に係る中空二重壁構造体において
は、それぞれ次のように構成するのが好適である。すな
わち、断熱材は、発泡樹脂で成ること、棒状補強部材
は、中空二重壁構造体と同材質の樹脂で成ること、包囲
壁は、棒状補強部材の両端部を包囲する構成であるこ
と、棒状補強部材の両端部と包囲壁との間に断熱材を介
在させること、中空二重壁構造体の表面に繊維シートを
貼着して成ることである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2および図3は本発明の
一実施の形態に係る中空二重壁構造体を示し、図1は表
面側から見た斜視図、図2は裏面側から見た斜視図、図
3は図2のA−A線拡大断面図である。
【0010】また、図4、図5および図6は本発明の他
の実施の形態に係る中空二重壁構造体を示し、図4は裏
面側から見た斜視図、図5は図4のB−B線拡大断面
図、図6は図4のC−C線拡大断面図である。
【0011】図1および図2において、1は中空二重壁
構造体である。この中空二重壁構造体1はパネル状を成
しており、2は表壁、3は裏壁、4は周囲壁であって、
図3に示すように、表壁2に対して裏壁3は間隔をおい
て対向しており、周囲壁4によって表壁2および裏壁3
との間に中空部5が形成されている。表壁2の表面には
繊維シート6が貼着されている。繊維シート6は中空二
重壁構造体1の意匠的効果を高め、かつ感触性を良く
し、外観性を向上させるためのものである。
【0012】上記中空二重壁構造体1の中空部5内に
は、2本の真っ直ぐな棒状補強部材7が配設されるとと
もに、この棒状補強部材7は裏壁3と一体に連なる包囲
壁8でその周面が全長にわたって包囲されている。図示
の実施の形態では、裏壁3と一体の包囲壁8が表壁2に
も溶着一体化されている。
【0013】棒状補強部材7は略角筒状を成しており、
その両面の包囲壁8と接合する部分にそれぞれ突条9を
有している。この両面の突条9との間にわたって棒状補
強部材7の表面を覆う断熱材10が貼着され、棒状補強
部材7と包囲壁8との間には断熱材10が介在されてい
る。
【0014】図4、図5および図6には、本発明の他の
実施の形態が示されている。この実施の形態において
は、棒状補強部材7がパイプ状を成している。そして、
このパイプ状の棒状補強部材7の表面には円筒状の断熱
材10で覆われ、裏壁3と一体を成す包囲壁8は棒状補
強部材7の全周囲を断熱材10を介して包囲している。
包囲壁8の裏壁3側は立上り部11を成し、かつ表壁2
側は溶着部12を成しているとともに一体化されてい
る。立上り部11は裏壁3から一体に形成される包囲壁
8が互いに溶着して厚肉状に形成されており、13はそ
の溶着部である。
【0015】この本発明の他の実施の形態では、図6に
示すように、断熱材10が棒状補強部材7の両端部より
長く突出しており、その突出部14には、棒状補強部材
7の両端部をそれぞれ覆う発泡材から成る蓋部材15が
嵌装されている。そして、棒状補強部材7の両端部は、
断熱材10の突出部14と蓋部材15を介して包囲壁8
により包囲されている。
【0016】本発明に係る中空二重壁構造体1は、AB
S樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタ
ート樹脂、ポリブチレンテレフタート樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、ポリエチレン樹脂等、ブロー成形可能な熱可
塑性樹脂で構成される。
【0017】また、棒状補強部材7は、剛性の大きい、
少なくとも1000MPa(好ましくは1500MP
a)以上の合成樹脂であり、中空二重壁構造体1より剛
性が高いことを要する。具体的には、高密度ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタート樹脂、ポリ
ブチレンテレフタート樹脂あるいはポリカーボネート樹
脂、変性ポリフェニレン樹脂などのエンジニアリング樹
脂など、さらにはこれらのブレンド体、これらにカーボ
ンファイバー、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、ホィ
スカーなどの補強部材を充填したものなどが好ましい。
【0018】断熱材10は、発泡体、繊維の集合体であ
る布であって多くの空気を内在する比較的嵩張りの大き
い布(例えば綿)、2枚の比較的薄いシートから成る空
気袋などである。
【0019】繊維シート6は、綿、麻、羊毛、絹などの
天然繊維、ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン
等の再生繊維、アセテート、トリアセテート等の半合成
繊維、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ビニロン、
ポリプロピレン、ポリウレタン等の合成繊維およびこれ
らのブレンド繊維およびこれらを加工して得られる織
物、編物、不織布である。
【0020】本発明に係る中空二重壁構造体1は、ブロ
ー成形により成形されるが、棒状補強部材7は金型内に
配置してブロー成形することにより中空二重壁構造体1
にインサートされる。そして、棒状補強部材7は、断熱
材10で覆われており、裏壁3と一体を成す包囲壁8と
の間に介在されるので、棒状補強部材7はブロー成形時
に熱を受けることが少なく、熱による変形が防止され
る。このため、棒状補強部材7が合成樹脂製であっても
その補強部材としての機能が損なわれず、ブロー成形中
はもとより成形後の冷却収縮による変形歪みを生じない
中空二重壁構造体1を得ることができる。
【0021】また、図4、図5および図6に示すよう
に、棒状補強部材7の両端部を、断熱材10の突出部1
4と蓋部材15を介して包囲壁8により包囲した構成で
は、中空二重壁構造体1が棒状補強部材7に対して冷却
収縮を起こしても、その収縮による歪みが発泡材である
蓋部材15により吸収されるので、中空二重壁構造体1
には変形歪が生じない。
【0022】本発明に係る中空二重壁構造体1において
は、棒状補強部材7が合成樹脂から成っているので、中
空二重壁構造体1の廃棄時に、中空二重壁構造体1と棒
状補強部材7との分別作業が容易である。特に、棒状補
強部材7を中空二重壁構造体1と同材質のものとすれ
ば、廃棄時の材料再生処理がいっそう確実かつ容易にで
きる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、中空二重壁構造体の強
度および剛性を高くする棒状補強部材として合成樹脂製
のものを用いるとともに、棒状補強部材と中空二重壁構
造体と一体の上記棒状補強部材の周囲を包囲する包囲壁
との間に断熱材を介在させることにより、ブロー成形時
の熱によって棒状補強部材が変形するのを防止し、棒状
補強部材が合成樹脂製であってもその補強部材としての
機能が損なわれず、ブロー成形中はもとより成形後の冷
却収縮による変形歪みを生じない中空二重壁構造体を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る中空二重壁構造体
を表面側から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る中空二重壁構造体
を裏面側から見た斜視図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る中空二重壁構造
体を裏面側から見た斜視図であ
【図5】図4のB−B線拡大断面図である。
【図6】図4のC−C線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 中空二重壁構造体 2 表壁 3 裏壁 4 周囲壁 5 中空部 6 繊維シート 7 棒状補強部材 8 包囲壁 9 突条 10 断熱材 11 立上り部 12 溶着部 13 溶着部 14 突出部 15 蓋部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表壁と、表壁に間隔をおいて対向する裏
    壁と、表壁および裏壁との間に中空部を形成する周囲壁
    とで構成される中空二重壁構造体であって、中空部内に
    は合成樹脂の棒状補強部材が配設されるとともに、棒状
    補強部材の周囲は、少なくとも裏壁と一体に連なる包囲
    壁で包囲されており、棒状補強部材と包囲壁との間には
    断熱材が介在していることを特徴とする中空二重壁構造
    体。
  2. 【請求項2】 断熱材は、発泡樹脂で成ることを特徴と
    する請求項1記載の中空二重壁構造体。
  3. 【請求項3】 棒状補強部材は、中空二重壁構造体と同
    材質の樹脂で成ることを特徴とする請求項1または2記
    載の中空二重壁構造体。
  4. 【請求項4】 包囲壁は、棒状補強部材の両端部を包囲
    する構成であることを特徴とする請求項1、2または3
    記載の中空二重壁構造体。
  5. 【請求項5】 棒状補強部材の両端部と包囲壁との間に
    断熱材を介在させたことを特徴とする請求項4記載の中
    空二重壁構造体。
  6. 【請求項6】 中空二重壁構造体の表面に繊維シートを
    貼着して成ることを特徴とする請求項1、2、3、4ま
    たは5記載の中空二重壁構造体。
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Cited By (4)

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