JPH11191778A - 中継装置 - Google Patents

中継装置

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JPH11191778A
JPH11191778A JP9358448A JP35844897A JPH11191778A JP H11191778 A JPH11191778 A JP H11191778A JP 9358448 A JP9358448 A JP 9358448A JP 35844897 A JP35844897 A JP 35844897A JP H11191778 A JPH11191778 A JP H11191778A
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JP
Japan
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packet
priority
atm switch
hop
packets
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JP9358448A
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English (en)
Inventor
Toru Kishigami
徹 岸上
Kazuo Nogami
和男 野上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to CA002282441A priority patent/CA2282441C/en
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Priority to EP98961608A priority patent/EP0967756A4/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ATMスイッチの前段でパケット種類に応じた
優先制御を実現し、優先度の高いパケットを優先的に送
出して効率的なデータ通信を可能とする。 【解決手段】各入力回線111 〜11n-1 毎にATMス
イッチ部13の前段に優先制御部121 〜12n-1 を設
け、ルーティング処理およびスイッチング処理を行う前
に、入力データをパケット単位で扱い、そのパケット種
類に応じた優先度に従ってATMスイッチ部13に送出
する。これにより、ATMスイッチ部13とパケット組
立・分割部16を接続する回線の帯域を越えるトラフィ
ックが入力された場合でも、重要度の高いパケットが優
先的にパケット組立・分割部16に転送、処理されるた
め、ATMスイッチ部13内で廃棄される可能性は低く
なり、効率的なデータ通信が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode:非同期転送モード)ネットワーク
に用いられる中継装置に係り、特にパケット種類に応じ
た優先度制御機能を有する中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ATMネットワークに用いられる
中継装置(ATM交換機)では、IP等のパケットのル
ーティング処理(パケットをどこに送ればよいかなど、
通信経路を選択すること)をソフトウェアで行ってい
た。この場合、中継装置の性能はソフトウェアの処理性
能、つまり、プロセッサの性能に依存するため、パケッ
トを高速に転送することは難しい。
【0003】これに対し、中継装置の性能を大幅に向上
させる方法として、従来までのようなネットワーク層に
おけるルーティング処理をソフトウェアあるいはハード
ウェアで行うことに加え、隣接中継装置間でやり取りす
るトランスポート層より上位の層のプロトコルに応じて
確立されるバイパス転送路(以下、カットスルー転送路
と呼ぶ)を使用して、ソフトウェアの介在なしにハード
ウェアのみにより、データリンク層におけるスイッチン
グ処理を行う方式が提案されている。
【0004】なお、従来からのネットワーク層における
ルーティング処理によるパケットの転送をホップバイホ
ップ転送と呼び、ハードウェアで行うデータリンク層に
おけるカットスルー転送路上でのスイッチング処理によ
るパケットの転送をカットスルー転送と呼ぶ。
【0005】中継装置に入力されるパケットは、カット
スルートリガと呼ばれるカットスルー転送路を確立する
か否かを判定する条件に基づいて、ホップバイホップ転
送するか、カットスルー転送するかが判定される。カッ
トスルートリガとしては、各フローの最初のパケット
(以下、トリガパケットと呼ぶ)のTCPのポート番号
が参照される。カットスルー転送は、セッション継続時
間が長いと判断されるアプリケーション(例えばtel
net、ftp、http)の場合に特に有効であると
考えられている。
【0006】以下では、ホップバイホップ転送すること
に加え、カットスルー転送に行う中継装置を対象として
説明する。ここでは、(a)ホップバイホップ転送処理
をソフトウェアで行う場合と、(b)ホップバイホップ
転送処理をハードウェアで行う場合とに分けて、従来の
中継装置の方式を説明する。
【0007】(a)ホップバイホップ転送処理をソフト
ウェアで行う場合 図7はスイッチにATMスイッチを使用し、ホップバイ
ホップ転送処理をソフトウェアで行う場合の従来の中継
装置の概略構成を示すブロック図である。図中711
71n は入力回線、72はATMスイッチ部、73はス
イッチングテーブル、741 〜74n は出力回線、75
はパケット組立・分割部、76はプロセッサ、77はフ
レームメモリを示す。
【0008】中継装置でルーティング処理されるべきフ
ローの最初のパケットが入力回線711 〜71n-1 より
ATMスイッチ部72に入力される。実際には、ATM
スイッチ部72に入力されるパケットはATMセル化さ
れている。つまり、複数のセルがパケット単位でATM
スイッチ部72に入力される。
【0009】ATMスイッチ部72は、スイッチングテ
ーブル73を参照して、該パケット(実際はATMセ
ル)をハードウェアによりスイッチング処理する。ま
た、ホップバイホップ転送あるいはカットスルー転送す
るか決まっていないフローのパケットは、スイッチング
テーブル73に出力回線74n に出力する設定が行われ
ている。
【0010】出力回線74n に出力されたパケットは、
パケット組立・分割部75に入力される。該パケットは
ATMセルに分割されて入力されるため、パケット組立
・分割部75でプロセッサ76が処理できるようにフレ
ームメモリ77上で元のパケットに組み立てられる。す
なわち、どういうアプリケーションに使用されるデータ
なのか、また、そのデータ長などの判断は1つのセルを
見ただけでは分からないため、パケット単位で各セルを
集めることにより、プロセッサ76が処理できる形にす
る。
【0011】パケットの組立が終了すると、パケット組
立・分割部75はプロセッサ76に当該コネクションの
確立要求を行うパケットが到着したことを、該パケット
が格納されているフレームメモリ77のアドレス等と共
に通知する。通知を受けたプロセッサ77は、当該パケ
ットのTCPのポート番号を参照し、該パケットが流れ
るフローをホップバイホップ転送するか、カットスルー
転送するかを判定する。
【0012】その判定の結果、該フローをカットスルー
転送する場合は、プロセッサ76はスイッチングテーブ
ル73にATMスイッチ部72でのスイッチング処理の
みにより、該フローを流れるパケットがスイッチングさ
れるように設定を行う。また、該フローをホップバイホ
ップ転送する場合は、スイッチングテーブル73を変更
せず、その後も該フローを流れるパケットをプロセッサ
76のソフトウェアで処理する。
【0013】次に、カットスルー転送されるパケット
(以下、カットスルーパケットと呼ぶ)とホップバイホ
ップ転送されるパケット(以下、ホップバイホップパケ
ットと呼ぶ)が中継装置内でどのように処理されるかに
ついて説明する。
【0014】ATMスイッチ部72にカットスルーパケ
ットが入力されると、スイッチングテーブル73に従っ
て出力回線が決定され、その決定された出力回線741
〜74n-1 にカットスルーパケットが出力される。
【0015】ホップバイホップパケットは、スイッチン
グテーブル73に出力回線74n にスイッチングする設
定が行われている。ATMスイッチ部72の出力回線7
nに出力されたパケットは、パケット組立・分割部7
5に転送される。
【0016】パケット組立・分割部75では、プロセッ
サ76が処理できるようATMセルをフレームメモリ7
7上で元のパケットに組み立てる。パケットの組立が終
了すると、パケット組立・分割部75はプロセッサ76
にホップバイホップパケットが到着したことを該パケッ
トが格納されているフレームメモリ77のアドレス等と
共に通知する。
【0017】通知を受けたプロセッサ76は、当該パケ
ットのヘッダ(送信元アドレス、宛先アドレス等)を基
にルーティング処理を行う。ルーティング処理が終了す
ると、プロセッサ76はパケット組立・分割部75に送
信すべきパケットがフレームメモリ77上に存在するこ
とを通知する。パケット組立・分割部75は、フレーム
メモリ77から送信すべきパケットを取り出し、ATM
セルに分割した後、ATMスイッチ部72の入力回線7
n に入力する。入力回線71n から入力されたパケッ
トは、スイッチングテーブル73に従って決定された出
力回線741 〜74n-1 に出力される。
【0018】ここで、従来の中継装置において、プロセ
ッサ76は、ホップバイホップパケット、トリガパケッ
ト、ルーティングプロトコル情報を含むパケット、AT
Mコネクションの確立に使用するシグナリングセル等の
種類によらず、パケット組立・分割部75からパケット
到着通知を受けた順序で当該パケットを処理している。
【0019】(b)ホップバイホップ転送処理をハード
ウェアで行う場合 図8はスイッチ部にATMを使用し、ホップバイホップ
転送処理をハードウェアで行う場合の従来の中継装置の
概略構成を示すブロック図である。図中811〜81n
は入力回線、82はATMスイッチ部、83はスイッチ
ングテーブル、841 〜84n は出力回線、85はパケ
ット組立・分割部、86はプロセッサ、87はフレーム
メモリ、88はルーティング処理部を示す。
【0020】図8において、図7と異なるのは、出力回
線84n からパケット組立・分割部85に転送され、フ
レームメモリ87上に組み立てられたホップバイホップ
パケットのルーティング処理をルーティング処理部88
にてハードウェアで行うことである。
【0021】ルーティング処理部88は、フレームメモ
リ87上にパケットの組立が終了したことをパケット組
立・分割部85より通知されると、該パケットのヘッダ
情報(送信元アドレス、宛先アドレス等)に基づいてル
ーティング処理を行う。ルーティング処理終了後、パケ
ット組立・分割部85に送信すべきパケットがフレーム
メモリ87上に存在することを通知する。パケット組立
・分割部85は、該パケットをATMセルに分割し、入
力回線81n よりATMスイッチ部82に入力する。
【0022】このように、ルーティング処理部88をハ
ードウェアで構成することにより、高速なルーティング
処理が実現できる。この場合、図8の構成では、プロセ
ッサ86で処理すべきパケットはカットスルー転送を行
うか否か判定するためのトリガパケットおよびルーティ
ングプロトコル情報を含むパケット、ATMコネクショ
ンの確立に使用するシグナリングセルなど、当該中継装
置宛てのパケットのみとなる。
【0023】ここで、従来の中継装置において、図8に
おけるプロセッサ86およびルーティング処理部88
は、図7におけるプロセッサ76と同様にパケットの種
類によらず、パケット組立・分割部85からパケット到
着通知を受けた順序で当該パケットを処理している。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図7のように構成され
る従来の中継装置では、ATMスイッチ部72とパケッ
ト組立・分割部75はATMスイッチ部72の一本の入
出力回線を介して接続されており、ホップバイホップ転
送されるデータパケット、トリガパケット、ルーティン
グプロトコル情報を含むパケット、ATMコネクション
の確立で使用されるシグナリングセルなど、プロセッサ
76で処理されるべきパケットがATMセル化された状
態で当該回線上に転送される。
【0025】ATMスイッチ部72からパケット組立・
分割部75には、入力回線よりATMスイッチ部72に
入力された順序とほぼ同じ順序でセルが出力される。ま
た、ATMスイッチ部72とパケット組立・分割部75
を接続する回線の帯域を越えてパケット組立・分割部7
5宛のセルがATMスイッチ部72に入力される状態
(輻輳)が継続すると、ATMスイッチ部72の内部で
セル廃棄が発生することが考えられる。
【0026】従来の中継装置では、ATMスイッチ部7
2の入力側にパケット組立・分割部75宛のセルの出力
順序を制御する機能がないため、上記セル廃棄はセルの
種類によらずに発生することになる。このような場合、
トリガパケット、ルーティングプロトコル情報を含むパ
ケット、シグナリングセル等の中継装置間での制御・管
理情報もホップバイホップ転送されるデータパケットと
同様に廃棄される。このため、中継装置間の制御や、管
理情報の中継装置間での共有化に影響を与える可能性が
あった。
【0027】なお、このような問題を解決するために、
パケット組立・分割部75がフレームメモリ77内にセ
ルの種類毎あるいはパケットの種類毎にバッファキュー
を有し、例えばトリガパケットに他のパケットよりも高
い優先度を与えて、プロセッサ76が優先的に処理する
構成をとったとしても、ATMスイッチ部72の内部で
セルの種類によらずにセル廃棄が発生するため、装置全
体で見ると、必ずしもトリガパケットが優先的に処理さ
れるとは言えない。
【0028】また、図8に示す構成でも、トリガパケッ
ト、ルーティングプロトコル情報を含むパケット、シグ
ナリングセルなど、重要度の高いパケットがセルの入力
状態に応じて破棄される可能があった。
【0029】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、ATMスイッチの前段でパケット種類に応じた優
先制御を実現し、優先度の高いパケットを優先的に送出
して効率的なデータ通信を可能とする中継装置を提供す
ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
中継装置は、ATMスイッチを用いてネットワーク層に
おけるルーティング処理およびデータリンク層における
スイッチング処理を行う中継装置において、上記ルーテ
ィング処理およびスイッチング処理を行う前に、入力デ
ータをパケット単位で扱い、そのパケット種類を判別
し、各パケットをパケット種類に応じた優先度に従って
上記ATMスイッチに送出する優先度制御手段を具備し
たことを特徴とする。
【0031】また、請求項2では、上記優先度制御手段
が上記ATMスイッチの前段に設けられ、パケット種類
毎にパケットを格納する複数のキューを有し、これらの
キューに格納されたパケットを各キュー毎に設定された
優先度に従って上記ATMスイッチに送出することを特
徴とする。
【0032】また、請求項3では、上記優先度制御手段
が上記各キューの中で最も優先度の高いキューからパケ
ットを出力させることを特徴とする。また、請求項4で
は、上記優先度制御手段が上記各キューから優先度順に
パケットを出力させることを特徴とする。
【0033】このような構成によれば、ATMスイッチ
の前段に設けられた優先度制御手段により、ルーティン
グ処理およびスイッチング処理を行う前に、入力データ
がパケット単位で扱われ、そのパケット種類に応じた優
先度に従ってATMスイッチに送出される。これによ
り、多数のトラフィックが入力された場合でも、優先度
の高いパケットが優先的に転送、処理され、ATMスイ
ッチ内で廃棄される可能性は低くなり、効率的なデータ
通信が可能となる。
【0034】この場合、例えばトリガーパケット、制御
セル、ルーティング情報など、中継装置間の制御・管理
情報に高い優先度を与えることにより、中継装置間で迅
速な制御および管理情報の共有化が可能となる。
【0035】また、各パケット種類毎の優先度を外部か
らの設定で可変にすることにより、ホップバイホップ転
送されるユーザデータに制御・管理情報より高い優先度
を与えることも可能となり、ユーザデータを優先的に処
理することもできる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る中継装置を説明する。本発明の中継装置
は、ATMネットワークの交換機として用いられ、ネッ
トワーク層におけるルーティング処理をソフトウェアあ
るいはハードウェアで行う(ホップバイホップ転送)こ
とに加え、隣接中継装置間でやり取りするトランスポー
ト層より上位層のプロトコルに応じて確立されるバイパ
ス転送路(カットスルー転送路)を使用して、ソフトウ
ェアの介在なしにハードウェアのみにより、データリン
ク層におけるスイッチング処理を行う(カットスルー転
送)ことにより、パケットのルーティングを高速に行う
ものである。
【0037】以下では、中継装置の構成として、(a)
ホップバイホップ転送処理をソフトウェアで行う場合
と、(b)ホップバイホップ転送処理をハードウェアで
行う場合とに分けて説明する。
【0038】(a)ホップバイホップ転送処理をソフト
ウェアで行った場合 図1はスイッチにATMスイッチを使用し、ホップバイ
ホップ転送処理をソフトウェアで行う場合の本発明の中
継装置の概略構成を示すブロック図である。図中111
〜11n は入力回線、121 〜12n-1 は優先制御部、
13はATMスイッチ部、14はスイッチングテーブ
ル、151 〜15n は出力回線、16はパケット組立・
分割部、17はプロセッサ、18はフレームメモリを示
す。
【0039】図1において、図7と異なる点は優先制御
部121 〜12n-1 が設けられていることである。この
優先制御部121 〜12n-1 は、ATMスイッチ部13
の前段に設けられ、入力データをパケット単位で扱い、
そのパケット種類に応じた優先度制御を行うものであ
る。
【0040】入力回線111 〜11n-1 より入力された
パケット(実際はATMセル)は、優先制御部121
12n-1 において、パケットの種類が判別され、そのパ
ケット種類毎にキューイングされる。優先制御部121
〜12n-1 において、各パケット種類毎に設けられたバ
ッファキュー231 〜23m (図2参照)には、それぞ
れATMスイッチ部13に出力される順序に関して優先
度が与えられている。優先制御部121 〜12n-1 は、
この優先度を持つバッフアキュー231 〜23m をスケ
ジューリングして、ATMスイッチ部13にパケットを
出力する。なお、この優先制御部121 〜12n-1 の詳
細動作については後に図2を参照して説明する。
【0041】ATMスイッチ部13にATMセルの形式
でパケットが入力されると、スイッチングテーブル14
を参照して、該パケット(実際はATMセル)をハード
ウェアによりスイッチング処理する。スイッチングテー
ブル14には、どのパケットをどの回線に出力するかと
いった情報が予め設定されている。また、ホップバイホ
ップ転送するか、カットスルー転送するかが決まってい
ないフローを流れるパケットはスイッチングテーブル1
4に出力回線15n に出力する設定が行われている。
【0042】出力回線15n に出力されたパケットは、
パケット組立・分割部16に入力される。該パケットは
ATMセルに分割されて入力されるため、パケット組立
・分割部16でプロセッサ17が処理できるようにフレ
ームメモリ18上で元のパケットに組み立てられる。す
なわち、どういうアプリケーションに使用されるデータ
なのか、また、そのデータ長などの判断は1つのセルを
見ただけでは分からないため、パケット単位で各セルを
集めることにより、プロセッサ17が処理できる形にす
る。
【0043】パケットの組立が終了すると、パケット組
立・分割部16はプロセッサ17に当該フローのトリガ
パケットが到着したことを該パケットが格納されている
フレームメモリ18のアドレス等と共に通知する。プロ
セッサ17は、トリガ条件と比較し、該パケットが流れ
るフローをカットスルー転送するか否かの判定を行う。
【0044】その結果、該フローをカットスルー転送す
る場合は、プロセッサ17はスイッチングテーブル14
にATMスイッチ部13のスイッチング処理のみによ
り、該フローを流れるパケットのルーティングを行うよ
うに設定を行う。ホップバイホップ転送する場合は、ス
イッチングテーブルは変更せず、その後も該フローを流
れるパケットをプロセッサ17でソフトウェアによりホ
ップバイホップ転送処理する。
【0045】次に、カットスルーパケット(カットスル
ー転送されるパケット)とホップバイホップパケット
(ホップバイホップ転送されるパケット)の処理につい
て説明する。
【0046】ATMスイッチ部13にカットスルーパケ
ットが入力されると、スイッチングテーブルに従って出
力回線が決定され、その決定された出力回線151 〜1
n-1 にカットスルーパケットが出力される。
【0047】ホップバイホップパケットは、スイッチン
グテーブル14に出力回線15n にスイッチングする設
定が行われている。ATMスイッチ部13の出力回線1
nに出力されたパケットはパケット組立・分割部16
に転送される。
【0048】パケット組立・分割部16では、プロセッ
サ17が処理できるようATMセルをフレームメモリ1
8上で元のパケットに組み立てる。パケットの組立が終
了すると、パケット組立・分割部16はプロセッサ17
にホップバイホップパケットが到着したことを該パケッ
トが格納されているフレームメモリ18のアドレス等と
共に通知する。
【0049】通知を受けたプロセッサ17は、当該パケ
ットのヘッダ情報(送信元アドレス、宛先アドレス等)
に基づいてルーティング処理を行う。ルーティング処理
が終了すると、プロセッサ17はパケット組立・分割部
16に送信すべきパケットがフレームメモリ18上に存
在することを通知する。パケット組立・分割部16は、
フレームメモリ18から送信パケットを取り出し、AT
Mセルに分割した後、ATMスイッチ部13の入力回線
11n に入力する。入力回線11n から入力されたパケ
ットは、スイッチングテーブル14に従って決定された
出力回線151〜15n-1 に出力される。
【0050】ここで、優先制御部121 〜12n-1 につ
いて説明する。図2は優先制御部121 〜12n-1 の概
略構成を示すブロック図である。優先制御部121 〜1
n-1 は、各入力回線111 〜11n-1 毎にATMスイ
ッチ部13の前段に設けられており、図2に示すよう
に、パケット組立部20、フィルタリング部21、フィ
ルタリングテーブル22、バッファキュー231 〜23
m、キュー管理部24、セレクタ25からなる。
【0051】パケット組立部20は、ATMセルの形で
分割して入力された各セルをパケット形式に組み立て
る。この場合、各セルの中の所定のセルにどのようなパ
ケットなのかを示す情報が書き込まれており、パケット
組立部20はこの情報に基づいて各セルをパケット単位
で組み立てる。
【0052】フィルタリング部21は、パケット組立部
20によって得られたパケットの種類を判別し、フィル
タリングテーブル22を参照して、該パケットをその種
類に応じてバッファキュー231 〜23m に割り当て
る。なお、パケットの種類を判別する方法として、例え
ばVPI/VCIを用いる方法がある。
【0053】すなわち、ATMネットワークの中には、
いくつかの仮想パス(VP)が設定され、さらに、その
各仮想パス毎に実際にデータを送る仮想チャネル(V
C)がいくつか設定されている。このため、まず、どの
VPを使用するかを識別するために、セルのヘッダ部分
にVPI(Virtual Path Identifier :仮想パス識別
子)を設けている。さらに、VPの中のどのVCを使用
して相手にデータを送ればよいかを識別するために、セ
ルのヘッダ部分にVCI(Virtual Channel Identifie
r:仮想チャネル識別子)を設けている。このVPI/
VCIは、どのVPと、どのVCを選択して相手と通信
するかを決める部分であるため、ルーティング・ビット
(通信経路を選択するためのビット)と呼ばれている。
なお、セルは53バイトからなり、そのうちの5バイト
をヘッダとして用い、残りの48バイトをユーザ情報と
して用いている。
【0054】ここで、例えばUNI(User-Network Int
erface)では、VPIが8ビット、VCIが16ビット
用意されているが、実際に使用されるフィールドは制限
されている場合がある。また、いくつかの値は予め使用
方法が限定されており、その1つにコネクションを設定
するためのシグナリング用VCC(Virtual ChannelCon
nection:仮想チャネル・コネクション)がある。この
シグナリング用VCCは、例えばシグナリングの用途に
よりVCIの1,2,5に割り付けられている。したが
って、入力されたパケットの種類を判別する際に、当該
パケットの中の所定のセルに上記1,2,5のVCIが
入っていたら、コネクション設定用のパケットと判定す
ることができる。
【0055】なお、上記1,2,5のVCIは下記のよ
うな種類を示す。 VCI=1:メタシグナリング VCI=2:ブロードキャストシグナリング VCI=5:ポイント−ポイントシグナリング フィルタリングテーブル22には、このようなパケット
の種類に応じたバッファキューの選択条件が予め設定さ
れている。バッファキュー231 〜23m は、フィルタ
リング部21によってフィルタリングされたパケットを
格納するためのメモリであり、例えばバッファキュー2
1 ,232 ,233 …といった順で優先度が付けられ
ている。
【0056】キュー管理部24は、バッファキュー23
1 〜23m に格納されたパケットの出力制御を後述する
固定優先方式(図3)またはラウンドロビン方式(図
4)にて行う。セレクタ25は、キュー管理部24の制
御によって動作し、バッファキュー231 〜23m に格
納されたパケットを選択的にATMスイッチ部13に出
力する。
【0057】以下、この優先制御部121 〜12n-1
含めた中継装置の処理動作を説明する。各入力回線11
1 〜11n-1 を介して入力されたパケット(実際はAT
Mセル)は、優先制御部121 〜12n-1 によって優先
度制御されてから、ATMスイッチ部13に入力され
る。
【0058】優先制御部121 〜12n-1 内において、
ATMセルの形で入力される各セルは、パケット組立部
20によってパケット形式にまとめられ、フィルタリン
グ部21に与えられる。フィルタリング部21では、ま
ず、入力されたパケットが正常なパケットであるか判断
し、正常パケットであることが分かった場合には、当該
パケットがどのような種類のパケットであるか判断す
る。このパケット種類のの判断は、当該パケットを構成
する各セルの中の所定のセルに書き込まれた情報を読み
込むことにより行う。
【0059】パケットの種類としては、トリガパケッ
ト、ルーティングプロトコル情報を含むパケット、シグ
ナリングセル等の中継装置間での制御・管理情報および
ユーザのデータパケットが挙げられる。
【0060】パケットの種類が判明すると、フィルタリ
ング部21はフィルタリングテーブル22を参照し、当
該種類のパケットをどのバッファキュー231 〜23m
に格納すべきか決定する。その際、単純にパケット種類
毎にバッファキュー231 〜23m を割り当てる場合に
は、パケット種類とバッファキュー231 〜23m を1
対1に対応させれば良いが、ここではパケット種類とそ
の他の情報(例えば当該パケットの送信元、当該パケッ
トの送信先あるいは当該パケットが転送されるフロー
等)を組み合わせた条件でバッファキュー231 〜23
m を割り当てるなど、柔軟性も考慮しているため、フィ
ルタリングテーブル22を配置している。
【0061】このフィルタリングテーブル22を検索し
て当該パケットが格納されるべきバッファキュー231
〜23m が決定すると、フィルタリング部21は当該パ
ケットをその決定されたバッファキュー231 〜23m
に格納する。バッファキュー231 〜23m は最初に格
納したパケットから順に出力する方式であるFIFO
(先入れ先出し方式)の形態をとる。ここまでが、優先
制御部121 〜12n-1の入力側の動作である。
【0062】優先制御部121 〜12n-1 の出力側で
は、各バッファキュー231 〜23mからキュー管理部
24に対して、ATMスイッチ部13側に出力すべきパ
ケットが1パケット以上格納されているか否かを示す信
号(キューステータス信号)が入力される。キュー管理
部24では、このキューステータス信号に基づいて次に
ATMスイッチ部13に出力すべきパケットが格納され
ているバッファキュー231 〜23m を決定し、該当す
るバッファキュー231 〜23m に対してのみATMス
イッチ部13へのパケット出力を許可する信号(出力イ
ネーブル信号)をアクティブにする。
【0063】同時に、キュー管理部24は該当するバッ
ファキュー231 〜23m からのパケットがATMスイ
ッチ部13に出力されるようにセクレタ25を切り替え
る。どのように優先制御を行うかはキュー管理部24に
実装されるアルゴリズムに依存する。本実施形態では、
固定優先方式(図3)とラウンドロビン方式(図4)の
2つを示す。
【0064】ここで、キューステータス(#x)信号
は、バッファキュー#xに1パケット以上格納されてい
るか否かを示し、“H”レベルのとき、1パケット以上
格納されていることを示す信号であるとする。出力イネ
ーブル(#x)信号は、バッファキュー(#x)にパケ
ットの出力を許可するか否かを示し、“H”レベルのと
き、出力許可を示す信号であるとする。また、バッファ
キュー(#1)に最も高い優先度を割り当て、バッファ
キュー(#m)に最も低い優先度を割り当るものとす
る。
【0065】固定優先方式は、次にATMスイッチ部1
3に出力すべきパケットを決定する際、パケットを1パ
ケット以上格納しているバッファキューで、最も優先度
の高いバッファキューからパケットを出力させる方式で
ある。
【0066】具体的には、キュー管理部24が図3に示
すような構成をとり、バッファキュー(#1)にパケッ
トが格納されている場合(キューステータス(#1)=
“H”レベル)に、必ず、バッファキュー(#1)にパ
ケットの出力を許可する(出力イネーブル(#1)=
“H”レベル)。バッファキュー(#2)にパケットの
出力を許可する出力イネーブル(#2)は自バッファキ
ューより高い優先度を持つバッファキュー(#1)にパ
ケットが格納されていない場合(キューステータス(#
1)=”L”レベル)に限り、“H”レベルとなる。
【0067】デコーダ31は、出力イネーブル(#1)
〜出力イネーブル(#m)をデコードし、出力許可され
たバッファキューから出力されるパケットがATMスイ
ッチ部13に出力されるようにセレクタ25を制御する
信号(セレクタ制御信号)を生成する。
【0068】このように、固定優先方式では、常に最も
優先度の高いバッファキューからパケットが出力される
ことになる。ラウンドロビン方式は、次にATMスイッ
チ部13に出力するパケットを決定する際、前回ATM
スイッチ部13にパケットを出力したバッファキューの
次に高い優先度を持つバッファキューにパケットを出力
する権利を与える方式である。ただし、出力する権利を
与えるのみであるので、権利を与えられたバッファキュ
ーに出力すべきパケットが格納されていない場合には、
さらに次に高い優先度を持つバッファキューに権利を与
える。
【0069】このように、ラウンドロビン方式では、パ
ケットをATMスイッチ部13に出力する権利を与えら
れ、かつ、出力すべきパケットを格納しているバッファ
キューからパケットが出力される。
【0070】具体的には、キュー管理部24が図4に示
すような構成をとり、例えば前回バッファキュー(#
1)からパケットを出力した場合には、まず、バッファ
キュー(#2)に出力すべきパケットが格納されている
かを判定する。格納されていれば、ラウンドロビンスケ
ジューラ41はバッファキュー(#2)に出力許可を与
え、出力イネーブル生成部42で出力イネーブル(#
2)のみを“H”レベルにして出力する。
【0071】デコーダ43は、バッファキュー(#2)
から出力されるパケットがATMスイッチ部13に出力
されるようにセレクタ25を制御する信号(セレクタ制
御信号)を生成する。を制御する信号を生成する。
【0072】また、バッファキュー(#2)に出力すべ
きパケットが格納されていない場合には、ラウンドロビ
ンスケジューラ41はバッファキュー(#3)に出力す
る権利を与え、バッファキュー(#3)に出力すべきパ
ケットが格納されているか判定する。出力すべきパケッ
トが格納されているバッファキューが見つかるまで、同
様の動作を繰り返す。
【0073】出力すべきパケットが格納されているバッ
ファキューが見つかった時点で、ラウンドロビンスケジ
ューラ41は該バッファキューの次に優先度の高いバッ
ファキューを指して停止し、次回、出力するパケットを
決定する際には、前記バッファキューから出力する権利
を与え、当該バッファキューに出力すべきパケットが格
納されているか判定する。
【0074】すなわち、ラウンドロビン方式は、上記固
定優先方式のように特定のバッファキューから優先的に
パケットをATMスイッチ部13に出力するのではな
く、全てのバッファキューを対象として、各バッファキ
ューから優先順にパケットを出力させる方式である。
【0075】このように、ATMスイッチ部13の前段
に優先制御部121 〜12n-1 に設け、スイッチング処
理及びルーティング処理を行う前に入力データをパケッ
ト単位で扱い、そのパケット種別に応じた優先度制御を
行うことにより、ATMスイッチ部13とパケット組立
・分割部16を接続する回線の帯域を越えるトラフィッ
クが入力された場合でも、重要度の高いパケットが優先
的にパケット組立・分割部16に転送、処理されるた
め、ATMスイッチ部13内で廃棄される可能性は低く
なる。
【0076】したがって、例えばカットスルートリガー
パケット、制御セル、ルーティング情報など、中継装置
間の制御・管理情報に高い優先度を与えることにより、
中継装置間で迅速な制御および管理情報の共有化が可能
となる。
【0077】また、各パケット種類毎の優先度を可変に
することにより、ホップバイホップ転送されるユーザデ
ータに制御・管理情報より高い優先度を与えることが可
能となり、当該中継装置においてユーザデータを優先的
に処理することもできる。優先度の設定は当該中継装置
のユーザのシナリオ(ホップバイホップ転送されるユー
ザデータに高い優先度を与える、制御情報に高い優先度
を与える、管理情報に高い優先度を与える等)に合わせ
て柔軟に行うことができる。
【0078】(b)ホップバイホップ転送処理をハード
ウェアで行う場合 図5はスイッチにATMスイッチを使用し、ホップバイ
ホップパケットをハードウェアによるルーティング処理
する場合の中継装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図中511 〜51n は入力回線、521 〜52n-1
は優先制御部、53はATMスイッチ部、54はスイッ
チングテーブル、551 〜55n は出力回線、56はパ
ケット組立・分割部、57はプロセッサ、58はフレー
ムメモリ、59はルーティング処理部を示す。
【0079】図1と異なる点は、出力回線55n からパ
ケット組立・分割部56に転送され、フレームメモリ5
8上に組み立てられたホップバイホップパケットのルー
ティング処理をルーティング処理部59で行うことであ
る。
【0080】ルーティング処理部59は、フレームメモ
リ58上にパケットの組立が終了したことをパケット組
立・分割部56より通知されると、該パケットのヘッダ
情報(送信元アドレス、宛先アドレス等)に基づいてル
ーティング処理を行う。ルーティング処理終了後、パケ
ット組立・分割部56に送信すべきパケットがフレーム
メモリ58上に存在することを通知する。パケット組立
・分割部56は、該パケットをATMセルに分割し、回
線51n よりATMスイッチ部53に入力する。
【0081】このように、ルーティング処理部59をハ
ードウェアで構成することにより、高速なルーティング
処理が実現できる。この場合、図5の構成では、プロセ
ッサ57で処理すべきパケットはトリガパケットおよび
ルーティングプロトコル情報を含むパケット、ATMコ
ネクション確立に使用するシグナリングセル等の当該中
継装置宛のパケットのみとなる。
【0082】図6にルーティング処理部59の概略構成
を示す。ルーティング処理部59は、フレームメモリ管
理部61、ヘッダ解析部62、テーブルI/F63、フ
ォワーディングテーブル64からなる。このルーティン
グ処理部59の内部では、パケット組立・分割部56か
らパケット組立終了の通知を受けると共に、当該パケッ
トが格納されているフレームメモリ58のアドレス等を
受け取り、フレームメモリ管理部61で管理する。
【0083】フレームメモリ管理部61は、通知された
当該パケットが格納されているフレームメモリ58のア
ドレスに基づいて当該パケットのヘッダ情報を抽出し、
これをヘッダ解析部62に転送する。ヘッダ解析部62
では、抽出されたヘッダ情報の解析を行い、当該パケッ
トのルーティング情報が格納されているフォワーディン
グテーブル64を検索するためのキーを作成し、テーブ
ルI/F63に通知する。
【0084】テーブルI/F63は、通知されたフォワ
ーディングテーブル64の検索キーで、当該パケットの
出力方路情報であるルーティング情報をフォワーディン
グテーブル64から検索し、抽出する。抽出されたルー
ティング情報は、当該ルーティング情報がどのパケット
に関連するものか識別するための情報と共にフレームメ
モリ管理部61に転送される。
【0085】フレームメモリ管理部61は、抽出したル
ーティング情報を当該パケットが格納されているフレー
ムメモリアドレスに書き込み、パケット組立・分割部5
6にルーティング処理が終了したことを通知する。
【0086】このような構成において、図1と同様に、
ATMスイッチ部53の前段に設けられた優先制御部5
1 〜52n-1 が入力データをパケット単位で扱い、そ
のパケット種類に応じた優先度制御を行うことを特徴と
する。
【0087】なお、優先制御部521 〜52n-1 の構成
については図2と同様であり、また、その中に設けられ
るキュー管理部24の構成(固定優先方式/ラウンドロ
ビン方式)についても図3および図4と同様であるた
め、ここでは、その説明を省略するものとする。
【0088】この優先制御部521 〜52n-1 による優
先度制御により、ATMスイッチ部53とパケット組立
・分割部56を接続する回線の帯域を越えるトラフィッ
クが入力された場合でも、重要度の高いパケットが優先
的にパケット組立・分割部56に転送、処理されるた
め、ATMスイッチ部53内で廃棄される可能性は低く
なる。
【0089】したがって、例えばカットスルートリガー
パケット、制御セル、ルーティング情報など、中継装置
間の制御・管理情報に高い優先度を与えることにより、
中継装置間で迅速な制御および管理情報の共有化が可能
となる。
【0090】また、各パケット種類毎の優先度を可変に
することにより、ホップバイホップ転送されるユーザデ
ータに制御・管理情報より高い優先度を与えることが可
能となり、当該中継装置においてユーザデータを優先的
に処理することもできる。優先度の設定は当該中継装置
のユーザのシナリオ(ホップバイホップ転送されるユー
ザデータに高い優先度を与える、制御情報に高い優先度
を与える、管理情報に高い優先度を与える等)に合わせ
て柔軟に行うことができる。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ルーティ
ング処理およびスイッチング処理を行う前に入力データ
をパケット単位で扱い、そのパケット種類に応じた優先
度に従ってATMスイッチに送出する構成としたことに
より、優先度の高いパケットを優先的に転送、処理する
ことが可能となり、効率的なデータ通信を実現すること
ができるまた、例えばトリガーパケット、制御セル、ル
ーティング情報など、中継装置間の制御・管理情報に高
い優先度を与えることにより、中継装置間で迅速な制御
および管理情報の共有化が可能となる。
【0092】また、各パケット種類毎の優先度を外部か
らの設定で可変にすることにより、ホップバイホップ転
送されるユーザデータに制御・管理情報より高い優先度
を与えることも可能となり、ユーザデータを優先的に処
理することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中継装置の概略構成を示す図であっ
て、スイッチにATMスイッチを使用し、ホップバイホ
ップ転送処理をソフトウェアで行う場合の概略構成を示
すブロック図。
【図2】上記中継装置に用いられる優先制御部の概略構
成を示すブロック図。
【図3】上記優先制御部内のキュー管理部を固定優先方
式で実現した場合の概略構成を示すブロック図。
【図4】上記優先制御部内のキュー管理部をラウンドロ
ビン方式で実現した場合の概略構成を示すブロック図。
【図5】本発明の中継装置の概略構成を示す図であっ
て、スイッチにATMスイッチを使用し、ホップバイホ
ップ転送処理をハードトウェアで行う場合の概略構成を
示すブロック図。
【図6】上記中継装置内のルーティング処理部の概略構
成を示すブロック図。
【図7】従来の中継装置の概略構成を示す図であって、
スイッチにATMスイッチを使用し、ホップバイホップ
転送処理をソフトウェアで行う場合の概略構成を示すブ
ロック図。
【図8】従来の中継装置の概略構成を示す図であって、
スイッチにATMスイッチを使用し、ホップバイホップ
転送処理をハードウェアで行う場合の概略構成を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
111 〜11n …入力回線 121 〜12n-1 …優先制御部 13…ATMスイッチ部 14…スイッチングテーブル 151 〜15n …出力回線、 16…パケット組立・分割部 17…プロセッサ 18…フレームメモリ 20…パケット組立部 21…フィルタリング部 22…フィルタリングテーブル 231 〜23m …バッファキュー 24…キュー管理部 25…セレクタ 31…デコーダ 41…ラウンドロビンスケジューラ 42…出力イネーブル生成部 43…デコーダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATMスイッチを用いてネットワーク層
    におけるルーティング処理およびデータリンク層におけ
    るスイッチング処理を行う中継装置において、 上記ルーティング処理およびスイッチング処理を行う前
    に、入力データをパケット単位で扱い、そのパケット種
    類を判別し、各パケットをパケット種類に応じた優先度
    に従って上記ATMスイッチに送出する優先度制御手段
    を具備したことを特徴とする中継装置。
  2. 【請求項2】 上記優先度制御手段は、上記ATMスイ
    ッチの前段に設けられ、パケット種類毎にパケットを格
    納する複数のキューを有し、これらのキューに格納され
    たパケットを各キュー毎に設定された優先度に従って上
    記ATMスイッチに送出することを特徴とする請求項1
    記載の中継装置。
  3. 【請求項3】 上記優先度制御手段は、上記各キューの
    中で最も優先度の高いキューからパケットを出力させる
    ことを特徴とする請求項2記載の中継装置。
  4. 【請求項4】 上記優先度制御手段は、上記各キューか
    ら優先度順にパケットを出力させることを特徴とする請
    求項2記載の中継装置。
JP9358448A 1997-12-25 1997-12-25 中継装置 Pending JPH11191778A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9358448A JPH11191778A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 中継装置
CA002282441A CA2282441C (en) 1997-12-25 1998-12-25 Atm relay device and network including same
PCT/JP1998/005964 WO1999034558A1 (fr) 1997-12-25 1998-12-25 Repeteur mta et reseau le comprenant
US09/367,956 US6781994B1 (en) 1997-12-25 1998-12-25 Distributing ATM cells to output ports based upon destination information using ATM switch core and IP forwarding
EP98961608A EP0967756A4 (en) 1997-12-25 1998-12-25 ATM INTERMEDIATE REGENERATOR AND NETWORK WITH THIS

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9358448A JPH11191778A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 中継装置

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JP9358448A Pending JPH11191778A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 中継装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011044800A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Fujitsu Ltd 通信装置、通信システムおよび通信方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011044800A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Fujitsu Ltd 通信装置、通信システムおよび通信方法

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