JPH11190959A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11190959A
JPH11190959A JP9358545A JP35854597A JPH11190959A JP H11190959 A JPH11190959 A JP H11190959A JP 9358545 A JP9358545 A JP 9358545A JP 35854597 A JP35854597 A JP 35854597A JP H11190959 A JPH11190959 A JP H11190959A
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JP
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electrostatic latent
image
latent image
developing
developing bias
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JP9358545A
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Taizo Nozawa
泰三 野沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像濃度を高く維持でき、感光体の経時劣化を
生じにくい画像形成装置を提供する。 【解決手段】この発明の画像形成装置2は、感光体ドラ
ム10に形成された静電潜像に現像剤を選択的に供給し
て静電潜像を現像するする現像装置11と、現像装置
に、交流と直流とが重畳された現像バイアス電圧を、現
像装置が感光体ドラム上に静電潜像が存在せず、静電潜
像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域に
対向されている場合に、感光体ドラム上の静電潜像が形
成されている画像領域に対向されている場合に比較し
て、交流成分の周波数を増大し、交流成分の実効出力を
変化し、直流成分の大きさを感光体ドラムに与えられて
いる表面電位の極性の側に設定し、その大きさを表面電
位に近接した大きさに偏位させる現像バイアス電圧制御
回路111と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、対象物の画像を
光の明暗変化パターンとして光学的に読み取り、読み取
った画像情報に基づいて画像を複写する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えば静電複写プロセス
が利用される複写装置では、光の明暗として感光体に伝
達された複写対象物の画像情報に対応する静電潜像を現
像することで、画像が複写される。
【0003】感光体は、例えば円筒状に形成されたアル
ミニウムの外周に、無機または有機の感光体の薄層を形
成したものが利用される。この感光体に画像情報を露光
することで静電潜像が形成される。
【0004】静電潜像は、可視化材であるトナーをトナ
ーと静電潜像との間の静電力により感光体上に選択的に
付着させる方法により現像されてトナー像に変換され
る。
【0005】このようにして得られたトナー像は、感光
体の外周面の移動速度と等しい速度で供給される転写材
に静電的に転写され、トナー像が加熱されて溶融した状
態で加圧されることで転写材に固着される。
【0006】ところで、上述したトナーによる静電潜像
の現像において、現像装置内の現像剤(1成分現像にお
いてはトナーのみ、2成分現像においてはトナーとキャ
リアが混合された混合物)と現像ローラには、所定の現
像バイアス電圧が印加されている。
【0007】この現像バイアス電圧は、多くの場合、感
光体の帯電電位と同極性の直流電圧が利用されるが、近
年、特にカラー複写装置のように、大量のトナーを一括
して感光体に付着させる必要のある場合に、交流電圧も
利用されている。なお、現像バイアス電圧として交流電
圧を利用することにより、転写材に転写可能なトナーの
量が増大され、結果として、転写材上の画像の画像濃度
が向上される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像バ
イアス電圧を交流とし、さらに大きさを増大させると、
転写材に転写される画像の画像濃度は向上されるもの
の、現像装置から感光体へのキャリアの移動(感光体へ
のキャリア付着)、感光体上の非画像部へのトナーの付
着(白紙部かぶり)、および画質の劣化等が生じる。
【0009】これらの現象のうち、キャリア付着は、現
像装置中の現像剤を減少することから、大面積画像のか
すれおよびトナー濃度制御によるトナー量の制御量の変
動等を引き起こす。また、非画像部へのトナーの付着
は、トナー消費量の増大および装置内部へのトナー飛散
の増大等を引き起こす。なお、画質の劣化は、交流バイ
アス電圧の大きさが増大されることにより、中間調濃度
の画像において、転写時に部分的に転写不良が生じて、
均一な画像濃度が得られなくなるものである。
【0010】また、現像バイアス電圧を交流とし、さら
にその大きさを増大させることは、現像剤に利用される
キャリアの静電的特性に影響を与えたり、感光体そのも
のへの影響の点で直流の現像バイアス電圧と異なる面が
あり、メンテナンスサイクルが、現像バイアス電圧が直
流のみである場合に比較して短かくなる問題がある。
【0011】この発明の目的は、画像濃度を高く維持で
き、感光体の経時劣化を生じにくい画像形成装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、像担持体に形成された静電潜
像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可視化する現
像手段と、この現像手段に、所定の現像バイアス電圧を
印加する現像バイアス印加手段と、前記現像手段が像担
持体上の静電潜像が形成されている画像領域に対向され
ている場合と像担持体上に静電潜像が存在せず、静電潜
像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域に
対向されている場合で、前記現像バイアス印加手段の出
力を変化する現像バイアス制御手段と、を有することを
特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0013】またこの発明は、像担持体に形成された静
電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可視化す
る現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが重畳さ
れた現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段
と、前記現像手段が像担持体上の静電潜像が形成されて
いる画像領域に対向されている場合と像担持体上に静電
潜像が存在せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対
応する領域以外の領域に対向されている場合で、前記現
像バイアス印加手段の出力を変化する現像バイアス制御
手段と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供
するものである。
【0014】さらにこの発明は、像担持体に形成された
静電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可視化
する現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが重畳
された現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手
段と、前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せ
ず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以
外の領域に対向されている場合に、像担持体上の静電潜
像が形成されている画像領域に対向されている場合に比
較して前記現像バイアス印加手段から出力される交流成
分の周波数を増大させる現像バイアス制御手段と、を有
することを特徴とする画像形成装置を提供するものであ
る。
【0015】またさらにこの発明は、像担持体に形成さ
れた静電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可
視化する現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが
重畳された現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印
加手段と、前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在
せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域
以外の領域に対向されている場合に、像担持体上の静電
潜像が形成されている画像領域に対向されている場合に
比較して前記現像バイアス印加手段から出力される交流
成分の中性点に対する一方の極性側の最大の電圧と他方
の極性側の最大の電圧の大きさを低下させる現像バイア
ス制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置
を提供するものである。
【0016】さらにまたこの発明は、像担持体に形成さ
れた静電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可
視化する現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが
重畳された現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印
加手段と、前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在
せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域
以外の領域に対向されている場合に、像担持体上の静電
潜像が形成されている画像領域に対向されている場合に
比較して前記現像バイアス印加手段から出力される交流
成分の実効出力を変化させる現像バイアス制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置を提供するもの
である。
【0017】またさらにこの発明は、像担持体に形成さ
れた静電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可
視化する現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが
重畳された現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印
加手段と、前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在
せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域
以外の領域に対向されている場合に、像担持体上の静電
潜像が形成されている画像領域に対向されている場合に
比較して前記現像バイアス印加手段から出力される交流
成分の実効出力を減少させる現像バイアス制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置を提供するもの
である。
【0018】さらにまたこの発明の現像バイアス制御手
段は、現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静
電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領
域に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形
成されている画像領域に対向されている場合に比較して
現像バイアス印加手段から出力される交流成分の中性点
に対する一方の極性側の最大の電圧と他方の極性側の最
大の電圧の中性点を一方の極性側に偏位させることで実
効出力を減少させることを特徴とするまたさらにこの発
明は、像担持体に形成された静電潜像に現像剤を選択的
に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、この現像
手段に、交流と直流とが重畳された現像バイアス電圧を
印加する現像バイアス印加手段と、記現像手段が像担持
体上に静電潜像が存在せず、静電潜像の周辺領域を含む
転写材に対応する領域以外の領域に対向されている場合
に、像担持体上の静電潜像が形成されている画像領域に
対向されている場合に比較して前記現像バイアス印加手
段から出力される交流成分の中性点に対する一方の極性
側の最大の電圧と他方の極性側の最大の電圧の中性点を
一方の極性側に偏位させる現像バイアス制御手段と、を
有することを特徴とする画像形成装置を提供するもので
ある。
【0019】さらにまたこの発明は、像担持体に形成さ
れた静電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可
視化する現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが
重畳された現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印
加手段と、前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在
せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域
以外の領域に対向されている場合に、像担持体上の静電
潜像が形成されている画像領域に対向されている場合に
比較して前記現像バイアス印加手段から出力される交流
成分の中性点に対する一方の極性側の最大の電圧と他方
の極性側の最大の電圧の中性点に対する割合を偏位させ
る現像バイアス制御手段と、を有することを特徴とする
画像形成装置を提供するものである。
【0020】またさらにこの発明は、像担持体に形成さ
れた静電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可
視化する現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが
重畳された現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印
加手段と、前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在
せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域
以外の領域に対向されている場合に、像担持体上の静電
潜像が形成されている画像領域に対向されている場合に
比較して前記現像バイアス印加手段から出力される直流
成分の大きさを像担持体に与えられている表面電位の極
性の側に設定し、その大きさを表面電位に近接した大き
さに偏位させる現像バイアス制御手段と、を有すること
を特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0021】さらにまたこの発明は、像担持体に形成さ
れた静電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可
視化する現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが
重畳された現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印
加手段と、前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在
せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域
以外の領域に対向されている場合に、像担持体上の静電
潜像が形成されている画像領域に対向されている場合に
比較して前記現像バイアス印加手段から出力される交流
成分の中性点に対する一方の極性側の実効出力と他の極
性側の実効出力との割合を偏位させる現像バイアス制御
手段と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供
するものである。
【0022】またさらにこの発明は、像担持体に形成さ
れた静電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可
視化する現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが
重畳された現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印
加手段と、前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在
せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域
以外の領域に対向されている場合に、像担持体上の静電
潜像が形成されている画像領域に対向されている場合に
比較して、少なくとも前記現像バイアス印加手段から出
力される交流成分の周波数、交流成分の実効出力、中性
点に対する一方の極性側の最大の電圧と他方の極性側の
最大の電圧の中性点のいづれかを変化させる現像バイア
ス制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置
を提供するものである。
【0023】さらにまたこの発明は、像担持体に形成さ
れた静電潜像に現像剤を選択的に供給して静電潜像を可
視化する現像手段と、この現像手段に、交流と直流とが
重畳された現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印
加手段と、前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在
せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域
以外の領域に対向されている場合に、像担持体上の静電
潜像が形成されている画像領域に対向されている場合に
比較して、前記現像バイアス印加手段から出力される交
流成分の周波数を増大し、交流成分の実効出力を変化
し、直流成分の大きさを像担持体に与えられている表面
電位の極性の側に設定し、その大きさを表面電位に近接
した大きさに偏位させる現像バイアス制御手段と、を有
することを特徴とする画像形成装置を提供するものであ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の発
明の実施の形態を説明する。
【0025】図1には、画像形成装置の一例としての複
写装置2に利用される感光体ドラム10を中心として拡
大した詳細が示されている。
【0026】図1に示すように、感光体ドラム10は、
例えば厚さが2.0mmで、所定の外径を有するAl
(アルミニウム)円筒の外周に所定厚さの感光層が用意
されて、約100mmの外径が与えられたものである。
【0027】感光体ドラム10に利用される光導電性物
質すなわち感光体は、セレン系(Se)およびアルモフ
ァスシリコン(a−Si)などに代表される無機質感光
体と有機感光体(OPC)とに大別される。なお、感光
体ドラム10は、図示しない駆動モータにより、複写速
度に対応した所定の速度で回転される。
【0028】感光体ドラム10の回りには、感光体ドラ
ム10に形成された静電潜像に図示しないトナーを供給
することで潜像を現像する現像手段としての現像装置1
1、現像装置11により感光体ドラム10に形成された
静電潜像を現像して得られたトナー像を図示しないカセ
ットなどの用紙供給部から供給される記録用紙に転写す
る際に、トナーが効率よく記録用紙に転写されるよう
に、以下に説明する転写装置による転写に先だって、ト
ナーと感光体ドラム10との間の静電吸着を減衰させる
転写前除電装置12、感光体ドラム10に形成された静
電潜像に現像装置11からトナーを供給して現像したト
ナー像を図示しない用紙カセットなどから供給される記
録用紙に転写する転写装置13、転写装置13によりト
ナー像が転写された記録用紙と感光体ドラム10との間
に生じた静電吸着を減衰する分離装置14、分離装置1
4により感光体ドラム10との間の静電吸着が弱められ
た記録用紙を感光体ドラム10の表面から剥離する剥離
装置15、転写装置13によりトナー像が記録用紙に転
写された後に、感光体ドラム10に残された転写残りト
ナーを取り除いて回収するクリーニング装置16、クリ
ーニング装置16により転写残りトナーが回収された感
光体ドラム10の表面に残っている電荷を除去する除電
装置17、感光体ドラム10を所定の表面電位に帯電す
る帯電装置18、帯電装置18により一様に帯電された
感光体ドラム10の所定の領域に光を照射して、例えば
マスキングまたは縮小複写時に所定の大きさの非画像領
域を提供する部分消去装置19、順に、配置されてい
る。
【0029】なお、現像装置11と部分消去装置19と
の間の空間から、感光体ドラム10の外周面に、図示し
ない画像読取部により光の明暗情報として取り込まれた
複写対象物の画像情報が、露光ミラー20を経由して露
光される。
【0030】現像装置11は、直径がおおむね50mm
の非磁性体であるアルミニウム円筒により形成された現
像スリーブ11bと現像スリーブ11bの内部に固定さ
れた磁石11cとを含む現像ローラ11aを有してい
る。また、現像ローラ11aは、感光体ドラム10の表
面に形成された静電潜像を可視化するトナーと、トナー
を感光体ドラム10に向けて搬送するキャリアが所定比
率で混合された図示しない現像剤とともにハウジング1
1dに収容されている。なお、キャリアとしては、平均
粒径が65μmのフェライトキャリアまたはマグネタイ
トキャリアもしくは樹脂キャリアを、トナーとしては、
平均粒径が8.5μmの樹脂コートトナーを、それぞれ
用いている。
【0031】現像スリーブ11bは、磁石11cに対し
て独立に回転可能であって、感光体ドラム10の軸線と
自身の軸線とが平行になるよう、かつ、感光体ドラム1
0の表面に対して、例えば0.45ないし0.5mmの
間隔で配置されている。なお、現像スリーブ11bは、
感光体ドラム10の表面と対向される現像位置で自身の
外周が移動される方向が感光体ドラムの表面の移動方向
と同一の方向になるよう感光体ドラム10が回転される
方向に対して逆方向に回転されている。また、現像スリ
ーブ11bの外周が移動する速度すなわちスリーブ周速
は、感光体ドラム10の表面の移動速度すなわちドラム
周速に比較して、概ね1.2倍となるよう設定されてい
る。
【0032】磁石11cは、感光体ドラム10に対向さ
れ、感光体ドラム10に案内された原稿(複写対象物)
からの反射光が照射されることで感光体ドラム10上の
電荷分布が選択的に変化されることにより形成される静
電潜像を現像するための磁気ブラシを形成する主極と詳
述しない複数の補助極を含み、図示しない現像剤を、感
光体ドラム10と対向する現像位置に向けて搬送可能
に、現像スリーブ11bの外周に引きつける。
【0033】現像位置に搬送された現像スリーブ11b
上の現像剤は、磁石11cの主極が放射する磁力線に沿
って磁気ブラシを形成することにより対向する感光体ド
ラム10の表面を形成されている静電潜像に、現像剤中
のトナーのみを供給する。
【0034】現像ローラ11aの現像スリーブ11bと
ハウジング11d内の現像剤には、図2を用いて後段に
詳述する現像バイアス制御回路111から、以下に説明
する現像バイアス電圧が印加されている。これにより、
感光体ドラム10の非画像部すなわち静電潜像が存在し
ない領域に対して不所望にトナーが付着されることが防
止される。また、この現像バイアス電圧が印加されるこ
とで、磁気ブラシ中のキャリアが感光体ドラム10に吸
着されることが防止される。
【0035】転写前除電装置12は、感光体ドラム10
の感光体に対して不所望な光疲労を与えることのない波
長および光強度の除電光を提供することで、現像装置1
1により感光体ドラム10の表面の静電潜像に供給され
たトナーを、以下に説明する転写装置13による転写工
程で効率よく転写材である記録用紙に転写可能とするた
めに、転写装置13による転写に先だって、トナーと感
光体ドラム10との間の静電吸着を減衰させる。
【0036】転写装置13は、感光体ドラム10との間
に記録用紙(転写材)が介在されている状態で図2を用
いて以下に説明する転写トランス112により供給する
ことにより、感光体ドラム10の外周の感光体に形成さ
れた静電潜像が上述した現像装置11からのトナーによ
り現像されたトナー像を図示しない記録用紙に引き寄せ
ることで転写する。
【0037】分離装置14は、コロナ放電に利用される
図示しないコロナワイヤを有し、記録用紙を分離するた
めの交流電圧を出力するための図2を用いて後段に詳述
する交流高圧電源装置113によりコロナ放電ワイヤ
に、所定の周波数および電圧の交流電圧である分離電圧
を印加するもので、転写装置13から感光体ドラム10
に向けて供給された転写電圧によりトナー像(トナー)
が転写された記録用紙と感光体ドラム10の間に生じた
静電吸着を減衰することで感光体ドラム10からトナー
像が転写された記録用紙を、記録用紙上に静電的に保持
されているのみのトナーに影響を与えることなく剥離可
能とする。
【0038】剥離装置15は、感光体ドラム10の表面
と先端部が僅かに接触するよう位置された爪状体であっ
て、分離装置14により感光体ドラム10との間の静電
吸着の程度が減衰されている記録用紙を、記録用紙に静
電的に保持されているのみのトナーに影響を与えること
なく剥離する。
【0039】クリーニング装置16は、感光体ドラム1
0の表面と所定の圧力で接触可能に形成されたクリーニ
ングブレード16aとブレード16aにより掻き落とさ
れた転写残りトナーを保持するハウジング16bを有
し、記録用紙に転写装置13によりトナー像が転写され
た後に感光体ドラム10上に残された転写残りトナーを
掻き落として回収する。
【0040】除電装置17は、感光体ドラム10の感光
体に対して不所望な光疲労を与えることのない波長およ
び光強度の除電光を提供することで、クリーニング装置
16により転写残りトナーが回収された感光体ドラム1
0の表面に残っている電荷を除去する。
【0041】帯電装置18は、コロナ放電に利用される
図示しないコロナワイヤと、コロナワイヤの周囲を取り
巻くとともにコロナワイヤから放電された帯電出力を感
光体ドラム10にのみ供給するためのシールドケース
と、感光体ドラム10の表面との間の距離が概ね1.5
mmとなるようコロナワイヤと感光体ドラム10との間
に配置され、感光体ドラム10の表面電位の変動を低減
する図示しないグリッド電極を有し、図2に後述する帯
電電源装置114に接続されたコロナワイヤからコロナ
放電により感光体ドラム10の表面の感光層を所定の表
面電位に帯電する。なお、グリッド電極は、図示しない
ツェナダイオードによりコロナワイヤからのコロナ放電
の所定量を取り込み、感光体ドラム10の表面電位を所
定の電位に維持するために利用される。なお、コロナワ
イヤに、例えば−4.7kV(キロボルト)の電圧が印
加されると図示しないツェナダイオードに所定の電流が
流れてグリッド電極が一定の電圧に制御され、この例で
は、図示しないツェナダイオードのツェナ電圧は、例え
ば、概ね−680Vに規定される。この結果、感光体ド
ラム10の表面電位は、概ね−600Vに維持される。
【0042】部分消去装置19は、図示しない複数のL
ED素子が感光体ドラム10の軸線に沿って所定ピッチ
で配列されたもので、非画像部の大きさに合わせてそれ
ぞれのLED素子が選択的に点灯されることで帯電装置
18により感光体ドラム10に提供された電荷を部分的
に消去して、任意の大きさの非画像部を提供する。
【0043】分離装置14および剥離装置15により感
光体ドラム10から剥離された記録用紙が感光体ドラム
10の回転にともなって搬送される方向には、記録用紙
上に転写されたトナー像(トナー)に所定の熱を加えて
溶融し、同時に所定の圧力を提供して、記録用紙にトナ
ー像を固着する定着装置21が設けられている。なお、
定着装置21は、記録用紙の表面および背面のそれぞれ
と接触可能に形成され、互いに所定の圧力で押しつけら
れている上下一対のローラ21a,21bを含み、ロー
ラ相互間を記録用紙が通過可能に形成されている。
【0044】定着装置21と感光体ドラム10と転写装
置13とが対向する転写位置との間には、転写装置13
により感光体ドラム10からトナー像(トナー)が転写
され、静電的に付着している状態の記録用紙を定着装置
21に向けて搬送する搬送装置22が設けられている。
【0045】図2は、図1に示した感光体ドラムと現像
装置とを含む複写装置に適用される制御回路の一例を示
すもので、主制御装置としてのCPU100の制御によ
り、所定の動作が実施される。
【0046】CPU100には、複写装置2を動作させ
るために必要なさまざまな制御データなどが書き込まれ
ているROM(読取り専用メモリ)100aと、操作パ
ネル90により入力される複写枚数および複写倍率など
の数値データが一時的に記憶されるRAM(ランダムア
クセスメモリ)100bが一体的に設けられ、装置2へ
の通電が遮断された場合であっても、それまでに記憶さ
れたデータが消失することのないNVM(不揮発性メモ
リ)101が接続されている。なお、ROM100aお
よびRAM100bのそれぞれは、CPU100と別体
に設けられてもよい。
【0047】また、CPU100には、現像装置11の
現像ローラ11a(および現像剤)に、感光体ドラム1
0の表面電位に対して所定の大きさとなる現像バイアス
電圧を与える現像バイアス制御回路111、転写装置1
3から感光体ドラム10に向けて放射される転写電圧が
所定の大きさとなるよう、転写装置13に、所定の電圧
を印加する転写トランス112、分離装置14から感光
体ドラム10に向けて放射される分離電圧が所定の大き
さおよび特性を示すように、分離装置14に、所定の電
圧を印加する交流高圧電源装置113、感光体ドラム1
0に所定の表面電位を与えるために帯電装置18から感
光体ドラム10に向けて放射される電圧を制御する帯電
電源装置114等が接続されている。なお、現像バイア
ス制御回路111は、直流の現像バイアス電圧と交流の
現像バイアス電圧とを出力可能で、交流電圧について
は、波形を、例えば正弦波、矩形波または三角波等に、
周波数を、例えば25Hz(ヘルツ)から5kHzの範
囲で、任意に設定可能である。また、転写トランス11
2は、帯電電源装置114から帯電装置18に印加され
る帯電電圧と同極性の直流電圧を、交流高圧電源装置1
13は、現像バイアス制御回路111とは独立に、所定
の周波数および波形の交流電圧を、それぞれ出力する。
【0048】なお、図1に説明した複写装置2は、帯電
装置18のグリッド電極にグリッドバイアス電圧を提供
するグリッド電圧出力回路(帯電電源装置)を含まない
が、グリッドス電極は、図示しないツェナダイオードに
より、帯電装置18のコロナワイヤから感光体ドラム1
0に向けて放射された電荷の一部をグリッドバイアス電
圧として利用する構造であり、感光体ドラム10の表面
電圧は、適切な大きさに制御される。また、グリッド電
圧出力回路を設けて、グリッドバイアス電圧を直接制御
することも可能である。
【0049】次に、図1および図2を用いて説明した複
写装置2の動作について説明する。
【0050】図示しない電源スイッチが投入されること
により複写装置2がウオームアップされる。すなわち、
定着装置21の図示しないヒータ装置が付勢され、定着
装置21の各ローラの表面の温度が所定の温度まで加熱
される。次に、感光体ドラム10を回転させる図示しな
い主モータが回転されて、感光体ドラム10が所定の速
度で回転される。
【0051】このとき、帯電装置18および転写装置1
3により感光体ドラム10の表面に所定の電圧(表面電
位および転写電位)が印加される。同時に、現像装置1
1の現像ローラ11aおよびハウジング11d内の現像
剤に所定の現像バイアス電圧が印加されるとともに、現
像ローラ11aの現像スリーブ11bが所定の速度で回
転される。また、所定の波長の光を放射するランプであ
る除電装置17が点灯されて、感光体ドラム10の表面
電位が安定化(エージング)される。
【0052】上述したウオームアップ工程により感光体
ドラム10の表面電位が安定され、定着装置21の温度
が所定の温度に達すると、操作パネル90からの複写開
始の指示が入力可能となる。
【0053】図示しない原稿テーブルに複写対象物すな
わち原稿が載置されて、操作パネル90から複写開始が
指示されると、図示しない露光装置の露光ランプからの
照明光により原稿(被複写物)の画像が照明され、原稿
の画像の濃度に対応する光の明暗情報を含む反射光が図
示しない第1のミラーに案内される。
【0054】第1のミラーに案内された原稿からの反射
光は、図示しない第2ミラーおよび第3ミラーにより、
原稿からの反射光に所定の倍率を与える図示しないレン
ズに向けて反射され、同レンズを通過して、操作パネル
90から入力された複写倍率または原稿サイズと複写用
紙サイズにより規定される複写倍率に対応する倍率が与
えられ、図示しない第4および第5のミラーにより折り
曲げられて図示しない第6のミラーにより感光体ドラム
10の所定位置に露光される。
【0055】感光体ドラム10は、第6のミラーから原
稿画像が露光される前に、帯電装置18により所定の表
面電位に帯電され、操作パネル90からトリミングある
いはマスキングが入力されている場合には、部分消去装
置19により、画像形成可能領域を除いて電荷が消去さ
れている状態で、第6のミラーから提供された原稿の画
像情報に対応する静電潜像を形成して、保持する。な
お、感光体ドラム10の周囲のドラム雰囲気温度は、図
1および図3に示したドラムサーミスタ10aによりC
PU100に入力され、ROM100aまたはNVM1
01に記憶されているテーブルに従って、転写装置13
に転写電圧を供給する転写トランス112および分離装
置14に分離電圧を印加する交流高圧電源装置113の
出力が最適に設定される。また、同時に、NVM101
に記憶されている画像形成回数の累計Nおよびサービス
間隔内の累計Nsに、1回の画像形成毎に、1が加算さ
れる。この場合、累計Nおよび累計Nsのそれぞれは、
例えば用紙を搬送するために図示しないアライニングロ
ーラが駆動された回数(アライニングローラを回転する
アライニングモータまたはアライニングローラが他のモ
ータにより駆動される場合に、他のモータからの駆動を
接続する電磁クラッチ等が付勢された回数)、定着装置
21を通過して装置2の外部に排出された複写済用紙の
枚数をカウントする図示しないカウンタ装置を付勢した
回数あるいは原稿を照明するために図示しないランプ点
灯制御回路にタイミングパルスを出力した回数等のいづ
れかを、CPU100を経由してNVM101に蓄積す
ることで、特別なカウンタ装置を付加することなく、容
易に計数できる。
【0056】第6のミラーにより感光体ドラム10の表
面に露光された原稿からの反射光は、感光体ドラム10
の表面電位を選択的に減衰させることから、反射光の明
暗情報に対応する静電潜像が、感光体ドラム10に形成
される。この静電潜像は、現像装置11により供給され
るトナーによりトナー像として現像され、転写装置13
により、図示しない用紙カセットまたは手差し給紙装置
から供給される用紙に、転写される。
【0057】用紙に転写されたトナー像は、分離装置1
4により感光体ドラム10との間の静電吸着が弱めら
れ、剥離装置15により、用紙とともに感光体ドラム1
0から剥離されて用紙に静電的に保持された状態で、搬
送装置22により定着装置21に向けて搬送される。
【0058】定着装置21に案内されたトナー像は、定
着ローラ21a,21bからの熱により用紙に固着さ
れ、複写装置2の外部へ排出される。一方、トナー像す
なわちトナーを用紙に転写させた感光体ドラム10は、
クリーニング装置16により、表面に残ったトナーが除
去され、除電装置17にさらに除電されて、再び、次の
画像形成に利用される。
【0059】なお、複写枚数が2以上の場合あるいは次
の原稿が供給された場合には、上記一連の複写動作が繰
り返される。
【0060】ところで、上述した複写動作において、現
像バイアス電圧に直流電圧(DC)のみを用いた場合に
比較して交流電圧(AC)を用いると、感光体ドラム1
0に形成された静電潜像に付着する(供給される)トナ
ーの量が増大され、結果的に、記録用紙に転写された画
像の画像濃度が高くなることが知られている。
【0061】このことは、図3に示すように、原稿の画
像濃度が比較的低い領域でより顕著である。なお、AC
を用いた方が原稿(画像)濃度対コピー(画像)濃度の
直線性が向上することが認められる。また、現像バイア
ス電圧をACのみとした場合、コピー(画像)濃度は、
AC電圧の大きさ(ここでは中性点に対する一方の極性
側の最大の電圧と他方の極性側の最大の電圧すなわちピ
ーク−ピークとする)に依存して増大することが図4に
より確認できる。
【0062】しかしながら、現像バイアス電圧として、
AC(交流)のみを用いた場合には、電圧の大きさ(ピ
ーク−ピーク)が大きくなるにつれて、図5ないし図7
に示すように、現像装置11から感光体ドラム10への
キャリアの移動(感光体ドラム10へのキャリア付着、
図5)、感光体ドラム10上の非画像部へのトナーの付
着(白紙部かぶり、図6)、および画質の劣化(中間的
な濃度の画像(以下、中間調画像と示す)において、転
写時に部分的に転写不良が生じる、図7)等が生じ、そ
の程度が劣化(増大)することが知られている。
【0063】なお、感光体ドラム10に現像剤のキャリ
アが付着することは、感光体ドラム10の感光体層を削
り落とすこととになり、また、感光体ドラム10に付着
したキャリアがクリーニング装置16のブレード16a
で捕獲されて滞留することにより、感光体ドラム10の
表面に周方向の傷を生じさせる。このことは、感光体ド
ラム10の寿命を低下させる大きな要因であり、ランニ
ングコストを増大させることになる。また、キャリアが
流出すると現像装置11内のキャリアが減少し、図示し
ないトナー濃度センサが正確なトナー濃度を検出できな
くなる。この場合、トナーが過度に補給されたり、トナ
ーの補給が現像により消費されるトナー量に追いつかな
くなる等の新たな問題が生じることにより、短期間でメ
ンテナンスが必要となる。
【0064】以下、現像バイアス電圧として少なくとも
AC電圧を用いて画像濃度を確保し、さらに感光体ドラ
ム10の寿命およびメンテナンスの間隔を短縮すること
のない現像バイアス電圧の制御について詳細に説明す
る。
【0065】図8は、以下に説明する交流現像バイアス
電圧において、波形、大きさVpp(ピーク−ピーク)
を、デューティ比(1周期中において、所定の基準レベ
ルで2つの成分に区分されるときに、一方の成分として
区分される実効値と反対側の成分として区分される実効
値との比)、および周波数f(図8では1周期のみが示
されているので、周期1/fで示している)を説明する
概略図である。なお、図2を用いて既に説明したよう
に、交流の現像バイアス電圧に直流の現像バイアス電圧
を重畳させて出力可能であり、図8に示す出力波形にお
いては、直流成分によるオフセットは、−400Vに設
定されている例が示されている。
【0066】図9は、AC現像バイアス電圧の周波数の
みを変化させた場合の画像への影響を示すグラフであ
る。
【0067】図9に示されるように、周波数が高いほど
かぶりの程度は低減されるものの、直線再現性が劣化す
ることが認められる(図9の右側のスケールにおいて、
数値が大きいほど、直線再現性に乏しい)。
【0068】図10ないし図12は、AC現像バイアス
電圧の波形と、用紙に転写された画像の画像濃度、かぶ
り濃度、および感光体ドラムへのキャリアの付着量を示
すグラフである。なお、図10ないし図12のそれぞれ
は、図4ないし図6に示したAC電圧Vppの波形を、
デューティ比1:1の矩形波(図10)、デューティ比
2:3の矩形波(図11)、デューティ比3:2の矩形
波(図12)の順に、示したものである。
【0069】ここで、図10ないし図12と、図4ない
し図6とを比較すると、図10に示したディーティ比
1:1の矩形波が、正弦波に比較して、高いコピー濃度
IDを得られることが認められる。なお、高いコピー濃
度IDが得られる条件としては、デューティ比3:2の
矩形波(図12)も存在するが、かぶり濃度BGが、上
限条件を越えてしまうため、実用に適さない。一方、か
ぶり濃度BGが小さくなる条件としては、デューティ比
2:3の矩形波(図11)が存在するが、キャリア付着
量が上限条件を越えてしまうため、実用に適さない。
【0070】このことから、デューティ比については、
1:1が好ましいことが認められる。なお、キャリア付
着およびかぶり濃度BGは、図10と図5および図6と
の比較から、正弦波が良好であるが、コピー濃度IDを
維持するためには、矩形波(図10)を用いることが好
ましい。
【0071】図13は、図4ないし図6および図10な
いし図12により得られたAC電圧の条件と直流成分の
関係を説明するグラフである。なお、図13において、
基本とするAC電圧は、Vppが1.0kV、波形が矩
形、デューティ比が1:1、周波数が3kHzとする。
【0072】図13に示されるように、直流成分の極性
が感光体ドラム10に与えられている帯電電圧の極性と
同極性で、大きさが感光体ドラム10の帯電電位の大き
さに接近する、すなわちAC電圧のオフセットセンター
が感光体ドラム10の感光層が保持する表面電位に近づ
くにつれて、キャリア付着量が少なくなることが認めら
れる。また、画像濃度IDも、同様に、AC電圧のオフ
セットセンターが感光体ドラム10の感光層が保持する
表面電位に近づくにつれて、増大される。
【0073】しかしながら、かぶり濃度BGは、AC電
圧のオフセットセンターが中性点に近い、すなわち直流
成分の大きさが小さい程少なくなることが認められる。
【0074】ところで、図10および図13から求めら
れるAC電圧の制御条件は、通常の画像形成条件におい
ては、かぶり濃度BGが大きくなりすぎるとともに、画
質の劣化すなわち図9に示した直線再現性を劣化させる
要因を含んでいる。従って、現像バイアス電圧の制御す
る際には、以下に説明するように、現像ローラ11aが
感光体ドラム10に静電潜像が存在する領域と対向され
る画像形成時と、それ以外の非画像形成時とに区分して
制御される。
【0075】図14は、画像形成時と非画像形成時とに
おいて、現像装置11の現像ローラ11aおよびハウジ
ング11d内の現像剤に印加される現像バイアス電圧の
組み合わせをさまざまな範囲内で変更することにより得
られる画像濃度IDの変動を示すグラフである。また、
図14に示す各曲線1ないし7において、画像形成時の
条件をいづれも同一とし、非画像形成時の条件のみを変
化させたものを示し、曲線aは、比較のために非画像形
成時においても画像形成時の条件を維持させたもの、曲
線bは、非画像形成時にAC電圧の出力を停止(DCの
み印加)したものを、それぞれ示す。なお、画像形成時
の条件は、いづれの場合も、上述のように、 AC電圧Vpp 1 kV 周波数f 3 kHz 波形 矩形波 デューティ比 1:1 オフセットセンター −0.4 kV であり、非画像形成時は、画像形成時以外である記録用
紙相互間、エージング中および画像形成後のクリーニン
グ・除電等に対応する領域に対応される。
【0076】以下、図14における曲線1は、 [実施例1] AC電圧Vpp 1 kV 周波数f 6 kHz 波形 矩形波 デューティ比 1:1 オフセットセンター −0.4 kV 同曲線2は、 [実施例2] AC電圧Vpp 0.2 kV 周波数f 6 kHz 波形 矩形波 デューティ比 1:1 オフセットセンター −0.4 kV 同曲線3は、 [実施例3] AC電圧Vpp 1 kV 周波数f 6 kHz 波形 正弦波 デューティ比 1:1 オフセットセンター −0.4 kV 同曲線4は、 [実施例4] AC電圧Vpp 1 kV 周波数f 6 kHz 波形 正弦波 デューティ比 2:3 オフセットセンター −0.4 kV 同曲線5は、 [実施例5] AC電圧Vpp 1 kV 周波数f 6 kHz 波形 正弦波 デューティ比 3:2 オフセットセンター −0.4 kV 同曲線6は、 [実施例6] AC電圧Vpp 1 kV 周波数f 6 kHz 波形 正弦波 デューティ比 1:1 オフセットセンター −0.35 kV 同曲線7は、 [実施例7] AC電圧Vpp 1 kV 周波数f 6 kHz 波形 正弦波 デューティ比 1:1 オフセットセンター −0.45 kV を、それぞれ示している。
【0077】以上説明したように、現像装置11の現像
ローラ11aおよびハウジング11d内の現像剤に、感
光体ドラム10に形成されている静電潜像を現像する際
には、デューティ比が1:1で、周波数が3kHzの矩
形波のAC電圧を、ピーク−ピーク(Vpp)出力で1
kV、直流成分のオフセットセンターを−400Vとし
た現像バイアス電圧を印加し、静電潜像が存在せず、記
録用紙の白紙部分以外の領域に対応する領域、すなわち
非画像形成領域と対向される場合には、少なくとも周波
数を増大することで静電潜像に対して付着可能なトナー
量を増大でき、その一方で、感光体ドラム10にキャリ
アが付着して現像剤中のトナー濃度が不所望に変動する
ことを防止できる。
【0078】また、非画像形成領域において、現像ロー
ラ11aおよび現像剤に印加される現像バイアス電圧
を、例えば波形を正弦波としたり、ピーク−ピーク(V
pp)出力を小さくすることにより、同様に、静電潜像
に対して付着可能なトナー量を増大でき、その一方で、
感光体ドラム10にキャリアが付着して現像剤中のトナ
ー濃度が不所望に変動することを防止できる。さらに、
非画像形成領域において、現像剤に印加される交流現像
バイアス電圧のAC成分に重畳される直流成分の大き
さ、すなわちオフセットセンターを所定の大きさとする
ことで、同様の効果が得られる。
【0079】このように、ACとDCを重畳させた現像
バイアス電圧を印加し、非画像形成領域において、少な
くとも交流成分の周波数を画像領域に比較して増大する
ことで、感光体ドラム10へのキャリア付着量が低減さ
れ、結果として感光体ドラム10の寿命が向上される。
これにより、現像剤中のトナー濃度の変動が抑制され、
メンテナンスのメンテナンスサイクルも延長される。
【0080】なお、現像バイアス電圧の交流成分の波形
および周波数の変更は、画像形成時であっても、トナー
像が記録用紙(転写材)に転写された場合に画像濃度お
よび画質に影響を与えない範囲内で、種々に変形可能で
ある。また、交流成分の条件も、非画像形成時におい
て、例えば三角波なども利用可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置は、現像バイアス電圧として、AC(交流)成分
とDC(直流成分)を重畳したバイアス電圧を利用する
ことにより、感光体上に静電潜像が形成されている領域
およびその周辺部分である白紙領域すなわち画像領域に
おいて、画像濃度を高く維持できるとともに、画像領域
以外である記録紙相互間、エージング中および画像形成
後のクリーニング・除電等に対応する領域において、A
C成分の周波数を増加し、実効出力(Vpp)を下げる
ことで、感光体へのキャリア付着を低減できる。
【0082】これにより、現像装置内の現像剤のトナー
濃度が不所望に変動することを防止できる。
【0083】また、感光体に傷がついたり現像剤の特性
が変化することを低減することで、メンテナンスサイク
ルを延長でき、ランニングコストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される複写装置
(画像形成装置)の感光体ドラムを中心とした主要部を
説明する概略図。
【図2】図1に示した複写装置を制御する制御ブロック
を説明する概略ブロック図。
【図3】現像バイアス電圧を交流としたときの原稿濃度
と画像濃度との関係を示すグラフ。
【図4】現像バイアス電圧を交流としたときの電圧Vp
pに対する原稿濃度と画像濃度との関係を示すグラフ。
【図5】現像バイアス電圧を交流としたときの電圧Vp
pに対するキャリア付着の程度を示すグラフ。
【図6】現像バイアス電圧を交流としたときの電圧Vp
pに対するかぶりの程度を示すグラフ。
【図7】現像バイアス電圧を交流としたときの電圧Vp
pに対する画像劣化である転写不良の発生の程度を示す
グラフ。
【図8】図1および図2に示す現像装置の現像バイアス
電圧として利用する交流と直流とを重畳した現像バイア
ス電圧の特性を示す概略図。
【図9】現像バイアス電圧を交流としたときの周波数に
対する画像劣化である直線再現性の変化を示すグラフ。
【図10】図4ないし図6に示した交流電圧の波形をデ
ューティ比1:1の矩形波としたときの画像の画像濃
度、かぶり濃度、および感光体ドラムへのキャリアの付
着量を示すグラフ。
【図11】図4ないし図6に示した交流電圧の波形をデ
ューティ比2:3の矩形波としたときの画像の画像濃
度、かぶり濃度、および感光体ドラムへのキャリアの付
着量を示すグラフ。
【図12】図4ないし図6に示した交流電圧の波形をデ
ューティ比3:2の矩形波としたときの画像の画像濃
度、かぶり濃度、および感光体ドラムへのキャリアの付
着量を示すグラフ。
【図13】図4ないし図6および図10ないし図12に
より得られた交流電圧の条件と直流成分の関係を説明す
るグラフ。
【図14】画像形成時と非画像形成時とにおいて、現像
剤に印加される現像バイアス電圧の組み合わせをさまざ
まな範囲内で変更することにより得られる画像濃度の変
動を示すグラフ。
【符号の説明】
2 …複写装置(画像形成装置)、 10 …感光体ドラム、 11 …現像装置、 11a…現像ローラ、 12 …転写前除電装置、 13 …転写装置、 14 …分離装置、 15 …剥離機構、 16 …クリーニング装置、 17 …除電装置、 18 …帯電装置、 19 …部分消去装置、 20 …露光ミラー、 21 …定着装置、 22 …搬送装置、 90 …操作パネル、 100 …CPU、 100a…ROM、 100b…RAM、 101 …NVM(不揮発性メモリ)、 111 …現像バイアス制御回路、 112 …転写トランス、 113 …交流高圧電源装置、 114 …帯電電源装置。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に形成された静電潜像に現像剤を
    選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、所定の現像バイアス電圧を印加する現
    像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上の静電潜像が形成されている
    画像領域に対向されている場合と像担持体上に静電潜像
    が存在せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応す
    る領域以外の領域に対向されている場合で、前記現像バ
    イアス印加手段の出力を変化する現像バイアス制御手段
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体に形成された静電潜像に現像剤を
    選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上の静電潜像が形成されている
    画像領域に対向されている場合と像担持体上に静電潜像
    が存在せず、静電潜像の周辺領域を含む転写材に対応す
    る領域以外の領域に対向されている場合で、前記現像バ
    イアス印加手段の出力を変化する現像バイアス制御手段
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体に形成された静電潜像に現像剤を
    選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して前
    記現像バイアス印加手段から出力される交流成分の周波
    数を増大させる現像バイアス制御手段と、を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】像担持体に形成された静電潜像に現像剤を
    選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して前
    記現像バイアス印加手段から出力される交流成分の中性
    点に対する一方の極性側の最大の電圧と他方の極性側の
    最大の電圧の大きさを低下させる現像バイアス制御手段
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】像担持体に形成された静電潜像に現像剤を
    選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して前
    記現像バイアス印加手段から出力される交流成分の実効
    出力を変化させる現像バイアス制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】像担持体に形成された静電潜像に現像剤を
    選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して前
    記現像バイアス印加手段から出力される交流成分の実効
    出力を減少させる現像バイアス制御手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記現像バイアス制御手段は、前記現像手
    段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電潜像の周辺
    領域を含む転写材に対応する領域以外の領域に対向され
    ている場合に、像担持体上の静電潜像が形成されている
    画像領域に対向されている場合に比較して前記現像バイ
    アス印加手段から出力される交流成分の中性点に対する
    一方の極性側の最大の電圧と他方の極性側の最大の電圧
    の中性点を一方の極性側に偏位させることで実効出力を
    減少させることを特徴とする請求項6記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】像担持体に形成された静電潜像に現像剤を
    選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して前
    記現像バイアス印加手段から出力される交流成分の中性
    点に対する一方の極性側の最大の電圧と他方の極性側の
    最大の電圧の中性点を一方の極性側に偏位させる現像バ
    イアス制御手段と、を有することを特徴とする画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】像担持体に形成された静電潜像に現像剤を
    選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して前
    記現像バイアス印加手段から出力される交流成分の中性
    点に対する一方の極性側の最大の電圧と他方の極性側の
    最大の電圧の中性点に対する割合を偏位させる現像バイ
    アス制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】像担持体に形成された静電潜像に現像剤
    を選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して前
    記現像バイアス印加手段から出力される直流成分の大き
    さを像担持体に与えられている表面電位の極性の側に設
    定し、その大きさを表面電位に近接した大きさに偏位さ
    せる現像バイアス制御手段と、を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  11. 【請求項11】像担持体に形成された静電潜像に現像剤
    を選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して前
    記現像バイアス印加手段から出力される交流成分の中性
    点に対する一方の極性側の実効出力と他の極性側の実効
    出力との割合を偏位させる現像バイアス制御手段と、を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】像担持体に形成された静電潜像に現像剤
    を選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して、
    少なくとも前記現像バイアス印加手段から出力される交
    流成分の周波数、交流成分の実効出力、中性点に対する
    一方の極性側の最大の電圧と他方の極性側の最大の電圧
    の中性点のいづれかを変化させる現像バイアス制御手段
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】像担持体に形成された静電潜像に現像剤
    を選択的に供給して静電潜像を可視化する現像手段と、 この現像手段に、交流と直流とが重畳された現像バイア
    ス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、 前記現像手段が像担持体上に静電潜像が存在せず、静電
    潜像の周辺領域を含む転写材に対応する領域以外の領域
    に対向されている場合に、像担持体上の静電潜像が形成
    されている画像領域に対向されている場合に比較して、
    前記現像バイアス印加手段から出力される交流成分の周
    波数を増大し、交流成分の実効出力を変化し、直流成分
    の大きさを像担持体に与えられている表面電位の極性の
    側に設定し、その大きさを表面電位に近接した大きさに
    偏位させる現像バイアス制御手段と、を有することを特
    徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002328497A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Matsushita Graphic Communication Systems Inc 画像形成装置
JP2009193057A (ja) * 2008-01-17 2009-08-27 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2020148840A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020148839A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 キヤノン株式会社 画像形成装置

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