JPH11190537A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

Info

Publication number
JPH11190537A
JPH11190537A JP9359382A JP35938297A JPH11190537A JP H11190537 A JPH11190537 A JP H11190537A JP 9359382 A JP9359382 A JP 9359382A JP 35938297 A JP35938297 A JP 35938297A JP H11190537 A JPH11190537 A JP H11190537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outside air
heat exchanger
turbo fan
casing
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9359382A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Kuroda
太郎 黒田
Toshihiro Kizawa
敏浩 木澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP9359382A priority Critical patent/JPH11190537A/ja
Publication of JPH11190537A publication Critical patent/JPH11190537A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インテリア性を損なうことなく低コストで、
室内をドラフト感なく空調しながら室内空気と外気とを
入れ換えできる優れた換気機能を有する空気調和機の室
内機を提供する。 【解決手段】 ケーシング1内に配置されたターボファ
ン2によって、前面パネル4の吸込口4aから熱交換器
3を介して吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に
吹き出す。上記前面パネル4の吸込口4aと熱交換器3
との間の空間と室外とを連通する外気吸込用通路8をケ
ーシング1に設ける。上記気吸込用通路8に、室外から
熱交換器3,23の前面側に外気を吸い込む外気吸込用
ファン11と、外気吸込用通路8の通風抵抗を調整可能
なダンパー13とを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸い込んだ空気
を軸に対して半径方向外向に吹き出すターボファンを用
いた空気調和機の室内機に関し、詳しくは換気機能を有
する空気調和機の室内機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和機の室内機として
は、壁面に取り付けられた略長方形状のケーシング内に
クロスフィン熱交換器とクロスフローファンとを配置し
て、ケーシングの下側に設けられた吹出口から空調空気
を吹き出すものがある。ところが、上記空気調和機の室
内機では、図7(A)に示すように、壁面に取り付けられ
た室内機101の空調空気の吹き出しの風向が前方にほ
ぼ限定されるため、特に暖房運転時に居住空間S1にお
いて人がドラフト感を感じやすいという欠点がある。そ
こで、本出願人は、ターボファンを用いることによりド
ラフト感なく空調ができる空気調和機の室内機を製作し
た。この空気調和機の室内機は、ケーシング内に配置さ
れた熱交換器と、上記ケーシング内の熱交換器の後面側
に配置され、前面側から吸い込んだ空気を軸に対して半
径方向外向に吹き出すターボファンとを備えている。上
記ケーシングに上下方向と左右方向の4方に夫々吹き出
す4つの吹出口を設けている。上記ターボファンを回転
させると、図6に示すように、室内機100の前面側の
吸込口から吸い込まれた空気を各吹出口から4方に吹き
出す。そして、図7(B)に示すように、室内機100か
ら4方に吹き出された空気が壁面,天井面および床面に
沿って室内の居住空間S2を包み込むように流れて循環
し、居住空間S2において人がドラフト感を感じないよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の住宅
では、気密性が向上したため、空気調和機を使用中に室
内空気と外気とを入れ換える換気を行う必要性が高くな
り、換気のために窓を開けるか、室内の壁面に換気用の
換気扇を取り付けて、室内空気と外気との入れ換えを行
っている。しかしながら、窓の開け閉めに手間がかかる
と共に、換気用の換気扇と空調用の室内機とを夫々室内
の壁面に設けた場合は、機器の数が増えるため、コスト
が高くなると共に、インテリア性が損なわれるという欠
点がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、インテリア性
を損なうことなく低コストで、室内をドラフト感なく空
調しながら室内空気と外気とを入れ換えできる優れた換
気機能を有する空気調和機の室内機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の空気調和機の室内機は、ケーシング内に
配置されたターボファンと、上記ケーシング内に上記タ
ーボファンの前面側に配置された熱交換器と、上記ケー
シングに取り付けられ、上記熱交換器の前面側に所定の
間隔をあけて吸込口を有する前面パネルとを備えて、上
記ターボファンによって、前面側から上記熱交換器を介
して吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出
す空気調和機の室内機であって、上記ケーシングに設け
られ、上記前面パネルの吸込口と上記熱交換器との間の
空間と室外とを連通する外気吸込用通路と、上記外気吸
込用通路に配置され、室外から上記熱交換器の前面側に
外気を吸い込む外気吸込用ファンと、上記外気吸込用通
路に配置され、その外気吸込用通路の通風抵抗を調整可
能なダンパーとを備えたことを特徴としている。
【0006】上記請求項1の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ターボファンを駆動すると、上記前面パネルの
吸込口から吸い込まれた室内空気は、上記熱交換器を介
してターボファンの軸に対して半径方向外向に吹き出
す。そして、上記外気吸込用通路に設けられた外気吸込
用ファンを駆動すると、室外から吸い込まれた外気が、
外気吸込通路を通って前面パネルの吸込口と熱交換器と
の間の空間に導かれて、前面パネルの吸込口から吸い込
まれた室内空気と共に熱交換器を介してターボファンの
軸に対して半径方向外向に吹き出す。このとき、上記外
気吸込通路に配置されたダンパーの開閉角度を調整する
ことによって、必要に応じて外気吸込用通路の通風抵抗
を調整して、室内空気と外気との入れ換え量を制御す
る。このように、送風用のターボファンおよび外気吸込
用ファンの両方により室外から外気を吸い込んで、外気
吸込用通路を介して室内に送り込むことにより換気量を
増大させる。また、室外から吸い込まれた外気は、熱交
換器を通過することにより、適切な温度および湿度に調
整されるので、気象条件によらず、不快感を感じること
なく、換気することが可能となる。さらに、上記熱交換
器の後流側で室内空気と末温調の外気が混ざり合うのを
防止でき、換気に伴う露付き等が回避できる。また、上
記外気吸込用ファンの回転数を制御することによって、
必要に応じて外気吸込用通路を通過する外気の流量を調
整して、換気量を調整することも可能となる。したがっ
て、換気扇を別に設ける必要がなく、インテリア性を損
なわずに低コストで、室内をドラフト感なく空調しなが
ら室内空気と外気とを入れ換えできる優れた換気機能を
有する空気調和機の室内機を実現できる。
【0007】また、請求項2の空気調和機の室内機は、
請求項1の空気調和機の室内機において、上記前面パネ
ルの吸込口に配置され、上記吸込口の通風抵抗を調整し
て、上記ターボファン駆動時の上記前面パネルの吸込口
と上記熱交換器との間の空間の負圧を調整する負圧調整
用ルーバーを備えたことを特徴としている。
【0008】上記請求項2の空気調和機の室内機によれ
ば、上記前面パネルの吸込口に配置された負圧調整用ル
ーバーによって、上記ターボファン駆動時に吸込口から
吸い込まれる空気の圧損を調整して、前面パネルの吸込
口と熱交換器との間の空間の負圧を調整する。つまり、
上記負圧調整用ルーバーの開閉角度を大きくして圧損を
小さくすると、前面パネルの吸込口と熱交換器との間の
空間の負圧が小さくなり、上記負圧調整用ルーバーの開
閉角度を小さくして圧損を大きくすると、前面パネルの
吸込口と熱交換器との間の空間の負圧が大きくなるので
ある。したがって、上記負圧調整用ルーバーの開閉角度
により、前面パネルの吸込口と熱交換器との間の空間の
負圧を変化させることによって、上記外気吸込用通路を
介して吸い込まれる外気の量を調整することができる。
【0009】また、請求項3の空気調和機の室内機は、
請求項1または2の空気調和機の室内機において、上記
熱交換器の下側に外気流入部を設けたことを特徴として
いる。
【0010】上記請求項3の空気調和機の室内機によれ
ば、上記外気吸込用通路を介して室外から吸い込んだ外
気のうちの少なくとも一部が上記熱交換器の下側に設け
られた外気流入部を介して室内に吹き出すことによっ
て、上記外気吸込用通路すなわち外気が吸い込まれる経
路の圧損が低減され、換気量を容易に増大できる。
【0011】また、請求項4の空気調和機の室内機は、
ケーシング内に配置されたターボファンと、上記ケーシ
ング内に上記ターボファンの前面側に配置された熱交換
器と、上記ケーシングに取り付けられ、上記熱交換器の
前面側に所定の間隔をあけて吸込口を有する前面パネル
とを備えて、上記ターボファンによって、前面側から上
記熱交換器を介して吸い込んだ空気を軸に対して半径方
向外向に吹き出す空気調和機の室内機であって、上記熱
交換器に他の部分よりも通風抵抗の小さい薄肉部を設け
ると共に、上記ケーシングに設けられ、上記前面パネル
の吸込口と上記熱交換器の上記薄肉部との間の空間と室
外とを連通する外気吸込用通路と、上記外気吸込用通路
に配置され、室外から上記熱交換器の上記薄肉部の前面
側に外気を吸い込む外気吸込用ファンと、上記外気吸込
用通路に配置され、その外気吸込用通路の通風抵抗を調
整可能なダンパーと、上記熱交換器の上記薄肉部に対向
する上記前面パネルの吸込口に配置され、上記吸込口の
通風抵抗を調整して、上記ターボファン駆動時の上記前
面パネルの吸込口と上記熱交換器との間の空間の負圧を
調整する負圧調整用ルーバーを備えたことを特徴として
いる。
【0012】上記請求項4の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ターボファンを駆動すると、上記前面パネルの
吸込口から吸い込まれた室内空気は、上記薄肉部を有す
る熱交換器を介してターボファンの軸に対して半径方向
外向に吹き出す。そして、上記外気吸込用通路に配置さ
れた外気吸込用ファンを駆動すると、室外から吸い込ま
れた外気が、前面パネルの吸込口から吸い込まれた室内
空気と共に熱交換器の薄肉部を介してターボファンの軸
に対して半径方向外向に吹き出す。このとき、上記ダン
パーの開閉角度を調整することによって、外気吸込用通
路の通風抵抗を調整して、室内空気と外気との入れ換え
量を制御する。このように、送風用のターボファンおよ
び外気吸込用ファンの両方により室外から外気を吸い込
んで、外気吸込用通路を介して室内に送り込むことによ
り換気量を増大させる。また、室外から吸い込まれた外
気は、熱交換器の段数等を減らした薄肉部を通過するこ
とにより、適切な温度および湿度に調整されるので、気
象条件によらず、不快感を感じることなく、換気するこ
とが可能となる。さらに、上記熱交換器の薄肉部の後流
側で室内空気と末温調の外気が混ざり合うのを防止で
き、換気に伴う露付き等も回避できる。また、上記外気
吸込用ファンの回転数を制御することによって、必要に
応じて外気吸込用通路を通過する外気の流量を調整し
て、換気量を調整することが可能となる。したがって、
換気扇を別に設ける必要がなく、インテリア性を損なわ
ずに低コストで、室内をドラフト感なく空調しながら室
内空気と外気とを入れ換えできる優れた換気機能を有す
る空気調和機の室内機を実現できる。
【0013】また、請求項5の空気調和機の室内機は、
ケーシング内に配置されたターボファンと、上記ケーシ
ング内に上記ターボファンの前面側に配置された熱交換
器とを備えて、上記ターボファンによって、前面側から
上記熱交換器を介して吸い込んだ空気を軸に対して半径
方向外向に吹き出す空気調和機の室内機であって、上記
ケーシングに上記ターボファンの後面側に設けられた外
気吸込口と、上記外気吸込口の通風抵抗を調整するルー
バーまたはダンパーのいずれか一方とを備え、上記ター
ボファンは、前面側の空間と上記外気吸込口側の空間と
を連通する穴を有することを特徴としている。
【0014】上記請求項5の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ターボファンを回転させると、前面パネルの吸
込口から吸い込まれた室内空気は、熱交換器を介してタ
ーボファンの軸に対して半径方向外向に吹き出す。そし
て、例えば、この室内機が取り付けられる壁面に上記外
気吸込口と室外が連なる穴を設けることによって、その
穴と外気吸込口とを介して室外から外気を吸い込み可能
なようにし、ターボファンに設けられた穴を介して外気
吸込口側からターボファンの前面側に外気を吸い込ん
で、前面側から熱交換器を介して吸い込まれた室内空気
と共にターボファンの軸に対して半径方向外向に4方に
吹き出す。このとき、上記ルーバーまたはダンパーの開
閉角度を調整することによって、必要に応じて外気吸込
口の通風抵抗を調整して、室内空気と外気との入れ換え
量を制御する。また、換気を行わない場合は、上記ルー
バーまたはダンパーを全閉することによって、外気の流
入を防ぐことができる。このように、上記ターボファン
を外気の吸い込みに併用することで、新たに外気吸込用
ファンを設けることなく換気が可能となる。また、室外
から吸い込まれた外気の全てが熱交換器を通過すること
なく、室内に吹き出されるので、外気を吸い込む経路の
圧損が低減されて、換気量を増大できる。したがって、
換気扇を別に設ける必要がなく、インテリア性を損なわ
ずに低コストで、室内をドラフト感なく空調しながら室
内空気と外気とを入れ換えできる優れた換気機能を有す
る空気調和機の室内機を実現できる。
【0015】また、請求項6の空気調和機の室内機は、
ケーシング内に配置されたターボファンと、上記ケーシ
ング内に上記ターボファンの前面側に配置された熱交換
器とを備えて、上記ターボファンによって、前面側から
上記熱交換器を介して吸い込んだ空気を軸に対して半径
方向外向に吹き出す空気調和機の室内機であって、上記
ケーシングに上記ターボファンの後面側に設けられた外
気吸込口と、上記外気吸込口の通風抵抗を調整するルー
バーまたはダンパーのいずれか一方とを備え、上記ター
ボファンは、前面側から吸い込んだ空気を軸に対して半
径方向外向に吹き出すための第1の羽根と、上記第1の
羽根と回転方向に同じ向きに湾曲し、後面側から上記外
気吸込口を介して吸い込んだ空気を軸に対して半径方向
外向に吹き出すための第2の羽根とを有することを特徴
としている。
【0016】上記請求項6の空気調和機の室内機によれ
ば、上記ターボファンを駆動すると、前面パネルの吸込
口から吸い込まれた室内空気は、熱交換器を介してター
ボファンの軸に対して半径方向外向に吹き出す。そし
て、例えば、この室内機が取り付けられる壁面に上記外
気吸込口と室外が連なる穴を設けることによって、その
穴と外気吸込口とを介して室外から外気を吸い込み可能
なようにし、上記ターボファンにより後面側の外気吸込
口側から外気を吸い込んで、ターボファンの軸に対して
半径方向外向に4方に吹き出す。このとき、上記ルーバ
ーまたはダンパーの開閉角度を調整することによって、
必要に応じて外気吸込口の通風抵抗を調整して、室内空
気と外気との入れ換え量を制御する。また、換気を行わ
ない場合は、上記ルーバーまたはダンパーを全閉するこ
とによって、外気の流入を防ぐことができる。このよう
に、上記ターボファンを外気の吸い込みに併用すること
で、新たに外気吸込用ファンを設けることなく換気が可
能となる。また、室外から吸い込まれた外気の全てが熱
交換器を通過することなく、室内に吹き出されるので、
外気を吸い込む経路の圧損が低減されて、換気量を増大
できる。したがって、換気扇を別に設ける必要がなく、
インテリア性を損なわずに低コストで、室内をドラフト
感なく空調しながら室内空気と外気とを入れ換えできる
優れた換気機能を有する空気調和機の室内機を実現でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機の室
内機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0018】(第1実施形態)図1はこの発明の第1実
施形態の空気調和機の室内機の断面図であり、1は壁1
0の壁面に後面側が取り付けられるケーシング、2は上
記ケーシング1内に配置されたターボファン、3は上記
ケーシング1内にターボファン2の前面側に配置された
熱交換器、4は上記ケーシング1に熱交換器3の前面側
に取り付けられた吸込口4aを有する前面パネル、5は
上記ターボファン2と上記熱交換器3との間に配置され
た円穴5aを有する仕切板、6は上記ケーシング1にタ
ーボファン2の後面側に取り付けられたターボファン用
モータである。また、上記ケーシング1に上下方向およ
び左右方向の4方に夫々吹き出す4つの吹出口1a(図1
では1つのみを示す)を設けて、各吹出口1aに吹き出し
の風向を制御するフラップ7(図1では1つのみを示す)
を夫々取り付けている。
【0019】上記ケーシング1の下側の両コーナー部に
設けられた配管用穴の使用しない一方を利用して、壁1
0を貫通し、前面パネル4の吸込口4aと熱交換器3と
の間の空間と室外とを連通する外気吸込用通路8を設け
ている。上記外気吸込用通路8内に、外気吸込用ファン
11と、その外気吸込用ファン11を駆動する外気吸込
用モータ12と、上記外気吸込用通路8の通風抵抗を調
整可能なダンパー13とを室外側から順に配置してい
る。なお、上記ダンパー13は、手動で開閉角度を調整
してもよいし、ステッピングモータ等の駆動手段により
開閉角度を調整してもよい。また、図1では、上記ケー
シング1の下側のターボファン2からの吹き出し空気が
下方向に吹き出す吹出口を図示していないが、ケーシン
グ1の下側に外気吸込用通路8以外の領域に上記吹出口
を設けている。
【0020】また、上記前面パネル4の吸込口4aに
は、複数の負圧調整用ルーバー14を開閉自在に取り付
けている。上記負圧調整用ルーバー14の開閉角度を調
整することによって、ターボファン2の駆動時、前面パ
ネル4の吸込口4aと熱交換器3との間の空間の負圧を
調整する。上記複数の負圧調整用ルーバー14は、手動
で開閉角度を調整してもよいし、ステッピングモータ等
の駆動手段により開閉角度を調整してもよい。また、上
記前面パネル4の吸込口4aの後面側に第1フィルタ1
5を取り外し可能に取り付けると共に、熱交換器3の前
面側に第2フィルタ16を取り外し可能に取り付けてい
る。
【0021】上記構成の空気調和機の室内機において、
上記ターボファン用モータ6を回転させて、ターボファ
ン2を駆動すると、前面パネル4の吸込口4aから吸い
込まれた室内空気は、矢印R11,R12に示すように、熱
交換器3を介してターボファン2の軸に対して半径方向
外向に各吹出口1a(図1では1つのみを示す)から吹き
出す。このとき、上記各フラップ7により吹き出しの風
向が斜め前方になるように夫々制御される。そして、上
記外気吸込用通路8内の外気吸込用モータ12を回転さ
せて、外気吸込用ファン11を駆動すると、室外から吸
い込まれた外気が矢印R13の方向に流れる。そうして、
上記ターボファン2と外気吸込用ファン11とによって
吸い込まれた外気は、前面パネル4の吸込口4aから吸
い込まれた室内空気と共に熱交換器3を介してターボフ
ァン2の軸に対して半径方向外向に吹き出す。
【0022】そして、上記ダンパー13の開閉角度を調
整することによって、外気吸込用通路8の通風抵抗を調
整する。また、上記負圧調整用ルーバー14の開閉角度
を調整することによって、前面パネル4の吸込口4aと
熱交換器3との間の空間の負圧を調整する。そうして、
上記ダンパー13と負圧調整用ルーバー14とによっ
て、室内空気と外気との入れ換え量を制御する。また、
換気を行わない場合は、上記外気吸込用モータ12を停
止し、ダンパー13により外気吸込用通路8を全閉す
る。
【0023】このように、上記空気調和機の室内機で
は、送風用のターボファン2および外気吸込用ファン1
1の両方により室外から外気を吸い込んで、外気吸込用
通路8を介して室内に送り込むことにより換気量を増大
させる。また、室外から吸い込まれた外気は、熱交換器
3を通過することにより、適切な温度および湿度に調整
されるので、気象条件によらず、不快感を感じることな
く、換気することが可能となる。さらに、上記熱交換器
3の後流側で室内空気と末温調の外気が混ざり合うのを
防止でき、換気に伴う露付き等も回避できる。また、上
記外気吸込用通路8に配置されたダンパー13によっ
て、必要に応じて外気を吸い込む経路の通風抵抗を変化
させて、換気量を調整することが可能となる。また、換
気を行わない場合は、上記外気吸込用ファン11を停止
すると共に、ダンパー13により外気吸込用通路8を全
閉することによって、外気の流入を防ぐことができる。
また、上記外気吸込用ファン11の回転数を制御するこ
とによって、必要に応じて外気吸込用通路8を通過する
外気の流量を調整して、換気量を調整することが可能と
なる。
【0024】したがって、換気扇を別に設ける必要がな
く、インテリア性を損なわずに低コストで、室内をドラ
フト感なく空調しながら室内空気と外気とを入れ換えで
きる優れた換気機能を有する空気調和機の室内機を実現
することができる。
【0025】また、上記負圧調整用ルーバー14の開閉
角度を大きくして圧損を小さくすると、前面パネル4の
吸込口4aと熱交換器3との間の空間の負圧が小さくな
り、負圧調整用ルーバー14の開閉角度を小さくして圧
損を大きくすると、前面パネル4と熱交換器3との間の
空間の負圧が大きくなり、必要に応じて負圧調整用ルー
バー14の開閉角度を変化させることによって、外気吸
込用通路8を介して吸い込まれる外気の量を調整するこ
とができる。
【0026】(第2実施形態)図2はこの発明の第2実
施形態の空気調和機の室内機の断面図であり、21は壁
30の壁面に後面側が取り付けられるケーシング、22
は上記ケーシング21内に配置されたターボファン、2
3は上記ケーシング21内にターボファン22の前面側
に配置された熱交換器、24は上記ケーシング21に熱
交換器23の前面側に取り付けられた吸込口24a,24
bを有する前面パネル、25は上記ターボファン2と熱
交換器23との間に配置された円穴25aを有する仕切
板、26は上記ケーシング21にターボファン22の後
面側に取り付けられたターボファン用モータである。ま
た、上記ケーシング21に上下方向および左右方向の4
方に夫々吹き出す4つの吹出口21a(図2では1つのみ
を示す)を設けて、各吹出口21aに吹き出しの風向を制
御するフラップ27(図2では1つのみを示す)を夫々取
り付けている。
【0027】そして、上記熱交換器23の下側に外気流
入部35を設けると共に、その外気流入部35と前面パ
ネル4との間の空間と、熱交換器23と前面パネル24
との間の空間とを仕切板29により仕切っている。そし
て、上記ケーシング21の下側の両コーナー部に設けら
れた配管用穴の使用しない一方を利用して、壁30を貫
通し、前面パネル24の吹出口24bと熱交換器23の
下側の外気流入部35との間の空間と室外とを連通する
外気吸込用通路28を設けている。上記外気吸込用通路
28内に、外気吸込用ファン31と、その外気吸込用フ
ァン31を駆動する外気吸込用モータ32と、上記外気
吸込用通路28の通風抵抗を調整可能なダンパー33と
を室外側から順に配置している。なお、上記ダンパー3
3は、手動で開閉角度を調整してもよいし、ステッピン
グモータ等の駆動手段により開閉角度を調整してもよ
い。また、図2では、上記ケーシング21の下側のター
ボファン22からの吹き出し空気が下方向に吹き出す吹
出口を図示していないが、ケーシング21の下側に外気
吸込用通路28以外の領域に上記吹出口を設けている。
【0028】また、上記前面パネル24の吸込口24b
には、上記熱交換器23の下側の外気流入部35に対向
する領域に複数の負圧調整用ルーバー34を開閉自在に
取り付けている。上記負圧調整用ルーバー34の開閉角
度を調整することによって、前面パネル4の吸込口24
aと熱交換器23の下側の外気流入部35との間の空間
の負圧を調整する。上記複数の負圧調整用ルーバー34
は、手動で開閉角度を調整してもよいし、ステッピング
モータ等の駆動手段により開閉角度を調整してもよい。
また、上記外気流入部35の前面側に第1フィルタ36
を取り外し可能に取り付けると共に、熱交換器23の前
面側に第2フィルタ37を取り外し可能に取り付けてい
る。
【0029】上記構成の空気調和機の室内機において、
上記ターボファン用モータ26を回転させて、ターボフ
ァン22を駆動すると、前面パネル24の吸込口24a
から吸い込まれた室内空気は、矢印R21,R22に示すよ
うに、熱交換器23を介してターボファン22の軸に対
して半径方向外向に各吹出口21a(図1では1つのみを
示す)から吹き出すと共に、前面パネル24の吸込口2
4bから吸い込まれた室内空気は、矢印R23に示すよう
に、熱交換器23の下側の外気流入部35を介してター
ボファン22の軸に対して半径方向外向に各吹出口21
a(図1では1つのみを示す)から吹き出す。このとき、
上記各フラップ27により吹き出しの風向が斜め前方に
なるように夫々制御される。そして、上記外気吸込用通
路28内の外気吸込用モータ32を回転させて、外気吸
込用ファン31を駆動すると、室外から吸い込まれた外
気が矢印R24の方向に流れる。そうして、上記ターボフ
ァン22と外気吸込用ファン31とによって吸い込まれ
た外気は、前面パネル24の吸込口24bから吸い込ま
れた室内空気と共に熱交換器23の下側の外気流入部3
5を介してターボファン22の軸に対して半径方向外向
に4方に吹き出す。
【0030】そして、上記ダンパー33の開閉角度を調
整することによって、外気吸込用通路28の通風抵抗を
調整する。また、上記負圧調整用ルーバー34の開閉角
度を調整することによって、前面パネル24の吸込口2
4bと熱交換器23との間の空間の負圧を調整する。そ
うして、上記ダンパー33と負圧調整用ルーバー34と
によって、室内空気と外気との入れ換え量を制御する。
また、換気を行わない場合は、上記外気吸込用モータ3
2を停止し、ダンパー33により外気吸込用通路28を
全閉する。
【0031】このように、上記空気調和機の室内機で
は、送風用のターボファン22および外気吸込用ファン
11の両方により室外から外気を吸い込んで、外気吸込
用通路28を介して室内に送り込むことにより換気量を
増大させる。また、上記外気吸込用通路28に配置され
たダンパー33によって、必要に応じて外気を吸い込む
経路の通風抵抗を変化させて、換気量を調整することが
可能となる。また、換気を行わない場合は、上記外気吸
込用ファン31を停止すると共に、ダンパー33により
外気吸込用通路28を全閉することによって、外気の流
入を防ぐことができる。また、上記外気吸込用ファン3
1の回転数を制御することによって、必要に応じて外気
吸込用通路8を通過する外気の流量を調整して、換気量
を調整することが可能となる。
【0032】したがって、換気扇を別に設ける必要がな
く、インテリア性を損なわずに低コストで、室内をドラ
フト感なく空調しながら室内空気と外気とを入れ換えで
きる優れた換気機能を有する空気調和機の室内機を実現
することができる。
【0033】また、上記負圧調整用ルーバー34の開閉
角度を大きくして圧損を小さくすると、前面パネル24
の吸込口24bと外気流入部35との間の空間の負圧が
小さくなり、負圧調整用ルーバー34の開閉角度を小さ
くして圧損を大きくすると、前面パネル24と外気流入
部35との間の空間の負圧が大きくなり、必要に応じて
負圧調整用ルーバー34の開閉角度を変化させることに
よって、外気吸込用通路28を介して吸い込まれる外気
の量を調整することができる。
【0034】また、上記外気吸込用通路28を介して室
外から吸い込んだ外気が熱交換器23の下側に設けられ
た外気流入部35を介して室内に吹き出すことによっ
て、上記外気吸込用通路28の圧損が低減され、換気量
を容易に増大することができる。
【0035】(第3実施形態)図3はこの発明の第3実
施形態の空気調和機の室内機の断面図であり、41は壁
50の壁面に後面側が取り付けられるケーシング、42
は上記ケーシング41内に配置されたターボファン、4
3は上記ケーシング41内にターボファン22の前面側
に配置された熱交換器、44は上記ケーシング41に熱
交換器43の前面側に取り付けられた吸込口44a,44
bを有する前面パネル、45は上記ターボファン42と
熱交換器43との間に配置された円穴45aを有する仕
切板、46は上記ケーシング41にターボファン42の
後面側に取り付けられたターボファン用モータである。
また、上記ケーシング41に上下方向および左右方向の
4方に夫々吹き出す4つの吹出口41a(図3では1つの
みを示す)を設けて、各吹出口41aに吹き出しの風向を
制御するフラップ47(図3では1つのみを示す)を夫々
取り付けている。
【0036】そして、上記熱交換器43の下側に他の部
分よりも通風抵抗の小さい薄肉部43aを設けると共
に、その薄肉部43aと前面パネル44の吸込口44bと
の間の空間と、熱交換器43と前面パネル44K吸込口
44bとの間の空間とを仕切板49により仕切ってい
る。そして、上記ケーシング41の下側の両コーナー部
に設けられた配管用穴の使用しない一方を利用して、壁
50を貫通し、前面パネル44の吸込口44bと熱交換
器43の下側の薄肉部43aとの間の空間と室外とを連
通する外気吸込用通路48を設けている。上記外気吸込
用通路48内に、外気吸込用ファン51と、その外気吸
込用ファン51を駆動する外気吸込用モータ52と、上
記外気吸込用通路48の通風抵抗を調整可能なダンパー
53とを室外側から順に配置している。なお、上記ダン
パー53は、手動で開閉角度を調整してもよいし、ステ
ッピングモータ等の駆動手段により開閉角度を調整して
もよい。また、図3では、上記ケーシング41の下側の
ターボファン42からの吹き出し空気が下方向に吹き出
す吹出口を図示していないが、ケーシング41の下側の
外気吸込用通路8以外の領域に上記吹出口を設けてい
る。
【0037】また、上記前面パネル44の吸込口44b
に複数の負圧調整用ルーバー54を開閉自在に取り付け
ている。上記負圧調整用ルーバー54の開閉角度を調整
することによって、ターボファン42の駆動時、前面パ
ネル44の吸込口44bと熱交換器43の下側の薄肉部
43aとの間の空間の負圧を調整する。上記複数の負圧
調整用ルーバー54は、手動で開閉角度を調整してもよ
いし、ステッピングモータ等の駆動手段により開閉角度
を調整してもよい。また、上記熱交換器43の下側の薄
肉部43aの前面側に第1フィルタ55を取り外し可能
に取り付けると共、熱交換器43の薄肉部43a以外の
領域の前面側に第2フィルタ56を取り外し可能に取り
付けている。
【0038】上記構成の空気調和機の室内機において、
上記ターボファン用モータ46を回転させて、ターボフ
ァン42を駆動すると、前面パネル44の吸込口44a
から吸い込まれた室内空気は、矢印R31に示すように、
熱交換器43を介してターボファン42の軸に対して半
径方向外向に各吹出口41a(図3では1つのみを示す)
から吹き出すと共に、前面パネル44の吸込口44abか
ら吸い込まれた室内空気は、矢印R32に示すように、熱
交換器43の下側の薄肉部43aを介してターボファン
42の軸に対して半径方向外向に各吹出口41a(図3で
は1つのみを示す)から吹き出す。このとき、上記各フ
ラップ47により吹き出しの風向が斜め前方になるよう
に夫々制御される。そして、上記外気吸込用通路48内
の外気吸込用モータ42を回転させて、外気吸込用ファ
ン41を駆動すると、室外から吸い込まれた外気が矢印
R33の方向に流れる。そうして、上記ターボファン42
と外気吸込用ファン41とによって吸い込まれた外気
は、前面パネル44の吸込口44bから吸い込まれた室
内空気と共に熱交換器43の下側の薄肉部43aを介し
てターボファン42の軸に対して半径方向外向に4方に
吹き出す。
【0039】そして、上記ダンパー53の開閉角度を調
整することによって、外気吸込用通路48の通風抵抗を
調整する。また、上記負圧調整用ルーバー54の開閉角
度を調整することによって、前面パネル44の吸込口4
4aと熱交換器43との間の空間の負圧を調整する。そ
うして、上記ダンパー53と負圧調整用ルーバー54に
よって、室内空気と外気との入れ換え量を制御する。ま
た、換気を行わない場合は、上記外気吸込用モータ52
を停止し、ダンパー53により外気吸込用通路48を全
閉する。
【0040】このように、上記空気調和機の室内機で
は、送風用のターボファン42および外気吸込用ファン
51の両方により室外から外気を吸い込んで、外気吸込
用通路48を介して室内に送り込むことにより換気量を
増大させる。また、室外から吸い込まれた外気は、熱交
換器43の薄肉部43aを通過することにより、適切な
温度および湿度に調整されるので、気象条件によらず、
不快感を感じることなく、換気することが可能となる。
さらに、上記熱交換器43の薄肉部43aの後流側で室
内空気と末温調の外気が混ざり合うのを防止でき、換気
に伴う露付き等も回避できる。また、上記外気吸込用通
路48に配置されたダンパー53によって、必要に応じ
て外気を吸い込む経路の通風抵抗を変化させて、換気量
を調整することが可能となる。また、換気を行わない場
合は、上記外気吸込用ファン51を停止すると共に、上
記ダンパー53により外気吸込用通路48を全閉するこ
とによって、外気の流入を防ぐことができる。また、上
記外気吸込用ファン51の回転数を制御することによっ
て、外気吸込用通路48を通過する外気の流量を調整し
て、換気量を調整することが可能となる。
【0041】したがって、換気扇を別に設ける必要がな
く、インテリア性を損なわずに低コストで、室内をドラ
フト感なく空調しながら室内空気と外気とを入れ換えで
きる優れた換気機能を有する空気調和機の室内機を実現
することができる。
【0042】(第4実施形態)図4はこの発明の第4実
施形態の空気調和機の室内機の断面図であり、61は壁
70の壁面に後面側が取り付けられるケーシング、62
は上記ケーシング61内に配置されたターボファン、6
3は上記ケーシング61内にターボファン62の前面側
に配置された熱交換器、64は上記ケーシング61に熱
交換器63の前面側に取り付けられた吸込口64aを有
する前面パネル、65は上記ターボファン62と熱交換
器63との間に配置された円穴65aを有する仕切板、
66は上記ケーシング61にターボファン62の後面側
に取り付けられたターボファン用モータである。上記タ
ーボファン用モータを図示しない取付部材によりケーシ
ング61に固定している。また、上記ケーシング61に
上下方向および左右方向の4方に夫々吹き出す4つの吹
出口61a,61b(図4では1つのみを示す)を設けて、
各吹出口61a,61bに吹き出しの風向を制御するフラ
ップ67A,67B(図4では2つのみを示す)を夫々取
り付けている。
【0043】上記ケーシング61の後面側に外気吸込口
60を設けると共に、壁70の外気吸込口60に対向す
る位置に穴70aを設けている。上記壁70の穴70aの
室外側にルーバー74を開閉自在に取り付けている。ま
た、上記壁70の穴70a内にフィルタ75を取り外し
可能に取り付けている。なお、上記ルーバー74は、手
動で開閉角度を調整してもよいし、ステッピングモータ
等の駆動手段により開閉角度を調整してもよい。また、
上記ルーバー74を外気吸込口60に取り付けてもよ
く、ルーバー74の代わりにダンパーを用いてもよく、
上記構成の空気調和機の室内機において、上記ターボフ
ァン用モータ66を回転させて、ターボファン62を駆
動すると、前面パネル64の吸込口64aから吸い込ま
れた室内空気は、矢印R41,R42に示すように、熱交換
器63を介してターボファン62の軸に対して半径方向
外向に各吹出口61a,61b(図4では2つのみを示す)
から吹き出す。このとき、上記各フラップ67A,67
Bにより吹き出しの風向が斜め前方になるように夫々制
御される。そして、上記壁面70の穴70aと外気吸込
口60を介して室外から吸い込まれた外気が、ターボフ
ァン62の前面側近傍の空間に生じた負圧によって矢印
R43〜R45の方向に流れる。そうして、上記ターボファ
ン62によって吸い込まれた外気は、前面パネル64の
吸込口64aから吸い込まれた室内空気と共に熱交換器
63を介してターボファン62の軸に対して半径方向外
向に4方に吹き出す。
【0044】そして、上記ルーバー74の開閉角度を調
整することによって、外気吸込口60の通風抵抗を調整
して、室内空気と外気との入れ換え量を制御する。ま
た、換気を行わない場合は、上記ルーバー74を全閉す
る。
【0045】このように、上記空気調和機の室内機で
は、上記ターボファン62を外気の吸い込みに併用する
ことで、新たに外気吸込用ファンを設けることなく換気
が可能となる。また、室外から吸い込まれた外気の全て
が熱交換器63を通過することなく、室内に吹き出され
るので、外気を吸い込む経路の圧損が低減されて、換気
量を増大できる。また、上記外気吸込口60に配置され
たルーバー74によって、必要に応じて外気を吸い込む
経路の通風抵抗を変化させて、換気量を調整することが
可能となる。また、換気を行わない場合は、上記ルーバ
ー74により外気吸込口60を全閉することによって、
外気の流入を防ぐことができる。
【0046】したがって、換気扇を別に設ける必要がな
く、インテリア性を損なわずに低コストで、室内をドラ
フト感なく空調しながら室内空気と外気とを入れ換えで
きる優れた換気機能を有する空気調和機の室内機を実現
することができる。
【0047】(第5実施形態)図5はこの発明の第5実
施形態の空気調和機の室内機の断面図であり、81は壁
90の壁面に後面側が取り付けられるケーシング、82
は上記ケーシング81内に配置されたターボファン、8
3は上記ケーシング81内にターボファン82の前面側
に配置された熱交換器、84は上記ケーシング81に熱
交換器83の前面側に取り付けられた吸込口84aを有
する前面パネル、85は上記ターボファン82と熱交換
器83との間に配置された円穴85aを有する仕切板、
86は上記ケーシング81にターボファン82の後面側
に取付部材96を介して取り付けられたターボファン用
モータである。
【0048】上記ターボファン82は、略中央が前方に
湾曲した円板部材82bの前面側に所定の間隔をあけて
環状部材82aを複数の第1の羽根89Aにより連結す
ると共に、上記環状部材82cの後面側に所定の間隔を
あけて円板部材82bを複数の第2の羽根89Bにより
連結している。上記第1の羽根8Aと第2の羽根89B
は、回転方向に同じ向きに湾曲しており、ターボファン
82が回転すると、円板部材82bの前面側では、前方
から吸い込んだ空気をターボファン82の軸に対して半
径方向外向に吹き出すと共に、円板部材82bの後面側
では、後方から吸い込んだ空気をターボファン82の軸
に対して半径方向外向に吹き出す。
【0049】また、上記ケーシング81に上下方向およ
び左右方向の4方に夫々吹き出す4つの吹出口81a,8
1b(図5では2つのみを示す)を設けて、各吹出口81
a,81bに吹き出しの風向を制御するフラップ87A,8
7B(図5では2つのみを示す)を夫々取り付けている。
また、上記ケーシング81に上下方向および左右方向の
4方に夫々吹き出す4つの吹出口81c,81d(図5では
2つのみを示す)を設けて、各吹出口81c,81dに吹き
出しの風向を制御するフラップ88A,88B(図5では
2つのみを示す)を夫々取り付けている。
【0050】上記ケーシング81の後面側に外気吸込口
80を設けると共に、外気吸込口80に対向する壁90
の位置に穴90aを設けている。また、上記ターボファ
ン用モータ86を取り付ける取付部材96には、ターボ
ファン82の円板部材82bの後面側の空間と外気吸込
口80側の空間とを連通する複数の穴97を設けてい
る。上記壁90の穴90aの室外側にルーバー94を開
閉自在に取り付けている。また、上記壁90の穴90a
内にフィルタ95を取り外し可能に取り付けている。な
お、上記フィルタ95は、取付部材96の複数の穴97
の上流側であればどこに取り付けてもよい。上記ルーバ
ー94は、手動で開閉角度を調整してもよいし、ステッ
ピングモータ等の駆動手段により開閉角度を調整しても
よい。また、上記ルーバー94を外気吸込口80や取付
部材96の複数の穴97に取り付けてもよく、その場
合、新たな部材の追加が少なく、構成が簡単になる。ま
た、上記ルーバー94の代わりにダンパーを用いてもよ
い。
【0051】上記構成の空気調和機の室内機において、
上記ターボファン用モータ86を回転させて、ターボフ
ァン82を駆動すると、前面パネル84の吸込口84a
から吸い込まれた室内空気は、矢印R51,R52に示すよ
うに、熱交換器83を介してターボファン82の軸に対
して半径方向外向に各吹出口81a,81b(図4では2つ
のみを示す)から吹き出す。このとき、上記各フラップ
87A,87Bにより吹き出しの風向が斜め前方になる
ように夫々制御される。また、上記ターボファン82に
よって、壁面90の穴90aと外気吸込口80とを介し
て室外から外気が吸い込まれて、吸い込まれた外気が取
付部材96の複数の穴97を通って矢印R53,R54の方
向に流れる。そうして、吸い込まれた外気は、吹出口8
1c,81dを介してターボファン82の軸に対して半径
方向外向に4方に吹き出す。
【0052】そして、上記ルーバー94の開閉角度を調
整することによって、必要に応じて外気吸込口80の通
風抵抗を調整して、室内空気と外気との入れ換え量を制
御する。また、換気を行わない場合は、上記ルーバー9
4を全閉する。
【0053】このように、上記空気調和機の室内機で
は、上記ターボファン82を外気の吸い込みに併用する
ことで、新たに外気吸込用ファンを設けることなく換気
が可能となる。また、室外から吸い込まれた外気の全て
が熱交換器83を通過することなく、室内に吹き出され
るので、外気を吸い込む経路の圧損が低減されて、換気
量を増大できる。また、上記外気吸込口80に配置され
たルーバー94によって、必要に応じて外気を吸い込む
経路の通風抵抗を変化させて、換気量を調整することが
可能となる。また、換気を行わない場合は、上記ルーバ
ー94により外気吸込口80を全閉することによって、
外気の流入を防ぐことができる。
【0054】したがって、換気扇を別に設ける必要がな
く、インテリア性を損なわずに低コストで、室内をドラ
フト感なく空調しながら室内空気と外気とを入れ換えで
きる優れた換気機能を有する空気調和機の室内機を実現
することができる。
【0055】上記第1〜第5実施形態では、室外から吸
い込まれた外気は、第2フィルタ16,第1フィルタ3
6,第1フィルタ55,フィルタ75およびフィルタ95
により浄化されて、室外に吹き出されるので、換気によ
る室内空気の汚染(花粉,煤煙および有毒ガス等)を防止
する。なお、使用環境により外気が清浄な場合、外気吸
込通路または外気吸込口に虫等が入らない程度の圧損の
小さいフィルタを用いることによって、換気量を増大さ
せることができる。
【0056】また、上記第1〜第3実施形態では、ケー
シング1,21,41の下側の両コーナー部に設けられた
配管用穴の使用しない一方を利用して、外気吸込用通路
8,28,48を設けたが、外気吸込用通路は、ケーシン
グのどの部分に設けてもよいし、使用しない配管用穴と
ケーシングに別途設けた穴の両方を外気吸込用通路に用
いてもよい。なお、配管用穴の使用しない一方を外気吸
込用通路に用いた場合、本体構造を複雑化することな
く、外気吸込用通路を設けることができる。
【0057】また、上記第1〜第3実施形態では、外気
吸込用ファン11,31,51を室外から外気を吸い込む
ように回転させたが、外気吸込用ファンを逆回転させて
もよい。この場合、室内の汚染物質を室内空気と共に室
外に排出できる。
【0058】また、上記第1〜第3実施形態では、吸い
込まれた外気は、熱交換器3,23,43に隣接して設置
された第2フィルタ16,第1フィルタ36を通るた
め、外気吸込用通路8,28,48にフィルタを備える必
要がなく、フィルタの清掃性が大幅に改善される。
【0059】また、上記第1,第2実施形態では、上記
前面パネル4,24,44の吸込口4a,24b,44bに負
圧調整用ルーバー14,34,54を取り付けたが、負圧
調整用ルーバーは無くともよい。また、上記第4,第5
実施形態では、壁70,90に設けた穴70a,90aの室
外側にルーバー74,94を設けたが、ルーバーは、壁
の穴の室内側,室外側または穴内のいずれに設けてもよ
い。
【0060】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の空気調和機の室内機は、ケーシング内にターボファ
ンを配置し、上記ケーシング内にターボファンの前面側
に熱交換器を配置し、上記ケーシングに、上記熱交換器
の前面側に所定の間隔をあけて吸込口を有する前面パネ
ルを取り付けて、上記ターボファンによって前面側から
熱交換器を介して吸い込んだ空気を軸に対して半径方向
外向に吹き出すと共に、上記ケーシングに前面パネルの
吸込口と熱交換器との間の空間と室外とを連通する外気
吸込用通路を設け、上記外気吸込用通路に、室外から上
記熱交換器の前面側に外気を吸い込む外気吸込用ファン
を配置して、上記外気吸込用通路に配置され、その外気
吸込用通路の通風抵抗をダンパーにより調整可能にした
ものである。
【0061】したがって、請求項1の発明の空気調和機
の室内機によれば、送風用のターボファンおよび外気吸
込用ファンの両方により室外から外気を吸い込み、外気
吸込用通路を介して室内に送り込むことにより換気量を
増大させると共に、室外から吸い込まれた外気は、熱交
換器を通過することにより、適切な温度および湿度に調
整されるので、気象条件によらず、不快感を感じること
なく、換気することが可能となる。さらに、上記熱交換
器の後流側で室内空気と末温調の外気が混ざり合うのを
防止でき、換気に伴う露付き等も回避できる。また、上
記外気吸込用通路に配置されたダンパーによって、必要
に応じて外気吸込用通路の通風抵抗を変化させて、換気
量を容易に調整することができる。また、上記外気吸込
用ファンの回転数を制御することによって、外気吸込用
通路を通過する外気の流量を調整して、換気量を容易に
調整できる。したがって、換気扇を別に設ける必要がな
く、インテリア性を損なわずに低コストで、室内をドラ
フト感なく空調しながら室内空気と外気とを入れ換えで
きる優れた換気機能を有する空気調和機の室内機を実現
することができる。
【0062】また、請求項2の発明の空気調和機の室内
機は、請求項1の空気調和機の室内機において、上記前
面パネルの吸込口に配置された負圧調整用ルーバーによ
って、上記吸込口の通風抵抗を調整して、上記ターボフ
ァン駆動時の前面パネルと上記熱交換器との間の空間の
負圧を調整するものである。
【0063】したがって、請求項2の発明の空気調和機
の室内機によれば、上記前面パネルの吸込口に配置され
た負圧調整用ルーバーによって、上記ターボファン駆動
時に吸込口から吸い込まれる空気の圧損を調整して、前
面パネルの吸込口と熱交換器との間の空間の負圧を調整
することによって、上記外気吸込用通路を介して吸い込
まれる外気の量を調整することができる。
【0064】また、請求項3の発明の空気調和機の室内
機は、請求項1または2の空気調和機の室内機におい
て、上記熱交換器の下側に外気流入部を設けたものであ
る。
【0065】したがって、請求項3の発明の空気調和機
の室内機によれば、上記外気吸込用通路を介して室外か
ら吸い込んだ外気のうちの少なくとも一部が上記熱交換
器の下側に設けられた外気流入部を介して室内に吹き出
すことによって、外気が吸い込まれる経路の圧損が低減
され、換気量を容易に増大することができる。
【0066】また、請求項4の発明の空気調和機の室内
機は、ケーシング内にターボファンを配置し、上記ケー
シング内にターボファンの前面側に熱交換器を配置し、
上記ケーシングに、上記熱交換器の前面側に所定の間隔
をあけて吸込口を有する前面パネルを取り付けて、上記
ターボファンによって前面側から上記熱交換器を介して
吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出すと
共に、上記熱交換器に他の部分よりも通風抵抗の小さい
薄肉部を設けると共に、上記ケーシングに、上記前面パ
ネルの吸込口と熱交換器の薄肉部との間の空間と室外と
を連通する外気吸込用通路を設け、上記外気吸込用通路
に、室外から熱交換器の薄肉部の前面側に外気を吸い込
む外気吸込用ファンを配置し、上記外気吸込用通路に通
風抵抗を調整可能なダンパーを配置し、上記熱交換器の
薄肉部に対向する前面パネルの吸込口に配置された負圧
調整用ルーバーによって、上記吸込口の通風抵抗を調整
して、上記ターボファン駆動時の前面パネルの吸込口と
熱交換器との間の空間の負圧を調整するものである。
【0067】したがって、請求項4の発明の空気調和機
の室内機によれば、送風用の上記ターボファンおよび外
気吸込用ファンの両方により室外から外気を吸い込み、
外気吸込用通路を介して室内に送り込むことにより換気
量を増大させる。また、室外から吸い込まれた外気は、
熱交換器の薄肉部を通過することにより、適切な温度お
よび湿度に調整されるので、気象条件によらず、不快感
を感じることなく、換気することが可能となる。さら
に、上記熱交換器の薄肉部の後流側で室内空気と末温調
の外気が混ざり合うのを防止でき、換気に伴う露付き等
も回避できる。また、上記外気吸込用通路に配置された
ダンパーによって、必要に応じて外気を吸い込む経路の
通風抵抗を変化させて、換気量を容易に調整することが
できる。また、上記外気吸込用ファンの回転数を制御す
ることによって、外気吸込用通路を通過する外気の流量
を調整して、換気量を容易に調整することもできる。し
たがって、換気扇を別に設ける必要がなく、インテリア
性を損なわずに低コストで、室内をドラフト感なく空調
しながら室内空気と外気とを入れ換えできる優れた換気
機能を有する空気調和機の室内機を実現することができ
る。
【0068】また、請求項5の発明の空気調和機の室内
機は、ケーシング内にターボファンを配置し、上記ケー
シング内に上記ターボファンの前面側に熱交換器を配置
して、上記ターボファンによって前面側から熱交換器を
介して吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き
出すと共に、上記ケーシングにターボファンの後面側に
外気吸込口を設け、上記外気吸込口の通風抵抗を調整す
るルーバーまたはダンパーのいずれか一方とを備えて、
上記ターボファンは、前面側の空間と外気吸込口側の空
間とを連通する穴を有するものである。
【0069】したがって、請求項5の発明の空気調和機
の室内機によれば、上記ターボファンを外気の吸い込み
に併用することで、新たに外気吸込用ファンを設けるこ
となく換気が可能となる。また、室外から吸い込まれた
外気の全てが熱交換器を通過することなく、室内に吹き
出されるので、外気を吸い込む経路の圧損が低減され
て、換気量を増大することができる。また、上記ルーバ
ーまたはダンパーによって、必要に応じて外気を吸い込
む経路の通風抵抗を変化させて、換気量を容易に調整す
ることができる。したがって、換気扇を別に設ける必要
がなく、インテリア性を損なわずに低コストで、室内を
ドラフト感なく空調しながら室内空気と外気とを入れ換
えできる優れた換気機能を有する空気調和機の室内機を
実現することができる。
【0070】また、請求項6の発明の空気調和機の室内
機は、ケーシング内にターボファンを配置し、上記ケー
シング内にターボファンの前面側に熱交換器を配置し
て、上記ターボファンによって前面側から熱交換器を介
して吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出
すと共に、上記ケーシングにターボファンの後面側に外
気吸込口を設け、上記外気吸込口の通風抵抗を調整する
ルーバーまたはダンパーのいずれか一方とを備えて、上
記ターボファンは、前面側から吸い込んだ空気を軸に対
して半径方向外向に吹き出すための第1の羽根と、上記
第1の羽根と回転方向に同じ向きに湾曲し、後面側から
上記外気吸込口を介して吸い込んだ空気を軸に対して半
径方向外向に吹き出すための第2の羽根とを有するもの
である。
【0071】したがって、請求項6の発明の空気調和機
の室内機によれば、上記ターボファンを外気の吸い込み
に併用することで、新たに外気吸込用ファンを設けるこ
となく換気が可能となる。また、室外から吸い込まれた
外気の全てが熱交換器を通過することなく、室内に吹き
出されるので、外気を吸い込む経路の圧損が低減され
て、換気量を増大できる。また、上記ルーバーまたはダ
ンパーによって、必要に応じて外気を吸い込む経路の通
風抵抗を変化させて、換気量を容易に調整することがで
きる。したがって、換気扇を別に設ける必要がなく、イ
ンテリア性を損なわずに低コストで、室内をドラフト感
なく空調しながら室内空気と外気とを入れ換えできる優
れた換気機能を有する空気調和機の室内機を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の空気調和機
の室内機の断面図である。
【図2】 図2はこの発明の第2実施形態の空気調和機
の室内機の断面図である。
【図3】 図3はこの発明の第3実施形態の空気調和機
の室内機の断面図である。。
【図4】 図4はこの発明の第4実施形態の空気調和機
の室内機の断面図である。
【図5】 図5はこの発明の第5実施形態の空気調和機
の室内機の断面図である。
【図6】 図6は前面側から吸い込んだ空気を軸に対し
て半径方向外向に吹き出すターボファンを用いた室内機
を室内の壁面に取り付けた状態を示す図である。
【図7】 図7(A)は従来の空気調和機の室内機の送風
状態を示す図であり、図7(B)は図6に示す空気調和機
の室内機の送風状態を示す図である。
【符号の説明】
1,21,41,61,81…ケーシング、 2,22,42,62,82…ターボファン、 3,23,43,63,83…熱交換器、 4,24,44,64,84…前面パネル、 4a,24a,24b,44a,44b,64a,84a…吸込口、 5,25,45,65,85…仕切板、 6,26,46,66,86…ターボファン用モータ、 7,27,47,67A,67B,87A,87B,88A,8
8B…フラップ、 8,28,48…外気吸込通路、 10,30,50,70,90…壁、 11,31,51…外気吸込用ファン、 12,32,52…外気吸込用モータ、 13,33,53…ダンパー、 14,34,54,74,94…ルーバー、 15,36,55…第1フィルタ、 16,37,56…第2フィルタ、 60,80…外気吸込口。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1,21)内に配置されたタ
    ーボファン(2,22)と、上記ケーシング(1,21)内に
    上記ターボファン(2,22)の前面側に配置された熱交
    換器(3,23)と、上記ケーシング(1,21)に取り付け
    られ、上記熱交換器(3,23)の前面側に所定の間隔を
    あけて吸込口(4a,24a,24b)を有する前面パネル
    (4,24)とを備えて、上記ターボファン(2,22)によ
    って、前面側から上記熱交換器(3,23)を介して吸い
    込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出す空気調
    和機の室内機であって、 上記ケーシング(1,21)に設けられ、上記前面パネル
    (4,24)の吸込口(4a,24b)と上記熱交換器(3,2
    3)との間の空間と室外とを連通する外気吸込用通路
    (8,28)と、 上記外気吸込用通路(8,28)に配置され、室外から上
    記熱交換器(3,23)の前面側に外気を吸い込む外気吸
    込用ファン(11,31)と、 上記外気吸込用通路(8,28)に配置され、その外気吸
    込用通路(8,28)の通風抵抗を調整可能なダンパー(1
    3,33)とを備えたことを特徴とする空気調和機の室内
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機の室内機に
    おいて、 上記前面パネル(4,24)の吸込口(4a,24b)に配置さ
    れ、上記吸込口(4a,24b)の通風抵抗を調整して、上
    記ターボファン(2,22)駆動時の上記前面パネル(4,
    24)の吸込口(4a,24b)と上記熱交換器(3,23)と
    の間の空間の負圧を調整する負圧調整用ルーバー(14,
    34)を備えたことを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の空気調和機の
    室内機において、 上記熱交換器(23)の下側に外気流入部(35)を設けた
    ことを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 【請求項4】 ケーシング(41)内に配置されたターボ
    ファン(42)と、上記ケーシング(41)内に上記ターボ
    ファン(42)の前面側に配置された熱交換器(43)と、
    上記ケーシング(41)に取り付けられ、上記熱交換器
    (3,23)の前面側に所定の間隔をあけて吸込口(44a,
    44b)を有する前面パネル(44)とを備えて、上記ター
    ボファン(42)によって、前面側から上記熱交換器(4
    3)を介して吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向
    に吹き出す空気調和機の室内機であって、 上記熱交換器(43)に他の部分よりも通風抵抗の小さい
    薄肉部(43a)を設けると共に、 上記ケーシング(41)に設けられ、上記前面パネル(4
    4)の吸込口(44b)と上記熱交換器(43)の上記薄肉部
    (43a)との間の空間と室外とを連通する外気吸込用通
    路(48)と、 上記外気吸込用通路(48)に配置され、室外から上記熱
    交換器(43)の上記薄肉部(43a)の前面側に外気を吸
    い込む外気吸込用ファン(51)と、 上記外気吸込用通路(48)に配置され、その外気吸込用
    通路(48)の通風抵抗を調整可能なダンパー(53)と、 上記熱交換器(43)の上記薄肉部(43a)に対向する上
    記前面パネル(44)の吸込口(44b)に配置され、上記
    吸込口(44b)の通風抵抗を調整して、上記ターボファ
    ン(42)駆動時の上記前面パネル(44)の吸込口(44
    b)と上記熱交換器(43)との間の空間の負圧を調整する
    負圧調整用ルーバー(54)を備えたことを特徴とする空
    気調和機の室内機。
  5. 【請求項5】 ケーシング(71)内に配置されたターボ
    ファン(72)と、上記ケーシング(71)内に上記ターボ
    ファン(72)の前面側に配置された熱交換器(73)とを
    備えて、上記ターボファン(2)によって、前面側から上
    記熱交換器(73)を介して吸い込んだ空気を軸に対して
    半径方向外向に吹き出す空気調和機の室内機であって、 上記ケーシング(71)に上記ターボファン(72)の後面
    側に設けられた外気吸込口(60)と、 上記外気吸込口(60)の通風抵抗を調整するルーバー
    (74)またはダンパーのいずれか一方とを備え、 上記ターボファン(72)は、前面側の空間と上記外気吸
    込口(60)側の空間とを連通する穴(76〜79)を有す
    ることを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 【請求項6】 ケーシング(81)内に配置されたターボ
    ファン(82)と、上記ケーシング(81)内に上記ターボ
    ファン(82)の前面側に配置された熱交換器(83)とを
    備えて、上記ターボファン(82)によって、前面側から
    上記熱交換器(83)を介して吸い込んだ空気を軸に対し
    て半径方向外向に吹き出す空気調和機の室内機であっ
    て、 上記ケーシング(1)に上記ターボファン(82)の後面側
    に設けられた外気吸込口(80)と、 上記外気吸込口(80)の通風抵抗を調整するルーバー
    (94)またはダンパーのいずれか一方とを備え、 上記ターボファン(82)は、前面側から吸い込んだ空気
    を軸に対して半径方向外向に吹き出すための第1の羽根
    (89A)と、上記第1の羽根(89A)と回転方向に同じ
    向きに湾曲し、後面側から上記外気吸込口(80)を介し
    て吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出す
    ための第2の羽根(89B)とを有することを特徴とする
    空気調和機の室内機。
JP9359382A 1997-12-26 1997-12-26 空気調和機の室内機 Pending JPH11190537A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9359382A JPH11190537A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 空気調和機の室内機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9359382A JPH11190537A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 空気調和機の室内機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11190537A true JPH11190537A (ja) 1999-07-13

Family

ID=18464222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9359382A Pending JPH11190537A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 空気調和機の室内機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11190537A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002156128A (ja) * 2000-09-05 2002-05-31 Lg Electronics Inc 空気調和機用ターボファン
JP2005133710A (ja) * 2003-10-07 2005-05-26 Daikin Ind Ltd 遠心送風機およびこれを用いた空気調和機
KR100688876B1 (ko) * 2001-05-22 2007-02-28 엘지전자 주식회사 분리형 공기조화기의 전면패널조립체
WO2017049541A1 (zh) * 2015-09-24 2017-03-30 孙海潮 一种分体空调加湿换新风室内机
WO2017049540A1 (zh) * 2015-09-24 2017-03-30 孙海潮 一种分体空调加湿换新风室内机
EP3418641A4 (en) * 2016-02-19 2019-10-23 Gree Electric Appliances, Inc. of Zhuhai AIR CONDITIONING

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002156128A (ja) * 2000-09-05 2002-05-31 Lg Electronics Inc 空気調和機用ターボファン
JP2006349343A (ja) * 2000-09-05 2006-12-28 Lg Electronics Inc 空気調和機用ターボファン
KR100688876B1 (ko) * 2001-05-22 2007-02-28 엘지전자 주식회사 분리형 공기조화기의 전면패널조립체
JP2005133710A (ja) * 2003-10-07 2005-05-26 Daikin Ind Ltd 遠心送風機およびこれを用いた空気調和機
WO2017049541A1 (zh) * 2015-09-24 2017-03-30 孙海潮 一种分体空调加湿换新风室内机
WO2017049540A1 (zh) * 2015-09-24 2017-03-30 孙海潮 一种分体空调加湿换新风室内机
EP3418641A4 (en) * 2016-02-19 2019-10-23 Gree Electric Appliances, Inc. of Zhuhai AIR CONDITIONING
US10627132B2 (en) 2016-02-19 2020-04-21 Gree Electric Appliances, Inc. Of Zhuhai Air conditioner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3424779B2 (ja) 空気調和機の室内機
KR100761290B1 (ko) 공기조화기 및 그 제어 방법
JP4539353B2 (ja) 空気調和装置
WO1999008050A1 (fr) Structure de sortie pour conditionneurs d'air
JP2005315531A (ja) 空気調和機の室内機
JP2003130381A (ja) 空気調和機
JP3141804B2 (ja) 空気調和機
JP2001227772A (ja) 埋込型空気調和機及び空気調和システム
JP3137042B2 (ja) 空気調和機の室内機の気流制御方法および気流制御装置
JPH11190537A (ja) 空気調和機の室内機
JPH06257842A (ja) 空調装置
JP2002039606A (ja) 給気ファンユニット
KR100517598B1 (ko) 액자형 공기조화기
JPH0914690A (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JP4684868B2 (ja) ファンコイルユニット
JP2002195599A (ja) 空気調和機
CN101893289A (zh) 窗式空调
JP2000329370A (ja) 壁埋込型空気調和機
JPH04324052A (ja) 給気グリル
JP2003074902A (ja) 空調機器
JP2001324170A (ja) 空気調和機
JPH03282132A (ja) 空気調和装置
JP2006064264A (ja) 空気調和装置
JP2002005502A (ja) 空気調和機
JP2000104945A (ja) 換気機能付き空調機