JPH11190048A - 作業機械の保守装置 - Google Patents

作業機械の保守装置

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JPH11190048A
JPH11190048A JP36037597A JP36037597A JPH11190048A JP H11190048 A JPH11190048 A JP H11190048A JP 36037597 A JP36037597 A JP 36037597A JP 36037597 A JP36037597 A JP 36037597A JP H11190048 A JPH11190048 A JP H11190048A
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JP
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maintenance device
data
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unit
machine
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JP36037597A
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Yoshinori Furuno
義紀 古野
Yasuo Tanaka
康雄 田中
Yutaka Watanabe
豊 渡辺
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信状態の悪い時、収集した状態データを保存
するこのできる作業機械の保守装置を提供すること。 【解決手段】作業機械の不具合に応じて不具合情報を入
力する不具合情報入力手段33と、前記入力された不具
合情報に応じて、前記作業機械各部の状態データを収集
する状態データ収集手段31と、前記収集された状態デ
ータを管理部側保守装置20に送信する送信手段36と
を備える作業機械の保守装置において、前記作業機械の
保守装置は、前記管理側保守装置に正常に送信できない
時、前記入力された不具合情報と状態データを記憶する
データ記憶手段318を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械の保守装
置に係わり、特に、油圧ショベル、クレーン、ブルドー
ザ等の作業機械に対して簡便な方法で保守管理が可能な
作業機械の保守装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、作業機械は過酷な状態で使用さ
れることが多く、作業機械各部の損耗が激しい。このた
め、これら作業機械に対しては適切な保守管理が要望さ
れる。保守管理には高度な専門的知識が要求されので、
作業機械メーカーが保守管理を行うのが通例である。従
来、保守管理に必要なデータの入手に際しては、保守員
が保守対象の作業機械のある作業現場に出向し、当該作
業機械を作動させて、その作業機械の所要個所に備えら
れている各種センサから入手する方法、あるいは、オペ
レータが不具合に応じてその不具合に相当する情報を機
械側保守装置に入力し、機械側保守装置は自動的に作業
機械から状態データを取得し、このデータを管理部側保
守装置に伝送する方法が取られていた。このようにして
入手した状態データは、解析装置により解析されて作業
機械の異常あるいはその兆候を検出することに用いられ
る。
【0003】次に、作業機械の各部に設置されるセンサ
の設置例を、図14を用いて説明する。
【0004】図において、1はエンジン、1aはエンジ
ン1のガバナレバー、2は油圧ポンプ、2aは油圧ポン
プ1のおしのけ容積可変機構、3はパイロットポンプ、
4は油圧シリンダ、5は油圧ポンプ2と油圧シリンダ4
との間に介在する流量制御弁、6は流量制御弁5を操作
するパイロット弁、6aはパイロット弁6の操作レバ
ー、7は作動油タンクである。オペレータが操作レバー
6aをいずれかの方向に操作すると、その操作方向に応
じて流量制御弁5が変位し、油圧ポンプ2の圧油が油圧
シリンダ4へ供給されてこれを駆動し、これにより図示
されていない作業機械各部の作業機構が駆動され所要の
作業が行われる。図中、8、9は操作レバー6aの操作
方向を検出する圧力スイッチ、10はガバナレバー1a
の変位量を検出する角度センサ、11はエンジン1の回
転数を検出する回転数センサ、12は油圧ポンプ1の吐
出圧を検出する圧力センサ、13は作動油タンク7の温
度を検出する温度センサである。なお、図示されていな
いが、上記作業機構には駆動量(角度)を検出するセン
サ等が備えられている。
【0005】ところで、作業機械は、通常、作業の都合
上または作業計画の変更等により作業現場を移動してい
ることが多く、保守員が顧客等からの連絡により、保守
対象となっている作業機械の作業現場に出向いても、そ
こには当該作業機械が存在しないという事態がしばしば
発生し、その場合は、保守員の作業現場への出向が無駄
になり保守効率が著しく低下する。また、作業現場が鉱
山や採石場等比較的遠隔地にある場合には、その作業現
場に保守員が出向くだけでも長時間を要し、同様に、作
業効率は著しく悪い。
【0006】このような事情に対処するため、従来、保
守員が常駐する管理部側と作業機械側にそれぞれ保守装
置を備え、オペレータが作業機械の不具合に応じて不具
合情報入力し、作業機械側の保守装置は入力された不具
合情報に応じて作業機械を操作すべき操作内容を操作表
示手段に表示し、オペレータが前記操作内容にしたがっ
て作業機械を操作し、不具合情報に応じた作業機械各部
の状態データを収集し、該データを管理部側保守装置に
伝送していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の作
業機械の保守装置は、オペレータが不具合内容に対応す
る不具合内容情報を入力し、表示部に表示される操作表
示にしたがって作業機械を操作し、その操作状態におけ
るセンサデータを管理部に伝送しても、作業現場は通常
電波状況が悪く、データが管理部側の保守装置に確実に
伝送できるとは限らない。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑みて、作業機
械の保守点検時、作業機械から所要のデータを確実に入
手することのできる作業機械の保守装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採用した。
【0010】作業機械の不具合に応じて不具合情報を入
力する不具合情報入力手段と、前記入力された不具合情
報に応じて、前記作業機械各部の状態データを収集する
状態データ収集手段と、前記収集された状態データを管
理部側保守装置に送信する送信手段とを備える作業機械
の保守装置において、前記作業機械の保守装置は、前記
管理側保守装置に正常に送信できない時、前記入力され
た不具合情報と状態データを記憶するデータ記憶手段、
を備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項1に記載の作業機械の保守装
置において、前記管理側保守装置に正常に送信できない
ことを表示する送信不可表示手段を備えることを特徴と
する。
【0012】また、請求項1ないしは請求項2のいずれ
か1つの請求項記載の作業機械の保守装置において、前
記不具合情報が入力された時間と前記不具合情報を表示
する表示手段を設けたことを特徴とする。
【0013】また、請求項1ないしは請求項3のいずれ
か1つの請求項記載の作業機械の保守装置において、前
記作業機械の保守装置は、前記データ記憶手段のデータ
を外部記憶手段に転送するデータ出力手段を備えたこと
を特徴とする。
【0014】また、請求項5に記載の作業機械の保守装
置において、前記外部記憶手段は、コンピュータが備え
るメモリであること特徴する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態に係
わる作業機械の保守装置を、図1〜図13を用いて説明
する。
【0016】図1は本実施形態に係わる作業機械の保守
装置のブロック図である。
【0017】図において、20は管理事務所等に設置さ
れるまたは保守員が携行する管理部側保守装置、21は
管理部側制御部、22は表示部、23は通信コントロー
ラ、23aはアンテナである。
【0018】30は作業機械に備えられる機械側保守装
置、31は機械側制御部、32は表示部、33は不具合
内容スイッチ群、34は操作終了スイッチ、35データ
確定スイッチ、36は通信コントローラ、36aはアン
テナ、37は不具合がある状態を表示する不具合有りラ
ンプ、38は不具合情報表示部、39は送信待ちリセッ
トボタン、40は作業機械の各種の運転制御を行うため
の作業機械に備えられている運転コントローラ、41は
パソコン等の携帯可能の外部記憶装置との接続をはかる
ローカルデータ出力部である。
【0019】311は演算処理を行うCPU、312は
プログラムおよびデータを格納するROM、313は演
算結果のデータや運転コントローラ40から取得したセ
ンサデータを記憶するRAM、314はクロック、31
5はRAMまたはROMから成る不具合内容コード記憶
部、316はRAMまたはROMから成る操作指示コー
ド記憶部、317はRAMまたはROMから成るデータ
格納アドレス記憶部、318はデータの伝送が不可能な
場合、不具合内容コードと状態データを一時的に格納す
る送信待ち不具合データ記憶部、319は入出力インタ
フェースである。
【0020】40は作業機械の各種の運転制御を行うた
めの作業機械に備えられる運転コントローラであり、マ
イクロコンピュータで構成される。運転コントローラ4
0は、作業機械に備えられている各種センサからの検出
データや各種スイッチのセンサデータを取り込んで作業
機械の所要の制御、例えば油圧ショベルの掘削制御等を
行う。
【0021】図2は本実施形態に係わる機械側保守装置
30、運転コントローラ40、および通信コントローラ
36等が搭載される作業機械としての油圧ショベルの側
面図である。
【0022】図において、50は油圧ショベル、51は
クローラを備えた下部走行体、52は下部走行体51に
旋回可能に設けられた上部旋回体、52aは上部旋回体
52に配置された運転室、53はブーム、54はアー
ム、55はバケットである。図示されていないが、ブー
ム53、アーム54、バケット55の回転中心には角度
センサが取り付けられており、その検出値は運転コント
ローラ40の記憶部に記憶される。30は図1に示す機
械側保守装置であり、運転室52aに設けられている。
36aは図1に示すアンテナである。
【0023】図3は図1に示す管理部側保守装置20の
表示部22を示す図である。
【0024】図において、22は作業機械から伝送され
てくる不具合情報とその不具合に対応して操作して得ら
れた各種センサデータを表示する表示部、200は表示
部22のケース、201,202はそれぞれ管理部側制
御部21に接続するためのケーブルおよびコネクタであ
る。
【0025】なお、ケース200には、管理側制御部2
1自体も収納することが可能であり、さらに通信コント
ローラ23およびそのアンテナ23aも収納することが
可能である。このようにケース200に全ての装置を収
納した場合は、管理部側保守装置を小型にして保守員が
携帯することが可能となる。
【0026】図4は図1に示す機械側保守装置30の不
具合内容スイッチ群、操作終了スイッチ、データ確定ス
イッチ、および表示部を備えるケースの斜視図である。
【0027】図において、32はオペレータに操作内容
を指示する表示部、33は油圧ショベルの種々の不具合
状態に対応して押圧される複数の不具合内容スイッチ3
3a、33b、33c・・・で構成される不具合内容ス
イッチ群、34は操作終了スイッチ、35はオペレータ
が全てのデータ取得を確認したときに操作するデータ確
定スイッチ、37は不具合ランプ、38は送信待ち情報
表示部、39は送信待ちリセットボタン、41はローカ
ルデータ出力部、300はケース、301,302はそ
れぞれケース300と機械側制御部31を接続するため
のケーブルおよびコネクタである。
【0028】なお、ケース300には、機械側制御部3
1自体を収納することが可能であり、さらには通信コン
トローラ36およびそのアンテナ36aを収納すること
も可能である。
【0029】また、不具合内容スイッチ群33は、例え
ば、33aは「エンストを起こす」、33bは「旋回が
遅い」、33cは「エアコンが効かない」等の不具合内
容に応じて区別されるスイッチ群で構成され、不具合内
容スイッチ群33のいずれかが押されると、それに対応
する操作指示が表示部32に表示されるようになってお
り、例えば、不具合内容スイッチ33aが押されると、
「エンジンを最高回転にして、アームいっぱいクラウド
した状態で、操作レバーをフルストロークに入れて下さ
い」という操作指示が表示部32に表示される仕組みに
なっている。
【0030】図5は、図4に示すケース300の異なる
例であり、図1に示す機械側保守装置30の不具合内容
スイッチ群、操作終了スイッチ、データ確定スイッチ、
および表示部を備えるケースの斜視図である。
【0031】400は、タッチパネルやコネクタに取り
付けられているケース、401は画面がスイッチとなっ
ている液晶表示画面であり、操作指示内容を表示すると
共に、表示面を押圧することによって不具合内容スイッ
チ群、操作終了スイッチ、操作確定スイッチの各スイッ
チ機能を奏することができる。402,403はそれぞ
れケース400と機械側制御部31を接続するためのケ
ーブルおよびコネクタである。
【0032】なお、ケース400は、図4のケース30
0の場合と同様に、ケース400内に機械側制御部31
自体を収納することが可能であり、また通信コントロー
ラ36およびそのアンテナ36aを収納することも可能
である。
【0033】図6は、図1に示す不具合内容コード記憶
部315に格納される対照テーブルの内容を示す図であ
る。
【0034】このテーブルは、図示するように、各不具
合内容スイッチ33a、33b・・・のスイッチ番号に
対応する不具合内容コードから構成されている。
【0035】図7は、図1に示す不具合内容コード記憶
部315に格納される対照テーブルの内容を示す図であ
る。
【0036】このテーブルは、図示するように、この不
具合内容コードに対応するセンサデータ要求番号から構
成されている。
【0037】図8は、図1に示す操作指示コード記憶部
316に格納される対照テーブルの内容を示す図であ
る。
【0038】このテーブルは、図示するように、不具合
内容コードに対応するオペレータに対する操作指示コー
ドから構成されている。
【0039】図9は、図1に示すデータ格納アドレス記
憶部317に格納される対照テーブルを示す図である。
【0040】このテーブルは、センサデータ要求番号と
運転コントローラ40内の図示されていない各種センサ
の検出値、各スイッチのスイッチ状態等のセンサデータ
を格納する記憶部のアドレスから構成されている。
【0041】図10は、図1に示す機械側保守装置30
から管理側保守装置20に伝送されるデータ群を示す図
である。
【0042】図において、D1はデータ取得数のシリア
ル番号nを示し、Nは収集される所定のデータ取得数、
D2は不具合内容コード、D3は操作終了フラグを示
し、「1」はそのシリアル番号における操作が終了した
ことを示す。D4は、例えば、エンジン目標回転数、エ
ンジン回転数等の各種のセンサデータiを示し、D5は
各データ取得時の時刻、D6は各シリアル番号毎のデー
タ取得の終了を示す終了フラグである。
【0043】一連の操作によって機械側保守装置30か
ら管理側保守装置20に図示するような所定のデータ取
得数Nに至るまセンサデータが伝送される。
【0044】図11は、通信が不可能な場合の送信待ち
不具合データ記憶部318の内部に格納される様式を示
す。図において、E1はデータ取得数、E2は不具合ボ
タンの押された時刻データ、E3は図10に示す不具合
内容コード、E4は操作終了フラグ、E5は図10に示
すデータiに相当し収集した各種状態データである。
【0045】次に本実施形態に係わる機械側保守装置3
0の処理手順を図12〜図13に示すフローチャートを
用いて説明する。
【0046】図12は機械側保守装置30のセンサデー
タ収集の処理手順を示すフローチャートである。
【0047】図において、ステップ100では、不具合
内容スイッチ群33のいずれかが押されたか否かを判断
し、押されるとステップ101において、センサデータ
取得数を所定取得数Nに設定し、シリアル番号nおよび
センサデータ要求番号の順位iを初期値「1」に設定す
る。次に、ステップ102において、不具合内容スイッ
チ群33が何れのスイッチが押されたかを判断し、押さ
れたスイッチに対応する不具合内容コードが不具合内容
コード記憶部315から読み出される。ステップ103
において、読み出された不具合内容コードに対応する操
作指示コードが操作指示コード記憶部316から読み出
され、その操作指示コードが表示部32に表示される。
オペレータは、表示部32に表示された操作指示に従っ
て、図示されていない作業機械の操作部を操作して作業
機械を動作させる。ステップ104において、不具合内
容コードに対応するセンサデータ要求番号が不具合内容
コード記憶部315から読み出され、さらに読み出され
たセンサデータ要求番号に対応する運転コントローラア
ドレスがデータ格納アドレス記憶部317から読み出さ
れる。ステップ105において、読み出された運転コン
トローラアドレスに従って、運転コントローラ内の図示
されていないデータ記憶部からセンサデータを読み出し
RAM313に記憶する。ステップ104からステップ
107の処理を繰り返して、全てのセンサデータ要求番
号iに対応するセンサデータを入手すると、ステップ1
06において、図7に示す終了フラグENDを検出し、
ステップ108において図10に示すシリアル番号nに
相当する全てのデータを合成する。次に、ステップ10
4からステップ110までの処理を繰り返して、ステッ
プ109において、図10にも示すように、所定のデー
タ取得数Nに達すると、データの取得を終了する。次
に、ステップ111において、オペレータは全てのデー
タの取得を確認するとデータ確定スイッチ35をオンす
る。データ確定スイッチ35がオンされない場合は、再
びステップ101からの処理を行ってデータの取得を行
う。確定スイッチがONされている場合には、管理側と
通信を施行する処理を示すフローチャートに移る。
【0048】図13は、機械側保守装置30から管理側
保守装置20に収集したセンサデータの送信処理を示す
フローチャートである。
【0049】図において、ステップ201においてタイ
マtがクリアされる。次にステップ202において、R
OM312から管理部側保守装置20の電話番号を読み
出し、通信コントローラ36にこのデータを渡す。ステ
ップ203において接続時間twをサンプリング時間Δ
tsで更新する。次に、ステップ204において電話が
接続できたか否かを判断する。電話が管理部側の通信コ
ントローラ23と接続できた場合はステップ214にお
いて、不具合内容スイッチ33が押されたときのデータ
群を通信コントローラ36に出力する。接続できない場
合はステップ205において、接続時間twが接続限界
時間Ttimeoutになるまでは繰り返し電話をかける。接
続時間twが接続限界時間Ttimeoutを越えた場合には
ステップ206に進む。ステップ206において、不具
合内容コードを含むセンサデータ群は、送信待ち不具合
データ記憶部318に格納される。次にステップ207
において、不具合データ有りランプを点灯させ不具合が
ある状態を常に表示する。次に、ステップ208におい
て、不具合情報表示部38に不具合内容スイッチ33が
押された時間と不具合内容コードを表示する。次に、ス
テップ209において送信待ちリセットボタン39が押
されたか否かを監視する。送信待ちリセットボタン39
が押されていない場合は、ステップ210において一定
時間待った後、ステップ201からステップ209を繰
り返す。送信待ちリセットボタン39が押された場合は
不具合有りランプを消灯し、送信情報を非表示とする。
このときローカルデータ出力部41にパソコンあるいは
外部メモりが接続されていればパソコンあるいは外部メ
モリへのデータ転送と判断し、合成されたデータはパソ
コンあるいは外部メモリへ送られて処理を終了する。な
お、以上は電話によるデータ伝送を前提に説明したが、
任意の他の伝送手段が採用し得る。
【0050】このように、本実施形態によればオペレー
タは、管理部から保守員の指示がなくても、不具合の発
生時、作業機械側で不具合内容に対応する不具合内容情
報を入力し、表示部に表示される操作指示にしたがって
作業機械を操作すれば、自動的にその操作状態における
センサデータを収集して、不具合内容情報と当該センサ
データを管理部側に伝送できる。また、伝送不可能なと
きは、不具合内容情報とセンサデータを内部のメモリに
格納しておき、不具合があることを伝送されるまで表示
する。そのためデータが管理部に伝送されなくても巡回
サービスで機械側保守装置の表示部をみれば不具合があ
ること、および不具合の内容が一目でわかり、効率的に
保守診断を行うことができる。また、ローカルデータ出
力部41にパソコンあるいは外部メモリが接続されてい
れば、合成されたデータはメモリに記憶されるので、パ
ソコンなどを利用して効率的にデータを収集し、保守診
断を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明ではオペレー
タが不具合に応じて、その不具合に相当する情報を機械
側保守装置に入力することにより、機械側保守装置は自
動的に作業機械から状態データを取得して管理部保守装
置に伝送する。また、伝送できない場合は、その情報を
格納しておき、また伝送していない情報があることを一
目でわかるように表示して、管理部の保守員が巡回の際
に判るようにしたので、作業機械の不具合状態をもれな
く把握して効率的に保守診断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る作業機械の保守装置
を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係わる作業機械である油圧ショベ
ルの側面図である。
【図3】図1に示す管理部側保守装置20の表示部の斜
視図である。
【図4】図1に示す機械側保守装置30の不具合内容ス
イッチ群、不具合ランプ、送信待ちリセットボタン、お
よび表示部を収納するケースの斜視図である。
【図5】図1に示す機械側保守装置30の不具合内容ス
イッチ群、不具合ランプ、送信待ちリセットボタン、お
よび表示部を収納する図4と異なるケースの斜視図であ
る。
【図6】図1に示す不具合内容コード記憶部315に格
納される対照テーブルを示す図である。
【図7】図1に示す不具合内容コード記憶部315に格
納される対照テーブルを示す図である。
【図8】図1に示す操作指示コード記憶部316に格納
される対照テーブルを示す図である。
【図9】図1に示すデータ格納アドレス記憶部317に
格納される対照テーブルを示す図である。
【図10】図1に示す機械側保守装置30から管理側保
守装置20に伝送されるデータを示す図である。
【図11】図1に示す送信待ち不具合データ記憶部31
8に格納されるデータを示す図である。
【図12】機械側保守装置30のセンサデータ収集の処
理手順を示すフローチャートである。
【図13】機械側保守装置30から管理側保守装置20
への通信処理を示すフローチャートである。
【図14】作業機械の各部に設置されるセンサの設置例
を示す図である。
【符号の説明】
20 管理部側保守装置 21 管理部側制御部 22 表示部 23、36 通信コントローラ 30 機械側保守装置 31 機械側制御部 32 表示部 33 不具合内容スイッチ群 37 不具合有りランプ 38 不具合情報表示部 39 送信待ちリセットボタン 40 運転コントローラ 41 ローカルデータ出力部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機械の不具合に応じて不具合情報を
    入力する不具合情報入力手段と、 前記入力された不具合情報に応じて、前記作業機械各部
    の状態データを収集する状態データ収集手段と、 前記収集された状態データを管理部側保守装置に送信す
    る送信手段とを備える作業機械の保守装置において、 前記作業機械の保守装置は、 前記管理側保守装置に正常に送信できない時、前記入力
    された不具合情報と状態データを記憶するデータ記憶手
    段、 を備えたことを特徴とする作業機械の保守装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 前記作業機械の保守装置は、前記管理側保守装置に正常
    に送信できないことを表示する送信不可表示手段を備え
    ることを特徴とする作業機械の保守装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つに記載の請求項において、 前記作業機械の保守装置は、前記不具合情報が入力され
    た時間と前記不具合情報を表示する表示手段を設けたこ
    とを特徴とする作業機械の保守装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしは請求項3のいずれか1
    つに記載の請求項において、 前記作業機械の保守装置は、前記データ記憶手段のデー
    タを外部記憶手段に転送するデータ出力手段を備えたこ
    とを特徴とする作業機械の保守装置。
  5. 【請求項5】 請求項5の記載において、 前記外部記憶手段はコンピュータが備えるメモリである
    こと特徴する作業機械の保守装置。
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Cited By (3)

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