JPH11189015A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH11189015A
JPH11189015A JP9359192A JP35919297A JPH11189015A JP H11189015 A JPH11189015 A JP H11189015A JP 9359192 A JP9359192 A JP 9359192A JP 35919297 A JP35919297 A JP 35919297A JP H11189015 A JPH11189015 A JP H11189015A
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JP
Japan
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circumferential
tire
block
sipe
pneumatic tire
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JP9359192A
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Namihito Aoki
波人 青木
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロックに周方向サイプが形成された空気入
りタイヤにおいて、ブロック欠けを起こさずに、氷上性
能を向上する。 【解決手段】 ブロック34に周方向サイプ48を複数
形成することによってタイヤと氷面との間の水膜を効率
良く排出することができ氷上性能が向上する。また、周
方向サイプ48のタイヤ周方向長さをs、周方向サイプ
48同士の間隔をdとしたときに、0.5≦s/d≦
2.5を満たすようにする。周方向サイプ48で挟まれ
た細長領域49の剛性が十分に確保され、サイプ端から
の亀裂発生を抑制してブロック欠けを防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロック欠けを起
こさずに、氷上性能を向上することのできる空気入りタ
イヤに係り、特に、トラック及びバス、軽トラック、小
型トラック、建設車両、産業車両等の重荷重車両に装着
するのに適した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気入りタイヤのブロックに周方
向サイプを形成し、氷上での制動時にタイヤと路面との
間に発生する水膜を周方向サイプで排出し、制動距離の
短縮化を図った空気入りタイヤが提案されている(例え
ば、特開平5−330318号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】氷上性能を上げるため
に周方向サイプの数を増やす方法が考えられる。
【0004】しかし、氷上性能を上げようとして周方向
サイプの数を増やすと、コーナリング時の横力でブロッ
ク欠けを起こしてしまう問題がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、ブロックに周
方向サイプが形成された空気入りタイヤで、ブロック欠
けを起こさずに、氷上性能を向上することが目的であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者が、種々実験検討
を重ねた結果、周方向サイプのタイヤ周方向長さsと周
方向サイプ同士の間隔dとの比率s/dをある範囲内に
設定することにより、ブロック欠けを起こさずに氷上性
能を向上できることが判明した。
【0007】請求項1に記載の発明は、上記事実に鑑み
てなされたものであって、トレッドに周方向溝と幅方向
溝とで区切られるブロックを有する空気入りタイヤであ
って、前記ブロックには、一端が前記幅方向溝に開口し
他端が前記ブロック内で終結しているタイヤ周方向に沿
って延びる周方向サイプが少なくとも2本以上形成さ
れ、前記周方向サイプのタイヤ周方向長さをs、前記周
方向サイプ同士の間隔をdとしたときに、0.5≦s/
d≦2.5を満たすことを特徴としている。
【0008】請求項1に記載の空気入りタイヤでは、ブ
ロックにタイヤ周方向に沿って延びる周方向サイプが複
数形成されているため、これらの周方向サイプがタイヤ
と路面との間に発生する水膜を排出するので、高い氷上
性能が得られる。
【0009】ブロックに周方向サイプを複数設けた場
合、周方向サイプのタイヤ周方向長さsと周方向サイプ
同士の間隔dとの比率s/dが適切でないと、周方向サ
イプで挟まれた細長領域の剛性が確保されなくなり、周
方向サイプの他端(ブロック内で終端している部分)か
ら亀裂が発生し、この亀裂と、隣接する周方向サイプの
亀裂とが連結してブロック欠けに進展する。
【0010】本発明では、周方向サイプのタイヤ周方向
長さsと周方向サイプ同士の間隔dとの比率s/dを
0.5≦s/d≦2.5としたので、周方向サイプで挟
まれた細長領域の剛性が十分に確保され、サイプ端から
の亀裂発生を抑制してブロック欠けを防止することがで
きる。
【0011】ここで、比率s/dが0.5未満では、周
方向サイプのタイヤ周方向長さsが短くなることにな
り、高い氷上性能が得られなくなる。
【0012】一方、比率s/dが2.5を越えると、細
長領域のタイヤ周方向寸法が長くなり過ぎ、横力に対す
る剛性が低下して、ブロック欠けを生じ易くなる。
【0013】なお、比率s/dを1.0≦s/d≦2.
0とすることが更に好ましい。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記ブロック
のタイヤ周方向中央部には、両端を前記周方向溝に開口
するタイヤ幅方向に沿って延びる一対の幅方向サイプが
形成されることにより、前記一対の幅方向サイプの間に
前記一対の幅方向サイプのタイヤ周方向両側の幅広領域
よりもタイヤ周方向長さが短い幅狭領域が形成されてお
り、前記周方向サイプは前記幅広領域に形成されてい
る、ことを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の空気入りタイヤでは、幅
狭領域はそのタイヤ周方向両側に配置される幅広領域に
対してタイヤ周方向長さが短いため、幅狭領域は幅広領
域よりもタイヤ周方向の剛性が低くなる。このため、ブ
ロックが、タイヤ外周接線方向の摩擦力を受けた際に
(例えば、駆動時、制動時)、タイヤ周方向の剛性の小
さい幅狭領域はタイヤ周方向への変形(倒れ込み)が幅
広領域よりも大きく、この結果、一対の幅方向サイプの
内の一方が閉じ、他方が開き、幅狭領域のエッジ効果が
確実に得られ、これにより制動性能及び駆動性能が向上
する。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載また
は請求項2記載の空気入りタイヤにおいて、前記周方向
サイプの他端に、溝幅方向の寸法が他端以外の部分より
も大とされた拡大部を有していることを特徴としてい
る。
【0016】請求項3に記載の空気入りタイヤでは、周
方向サイプの他端に設けられた拡大部は、その溝幅方向
の寸法が他端以外の部分よりも大きい、即ち体積が大き
いので、路面とタイヤとの間の水の排出量を多くでき、
氷上性能を更に向上することができる。
【0017】さらに、拡大部は、周方向サイプの他端で
の応力集中を緩和できるので、他端からの亀裂発生防止
効果が得られる。これによりブロック欠けの防止効果が
向上する。なお、拡大部の形状は、円形が好ましい。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前
記ブロックのタイヤ周方向寸法をL、前記ブロックのタ
イヤ幅方向寸法をWとしたときに、15mm≦L≦40m
m、20mm≦W≦40mmを満たすことを特徴としてい
る。
【0019】請求項4に記載の空気入りタイヤでは、ブ
ロックのタイヤ周方向寸法Lを15mm≦L≦40mmとし
たので、ブロック欠けの防止効果を確実に得ることがで
き、また、有効な氷雪性能が得られる。
【0020】なお、ブロックのタイヤ周方向寸法Lが1
5mm未満では、タイヤ周方向のブロック剛性が不足し、
駆動時及び制動時等のタイヤ周方向に沿った入力により
ブロック欠けが発生し易くなる。
【0021】一方、ブロックのタイヤ周方向寸法Lが4
0mmを越えると、トレッドのタイヤ周方向に配置するブ
ロック数が減る。このため、接地面(フットプリント)
内におけるブロックのタイヤ幅方向に延びるエッジ成分
の総量が減り、有効な氷雪性能が得られなくなる。
【0022】また、ブロックのタイヤ幅方向寸法Wが2
0mm未満では、ブロックの接地面積が小さくなり過ぎる
ことからブロックの単位面積当たりの接地圧が上昇し、
ヒール・アンド・トウ摩耗が発生し易くなる。
【0023】一方、ブロックのタイヤ幅方向寸法Wが4
0mmを越えると、トレッドのタイヤ幅方向に配置するブ
ロック数が減る。このため、接地面(フットプリント)
内におけるブロックのタイヤ周方向に延びるエッジ成分
の総量が減り、氷上コーナリング性が悪化する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
3にしたがって説明する。
【0025】本実施形態に係る空気入りタイヤ10は、
コード角がタイヤ周方向に対して略90°をなす一般的
なラジアルタイヤであり、内部構造についての図示及び
説明は省略する。
【0026】図1に示すように、この空気入りタイヤ1
0のトレッド12には、タイヤ周方向(矢印A方向)に
沿って延びる周方向溝14、周方向溝16、周方向溝1
8、周方向溝20及び周方向溝22と、タイヤ幅方向に
沿って延びる幅方向溝24、幅方向溝26、幅方向溝2
8、幅方向溝30及び幅方向溝32が形成され、これら
によってブロック34、ブロック36、ブロック38、
ショルダーブロック40及びリブ42が区画されてい
る。
【0027】リブ42は、一定幅とされ、タイヤ幅方向
及び周方向に沿って延びるベントリッジ44が形成され
ている。
【0028】ブロック34、ブロック36及びブロック
38は、ほぼ同一構造であるので、代表してブロック3
4を図2にしたがって説明する。
【0029】ブロック34のタイヤ周方向寸法L(平均
値)は、好ましくは15mm≦L≦40mmである。
【0030】また、ブロック34のタイヤ幅方向寸法W
(平均値)は、好ましくは20mm≦W≦40mmである。
【0031】ブロック34には、タイヤ周方向略中央部
にタイヤ幅方向にほぼ沿って延びる横方向サイプ46が
平行に一対設けられている。
【0032】これらの横方向サイプ46の長手方向両端
は、周方向溝14及び周方向溝16に連結されており、
これら一対の横方向サイプ46によってブロック34
は、タイヤ周方向に3個の領域に区画されている。
【0033】これら一対の横方向サイプ46に挟まれた
領域は幅狭領域34Aとされ、この幅狭領域34Aのタ
イヤ周方向両側の領域はタイヤ周方向の寸法が幅狭領域
34Aよりも長い幅広領域34Bとされている。
【0034】ここで、幅狭領域34Aのタイヤ周方向平
均長さTSと幅広領域34Bのタイヤ周方向平均長さT
Lとの関係を0.1≦TS/TL≦0.8とすることが
好ましい。
【0035】また、幅狭領域34Aのタイヤ幅方向寸法
は幅広領域34Bのタイヤ幅方向寸法の50〜90%と
することが好ましい。
【0036】これによって、幅広領域34Bにサイドフ
ォースを負担させ、幅狭領域34Aの負担を低減させて
サイドフォース入力により横方向サイプ46の底部の幅
方向端部近傍に発生しやすいクラックを防止することが
できる。
【0037】この幅広領域34Bには、タイヤ周方向に
沿って延びる周方向サイプ48が3本形成されている。
周方向サイプ48は、一端が幅方向溝24に連結されて
おり、他端が横方向サイプ46に至る手前で終端してい
る。本実施形態では、周方向サイプ48の他端に、周方
向サイプ48の溝幅寸法よりも溝幅方向の寸法が大とさ
れた円形穴状の拡大部48Aが形成されている。
【0038】本実施形態のブロック34はタイヤ周方向
寸法L(平均値)が35mmであり、タイヤ幅方向寸法W
(平均値)が25mmである。
【0039】幅狭領域34Aのタイヤ周方向平均長さT
Sと幅広領域34Bのタイヤ周方向平均長さTLとの比
率TS/TLが0.23である。
【0040】幅狭領域34Aのタイヤ幅方向寸法は幅広
領域34Bのタイヤ幅方向寸法の85%である。
【0041】幅方向サイプ46の深さは主溝(周方向溝
及び幅方向溝)の溝深さの50〜100%であり、本実
施形態では主溝の溝深さが20mm、幅方向サイプ46の
深さが11mmである。
【0042】周方向サイプ48の深さは主溝(周方向溝
及び幅方向溝)の溝深さの30〜100%であり、本実
施形態では周方向サイプ48の深さが11mmである。
【0043】次に本実施例の作用を説明する。図3に示
すように、駆動時又は制動時には、路面50に接したこ
の空気入りタイヤ10のブロック34は、タイヤ外周接
線方向の摩擦力Fが作用して変形する。幅狭領域34A
は幅広領域34Bよりもタイヤ周方向の長さが短いた
め、幅狭領域34Aは幅広領域34Bよりもタイヤ周方
向の剛性が低く、幅狭領域34Aの変形は幅広領域34
Bに比較して大となる。
【0044】このため、摩擦力Fを受けたブロック34
では、2本の横方向サイプ46のうち一方は閉鎖され、
他方が開口され、開口された横方向サイプ46のエッジ
効果が横方向サイプを1本だけ入れたときより大きく得
られる。さらに、ブロック34に設けられた複数の周方
向サイプ48が空気入りタイヤ10と路面50との間に
発生する水膜をタイヤ周方向へと排出するので、高い氷
上性能が得られる。なお、本実施形態では、周方向サイ
プ48の他端に拡大部48Aが設けられているので、空
気入りタイヤ10と路面50との間に発生する水膜の排
出量を多くでき、拡大部48Aが設けられていないもの
に対して氷上性能を更に向上することができる。
【0045】また、本実施形態の空気入りタイヤ10で
は、周方向サイプ48のタイヤ周方向長さsと周方向サ
イプ同士の間隔dとの比率s/dが0.5≦s/d≦
2.5を満足しているので、周方向サイプ48と周方向
サイプ48とで挟まれた細長領域49の剛性が十分に確
保され、周方向サイプ48のブロック内他端での歪を抑
えることができる。このため、周方向サイプ48のブロ
ック内他端からの亀裂発生を抑制してブロック欠けを防
止することができる。さらに、周方向サイプ48のブロ
ック内他端には拡大部48Aが設けられており、この拡
大部48Aが周方向サイプ48のブロック内他端での応
力集中を緩和するので、亀裂発生防止効果が更に高めら
れている。
【0046】なお、上記実施形態では、ブロック34に
形成される周方向サイプ48の他端に拡大部48Aが形
成されていたが、場合によっては図4に示すように拡大
部48Aが形成されていなくても良い。
【0047】また、上記実施形態では、ブロック34に
形成される横方向サイプ46の数が2本であったが、場
合によっては図5に示すように1本でも良く、3本以上
としても良い。また、周方向サイプ48はジグザグ状や
波形であってもよい。
【0048】また、幅狭領域34Aの踏面を幅広領域3
4Bの踏面よりも低く設定してもよい。これによって、
幅狭領域34Aの踏面と両側の幅広領域34Bの踏面と
はタイヤ回転中心からの距離が異なることになる。しか
も、幅狭領域34Aは幅広領域34Bに比較して接地面
積が少ないため、幅狭領域34Aはタイヤが回転した際
に路面に対して滑りが生じる。このため、幅狭領域34
Aは、両側の幅広領域34Bよりも摩耗の進行が早く、
ブロック34の摩耗が進行した際に両側の幅広領域34
Bの踏面よりも突出することが防止される。
【0049】すなわち、幅狭領域34Aが両側の幅広領
域34Bよりも突出して幅広領域34Bの接地圧が低下
することがなく、摩耗末期に至るまでエッジ効果を維持
することができる。
【0050】また、本発明においては、ブロック34,
36,38及びショルダーブロック40の形状は図1に
示す形状に限るものではない。 (試験例1)周方向サイプのタイヤ周方向長さsと周方
向サイプ同士の間隔dとの比率s/dが異なるタイヤ
(ブロックに3本の周方向サイプを形成した)を複数本
試作し、ブロックの欠け発生率を調べた。
【0051】試験は、試作タイヤを積載荷重10トンの
車両に装着し、車両をアスファルト路面上で半径30メ
ートルの定常円旋回(速度20km/h)させ、欠けの発生
したブロックの割合を調べ、下記の式(1)により求め
た。 欠け発生率(%)=(欠け発生ブロック数/全ブロック数)×100・・(1) なお、試験結果は図6のグラフに示す通りであり、周方
向サイプのタイヤ周方向長さsと周方向サイプ同士の間
隔dとの比率s/dを2.5以下にすことが、ブロック
欠け防止の上で好ましいことが分かる。 (試験例2)従来例のタイヤ1種、実施例のタイヤ3種
及び比較例のタイヤ3種を用意し、氷上性能及びブロッ
クの欠け発生率の比較を行った。
【0052】次に試験方法を説明する。 氷上性能:タイヤを積載荷重10トンの車両に装着し、
積載状態にて氷上(氷温−2°C)での制動距離を測定
した。結果は、従来例のタイヤの制動距離の逆数を10
0とした指数表示であり、数値が大きいほど氷上性能に
優れていることを表す。
【0053】ブロック欠け発生率:上記試験例1と同
一。 次に、試験タイヤを説明する。
【0054】実施例1:ブロックに周方向サイプが3本
形成された前述した実施形態で説明した空気入りタイヤ
である(図1参照)。
【0055】実施例2:ブロックに周方向サイプが4本
形成された空気入りタイヤである。 実施例3:ブロックに周方向サイプが5本形成された空
気入りタイヤである。
【0056】従来例:ブロックに周方向サイプが1本形
成された空気入りタイヤである。 比較例1:ブロックに周方向サイプが5本形成された空
気入りタイヤである。
【0057】比較例2:ブロックに周方向サイプが3本
形成された空気入りタイヤである。 比較例3:ブロックに周方向サイプが5本形成された空
気入りタイヤである。
【0058】なお、何れのタイヤもタイヤサイズ(11
R22.5)及びブロック形状(寸法)は同一であり、
周方向サイプの数、周方向サイプのタイヤ周方向長さ
s、及び細長領域のタイヤ幅方向寸法dが下記表1に示
すように各々異なっている。
【0059】
【表1】
【0060】上記表1の試験結果からも本発明の適用さ
れた実施例1乃至実施例3のタイヤは、ブロックの欠け
を防止しつつ氷上性能の向上が図られていることは明ら
かである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
空気入りタイヤは上記の構成としたので、ブロック欠け
を防止して、氷上性能を向上することができる、という
優れた効果を有する。
【0062】請求項2に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、幅狭領域のエッジ効果が確実に得ら
れ、これにより制動性能及び駆動性能を向上できる、と
いう優れた効果を有する。
【0063】請求項3に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、氷上性能を更に向上することができ、
また、ブロック欠けの防止効果を更に高めることができ
る。
【0064】また、請求項4に記載の空気入りタイヤは
上記の構成としたので、ブロック欠けの防止効果を確実
に得ることができ、また、有効な氷雪性能が得られる、
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのト
レッドを展開した平面図である。
【図2】ブロックの拡大平面図である。
【図3】ブロックのタイヤ周方向断面図である。
【図4】他の実施形態に係るブロックの平面図である。
【図5】更に他の実施形態に係るブロックの平面図であ
る。
【図6】比率s/dとブロックの欠け発生率との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 14 周方向溝 16 周方向溝 18 周方向溝 20 周方向溝 22 周方向溝 24 幅方向溝 26 幅方向溝 28 幅方向溝 30 幅方向溝 34 ブロック 34A 幅狭領域 34B 幅広領域 36 ブロック 37 ブロック 46 幅方向サイプ 48 周方向サイプ 48A 拡大部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドに周方向溝と幅方向溝とで区切
    られるブロックを有する空気入りタイヤであって、 前記ブロックには、一端が前記幅方向溝に開口し他端が
    前記ブロック内で終結しているタイヤ周方向に沿って延
    びる周方向サイプが少なくとも2本以上形成され、 前記周方向サイプのタイヤ周方向長さをs、前記周方向
    サイプ同士の間隔をdとしたときに、0.5≦s/d≦
    2.5を満たすことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記ブロックのタイヤ周方向中央部に
    は、両端を前記周方向溝に開口するタイヤ幅方向に沿っ
    て延びる一対の幅方向サイプが形成されることにより、
    前記一対の幅方向サイプの間に前記一対の幅方向サイプ
    のタイヤ周方向両側の幅広領域よりもタイヤ周方向長さ
    が短い幅狭領域が形成されており、 前記周方向サイプは前記幅広領域に形成されている、こ
    とを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記周方向サイプの他端に、溝幅方向の
    寸法が他端以外の部分よりも大とされた拡大部を有して
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の空
    気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記ブロックのタイヤ周方向寸法をL、
    前記ブロックのタイヤ幅方向寸法をWとしたときに、1
    5mm≦L≦40mm、20mm≦W≦40mmを満たすことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の
    空気入りタイヤ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006062469A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
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