JPH11188475A - 金属溶湯のラドル装置および給湯方法 - Google Patents

金属溶湯のラドル装置および給湯方法

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JPH11188475A
JPH11188475A JP36845997A JP36845997A JPH11188475A JP H11188475 A JPH11188475 A JP H11188475A JP 36845997 A JP36845997 A JP 36845997A JP 36845997 A JP36845997 A JP 36845997A JP H11188475 A JPH11188475 A JP H11188475A
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molten metal
container body
container
tube portion
pipe
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Kosaku Nakajima
康策 中島
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MEICHUU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清浄な溶湯を汲み上げ、溶湯の移送および注
湯時においても溶湯を極力空気と接触させないようにし
た新規な金属溶湯のラドル装置の構造およびその注湯方
法を提供する。 【解決手段】 移動、昇降ならびに前方向へ傾動可能に
構成された容器本体11と、前記容器本体の前部に該容
器本体の底部より下方に位置する管開口部21から該容
器本体上部に亘って形成された外側管部20と、前記外
側管部と連続してその管上部から前記容器本体下部に亘
って形成された内側管部25と、前記内側管部の管下部
に形成され容器本体内部12と連通する連通部30と、
前記容器本体に形成された気体流出入部41,42を介
して該容器本体内部12を減圧しまたは加圧するための
気体制御手段50とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属溶湯を成型
機等に給湯するためのラドル装置およびその注湯方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアルミニウム合金の鋳造におい
て、アルミインゴットや成型廃材等を溶解して、その溶
湯を鋳型に注入して成型が行なわれる。溶解材料となる
アルミニウム合金中にはアルミニウム酸化膜の生成を促
進する亜鉛やマグネシウムが含有されているので、大気
中で溶解保持されるアルミニウム合金溶湯には湯面に酸
化膜が形成される。また、溶解材料には水分や不純物が
付着、混入しており、これらが溶解時に酸化物を生成す
る。
【0003】従来の鋳造においては、添付図面の図9に
示すように、溶湯汲み出し部70において、この酸化物
Nが浮遊する溶湯Mの表面から開放型ラドル80を投入
して溶湯Mをすくい上げているのが現状である。このよ
うな方法では、すくい上げの際にその上部開口81から
溶湯M表面の酸化物Nを一緒にすくい上げてしまうこと
が避けられない。また、ラドル80の投入およびすくい
上げの際に溶湯が掻き乱されるので、清浄な溶湯Mの汲
み上げは一層困難である。さらに、開放型ラドル80に
よる溶湯の移送の際および注湯時には、溶湯が大気と接
触するのでここでも酸化膜が形成される。
【0004】溶湯M内の酸化物Nは、成型時に鋳造品表
面や内部にいわゆるピンホールやエアボイドといった成
型不良を引き起こしたり、あるいは鋳造品に介在物とし
て混入して、製品の機械加工時に刃物を損傷する等のト
ラブルを招く。このような問題は、大型ダイカストマシ
ンのための大容量の溶湯を給湯する場合には、特に顕著
である。
【0005】近年、アルミニウム合金の鋳造品、特にダ
イカスト製品にあっては、製品が大型化し、しかも機器
の重要部分に多用され、その品質管理が一段と厳しくな
っており、それにつれて不良品の発生率が高くなってい
る。このような問題を解消するために、現状では、炉の
溶湯汲み口の溶湯内にセラミックフィルタを挿入して酸
化物等の濾過を図るなどしているが、前記のような開放
型ラドルでは、溶湯がラドル内に流入する際や、溶湯の
搬送中あるいは注湯時に空気と接触することが多いの
で、抜本的な解決策とはなっていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の点に
鑑みて提案されたもので、清浄な溶湯を汲み上げ、溶湯
の移送および注湯時においても溶湯を極力空気と接触さ
せないようにした新規な金属溶湯のラドル装置の構造お
よびその注湯方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、金属溶湯のラドル装置に係り、移動、昇降ならび
に前方向へ傾動可能に構成された容器本体と、前記容器
本体の前部に該容器本体の底部より下方に位置する管開
口部から該容器本体上部に亘って形成された外側管部
と、前記外側管部と連続してその管上部から前記容器本
体下部に亘って形成された内側管部と、前記内側管部の
管下部に形成され容器本体内部と連通する連通部と、前
記容器本体に形成された気体流出入部を介して該容器本
体内部を減圧しまたは加圧するための気体制御手段とを
有することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、前
記外側管部および内側管部が断面逆V字形状に形成され
ている金属溶湯のラドル装置に係る。
【0009】また、請求項3の発明は、金属溶湯の注湯
方法に係り、容器本体内を減圧して、機外の溶湯を、前
記容器本体前部に設けられた該容器本体の底部より下方
に位置する管開口部から該容器本体上部に亘って形成さ
れた外側管部へ吸入し、前記外側管部と連続してその管
上部から前記容器本体下部に亘って形成された内側管部
ならびに前記内側管部の管下部に形成され容器本体内部
と連通する連通部を経て容器本体内に汲み上げる工程
と、前記容器本体内を通常圧に戻して、前記工程で汲み
上げた溶湯を、該容器本体および前記内側管部内に保持
する工程と、前記容器本体内を加圧して、該容器本体お
よび前記内側管部内に保持された溶湯を前記外側管部の
管上部を経てその管開口部から機外に注出する工程を有
することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3において、さ
らに、溶湯の注出後に前記容器本体および前記内側管部
内に残留する溶湯を該容器本体を前方に傾動して前記外
側管部の管開口部から機外に排出する工程を含む金属溶
湯の注湯方法に係る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明のラドル装置の一実
施例を示す断面図、図2はその正面図、図3はこの発明
のラドル装置の溶湯汲み上げ状態を示す断面図、図4は
その溶湯保持状態を示す断面図、図5はその溶湯注出状
態を示す断面図、図6はラドル装置の傾動状態を示す断
面図、図7はこの発明の注湯方法における汲み上げから
注出工程を示す概略図、図8は同じくその注出後の工程
を示す概略図である。
【0012】まず、この発明のラドル装置について説明
すると、この発明装置は主として大型ダイカストマシン
のための大容量のラドル装置として好適なもので、図1
および図2に示したように、ラドル装置10は、容器本
体11と、外側管部20と、内側管部25と、連通部3
0と、気体制御手段50の各部を有する。
【0013】容器本体11は、内部12にアルミニウム
合金等の高温(650℃から750℃程度)の金属溶湯
を収容する容器で、セラミックあるいは金属等の耐熱容
器より構成される。実施例では、セラミック体14を金
属板15によってバックアップしたものを示したが、経
済性を考慮して金属製のものであってもよい。容器本体
11は、図示のように、その両側面の軸部61を介して
アーム62,62によって前方向に傾動可能に支持さ
れ、該アーム62はチェーン等の吊り下げ部材63およ
びホイスト等の移動昇降装置64によってレール65に
対して移動、昇降可能に保持されている。なお、容器本
体11の傾動機構については図示しないが、モータ等に
よる軸61の回動あるいはワイヤ等の伸縮部材による傾
動等、公知の手段が適宜選択される。
【0014】外側管部20は、前記容器本体11の前部
11fに、該前記容器本体11の底部11bより下方に
位置する管開口部21から該容器本体11上部に亘って
形成される。符号22は外側管部20の管上部を表し、
この管上部22は容器本体11の内部12の半分以上の
高さ位置に形成されることが望ましい。
【0015】内側管部25は、図示のように、前記外側
管部20と連続してその管上部21から前記容器本体1
1の下部に亘って形成される。符号26は内側管部25
の管下部を表す。内側管部25を外側管部20の管上部
22から下向きに形成することによって、外側管部20
と内側管部25との折返し部に堰(メタルダム)24が
形成される。この堰24は、後述するように、容器本体
内部12および内側管部25に収容保持されている溶湯
M1の自然逆流を防止する。
【0016】上記外側管部20および内側管部25は、
図1に図示し請求項2の発明として記載したように、そ
れぞれ傾斜状に形成して、断面逆V字状に形成すること
が製作上有利である。もちろん、垂直方向の逆U字形状
とすることも可能である。また、外側管部20および内
側管部25は、実施例のように、前記容器本体11と同
一材によって一体に形成してもよい。なお、符号19は
隔壁部である。
【0017】連通部30は、前記内側管部20の管下部
26に形成され、容器本体内部12と連通する。実施例
の連通部30は容器本体11の内底部13に形成されて
いる。
【0018】気体制御手段50は、図1からよく理解さ
れるように、容器本体11に形成された気体流出入部4
1,42を介して容器本体内部12を減圧しまたは加圧
するためのものであって、図示のような公知の気体制御
回路を含む。実施例において、符号41は容器本体11
の上部に形成された制御気体の流入部、42は同じく流
出部で、51、52は切換弁、53は制御気体の給排気
部である。制御気体としては、窒素またはアルゴン等の
不活性ガスが好ましく用いられるが、通常空気でもよ
い。
【0019】次に、上記ラドル装置10の作動を、請求
項3および4の発明の注湯方法とともに説明する。請求
項3の発明においては、以下説明するように、機外の溶
湯を容器本体内に汲み上げる工程と、汲み上げた溶湯を
保持する工程と、容器本体内に保持された溶湯を機外に
注出する工程とを有する。また、請求項4の発明は、請
求項3に規定する工程に、さらに、残留溶湯を機外に排
出する工程を含む。
【0020】この発明の注湯方法の概略を説明すると、
添付図面の図7はこの発明方法における汲み上げから注
出に至る工程を示し、図8は同じくその注出後の工程を
示すものである。両図におけるアルファベットの大文字
符号は、ラドル装置10の位置を表し、図7の符号Aは
ラドル装置10が機外の溶湯汲み出し部70から溶湯を
汲み上げる位置、Bは汲み上げた溶湯を保持して上昇u
1した位置、Cはその前進f位置で、Dはラドル装置1
0が下降d1して機外の成型機90に溶湯を注出する位
置である。また、図8の符号Eは注出後のラドル装置1
0の上昇u2位置、Fは後退r位置、Gはラドル装置1
0が下降d2して容器本体11を傾動して残留溶湯を排
出する位置を表す。
【0021】まず、溶湯の汲み上げ工程について説明す
ると、図3は図8のA位置を表すものである。図の溶湯
汲み出し部70は溶解保持炉75の汲み出し口で、図示
しない溶解部で溶解された(アルミ)溶湯Mは溶湯保持
部76で均一な温度に保持され連通口77から溶湯汲み
出し部(汲み出し口)70に流入する。符号78は保持
バーナーである。
【0022】この汲み上げ工程では、前記したラドル装
置10の容器本体内部12が減圧される。容器本体内部
12の減圧は、前記気体制御手段50の気体流出部41
の切換弁51を開き、かつ気体流入部42の切換弁52
を閉じ、気体給排気部53を作動して、容器本体内部1
2の気体を吸引することによって行なわれる。
【0023】ラドル装置10の容器本体前部11fに該
容器本体11の底部11bより下方に位置するように設
けられた外側管部20の管開口部21は、溶湯汲み出し
部70の溶湯M内に浸漬される。このとき、外側管部2
0の管開口部21は、溶湯Mの表面部の酸化物Nを汲み
上げないように、溶湯Mの湯面Lよりも50ないし10
0mm下面に浸漬することが望ましい。なお、管開口部
21を溶湯M内に導入する際には、該導入部表面の酸化
物Nを器具または不活性ガスの吹き付けによって除去ま
たは移動することが好ましい。
【0024】容器本体11内の減圧によって、溶湯汲み
出し部70の溶湯Mは、溶湯内部に浸漬された外側管部
20の管開口部21から該容器本体上部に亘って形成さ
れた外側管部20へ吸入され、前記外側管部20と連続
してその管上部22から前記容器本体下部に亘って形成
された内側管部25ならびに前記内側管部25の管下部
26に形成され容器本体内部と連通する連通部30を経
て容器本体11内に流入する。このとき、管開口部21
は溶湯内部に浸漬されたまま不動であるから、溶湯が掻
き乱されることなく、ラドル装置10には溶湯M表面の
酸化物Nが混入されることなく、清浄な溶湯Mのみが汲
み上げられる。
【0025】ラドル装置10内に所定量の溶湯M1が汲
み上げられた後、前記気体制御手段50の切換弁51,
52を制御して容器本体11内を通常圧に戻す。ラドル
装置10内に計量器(図示せず)等を設置して切換弁の
制御を自動に行なうようにしてもよい。減圧による吸引
状態から開放されることによって、外側管部20内の溶
湯は溶湯汲み出し部70に自然流下し、一方、内側管部
25および容器本体内部12内の溶湯M1は外側管部2
0の管上部22の堰(メタルダム)24によって堰き止
められるので、そのまま残ってラドル装置10内に保持
され、溶湯M1の収容が完了する。
【0026】溶湯M1を保持したラドル装置10は、図
7の符号u1のようにB位置に上昇され、成型機90に
向かって符号fのようにC位置まで前進する。図4はラ
ドルのC位置状態を表すものである。ラドル装置10内
に保持された溶湯M1は大気とほとんど接触することな
く、また堰24によって逆流することがなく安全に移送
できる。なお、溶湯M1の収容後のラドル装置10にお
ける制御弁51,52は同図のように閉状態にしておく
のが好ましい。
【0027】図5はラドル装置10に保持した溶湯M1
を成型機90の溶湯注入口91に注出する状態を示し、
図7の符号D状態に対応する。同図のように、ラドル装
置10内に収容した溶湯M1を機外に注出する工程は、
容器本体内部12の加圧によって行なわれる。すなわ
ち、前記気体制御手段50の気体流出部41の切換弁5
1を閉じ、かつ気体流入部42の切換弁52を開き、気
体給排気部53を作動して、容器本体内部12に制御気
体を圧送する。容器本体内部12の加圧により、ラドル
装置10内の溶湯M1は外側管部20の管上部22の堰
(メタルダム)24を乗り超えて押し出され、外側管部
20の管開口部21より成型機90の溶湯注入口91に
注出される。
【0028】一定量の溶湯の注出後、前記気体制御手段
50によって容器本体内部12が通常圧に戻される。図
5において、符号92はプランジャスリーブ、93はプ
ランジャ、94はゲート、95は鋳型部で、溶湯注入口
91に注出された溶湯M2は、プランジャ93の前進に
よってゲート94より鋳型部95に導入され成型が行な
われる。
【0029】上述の工程によって、溶湯の汲み上げ、保
持、注出の一サイクルが完了して、再び元の位置に戻っ
て次のサイクルが開始される。注出工程の後にラドル装
置10内に溶湯M1が残留することがあるが、次に汲み
上げられる良質の溶湯と混合すれば、溶湯品質上ほとん
ど問題点とならない。ただし、成型サイクルが長くなっ
たりするような場合には、ラドル装置10内の残留溶湯
を排出するようにしてもよい。
【0030】請求項4の発明は、上述した工程におい
て、さらに、溶湯M1の注出後に前記容器本体内部12
および内側管部25内に残留する溶湯を該容器本体11
を前方に傾動して前記外側管部20の管開口部21から
機外に排出する工程を含む金属溶湯の注湯方法に係る。
【0031】図8に示したように、成型機90に溶湯を
注出したラドル装置10は、D位置からE位置に上昇u
2し、F位置に後退rし、溶湯汲み出し部70のG位置
に下降d2する。このG位置で、残留溶湯の排出が行な
われる。図6はラドル装置10を傾動するG位置状態を
表すもので、図のように、容器本体11をその軸部61
から前方に傾動して、容器本体内部12および内側管部
25内に残留する溶湯M3を外側管部20の管開口部2
1から溶湯汲み出し部70内の溶湯M中に排出する。排
出される残留溶湯M3の量はわずかであるから、溶湯汲
み出し部70内の溶湯M中に排出しても影響はない。こ
の後、図7のA位置に戻し空になったラドル装置10に
よって、溶湯Mの汲み上げ工程が繰り返される。
【0032】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
金属溶湯のラドル装置によれば、従来の開放型のラドル
を使用しないので、溶湯表面の酸化物を一緒にすくい上
げてしまうことがなく、しかも外側管部の管開口部は溶
湯中に浸漬されたまま不動で溶湯を汲み上げるので、溶
湯が掻き乱されることがなく、清浄な溶湯のみを汲み上
げることができる。また、溶湯の汲み上げおよび注出は
気体制御手段による容器本体内部の減圧および加圧によ
って行なわれるので、溶湯と空気が接触することが極力
避けられる。これによって、成型機で使用される溶湯の
品質管理を確実に行なうことができるようになり、鋳造
品の不良率を低下させることができる。
【0033】また、この発明装置によれば、管上部の堰
(メタルダム)を介して外側管部および内側管部が設け
られるので、容器本体内部の溶湯の逆流が完全に防止さ
れ、また気体制御によって溶湯の汲み上げおよび注出を
行なうものであるから、作業の安全性が高く、工場内の
作業環境が向上する。
【0034】さらに、この発明の給湯方法は、上のラド
ル装置を効果的に利用することができ、溶湯の汲み出し
および注出工程を、空気との接触を極力避けて、効率良
く行なうことができる。なお、この発明のラドル装置お
よび注湯方法は、特に、大型ダイカストマシンのための
大容量のラドル装置として極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のラドル装置の一実施例を示す断面図
である。
【図2】そのラドル装置の正面図である。
【図3】この発明のラドル装置の溶湯汲み上げ状態を示
す断面図である。
【図4】その溶湯保持状態を示す断面図である。
【図5】その溶湯注出状態を示す断面図である。
【図6】ラドル装置の傾動状態を示す断面図である。
【図7】この発明の注湯方法における汲み上げから注出
工程を示す概略図である。
【図8】同じくその注出後の工程を示す概略図である。
【図9】従来の開放型ラドルによる溶湯の汲み上げ状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ラドル装置 11 容器本体 12 容器本体内部 20 外側管部 21 管開口部 22 管上部 24 堰(メタルダム) 25 内側管部 30 連通部 41,42 気体流出入部 51,52 切換弁 53 気体給排気部 61 軸部 62 アーム 64 昇降・移動装置 65 レール M,M1,M2,M3 溶湯 N 酸化物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動、昇降ならびに前方向へ傾動可能に
    構成された容器本体と、 前記容器本体の前部に該容器本体の底部より下方に位置
    する管開口部から該容器本体上部に亘って形成された外
    側管部と、 前記外側管部と連続してその管上部から前記容器本体下
    部に亘って形成された内側管部と、 前記内側管部の管下部に形成され容器本体内部と連通す
    る連通部と、 前記容器本体に形成された気体流出入部を介して該容器
    本体内部を減圧しまたは加圧するための気体制御手段と
    を有することを特徴とする金属溶湯のラドル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記外側管部および
    内側管部が断面逆V字形状に形成されている金属溶湯の
    ラドル装置。
  3. 【請求項3】 容器本体内を減圧して、機外の溶湯を、
    前記容器本体前部に設けられた該容器本体の底部より下
    方に位置する管開口部から該容器本体上部に亘って形成
    された外側管部へ吸入し、前記外側管部と連続してその
    管上部から前記容器本体下部に亘って形成された内側管
    部ならびに前記内側管部の管下部に形成され容器本体内
    部と連通する連通部を経て容器本体内に汲み上げる工程
    と、 前記容器本体内を通常圧に戻して、前記工程で汲み上げ
    た溶湯を、該容器本体および前記内側管部内に保持する
    工程と、 前記容器本体内を加圧して、該容器本体および前記内側
    管部内に保持された溶湯を前記外側管部の管上部を経て
    その管開口部から機外に注出する工程を有することを特
    徴とする金属溶湯の注湯方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、さらに、溶湯の注出
    後に前記容器本体および前記内側管部内に残留する溶湯
    を該容器本体を前方に傾動して前記外側管部の管開口部
    から機外に排出する工程を含む金属溶湯の注湯方法。
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