JPH11188222A - 空気清浄装置、車載用の空気清浄装置、マイナスイオン発生装置及び車載用のマイナスイオン発生装置 - Google Patents

空気清浄装置、車載用の空気清浄装置、マイナスイオン発生装置及び車載用のマイナスイオン発生装置

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JPH11188222A
JPH11188222A JP35862797A JP35862797A JPH11188222A JP H11188222 A JPH11188222 A JP H11188222A JP 35862797 A JP35862797 A JP 35862797A JP 35862797 A JP35862797 A JP 35862797A JP H11188222 A JPH11188222 A JP H11188222A
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air
liquid
container
unit
vehicle
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JP35862797A
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English (en)
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Kenjiro Masako
乾次郎 真子
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Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車内の空気中の塵埃を除去できるようにすると
共に、人体に有意なマイナスイオンの空気を発生できる
ようにする。 【解決手段】空気を取り入れるファン2と、このファン
2からの空気を清浄化するための水6を収容する容器5
と、この容器5内に空気を風向カバー4とを備え、容器
6内に導かれた空気10を水6に接触させるようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行中若しくは駐車
中の乗用車などの車内空調設備に適用して好適な空気清
浄装置、車載用の空気清浄装置、マイナスイオン発生装
置及び車載用のマイナスイオン発生装置に関する。詳し
くは微細状の液体に、室内の空気を流通させるようにし
て、その空気中の塵埃を除去できるようにすると共に、
室内にマイナスイオンの空気を放出できるようにしたも
のである。
【0002】
【従来の技術】近頃、車内冷房用のエアコンが自動車に
標準装備されるようになってきた。この種のエアコンに
はエンジンの回転によって駆動される圧縮器が取付けら
れ、車内の熱交換器に送る冷媒ガスが圧縮される。ここ
で圧縮された冷媒ガスは、熱交換器に設けられた膨張弁
を経由することにより膨張する。この膨張時に冷媒ガス
は車内の熱を奪うようになる。膨張した冷媒ガスは例え
ばエンジンのラジエータ前面に取付けられた放熱器によ
り放熱される。このようなヒートサイクルによって車内
を冷房することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、夏場などに
おいて、車内冷房を効かせるために、通常、エアコンは
窓を閉めた状態で使用される。しかし、車内を循環する
空気には食べ物の残りカスや、車外から取り入れられた
空気には排気ガスなどの様々な塵埃が含まれている場合
が多い。
【0004】このような車内の空気を清浄化する方法と
して、光触媒やオゾンフィルタを用いた空気清浄装置を
車内に設置する方法が考えられる。しかし、これらの方
法では装置本体が大型化して、車内に占める割合が多く
なり好ましくない。また、狭い車内でのオゾンの使用は
人体にとって好ましくないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は上述した課題を解決した
ものであって、人体に有意なマイナスイオンの空気を発
生できるようにすると共に、室内の空気中の塵埃を除去
できるようにした空気清浄装置、車載用の空気清浄装
置、マイナスイオン発生装置及び車載用のマイナスイオ
ン発生装置を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、空気清浄装置及び車載用の空気清浄装置は、空気
を取り入れる吸気部と、この吸気部からの空気を清浄化
するための液体を収容する容器と、この容器内に空気を
導く手段とを備え、容器内に導かれた空気を液体に接触
させるようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明の空気清浄装置及び車載用の空気清
浄装置によれば、容器内に導かれた空気を液体に接触さ
せるようにしたので、その液体によって、少なくとも、
容器内の液体温度に近い温度の空気を発生することがで
きると共に、その空気を清浄化することができる。従っ
て、この空気清浄装置を車載用の空気清浄装置に応用し
たとき、車内の空気を清浄化することができる。
【0008】本発明のマイナスイオン発生装置及び車載
用のマイナスイオン発生装置は、空気を取り入れる吸気
部と、この吸気部からの空気と混合させるための液体を
収容する容器と、この容器上部で液体を微細化する液体
微細化部とを備え、この液体微細化部によって生成され
た微細状の液体に空気を流通させるようにしたことを特
徴とする。
【0009】本発明によればマイナスイオン発生装置及
び車載用のマイナスイオン発生装置は、液体微細化部に
よって生成された微細状の液体に空気を流通させるよう
にしたので、レナード効果によるマイナスイオンマイナ
スイオンを含んだ空気を発生することができる。従っ
て、このマイナスイオン発生装置を車載用のマイナスイ
オン発生装置に応用したとき、車内にマイナスイオンの
空気を多量に放出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、本発明の実施形態として
の空気清浄装置、車載用の空気清浄装置、マイナスイオ
ン発生装置及び車載用のマイナスイオン発生装置につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】(1)第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態としての空気清浄装置を
応用した車載用の空気清浄装置100の構成を示す図で
ある。本実施の形態では微細状の液体に、室内の空気を
流通させるようにして、その空気中の塵埃を除去できる
ようにすると共に、室内にマイナスイオンの空気を放出
できるようにしたものである。
【0012】このマイナスイオンはいわゆる「レナード
効果」により例えば滝壺などの周囲に噴出する霧浄水に
多く含まれている。従って、本発明の空気清浄装置10
0の場合にも、「レナード効果」により車内に排気され
る清浄空気には大量のマイナスイオンが含まれることに
なる。このマイナスイオンにより鎮静効果や疲労回復の
促進などドライバや同乗者に対する多くの効果を期待す
ることができる。
【0013】本発明の空気清浄装置100は自動車の車
内もしくは車外から取り入れた空気を循環させながら塵
埃を除去する一種の空調設備のようなものである。空気
清浄装置100は図1に示す前面上方が斜めになった直
方体状のキャビネット1を有している。キャビネット1
の後面には吸気部としてのファン2が設けられ、車内も
しくは車外からキャビネット1内へ空気が取り入れられ
る。ファン2の後面(吸気側)にはモータ3が取付けら
れ、キャビネット1内の左側に設けられた二次電池14
等の直流電源によりファン2が駆動される。二次電池1
4には例えば走行中などのダイナモ(発電機)からシガ
ー用コンセントなどを介在して充電され、車載用バッテ
リーに負担がかからないようになされている。この電源
回路については後述する。
【0014】ファン2の排出側には空気を導く手段とし
ての中空状の風向カバー(風洞)4が設けられ、横方向
(水平方向)から取入れられた空気の向きが縦方向(垂
直方向)に変えられる。
【0015】キャビネット1内には、風向カバー4の終
端部に対向した位置に液面を有するようにした容器5が
設けられ、冷却用の液体としての水6が収容されてい
る。容器5はキャビネット1の大きさにもよるが、15
0〜300cc程度の水6が収容できる容量を有してい
る。この水6はファン2から風向カバー4の中を通って
きた空気を接触させるために用意されている。これによ
り、ファン2からの空気が容器5内で温度が下げられ
る。
【0016】この実施形態によれば、図2に示す容器5
内に導かれた空気10を、例えば、0゜Cの水6に接触
させるようにすると、車内もしくは車外を循環する空気
を清浄化できる。これと共に、容器5内の水温に近い温
度の空気10Aを発生することができる。従って、自動
車の大きさにもよるが全く空調設備を使用しないで放置
した場合に比べて、車内を循環させる空気の温度を下げ
ながら塵埃を除去することができる。
【0017】また、この例では容器5を横方向から着脱
するために、図2に示すスキャビネット1の前面には軸
を有した蓋7が設けられる。このキャビネット1から容
器5を出すときには蓋7が開けられ、容器5をキャビネ
ット1に収納したときは蓋7が閉じられる。蓋7上には
排気口8が設けられ、温度が下げられた空気10Aが排
気される。この排気口8には両側に軸を有した例えば6
枚のフィン9が取付けられ、空気10Aの排気方向が自
由に設定できるようになされている。
【0018】キャビネット1の前面上方の斜め部分は操
作パネル11として使用される。操作パネル11には電
源スイッチ12が取付けられ、モータ電源がオン・オフ
される。電源スイッチ12の上方には例えば緑色表示す
るLED13が取付けられ、モータ3が駆動されるとき
に点灯される。キャビネット後面の吸気口2Aの周辺に
は4本の固定レバー15A〜15Dが設けられる。各々
の固定レバー15A〜15Dの終端部には凸状の係合部
(フック)16A〜16Dが一体成形されている。
【0019】次に、この空気清浄装置100の取扱い方
法について説明する。図3は自動車のダッシュボード1
01の模式図である。図3において、この空気清浄装置
100はダッシュボード101の左右部の換気口10
2、103又はその中央部の換気口104などに取付け
て使用する。これらの換気口102〜104は、エアコ
ンディッショナー(以下単にエアコンという)搭載型の
自動車では冷気が排出される。
【0020】例えば、換気口102に空気清浄装置10
0を取付け、この換気口102から吸い込んだ空気を容
器5内の液体温度に近い温度に下げ、この液体温度に近
い温度に下がった後の空気を車内に循環するようにして
塵埃を除去する。このように使用すると車内に熱がこも
ることを防止できると共に、車内を清浄化できる。
【0021】また、近頃の自動車では、それぞれが車外
に連通する2つの換気口102及び103を有している
場合が多い。この場合には、図3に示す左側の換気口1
02に空気清浄装置100を取付け、右側の換気口10
3に図示しない排気装置を取付ける。そして、換気口1
02から吸い込んだ空気を空気清浄装置100によって
容器5内の液体温度に近い温度に下げ、かつ、空気を清
浄化した後に、この温度が下がったきれいな空気を車内
に排出し、この排気装置によって車内の空気を換気口1
03を通じて車外に排出するようにしてもよい。
【0022】このように使用にすると、液体温度に近い
温度に下がったきれいな空気を車内に強制的に循環させ
ることができるので、車内に熱がこもることをいっそう
防止できるし、車内もしくは車外の空気をいっそう清浄
化できる。
【0023】なお、上述した排気装置には本実施の形態
としての空気清浄装置100を代用することができる。
この場合には排気装置として2台目の空気清浄装置10
0’を準備する必要がある。そして、一方の空気清浄装
置100の空気流入方向に対して他の空気清浄装置10
0’の空気流入方向を逆向きにして使用する。例えば、
ファンの回転方向などを逆向きに動作させる。これによ
り、フィン9側から空気を吸い込むことができる。
【0024】一般に車内の換気モードとしては、図4A
に示すマークの換気スイッチ105及び図4Bに示すマ
ークの換気スイッチ106が設けられている。換気スイ
ッチ105は車内の空気を循環させるときに操作され、
換気スイッチ106は車外から空気を取り入れるときに
操作される。
【0025】また、図3に戻って、換気口102〜10
4には排気方向が自由に設定できるフィン102A、1
03A又は104Aが設けられる。いずれの換気口10
2〜104の場合にも、空気清浄装置100を取り付け
るときには、例えば、図5に示すフィン104Aが開い
た状態で、本装置100の固定レバー15A〜15Dを
これらの換気口102、103又は104などに挿入す
る。
【0026】このとき、一対の固定レバー15A,15
Cの係合部16A,16Cが上部の1枚のフィン104
Aを保持するようになる。同様に一対の固定レバー15
B,15Dの係合部16B,16Dが下部の1枚のフィ
ン104Aを保持するようになる。従って、上下2枚の
フィン104Aに空気清浄装置100をしっかりと取付
けることができる。
【0027】勿論、後述する空気清浄装置が大型化した
場合には、フィン102A、103A又は104Aなど
を取り外した状態で、本実施の形態に係る空気清浄装置
を取り付けてもよい。その後、上述した容器5に冷水6
などを収容してキャビネット1内に装着する。これによ
り、この空気清浄装置100の設置が完了する。
【0028】この例では、空気清浄装置100内の二次
電池14が充電されていないときは、図5に示すDCプ
ラグ107を図3に示すシガー用コンセント108に接
続し、電源スイッチ12をオンすることにより、図1に
示したモータ3を直接駆動することができる。しかしな
がら、本実施の形態に係る空気清浄装置100では、駐
車中、つまり、エンジンが停止された状態の車内の温度
上昇を極力抑えることを目的としている。そこで、この
例では図6に示す二次電池14を有した電源回路109
を組込むようにしている。
【0029】図6に示す電源回路109のDCプラグ1
07には逆流阻止用のダイオードD1が接続されてい
る。このダイオードD1の出力段には上述した電源スイ
ッチ12及び二次電池14の各々の一端が接続されてい
る。電源スイッチ12の他端にはモータ3とLED13
とが接続されている。
【0030】この例ではDCプラグ107をシガー用コ
ンセント108に接続して置くと、走行中又は停車中な
ど、いわゆるエンジンが動作している場合に、ダイナモ
(発電機)からシガー用コンセント108、DCプラグ
107及びダイオードD1を介在して二次電池14が充
電される。このとき、二次電池14はダイオードD1の
準方向電流によって充電される。二次電池14には1A
h程度の容量のNi−Cd電池などを用いる。電池容量
はモータ3の駆動時間とキャビネット1の大きさを考慮
して決める。モータ3の駆動時間を長く設計すると、電
池容量が多く必要なり、二次電池14の外観が大きくな
る。これに伴って、キャビネット1を大きく設計しなけ
ればならないからである。
【0031】この例では、エンジンを止めて、数時間程
度を目安に駐車する場合を想定したものである。そし
て、車内の空気を循環させながら空気を清浄化する場合
には、図4Aに示すマークの換気スイッチ105を選択
した後、電源スイッチ12をオンする。この電源オンに
よって、LED13が点灯すると共に、モータ3が駆動
されるので、ファン2が回転する。
【0032】このファン2の回転と共に、図2に示した
容器5内に導かれた空気10が、その液面に接触するの
で、汚れた空気が清浄化されると共に、容器5内の水温
に近い温度の空気10Aを発生させることができる。従
って、車外の気温にもよるが、車内を循環するきれいな
空気の温度を下げることができる。
【0033】また、車外の空気を取り入れる場合には図
4Bに示すマークの換気スイッチ106を選択する。こ
れにより、ファン2の回転と共に、車外から図2に示し
た容器5内へ導かれた空気10が、その液面に接触する
ので清浄化され、しかも容器5内の水温に近い温度の空
気10Aを発生することができる。従って、車内の温度
上昇を抑制すること及び車内もしくは車外の空気をきれ
いにすることができる。
【0034】このとき、一般にエンジンの「断」と共
に、シガー用コンセント108への電源が切られてい
る。そして、ダイオードD1によって、車載用バッテリ
ーへの電流流出が阻止されるので、駐車中の車載用バッ
テリーに負担をかけることなく、二次電池14を使用し
て空気清浄装置100を駆動することができる。
【0035】この例では、エンジンによるダイナモから
直流電力を二次電池14に充電する場合について説明し
たが、図7に示す太陽電池111を利用して二次電池1
4に充電するようにしてもよい。図7において、逆流阻
止用のダイオードD2のアノードには太陽電池111が
接続され、そのカソードには電源スイッチ12が接続さ
れている。この場合に二次電池14の出力は勿論のこ
と、太陽電池111によっても直接モータ3が駆動され
る。
【0036】また、走行中にエアコンなどが駆動されて
いるときは、太陽電池111による光電力を二次電池1
4に充電することができる。そして、空気清浄装置10
0を使用するときは、ダイオードD2によって、太陽電
池111への電流流出が阻止されるので、二次電池14
に充電された電力を使用してモータ3を駆動することが
できる。
【0037】なお、図8に示す併用型の電源回路112
を用いてもよい。この電源回路112では、図6に示し
た電源回路108の電源スイッチ12に、図7に示した
逆流阻止用のダイオードD2を有した太陽電池111が
接続されたものである。
【0038】この例では、エンジンによるダイナモ充電
方式と、太陽電池111による充電方式を併用すること
で、走行中の天候が不順な場合には、ダイナモ充電方式
により二次電池14に充電することができる。そして、
走行中の天候が順調なときは、太陽電池111による電
力が二次電池14に充電されるので、ダイナモの負担が
軽減できる。
【0039】また、液面を除く容器5をウレタンなどの
断熱部材で囲むようにすると、水6の温度上昇を遅くす
ることができ、車内温度に対する冷風の吹き出し温度の
低い状態を長く保つことができる。
【0040】(2)第2の実施形態 図9は第2の実施形態としての車載用の空気清浄装置2
00の構成を示す図である。この実施形態では、第1の
実施形態と異なり、ファンをモータ駆動することなく、
容器から汲み上げた水などの液体によって水車付きのフ
ァンを駆動するようにしたものである。しかも、キャビ
ネット内を通過する空気にその液体を接触させるように
して、車外もしくは車内の空気を清浄化すると共に、容
器内の水温に近い温度の空気を発生するようにしたもの
である。
【0041】なお、第1の実施形態と同じ符号のものは
同じ機能を有するためのその説明を省略する。空気清浄
装置200の取付け方法については図3〜図5で説明し
た空気清浄装置100と同じであるので、その説明を省
略する。
【0042】この空気清浄装置200のキャビネット2
1内の中程には図9に示す中段床部21Aが設けられ、
その中段床部21Aには、一対の開孔部21B,21C
が開口されている。この中段床部21Aをキャビネット
21内に設けたのは躯体の構造を強化すること、及び後
述する液体供給部としてのポンプ26の駆動軸の振れを
少なくするためである。そのために、中段床部21Aの
ほぼ中央にはその駆動軸を通す開孔部21Dが設けられ
る。
【0043】この中段床部21Aの下方には基台付きの
容器25が設けられる。この容器25内には、ポンプ2
6が設けられ、容器25内の水6が吸気部としての水車
型のファン22に供給される。このファン22は上述の
中段床部21Aの上方に設けられ、図9に示す羽根取付
け部22Aを有し、その回転中心部に遊びが設けられ
る。回転中心部に遊びを設けたのは、ポンプ26によっ
て汲み上げられた水6によって、モータ駆動力を得るこ
となくファン22を自由に回転させるためである。
【0044】この羽根取付け部22Aには水車用の羽根
部22Bが設けられ、ポンプ26による水6が当てられ
る。この羽根部22Bに水6が当ると、ファン22が回
転する。このとき、空気10がキャビネット21内に吸
気される。
【0045】このポンプ26には開放型の簡易水中ポン
プが用いられ、常時、容器25の中に設けた状態で動作
される。ポンプ26には揚水管27が設けられ、容器内
25から汲み上げらた水6がファン22の上方から落下
される。この水6の落下によって、ファン22が回転す
る。
【0046】ポンプ26は風向カバー24の上部に設け
られたモータ23に接続される。例えば、ポンプ26の
被駆動軸26Aを中段床部21Aの開孔部21Dに通
し、この被駆動軸26Aにファン22の羽根取付け部2
2Aが回転自在になされた状態で、その被駆動軸26A
がフランジ(継ぎ手)26Bを介在してモータ軸23A
に接続される。モータ23は第1の実施形態に関して図
6〜図8のファン2の部分をポンプ26に置き換えたよ
うな電源回路109,110及び112によって駆動さ
れる。
【0047】このように縦方向にモータ23、ファン2
2及びポンプ26を並べること、及びポンプ26を水中
型とすることで、空気清浄装置200の薄型化を図るこ
とができる。これにより、キャビネット21の背面がす
っきりすることから、図3に示したダッシュボード10
1の換気口102〜104などに取付けたときの違和感
が少なくなる。
【0048】また、容器25はポンプ26を水中型とし
たことから、第1の実施形態のように横方向からの着脱
が困難となった。そこで、キャビネット21の底部で容
器25が着脱可能となる構造とした。これによれば、キ
ャビネット21と基台部25Aとを係合する図示しない
係合部が設けられる。キャビネット21に容器25を装
着したときはこの係合部がロックされ、キャビネット2
1から容器25を脱着するときはこの係合部が解除され
る。
【0049】この容器25は基台25Aと一体化されて
おり、キャビネット21から容器25を脱着するときに
は、基台25Aが下方向に引き出され、容器25をキャ
ビネット21に装着するときは、基台25Aが上方向に
押し上げられる。
【0050】このようにして容器15がキャビネット2
1に装着されると、水車付きのファン22によって、車
内若しくは車外からの空気10をキャビネット21内に
吸気することができるので、モータ駆動力によるファン
を省略することができる。これにより、モータ23の負
荷が軽減され、上述した電源回路109,110及び1
12の二次電池14による電力消費を低減することがで
き、本装置200の動作時間を長くすることができる。
【0051】しかも、ポンプ26からの水6が容器25
内を通過する空気に接触させることができるので、容器
25内の水温に近い温度の空気10Aを発生することが
できる。従って、第1の実施形態と同様に車内を循環す
るきれいな空気の温度を下げることができる。
【0052】この実施形態で水車付きのファン22に関
して、プロペラ型の例に付いて説明したが、空気導入方
向に対して直交した方向に軸を有したタービン羽根を有
した水車型のファンを用いてもよい。このファンの場合
も、上述したファン22と同じように、タービン羽根部
に水6が当ると、このファンが回転する。これと共に、
タービン羽根部によって、吸気することができる。
【0053】また、液面を除く容器25をウレタンなど
の断熱部材で囲むようにすると、第1の実施形態と同様
に水6の温度上昇を遅くすることができ、冷風の吹き出
し時間を長く保つことができる。
【0054】(3)第3の実施形態 図10は第3の実施形態としての車載用の空気清浄装置
300の構成を示す図である。この実施形態では、第2
の実施形態と異なり、空気導入方向に対して並行した方
向に軸を有したシロッコ型のファンを第2の実施形態の
ように駆動させるようにしたものである。これと共に、
キャビネット内を通過する空気に液体を接触させるよう
にして、車外もしくは車内の空気を清浄化すると共に、
容器内の水温に近い温度の空気を発生するようにしたも
のである。
【0055】なお、第1の実施形態と同じ符号のものは
同じ機能を有するためのその説明を省略する。空気清浄
装置300の取付け方法については図3〜図5で説明し
た空気清浄装置100と同じであるので、その説明を省
略する。
【0056】この空気清浄装置300には図10に示す
基台部35A付きの容器35に隣接して空間部31Cが
設けられている。この空間部31Cにはモータ33及び
ポンプ36が設けられ、容器35内の水6が中段床部3
1A上に設けられた吸気部としてのシロッコ型のファン
32に供給される。この中段床部31Aの中央付近には
開孔部31Bが設けられる。この中段床部31Aの設置
理由は第2の実施形態と同様である。
【0057】このファン32には複数のタービン羽根部
32Aを有した円柱状の羽根取付け部32Bが設けられ
る。羽根取付け部32Aは空気導入方向に対して並行す
る方向に軸32Cを有している。この軸32Cを空気導
入方向に並行させたのは、吸気口2Aからの空気を軸3
2Cに沿って吸い込み、開孔部31Bを通して容器35
の液面方向に排気するためである。
【0058】この軸32Cは風向カバー34の側面に設
けられた軸受け部34A及びキャビネット31内部に設
けられた軸受け部31Dに回転自在に係合されている。
この構造によって、ポンプ36により汲み上げられた水
6をタービン羽根部32Aに当てると、モータ駆動力を
得ることなくファン32を自由に回転させることができ
る。
【0059】このポンプ36には密閉型の据置ポンプが
用いられ、いわゆる呼び水無しに取水管36Aを介して
容器35から水6を汲み上げることができる。ポンプ3
6にには図10に示す吸水管36Aが設けられ、その終
端部には取水口36Bが設けられる。
【0060】更に、ポンプ36には図11に示す揚水管
37が設けられ、容器35内から取水口36Bび吸水管
36Aを通して汲み上げられた水6がファン32のター
ビン羽根部32Aの中心からαだけずれた位置の上方か
ら落下される。中心を外したのは、回転方向を常に一定
するためである。回転方向が定まることで、常に空気を
キャビネット31内に吸い込むことができる。
【0061】ポンプ36は歯車ボックス38を介してモ
ータ33に接続される。歯車ボックス38には例えば、
ギヤ比が1:1の平歯車を組み合わせたようなものが使
用される。歯車ボックス38はポンプ36の回転軸とモ
ータ33の回転軸とが並行に配置された状態で、その両
回転軸を図示しないボックス内のギヤ軸受け部に挿嵌す
るように取付けられる。モータ33は第2の実施形態と
同様に、図6〜図8のファン2の部分をポンプ36に置
き換えたような電源回路109,110及び112によ
って駆動される。
【0062】また、容器35はポンプ36の取水口36
Bが水底付近に設けられることから、第2の実施形態の
ように、キャビネット31の底部で基台部35Aを一体
化した容器35が着脱可能となる構造とした。その機能
は第2の実施形態を参照されたい。
【0063】このように、本実施の形態では容器35が
キャビネット31に装着されると、シロッコ型のファン
32によって、車内若しくは車外からの空気10をキャ
ビネット31内に吸気することができるので、第2の実
施形態と同様にモータ駆動力によるファンを省略するこ
とができる。これにより、モータ33の負荷が軽減さ
れ、上述した電源回路109,110及び112の二次
電池14による電力消費を低減することができ、本装置
300の動作時間を長くすることができる。
【0064】しかも、ポンプ36からの水6が容器35
内を通過する空気に接触させることができるので、車外
からの空気を清浄化すると共に、容器35内の水温に近
い温度の空気10Aを発生することができる。従って、
第1及び第2の実施形態と同様に車内を循環するきれい
な空気の温度を下げることができる。
【0065】また、液面を除く容器35をウレタンなど
の断熱部材で囲むようにすると、第1及び第2の実施形
態と同様に水6の温度上昇を遅くすることができ、冷風
の吹き出し時間を長く保つことができる。
【0066】(4)第4の実施形態 図12は第4の実施形態としての車載用の空気清浄装置
400の構成を示す図である。この実施形態では、空気
導入方向に対して並行した方向に軸を有したファンが設
けられ、そのファンの一部を容器内の液体に浸し、この
ファンの回転によってすくい上げられた液体に車内もし
くは車外からの空気を接触させるようにしたものであ
る。なお、第1の実施形態と同じ符号のものは同じ機能
を有するためのその説明を省略する。空気清浄装置40
0の取付け方法については図3〜図5で説明した空気清
浄装置100と同じであるので、その説明を省略する。
【0067】この空気清浄装置400では図12に示す
基台部45A付きの容器45の上方に、吸気部としての
回転半径Rのプロペラ型のファン42が設けられてい
る。このファン42には複数のプロペラ42Aが設けら
れ、そのプロペラの一部が容器45内の水6に浸される
ように軸42Bが取付けられている。すなわち、これら
のプロペラ42Aを設けた羽根取付け部42Cは、空気
導入方向に対して並行する方向に軸42Bを有してい
る。この軸42Bを空気導入方向に並行させたのは、吸
気口2Aからの空気10を軸42Bに沿って吸い込み、
風向カバー44の湾曲部に沿って容器45の液面方向に
排出するためである。
【0068】この軸42Bは容器45の上端部45Bか
ら距離βだけ上方であって、風向カバー44の側面に設
けられた軸受け部44Aと、その対向側であって、キャ
ビネット41の側面に設けられた軸受け部41Aとによ
って回転自在に係合されている。そして、例えば、キャ
ビネット41の背面に凹部状の空間部41Bが設けら
れ、その凹部内にモータ43が設けられる。このモータ
回転軸43Aがファン42の軸42Bとフランジ43B
を介在して接続され、ファン42が駆動される。モータ
43は図6〜図8に示した第1の実施形態と同様な電源
回路109,110及び112によって駆動される。
【0069】このように、本実施の形態では容器45が
キャビネット41に装着されると、ファン42の回転に
よるプロペラ42Aによってすくい上げられた水6に、
車内にもしくは車外からの空気10を接触させるように
したので、車外もしくは車内の空気を清浄化できると共
に、容器45内の水温に近い温度の空気を発生すること
ができる。従って、第1、第2及び第3の実施形態と同
様に車内を循環するきれいな空気の温度を下げることが
できる。
【0070】また、ファン42のプロペラ42Aによっ
て、水6をすくい上げることができるので、第1の実施
形態と同様にポンプを省略することができる。これによ
り、モータ43の負荷が軽減され、上述した電源回路1
09,110及び112の二次電池14による電力消費
を低減することができ、本装置400の動作時間を長く
することができる。
【0071】更に、この例では第1の実施形態と同様に
風向カバー44の下方が開放された構造を有している。
これは第2及び第3の実施形態のような中段床部を設け
られないからである。従って、この空気清浄装置400
を比較的簡素な構造とすることができる。
【0072】また、プロペラ42Aの一部が容器45内
に浸されることから、第2及び第3の実施形態のよう
に、キャビネット41の底部で基台部45Aを一体化し
た構造とした。この構造によりキャビネット41に対し
て容器45が着脱可能となる。その機能は第2の実施形
態を参照されたい。
【0073】更に、この例では回転半径Rのファン42
が設けられるので、少なくとも、キャビネット41は2
Rの幅と、二次電池14の幅を必要とするので、第2の
実施形態に比べて装置の横方向の幅が増加する。しか
し、ポンプを省略できるので、空気清浄装置400のコ
ストダウンを図れる。
【0074】また、液面を除く容器45をウレタンなど
の断熱部材で囲むようにすると、第1、第2及び第3の
実施形態と同様に水6の温度上昇を遅くすることがで
き、冷風の吹き出し時間を長く保つことができる。
【0075】(5)第5の実施形態 図13は第5の実施形態としての車載用の空気清浄装置
500の構成を示す図である。この実施形態では容器内
の液体を冷却する冷却部が備えられ、この冷却部によっ
て冷却された水などの液体に空気を接触させるようにし
て、車外からの空気を清浄化すると共に、容器内の水温
とほぼ同じ温度に冷却された、しかも、マイナスイオン
の空気を発生できるようにしたものである。
【0076】なお、第1の実施形態と同じ符号のものは
同じ機能を有するためのその説明を省略する。空気清浄
装置500の取付け方法については図3〜図5で説明し
た空気清浄装置100と同じであるので、その説明を省
略する。
【0077】この発明の空気清浄装置500には図15
に示す空気流通部50として、第1〜第4の実施形態に
係る空気清浄装置100〜400の吸気部が適用され、
空気吸入方向から取り入れられた空気10がキャビネッ
ト51内を流通するようになる。
【0078】この空気流通部50の下方には容器55が
設けられ、その容器55内に空気流通部50からの空気
を冷却するための水6が収容される。これまでは、第1
〜第4の実施形態に係る空気清浄装置100〜400と
同様である。この例ではキャビネット51に対して着脱
可能な基台部53が設けられ、この基台部53には放熱
用の開孔部53Aが開口されている。
【0079】そして、この基台部53と容器55との間
には冷却部52が設けられ、容器55内の水6が例えば
走行中に強制的に冷却される。この冷却部52によって
冷却された水6に、駐車中の車内もしくは車外から取り
入れた空気10を接触するようになされたものである。
【0080】例えば、キャビネット51内の右下側には
空間部51Aが設けられ、その空間部51内に圧縮器5
2Aが設けられる。そして図14に示す冷媒ガス52B
が圧縮器52Aによって圧縮される。圧縮器52Aによ
る圧縮冷媒ガス52Bは、容器55の下部に設けられた
熱交換器52Dに導かれる。熱交換器52Dの途中には
膨張弁52Cが設けられ、この膨張弁52Cによって圧
縮冷媒ガス52Bが膨張することにより、容器55内の
水6の熱を奪うように熱交換される。この結果で水6が
強制的に例えば、0゜C程度に冷却される。膨張した冷
媒ガス52Bは熱を有している。そのため、熱交換器5
2Dに対しウレタン等の断熱部材材52Eを介在して放
熱器52Fが設けられる。膨張した冷媒ガス52Bはこ
の放熱器52Fで放熱され、再び、圧縮器52Aで圧縮
される。このようなヒートサイクルが繰り返される。
【0081】上述の放熱器52Fは本来車外に取り付け
て使用するべきであるが、この例では放熱器52Fを基
台部53上に設けているので、走行中のエアコン等を利
用して、放熱器52Fによる冷媒ガス52Bの熱を車外
に放出するようにして使用する。従って、エアコン付き
の自動車の場合には走行中に容器55内の水6が冷却部
52によって強制的に冷却されることになる。
【0082】このようにすると、本来のエアコンによる
冷風導入環境下で冷却部52により容器55内の水6を
効率良く冷却することができる。本装置500を使用す
る前には、容器55内の水6を、例えば0゜C程度に冷
却させて置くことができる。従って、冷却部52として
は、150〜300cc程度の水6を冷却できる規模の
設備であればよい。なお、エアコン無しの自動車の場合
には、走行中に窓を開けるなどして、自然放熱しなが
ら、容器55内の水6を冷却部52によって冷却するこ
とになる。
【0083】図14は空気清浄装置500の動作例を示
す図である。図14に示す二次電池14には電源スイッ
チ54として2回路1選択スイッチが設けられる。電源
スイッチ54の中性点nは例えば図3及び図5で示した
DCプラグ107、シガー用コンセント108を経由し
てエンジンのダイナモに接続される。電源スイッチ54
の接点aは第1のLED13A及びモータ23などに接
続される。電源スイッチ54の接点bは第2のLED1
3B及び圧縮器52Aに接続される。
【0084】この第1のLED13Aは空気清浄装置5
00が動作していることを、例えば緑色表示し、第2の
LED13Bは冷却部52が動作中であることを、例え
ば赤色表示する。そして、走行中は電源スイッチ54を
b側に入れて置くようにすると、第2のLED13Bが
赤色点灯すると共に、圧縮器52Aが動作するので、上
述したように容器55内の水6が冷却される。
【0085】また、エンジンを切って駐車する場合に
は、電源スイッチ54をb側からa側へ切り換える。こ
の切換操作によって、第1のLED13Aが緑色点灯す
ると共に、モータ23などが駆動してポンプ26が動作
し、水車型のファン22などが回転する。このとき、圧
縮器52Aの動作は既に停止しているので、放熱器52
Fからの放熱が止んでおり、第2の実施形態で説明した
よりも、より冷たい空気10Aを排気口8から発生させ
ることができる。
【0086】このようにして、本実施の形態によれば、
冷却部52によって冷却された水6に空気10を接触さ
せるようにしたので、車外からの空気を清浄化できると
共に、容器55内の水温とほぼ同じ温度に冷却された、
しかも、水6の使用によるマイナスイオンの空気10A
を発生することができる。従って、車内もしくは車外か
ら取り入れた空気10の温度を第2の実施形態などと比
べてより下げられると共に、車内にマイナスイオンの空
気10Aを放出することができる。
【0087】このマイナスイオンによる効果としては、
心肺機能を高めて血圧や呼吸を整えたり、血糖値を低下
させたり火傷に対する治癒効果などがあり本発明の空気
清浄装置500により健康的で快適な車内環境を実現す
ることができる。
【0088】図15は車内温度に対する第2の実施形態
としての空気清浄装置200と、第5の実施形態として
の空気清浄装置500とを比較する特性図である。横軸
は経過時間[分]であり、縦軸は温度[゜C]である。
実線は車内温度25゜Cで本装置200を使用した場合
の温度推移特性であり、破線は車内温度25゜Cで本装
置500を使用した場合の温度推移特性である。×印の
実線は本装置200の排気口8における吐き出し温度特
性であり、○印の実線は、本装置500の排気口8にお
ける吐き出し温度特性である。
【0089】この2つの実施形態に係る比較条件は0゜
Cの水6を各々の容器25及び55に収容し、各々の空
気清浄装置200又は500の排気口8から得られる空
気10Aが温度(以下吐き出し温度ともいう)10゜C
に至るまでの経過時間を測定したものである。この温度
特性によれば、空気清浄装置200では動作開始から4
5分を経過する頃には、既に、排気口8の吐き出し温度
が10゜Cに至っている。
【0090】これに対して、空気清浄装置500では動
作開始から45分を経過しても、排気口8の吐き出し温
度が1゜C程度と低く保たれている。そして、排気口8
の吐き出し温度が10゜Cに至るのは、動作開始から2
10分を越えた場合である。この測定結果から、第5の
実施形態の容器55のように断熱部材52Eで断熱する
ことで、より長い時間にわたって冷風を排気できること
が確認された。
【0091】従って、夏場における駐車中の車内の空気
を清浄化できると共に、その温度の上昇を抑えることが
できる。しかも、ファン52などの駆動源は二次電池1
4であるから、駐車中の車載用のバッテリーに負担をか
けることもない。
【0092】(6)第6の実施形態 図16は第6の実施形態としての車載用の空気清浄装置
600の構成を示す図である。この実施形態では容器内
の液体を冷却する冷却部にペルチェ素子が備えられ、こ
のペルチェ素子によって冷却された水などの液体に空気
を接触させるようにして、車外からの空気を清浄化する
と共に、容器内の水温とほぼ同じ温度に冷却された、し
かも、マイナスイオンの空気を発生できるようにしたも
のである。
【0093】なお、第1の実施形態と同じ符号のものは
同じ機能を有するためのその説明を省略する。空気清浄
装置600の取付け方法については図3〜図5で説明し
た空気清浄装置100と同じであるので、その説明を省
略する。
【0094】この発明の空気清浄装置600には図17
に示す空気流通部60として、第1〜第4の実施形態に
係る空気清浄装置100〜400の吸気部が適用され、
空気吸入方向から取り入れられた空気10がキャビネッ
ト61内を流通するようになる。
【0095】この空気流通部60の下方にはウレタンな
どの断熱部材64に囲まれた容器65が設けられ、その
容器65内に空気流通部60からの空気を冷却するため
の水6が収容される。キャビネット61に対して着脱可
能な基台部63が設けられ、この基台部63には放熱用
の開孔部63Aが開口されている。これまでは、第5の
実施形態に係る空気清浄装置500と同様である。
【0096】そして、この例では基台部63と容器65
との間には冷却部としてのペルチェ素子ユニット62が
設けられ、容器65内の水6が例えば走行中に強制的に
電子冷却される。そして、このペルチェ素子ユニット6
2によって冷却された水6に、第5の実施形態と同様に
駐車中の車内もしくは車外から取り入れた空気10を接
触するようになされたものである。
【0097】例えば、容器65に接した下部には図17
に示すような複数対のペルチェ素子を並列に接続したペ
ルチェ素子ユニット62が設けられる。ペルチェ素子は
異種の導体又は半導体62A、62Bを有し、これらの
導体又は半導体62A、62Bの接点に電流を通じたと
き、一方の接点で熱を吸収し、他方の接点で熱を放出す
るものである。
【0098】図16に戻って、このペルチェ素子ユニッ
ト62の下部には開孔部63Aを有した基台部63が設
けられ、ペルチェ素子ユニット62による熱が放出され
る。そして、第5の実施形態と同様に本装置600を使
用する前に、ペルチェ素子ユニット62によって予め容
器65内の水6の熱を奪うように電子冷却される。この
結果で水6が強制的に例えば、0゜C程度に冷却され
る。ペルチェ素子ユニット62による熱は第5の実施形
態と同様に、走行中のエアコン等を利用して、車外に放
出するとよい。
【0099】図17は空気清浄装置600の動作例を示
す図である。図17に示す二次電池14には電源スイッ
チ66として2回路1選択スイッチが設けられる。電源
スイッチ66の中性点nは第5の実施形態と同様にエン
ジンのダイナモに接続される。電源スイッチ66の接点
aは第1のLED13A及びモータ33などに接続され
る。電源スイッチ66の接点bは第2のLED13B及
びペルチェ素子ユニット62に接続される。
【0100】この第1のLED13Aは空気清浄装置6
00が動作していることを表示し、第2のLED13B
はペルチェ素子ユニット62が動作中であることを表示
する。例えば、走行中は電源スイッチ66をb側に入れ
て置くようにすると、第2のLED13Bが赤色点灯す
ると共に、ペルチェ素子ユニット62が動作するので、
上述したように容器65内の水6が電子冷却される。
【0101】また、エンジンを切って駐車する場合に
は、電源スイッチ66をb側からa側へ切り換える。こ
の切換操作によって、第1のLED13Aが緑色点灯す
ると共に、モータ33などが駆動してポンプ36が動作
し、シロッコ型のファン32などが回転する。このと
き、ペルチェ素子ユニット62の動作は既に停止してい
るので、開孔部63Aからの放熱が止んでおり、第5の
実施形態と同様に、冷たい空気10Aが排気口8から発
生する。
【0102】このようにして、本実施の形態によれば、
ペルチェ素子ユニット62によって冷却された水6に空
気10を接触させるようにしたので、車外からの空気を
清浄化できると共に、容器65内の水温とほぼ同じ温度
に冷却された、しかも、水6の使用によるマイナスイオ
ンの空気10Aを発生することができる。従って、車内
もしくは車外から取り入れた空気10を清浄化し、その
温度を第5の実施形態と同様に低下させることができる
と共に、車内にマイナスイオンの空気10Aを放出する
ことができる。
【0103】(7)第7の実施形態 図18は第7の実施形態としての車載用のマイナスイオ
ン発生装置700の構成を示す図である。この実施形態
では、液体微細化部によって生成された微細状の液体
に、車内の空気を流通させるようにして、車内にマイナ
スイオンの空気を放出できるようにすると共に、その空
気中の塵埃を除去できるようにするようにしたものであ
る。
【0104】なお、第1の実施形態と同じ符号のものは
同じ機能を有するためのその説明を省略する。マイナス
イオン発生装置700の取付け方法については図3〜図
5で説明した空気清浄装置100と同じであるので、そ
の説明を省略する。
【0105】このマイナスイオン発生装置700ではレ
ナード効果をより一層高めるために、水6などの液体を
更に霧状に微細化するようになされたものである。
【0106】図18に示すキャビネット71の吸気口2
Aの内部には空気流通部としてのファン72が設けら
れ、車内又は車外から取り入れられた空気が風向カバー
74に向けて流通される。風向カバー74の下部には上
述した中段床部74Aが設けられ、その中段床部74A
のほぼ中央に開孔部74Bが開口されている。この中段
床部74Aの下部には容器75が設けられ、水6などの
液体が収容される。
【0107】この中段床部74Aと風向カバー74に囲
まれた空間部は液体微細化部(以下水微細化部78とい
う)として使用され、そこで水6が霧状に微細化され
る。この例では、水微細化部78によって生成された霧
状の微細化水に空気が流通するようになされたものであ
る。
【0108】このように、本実施の形態によれば、水微
細化部78によって生成された霧状の微細化水に、塵埃
を伴った空気10を流通させると、その微細化水によっ
て空気10中の塵埃を除去することができる。これと共
に、気水混合時にレナード効果によるマイナスイオンの
空気を多量に発生することができる。従って、車内若し
くは車外から取り入れた空気を清浄化できると共に、第
1〜第6の実施形態に比べてより多くのマイナスイオン
の空気10Aを車内に放出することができる。
【0109】マイナスイオンは例えば、高電圧(約30
00V以上)の放電によって発生させることができる
が、この場合には消費電力が大きい上に、オゾンなどの
有害物質も同時に生成されてしまうため環境保護上の問
題がある。本例では、上述したように水を使用して、こ
の水6をシャワー79で霧状水とすることによってマイ
ナスイオンを発生させることができるようになるため、
高電力を必要としないうえにオゾンなどの有害物質が生
成されることもない。
【0110】また、この例では液体循環部としてポンプ
76が設けられ、容器75と水微細化部78との間で水
6が循環するようになされている。ポンプ76には吸水
管76Aが設けられ、この吸水管76Aの先端には取水
口76Bが取付けられる。この取水口76Bが容器75
内に投入された状態で本装置700が使用される.従っ
て、容器75は上述したような下方から着脱する方式が
採られる。
【0111】一方、ポンプ76には揚水管77が取付け
られ、この揚水管77の先端には液体噴霧部としてのシ
ャワー79が取付けられ、このポンプ76からの水6が
この容器75上の水微細化部78で霧状化される。シャ
ワー79には図示しない複数の噴出口が設けられてお
り、ポンプ76からの水6が霧状に噴出される。
【0112】これにより、シャワー79によって霧状に
された微細化水にファン72からの例えば塵埃を伴った
空気10を流通させると、空気中の塵埃がその微細化水
に捕捉されて容器75へと流れ落ちるので、その塵埃を
除去することができる。
【0113】この実施形態ではキャビネット71の内部
には、第3の実施形態で説明したような空間部71Aが
設けられている。この空間部71Aにはモータ73及び
ポンプ73が設けられ、容器75内の水6がシャワー7
9に供給される。このモータ73は図6〜図8に示した
第1の実施形態と同様な電源回路109,110及び1
12によって駆動される。
【0114】例えば、走行中にエアコンと本装置700
とを併用する場合は、電源スイッチ12をオンすると、
ダイナモから電力が供給される。このとき、二次電池1
4にも充電電流が流れる。そして、駐車中に本装置70
0のみを使用する場合には、電源スイッチ12をオンす
ると、二次電池14から電力が供給される。従って、駐
車中の車載用バッテリーに負担をかけることなく、車内
の空気を清浄化できる。
【0115】更に、上述のファン72とポンプ76はモ
ータ73を共通動力源として駆動されるようになされて
いる。このキャビネット71の吸気口2Aの内部床面に
は空間部71Aに通ずる開孔部2Bが開口され、空間部
71A内からの動力伝達ユニット70がファン72に接
続されている。
【0116】この動力伝達ユニット70はモータ73の
回転軸、ポンプ76の被駆動軸及びファン72の回転軸
を並行にした状態で、そのモータ回転軸、ポンプ駆動軸
及びファン72の回転軸の3つを係合するための歯車ボ
ックス70Aと軸受けボックス70Bとを有している。
この歯車ボックス70Aと軸受けボックス70Bとの間
は連結板70Cによって接合され、この連結板70Cが
固定ネジ70Dによって、キャビネット71に固定され
ている。この歯車ボックス70Aは第3の実施形態で説
明したように、ギヤ比が例えば1:1の平歯車を組み合
わせたようなもが使用される。
【0117】このように、本実施の形態ではファン7
2、ポンプ76及びモータ73を一体かした動力伝達ユ
ニット70が設けられるので、マイナスイオン発生装置
700の構造簡略化及びコストダウンを図ることができ
る。
【0118】(8)第8の実施形態 図19は第8の実施形態としての車載用のマイナスイオ
ン発生装置800の構成を示す図である。本実施の形態
ではモータ83の回転軸を共通動力伝達軸としてファン
82及びポンプ86を空気導入方向に並行するように配
置して、これらの動力伝達ユニット化を図ったものであ
る。
【0119】なお、第1の実施形態と同じ符号のものは
同じ機能を有するためのその説明を省略する。マイナス
イオン発生装置800の取付け方法については図3〜図
5で説明した空気清浄装置100と同じであるので、そ
の説明を省略する。
【0120】このマイナスイオン発生装置800では図
19に示すキャビネット81の吸気口2Aの内部に空気
流通部としてのファン82、液体循環部としてのポンプ
86及びモータ83が回転軸83Aを共通にして配置さ
れ、車内又は車外から取り入れられた空気が風向カバー
84に向けて流通されると共に、容器85から水6が汲
み上げられる。
【0121】このモータ83の回転軸83Aは例えばポ
ンプ86の駆動軸を兼用して更にファン82の回転軸を
も兼用して、キャビネット81内に設けられた軸受け部
81Aに至る。このモータ83の背面がキャビネット8
1の吸気口側に設けられたモータ取付け部83Bに固定
される。更に、揚水管87及び吸水管86Aによってポ
ンプ86がキャビネット81に固定されている。揚水管
87及び吸水管86Aを利用することで、軸受け部81
Aに与える回転軸83Aの負担が軽減される。
【0122】また、風向カバー84の下部には上述した
中段床部84Aが設けられ、その中段床部84Aのほぼ
中央に開孔部84Bが開口されている。この中段床部8
4Aと風向カバー84に囲まれた空間部は液体微細化部
(以下水微細化部という)88として使用され、そこで
水6が霧状に微細化される。この例でも第7の実施形態
と同様に揚水管87の先端には液体噴霧部としてのシャ
ワー89が取付けられ、ポンプ86からの水6がこの容
器85上の水微細化部88で霧状化される。
【0123】このシャワー89によって生成された霧状
の微細化水に空気を流通させるようにしたものである。
この中央床部84Aの下部には容器85が設けられ、水
微細化部88からの水6が収容される。
【0124】この例でもポンプ86の取水口86Bが容
器85内に投入された状態で本装置800が使用される
ので、容器85は上述したような下方から着脱する方式
が採られる。
【0125】このように、本実施の形態によれば、シャ
ワー89によって霧状にされた微細化水に、ファン82
からの例えば塵埃を伴った空気10を流通させると、空
気中の塵埃がその微細化水に捕捉されて容器85へと流
れ落ちるので、その塵埃を除去することができる。これ
と共に、上述したレナード効果によるマイナスイオンの
空気を多量に発生することができる。従って、第7の実
施形態と同様に車内若しくは車外から取り入れた空気を
清浄化できると共に、清浄化後のマイナスイオンの空気
10Aを車内に放出することができる。
【0126】また、本実施の形態ではモータ83の回転
軸83Aを共通動力伝達軸としてファン82及びポンプ
86を空気導入方向に並行するように配置したので、フ
ァン82、ポンプ86及びモータ83を一体化した動力
伝達ユニットとすることができる。従って、第7の実施
形態と同様にマイナスイオン発生装置800の構造簡略
化及びコストダウンを図ることができる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の空気清
浄装置及び車載用の空気清浄装置によれば、容器内に導
かれた空気を液体に接触させるようにしたものである。
【0128】この構成によって、容器内の液体温度に近
い温度の空気を発生することができると共に、その空気
を清浄化することができる。これにより、この装置を車
載用の空気清浄装置に応用したとき、車内の空気を清浄
化することができる。
【0129】この発明のマイナスイオン発生装置及び車
載用のマイナスイオン発生装置によれば、液体微細化部
によって生成された微細状の液体に空気を流通させるよ
うにしたものである。
【0130】この構成によって、レナード効果によるマ
イナスイオンを含んだ空気を発生することができるの
で、この装置を車載用のマイナスイオン発生装置に応用
したとき、車内にマイナスイオンの空気を多量に放出す
ることができる。
【0131】このような発明は走行中若しくは駐車中の
乗用車などの車内空調設備に適用して極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としての空気清浄装置を応用
した車載用の空気清浄装置100の構成を示す斜視図で
ある。
【図2】車載用の空気清浄装置100の動作を示す断面
図である。
【図3】車載用の空気清浄装置100の取付け例を示す
ダッシュボード101の概略図である。
【図4】Aは換気スイッチの車内循環マーク例、Bはそ
の外気取り入れマーク例を示す図である。
【図5】車載用の空気清浄装置100の取付け例を示す
断面図である。
【図6】車載用の空気清浄装置100の電源回路109
の構成を示す回路図である。
【図7】その他の電源回路110の構成を示す回路図で
ある。
【図8】その他の電源回路112の構成を示す回路図で
ある。
【図9】第2の実施形態としての車載用の空気清浄装置
200の構成を示す断面図である。
【図10】第3の実施形態としての車載用の空気清浄装
置300の構成を示す断面図である。
【図11】車載用の空気清浄装置300の動作を示す一
部破砕の背面図である。
【図12】第4の実施形態としての車載用の空気清浄装
置400の構成を示す断面図である。
【図13】第5の実施形態としての車載用の空気清浄装
置500の構成を示す一部破砕断面図である。
【図14】車載用の空気清浄装置500の動作を示す構
成図である。
【図15】第2の実施形態と第5の実施形態とを比較す
る温度特性図である。
【図16】第6の実施形態としての車載用の空気清浄装
置600の構成を示す一部破砕断面図である。
【図17】車載用の空気清浄装置600の動作を示す構
成図である。
【図18】第7の実施形態としての車載用のマイナスイ
オン発生装置700の構成を示す断面図である。
【図19】第8の実施形態としての車載用のマイナスイ
オン発生装置800の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1,21,31,41,51,61,71,81 キャ
ビネット 2,22,32,42,52,62,72,82 ファ
ン 3,23,33,43,53,63,73,83 モー
タ 4,24,34,44,54,64,74,84 風向
カバー 5,25,35,45,55,65,75,85 容器 6 水 52 冷却部 62 ペルチェ素子ユニット 70 動力伝達ユニット 109,110,112 電源回路 100,200,300,400,500,600 車
載用の空気清浄装置 700,800 車載用のマイナスイオン発生装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を取り入れる吸気部と、 前記吸気部からの空気を清浄化するための液体を収容す
    る容器と、 前記容器内に前記空気を導く手段とを備え、 前記容器内に導かれた空気を前記液体に接触させるよう
    にしたことを特徴とする空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 前記吸気部及び容器が設けられる場合で
    あって、 前記容器内の液体を前記吸気部に供給する液体供給部が
    設けられ、 前記液体供給部からの液体を前記空気に接触させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 前記液体供給部及び容器が設けられる場
    合であって、 前記液体供給部からの液体によって回転する水車が設け
    られ、 前記水車が回転することによって、前記容器内に空気を
    取り入れるようになされたことを特徴とする請求項2記
    載の空気清浄装置。
  4. 【請求項4】 前記吸気部及び容器が設けられる場合で
    あって、 前記吸気部は空気を取り入れるファンを有し、前記ファ
    ンの一部が前記容器内の液体に浸され、 前記容器内に空気を取り入れるときに、前記ファンによ
    ってすくい上げられた液体に前記空気を接触させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。
  5. 【請求項5】 前記水等の液体を収容する容器が設けら
    れる場合であって、 前記容器内の液体を冷却する冷却部が設けられ、 前記冷却部によって冷却された液体に前記空気を接触さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1記載の空気清
    浄装置。
  6. 【請求項6】 前記容器及び冷却部が設けられる場合で
    あって、 前記冷却部は、 冷媒ガスを圧縮する圧縮器と、 前記圧縮器による圧縮冷媒ガスが前記容器内の液体の熱
    を奪うように熱交換する熱交換器と、 前記熱交換された冷媒ガスの熱を放出する放熱器とを有
    することを特徴とする請求項5記載の空気清浄装置。
  7. 【請求項7】 前記容器及び冷却部が設けられる場合で
    あって、 前記冷却部は、 異種の導体又は半導体を有し、前記導体又は半導体の接
    点に電流を通じたとき、一方の接点で熱を吸収し、他方
    の接点で熱を放出するペルチェ素子と、 前記ペルチェ素子による熱を放出する放熱器とを備える
    ことを特徴とする請求項5記載の空気清浄装置。
  8. 【請求項8】 前記液体を収容する容器が設けられる場
    合であって、 前記容器上部で前記液体を微細化する液体微細化部が設
    けられ、 前記液体微細化部によって生成された微細状の液体に前
    記空気を流通させるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の空気清浄装置。
  9. 【請求項9】 前記容器及び吸気部が設けられる場合で
    あって、 前記容器の液体を循環させる液体循環部と、 前記液体循環部からの液体を前記容器上部で霧状化する
    液体噴霧部とが設けられ、 前記液体噴霧部によって霧状化された液体に前記吸気部
    からの空気を流通させるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の空気清浄装置。
  10. 【請求項10】 前記吸気部及び前記液体循環部が設け
    られる場合であって、 前記吸気部は前記容器の液面上に設けられたファンを有
    し、 前記空気を流通させるとき、前記ファンによる空気に前
    記液体循環部からの液体を接触させるようにしたことを
    特徴とする請求項9記載の空気清浄装置。
  11. 【請求項11】 前記吸気部にファンが設けられ、か
    つ、前記液体循環部にポンプが設けられる場合であっ
    て、 前記ファン及び前記ポンプを駆動するモータが設けら
    れ、 前記モータは前記ファン及びポンプの共通動力源となさ
    れたことを特徴とする請求項10記載の空気清浄装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも前記吸気部にモータが設け
    られる場合であって、 前記モータを駆動する電源部が設けられ、 前記電源部は、 車載用のバッテリーに接続された逆流阻止用のダイオー
    ドと、 前記ダイオードによる準方向電流によって充電される二
    次電池とを有し、 本装置の使用時は、前記二次電池により前記モータを駆
    動するようになされたことを特徴とする請求項1記載の
    空気清浄装置。
  13. 【請求項13】 前記モータを駆動する電源部が設けら
    れる場合であって、 前記電源部は、 太陽電池と、 前記太陽電池による光起電力によって充電される二次電
    池とを有し、 本装置の使用時は、前記太陽電池若しくは二次電池又は
    両電池により前記モータを駆動するようになされたこと
    を特徴とする請求項12記載の空気清浄装置。
  14. 【請求項14】 空気を取り入れる吸気部と、 前記吸気部からの空気を清浄化するための液体を収容す
    る容器と、 前記容器内に前記空気を導く手段とを備え、 前記容器内に導かれた空気を前記液体に接触させるよう
    にしたことを特徴とする車載用の空気清浄装置。
  15. 【請求項15】 空気を取り入れる吸気部と、 前記吸気部からの空気と混合させるための液体を収容す
    る容器と、 前記容器上部で前記液体を微細化する液体微細化部とを
    備え、 前記液体微細化部によって生成された微細状の液体に前
    記空気を流通させるようにしたことを特徴とするマイナ
    スイオン発生装置。
  16. 【請求項16】 空気を取り入れる吸気部と、 前記吸気部からの空気と混合させるための液体を収容す
    る容器と、 前記容器上部で前記液体を微細化する液体微細化部とを
    備え、 前記液体微細化部によって生成された微細状の液体に前
    記空気を流通させるようにしたことを特徴とする車載用
    のマイナスイオン発生装置。
JP35862797A 1997-12-25 1997-12-25 空気清浄装置、車載用の空気清浄装置、マイナスイオン発生装置及び車載用のマイナスイオン発生装置 Pending JPH11188222A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010105619A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Japan Organo Co Ltd 車両用空気浄化装置
JP2011061916A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Mine Service:Kk 空調設備を利用した発電装置

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