JPH11185625A - ブラウン管パネルにおけるパネル面のフィルム剥離装置 - Google Patents

ブラウン管パネルにおけるパネル面のフィルム剥離装置

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JPH11185625A
JPH11185625A JP34840797A JP34840797A JPH11185625A JP H11185625 A JPH11185625 A JP H11185625A JP 34840797 A JP34840797 A JP 34840797A JP 34840797 A JP34840797 A JP 34840797A JP H11185625 A JPH11185625 A JP H11185625A
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panel
light source
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film
panel surface
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Tsuneo Muchi
常雄 鞭
Shirou Kenmotsu
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェットエッチングによるフィルムの剥離で
は、水資源の大量消費、さらには水質汚染や大気汚染が
引き起こされる。 【解決手段】 ステージ11、光源12及び剥離機構1
3を備えたフィルム剥離装置1である。ステージ11
は、パネル面21を上方に向けた状態でブラウン管パネ
ル2を載置するものである。光源12は、ブラウン管パ
ネル2の幅方向に亘る長さを有するもので、ステージ1
1の上方に載置面11aに対して平行に設けられてい
る。剥離機構13は、ステージ11のブラウン管パネル
2のパネル面21に当接する刃先13aを有し、刃先1
3aを光源12側に向かって設けてなる。そして、光源
12及び刃先13a下において光源12側から刃先13
a側に向かってステージ11が移動するように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウン管パネル
のパネル面に貼り付けられたフィルムを剥離するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスからなるブラウン管パネルの外側
面(以下、パネル面と記す)には、周囲の光景の映り込
み防止や汚れの付着防止を目的として、無反射コーティ
ング(AR)処理や帯電防止コーティング処理が施され
たフィルムが設けられている。このフィルムは例えばP
ET(ポリエチレンテレフタレート)からなり、アクリ
ル樹脂からなる接着剤によってパネル面に貼り付けられ
ている。ブラウン管の製造工程においては、上記フィル
ムは最終工程でパネル面に接着される。
【0003】ところで、最終的な製品検査で不合格にな
ったブラウン管や廃棄処分になったブラウン管のブラウ
ン管パネルを再利用するには、パネル面から上記フィル
ムを剥離した後、このブラウン管パネルをそのまま再利
用するか、または再溶融させてガラス材料として資源化
している。そして、パネル面からフィルムを剥離するに
は、接着剤を有機溶剤で膨潤させてその接着力を低下さ
せるか、または高圧水流による物理的な衝撃を利用して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記フィル
ムの剥離方法は、ウェット処理であるため大量の水を消
費する。また、有機溶剤に接着剤やフィルム材料が溶け
出したり、水中に接着剤が粉砕された粒子が混入するた
め、水汚染、有機溶剤や有機溶剤に溶解した接着剤の揮
発による大気汚染等も引き起こされる。そして、これら
の有機溶剤や水を再利用したり廃棄処分にする場合に
は、有機溶剤から接着剤やフィルム材料を分離したり、
水から接着剤粒子を分離するための再生処理を行う必要
があり、手間が掛かると共に分離のための水処理設備が
必要になる。
【0005】そこで、本発明はドライプロセスでブラウ
ン管パネルのパネル面からフィルムを剥離することがで
きる装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ブラウン管パネルのパネル面に接着剤を介
して貼り付けられたフィルムを剥離するための装置であ
って、ブラウン管パネルを載置するためのステージとこ
の上方に設けられた光源及び剥離機構を備えている。上
記ステージの載置面上には、パネル面を上方に向けてブ
ラウン管パネルが載置される。また、上記光源は、ブラ
ウン管パネルの幅方向に亘る長さを有するもので、上記
ステージの載置面に対して平行に設けられている。ま
た、上記剥離機構は、ステージの上方に載置されるブラ
ウン管パネルに当接する刃先を有し、この刃先を光源側
に向かって設けてなるものである。そして、光源及び剥
離機構下において、当該光源側から剥離機構側に向かっ
てステージが移動するように構成されている。これは、
光源及び剥離機構に対してステージが移動したり、ステ
ージに対して光源及び剥離機構が移動する構成であるこ
ととする。
【0007】上記構成のフィルム剥離装置では、ステー
ジ上にブラウン管パネルを載置すると、ステージ上に設
けられた光源からブラウン管パネルのパネル面に光が照
射される。このため、光分解や光加熱による軟化によっ
て、パネル面にフィルムを貼り付けるための接着剤の接
着力が低下する。また、ステージ上に載置したブラウン
管パネルは、光源及び剥離機構下において当該光源側か
ら剥離機構側に向かって移動する。しかも、この剥離機
構は、光源側に向かってブラウン管パネルに当接する刃
先を備えていることから、光源からの光照射によってパ
ネル面に対する接着力が弱まったフィルム部分に、パネ
ルの移動方向に対する上流側に向かって刃先が当接され
ることになる。このため、光源及び剥離機構下にパネル
面を端部から挿入させることで、剥離機構の刃先によっ
てパネル面に対する接着力が弱まったフィルムがその端
部から捲り上げられ、パネル面からフィルムが剥離され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したブラウ
ン管パネル面におけるパネル面のフィルム剥離装置の一
構成例を示す概略斜視図であり、以下にこの図を用いて
本発明の実施の形態を説明する。
【0009】図に示すフィルム剥離装置1は、ガラスか
らなるブラウン管パネル2のパネル面21に、接着剤
(図示省略)を介して貼り付けられたフィルム22を剥
離するための装置であり、ブラウン管パネル2を載置す
るためのステージ11、ステージ11の上方に設けられ
た光源12及び剥離機構13を備えている。
【0010】上記ステージ11は、例えばブラウン管パ
ネル2におけるパネル面21の短手方向の幅W1 よりも
一回り大きな幅W2 を有するコンベアで構成され、載置
面11aが移動可能に構成されている。載置面11aの
移動速度は、光源12から照射される光hによる接着剤
の接着力の低下度合いに基づいて決定され、接着剤の接
着力が低下しかつフィルム22側に全ての接着剤が付着
した状態で当該フィルム22が剥離される程度の時間だ
けパネル面21部分に光hが照射されるように、実験的
に求めることとする。そして、このステージ11の載置
面11a上には、パネル面21を上に向け、パネル面2
1の短手方向をコンベアの幅方向(すなわち、図中矢印
で示した移動方向に対して垂直な方向)に一致させた状
態でブラウン管パネル2が載置される。
【0011】また、上記光源12は、ブラウン管パネル
2の幅方向に亘る長さ、すなわちここではパネル面21
の短手方向の幅W1 と同程度かそれよりも大きな長さL
を有する棒状光源からなり、ステージ11の幅W2 方向
に亘って載置面11aと平行に設けられている。また、
ステージ11上における光源12の配置高さは、ブラウ
ン管パネル2の厚みよりも大きく、かつステージ11上
に載置されたブラウン管パネル2のパネル面21上にお
いて、光源12から照射された光hが収束する程度の高
さ位置に配置されることとする。さらに、図面において
は、1本の光源12をステージ11上に配置した場合を
示したが、ステージ11の移動方向における光hの照射
範囲を広げる目的で、複数本の光源12をステージ11
に対して略同一高さを保った状態で当該ステージ11の
移動方向に並列させた状態で配置しても良い。
【0012】上記光源12としては、紫外線や赤外線ま
たはその両方の波長領域の光を発するものを用いる。具
体的には、高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプをベースに
してハロゲン化物を加えたメタルハライドランプ、遠赤
外線ランプまたは近赤外線ランプ等が用いられる。上記
の各ランプは、紫外線または赤外線の照射が強調された
ものであるが、紫外線と赤外線の両方の波長領域の光を
発するものである。
【0013】またこの光源12は、ランプハウス14内
に固定された状態で設けられている。このランプハウス
14は、ここでは図示を省略した保持手段によってステ
ージ11の上方に固定されている。また、このランプハ
ウス14は、光源12の上方を覆う形状の反射面14a
を有しており、この反射面14aは光源12からの光h
をステージ11に載置されたブラウン管パネル2のパネ
ル面21上で集光させる集光ミラーとして形成されてい
る。尚、赤外線による加熱作用をも利用できるように、
上記反射面14aとして例えばステンレス板を用いるこ
ととし、熱線としての赤外線を吸収するコールドミラー
を用いる必要はない。
【0014】そして、剥離機構13は、カッターナイフ
状の刃先13aを有し、ステージ11の移動方向におけ
る光源12の下流側に設けられている。この刃先13a
は、ブラウン管パネル2の短手方向の幅W1 に亘る長さ
を有し、ステージ11の幅W 2 方向に亘って設けられて
いる。そして、この刃先13aは、光源12からの光h
の照射部分よりもステージ11の移動方向の僅かに下流
側において、ステージ11の上方に載置されるブラウン
管パネル2のパネル面21に当接するように、ここでは
図示を省略した保持手段によってステージ11の上方に
保持されている。ここで、光源12からの光hの照射に
よって低下した接着剤の接着力が回復しない程度に、パ
ネル面21上における光hの照射位置に対して刃先13
aを当接位置が近接するように、剥離機構13を設ける
こととする。また、凸状に湾曲したパネル面21に対し
ても、その凸状に沿って刃先13aが当接されるよう
に、当該刃先13aはパネル面21から受ける力によっ
て上下方向に移動自在に設けられている。また、パネル
面21の短手方向も凸状に湾曲している場合には、刃先
13aの先端形状は、パネル面21の短手方向に沿うよ
うに湾曲するように成形されていることとする。
【0015】また、この剥離機構13には、刃先13a
の上方に捲り上げられたフィルム22の端辺を保持して
上方へ引っ張るための引き上げ機能(図示省略)を備え
ても良い。この引き上げ機能は、フィルム22の端辺を
保持した状態で、フィルムを巻き取ったり引き上げるも
のである。
【0016】以下に、上記構成のフィルム剥離装置1の
作動を説明する。先ず、パネル面21を上方に向けその
長手方向をステージ11の移動方向に合わせた状態で、
ステージ11上の移動方向に対する上流側にブラウン管
パネル2を載置する。この際、パネル面21の下流側端
部が光源21よりも上流側に配置されるようにする。次
に、光源12から光hを照射させた状態で、ステージ1
1を駆動させて光源12及び剥離機構13下にパネル面
21をその端部側から挿入させていく。
【0017】以上によって、パネル面21にその端部側
から光hが照射され、フィルム22をパネル面21に貼
り付けている接着剤の接着力が低下する。この際、光源
12から紫外線が照射された場合には、接着剤を構成す
る樹脂成分が分解されてモノマー化されてその接着力が
低下する。一方、光源12から赤外線が照射された場合
には、接着剤が加熱されて軟化することでその接着力が
低下する。そして、光源12から紫外線と赤外線との両
方の光が照射された場合には、樹脂成分の分解と軟化と
によって接着剤の接着力が低下する。
【0018】そして、フィルム22の接着力が弱まった
パネル面21の端部に、パネル面21の移動方向の上流
側に向かって刃先13aが当接され、この刃先13aに
よってフィルム22が捲り上げられる。そして、パネル
面21の移動にともない、刃先13aがパネル面21上
で移動することによって、パネル面21からフィルム2
2が剥離される。
【0019】以上のように、上記フィルム剥離装置1に
よれば、ドライプロセスによってブラウン管パネル2に
おけるパネル面21からフィルム22を剥離することが
可能になる。この際、光源12が赤外線を照射するもの
である場合には、加熱炉による全体加熱によらずに光源
12からの光h照射によってパネル面21のみが部分的
に瞬時に加熱されるため、接着剤の接着力を短時間で低
下させることが可能になる。
【0020】尚、上記実施形態では、コンベア式のステ
ージ11にすることで、光源12及び剥離機構13の刃
先13aに対してステージ11が移動するようにした。
しかし、本発明は、固定されたステージ11に対して光
源12及び剥離機構13の刃先13aを移動させる構成
でも良い。
【0021】また、フィルム剥離装置1には、光源12
の補助として、刃先13aを昇温させるための昇温機構
16を設けても良い。この昇温機構16は、例えば刃先
13aに対して直列に接続させた電源と可変抵抗器とで
構成される(図中二点鎖線で示す)。このような昇温機
構16によれば、刃先13aが通電によって昇温され
る。そして、この刃先13aが当接する部分の接着剤が
加熱されて軟化し、さらに当該接着剤の接着力を低下さ
せることができる。上記昇温機構16としては、通電に
よる昇温の他にも、刃先13aを高周波加熱する手段を
適用しても良い。
【0022】
【実施例】次に、上記フィルム剥離装置1を用いたブラ
ウン管パネルにおけるパネル面のフィルム剥離の実施例
を説明する。
【0023】先ず、光源12として8.4kWのメタル
ハライドランプを用意し、この光源12をステージ11
の移動方向に4本並列配置しそれぞれの上方を反射面1
4aで覆ってなるフィルタ剥離装置1を用意した。そし
て、フィルム剥離を行うブラウン管パネル2として、ガ
ラスからなるパネル面21にアクリル樹脂を主成分とす
る接着剤を介してPETからなるフィルム22を貼り付
けたものを用意した。
【0024】そして、以下のサンプル、サンプル及
びサンプルにおいて、フィルムの剥離状態を比較し
た。 サンプル:光源12から光hを照射せずにフィルム2
2の剥離を行った。 サンプル:4本の光源12下においてパネル面21が
0.1分で通過するようにステージ11の載置面11a
の移動速度を設定し、これによってパネル面に1.5J
/cm2 の光量の紫外線を照射させてフィルム22の剥
離を行った。 サンプル:4本の光源12下においてパネル面21が
0.2分で通過するようにステージ11の載置面11a
の移動速度を設定し、これによってパネル面に3.0J
/cm2 の光量の紫外線を照射させてフィルム22の剥
離を行った。
【0025】図2のグラフには、上記各サンプル〜
の剥離結果を示す。この図に示すように、サンプルで
は、接着剤の接着力が強く、パネル面からフィルムを剥
離することができなかった(剥離レベルC)。また、サ
ンプルでは、接着剤の接着力が十分に低下し、接着剤
をフィルム側に全て付着させた状態でパネル面からフィ
ルムを剥離することができた(剥離レベルA)。この結
果、パネル面からは接着剤も除去された。さらに、サン
プルでは、接着剤の接着力が低下してパネル面からフ
ィルムを剥離することができたが、接着剤がパネル面に
残った(剥離レベルB)。
【0026】以上のことから、サンプルと同様の設定
でフィルムの剥離を行うことで、ブラウン管パネルのパ
ネル面に接着剤を残さずにフィルムを剥離することが可
能になる。したがって、ブラウン管パネルのパネル面か
ら接着剤を除去する工程を行うことなく、このブラウン
管パネルを再利用することが可能になる。また、ブラウ
ン管パネルを再溶融させてガラス材料として再利用する
場合に、ガラス材料中に接着剤成分が混入することが防
止され、接着剤成分によるガラス材料の着色等の質的な
劣化を防止できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブラウン
管パネルにおけるパネル面のフィルム剥離装置によれ
ば、ステージ上に光源とフィルムをめくり上げるための
剥離機構の刃先とを設け、光源と剥離機構に対してステ
ージの載置面を移動可能にしたことで、光照射によって
パネル面に対する接着力が弱まったフィルムを端部側か
ら徐々に捲り上げて剥離することができる。このため、
ドライプロセスでのフィルム剥離が可能になる。したが
って、従来のウェットプロセスにおける水汚染や有機溶
剤による大気汚染等を防止することができると共に、水
資源の節約を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したフィルム剥離装置の一構成例
を示す概略斜視図である。
【図2】実施例サンプルのフィルム剥離結果を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1…フィルム剥離装置、2…ブラウン管パネル、11…
ステージ、11a…載置面、12…光源、13…剥離機
構、13a…刃先、16…昇温機構、21…パネル面、
22…フィルム、W1 …ブラウン管パネルの幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管パネルのパネル面に接着剤を
    介して貼り付けられたフィルムを剥離するための装置で
    あって、 パネル面を上方に向けた状態でブラウン管パネルが載置
    されるステージと、 前記ブラウン管パネルの幅方向に亘る長さを有するもの
    で、前記ステージの上方にその載置面に対して平行に設
    けられた光源と、 前記ステージ上に載置されるブラウン管パネルのパネル
    面に当接する刃先を有し、この刃先を前記光源側に向か
    って設けてなる剥離機構とを備え、 前記光源及び前記剥離機構の刃先下において当該光源側
    から当該刃先側に向かって前記ステージが移動するよう
    に構成されたことを特徴とするブラウン管パネルにおけ
    るパネル面のフィルム剥離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラウン管パネルにおけ
    るパネル面のフィルム剥離装置において、 前記刃先を昇温させる昇温機構を備えたことを特徴とす
    るブラウン管パネルにおけるパネル面のフィルム剥離装
    置。
JP34840797A 1997-12-18 1997-12-18 ブラウン管パネルにおけるパネル面のフィルム剥離装置 Pending JPH11185625A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047835A1 (fr) * 2000-12-11 2002-06-20 Sony Corporation Dispositif et procede de decollement de pellicule
US20190010365A1 (en) * 2014-01-08 2019-01-10 Avery Dennison Corporation Articles, Compositions, Systems, and Methods Using Selectively Detackified Adhesives
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