JPH11185179A - 熱煙複合型火災感知器及びその製造方法 - Google Patents

熱煙複合型火災感知器及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11185179A
JPH11185179A JP34975397A JP34975397A JPH11185179A JP H11185179 A JPH11185179 A JP H11185179A JP 34975397 A JP34975397 A JP 34975397A JP 34975397 A JP34975397 A JP 34975397A JP H11185179 A JPH11185179 A JP H11185179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
smoke
cover
fire detector
hot
labyrinth body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34975397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Fukuda
雅史 福田
Shoichi Oka
昭一 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP34975397A priority Critical patent/JPH11185179A/ja
Publication of JPH11185179A publication Critical patent/JPH11185179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に光学室等の分解清掃をすることができ
る熱煙複合型火災感知器及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 周囲の温度を感知する熱感知部15と、
煙監視領域の中の煙粒子を検出するための発光素子と受
光素子を備えた散乱光式の煙感知部Dとを備えた熱煙複
合型火災感知器1であって、前記煙感知部Dは、外光を
遮光して煙粒子を導入する多数の遮光フィン41を周部
に配列した有底円筒状のラビリンス体40の中に配設
し、かつ前記有底円筒状のラビリンス体40の開放側に
はプリント基板10を備え、熱感知部15は、一端部を
前記プリント基板10に電気接続し、他端側は少なくと
も前記ラビリンス体40の底部に形成した開孔部40a
から外方へ突出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱煙複合型火災感
知器及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱煙複合型火災感知器は、図19
に示す特開平4−268697号に見られるように、煙
感知部Dと熱感知部15とを有し、熱感知部15は煙感
知部Dのハウジングの上に載置していた。そして熱感知
部15のリード線Rを煙感知部Dの近辺を通過させてプ
リント基板Pに電気接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の熱煙複合型
火災感知器においては、煙感知部Dを構成する光学室等
に埃等が堆積した場合に、分解清掃をすることが困難な
構造となっていた。
【0004】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、容易に光
学室等の分解清掃をすることができる熱煙複合型火災感
知器及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、周囲の温度を感知する
熱感知部と、煙監視領域の中の煙粒子を検出するための
発光素子と受光素子を備えた散乱光式の煙感知部とを備
えた熱煙複合型火災感知器であって、前記煙感知部は、
外光を遮光して煙粒子を導入する多数の遮光フィンを周
部に配列した有底円筒状のラビリンス体の中に配設し、
かつ前記有底円筒状のラビリンス体の開放側にはプリン
ト基板を備え、熱感知部は、一端部を前記プリント基板
に電気接続し、他端側は少なくとも前記ラビリンス体の
底部に形成した開孔部から外方へ突出するよう構成す
る。
【0006】請求項2記載の発明では、前記ラビリンス
体は、ボディと分離可能に構成し、かつ前記ラビリンス
体の開孔部は、熱感知部の先端が挿通可能な大きさとす
る。
【0007】請求項3記載の発明では、周囲の温度を感
知する熱感知部と、煙監視領域の中の煙粒子を検出する
ための発光素子と受光素子を備えた散乱光式の煙感知部
とを備えた熱煙複合型火災感知器であって、前記煙感知
部は、外光を遮光して煙粒子を導入する多数の遮光フィ
ンを周部に配列した有底円筒状のラビリンス体の中に配
設し、かつ前記有底円筒状のラビリンス体の開放側には
プリント基板を備え、かつ前記ラビリンス体をカバーで
覆って構成し、熱感知部は、一端部を前記プリント基板
に電気接続し、他端側は少なくとも前記ラビリンス体の
底部に形成した開孔部とカバーの底部に形成した開孔部
とを挿通して外方へ突出するよう構成し、かつ前記カバ
ーの開孔部には、この開孔部よりも小さい径の開孔部を
有する弾性部材を取着する。
【0008】請求項4記載の発明では、周囲の温度を感
知する熱感知部と、煙監視領域の中の煙粒子を検出する
ための発光素子と受光素子を備えた散乱光式の煙感知部
とを備えた熱煙複合型火災感知器であって、前記煙感知
部は、外光を遮光して煙粒子を導入する多数の遮光フィ
ンを周部に配列した有底円筒状のラビリンス体の中に配
設し、かつ前記有底円筒状のラビリンス体の開放側には
プリント基板を備え、熱感知部は、一端部を前記プリン
ト基板に電気接続し、他端側は少なくとも前記ラビリン
ス体の底部に形成した開孔部とカバーの底部に形成した
開孔部とを外方へ突出するよう構成し、かつ前記カバー
の開孔部には、中央近辺に切り込みを有する弾性部材を
取着する。
【0009】請求項5記載の発明では、弾性部材は、カ
バーの開孔部周縁に設けた固定用突起をかしめることに
より、カバーに固定する。
【0010】請求項6記載の発明では、弾性部材は突起
部を形成し、カバーの開孔部には前記突起部を係止する
引掛部を形成して、前記弾性部材の突起部を前記カバー
の引掛部に係止して、弾性部材をカバーに固定する。
【0011】請求項7記載の発明では、カバーに設けた
固定用突起を、押圧治具でかしめることにより弾性部材
をカバーに固定する熱煙複合型火災感知器の製造方法と
する。
【0012】請求項8記載の発明では、前記押圧治具は
カバーに設けた固定用突起に対応する位置に突起を有
し、当該突起により固定用突起をかしめて弾性部材をカ
バーに固定する熱煙複合型火災感知器の製造方法とす
る。
【0013】請求項9記載の発明では、カバーの受治具
は、カバーの窪み部に対応した位置に突起を有する受治
具とする熱煙複合型火災感知器の製造方法とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
18に基づいて詳細に説明する。図1は熱煙複合型火災
感知器の分解斜視図、図2は熱感知部であるサーミスタ
素子を示す図、図3は熱煙複合型火災感知器の要部の断
面図、図4は弾性部材を示す図、図5は他の実施例の弾
性部材を示す図、図6は弾性部材をカバーに取着する方
法を示す図、図7は他の実施例の弾性部材を示す図、図
8は同上の弾性部材をカバーに取着する方法を示す図、
図9は弾性部材をカバーにかしめる方法を示す図、図1
0は押圧治具を示す図、図11は他の押圧治具によるか
しめ方法を示す図、図12はカバーを示す図であり、
(a)は断面をした正面図、(b)は上面図、図13は
押圧治具を示す図であり、(a)は正面図、(b)は底
面図、図14はカバーの上面図、図15は受治具の上面
図、図16はカバーを受治具に固定した状態を示す断面
側面図、図17は押圧治具の底面図、図18はかしめ方
法を示す要部断面図である。
【0015】図1に示すように熱煙複合型火災感知器1
は、基本構成としてボディ2とプリント基板10と光学
系基台30とラビリンス体40とカバー50とを有して
いる。
【0016】プリント基板10には、ホルダ11内に収
納した発光素子12を有している。また図示しないが、
プリント基板10上にはチップ化した受光素子を有して
いる。そして更に、熱感知部15としてサーミスタ素子
16をプリント基板10上に立設した状態に電気接続し
ている。
【0017】光学系基台30には、前記ホルダ11が組
立により内装される絞りケース31を有し、更に、受光
系ブロック32を有している。この受光系ブロック32
内には、プリズムレンズが内装してあり、煙粒子による
散乱光を受光素子へ導くようにしてある。33は遮光壁
である。
【0018】ラビリンス体40は、有底円筒状に形成し
てあり、外光の大部分を遮光して煙粒子を導入する多数
の遮光フィン41を周部に配設している。
【0019】カバー50は、ラビリンス体40を覆うよ
うに有底円筒状に形成してあり、円周外側壁は煙が流入
しやすいように、開孔部分が多くとってある。カバー5
0には更に、プロテクタ55が装着できる構成となって
いる。
【0020】サーミスタ素子16は、図2に示すような
形状を有しており、電気接続側にリード16aを有し、
またプリント基板30へ立設するための固定部16bと
軸部16c(外径寸法T2 )と先端部16d(同寸法T
1 )とを有している。一般にサーミスタ素子16の外径
寸法は先端部16dの方が軸部16cより大径となって
いる。
【0021】そして、図3に示すようにプリント基板1
0上のサーミスタ素子16の先端部16dは、光学系基
台30とラビリンス体40とカバー50とを貫通して、
外部に突出するようにしてある。そのため前記光学系基
台30とラビリンス体40とカバー50には、サーミス
タ素子16の先端部16dよりやや大きい開孔部30
a、40a、50a(外径寸法T3 )が形成してある。
これらの開孔部30a、40a、50aは構成部材の組
立性をよくするとともに、煙感知部Dを清掃する時の当
該感知器の分解を容易にしている。また熱感知部15が
熱煙複合型火災感知器1の略中央部分に突出しているの
で、どのような角度からの熱気流に対しても略均一の感
度で火災の熱を検出しえる効果がある。更に、熱煙複合
型火災感知器1は、熱感知部15を煙感知部D内を挿通
させているので、感知器のハウジングを薄型化すること
ができる。
【0022】しかし、前記カバー50及びラビリンス体
40の開孔部40a、50aは煙感知室へ虫やごみ埃等
が侵入すると煙感知部Dの検出動作に悪影響を与えて、
誤報や失報を引き起こす可能性がある。この誤報、失報
は例えば発光素子12からの照射光が侵入した虫等に反
射して散乱光が増加してしまうときには、当該感知器は
誤報を発生する恐れがある。また侵入した虫等が発光素
子12の照射面に付着した場合、発光素子12の照射光
が遮られ、実際に煙が流入しても散乱光が発生せず、当
該感知器は失報する恐れがある。
【0023】そこで、図3に示すように特にラビリンス
体40又はカバー50の開孔部40a、50aをゴムシ
ート52等の弾性部材51で閉栓するように構成してい
る(図3ではカバー50開孔部40aを閉栓する場合を
示す)。そしてこの弾性部材51には、サーミスタ素子
16が挿通可能な開孔部52aがあけてある。また、弾
性部材51はラビリンス体40又はカバー50のいずれ
か又は双方に取り付けてもよいが、ラビリンス体40に
取り付ける場合は煙検知特性への影響が大きいため、こ
の実施例ではカバー50に取り付けた例で説明する。
【0024】図3及び図4に示すように、弾性部材51
は前記のようにゴムシート52で形成する。ゴムシート
52は、中央部分にカバー50の開孔部50aよりも小
さい径T5 の開孔部52aを有する。そしてこのゴムシ
ート52は、図3に示すように、カバー50の開孔部5
0a部分に取り付けられる。
【0025】この実施例では図3に示すようにサーミス
タ素子16とゴムシート52の開孔部52aとの間の隙
間寸法(T4 )があるため、この隙間から虫等が侵入す
る恐れがいくらか存在する。そこでゴムシート52の開
孔部52aは、図5に示すような、切り込み52bと小
開孔52cとしてもよい。図5において、切り込み52
bは中央部分には、サーミスタ素子16の軸部16cの
径と略同一の径(T6)の前記小開孔52cを有し、そ
の小開孔52cから上下左右に切り込み52bが形成し
てある。尚、この切り込み52bは十字形に形成してい
るが、サーミスタ素子16を通過させやすい切り込み形
状であればよく、一字形でもよく、また切り込み52b
の本数を多くしてもよい。図5に示すゴムシート52を
用いれば、カバー50をボディ2に取り付けたときに、
サーミスタ素子16,ゴムシート52間の隙間をほとん
ど無くすことができ、かつ容易にサーミスタ素子16を
カバー50に貫通させることができる。
【0026】次に、ゴムシート52をカバー50に取り
付けるための構造及び方法について説明する。図6に示
すように、カバー50に固定用突起53を設けて、ゴム
シート52をたわませて固定用突起53内にゴムシート
52を挿入し、固定用突起53をかしめてゴムシート5
2を取り付ける。
【0027】あるいは、図7,図8に示すように、ゴム
シート52に突起部52eを設け、カバー50の開孔部
50aには前記突起部52eを係止する引掛部50eを
形成して、前記ゴムシート52はその突起部52eを前
記カバー50の引掛部50eに係止して、ゴムシート5
2をカバー50に固定してもよい。
【0028】次に、図6の構成のかしめ構造のカバー5
0,ゴムシート52のかしめ方法について説明する。図
9及び図10において、押圧治具70は、カバー50の
内壁に沿って摺動するように構成され、先端部71は平
坦になっている。押圧治具70の上端にはつまみ部72
が突出しており、つまみ部72には加圧器73が取り付
けられる。そして、押圧治具70が降下して、その平坦
な先端部71により固定用突起53をかしめてゴムシー
ト52をカバー50に固定するのである。
【0029】次に、図11に示すように押圧治具70の
先端部71に押圧リブ75を設けてもよい。この場合に
は、固定用突起53をかしめる力が押圧リブ75の先端
に集中して、確実かつ強固にゴムシート52を固定する
ことができる。
【0030】次に図11乃至図18に基づき、カバー5
0の開孔部50aがカバー50の円周の中心から少しず
れている場合のかしめ方法について説明する。
【0031】前述の通りサーミスタ素子16は感知器の
どの方向からの熱気流に対しても同等に火災を検知する
必要があるために感知器の中心に配置されることが望ま
しい。しかし、本熱煙複合型火災感知器1では当該感知
器の中心位置に対応したカバー50、ラビリンス体4
0、光学系基台30に孔をあけて、サーミスタ素子16
を貫通させると煙検知機能を変化させてしまうため、サ
ーミスタ素子16は当該感知器の中心位置から少し外れ
た位置で、煙検知部に影響を与えない位置に配置する。
この位置は、図1に示すように遮光壁32の左方手前側
で絞りホルダ31の右側位置に開孔部30aが位置する
ようにしている。このためカバー50の開孔部50aを
塞ぐためのゴムシート52を取り付ける位置、及びカバ
ー50の固定用突起53の位置も当該感知器の中心から
少し外れた位置となっている。従って、固定用突起53
をかしめる押圧治具70の押圧リブ75の位置も押圧治
具70の中心位置から少し外れた位置となる。
【0032】すなわち、カバー50の中心部にない固定
用突起53を押圧治具70を用いてかしめる場合、カバ
ー50の固定用突起53と押圧治具70の押圧リブ75
の位置を正確に合わせる必要がある。そのためにはカバ
ー50の固定用突起53及び押圧治具70の加圧器73
の位置を固定しなければならない。
【0033】また、この熱煙複合型火災感知器1ではサ
ーミスタ素子16が当該感知器の中心にないため、感知
器の回りのどの方向からの熱気流に対しても同じ感度で
温度を検知することができない。そこで本熱煙複合型火
災感知器1では図1に示すようにカバー50に取り付け
るプロテクタ55の複数のリブ58にそれぞれ異なる角
度をつけて熱気流が、サーミスタ素子16が貫通する孔
の中心に向かっていくような形状とし、どの方向からの
熱気流に対してもほぼ同等に火災の熱を検知できる構造
としている。そのため更に、図14に示すようにカバー
50側のプロテクタ55の取付部である凹部59も、熱
気流がサーミスタ素子16が貫通する開孔部50aの中
心に向かっていくような形状となる。図14にはカバー
50を上面から見た図を示す。ここでカバー50とプロ
テクタ55との取り付け方法は、カバー50に、プロテ
クタ55のリブ58を嵌め込むことができるような凹部
59を設け、その凹部59にプロテクタ55のリブ58
を嵌め込み接着するという方法をとっている。従って、
カバー50のプロテクタ55の取付部(凹部59)の形
状とプロテクタ55のリブの形状は同一としてある。
【0034】前記カバー50の凹部59を利用して、カ
バー50の固定用突起53の位置を押圧治具70の押圧
リブ75に合わせる。すなわちカバー50の凹部59に
対応する形状の凸部81を持つカバー50用の受治具8
0(図15参照)を用いてカバー50の凹部59と受治
具の凸部81を噛み合わせてカバー50を受治具80に
固定する(図16参照)。
【0035】次に押圧治具70を受治具80に位置合わ
せする方法を説明する。まず押圧治具70の押圧リブ7
5の位置は、受治具80によって決められる固定用突起
53に合わせなければならない。具体的には図17に示
すように、受治具80にガイド82を設け、押圧治具7
0にはガイド嵌め込み孔77を設け、受治具80のガイ
ド82を押圧治具70のガイド嵌め込み孔77に嵌め込
む構成とする。
【0036】次に、上記の構成により、受治具80と、
押圧治具70と、加圧器73とを用いてカバー50の固
定用突起53をかしめるカバー50にゴムシート52を
固定する方法について説明する。
【0037】最初に、受治具の凸部81にカバー50の
底面の凹部59を嵌め込み、カバー50を受治具80に
固定する。そしてゴムシート52をたわませてカバー5
0の固定用突起53内にセットしておく。
【0038】次に、加圧器73を、押圧治具70のつま
み部72を挟み込んで取り付け、同時に受治具80のガ
イド82を押圧治具70のガイド嵌め込み孔77に嵌め
込む。
【0039】そして加工の際には、加圧器73に垂直下
方向の力を加えて、押圧治具70の底面の押圧リブ75
でカバー50の固定用突起53をかしめるのである。
【0040】最後に、加圧器73に垂直上方向の力を加
えて、押圧治具70をカバー50から抜き去りカバー5
0を取り外し可能にする。
【0041】以上の方法により、固定用突起53がカバ
ー50の中心にない場合でもゴムシート52をカバー5
0に確実かつ強固に取り付けることができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、どの方向
からの熱気流に対しても同等に火災を検出できかつ煙検
知部にも影響を与えない熱煙複合型火災感知器が得ら
れ、また熱感知部は煙感知部内を挿通させているので、
感知器のハウジングを薄型化することができるという効
果を奏する。
【0043】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、少なくともラビリンス体をボ
ディから取り外して光学室内の清掃を行うことができる
という効果を奏する。
【0044】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、ラビリンス体とカバーとをボ
ディから取り外して光学室内の清掃を行うことができ、
かつカバーの開孔部から侵入する虫や埃を少なくできる
という効果を奏する。
【0045】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果に加えて、更に、虫や埃の侵入を少なく
することができるという効果を奏する。
【0046】請求項5記載の発明によれば、カバーに設
けた固定用突起により弾性部材を強固に固定することが
できるという効果を奏する。
【0047】請求項6記載の発明によれば、弾性部材を
容易にカバーに取り付けることが出きるという効果を奏
する。
【0048】請求項7記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の効果に加えて、更に、押圧治具で効率的に弾
性部材をカバーにかしめることができるという効果を奏
する。
【0049】請求項8記載の発明によれば、押圧治具の
突起により強い力でかしめることができる製造方法を提
供することができるという効果を奏する。
【0050】請求項9記載の発明によれば、弾性部材の
固定用突起と押圧治具の突起との位置合わせが容易で確
実な製造方法を提供することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の熱煙複合型火災感知器の
分解斜視図である。
【図2】同上の熱感知部であるサーミスタ素子を示す図
である。
【図3】同上の熱煙複合型火災感知器の要部の断面図で
ある。
【図4】同上の弾性部材を示す図である。
【図5】他の実施例の弾性部材を示す図である。
【図6】弾性部材をカバーに取着する方法を示す図であ
る。
【図7】他の実施例の弾性部材を示す図である。
【図8】同上の弾性部材をカバーに取着する方法を示す
図である。
【図9】弾性部材をカバーにかしめる方法を示す図であ
る。
【図10】押圧治具を示す図である。
【図11】他の押圧治具によるかしめ方法を示す図であ
る。
【図12】カバーを示す図であり、(a)は断面をした
正面図、(b)は上面図である。
【図13】押圧治具を示す図であり、(a)は正面図、
(b)は底面図である。
【図14】カバーの上面図である。
【図15】受治具の上面図である。
【図16】カバーを受治具に固定した状態を示す断面側
面図である。
【図17】押圧治具の下面図である。
【図18】かしめ方法を示す要部断面図である。
【図19】従来例の熱煙複合型火災感知器を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 熱煙複合型火災感知器 2 ボディ 10 プリント基板 12 発光素子 15 熱感知部 16 サーミスタ素子 30 光学系基台 40 ラビリンス体 40a 開孔部 41 遮光フィン 50 カバー 50a 開孔部 50e 引掛部 51 弾性部材 52 ゴムシート 52a 開孔部 52b 切り込み 52e 突起部 53 固定用突起 55 プロテクタ 59 窪み部 70 押圧治具 75 突起 80 受治具 81 突起

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲の温度を感知する熱感知部と、煙監
    視領域の中の煙粒子を検出するための発光素子と受光素
    子を備えた散乱光式の煙感知部とを備えた熱煙複合型火
    災感知器であって、前記煙感知部は、外光を遮光して煙
    粒子を導入する多数の遮光フィンを周部に配列した有底
    円筒状のラビリンス体の中に配設し、かつ前記有底円筒
    状のラビリンス体の開放側にはプリント基板を備え、熱
    感知部は、一端部を前記プリント基板に電気接続し、他
    端側は少なくとも前記ラビリンス体の底部に形成した開
    孔部から外方へ突出するよう構成したことを特徴とする
    熱煙複合型火災感知器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱煙複合型火災感知器に
    おいて、前記ラビリンス体は、ボディと分離可能に構成
    し、かつ前記ラビリンス体の開孔部は、熱感知部の先端
    が挿通可能な大きさとしたことを特徴とする熱煙複合型
    火災感知器。
  3. 【請求項3】 周囲の温度を感知する熱感知部と、煙監
    視領域の中の煙粒子を検出するための発光素子と受光素
    子を備えた散乱光式の煙感知部とを備えた熱煙複合型火
    災感知器であって、前記煙感知部は、外光を遮光して煙
    粒子を導入する多数の遮光フィンを周部に配列した有底
    円筒状のラビリンス体の中に配設し、かつ前記有底円筒
    状のラビリンス体の開放側にはプリント基板を備え、か
    つ前記ラビリンス体をカバーで覆って構成し、熱感知部
    は、一端部を前記プリント基板に電気接続し、他端側は
    少なくとも前記ラビリンス体の底部に形成した開孔部と
    カバーの底部に形成した開孔部とを挿通して外方へ突出
    するよう構成し、かつ前記カバーの開孔部には、この開
    孔部よりも小さい径の開孔部を有する弾性部材を取着す
    ることを特徴とする熱煙複合型火災感知器。
  4. 【請求項4】 周囲の温度を感知する熱感知部と、煙監
    視領域の中の煙粒子を検出するための発光素子と受光素
    子を備えた散乱光式の煙感知部とを備えた熱煙複合型火
    災感知器であって、前記煙感知部は、外光を遮光して煙
    粒子を導入する多数の遮光フィンを周部に配列した有底
    円筒状のラビリンス体の中に配設し、かつ前記有底円筒
    状のラビリンス体の開放側にはプリント基板を備え、熱
    感知部は、一端部を前記プリント基板に電気接続し、他
    端側は少なくとも前記ラビリンス体の底部に形成した開
    孔部とカバーの底部に形成した開孔部とを外方へ突出す
    るよう構成し、かつ前記カバーの開孔部には、中央近辺
    に切り込みを有する弾性部材を取着することを特徴とす
    る熱煙複合型火災感知器。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の熱煙複合型火災感
    知器において、弾性部材は、カバーの開孔部周縁に設け
    た固定用突起をかしめることにより、カバーに固定する
    ことを特徴とする熱煙複合型火災感知器。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載の熱煙複合型火災感
    知器において、弾性部材は突起部を形成し、カバーの開
    孔部には前記突起部を係止する引掛部を形成して、前記
    弾性部材の突起部を前記カバーの引掛部に係止して、弾
    性部材をカバーに固定してなる熱煙複合型火災感知器。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の熱煙複合型火災感知器に
    おいて、カバーに設けた固定用突起を、押圧治具でかし
    めることにより弾性部材をカバーに固定することを特徴
    とする熱煙複合型火災感知器の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の熱煙複合型火災感知器に
    おいて、前記押圧治具はカバーに設けた固定用突起に対
    応する位置に突起を有し、当該突起により固定用突起を
    かしめて弾性部材をカバーに固定すること特徴とする熱
    煙複合型火災感知器の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の熱煙複合型火災感知器の
    製造方法において、カバーの受治具は、カバーの窪み部
    に対応した位置に突起を有する受治具としたことを特徴
    とする熱煙複合型火災感知器の製造方法。
JP34975397A 1997-12-18 1997-12-18 熱煙複合型火災感知器及びその製造方法 Pending JPH11185179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34975397A JPH11185179A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 熱煙複合型火災感知器及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34975397A JPH11185179A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 熱煙複合型火災感知器及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11185179A true JPH11185179A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18405875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34975397A Pending JPH11185179A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 熱煙複合型火災感知器及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11185179A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1146492A2 (en) * 2000-03-17 2001-10-17 Nittan Company, Limited Multi-sensor
JP2008097649A (ja) * 2007-12-25 2008-04-24 Matsushita Electric Works Ltd 火災感知器
WO2012123796A1 (ja) 2011-03-11 2012-09-20 パナソニック株式会社 火災感知器
CN113066253A (zh) * 2021-03-26 2021-07-02 澳江(无锡)网络能源有限公司 一种温感和烟感二合一复合报警器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1146492A2 (en) * 2000-03-17 2001-10-17 Nittan Company, Limited Multi-sensor
EP1146492A3 (en) * 2000-03-17 2001-10-24 Nittan Company, Limited Multi-sensor
JP2008097649A (ja) * 2007-12-25 2008-04-24 Matsushita Electric Works Ltd 火災感知器
WO2012123796A1 (ja) 2011-03-11 2012-09-20 パナソニック株式会社 火災感知器
CN113066253A (zh) * 2021-03-26 2021-07-02 澳江(无锡)网络能源有限公司 一种温感和烟感二合一复合报警器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8970387B2 (en) Smoke detector
EP1253566B1 (en) Fire detector unit
JP2005530256A (ja) 散光型煙警報器
JP2787001B2 (ja) 光電式煙感知器
TW201719027A (zh) 機器安裝構造及其安裝板、警報器、火災警報器、警報裝置及其製造方法
JP3902377B2 (ja) 熱煙複合式感知器
JP2691951B2 (ja) 光電式煙感知器
CA2313820C (en) Adapter for positioning a lens
JPH11185179A (ja) 熱煙複合型火災感知器及びその製造方法
KR20090102628A (ko) 광전식 연기 감지기
JP3944697B2 (ja) 光電式煙感知器
JP2004227446A (ja) 煙感知器
JP2002352347A (ja) 火災感知器
JP2000315286A (ja) 火災感知器
JP3338612B2 (ja) 光電式煙感知器
JPH0556559B2 (ja)
KR100999385B1 (ko) 적외선 센서 스위치
JP3932504B2 (ja) 火災感知器
JP4089660B2 (ja) 防犯検知装置
JPH057674Y2 (ja)
JP3944696B2 (ja) 光電式煙感知器
JP3191188B2 (ja) 熱光電式火災感知器
JP3128632B2 (ja) 熱光電式火災感知器
JP4499546B2 (ja) 火災感知器
JP2565208Y2 (ja) 輻射式火災感知器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050401

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050419

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050920