JPH11184069A - 半導体露光方法及び装置とそれに用いるレクチル - Google Patents

半導体露光方法及び装置とそれに用いるレクチル

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JPH11184069A
JPH11184069A JP36571497A JP36571497A JPH11184069A JP H11184069 A JPH11184069 A JP H11184069A JP 36571497 A JP36571497 A JP 36571497A JP 36571497 A JP36571497 A JP 36571497A JP H11184069 A JPH11184069 A JP H11184069A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コマ収差が存在する投影光学系を使用した露
光装置においても十分な高解像力を可能とする。 【解決手段】 レチクル3には石英ガラス基盤4の所定
位置に所定高さHのクロム層5が形成しておき、クロム
層5の高さHは露光のための中心波長λに対して、H=
N・λ(Nは正の整数)条件を満たす近傍の値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レチクル面上に形
成されているIC、LSI、VLSI等の微細な電子回
路パターンをウエハ上に転写する光リソグラフィによる
半導体露光方法及び装置とそれに用いるレチクルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から半導体製造用の投影露光装置に
おいては、集積回路の高密度化に伴い、レチクル面上の
回路パターンをウエハ上に高い解像力で投影露光できる
ことが要求される。回路パターンの投影解像力を向上さ
せる方式としては、例えば露光光の波長を固定にして投
影光学系のレンズの開口数を大きくする方式や、露光光
を例えばg線よりもi線、i線よりもエキシマレーザー
発振波長のように短波長化する方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例の半導体露光装置において、より高い解像力で撮
影露光するためには、レチクルのパターンをウエハ上に
投影する際の投影光学系の収差の量をより少なくするこ
とが必要となる。非対称性収差である所謂コマ収差が大
きい場合には、コマ収差の非対称性と投影光学系の非対
称性が強め合って急激に像性能が劣化するので、投影光
学系には高い均一性が要求され、また投影光学系のレン
ズの開口数を大きくするために、設計値や製造誤差の面
からも残存収差をより少なくする必要がある。
【0004】このために、投影光学系はレンズ枚数が多
くなって複雑化かつ大型化し、また製造誤差を少なくす
るために製造に長時間を要し、高コスト化するという問
題が発生する。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
コマ収差が存在する投影光学系を使用した場合でも、十
分な高解像力が得られる半導体露光方法を提出すること
にある。
【0006】本発明の他の目的は、コマ収差が存在する
投影光学系を使用した場合でも、十分な高解像力が得ら
れる半導体露光装置を提出することにある。
【0007】本発明の更に他の目的は、半導体露光方法
又は装置に好適に用いられる半導体露光用レチクルを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る半導体露光方法は、中心波長λによりレ
チクルパターンを投影光学系を介してウエハ上に転写す
る光リソグラフィによる半導体露光方法において、使用
するレチクルのクロムパターンの高さをN・λ(Nは正
の整数)の近傍とすることを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る半導体露光方法は、複
数の異なる露光波長λ1 、λ2 、・・・によりレチクル
パターンを投影光学系を介してウエハ上に転写する光リ
ソグラフィによる半導体露光方法において、使用するレ
チクルのクロムパターンの高さを前記異なる波長λ1
λ2 、・・・の整数倍(N1・λ1 、N2・λ2 、・・・)
(N1、N2、・・・は正の整数)の近傍とする。
【0010】本発明に係る半導体露光装置は、中心波長
λによりレチクルパターンを投影光学系を介してウエハ
上に転写する光リソグラフィによる半導体露光装置にお
いて、使用するレチクルのクロムパターンの高さはN・
λ(Nは正の整数)の近傍としたことを特徴とする。
【0011】本発明に係る半導体露光装置は、複数の異
なる露光波長λ1 、λ2 、・・・によりレチクルパター
ンを投影光学系を介してウエハ上に転写する光リソグラ
フィによる半導体露光装置において、使用するレチクル
のクロムパターンの高さは前記異なる波長λ1 、λ2
・・・の整数倍(N1・λ1 、N2・λ2 、・・・)(N1、
N2、・・・は正の整数)の近傍としたことを特徴とす
る。
【0012】本発明に係る半導体露光用レチクルは、中
心波長λの光でのパターン転写に使用されるレクチルで
あって、クロムパターンの高さをN・λ(Nは正の整
数)の近傍としたことを特徴とする。
【0013】本発明に係る半導体露光用レチクルは、複
数の異なる露光波長λ1 、λ2 、・・・でのパターン転
写に使用されるレチクルであって、クロムパターンの高
さを前記異なる波長λ1 、λ2 、・・・の整数倍(N1・
λ1 、N2・λ2 、・・・)(N1、N2、・・・は正の整
数)の近傍としたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は露光装置の側面図を示し、ステ
ージ基台1上にウエハWが載置され、その上方に投影光
学系2が配置され、投影光学系2の上方にレチクル3が
設けられている。図2は第1の実施例のレチクルの側面
図を示し、レチクル3は石英ガラス基盤4の所定位置に
所定高さHのクロム層5が形成されてある。
【0015】ここで、所定高さHは露光のための中心波
長λに対して、次の条件を満たす近傍の値である。
【0016】H=N・λ(Nは正の整数)
【0017】クロム層5の高さHは中心露光波長により
異なり、中心露光波長がi線ステッパ(365nm)、
KrFステッパ(248nm)、ArFステッパ(19
3nm)のときのN=1と2におけるクロム層5の高さ
Hを次の表1に示す。
【0018】
【0019】図2において、SL1 はクロム層5の左側下
部での散乱光、SL2 はクロム層5の左側上部での左方向
への散乱光、SL3 はクロム層5の左側上部での右方向へ
の散乱光、SL4 はクロム層5の右側上部での左方向への
散乱光、SL5 はクロム層5の右側上部での右方向への散
乱光、SL6 はクロム層5の右側下部での散乱光を示して
いる。
【0020】レチクル3上のパターンは投影光学系2に
よりウエハWの表面に露光される。投影光学系2により
クロム層5のエッジで散乱した散乱光SL1 、SL2 、SL3
、SL4 、SL5 、SL6 はウエハWの上に結像するので、
そのときの光強度を求めてみる。ここで、散乱光SL1 を
基準にして、クロム層5の上部での散乱光SL2 、SL3 、
SL4 、SL5 は、クロム層5の高さH分だけ位相が遅れ、
更に投影光学系2に残存するコマ収差を考慮して、右方
向に向いた散乱光SL3 、SL5 、SL6 はコマ収差分だけ位
相が遅れるものとすると、散乱光SL1 、SL2 、SL3 、SL
4 、SL5 、SL6 の位相は次のように表現できる。
【0021】 SL1 の位相P1:EXP(jωt) SL2 の位相P2:EXP(j( ωt+H)) SL3 の位相P3:EXP(j(ωt+H+C)) SL4 の位相P4:EXP(j(ωt+H)) SL5 の位相P5:EXP(j(ωt+H+C)) SL6 の位相P6:EXP(j(ωt+C))
【0022】次に、投影光学系2のコマ収差の影響によ
る結像性能を位相P1〜P6を使用して表現すると、先ず投
影光学系2のコマ収差の影響を考える場合には、ウエハ
W上でのクロム層5での左側で散乱する散乱光SL1 、SL
2 、SL3 の強度ILと、右側で散乱する散乱光SL4 、SL5
、SL6 の強度IRとの差Idefに着目する。
【0023】強度IL、IRは各位相PL、PRの二乗を時間積
分した次式で表すことができる。
【0024】
【式1】
【0025】ただし、 PL=P1+P2+P3 PR=P4+P5+P6
【0026】従って、強度差Idefは強度IL、IRの差分な
のでIdef=IL−IRとなる。また、位相PL、PRの実部は次
のようになる。
【0027】Re(PL)=cos(ωt)+cos(ωt+H)+
cos(ωt+H+C) Re(PR)=cos(ωt+H)+cos(ωt+H+C)+cos
(ωt+C)
【0028】これらの式を使用して、強度差Idefの実部
のみの数値積分を行い、強度差Idefとクロム層5の高さ
Hとの関係を求めると、図3に示すようなグラフ図にな
る。このグラフ図は縦軸を強度差Idef、横軸をクロム層
5の高さHとし、投影光学系2のコマ収差の量をλ/1
0として計算したグラフC1と、λ/20として計算した
グラフC2である。これらのグラフC1、C2では、横軸のク
ロム層5の高さHを中心露光波長λで正規化して表現し
てあるので、中心露光波長λを限定する必要はない。
【0029】従って、これら2つの曲線から、強度差Id
efは振幅がコマ収差に比例し周期がλのサイン関数的に
変化することが分かる。また、強度差Idefが0となるク
ロム層5の高さHはコマ収差によらず、次の関係を満足
するλ/2、λ、3λ/2、・・であることが分かる。
【0030】H=m・λ/2(mは正の整数)
【0031】ここまで述べてきた条件つまり波長の半分
の整数倍は、照明σが大きい場合についてであり、照明
σが小さくなった場合には更に限定が必要となる。
【0032】図4は照明σが大きい場合の光学像の光電
変換したグラフ図を示し、図5は照明σが小さい場合の
光学像の光電変換したグラフ図を示している。図4の左
右の出力差は、前述のように実質的なクロム層5の高さ
Hが、波長の半分の整数倍のときに対称性があるのは前
述の通りである。また、図5の場合のa−bについても
同様である。
【0033】一方、照明σが小さくなると図5にはc、
dで示すサブピークが発生し、その差分(c−d)は前
述のa−bの挙動とは異なることが、実験やシミュレー
ションで判明している。図6はこの実質的なクロム層に
対する像の対称性a−b、c−dの関係を示している。
図6において、a−bは周期がλとなる正弦波であり、
c−dは周期λではあるが、sin(λ/2)の二乗の関数
であることが分かる。参考までに、内側のサブピークの
対称性e−fは、c−dと正負が反対で周期λではある
が、sin(λ/2)の二乗の関数である。
【0034】このように、a−bの像の対称性は波長の
半分の整数倍で良好となるが、c−dの像の対称性は波
長の整数倍でしか良好とならない。そこで、a−bもc
−dも良好な対称性とするには、波長の整数倍とする必
要があることが分かる。
【0035】次に、本発明を使用して現行での問題点を
解消する具体的な場合について述べて、本発明の効果を
証明する。例えば、現行で照明σを小さくして使用する
条件には、ハーフトーンレチクルを使用してコンタクト
ホールを形成するために露光することがある。このと
き、ハーフトーンの材質の屈折率をN、厚さをTとする
と、ハーフトーンレチクルの働きをすべき位相を180
度ずらす条件は、 (N−1)T=nλ/2 (nは奇数の整数) である。現在、ハーフトーンレチクルに使用されている
多くの材質の屈折率は、ほぼ2に近いものが殆どであ
り、上記式の整数nは1である。この条件を入れると、
上記式から、(2−1)T=1・λ/2より、 T=λ/2 となる。これは波長の半分の整数倍なので、a−bの像
の対称性は良好な条件となる。一方、c−dの像の対称
性にとっては最悪な条件となる。換言すれば、現行のハ
ーフトーンレチクルの条件は、照明σを小さくしたとき
の最悪な像の対称性を発生する条件であるとも云える。
【0036】そこで、本発明を考慮すると、次のハーフ
トーンレチクルの条件、 (N−1)T=nλ/2 (nは奇数の整数) T=mλ (mは整数) からa−bとc−dの像の対称性の両方にとって、良好
な条件となるようにすればよい。
【0037】これを満足する条件の1つには、n=5、
m=2より、 N=2.25 であることが、上記の2つの式から求めることができ
る。
【0038】実際の光リソグラフィでは、強度差Idefの
許容値は0とならずに有限の値となるので、クロム層5
の高さHも上述の式を満足する近傍の高さでよいことに
なる。なお、ここではIL、IRの実部で計算を行ったが、
虚部の場合は上述の2つの式の cosを sinとすればよい
ので、数値積分した結果は全く同様となる。
【0039】また、クロム層5の上部と下部での散乱光
の強度が等しいとして計算したが、強度が異なる場合に
は、上部の散乱光の強度が下部の散乱光の強度の半分と
して計算すると、左右での位相PL2 、PR2 は、P1〜P6を
使用して次の式のようになる。
【0040】PL2 =P1 +P2/2 +P3/2 PR2 =P4/2 +P5/2 +P6
【0041】従って、このときの強度差Idefの数値積分
の結果は、図7に示すように振幅が図3の半分の同じ特
性を有するグラフC3、C4となる。
【0042】また、複数の異なる露光波長λ1 、λ2
・・・を同一露光装置又はそれぞれ異なる露光装置に使
用し、これら異なる波長λ1 、λ2 、・・・によりレチ
クルパターンを投影光学系2を介してウェハW上に転写
する際に、使用するレチクル3のクロム層5の高さH
を、それぞれ異なる波長λ1 、λ2 、・・・の値の整数
倍の近傍とすることにより、更に高解像力を達成する露
光方式が可能となる。
【0043】図8は第2の実施例の2層クロムレチクル
の側面図を示し、石英ガラス基盤4にクロム層5と酸化
クロム層10が積層されており、クロム層5の厚みが本
実施例のクロム層5の高さHとなる。この高さHの中心
露光波長に対する量は表1と同じである。
【0044】図9は第3の実施例の3層クロムレチクル
の側面図を示し、石英ガラス基盤4は酸化クロム層1
1、クロム層5、酸化クロム層10が積層されており、
屈折率差が大きい2つの境界面において反射光及び散乱
光が発生するので、クロム層5の厚みが本実施例のクロ
ム層5の高さHとなる。この高さHの中心露光波長に対
する量は表1と同じである。
【0045】図10は第4の実施例のハーフトーンレチ
クルの側面図を示し、例えば光量を8%透過し、位相を
180°ずらす部材から成る遮光帯12が使用され、そ
の高さが高さHとなる。この高さHの中心露光波長に対
する量は先の表1と同じである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る半導体
露光方法及び装置は、中心波長λによるレチクルパター
ンを使用してクロムパターンの高さをN・λの近傍とす
ることにより、投影光学系のコマ収差の残存量に影響さ
れずに、コマ収差が無い場合と同様の良好な解像性能を
得ることが可能となり、投影光学系のコマ収差の要求性
能を軽減することができるので、軽量、小型、簡素化及
びコストダウンが可能である。
【0047】また、本発明に係る半導体露光方法及び装
置は、複数の異なる露光波長λ1 、λ2 、・・・に対応
するレチクルパターンを使用し、各レチクルパターンの
クロムパターンの高さをレチクルパターンに対応する露
光波長λ1 、λ2 、・・・の整数倍(N1・λ、N2・λ、
・・・)の近傍とすることにより、投影光学系のコマ収
差の残存量に影響されずに、コマ収差が無い場合と同様
の良好な解像性能を得ることが可能となり、投影光学系
のコマ収差の要求性能を軽減することができるので、軽
量、小型、簡素化及びコストダウンが可能である。
【0048】本発明に係る半導体露光用レチクルは、ク
ロムパターンの高さをN・λ(Nは正の整数)の近傍と
し、半導体露光方法や装置に好適に用いることができ
る。
【0049】本発明に係る半導体露光用レチクルは、ク
ロムパターンの高さを異なる波長λ1 、λ2 、・・・の
整数倍(N1・λ1 、N2・λ2 、・・・)(N1、N2、・・
・は正の整数)の近傍とし、半導体露光方法や装置に好
適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体露光装置の側面図である。
【図2】第1の実施例のレチクルの側面図である。
【図3】強度差とクロム層高さの関係のグラフ図であ
る。
【図4】照明σが大きい場合の像のグラフ図である。
【図5】照明σが小さい場合の像のグラフ図である。
【図6】図5の像の対称性とクロム層の高さTとの関係
のグラフ図である。
【図7】強度差とクロム層高さの関係のグラフ図であ
る。
【図8】第2の実施例の2層クロムレチクルの側面図で
ある。
【図9】第3の実施例の3層クロムレチクルの側面図で
ある。
【図10】第4の実施例のハーフトーンレチクルの側面
図である。
【符号の説明】
2 撮影光学系 3 レチクル 4 石英ガラス基盤 5 クロム層 10、11 酸化クロム層 12 遮光帯

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心波長λによりレチクルパターンを投
    影光学系を介してウエハ上に転写する光リソグラフィに
    よる半導体露光方法において、使用するレチクルのクロ
    ムパターンの高さをN・λ(Nは正の整数)の近傍とす
    ることを特徴とする半導体露光方法。
  2. 【請求項2】 複数の異なる露光波長λ1 、λ2 、・・
    ・によりレチクルパターンを投影光学系を介してウエハ
    上に転写する光リソグラフィによる半導体露光方法にお
    いて、使用するレチクルのクロムパターンの高さを前記
    異なる波長λ1 、λ2 、・・・の整数倍(N1・λ1 、N2
    ・λ2 、・・・)(N1、N2、・・・は正の整数)の近傍
    とすることを特徴とする半導体露光方法。
  3. 【請求項3】 前記異なる波長λ1 、λ2 、・・・を同
    一の露光装置で使用する請求項2に記載の半導体露光方
    法。
  4. 【請求項4】 前記異なる波長λ1 、λ2 、・・・を異
    なる露光装置で使用する請求項2に記載の半導体露光方
    法。
  5. 【請求項5】 前記クロムパターンは光透過特性を有す
    るものとした請求項1又は2に記載の半導体露光方法。
  6. 【請求項6】 前記クロムパターンは酸化クロム層と共
    に積層した請求項1又は2に記載の半導体露光方法。
  7. 【請求項7】 中心波長λによりレチクルパターンを投
    影光学系を介してウエハ上に転写する光リソグラフィに
    よる半導体露光装置において、使用するレチクルのクロ
    ムパターンの高さはN・λ(Nは正の整数)の近傍とし
    たことを特徴とする半導体露光装置。
  8. 【請求項8】 複数の異なる露光波長λ1 、λ2 、・・
    ・によりレチクルパターンを投影光学系を介してウエハ
    上に転写する光リソグラフィによる半導体露光装置にお
    いて、使用するレチクルのクロムパターンの高さは前記
    異なる波長λ1 、λ2 、・・・の整数倍(N1・λ1 、N2
    ・λ2 、・・・)(N1、N2、・・・は正の整数)の近傍
    としたことを特徴とする半導体露光装置。
  9. 【請求項9】 中心波長λの光でのパターン転写に使用
    されるレクチルであって、クロムパターンの高さをN・
    λ(Nは正の整数)の近傍としたことを特徴とする半導
    体露光用レチクル。
  10. 【請求項10】 複数の異なる露光波長λ1 、λ2 、・
    ・・でのパターン転写に使用されるレチクルであって、
    クロムパターンの高さを前記異なる波長λ1、λ2 、・
    ・・の整数倍(N1・λ1 、N2・λ2 、・・・)(N1、N
    2、・・・は正の整数)の近傍としたことを特徴とする
    半導体露光用レチクル。
  11. 【請求項11】 前記クロムパターンは光透過特性を有
    するものとした請求項9又は10に記載の半導体露光用
    レチクル。
  12. 【請求項12】 前記クロムパターンは酸化クロム層と
    共に積層した請求項9又は10に記載の半導体露光用レ
    チクル。
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Cited By (3)

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