JPH11184041A - 画像記録用樹脂被覆支持体の製造方法 - Google Patents

画像記録用樹脂被覆支持体の製造方法

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JPH11184041A
JPH11184041A JP9366508A JP36650897A JPH11184041A JP H11184041 A JPH11184041 A JP H11184041A JP 9366508 A JP9366508 A JP 9366508A JP 36650897 A JP36650897 A JP 36650897A JP H11184041 A JPH11184041 A JP H11184041A
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titanium dioxide
polyolefin resin
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melt
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JP9366508A
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Kazuo Ozaki
和夫 尾崎
Tadahiro Kikazawa
忠宏 気賀沢
Tetsuya Yoshida
哲也 吉田
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い生産性で高濃度二酸化チタン含有ポリオ
レフィン樹脂層を有する画像記録用樹脂被覆支持体を製
造する方法を提供する。 【解決手段】 二酸化チタンとポリオレフィン樹脂を溶
融混練した後30分以内に、該混練物を直接スリットダ
イに供給するか、又は該混練物とポリオレフィン樹脂と
を溶融混合し、次いで該混合物をスリットダイに供給し
た後、スリットダイから該混合物をフィルム状に押し出
して、支持体の表面にラミネートすることからなる画像
記録用樹脂被覆支持体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に二酸化チタ
ン含有ポリオレフィン層が設けられた画像記録用樹脂被
覆支持体の製造方法に関するものである。本発明は、特
に写真印画紙用支持体、あるいは昇華型プリンタ、熱転
写プリンタ等の各種プリンタを用いての画像記録用の記
録用紙として有用な二酸化チタン含有ポリオレフィン層
が設けられた画像記録用樹脂被覆支持体の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】写真用印画紙の支持体としては、原紙の
乳剤層を形成する側に、二酸化チタンを含有するポリオ
レフィン樹脂層(通常ポリエチレン樹脂層)を形成し、
その反対側(裏面)に二酸化チタンを含まないポリオレ
フィン樹脂層が設けられた積層体が従来から知られてい
る。最近では、得られる画像の品質を向上させる観点か
らこのような写真印画紙用支持体が、昇華型プリンタ、
熱転写プリンタ等の各種プリンタによる画像記録用紙と
しても使用されるようになっている。
【0003】通常、上記二酸化チタン含有ポリオレフィ
ン樹脂層を紙表面に形成するには、下記の方法が利用さ
れる。まず、二酸化チタンとポリオレフィン樹脂とを、
二酸化チタンを高濃度で含む条件にて、バンバリーミキ
サー等の混練機を用いて混練し、冷却、裁断、乾燥を経
て、二酸化チタンを高濃度に含有するポリオレフィン樹
脂のペレット(マスターペレット)を得る。そして、こ
の二酸化チタンを高濃度に含有するマスターペレットと
ポリオレフィン樹脂とを、所望の二酸化チタン濃度にな
るように、押出機内に投入し、それらを溶融混合した
後、溶融混合物をスリットダイに供給し、次いでスリッ
トダイから溶融混合物をフィルム状に押し出し、支持体
表面にラミネートすることにより、二酸化チタン含有ポ
リオレフィン樹脂層を紙表面に形成している。一般に、
この製造方法をマスターバッチ法と呼ばれている。この
マスターバッチ法は、二酸化チタンの濃度を制御し易
く、また種々の二酸化チタン濃度の製品を容易に製造す
ることができることから、写真用印画紙の支持体の製造
に採用されている方法である。
【0004】写真用印画紙の支持体の表面には更に、乳
剤層等を形成して写真用印画紙が得られるが、その印画
紙上に形成される写真画像の鮮鋭度の向上が、従来から
求められている。このような鮮鋭度の向上は、例えば、
特開昭62−125345号公報に記載されているよう
に、写真用印画紙の支持体上のポリオレフィン樹脂層中
の二酸化チタン含有量を大きくする(好ましくは9〜2
0重量%)ことにより可能である。上記公報では、二酸
化チタン含有量を大きくすると、ミクログリットやダイ
リップ汚れ等の品質の低下、製造効率の低下がもたらさ
れると記載されている。ミクログリットとは紙表面に二
酸化チタン含有ポリオレフィン層を形成した時に、その
層表面に現れる微小な異物を意味し、またダイリップ汚
れは、スリットダイから樹脂溶融物を押出しを行なうこ
とによってダイリップの尖端に発生する針状の付着物、
汚れを意味する。
【0005】上記公報では、ミクログリットやダイリッ
プ汚れの発生の少ない比較的低濃度で二酸化チタンを用
いて、その際、樹脂としては通常ペレット状としたもの
を使用しないで粉状のものを使用することにより、向上
した鮮鋭度を示す写真印画紙を得ることができる旨記載
されている。しかしながら、ペレットの樹脂を粉状にす
る作業は、製造効率の甚だしい低下となると共に、二酸
化チタン濃度を大きくした場合にはダイリップ汚れ等の
発生を引き起こす。
【0006】特開平9−50093号公報には、二酸化
チタンを高濃度に充填するために、シランカップリング
剤で処理された二酸化チタンを使用することが提案され
ている。上記公報によれば、20重量%以上の二酸化チ
タンを含有するポリオレフィン樹脂を、290〜350
℃の温度でダイリップより押出した際、樹脂層に割れの
発生あるいはダイリップ先端の付着物に由来するダイリ
ップ筋が、発生し易くなる。そして、この樹脂層の割れ
やダイリップ筋の発生は、二酸化チタン粒子に結合ある
いは付着している水分の影響であるとし、シランカップ
リング剤で処理した二酸化チタンを使用することによ
り、これを解決されたとしている。しかしながら、シラ
ンカップリング剤で処理した二酸化チタンの使用は、二
酸化チタンに煩雑な処理を施す必要があることから、製
造効率上不利となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、二酸
化チタンを高濃度に含有するポリオレフィン樹脂層を有
する画像記録用樹脂被覆支持体の製造方法を提供するこ
とにある。本発明の目的は特に、表面が疎水化処理され
ていない二酸化チタンを用いて、高い生産性で二酸化チ
タンを高濃度に含有するポリオレフィン樹脂層を有する
画像記録用樹脂被覆支持体を製造する方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述のように、特開平9
−50093号公報に記載のシランカップリング剤で処
理された二酸化チタンの使用は、二酸化チタンに煩雑な
処理を施す必要があるところから、製造上不利となる。
本発明者は、シランカップリング剤処理等の疎水化処理
されていない二酸化チタンを用いても、二酸化チタンを
高濃度に含有するポリオレフィン樹脂層を、割れやダイ
リップ筋を発生させることなく支持体上に形成すること
のできる方法を検討した。
【0009】その検討の過程で、本発明者は、マスター
バッチ法で製造された高濃度二酸化チタン含有ポリオレ
フィン樹脂のペレットの含水量について検討した。そし
て、その検討の結果、ペレットの含水量が時間と共に増
加することに気が付いた。そして、製造直後のペレット
を用いて、高濃度二酸化チタン含有ポリオレフィン樹脂
層を形成した場合には、樹脂層の割れやダイリップ筋の
発生などのトラブルが起こらないことにも気付いた。そ
して、更に検討を重ねたところ、上記ペレット製造後、
30分以内で上記樹脂層を形成すれば、上記トラブルの
発生のないことが明らかにし、本発明に到達した。
【0010】本発明は、二酸化チタンとポリオレフィン
樹脂とを溶融混練した後30分以内に、該混練物を直接
スリットダイに供給するか、あるいは該混練物とポリオ
レフィン樹脂とを混合溶融し、次いで該混合物をスリッ
トダイに供給した後、スリットダイから該混合物をフィ
ルム状に押し出して、支持体の表面にラミネートするこ
とからなる画像記録用樹脂被覆支持体の製造方法にあ
る。
【0011】本発明はまた、表面が疎水化処理されてい
ない二酸化チタンとポリオレフィン樹脂とを溶融混練し
た後30分以内に、該混練物とポリオレフィン樹脂とを
混合溶融し、次いで該混合物をスリットダイに供給した
後、スリットダイから該混合物をフィルム状に押し出し
て、支持体の表面にラミネートすることからなる画像記
録用樹脂被覆支持体の製造方法にもある。
【0012】本発明の画像記録用樹脂被覆支持体の製造
方法の好ましい態様は下記の通りである。 1)支持体が紙である。 2)ポリオレフィン樹脂が共にポリエチレン樹脂であ
る。 3)溶融物が押し出されなかった側の支持体の表面に、
ポリオレフィン樹脂層を有する。 4)溶融混練物とポリオレフィン樹脂との溶融混合を、
混練後の混練物をペレット化した後25分以内(ペレッ
トの製造後25分以内)に、ペレットとポリオレフィン
樹脂とを溶融混合することにより行なう。 5)溶融混練される二酸化チタンとポリオレフィン樹脂
とが、その合計量を基準にそれぞれ20〜70重量%
(特に30〜70重量%)及び80〜30重量%(特に
70〜30重量%)の範囲にある。 6)該混練物(又はペレット)とポリオレフィン樹脂と
の比は、二酸化チタンが10〜50重量%の範囲を満足
する範囲である。 7)ポリオレフィン樹脂層の層厚が、15〜40μmの
範囲にある。 8)用いるポリオレフィン樹脂が共にペレット状であ
る。 9)スリットダイへの供給を、溶融混練後25分以内
(特に15分以内)に行なう。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明について以下に詳細に説明
する。本発明により製造される画像記録用樹脂被覆支持
体は、紙等の支持体の少なくとも一方の表面上に二酸化
チタン含有ポリオレフィン樹脂層が形成された基本構成
を有する。添付した図1に本発明の画像記録用樹脂被覆
支持体の代表的構成例の断面の模式図を示す。図1で
は、支持体11の上に、二酸化チタン含有ポリオレフィ
ン樹脂層12が設けられている。二酸化チタン含有ポリ
オレフィン樹脂層は、単一の層でも、二層以上の多層構
造からなるものでも良い。
【0014】図2には、上記画像記録用樹脂被覆支持体
の別の代表的構成例の断面の模式図を示す。支持体21
の一方の側の表面に、二酸化チタン含有ポリオレフィン
樹脂層22が設けられ、支持体21の他方の側の表面に
二酸化チタンを含まないポリオレフィン樹脂層23が形
成されている。この構成は写真印画紙用支持体に好適な
構成である。写真印画紙用支持体の場合には、ポリオレ
フィン樹脂層23の上に、感光性乳剤層等が積層され
る。
【0015】本発明の画像記録用樹脂被覆支持体の製造
方法で用いられる支持体は、シート状のものであればど
のようなもでも使用できる。一般に、紙あるいは熱可塑
性樹脂フィルムが使用される。紙の例としては、天然パ
ルプを主成分とする天然パルプ紙、天然パルプと合成繊
維とからなる混抄紙、そして合成繊維を主成分とする合
成繊維、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリプロピレンなどの合成樹脂フィルムを擬紙化した、
所謂合成紙を挙げることができる。天然パルプ紙(以
下、単に原紙という)が特に好ましい。熱可塑性樹脂フ
ィルムとしては、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレンなどのフィルムを挙げることが
できる。
【0016】原紙には各種の薬品を添加することができ
るが、添加することのできる薬品の例としては、原紙の
物性の強化のためのアルキルケテンダイマー;クレー、
タルク、炭酸カルシウム、尿素樹脂微粒子等の充填剤;
ロジン、高級脂肪酸塩、パラフィンワックス、アルケニ
ルコハク酸等のサイズ剤;ポリアクリルアミド等の紙力
増強剤;硫酸バンド等の定着剤等を挙げることができ
る。その他、必要に応じて、染料、蛍光染料、スライム
コントロール剤、消泡剤等が使用される。
【0017】原紙には、必要に応じて柔軟化剤を添加す
ることができる。柔軟化剤に関しては、例えば新・紙加
工便覧(紙薬タイム社編)554〜555頁(1980
年発行)に記載があるが、特に分子量200以下の化合
物が好ましい。このような柔軟化剤としては、炭素原子
数10以上の疎水性基を有するセルロースと自己定着す
るアミン塩又は第4級アンモニウム塩が一般的である。
【0018】柔軟化剤の具体例としては、無水マレイン
酸共重合体とアルキレンポリアミンとの反応生成物、ウ
レタンアルコールとアルキル化剤との反応生成物、高級
脂肪酸の4級アンモニウム塩等を挙げることができる。
特に無水アレイン酸共重合体とポリアルキレンポリアミ
ンとの反応生成物、ウレタンアルコールとアルキル化剤
との反応生成物が好ましい。
【0019】原紙の製造に用いるパルプの表面に、ゼラ
チン、スターチ、カルボキシメチルセルロース、ポリア
クリルアミド、ポリビニルアルコール、あるいはポリビ
ニルアルコールの変性物等の皮膜形成性ポリマーを用い
て、表面サイズ処理をすることもできる。このポリビニ
ルアルコールの変性物の例としては、カルボキシル基変
性物、シラノール変性物及びアクリルアミドとの共重合
体等を挙げることができる。また皮膜形成ポリマーの塗
布量は、0.1〜5.0g/m2 が好ましく、特に0.
5〜2.0g/m2 が好ましい。皮膜形成性ポリマーに
は、必要に応じて帯電防止剤、蛍光増白剤、顔料、消泡
剤等を添加することができる。
【0020】原紙は、パルプ、及び必要に応じて添加し
た充填剤、サイズ剤、紙力補強剤、定着剤等の添加剤か
らなるパルプスラリーを、長網抄紙機等の抄紙機により
抄紙し、乾燥し、巻き取ることにより製造される。この
乾燥の前後のいずれかの時期に、前記表面サイズ処理が
行われ、又、乾燥後から巻き取りの間にカレンダー処理
が行われるのが一般的である。
【0021】カレンダー処理は、表面サイズ処理を乾燥
後に行う場合には、表面サイズ処理の前後のいずれにお
いても実施することができるが、各種処理を実行した最
終の仕上げ工程でカレンダー処理を実施することが好ま
しい。カレンダー処理に使用する金属ロールや弾性ロー
ルは、通常の紙の製造に用いられる公知のものが使用さ
れる。
【0022】本発明の画像記録用樹脂被覆支持体の製造
方法で用いられる支持体用の原紙は、上述したカレンダ
ー処理によって、最終的に、50〜250μmの厚さに
調製される。原紙の密度は、0.8〜1.3g/m2
範囲にあるのが好ましく、特に1.0〜1.2g/m2
の範囲にあるのが好ましい。
【0023】本発明の画像記録用樹脂被覆支持体の製造
方法で用いられるポリオレフィン樹脂としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレンを挙げることができる。ポリエ
チレンは、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポ
リエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(L
−LDPE)等の何れでも良い。ただし、得られる画像
記録用樹脂被覆支持体の剛性を重視する場合には、ポリ
プロピレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低
密度ポリエチレン(L−LDPE)を用いることが好ま
しい。これらの樹脂は、単独で用いても、二種類以上を
混合して使用しても良い。
【0024】なお、得られる画像記録用樹脂被覆支持体
を写真印画紙に使用する場合は、乳剤を塗布する側の耐
水性樹脂被覆膜の層のうちの少なくとも1層には、画質
を向上させるために、二酸化チタン等の無機顔料、ブル
ーイング剤、蛍光増白剤等を含有させることが好まし
い。支持体に接する最下層の耐水樹脂被覆層(ポリオレ
フィン層)は、支持体(特に紙)との接着性を良好とす
る観点から、粘着性付与剤や接着性樹脂等を含有しても
良い。また、その他、用途に応じて、適宜、酸化防止
剤、剥離剤、中空ポリマー粒子等を含有しても良い。
【0025】本発明が特に有効に利用される表面を疎水
化処理していない二酸化チタンを用いる場合、その二酸
化チタンHがアナターゼ型であってもルチル型であって
も良い。白色度を優先する場合にはアナターゼ型が好ま
しく、鮮鋭度を優先する場合にはルチル型が好ましい。
また、白色度及び鮮鋭度の双方を考慮して、アナターゼ
型とルチル型とをブレンドして用いても良いし、二酸化
チタン含有層を二層として、一方の層にアナターゼ型二
酸化チタンを含有させ、他方の層にルチル型二酸化チタ
ンを含有させても良い。
【0026】二酸化チタンの平均粒子径は、0.1〜
0.4μmの範囲にあることが好ましい。その平均粒子
径が0.1μm未満となると、樹脂層中に均一に混合分
散することが困難となり、逆に、0.4μmを超える
と、充分な白色度が得られないだけでなく、被覆表面に
突起が生じ、画質に悪影響を及ぼす。
【0027】本発明で有利に使用される二酸化チタン
は、表面はシランカップリング剤等による疎水化処理が
されていないが、二酸化チタンの活性を抑制するため無
機表面処理が施されていることが好ましい。無機表面処
理剤としては、Al23 及びSiO2 が、単独もしく
は混合して一般的に使用される。その処理量は、二酸化
チタンに対して0.01〜1.8重量%(特に0.02
〜1.0重量%;無水物の量で)の範囲が好ましい。ま
た、無機表面処理剤と共にトリメタノールエタン等の溶
剤が一般に用いられる。二酸化チタンの表面が上記無機
表面処理されていないと、二酸化チタンの耐熱性が低
く、320℃前後の押出ラミネートに使用した場合に、
二酸化チタンが黄変する場合がある。また、二酸化チタ
ンの活性が抑制されないため、二酸化チタン粒子が凝集
し、押し出しラミネート出口近傍に異物の押し出しを防
ぐために一般に設けられている20〜400メッシュ相
当の金属製の濾網に引っかかり、押し出し機内の圧力上
昇させる場合もある。
【0028】一方、二酸化チタンに対し、無機表面処理
剤の処理量が、1.8重量%以上となると無機表面処理
剤の表面に水分が付着し易くなり、押し出しラミネート
に使用するとダイリップ汚れの成長が著しく早く、ま
た、膜割れが生じやすくなることから、押し出しラミネ
ートする樹脂組成物中の二酸化チタンの含有率を20重
量%以上に高めることが困難になる場合がある。
【0029】二酸化チタンは、高級脂肪酸の金属塩、高
級脂肪酸エチル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸、ポリ
オレフィンワックス等を分散助剤として用い、二本ロー
ル、三本ロール、ニーダー、バンバリーミキサー、連続
混練等の混練機で溶融混練することによりポリオレフィ
ン樹脂中に分散される。分散助剤としては、ステアリン
酸金属塩が好ましく、より好ましくはステアリン酸亜鉛
である。
【0030】溶融混練物中の二酸化チタン濃度は、30
〜75重量%の範囲にあることが好ましく、分散助剤は
一般に2〜10重量%の範囲にあることが好ましい。二
酸化チタン濃度が30重量%未満であるとペレットにし
た場合ペレットの嵩が大きくなり、逆に75重量%を超
えると、二酸化チタンの分散性が悪くなるとともにペレ
ットにひび割れが生じやすくなる。
【0031】本発明においては、支持体、そしてポリオ
レフィン樹脂及び二酸化チタンを用い、画像記録用樹脂
被覆支持体を、例えば、下記の方法により製造すること
ができる。本発明の製造方法の例を、図3を参照しなが
ら説明する。ここでは、二酸化チタンを高濃度で含有す
るポリオレフィン樹脂のペレットを製造し、ペレットを
製造後25分以内に、このペレットとポリオレフィン樹
脂を溶融混合して、ポリオレフィン樹脂層を押出し、形
成する方法を説明する。
【0032】ポリオレフィン樹脂が定量供給用フィーダ
32aに投入されると共に、二酸化チタン粒子も定量供
給用フィーダ32bに投入され、これらのフィーダか
ら、所定量のポリオレフィン樹脂及び二酸化チタン粒子
が、連続混練機31に順次供給される。連続混練機31
で溶融混合されて生成する二酸化チタン含有ポリオレフ
ィン樹脂は、スクリーンチェンジャー40で、異物等を
除去するための濾過処理が行なわれ、溶融二酸化チタン
含有ポリオレフィン樹脂はストランド状(紐状)に、水
槽33の水の中に投入され(ストランド状樹脂は36で
示されている)、浸漬し、次いで、ストランド状樹脂
は、水槽からカッター装置34内に送られ、ペレット状
に切断される。カッター装置34内で、ペレット状樹脂
は脱水され、マスターペレット35として取り出され
る。混練物をペレットにする方法として上記のストラン
ドカット方式の他に、水中で切断するアンダ−ウォ−タ
−カット方式、空中で切断するホットカット方式も適用
できる。
【0033】次に、二酸化チタンを高濃度で含有するポ
リオレフィン樹脂のマスターペレットと、ポリオレフィ
ン樹脂とを、所定の割合でホッパー41より、マスター
ペレット製造後25分以内(かつ溶融混練後30分以
内)に、押出機42に投入し、溶融混合され、次いで溶
融混合物は、スリットダイ43に送られ、スリットダイ
43のダイリップより、支持体44上に、シート状にし
て(溶融樹脂膜45を形成して)押し出される。別に、
冷却ロール46に当接するように設置された圧着ロール
47に送られてきた紙支持体(原紙)44と、冷却ロー
ル46上の溶融樹脂膜45とが圧着され、画像記録用樹
脂被覆支持体が形成される。このようにして冷却ロール
46上に形成された画像記録用樹脂被覆支持体は、剥離
ロール48により次工程に送られる。
【0034】連続混練機31としては、完全咬み合い型
二軸押出機等の二軸押出機、単軸押出機、遊星押出機、
及びバンバリミキサーなどのインターナルミキサーを連
続的に使用できる様にしたもの(二軸混練機)が一般に
用いられる。特に、バンバリミキサーの連続装置が好ま
しい。混練温度は、100〜200℃の範囲が一般的
で、混練時間は3〜30分間行なわれることが一般的で
ある。ダイリップにおける押出温度は、170〜345
℃の範囲が一般的で、250〜345℃の範囲が好まし
い。ラミネートは、上記ラミネート法の他、逐次ラミネ
ート法、さらにはフィートブロックタイプ、マルチマニ
ホールドタイプ、またはマルチスロットタイプなどの単
層あるいは多層押出ダイを用いたラミネート法を利用す
ることができる。
【0035】上記のように二酸化チタンを高濃度で含有
するポリオレフィン樹脂の混練物を作成後30分以内且
つマスターペレットを製造後25分以内(二酸化チタン
の含水量が低い内に)の条件で、このペレットとポリオ
レフィン樹脂を高温の溶融状態にして、ポリオレフィン
樹脂層が形成される。従って、二酸化チタンが水分の影
響を受けることがなく、樹脂層上に割れやダイリップ筋
が発生することがほとんどない。
【0036】本発明では、上記二酸化チタンを高濃度で
含有するポリオレフィン樹脂の混練物を、ペレットにす
ることなく使用する場合(例、シート状あるいは粉砕し
て使用、あるいは直接押し出し機に投入)であっても、
得られた混練物を、溶融混練後30分以内に、該混練物
をさらにポリオレフィン樹脂と上記のように溶融混合さ
れる。
【0037】また、二酸化チタン粒子とポリオレフィン
樹脂を、支持体上に形成される二酸化チタン含有ポリオ
レフィン樹脂層の組成で、直接押出機(二軸押出機が好
ましい)に供給し、連続的にスリットダイに送り、スリ
ットダイのダイリップより前記のように押し出すことに
より、本発明と同様の効果が得られる。即ち、高温の溶
融状態から直接ポリオレフィン層が形成されるので、二
酸化チタンが水分の影響を受けることがなく、従って割
れやダイリップ筋の発生がほとんど発生しないという効
果が発生する。しかしながら、このような方法は、ポリ
オレィン樹脂層の二酸化チタン含有量を均一にするのが
困難であって、製造の種々の制御が要求される。
【0038】
【実施例】以下、本発明を、図3を参照しながら実施例
により具体的に説明するが、本発明はこれによって限定
されるものではない。
【0039】[実施例1]低密度ポリエチレン(MI
(メルトインデックス):3.2g/10分)40重量
部を、定量用フィーダ32a(図3)に投入すると共
に、二酸化チタン(アナターゼ型、0.5重量%アルミ
ナおよび0.5重量%トリメタノールエタンによる表面
処理済、平均粒子径:0.16μm)60重量部及びス
テアリン酸亜鉛2.4重量部を定量用フィーダ32bに
投入した。次いで、これらを二軸押出し連続混練機31
に供給し、溶融混練した。
【0040】
【表1】使用された二軸押出機は下記の寸法を有し、下
記の条件で使用した。 寸法:スクリュ−径=59mm、L/D=30 回転数=250rpm、吐出量=200kg/時間 混練温度:150℃ 混練時間:5分
【0041】溶融混練された二酸化チタン含有ポリオレ
フィン樹脂を、スクリーンチェンジャー40で濾過し、
溶融樹脂をストランド状にして、水槽33の水の中に投
入し(ストランド状樹脂は36で示す)、浸漬し、次い
で、ストランド状樹脂を、水槽からカッター装置34内
に送り、ペレット状(直径:3.5mm、長さ:4m
m)に切断した。カッター装置34内で、ペレット状樹
脂を脱水し、マスターペレット35として得た。溶融混
練後、マスターペレット35を得るまで3分間要した。
【0042】次に、上記の溶融混練後3分間経過したマ
スターペレット(ペレット形成後直に)とポリオレフィ
ン樹脂とを、二酸化チタンの含有量が15重量%となる
ような割合でホッパー41より、単軸押出機42に投入
し、溶融混合し、次いで溶融混合物を、スリットダイ4
3に送り、スリットダイ43のダイリップより、冷却ロ
ール46(表面温度:20℃)上に、シート状に(溶融
樹脂膜45を形成して)押し出した。冷却ロール46に
当接するように設置された圧着ロール47に送られた紙
支持体44と、冷却ロール46上の溶融樹脂膜45とを
ラミネートし、画像記録用樹脂被覆支持体を製造した。
【0043】使用された単軸押出機は通常のタイプの下
記の寸法を有するもので、下記の条件で使用された。
【0044】
【表2】スクリュー:径(D)=59mm、L(長さ)
/D=30、回転数=250rpm 混合温度:150℃ ダイリップ(ダイ出口)樹脂温度(押出温度):325
℃ 押出量(吐出量):200kg/時間 押出シート幅:500mm
【0045】[実施例2]実施例1において、単軸押出
機42に投入する際の二酸化チタンの含有量を15重量
%から25重量%に変更した以外は同様にして画像記録
用樹脂被覆支持体を製造した。
【0046】[実施例3]実施例1において、単軸押出
機42に投入する際の二酸化チタンの含有量を15重量
%から30重量%に変更した以外は同様にして画像記録
用樹脂被覆支持体を製造した。
【0047】[実施例4]実施例1において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を10分に
変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体を
製造した。
【0048】[実施例5]実施例2において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を10分に
変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体を
製造した。
【0049】[実施例6]実施例3において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を10分に
変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体を
製造した。
【0050】[実施例7]実施例1において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を20分に
変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体を
製造した。
【0051】[実施例8]実施例2において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を20分に
変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体を
製造した。
【0052】[実施例6]実施例9において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を20分に
変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体を
製造した。
【0053】[比較例1]実施例1において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を45分に
変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体を
製造した。
【0054】[比較例2]実施例2において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を45分に
変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体を
製造した。
【0055】[比較例3]実施例3において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を45分に
変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体を
製造した。
【0056】[比較例4]実施例1において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を180分
に変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体
を製造した。
【0057】[比較例5]実施例2において、単軸押出
機42に投入する迄の溶融混練後の経過時間を180分
に変更した以外は同様にして画像記録用樹脂被覆支持体
を製造した。
【0058】[画像記録用樹脂被覆支持体の製造方法の
評価] (1)ダイ筋の発生 製造中のスリットダイより押し出される溶融樹脂膜に発
生するダイ筋を、目視で観察し、その状態を下記の基準
により評価した。
【0059】 AA:ダイ筋の発生が全く見られない。 BB:ダイ筋の発生がほとんど見られない。 CC:ダイ筋の発生が少し見られる。 DD:ダイ筋の発生が頻繁に見られる。
【0060】(2)割れの発生 製造中のスリットダイより押し出される溶融樹脂膜に発
生する割れを、目視で観察し、その状態を下記の基準に
より評価した。
【0061】 AA:割れの発生が全く見られない。 BB:割れの発生がほとんど見られない。 CC:割れの発生が少し見られる。 DD:割れの発生が頻繁に見られる。
【0062】各実施例そして比較例における製造条件お
よびその製造方法の評価を第1表に示す。
【0063】
【表3】 第1表 ─────────────────────────────────── 二酸化チタン 溶融混練後 ダイ筋 割れ 含有量(wt%) 経過時間(分) ─────────────────────────────────── 実施例1 15 3 AA AA 実施例2 25 3 AA AA 実施例3 30 3 AA AA 実施例4 15 10 AA AA 実施例5 25 10 BB AA 実施例6 30 10 BB BB 実施例7 15 20 BB BB 実施例8 25 20 BB BB 実施例9 30 20 CC BB ─────────────────────────────────── 比較例1 15 45 BB BB 比較例2 25 45 DD DD 比較例3 30 45 DD DD 比較例4 15 180 BB BB 比較例5 25 180 DD DD ───────────────────────────────────
【0064】
【発明の効果】本発明の製造方法を利用することによ
り、高濃度二酸化チタン含有ポリオレフィン樹脂層を有
する画像記録用樹脂被覆支持体を、ダイ筋や割れの発生
を起こさず簡易に製造することができる。また、本発明
の製造方法を利用すれば、従来行なわれいたマスターペ
レットの長時間の乾燥を行なう必要がないという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られる画像記録用樹脂被覆支持
体の代表的構成例の断面の模式
【図2】本発明により得られる画像記録用樹脂被覆支持
体の別の代表的構成例の断面の模式図である。
【図3】本発明の画像記録用樹脂被覆支持体の製造方法
の実施に有利に用いられる製造装置の一例を示す概略図
である。
【符号の説明】
11、21 支持体 12、22 二酸化チタン含有ポリオレフィン樹脂層 23 ポリオレフィン樹脂層 31 連続混練機 32a、32b 定量用フィーダ 33 水槽 34 カッター装置 35 マスターペレット 36 ストランド状樹脂 40 スクリーンチェンジャー 41 ホッパー 42 押出機 43 スリットダイ 44 紙支持体 45 溶融樹脂膜 46 冷却ロール 47 圧着ロール 48 剥離ロール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二酸化チタンとポリオレフィン樹脂とを
    溶融混練した後、30分以内に、該混練物を直接スリッ
    トダイに供給するか、又は該混練物とポリオレフィン樹
    脂とを混合溶融し、次いで該混合物をスリットダイに供
    給した後、スリットダイから該混合物をフィルム状に押
    し出して、支持体の表面にラミネートすることからなる
    画像記録用樹脂被覆支持体の製造方法。
  2. 【請求項2】 表面が疎水化処理されていない二酸化チ
    タンとポリオレフィン樹脂とを溶融混練した後30分以
    内に、該混練物とポリオレフィン樹脂とを混合溶融し、
    次いで該混合物をスリットダイに供給した後、スリット
    ダイから該混合物をフィルム状に押し出して、支持体の
    表面にラミネートすることからなる画像記録用樹脂被覆
    支持体の製造方法。
  3. 【請求項3】 支持体が紙である請求項1もしくは請求
    項2に記載の画像記録用樹脂被膜支持体の製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン樹脂が共にポリエチレン
    樹脂である請求項1乃至3のうちのいずれかの項に記載
    の画像記録用樹脂被覆支持体の製造方法。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン樹脂が共にペレット状で
    ある請求項1乃至4のいずれかの項に記載の画像記録用
    樹脂被覆支持体の製造方法。
  6. 【請求項6】 溶融混練に使用される二酸化チタンとポ
    リオレフィン樹脂の量が、その合計量を基準としてそれ
    ぞれ20〜70重量%と30〜80重量%である請求項
    1乃至5のうちのいずれかの項に記載の画像記録用樹脂
    被覆支持体の製造方法。
  7. 【請求項7】 該溶融混練物とポリオレフィン樹脂との
    溶融混合を、該溶融混練後、該混練物をペレット化し、
    該ペレット化した後25分以内に、該ペレットとポリオ
    レフィン樹脂とを溶融混合することにより行なう請求項
    1もしくは請求項2に記載の画像記録用樹脂被覆支持体
    の製造方法。
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